私が毎月購入している雑誌の一つが「世界の艦船」(海人社)で、今月もいつもどおり購入しておりました。

こちらが表紙。
今月の特集は「世界の空母 2012」ということで、各国の現用空母(+建造中の空母)が紹介されています。
もちろん空母といえばアメリカの原子力空母が真っ先に思い浮かべられるように、現在ではアメリカが空母戦力は圧倒的であり、かろうじて保有していると言ってよいのがフランスとロシアといったところでしょうか。
近いうちに中国も加わりますが、それ以外の国は空母と言っても垂直離着陸機を運用するものが多く、それもハリアーの運用が縮小するにしたがって後継艦をどうするのか問題になっているようですね。
そして、そのアメリカでは、今年いっぱいであの「エンタープライズ」が退役の予定だそうで、ついに50年に及ぶ艦歴に終止符が打たれるようです。
もう50年になるんですね。
世界初の原子力空母として就役し、何度か日本に寄港しては問題になっていた「エンタープライズ」
初期のころの艦橋周囲に張り巡らせたビルボードレーダーが新時代の軍艦ぽくて印象深かったのを思い出します。
まさに一つの時代の終わりという気がしますね。
一応記念艦としての保存も考慮されたそうですが、原子炉がやはり問題で、船体を切断して原子炉を取り出し、また船体をつないでとなるとコストがバカにならないとのことで、どうやら記念艦として保存されることはなさそうです。
その代わり、現在建造予定の「ジェラルド・R・フォード」級空母の三番艦に「エンタープライズ」を引き継がせようという動きがあるそうで、やはりアメリカ人にとっては「エンタープライズ」という艦名は特別な思いがあるみたいですね。
まだ見ておりませんが、今月号には「エンタープライズ」と「ジョージ・H・W・ブッシュ」の映像を納めたDVDが付録についておりまして、最新鋭と最古参空母の映像が見られるようになってます。
これもまた見るのが楽しみですね。
ところで、「世界の空母 2012」といいながら、海上自衛隊の「ひゅうが」「いせ」や、「19500トンDDH」が入ってくるのはどうなのかなぁと思ってしまいました。
ヘリ空母も空母だというなら、ほかの国のヘリ空母も入れないとだめでしょうにね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2012/08/05(日) 20:56:56|
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