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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

それでも隼を撃墜したのよ

第二次世界大戦に向け、世界の政情が不安定になり始めていたころ、英連邦の一国であるオーストラリアでも航空機の自国生産を模索しておりました。

もちろん一から自国で生産するのは難しいので、最初はライセンス生産という形になるのですが、その手始めに陸軍と直協して使用できる軽急降下爆撃機兼高等練習機をアメリカのノースアメリカン社に依頼しました。

ノースアメリカン社は、のちにT-6「テキサン」として知られることになる練習機をベースにして、エンジンを強化し着陸脚を引き込み式にした機体を開発します。
もちろん急降下爆撃も行なえるように機体も強化し、武装も取り付けました。
プロペラも練習機型のT-6ではブレードが二枚でしたが、こちらは三枚に増やされました。
T-6テキサン
(こちらは元となったT-6テキサンです)

こうして完成した軽急降下爆撃機はオーストラリア空軍に採用され、コモンウェルス社でライセンス生産が行われることになりました。
1939年に生産が始まったこの機体は、「ワイラウェイ」と名付けられ、太平洋戦争が始まった時点ではオーストラリア空軍唯一の近代的軍用機でした。
ワイラウェイ

「ワイラウェイ」には爆弾だけではなく、前方固定で7.7ミリ機銃が二挺搭載されておりました。
(ほかに後席に7.7ミリ旋回機銃が一挺)
そのため、日本軍と戦うことになったオーストラリア軍では、不足している戦闘機の代わりとしてこの「ワイラウェイ」を使うこともしばしばあったといいます。

とはいえ、もともとは練習機であり、改修して急降下爆撃機になったとはいえ、戦闘機と戦える代物ではありません。
当然日本軍の戦闘機とは勝負になりませんでした。
それでも、オーストラリア空軍にはこの「ワイラウェイ」での日本陸軍一式戦闘機「隼」の撃墜記録が一機あるそうで、オーストラリア空軍の健闘が伺えます。

戦争が進むにつれ、オーストラリア空軍も本格的な戦闘機が就役するようになると、「ワイラウェイ」は急降下爆撃機としてもあまり使われず、もともとの出自である練習機として使われるようになりました。
予想外の戦闘機としての任務までさせられた汎用機「ワイラウェイ」も、やっと基本の仕事に戻ることができたというべきでしょうか。
こんな機体があったということは私も最近まで存じませんでした。

それではまた。
  1. 2012/08/16(木) 21:33:49|
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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