100年前の今日、1912年4月14日午後11時40分ごろ、波一つない穏やかな大西洋上で一隻の豪華客船が氷山と衝突してしまいました。
豪華客船の名は「タイタニック」
今日は有名な「タイタニック」が氷山に衝突して沈没してしまった日です。
(正確には沈没は日付の変わった4月15日午前2時20分ごろ)
あの日からなんと一世紀という時間が流れたんですね。

「タイタニック」の沈没は、多くの点で謎が残るとされてきました。
また、乗員乗客の半数が亡くなられたことによる悲劇性からも多くの書物に取り上げられ、映画等の映像化も何度となく行われました。
さらには沈んだ「タイタニック」を引き上げるという小説や映画まで作られました。
一番有名なのはレオナルド・ディカプリオ主演の映画でしょうか。
空前の大ヒットとなりました。
4月という時期ですが、北海道のオホーツク海にまだまだ流氷がありますように、大西洋北部の航路に氷山が流れ込んでくるのはそう珍しいことではなかったそうです。
ですが、つい先ごろの発表では、この1912年という年は地球と月、そして太陽の並びによって地球の潮汐力が最大だった年に当たるそうで、例年より多数の氷山が航路上に流出し存在していた可能性が高いという話でした。
これはベテランであったスミス船長にとっても予想外のことであり、そのために氷山の危険性を例年通りに見積もってしまったことが衝突の原因の一つではないかということでした。
「タイタニック」の悲劇以後、船舶の安全性は見直され、乗員乗客全員が乗れるだけの救命ボートの数を備えるようになりました。
また、船舶に対する無線機の設置も大きく普及したといいます。
痛ましい事故ではありましたが、そのことを繰り返さないようにしようとする努力は行われたのです。
船舶の事故が完全になくなったわけではありません。
最近も豪華客船が座礁して30人の方が亡くなるという事故が起きました。
事故を完全に防ぐということはできないかもしれません。
それでも、事故を減らす努力を怠ってはならないでしょう。
100年前の今日の夜、冷たい北大西洋に放り出され命を失った「タイタニック」の犠牲者の方々に改めて哀悼の意を表したいと思います。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2012/04/14(土) 21:05:00|
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