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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

こちらもお疲れ様でした

今日もプロ野球の話題。

今年セ・リーグ首位を行く東京ヤクルトスワローズの濱中治外野手が、本日今季限りでの引退を発表いたしました。

阪神時代から好きだった選手だけに残念ですねぇ。
まだ33歳と一番脂の乗り切った時期といえるこの年齢での引退は本人もつらいでしょう。

思えば濱中選手は怪我に泣かされ続けた気がします。
高校時代に51本ものホームランを打ち、阪神に入団してからも将来の4番打者として長距離砲としての期待がかかっておりました。

ところがここぞというときに怪我をしてしまい、一軍と二軍を往復することを余儀なくされてしまうことを繰り返し、結局阪神ではレギュラーに定着することがかなわなかったような気がします。
調子が上がってきたなと思うと怪我をしてしまうという繰り返し。
本人もつらかったでしょうが、ファンとしても「ああ・・・またしても」という思いをいつも感じたものでした。

2007年末にオリックスへトレードに出されたときはショックでした。
阪神でもう一花咲かせてほしいという気持ちがあっただけに残念だと思いましたが、逆に新天地で再度出直すことで化けてくれればという思いもありました。

ですが残念ながらオリックスでもレギュラーを奪うことはできませんでした。
指名打者も外国人選手がいるので使ってもらえず、結局こちらでもあまり出場機会がありませんでした。

昨年オリックスを戦力外となったことでヤクルトに移籍となったわけですが、ヤクルトでもついに活躍することはできず、今年は今日現在まででわずか5試合の出場のみという状況だそうです。
阪神相手に活躍されるといやだなぁと思う反面、活躍してほしいなぁという思いがあったのですが、残念ながらそうはなりませんでした。

怪我さえなければもっともっと活躍できたと思える選手だけに残念です。
15年間お疲れ様でした。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/30(金) 20:58:33|
  2. スポーツ
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50年ですか~。

毎月購入している雑誌のひとつ「世界の艦船」(海人社)の11月号を手に入れてまいりました。

こちらが表紙。
世界の艦船1111
海上自衛隊の新鋭艦「ひゅうが」と「いせ」の共同訓練シーンが表紙です。

カラーページにはこの表紙同様の「ひゅうが」「いせ」の共同訓練シーンがいっぱい。
さすがにこの二隻がそろうと壮観ですねぇ。
また、新型艦「あしがら」「いせ」の艦内等のカラー写真も載ってます。

特集は「護衛艦隊の50年」
海上自衛隊の中でもいわば中核である「護衛艦隊」が創設されて今年で50年なんだそうですね。
今月号の特集は、その「護衛艦隊」の創設から今日までということで、モノクロページには創設期の主力護衛艦から現在の主力護衛艦までを掲載してあります。

ほかにはトルコ軍艦「ゲムリク」の来日時のカラー写真や、中国空母となる「ワリヤーグ」がどう変わったかなどの記事が面白そう。

今月もじっくりと楽しませてもらいます。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/29(木) 21:37:25|
  2. 本&マンガなど
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悪堕ち妄想いろいろできそうなんだが・・・

ここ数日何を思ったかエニックス(当時)の「ドラゴンクエストⅦ」をまたやり直しております。
dq7.jpg

もう何年前でしたっけ、これ出たの?
2000年ですから11年も前になりますか。
出た当時は仕事終わったらのめりこんでましたっけ。

もうプレイした人にはお分かりでしょうが、この「ドラクエⅦ」は封じられた土地に行ってそこで事件を解決することで封じられた土地の封印が解けるようになっているので、いくつかのミッションをこなしていくというストーリー展開になるわけですが、そのうちのいくつかが悪堕ち妄想につなげられそうな話なんですよねー。

もちろんあの「ドラクエⅥ」のシスターアンナの話や「ドラクエⅤ」のビアンカ・フローラの寝取られには程遠く、妄想SSを書くには今ひとつ踏み切れないようなネタが多いんですが、それでも面白そうなネタがいくつかありますです。

「ドラクエⅦ」の主人公の一番最初の冒険自体が、兄を救えなかった村人に対する負の思いでモンスター化してしまう妹の話でしたし、ダーマでは「魂の剣」という魔剣を手にした女性が主人公たちの敵として出てきます。
また、井戸の水が汚染され、その水を飲んだことで邪悪な心を持ってしまった村人たちなんてのも出てきますし、強力な魔法を求めて自ら魔物化してしまいそうになる王様もおります。

でも、どれもなんといいますかSS化したいって気にはならないんですよねー。
やっぱり燃え(萌え)が足りないんでしょうか。(笑)

まあ、ゲームとしては楽しいので、寝る前にちょこちょこっとやってます。
やっとアイラが仲間になったので、少し職業レベルを高めなくては。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/28(水) 21:06:14|
  2. PCゲームその他
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べ、別にあんたのために作る気はないんだからね!

第二次世界大戦が始まる前の1930年代、地中海に海軍力を展開するイタリア海軍は、艦隊にも航空支援が必要と考えて航空母艦の建造を模索しておりました。

ワシントン海軍軍縮条約でイタリア海軍は空母の保有は認められていたので、あとは建造するだけという状態ではありましたが、どのような艦形の空母にするべきか、予算はどのくらい必要なのか等海軍内でもまとまりを欠く上、肝心の航空機(艦載機)を空軍が陸上機優先のため開発を後回しにするなど計画は一向に進みませんでした。

それでも第二次世界大戦が始まると、海軍はやはり空母の必要性を感じたため空母を建造しようという動きが本格化します。
そこで手っ取り早く空母を完成させるために、大西洋航路に就航していた豪華客船「ローマ」を接収し、その船体を空母に改装することとなります。

もともとローマは兵員輸送船に改装される予定だったのですが、船体の大きさが空母に改装するのにちょうどよかったということもあり、空母に改装されることになったのです。

イタリア海軍では最初ローマを補助空母として改装する予定だったといいますが、途中から本格的な艦隊空母に改装することに流れが変わりました。
ところがローマは最大速力が21ノット程度しか出ないものだったため、艦隊空母としては遅すぎます。
そこで建造中の巡洋艦の機関部分を流用し、最高速力を30ノットまで引き上げることに成功しました。

空母への改装は1941年の末から開始され、42年には空母「アキラ」(アキーラ、アクイラとも。鷲を意味する言葉)と命名され、優先建造が行われます。
しかし、1943年9月にムッソリーニ率いるイタリアは連合国に対し降伏。
この時点ではまだアキラは完成しておりませんでした。

アキラの改装はジェノヴァのアンサルド社で行われていたので、イタリア降伏に伴い北部を占領したドイツ軍がアキラを接収します。
ドイツ軍はアキラを自軍の空母として完成させようと工事を続行させましたが、工場のイタリア人たちは「ドイツのために作るつもりはない」とばかりにサボタージュを行い工事は遅々として進みませんでした。

そうこうしているうちにアキラの建造ドックが英軍の空襲を受けアキラは損傷。
ここにいたりドイツ軍もアキラの完成をあきらめます。
あきら (完成直前だったアキラ)

アキラは最後は連合軍側についたイタリア軍の破壊工作によってさらに損傷し、ドイツ軍によって自沈処分されてしまいます。
戦後アキラは引き上げられますが、結局はスクラップにされました。

ある意味悲運の空母といえると思います。
1942年ごろに完成していたら、それなりの活躍はできたのではないでしょうか。
英国海軍と地中海で空母戦が起こっていたかもしれません。
でも、そうはなりませんでした。

ドイツもイタリアも空軍の立場が強かったため、海軍航空がなかなか自己主張できなかったのかもしれませんね。
その点英国は世界初の空軍誕生国のわりに海軍航空の自立も早く、航空母艦もまた世界で最初に作った国になりました。
その国その国の違いが、こういう面でも現れるということでしょうか。

それではまた。
  1. 2011/09/27(火) 21:48:28|
  2. 趣味
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いたたたた

今日はちょっと凹み気味なので簡易更新でお赦しくださいませ。

凹む理由はいろいろあるんですが、一番気がかりなのはパソコンのモニターの調子がよくないです。
先日ネットを見て回っていたところ、突然真っ暗になってしまい、何も見えなくなってしまいました。

停止して再起動しようにも画面が見えないのでどうしようもできず。
一度スリープさせて再度立ち上げてみましたが、画面の切り替わり時に一瞬映るもののすぐ消えてしまいどうにもならず。

仕方なく強制終了してパソコンとの差込口を一度はずして差しなおし、再起動させたら何事もなく映りました。

ところが今日になってまた、作業途中で画面が真っ暗。
これはやばいなぁと思い、古くなったモニターを引っ張り出して接続してみたらそっちは映る。
じゃ、やっぱりモニターがいかれたかと思って接続しなおしたら、今度は真っ暗だったモニターがちゃんと映りました。

うーん・・・これはどっちが悪いんでしょうか?
本体側の接続部分あたりが問題になっているんでしょうか?
それともモニター側が悪くなっているんでしょうか?

そろそろパソコンも寿命なのかなぁとおもいますが、買い換えたほうがいいのかなぁ。
少し様子見ながら使っていきますかね。

またそのときの再起動が原因なのか、今まで辞書登録してきていた単語の数々がごっそり消えてしまいまして、舞方雅人の舞方すら登録しなおさなくてはならなくなる羽目に。
いたたたた・・・

かと思うと作業中に左手の人差し指がつってしまって動かなくなったりとか。
これまたいたたたた・・・
しばらく固まった親指と人差し指の間の筋肉をほぐしてました。

今晩は酒でも飲んで早めに練ることにしますー。

それではまた。
  1. 2011/09/26(月) 21:13:00|
  2. 日常
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何年かぶりのマスタリング

昨晩は友人の家で何年かぶりのTRPGをプレイしてまいりました。

プレイしたのはD&D(ダンジョンズアンドドラゴンズ)です。
ルールはこちらを使用しました。
DD.jpg

プレイヤーは四人で、戦士、魔法使い、僧侶、エルフというパーティ。
盗賊がいないのが難点ですが、まあ、そこはそれ。
今回のキャラシートたち

シナリオは失踪した商人の妻の行方を追うというもの。
いつもの私ならつい寝取られと悪堕ちを入れてしまいそうなものですが、そこはグッと我慢我慢。(笑)

失踪した奥方はどうやら人相の悪い男たちと一緒らしく、しかもいやいやながらも自ら付いていっている様子。
はたしてプレイヤーキャラはその足跡を追って「カラメイコス大公国」内をあちらこちらへ。

結局無事に奥方を連れ戻すことに成功しましたが、予定していた遺跡でのダンジョン探索は行われずじまい。
ちょっとシナリオ展開にしくじってしまいました。

それでもまあまあ楽しんでもらえたのでよしというべきか。
今回でマスタリングの感触を思い出したので、次回はもう少しうまくやりたいところです。

本当に久しぶりのマスターでしたが、友人たちと楽しい時間を過ごせました。
大学時代はしょっちゅうやったものですが、今は年に一回できるかできないかというところ。
それでも顔を会わせると大学時代となんら変わらないバカ話が続出。
友人というのはいいものですね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/25(日) 19:23:34|
  2. TRPG系
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シモさんありがとう

今日はこのあと友人宅でTRPGのマスターをしなくてはならないので早め更新です。

今日もプロ野球の話題を一つ。
阪神タイガースの下柳剛投手の阪神でのラスト登板と見られるウェスタンの試合が、今日鳴尾浜球場で行われました。

この試合で下柳投手は先発し、一回二回ともに走者を背負いながらも粘りのピッチングでオリックスを押さえ無失点で切り抜けました。
登板の際には多くのファンが下柳投手に声をかけ、阪神での最後の登板を惜しんでいたそうです。

下柳投手は今年で43歳という年齢もあり、阪神の来季構想からははずれ戦力外と伝えられましたが、本人はまだ現役続行を強く望んでおり、阪神で野球人生を終わらせるつもりはなく来季は別の球団への移籍を望んでいるとのこと。
なので阪神での登板はこれが最後になるようなのです。

下柳投手は90年のドラフトで福岡ダイエーホークス(当時)に入団し、頭角を現したのち95年のオフに日本ハムにトレードとなりました。
日本ハムでは最初中継ぎでしたが先発に転向し活躍しておりましたが、故障がちのこともあって2003年に阪神にトレード。

阪神では先発投手として二度の優勝に貢献する活躍を見せてくれ、在籍9年間で80勝をあげるほどでした。
2007年には開幕投手も務めたのです。

一時期の阪神の中心投手であったことは間違いなく、できれば阪神で最後を飾って欲しかったのですが、そうも行かないようですね。
来年はどこの球団に属することになるのか今の時点ではわかりませんが、完全燃焼目指して最後までがんばってください。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/24(土) 19:49:27|
  2. スポーツ
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25年経っての初期配置

今日は対戦相手の方が急用ができてしまったため、Squad Leaderの通信対戦が中止になってしまったこともあり、ふと思い立ってあるゲームのコマを並べてみておりました。

そのゲームとは何と25年前の「タクテクス」誌の付録についていたSPIゲーム「アーサー王」です。

25年前の雑誌
こちらがその付録の付いていた「タクテクス」誌1986年4月号(29号)
25年も前の雑誌ですよー。

当時「タクテクス」誌はゲームを付録に付けるにあたり、そのユニット(コマ)は別売りという形式をとっておりました。
しかも、三冊分まとめてとなっており、それぞれのゲーム単体でのばら売りはしておりませんでした。

この29号付録の「アーサー王」は、27号付録の「第一次世界大戦」、28号付録の「タイタンストライク」と一緒に販売されていました(一つのユニットシートに三ゲーム分のユニットが印刷されていた)ので、当時「第一次世界大戦」が欲しかった(んだと思う)私は、このユニットシートを購入していたわけです。

で、当然「アーサー王」に興味などなかった当時の私は、付いてきたユニットを切り離して保存しては置いたものの、ゲームをやろうという気にはまったくならなかったわけです。

ところが先日来、ふと中世期の戦争のゲームってうちになんかあったかなぁと思い、古い「タクテクス」を引っ張り出してみたところ、この「アーサー王」があることを思い出したわけで、それじゃぁ、せっかくユニットもあることだし両軍の初期配置でも並べてみるかなぁと思ったのでした。

と、言うことで並べた両軍の初期配置がこちら。
両軍の初期配置
向かって右側のカラフルな軍勢(それだけ各部族が混ざっている)が反アーサー陣営、向かって左の白いのがアーサー王の軍勢です。

マップはA2サイズのいわゆるハーフマップでそんなに広くありません。
テーブルにすっぽりおさまる手ごろなサイズです。

このゲームは伝説に言う「カムランの戦い」のゲーム化だそうで、西暦536年にストーンヘンジの近くで起きた戦いだそうです。
「アーサー王物語」は実はさっぱりなので、そのあたりはまったく詳しくありません。

ストーンヘンジを背にしたアーサー軍
ストーンヘンジを背にしたアーサー軍です。
長方形のユニットは騎士たちのいわゆる騎兵部隊。
その両脇にある正方形のユニットは弓隊です。

高地を背にした反アーサー連合軍
こちら黄色い部分が高地をあらわしており、高地を背にした反アーサー陣営の軍勢です。
ブリトン人やサクソン人、ピクト人などが色分けされているのでカラフルです。

ちょっとぼけたけどアーサー王
ちょっと画像がぼけてしまいましたがアーサー王ユニットです。
騎士とスタックしており、ゲーム中最高の数値(武勇値5・騎士値4)を誇ります。

反アーサー軍の盟主モードレッド
こちら反アーサー軍の盟主モードレッド。
武勇値は高いですが、騎士値は低いですね。

史実(伝説)では、モードレッドを倒したアーサー王もまたこの戦いに倒れ、円卓の騎士たちも次々と討ち死にしたとのこと。
ゲームでははたしてどうなるでしょうか。

長方形ユニットを使用しているので、ユニットに前面側面後面があるなどルールは若干細かいです。
なので、今日は初期配置を並べただけで満足満足。(笑)

もし対戦したいって方がいらっしゃるようなら、札幌歴史ゲーム友の会あたりで対戦したいものですね。
ルールちゃんと覚えなきゃ。(笑)

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/23(金) 21:35:38|
  2. ウォーゲーム
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8年間お疲れ様

台風15号によります風雨で各地ではずいぶん交通関係が混乱し、またしても犠牲者もでてしまいました。
今年は本当に自然災害が多い気がします。
残り3ヶ月、本当に何事も無く終わって欲しいと思います。

そんな中、今日はプロ野球中日ドラゴンズの落合博満監督が今季限りで退任するというニュースが飛び込んでまいりました。

中日の落合監督は今年で3年契約が切れることもあり、球団サイドから来年の契約は結ばないと通達されたようです。
すでに中日は後任監督を決めており、高木守道氏が12月1日から新監督としてチームを率いると発表されました。

落合監督が今年限りですか。
正直そろそろ退任はあるかなぁと思っておりましたが、シーズン終了を待たずに発表とは思いませんでした。

それにしても8年間という長きに渡って中日を指揮されていらっしゃったんですね。
お疲れ様でした。
この8年間、中日は本当に強かった。
特に阪神は名古屋ドームでは手も足も出なかったような印象が強いです。
今年はまだ結果は出ておりませんが、昨年までの7年間で一番悪かった年でも3位ですか。
Aクラス入りは確実だったんですね。

中日は高木新監督の下新たな出発となるわけですが、落合監督の野球を継承していくんでしょうかね。
それともまったく一から変えていくんでしょうか。
チーム力はあると思いますので、来年もやはり強敵の一つに数えられることは間違いないでしょう。

一方の阪神はこのところふがいないですね。
真弓監督来季続投で安心しちゃったんでしょうか。
最後まで諦めずにがんばってほしいところです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/22(木) 20:52:59|
  2. スポーツ
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またまた「べ、別にあなたのために作ったんじゃないんだからね!」

日本軍の真珠湾攻撃を機に第二次世界大戦に参加することになったアメリカは、まずは欧州での対ドイツ戦に力を傾注することにいたしました。
この時点でアメリカ陸軍は次期主力戦車となるM4中戦車の量産体勢をほぼ整えることに成功しておりましたが、問題点がまだいくつかありました。

その最たるものはエンジンの問題でした。
M4中戦車はコンチネンタルR975という星型エンジンを搭載しておりましたが、このコンチネンタルR975エンジンは航空機用のエンジンとして使われるものだったため、今後戦争で航空機が増産されることになればそちらに振り向けなくてはならず、さすがのアメリカと言えどもM4中戦車用にも振り向けるだけのエンジン生産能力は持ち合わせていなかったのです。

そこで米軍はジェネラルモーターズ、フォード、クライスラーの各社にM4中戦車用のコンチネンタルR975に代わる代替エンジンの用意するよう求めました。
この米軍の要求に応じた各社は、それぞれ代替エンジンとしてフォードはGAA液冷V型8気筒エンジンを、クライスラーはA57マルチバンクエンジンを、ジェネラルモーターズがGM6046ディーゼルエンジンをそれぞれ用意しM4中戦車に搭載することでエンジン不足に対処しようといたします。
このジェネラルモーターズ社のディーゼルエンジン搭載型M4が、M4A2と呼ばれる形式でした。
(ちなみにフォード製エンジンを積んだM4がM4A3、クライスラー製エンジンを積んだM4がM4A4となりました)

M4A2はまさにM4中戦車のエンジンをただGM6046ディーゼルエンジンに換装しただけと言ってもいい車両でしたので、量産に至るまでの時間は短く早くも1942年の4月には量産が始まるという状況でした。

このM4A2のGM6046ディーゼルエンジンは、何と民間向けのトラック用ディーゼルエンジンを横に二つ並べて結合し一基のエンジンとしてしまったものというものでした。
なので、最悪の場合は片方のエンジンだけでも走行が何とか可能というすごいエンジンであり、ディーゼル特有の低速トルクの強さもあってコンチネンタルR975に劣らないいいエンジンという評価の高いものでした。
ただ、二つのエンジンを結合していることから整備性が若干悪くなるのと部品数が多くなることでほこりなどに弱いという弱点もあったようです。

こうして欧州でのドイツに対する反攻に向けて量産が開始されたM4A2ですが、思わぬ運命が待っておりました。
ディーゼルエンジンであるM4A2は当然軽油を燃料にすることになったと思われますが、補給の容易さを考えて使用燃料はガソリンで統一するというアメリカ陸軍の方針から、アメリカ陸軍ではM4A2は使えないということになってしまったのです。

かろうじて上陸用舟艇と燃料が共通使用できるアメリカ海兵隊がM4A2を採用することになりましたが、その使用量はそれほど多いものではなく、このままではせっかく量産態勢が整ったM4A2は行き場がなくなってしまうことにもなりかねませんでした。

ところがM4中戦車を欲していたのはアメリカだけではありませんでした。
ドイツとの戦いを続けている英国やソ連も自国で生産できる戦車だけでは足りず、アメリカ製戦車を一両でもいいから欲しいという状況だったのです。

かくしてM4A2はこうした英国やソ連向けレンドリースの中核として送り出されることになりました。
特に大量に受け取ったのは英国であり、M4A2総生産数8053輌中5041輌もが英国向けに送り出されたのです。
これらのM4A2は早くも北アフリカでの戦いの山場である「エルアラメインの戦い」で活躍するほか、「シシリー上陸作戦」等でも英国機甲師団の中核として使われており、まさにM4A2は英国戦車部隊の主力戦車として使われたのです。
M4A2自由フランス

また、英国には及ばないものの、1990輌のM4A2がソ連に対して送られており、ソ連でも親衛戦車軍団等に配属されてドイツと戦っておりました。
ソ連兵は自国のT-34に比べて故障しづらいM4A2(含めM4系列)をとても愛用したと言われます。

M4A2はその後対ドイツ戦車との戦訓から主砲を75ミリ砲から貫徹力の高い76ミリ砲に変更したM4A2(76)が作られました。
こちらは足回りを強化したり新型車体となるなどいくつかの変更点がありますが、エンジンは変わらないものでした。

M4A2は多くが英国に送られましたが、このM4A2(76)は2915輌が作られたうち、英国にはたった5輌しか送られませんでした。
これは英国には17ポンド砲を装備したファイアフライがあったからかもしれません。
一方ソ連にはこちらも大量に送られ、2073輌が引き渡されました。
何とM4A2よりも多い数です。
M4A2(76)はソ連軍のためにアメリカが生産していたと言っても過言ではありません。
M4A2(76)W.jpg

M4A2は生産国アメリカではほとんど使われませんでしたが、こうしてレンドリースの主力として英軍やソ連軍、自由フランス軍などに使われました。
もしかしたら本家米軍のM4シリーズよりも戦場でドイツ軍と戦ったのはM4A2のほうが多かったかもしれませんね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/21(水) 21:20:50|
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マリー・ザ・ピエロ

今日は久しぶりにSSを投下です。

ほんのちょっとしたシチュのみ短編ですが、楽しんでいただけますとうれしいです。


マリー・ザ・ピエロ

「くっ、放して! 放しなさい!」
紺のタイトスカートのビジネススーツに身を包んだ女性が、真っ黒い全身タイツに覆われた男たちに両脇を掴まれて薄暗いホールに連れてこられる。
その表情は苦悩の色を浮かべてはいるものの、メガネをかけたその顔は整っており、美人と言って差し支えないだろう。
年齢も三十代前半と思われ、落ち着いたしっとりとした色気を感じさせていた。

『我がアジトへようこそ。ジャスティチームの司令官井野鞠子(いの まりこ)』
ホールの奥の壁に飾られた巨大な頭蓋骨のレリーフの目が光る。
その頭蓋骨の発した言葉に思わず彼女は唇を噛んだ。

ここは人類支配をたくらむ邪悪な組織「デビルサーカス」のアジト。
頭蓋骨のレリーフはその首領のイメージであり、どこか別の場所にいる首領からの声がそのレリーフを通じて発せられるのだ。

そして黒尽くめの全身タイツを着た戦闘員たちに両脇を掴まれたこの女性は、まさに頭蓋骨のレリーフの言うとおり、地球を守る正義の組織「ジャスティチーム」の司令官井野鞠子その人だった。
先ほどまで必死に何の関係も無い一般OLであるように振舞ってきていた彼女だったが、どうやらすでに正体がばれていることを知り思わず唇を噛んだのである。

『ククククク・・・いまさらごまかそうとしても無駄なこと。お前の情報はとっくに入手済みである』
その言葉に鞠子は無言でレリーフをにらみつける。
そのこと自体が彼女が本人であることを証明するようなものだったが、鞠子はかまわなかった。
もうデビルサーカスの戦力は少ないはず。
先日の戦いでジャスティチームはデビルサーカスの幹部ロペス・ザ・マスターをも倒したのだ。
ここでもし私が殺されても、ジャスティチームが健在ならばデビルサーカスの残存戦力など恐れるに値しない。
その思いが鞠子を支えているのだ。
おそらくデビルサーカスも後が無いと思い、敵の司令官を拉致するという行動にでてきたのだろう。

『井野鞠子よ、ジャスティチームを指揮してのこれまでの戦いぶり、見事であった』
「えっ?」
鞠子は驚いた。
まさか敵の首領から褒め言葉をもらうなどとは思いもしなかったのだ。
『多くの世界を侵略してきた我らがここまで苦戦したのは初めてだ。これもお前の指揮振りが卓越していたためであろう』
「褒めていただいて恐縮だけど、なんだか気持ち悪いわ。さっさと殺したらどう?」
褒められて悪い気はしないものの、どうせ相手は自分を殺すつもりであろう。
だからこそ最後に褒めておこうと言う魂胆に違いない。
そう鞠子は思う。
「もっとも、私が死んでも私より優秀な人間はいくらでもいるわ。その人たちが必ずあなたたちを叩き潰してくれるでしょうね」
そう言ってレリーフを再びにらみつける鞠子。
おそらく遠くない未来にデビルサーカスは崩壊する。
その瞬間を見られないのは残念だが、捕らわれるといううかつな行動をしてしまった以上やむを得ない。
せめて最後まで恐怖心を表に見せないで潔く死ぬことにしよう。
そう心に決めてレリーフをにらみつけていたのだった。

『ククククク・・・心配する必要は無い。お前を殺したりはしない。お前には新たな役目を受けてもらわねばならんからな』
鞠子には頭蓋骨のレリーフそのものが笑ったように感じた。
「新たな役目?」
『そう。新たな役目だ』
レリーフの言葉にハッと息を呑む鞠子。
「まさか・・・私を人質にしてジャスティチームを? 無駄よ! 私を人質にしてもジャスティチームがあなたたちに屈することなどありえないわ」
鞠子が首を振る。
これはおそらく間違いないこと。
万一チームの誰かが敵の手に落ちたとしても、それと引き換えにチーム全体を危うくするようなことはしないと定められている。
おそらく本部ではもう私は死んだものとみなされているに違いない。
だから人質にしたところで無駄なことなのだ。

『クククク・・・そうではない。そこでおとなしくしているがいい』
頭蓋骨のレリーフの大きく開いた眼窩の奥が赤く光る。
「えっ?」
その光を見た鞠子の躰は硬直し、身動きができなくなってしまう。
そ、そんな・・・
鞠子がどうにか躰を動かそうとしても、ピクリとも動かないのだ。
真っ黒の全身タイツを頭からすっぽりとかぶり目鼻口さえ定かではない戦闘員たちが相変わらず両腕を抱えてはいるものの、それはもはや鞠子が逃げないようにするのではなく倒れないようにしているようなものだった。

やがて鞠子の目の前の空間にすうっと一本の化粧筆が現れる。
同時に戦闘員の一人が鞠子の顔からメガネを外し、そのメガネを投げ捨てる。
化粧筆は誰の手も触れていないにもかかわらず宙に浮き、鞠子の顔に近づいてその顔を化粧し始めた。
「ええっ? な、何なのこれ?」
かろうじて声だけは出せたものの、鞠子はまったく身動きができないまま化粧筆が顔を優しく撫でていく。
化粧筆に塗られた部分は真っ白な色に変わり、健康的だった肌色のファンデーションが塗りつぶされていくようだ。
『ククククク・・・これからお前にふさわしい化粧をしてやろう』
レリーフの声に呼応するかのように化粧筆が鞠子の顔を真っ白に塗っていく。
さわさわと肌に当たる化粧筆の感触がなんだか気持ちいい。
身動きできない鞠子は化粧筆にされるがままになるしかなく、やがてその顔は真っ白く塗りつくされてしまった。

鞠子の顔を塗り終わると化粧筆は姿を消し、今度は別の化粧筆が現れる。
この化粧筆も宙に浮いたままで鞠子の顔に近づくと、今度は鞠子の右目の周りに黒い星型を描いていく。
真っ白い下地に黒の星型が描き込まれ、その中心に右目が位置するようなデザインだ。
次に化粧筆は左目にも黒でラインを描き入れる。
左目を上下に貫く切れ込みのような黒いライン。
白と黒のコントラストが奇妙な美しさをかもし出していた。

ラインを描き入れた化粧筆が消えると、今度はリップブラシが浮かび上がる。
そして鞠子の口元を濡れるような赤で塗り始めた。
最初は唇のラインに沿って塗っていたものの、やがて唇の両端から頬の中心に向かって笑みを浮かべたような形に赤を塗り広げていく。
それはまるで鞠子の口が大きく裂けてしまったかのように見え、その笑みは見ようによっては不気味さを感じさせるものでもあった。

「な、何をするの? 一体私をどうするつもり?」
わけがわからず化粧されていく鞠子。
だが、頭蓋骨のレリーフは何も答えない。
口を塗り終わったリップブラシが消えると、今度は戦闘員が一人やってきて、手にしたトランクを鞠子の足元で広げる。
そこにはカラフルで派手な衣装が入っており、先端が二つに割れた帽子やつま先にボール状の飾りの付いたハイヒールなんかも入っていた。
「私をピエロに・・・ピエロにでもするつもりなの?」
愕然とする鞠子。
トランクの中に入っている衣装は確かにサーカスでよく見かけるピエロが着るようなものだったのだ。

『ククククク・・・その通りだ。井野鞠子よ、お前は今日から我がデビルサーカスのピエロとなるがいい』
「いやっ! そんなのいやぁっ!」
必死に身をよじって抵抗しようとする鞠子。
だが、その躰はピクリとも動かない。

トランクを開けた戦闘員はまず鞠子の鼻に赤い丸い飾り鼻を取り付ける。
そんなものを付けられるのはとてもじゃないがたまらない。
しかし、今の鞠子にそれを拒否することはできなかった。

そして鞠子は戦闘員たちのなすがままに衣服を脱がされていく。
上着を脱がされ、ブラウスもスカートも取り去られ、ストッキングも下着も靴も脱がされる。
羞恥心で死にたくなる鞠子だったが、躰が動かない以上どうしようもない。

次に戦闘員たちはまるで着せ替え人形に衣装を着せるがごとく、鞠子に衣装を着せていく。
黒い下着を身に着けられ、赤と黒の縞模様のニーハイソックスを穿かされて、赤と黒の地にカラフルな水玉模様の付いたスカートと上着を着せられる。
首元には白い襟飾りが付けられ、頭には先が二つに分かれ先端に丸い飾りの付いた衣装と同じ柄の帽子がかぶせられ、足にはつま先が上を向いて先に丸い飾りの付いたハイヒールが履かされた。
鞠子は頭の先からつま先まですべてピエロの衣装を着せられたのだ。

『ククククク・・・見るがいい。これが今のお前の姿だ』
鞠子の前の空間がゆがみ、そこに鞠子の姿が映し出される。
「ひっ!」
そこに映し出されたのは赤と黒の地にカラフルな水玉模様のピエロの衣装を着て、目の周りに星とラインを入れ大きく笑みを浮かべた口のピエロのメイクをした見たことも無い自分だった。
「そんな・・・こんなのって・・・」
自らの姿に恐怖する鞠子。
これはまさにデビルサーカスのピエロとも言うべき邪悪な姿だ。
「いやっ! こんなのいやぁっ!」
目を閉じて首を振る鞠子。
気が付くと躰の自由は戻り動けるようになっていたものの、メイクを落とすことも衣装を脱ぎ捨てることもできなくなっていた。

『ククククク・・・鞠子よ、嘆くことは無い。お前はもはや我がデビルサーカスの一員。新たな女幹部マリー・ザ・ピエロとなったのだ』
「ふざけないで! 私はそんなものじゃない! あなたたちの仲間になんて誰がなるものですか!」
鞠子は必死に否定する。
『鞠子よ。いや、マリー・ザ・ピエロよ。見るがいい』
「えっ?」
思わず顔を上げる鞠子。
するとレリーフの頭蓋骨の眼窩の奥が緑色に光り、鞠子の前にデビルサーカスの一団によって破壊される町や殺されていく人々の姿が映し出される。
「これは?」
なぜこんなものを見せるというのか?
こんなものを見せられては余計にデビルサーカスへの憎しみが増すだけではないのか?
鞠子は奇妙に思ったが、いつしかその光景に見惚れ始めていることに気が付いた。

『クククク・・・マリー・ザ・ピエロよ、ピエロは本来自らを痛めつけ、嘆き悲しむことで人々を笑わせるもの。だが、デビルサーカスのピエロは人間どもが傷付き嘆き悲しむことが自らの楽しさや喜びとなるのだ。どうだ、この光景は楽しいだろう?』
鞠子は無言でレリーフにうなずく。
レリーフからの緑色の光を受け映像を見つめる鞠子の顔にはじょじょに笑みが浮かび始めていた。
緑色の光が鞠子の脳にじわじわと影響し、思考を変え始めていたのだ。

鞠子は映像から目が離せなくなっていた。
映像の中では多くの人が傷付き倒れていく。
今まではそんな光景を見ると心が痛むはずだったのに、今の鞠子は心が躍っていた。
人々の傷付き苦しむ表情が、死を目前にした断末魔の悲鳴が鞠子を楽しませるのだ。
人々の苦痛や嘆きがこんな楽しいものだとは思わなかった。
映像じゃ物足りない。
じかにこの光景を目にしたい。
人々を傷付けその苦悩する様を楽しみたい。
鞠子の中にその思いがふつふつとわいていく。
正義などその思いの前には何の意味も無い。
むしろこの思いを邪魔するものは敵だ。
正義など敵以外の何者でもない。

『ククククク・・・どうかな、マリー・ザ・ピエロよ。人間どもの泣き叫ぶ映像は?』
映像を消しレリーフが語りかける。
「ええ・・・とても素敵ですわぁ。うふふふふ・・・もっともっと人間どもをこの手でいたぶってやりたくなります」
ぺろりと舌なめずりをする鞠子。
いや、すでに彼女は身も心もマリー・ザ・ピエロと化していた。
『その思いはすぐに叶う。お前が我らデビルサーカスの一員となればな』
「うふふふ・・・私はマリー・ザ・ピエロ。もう身も心もデビルサーカスの一員ですわ。よろしくお願いいたします首領様」
スッとレリーフに一礼するマリー・ザ・ピエロ。
その仕草は芝居がかっていて、まさに舞台で観客に一礼する女ピエロそのものだった。

                    ******

「オホホホホ・・・おろかな皆さん、今宵のデビルサーカスのご案内はこの私、マリー・ザ・ピエロが勤めさせていただきますわぁ」
黒尽くめの戦闘員たちを引き連れたマリー・ザ・ピエロが人々の前で優雅に一礼する。
だが、次の瞬間その顔には冷酷な笑みが浮かび、手にしたステッキで戦闘員たちに命令を下す。
「さあ、お前たち。デビルサーカスを開演させるのよ。おろかな人間どもに絶望を植え付けて嘆き悲しませなさい!」
ステッキが振り下ろされると同時に戦闘員たちが人々に襲い掛かり、周囲を阿鼻叫喚の渦に巻き込んでいく。
その様子を心から楽しむマリー・ザ・ピエロ。
彼女にとって最高のエンターテインメントがこれから始まるのだ。
口元に手の甲を当て、高らかに笑い声を上げるマリー・ザ・ピエロだった。

END


いかがでしたでしょうか?
それではまた。
  1. 2011/09/20(火) 21:51:21|
  2. 女幹部・戦闘員化系SS
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今回は幕末

今日は午前中床屋に行ってきました。
もうずいぶん昔からお世話になっている床屋さんで、すっかり顔なじみなところです。

いつものごとく気持ちよく散髪してもらい、その帰りに本屋に寄ってきました。
そこで手に入れてきたのがこちら。

歴史人1110
「歴史人」の10月号です。

先月号では「太平洋戦争」の特集を組んでおられましたが、今月号は「幕末」です。
「幕末」は大雑把な流れは存じておりますが、細かいところは今ひとつの部分がありますので、今月号も購入してしまいました。

先月号の「太平洋戦争」特集も面白かったので、今月号も面白そうな感じです。
ペリー提督の率いてきた黒船来航のCGあたり、なかなかいい感じですし。

幕末はいろいろな人物がさまざまに関わるので、その人々の関係を把握するだけでも結構大変。
今回そのあたり相関図も取り入れているというので把握しやすくなっているかもしれません。

「歴史群像」をちょうど読み終わったところなので、読み始めるのが楽しみです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/19(月) 19:44:19|
  2. 本&マンガなど
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あまりに対戦成績が悪すぎる

今日で福岡での対ソフトバンク三連戦が終わりました。

先日の記事で「力尽きたか?」と書きましたが、その時点ではまだ直接対決に望みをつないでおりました。

しかし・・・
この三連戦を一分け二敗とは悪すぎます。
最低でも二勝一敗、願わくば三連勝と思いましたが、見事にソフトバンクに返り討ちに遭ってしまいました。

この三連戦でついにソフトバンクにマジックが点灯してしまいました。
今日の敗戦でマジック15です。

今年はほぼ終戦でしょう。
それにしても直接対決の対戦成績が悪すぎます。
6勝13敗では目も当てられません。

おそらくソフトバンクはチームの全力を挙げて日本ハムを分析してきたんでしょうね。
どの打者にどういうウィークポイントがあるのか、どの投手にどういう打ち方をすれば攻略できるのか。
そういうことを徹底して分析してきたのではないでしょうか。
そういう面での総合力で一歩及ばなかったのかもしれません。

とはいえまだまだ終わってませんよ。
残り試合全力で全部勝ちに行って欲しいと思います。
日本ハムがんばれ。

ということで今日はこれにて。
それではまた。
  1. 2011/09/18(日) 20:37:51|
  2. スポーツ
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広がる悪堕ち

新たなリンク先がまた一ヶ所増えましたー。

kazuma-darkness様のCalling from Darkness様ですー。
(サイト名クリックでリンク先に飛ぶことができます)

kazuma-darkness様とはTwitter上でよくお話させていただく間柄でして、このたびリンクさせていただきました。

Calling from Darkness」様は、主にオリジナルの悪堕ち系SSを掲載されておりますほか「堕ち玩」様のスピンオフ作品も書かれますなど精力的に作品をブログに公開なされていらっしゃいます。

メインのコードダークシリーズは世界観等もしっかり作られており、がっつり読みたいという読者の方にも充分お応えできる作品でしょう。
私も楽しませていただいております。

今後まだまだ発展なされていくブログだと思いますので、皆様もぜひ応援よろしくお願いいたします。

kazuma-darkness様、今回は相互リンクしてくださいましてありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。

今日はこれにて。
それではまた。
  1. 2011/09/17(土) 20:54:28|
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巨弾を撃ち出すコオロギ

第二次世界大戦序盤、ドイツ軍は強力ではあるけれども運用に難のある15センチ重歩兵砲を自走化して運用しやすくしようと考え、一号戦車に搭載して自走化した一号自走重歩兵砲と、二号戦車に搭載して自走化した二号自走重歩兵砲の二種類を開発いたしました。

ですがこの二種の自走砲は、それぞれ搭載した15センチ重歩兵砲が強力だったこともありそこそこの活躍を見せてはくれましたが、車体と搭載した砲のバランス等の悪さが問題となり軍の満足の行く自走砲ではありませんでした。

そこでドイツ軍は、車体の大きな三号戦車の車体を使って15センチ重歩兵砲を搭載した車両を開発いたしますが、この三号自走重歩兵砲とも言うべき車両(搭載した砲がsIG33と言う砲だったことから33B突撃歩兵砲と呼ばれる)は、密閉された戦闘室が使い勝手が悪かったのか、はたまた三号戦車がその時点での主力戦車だったために戦車型の生産が阻害されると思ったのか、この車両も24輌しか生産されずに終わってしまいます。

一号戦車でも二号戦車でも三号戦車でもだめ、しかし15センチ重歩兵砲はどうにか自走化したい。
そんなドイツ軍にちょうど手ごろな車両がありました。
第二次世界大戦直前に無理やり併合したチェコで製造直前だった38(t)戦車です。
(tはチェコ製を表している)

38(t)戦車は、もともとはチェコ軍向けに開発された戦車でしたが、一号二号戦車を上回る戦闘力と手ごろな大きさがドイツ軍にとっても魅力的であり、ドイツ軍向けに生産が行われることになった戦車でした。
この38(t)戦車を手に入れたことでドイツの戦車戦力は格段に向上し、ポーランド戦や西方電撃戦での勝利を得ることができたと言っても過言ではありません。

しかし、主砲は37ミリ砲であり、対ソ戦が始まった1941年以降では戦車としての戦力はほとんど無価値になってしまっておりました。
もはや戦車は75ミリクラスの砲が必要になってきていたのです。

そこでこの38(t)戦車の車体を使って自走砲をつくろうという考えは自然な流れでした。
38(t)戦車はエンジンや足回りの信頼性も高く、自走砲の車体としてはうってつけだったのです。

早速1942年3月、この38(t)の車体を使った対戦車砲と重歩兵砲を搭載する二種類の自走砲の開発がBMM社に命じられました。
BMM社はすぐに開発に取り掛かりましたが、この時期ドイツ軍はソ連軍のT-34に苦しめられていたため、どうしても対戦車自走砲を優先せざるを得ず、15センチ重歩兵砲搭載型は後回しにされてしまいます。

ところが、この重歩兵砲搭載型が後回しにされていることを知ったヒトラー総統が、至急重歩兵砲搭載型を開発するよう命じます。
BMM社としては、どうせ作るのであればきちんとした自走砲を作りたいと考えていたため、38(t)戦車の車体をそのまま使うのではなく自走砲車体としてエンジンの位置などを変更した専用車体を開発しようとしていたのですが、それでは時間がかかってしまうため結局38(t)戦車の砲塔と上部車体を取り除き、車体中央に15センチ重歩兵砲を載せた自走砲を開発せざるを得ませんでした。

こうして1943年初頭に完成したのが、15センチ重歩兵砲搭載38(t)戦車H型でした。
H型はまさに今までの一号自走重歩兵砲や二号自走重歩兵砲と同様に、戦車の上部を取り払って15センチ重歩兵砲を搭載し、その周囲を装甲板で囲ったものというものでした。
ある意味いわばやっつけ仕事で作られた自走砲だったのです。
グリレH

しかし、一号戦車や二号戦車よりも車体余裕が大きかったことがよかったのか、この15センチ重歩兵砲搭載38(t)戦車H型はそれなりに好評だったようで、1944年9月までに約400輌が製造されました。
そして東部戦線の激戦に投入され、ドイツ歩兵の支援に当たったのです。

15センチ重歩兵砲搭載38(t)戦車H型は、急造作とはいえまあまあのできでした。
とはいえ、やはり急造作には違いなく砲と車体のバランス等満足のいくものではありませんでした。

そこでBMM社はその後も開発を続け、38(t)戦車の車体を自走砲専用車体として改良したK型車体を完成させます。
このK型車体は、車体後部にあったエンジンを中央部に移し、その上に重歩兵砲を搭載することで重量物をすべて車体中央部に集め、車体後部を砲の操作員のスペースとすることができるというものでした。

このK型車体が完成すると、すぐに15センチ重歩兵砲搭載型が生産され、15センチ重歩兵砲搭載38(t)戦車K型として量産されました。
H型より若干装甲厚は薄くなったものの、よりバランスが取れたK型はついに15センチ重歩兵砲を搭載する自走砲の決定版といえるものでした。
グリレK

K型は1943年12月から1944年9月まで生産が行われ、約300輌が生産されました。
この二種類の車両はH型K型区別なく運用され、装甲師団や装甲擲弾兵師団の重歩兵砲中隊に配属されました。
前線の兵士たちはこの二種類の自走砲をグリレ(ドイツ語でコオロギのこと)と呼んで親しみ、のちのこのグリレが正式名称として登録されることになり、グリレH型、グリレK型と呼ばれるようになりました。

15センチ重歩兵砲をとにかく自走化したいという思いが最終的にグリレK型という巨弾を撃ち出すコオロギに行き着いたんですね。
それだけ前線では必要とされた車両だったんでしょう。

それではまた。
  1. 2011/09/16(金) 21:10:49|
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正式発表

本日北海道日本ハムファイターズの梨田監督が、記者会見で正式に今季限りでの退団を発表したそうです。
これで来季は今季がどうあれ梨田監督ではなくなったということですね。

最初の報道では日本ハム球団側が来季の契約を結ばない方向だというニュアンスだったと思いますが、どうも今日の報道では梨田監督ご自身が今年限りということを胸に決めてのシーズン入りだったみたいですね。
球団側は慰留したものの、梨田監督が慰留を断ったということのようです。

昨シーズンが四位だったことで、今季限りと決めて望んだということですが、今季は序盤から怪我人も多く決して満足な采配が振るえたわけではなかったでしょう。
とはいえ、ここまでソフトバンクに次ぐ二位の位置を確保しておりますので、監督としての手腕はお持ちの方なんだろうなとも思います。

今季は斎藤佑樹投手や中田翔選手らを使い続け、それなりの成績を残させておりますので、育成面でも我慢強く辛抱できる人なのかもしれませんね。
残りまだ20試合ちょっとある時点での発表は時期的に問題がある気もいたしますが、退任報道が先行してしまったのでやむを得なかったんでしょう。

これで個人的には日本ハムの来季の監督が誰になるのか楽しみになりました。
いろいろ取りざたされてはおりますが、外国人監督も視野に含まれているとか。
常に上位を争える強い球団の維持を目指して、上手な指揮の取れる方に来て欲しいですね。

梨田監督、今までお疲れ様でした。
残り試合最後までよろしくお願いいたします。

今日はこれにて。
それではまた。
  1. 2011/09/15(木) 21:10:55|
  2. スポーツ
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舌で唇を舐めるのがエロい

2chの「不気味なモノに寄生されて虜になる娘!!」スレの書き込みで見かけ、そういえばあのシーンはエロかったなぁと思い出すとともに、私の初期作品であります「退魔師」もあのシリーズに多大な影響を受けたんだよなぁと思い出しましたのがこちら。

淫獣教師 実写版
「淫獣教師」の実写版です。

以前アニメのほうは記事でご紹介したことがありましたが、こちらも基本的には似たようなもので、触手に寄生(?)された男性教師が女子生徒たちを襲って犯していくというものです。

アニメと違って実写ですので、触手の動きとかはかなりぎこちなく、逃げようと思えばいくらでも逃げられるんじゃないのって思ってしまうほどなんですが、まあ、そこは仕方ないところでしょう。

女子生徒を襲う触手教師役の男優さんは、特撮番組「超人機メタルダー」で主役を務めていらっしゃった方だそうで、記憶にはなかったもののどこかで見たことあるかなーという気はしてました。

とはいえこの作品はやはりミヨコ先生でしょう。
最後のほうで彼女は女子生徒を助けようとして触手に襲われてしまいますが、なぜか彼女は他の女子生徒たちと違って犯された後死んでしまうことはありません。
それどころか、触手に犯されたあとですごく妖艶な笑みを浮かべ、舌で唇をぺろりとなめるのです。

いやぁ、このシーンはエロかったですよ。
ほかどうでもいいけど、このシーンはよかったです。

そして助けに来た男性教師の活躍で触手に寄生されていた教師は倒されめでたしめでたし。
のはずが・・・

とまあ、最後は皆様の想像通りの結末を迎えるわけです。

個人的には最後だけで満足というべき作品ですが、あまり期待されても困るかも。(笑)

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/14(水) 21:11:30|
  2. 映画&TVなど
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509号

タミヤニュースの509号が到着しました。

表紙はこちら。
news509.jpg
今回は第二次世界大戦中のドイツの歩兵師団のマーク二種です。
上が第347歩兵師団、下が第183歩兵師団のマークとのこと。
師団装備の車両とかに書かれていたんでしょうか。

裏表紙は何とびっくり第二次大戦中のフランス軍の戦闘機「ドヴォワチンD.520」の塗装図です。
「ドヴォワチンD.520」なんてタミヤから出ていたんでしょうか?
ホームページの製品カタログには見当たらなかったような・・・

内容はいつものごとくではありますが、今回は英国ダックスフォードの軍用車ショーの様子が二ページほど。
何でも航空機と違って車両はものによってはそのまま公道を走れる自家用車として使えるものもあるため、家族ぐるみで軍用車両を楽しんでいる人も多いのだとか。
迷彩服を着たおばあちゃんがジープを乗り回すなんてこともあるそうです。
もちろん履帯式の車両はそうは行かないでしょうから、こういう機会に思い切り走らせるという感じでしょうか。

連載記事の「第二次大戦イタリア軍装備解説」は、L3/33、35、38軽戦車の後編。
火炎放射型と現地改造での武装強化型が紹介されております。
また、輸出されたL3/35は中国国民党軍も装備していたそうで、日本軍と砲火を交えたりもしたそうです。
ただ、装甲も薄く武装も貧弱なL3/35軽戦車は、日本軍の攻撃に大きな損害を出すことも多かったとか。

それにしても三国同盟直前まで、ドイツもイタリアも中国国民党に武器を輸出していたんですよね。
ドイツ製の一号戦車やSd.Kfz221等の装甲車、はては88ミリ高射砲なんかも中国国民党は装備していたそうで、日本軍も結構痛い目にあっていたそうです。

ミリタリーミニチュアの新製品では、「イギリス軍用オートバイBSA M20 MPセット」というのが出るそうです。
以前ドイツ軍の軍用オートバイDKW NZ350と野戦憲兵のセットが出ておりましたが、それのイギリス軍版ということですね。
ノルマンディー上陸以後の英軍車両と組み合わせるのによさそうです。

今回は東武百貨店で行われました東武モデラーズギャラリーの出品作品も4ページに渡って掲載されておりました。
いずれも素敵な作品ばかりでカラーで無いのが残念です。
ホームページにはまだ掲載されていないようですが、そのうちカラーで掲載されるのではないでしょうか。

模型作りからは離れてしまってもうかなり経ちますが、こうしてみているだけでもタミヤニュースは楽しいですね。

それではまた。
  1. 2011/09/13(火) 21:10:05|
  2. タミヤニュース
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力尽きたか?

9月に入りましてプロ野球もいよいよ終盤戦。
各チームとも残り試合が30試合ほどとなってまいりました。

我が阪神タイガースは前半戦の負け越しを見事に取り返し、何とか五割に持ってきたものの、そこからは一進一退でなかなか貯金を作れません。
それでも先週前半は広島カープに三連勝し、勢いをつけて首位ヤクルトとの直接対決に臨みました。

ところがこれが見事に返り討ちにあってしまいヤクルトに三連敗。
貯金もなくなりゲーム差も7にまで広げられてしまいました。
せめて一勝してくれればとも思いましたが、願いもむなしく勝利の女神に見放されてしまいました。
昨年活躍した秋山投手あたり出てこれないんでしょうかね。

一方パ・リーグでも北海道日本ハムがこのところ足踏み状態です。
まるで昨年前半の悪い時期がぶり返したように打てない守れない抑えられないの状態です。
ダルビッシュ投手を中4日で投げさせるなどの荒療治もしましたが、それでも勝てません。
六連敗のあと一勝してまた連敗と黒星が続いてます。
こちらも首位ソフトバンクにあと少しと迫りながらも引き離され、現在7ゲーム差。

くしくも応援する両チームが首位と7ゲーム差という面白い状況とも言えるのですが、残り試合数から言ってここからの逆転はかなり至難の業でしょう。
とはいえ、阪神はヤクルトとの直接対決がまだ8試合、日本ハムもソフトバンクとの直接対決が7試合残っておりますので、何とか直接対決で相手を引きずり下ろせるようにがんばってほしいところです。

両チームともまだまだ力尽きてはいないというところを見せて欲しいですね。

それではまた。
  1. 2011/09/12(月) 21:07:08|
  2. スポーツ
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半年、そして10年

被災的には東日本を、そしてその衝撃と影響の大きさでは日本全国を襲いました今年3月11日に発生した「東日本大震災」から、今日で半年が過ぎました。

テレビ等でも当時の津波の映像が流されたりしておりますが、あらためてその恐ろしさに戦慄を覚えます。
犠牲になられました方は一万五千七百八十二人にも上りました。
また今現在も行方不明の方が四千人を超えております。
まさに未曾有の大災害です。

半年が経ちました今、再建の目処はまだまだ立っていないといえるでしょう。
仮設住宅がようやく数がそろってきたというところでしょうか。
また、住宅地等を高台に移転するのか、元の場所で再建するのか等の話し合いもまだまだこれからのところが多いと聞きます。

そして、今回の大震災で一番大きな影響を周辺に与えてしまったのが福島第一原子力発電所です。
地震当日の津波による電源喪失により、福島第一原発では原子炉がメルトダウンしてしまうという大惨事となってしまいました。
半年間、多くの人たちの必死の努力で現在ではじょじょに安定してきつつあるという状況だそうですが、冷温停止まではまだ日数を要するのは間違いありません。
周辺に広がってしまった放射能の影響も大きく、避難している人たちはいつ戻れるのか先が見えない状況です。

半年経って政府は首相が交代しました。
再建に向けて一丸となってという言葉とは裏腹に、政府の対応の遅さを感じてしまいます。
東北の、そして日本の一日も早い再建を願ってやみません。

一方、海の向こうアメリカでは、あの世界貿易センタービルに旅客機が突入した同時多発テロから今日で10年が過ぎました。
あのビルに旅客機が突入するところから崩壊に至る一連の衝撃的な映像を目にした方も多いでしょう。
犠牲になった人は約三千人にも上りました。

あの日から世界もまた変革を余儀なくされたような気がします。
米軍はテロとの戦いと銘打ち、各地で戦闘を繰り広げております。
この戦闘での犠牲者もまた多いといわざるを得ません。
戦いでテロを無くすことができるのか?
難しいと私は思います。

半年、そして10年。
今後どうなっていくのかわかりませんが、いい方向に向かってくれることを願ってやみません。
犠牲になられてしまいました方々のご冥福を心からお祈りいたします。

それではまた。
  1. 2011/09/11(日) 21:01:31|
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二ヶ月に一回の楽しみ

昨日本屋に寄ったときに手に入れてきたもう一つがこちら。

歴史群像1110
学研の「歴史群像」の10月号です。
もうね、二ヶ月に一回の楽しみですよ。

今月号のメインは「上杉謙信」
越後に確固たる基盤を築いた軍神とまで呼ばれる彼の生涯の記事でしょうか。
甲斐の武田家の強力なライバルである上杉家の新たな側面が見られるのかなという気がしますね。

第二特集は「ダンケルクの奇跡」
第二次世界大戦初頭のドイツ軍による西方電撃戦の中で起こった英仏軍の脱出ですが、以前学研M文庫で「五月の嵐」というのを読んでおりますので、違う切り口があるのかどうか楽しみです。

第三特集は「ウィーン大攻防戦」
いわゆるオスマン帝国のウィーン攻撃ですが、このあたりの知識は乏しく何も知らないと言っていいような状況ですので、この記事も非常に楽しみです。

他にもいつもの連載記事がいっぱい。
巻末のマンガは今回が最終回ということで、どんな結末を迎えるやら。

今号もじっくり楽しく読ませていただこうと思います。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/10(土) 20:52:48|
  2. 本&マンガなど
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今回も奇妙な専門家がイパーイ

外にでたついでに本屋へ寄りましたら、あさりよしとお先生の「まんがサイエンスⅩⅢ」が出ておりましたので、早速購入してまいりました。

まんがサイエンス13
表紙はこちら。

「まんがサイエンス」はご存知の方も多いとは思いますが、学研の学習誌「5年の科学」「6年の科学」に掲載されておりましたものを単行本に収録したものです。
残念ながら、大本の掲載誌である「5年の科学」「6年の科学」が休刊となってしまいましたので、このまんがサイエンスの連載もどうなるのか心配なところではあります。

ともあれ、身近な現象や製品等にまつわる科学的解説を小学生向けに非常にわかりやすくマンガにしたものですが、内容は大人が読んでも充分に楽しめるものでして、今号でもホルモン(食材のホルモンにあらず男性ホルモンや女性ホルモン等の体内物質)とはどんな働きをするものなのかとか、冬眠とは何かとか、不老不死は可能なのか等々さまざまな事象を化学的に解説してくれてます。

お恥ずかしながら、私自身これで培いました知識は数知れず、特にあさり先生ご自身がお好きなロケット関連の事柄は私も宇宙好きとしていろいろと勉強になることが多いです。

また、このマンガの特徴としては科学的解説をしてくれるさまざまな専門家が登場するのですが、誰一人として人間はいないと言ってよく、その事象に関連した器物等の擬人化したものや、あるいはまったく関連性がなくシャレだけで生み出されたような専門家が登場して解説してくれます。
(一例を挙げると、上記冬眠についての解説は、ムーミンになんとなく似ているトーミン・トロールという専門家が出てきます)

とにかく読んでいるだけで楽しく科学が学べますので、まだお読みで無い方はぜひ一度お読みになってみてはいかがでしょうか?

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/09(金) 21:06:50|
  2. 本&マンガなど
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画像を掲載

女子サッカーのなでしこジャパン、北朝鮮に勝利して五輪切符を手に入れるというわけには行きませんでしたね。
中国対オーストラリア戦の結果次第ということで、どうなりますでしょうか?

今日はあんまり記事にするネタを作っていなかったので、画像でお茶濁しです。(苦笑)

先日ツイッター上ではお見せしたのですが、プレイステーションの古いゲーム「刻命館」のヒロインフィアナ姫が、魔姫になってしまった姿を写真にとりましたのでご紹介。

「刻命館」と魔姫に関します記事はこちら→「2008年11月11日の記事」(クリックで記事に飛べます)

この主人公を追い求めて館に来てしまうお姫様がこちら。
フィアナ (公式サイトより)

実際の画面上ではこんな感じです。
フィアナ姫
ポリゴンですのでちょっと太め。ww

このフィアナ姫、残念ながら主人公がへまをすると侵入者に殺されてしまいます。
しかし、使い魔のアスタルテが主人公が望むならモンスターの「魔姫」としてよみがえらせることができますよと悪魔のささやき。
主人公がこの言葉に従い、愛するフィアナを魔姫としてよみがえらせると・・・

デスプリンセス1
フィアナ姫はこうしてモンスター「デスプリンセス」としてよみがえります。
そして、主人公が封龍石というアイテムを使って呼び出すと、主人公の代わりに侵入者を襲うようになるのです。

デスプリンセス2
モンスターになったとはいえ、まだフィアナ姫の面影を残す「デスプリンセス」
しかし、彼女を呼び出して侵入者を襲わせ続けると・・・

デビルプリンセス1
侵入者を殺して経験をつんだ彼女は、「デビルプリンセス」へと進化をいたします。
魔物として力を付けていくわけですね。

デビルプリンセス2
見づらいですが、額に魔の紋章を浮かび上がらせている「デビルプリンセス」
解説文の「なれのはて」という言葉が悪堕ち好きの私にはゾクゾク来ました。
そして強力となった彼女にさらに侵入者を襲わせると・・・

サタンプリンセス1
さらに経験を積んだ彼女は最強のモンスターの一つ「サタンプリンセス」へと進化。
呼び出すのも大変ですが、その強さはなかなかのものです。

サタンプリンセス2
見づらいですが、口からは牙も生やしており、もはや清楚なフィアナ姫の面影はどこにもありません。
ですが、その姿は魔物になってもなお美しい。
「魂のすみずみまで支配された・・・」という言葉が、二度と元には戻れないと思わせていいですね。

ちなみに「刻命館」には他にもいく種類かのモンスターがおりまして、捕獲した人間を組み合わせて作り出すのですが、そのうちの一種がこちら。
ナーガエンプレス1
上半身女性で下半身がヘビというモンスター「ラミア」を最終段階まで成長させた「ナーガエンプレス」です。

ナーガエンプレス2
こちらも結構魅力的ですよねー。

「刻命館」以後のトラップアクションゲームにはこうしたモンスター製造要素はなくなってしまいましたが、人間を捕らえてモンスターを作ったりと、悪堕ち要素は「刻命館」の大きな魅力だったと思います。
どこかリメイクしてくれませんかねぇ。

今日はこんなところで。
それではまた。

(22:10追記)なでしこジャパン五輪出場決定。おめでとうございます。
  1. 2011/09/08(木) 21:27:38|
  2. PCゲームその他
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クルップボクサーと呼んでました

第一次世界大戦後、各国は自国の軍の機械化を推し進めていきましたが、第一次大戦の敗戦国ドイツでも軍の機械化は重要事項の一つでした。

特に前線での機動力が要求される小型の対戦車砲や対空機関砲などは、馬匹牽引ではどうしても機動性が劣るので、牽引車で牽引するのがいいと考えられました。
しかし、第一次大戦後の混乱期には軍の予算も乏しく、履帯式の牽引車はなかなか数がそろえられません。
そこでドイツ軍では、不整地もある程度走ることができ、履帯式の牽引車よりもコストの安い不整地用トラックでこうした軽対戦車砲や軽対空機関砲を牽引することを考えます。

一方、19世紀から鉄鋼を生産し、蒸気機関車の製造から兵器製造に手を広げたクルップ社は、前側2輪後ろ側4輪の6輪トラックを民間向けに開発しておりましたところ、この6輪トラックが意外なほど不整地走破力を持っていることが試験でわかり、これを軍用トラックとして開発して軍に売り込もうと考えました。

クルップ社は軍用とするならば整備に手間のかからないエンジンがいいと考え、冷却器を持たない空冷エンジン、しかも高さを押さえることのできる水平対向エンジンをこの軍用トラックのエンジンにすることにいたします。
このエンジンはシリンダーが横向きに置かれ、それぞれのピストンが向かい合って動くことからボクサーが殴り合っているようだと言うことで“ボクサーエンジン”とも呼ばれるものでした。

このボクサーエンジンを搭載したことで、エンジン部分の高さはかなり低くすることができました。
そのためボンネットも前に行くほどに低くなるよう傾斜をつけることができ、運転席からの視界はすこぶるよいものとすることができました。

また、前2輪後4輪それぞれを独立懸架とすることで地面との追随性を高め、さらに運転席左右に取り付けた予備タイヤも自由に回転するように設置することで、段差などをのりこえるときに腹がつかえないよう補助輪の役割をも持たせることにいたしました。

運転席はドアも無いオープントップとすることでコストを下げ、後部の荷台部分はそれぞれの用途に合わせて変更できるようになっておりました。

こうして完成したクルップ社の6輪トラックはL2H43という番号で呼ばれ、ドイツ陸軍に提示されました。
ドイツ陸軍はこの優秀なトラックをすぐに採用し、主に対戦車砲牽引用のKfz69と兵員輸送用のKfz70、対空機関砲牽引用のKfz81として配備することにいたしました。
採用となったこれらのトラックは、いずれも区別なくクルップ・プロッツ、もしくはクルップ・プロッツェと呼ばれるのが一般的だったようです。

対戦車砲牽引用のKfz69は、当時の主力対戦車砲であった37ミリ対戦車砲PAK36を牽引するもので、荷台部分には対戦車砲の操作班が乗り込み、後部車輪のフェンダーの上に弾薬ケースを載せるのが一般的でした。
また、最後部にはPAK36用の予備タイヤを取り付けてあるのも特徴でした。
Kfz69.jpg   Kfz69(2)

兵員輸送用のKfz70は、一般的な汎用トラックと同じような荷台を装備しておりましたが、荷台の左右にベンチシートが設けられ兵士がそこに腰掛けられるようになっておりました。
主に歩兵部隊に配属され、兵士の足として多用されました。
Kfz70.jpg

対空機関砲牽引用のKfz81は見た目はKfz70とほぼ同じですが、対空機関砲用の弾薬ケースが載せられるためにベンチシートは片側だけとされ、またベンチシートの下側にも弾薬ケースが置けるようになっていたようです。
また、荷台の運転席側に対空機関砲用の予備タイヤが設置されておりました。

主に使われたのはこの三種類でしたが、他にもシャーシを利用して探照灯を乗せたり無線機を載せたりしたものもあったようです。
また、牽引車で引っ張るよりも載せて自走化させたほうが便利だと言うことで、牽引していた37ミリ対戦車砲や20ミリ対空機関砲を荷台部分に載せてしまい、簡易自走砲としてしまった車両も結構あったようです。

変わったところでは、中国に輸出されたKfz70が日本軍に鹵獲され、日本軍の車両として使われたなんてこともあったようで、日本兵がKfz70に載った写真なんかも残っていたりします。

クルップ・プロッツは、改良型のL2H143も含め、1942年の生産終了まで約7000輌が作られました。
便利なトラックでしたが、車種統合のため軽トラックは4輪とすることが軍の方針で決まったため、6輪トラックは生産終了となってしまったのです。

しかしクルップ社の目論見どおり、整備に手間のかからない空冷エンジンを搭載したことでクルップ・プロッツは故障で使えなくなるということがとても少なく、終戦まで使われ続けた車両も多かったと言われます。

かつてこの車両がタミヤで模型化されたとき“クルップボクサー”という名称で売られていたため、今でもクルップ・プロッツと呼ぶよりもクルップボクサーと呼ぶ人も多いかもしれません。
私もプロッツという愛称は後年まで知りませんでしたので、クルップボクサーと呼んでいたものでした。
単なる軽トラックではありますが、独特の味があるデザインはちょっと魅力的ではありませんか?

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/07(水) 21:13:43|
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またしても災害が・・・

今日は北海道も一日雨模様でした。
台風12号から変わった低気圧のせいで時折強い雨が降り、札幌でも中心部を流れる豊平川の水位が危険なほど上昇したようです。

幸い家の近所では被害というものは出ておりませんが、市内の低い地区では一時的に地面が水浸しになったところもあるようでした。

雨のピークは超えたそうですが、道内の一部では降り始めから400ミリを超えたところもあるらしく、土砂災害が心配です。

一方今回の台風12号の直撃を受けた各地域では大きな被害が出てしまいました。
特に紀伊半島では2000ミリという豪雨が降り、各地で土砂崩れや浸水による被害で何人もの方がお亡くなりになってしまいました。

今回被害の大きかった地区の一つに奈良県の十津川村というところがありますが、山間の村だけに土砂災害で各所が孤立してしまうなど大変な状況のようです。

実はこの十津川村、1889年にも大きな水害を受けてしまったところだそうで、そのとき被災してしまった人々のうちの一部が再出発を当時開拓が始まったばかりの北海道に求めて入植したのが、札幌から車で一時間半ほどのところにある新十津川町でした。
新十津川町

なので、北海道に縁のあるところですので、知り合いがいるとかではありませんが、なんとなく近しい感じがしていたため、今回の災害は心が痛みます。

北海道には今また台風13号が近づいて来ているようです。
今後も雨の降り方に注意しないとならないようですので、被害が出ないことを祈りたいと思います。

今日はこれにて。
それではまた。
  1. 2011/09/06(火) 21:03:29|
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結構最近まで使われていた

第一次世界大戦後、各国の軍は自軍の機械化に力を注ぐようになって行きました。
これは主戦力である戦車ばかりではなく、歩兵もトラックに乗せて移動力を増やすなどの機械化が行われ、同時にかつての花形であった騎兵にも機械化の波が押し寄せることになります。
具体的には騎兵の任務であった敵情偵察などに装輪装甲車を使おうと言うのが各国の流れでした。

この流れに乗り、1930年代半ばアメリカ陸軍でも偵察用の装甲車の開発が始まります。
開発に当たったのはホワイト・モーターズという会社で、ホワイト・モーターズでは開発期間の短縮のために既存の民間向け四輪駆動トラックのシャーシを使った装甲車の開発に取り組むことにいたしました。

この既存のシャーシを使うというのはやはり開発期間の短縮には有効で、開発を開始した1933年には早くもM1装甲車として完成し、翌年までに70輌ほどが生産されました。

1935年にはこのM1装甲車を改良し、M2装甲車が開発されますが、このM2装甲車の兵員室部分を拡大し装甲板上部に機銃が移動できるスケートレールを装着したものがM2A1装甲車として米軍に採用されました。

このM2A1を外見はそのままにしてエンジンを換装したのがM3装甲車で、見た目は単純な装甲板に覆われたトラックと言ってもいいようなものでした。
前半部はエンジン部を覆う装甲板と前輪を覆うフェンダーで構成され、バンパー先端には障害物を乗り越えるための補助としてローラーが取り付けてありました。
この前半部分はその後の米軍の主要装備の一つとなるM2/M3ハーフトラックに流用されましたので、多くの方が目にしているのではないでしょうか。

後半部は車体幅いっぱいの兵員室となっており、最大で兵士7名が乗れるようになっておりました。
また、用途によっては無線機を積んだり、患者用のスペースとして救急車として使われたりもしました。

主量産型となったのは、このM3装甲車の兵員室をさらにすっきりとさせ、エンジンの出力をアップしたM3A1でした。
M3A1は厚さ6ミリから13ミリほどの装甲板で車体を覆い、天井部分の無いオープントップ形式で、機関銃を三挺搭載することができました。
M3A1.jpg  M3A1後方から

M3A1の量産は第二次世界大戦が始まったあとの1940年からでした。
騎兵部隊用の偵察車として作られたM3A1装甲車でしたが、偵察のみならず、輸送部隊の護衛や歩兵輸送、指揮車両としてや救急車としての利用と任務は多岐にわたりました。
有名なところでは、あのパットン将軍も一時期このM3A1装甲車を愛車にしておりました。

1944年までに2万輌以上が作られたM3A1でしたが、もともと民間用トラックがベースだったこともあり、どうしてもその機動性能が不十分なことは否めませんでした。
また天井部分が大きく開いたオープントップであることや装甲の薄さも偵察用車両としては弱点でした。
そのため米軍内では早々にM3A1は見切りを付けられ、M8装甲車やM20装甲車にバトンタッチしていくことになりました。

しかし、数多く作られたM3A1は、その多くがレンドリース車両として英軍や自由フランス軍、ソ連軍などに供与されました。
それらの国々ではM3A1は便利な車両として多用され、ソ連軍ではのちにこのM3A1を発展させたBTR-40という装甲車を生産するほどでした。

また第二次大戦後には第一次中東戦争でイスラエル軍がM3A1を使用し、インドシナ戦争でもフランス軍が使用するなど息の長い装甲車でありました。
ドミニカに供与されたM3A1にいたっては、何と1990年代にいたっても使用していたと言います。

トラックベースに装甲を施しただけとも言える装甲車でしたが、結構使い勝手はよかったんでしょうね。

それではまた。
  1. 2011/09/05(月) 21:16:05|
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勝利の女神に足蹴にされました

昨晩は恒例Goma様とのVASLによりますASL-SK対戦。
先週と昨晩の二回で一シナリオを終えました。

対戦しましたシナリオは、SKエキスパンションキットに入っているS45「CONTESTED SETTLEMENT」の入れ替え戦。
防御側のスロバキア軍をGoma様が、攻撃側のポーランド軍を私が担当しました。

初期配置
こちらが初期配置。
スロバキア軍(濃い緑)が守る集落にポーランド軍(薄い緑)が盤外から攻め込みます。

ポーランド軍が勝利するには、この地図上に五つある二ヘクスにまたがる建物を、どれか一つでもゲーム終了時に支配していることが必要です。
とはいえ、盤の中央部分の開豁地がなかなか広く、うかつに攻め込むことはできません。

序盤から中盤にかけ、ポーランド軍は盤の下側から主攻勢を、盤の上側から助攻をかけ、じわじわとスロバキア軍を押し込みます。
しかし、上側の助攻はスロバキア軍の射撃で混乱してしまい、盤の左下から入ってきた援軍も足止めされてしまって思うように動けません。

後半、ポーランド軍はやむなくかなり無謀な攻撃に出ることを余儀なくされてしまいましたが、最終ターンに9-1指揮官と458分隊二個が開豁地を横切ってついにスロバキア軍の裏側になっていた建物に取り付きます。
最終ターン開始時
(ポーランド軍の458二個分隊が、Q5の建物に入ったところ)

このままこの建物を最後まで確保すればポーランド軍の勝利です。
入った二個分隊は士気値8のエリート分隊二個でしたので、この時点で私は勝てるかもという希望を抱きました。
勝利の女神は私のほうに顔を向けてくれたのです。

しかし、次の瞬間、勝利は私の手をすり抜けて行ってしまいました。
何と最後のスロバキア軍ターンでQ6にいる347分隊と、R5にいる137半個分隊が準備射撃で撃ってきたのですが、そのダイスの目が何と2・1。
ASLは少ない目がいい結果に繋がるので、この時点で望みうる最高の出目でした。
(1・1だと萎縮してしまい逆に効果が減ってしまう)

この射撃でポーランド軍の二個分隊はいずれも士気チェックに失敗して混乱。
潰走フェイズでこの建物から逃げ出さなくてはならなくなってしまったので、この時点でポーランド軍の敗北となりました。
撃たれて二個分隊とも混乱してしまった
(Q5の二個分隊が混乱してしまったところ)

最後の最後で勝利の女神は私に痛烈な平手打ちをしたうえ、そのすらっとしたおみ足で蹴りまで入れてくれたのです。
もしかしたら勝てるかもと思っただけに悔しい結果になってしまいました。

次回の対戦はS46「WHERE THE WINTER LINGERS」
フィンランドでの独ソの対戦です。
次はなんとしても勝つぞー。
Goma様今回も対戦ありがとうございました。

それではまた。
  1. 2011/09/04(日) 21:03:52|
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たった12輌

第一次世界大戦後、独軍では歩兵が敵陣を攻撃するにあたり、その支援を行う歩兵直属の大砲の整備を行っておりました。
味方歩兵を狙ってくる敵陣の機関銃や大砲を破壊するための歩兵砲と呼ばれる大砲です。
歩兵砲ははるか後方から長距離射撃を行う砲兵隊の大砲とは違い、歩兵部隊に付随して最前線で歩兵の進撃を支援する大砲で、第二次大戦時の独軍では、比較的軽防御の機関銃陣地などを攻撃する軽量の7.5センチ歩兵砲と、トーチカや要塞化建造物のような重防御陣地を攻撃する大口径の15センチ重歩兵砲の二種類を基本に整備が行われておりました。

しかし、軽量の7.5センチ歩兵砲ならともかく、15センチの大口径重歩兵砲は砲だけで2トン近い重量があり、砲弾の破壊力は申し分ないものの、その運動性はきわめて低く、馬匹牽引では前線での展開にもさまざまな困難がありました。

そこで独軍としては、この15センチ重歩兵砲を適当な車台に載せることで自走化をすることを考えました。
自走化して自走砲となれば、運動性は大きく向上すると考えられたからです。

1930年代後半のドイツは、いつ周辺諸国と開戦してもおかしくなくなってきていた時期だったので、この15センチ重歩兵砲の自走砲化はきわめて単純な方法で行われました。
当時すでに武装が機関銃二挺しかないために戦車としては使い道が限られていた一号戦車の砲塔と車体上部を取り去り、その車体に15センチ重歩兵砲をそのまま何の手も加えずに載せ、周囲を装甲板で覆ってしまうというもので、見るからに不恰好でバランスの悪いやっつけ仕事的な自走砲が作られます。

この車両は一号自走重歩兵砲として38輌が製造され、第二次世界大戦の勃発直後のポーランド戦には参加できなかったものの、1940年5月からの西方電撃戦(いわゆるフランス侵攻戦)に参加し、その大口径砲の威力を充分に発揮しました。
このことで15センチ重歩兵砲を自走化することは充分有効であることがわかったのです。

一方このフランス戦より前の時点で、独軍はすでに一号自走重歩兵砲は車体が小さすぎて砲の操作等さまざまな面で不都合があることに気がついておりました。
そこで一号戦車より車体が大きく、戦車としての戦力はすでに失われつつあった二号戦車の車体に15センチ重歩兵砲を搭載した自走砲を作ろうと考えました。

この開発に携わったのはアルケット社でしたが、アルケット社では一号自走重歩兵砲は車体の上に砲をそのまま載せたために非常に背が高い不恰好な自走砲になったことをかんがみて、車体の中に砲を収めた自走砲にしようと考えました。
そこでその考えに基づき二号戦車の車体に15センチ重歩兵砲を収めた試作車を作ってみたところ、一号戦車よりも少し車体が大きいだけでしかない二号戦車の車体では、とても車内が狭くて砲の操作が非常に不便であることがわかりました。

そのためアルケット社は、二号戦車の車体を長さ67センチ、幅を32センチ延長した延長車体を製作し、そこに15センチ重歩兵砲を収めることにいたしました。
また、車体の延長にともない、二号戦車では五つだった転輪を六つに増やし、履帯の接地長も伸ばしました。
そして砲の周りは前面で30ミリ、側面で15ミリの厚さの装甲板で覆い、天井の無いいわゆるオープントップの自走砲として完成させました。
二号自走重歩兵砲

車体が延長され、重量のある大砲が載せられたことから、エンジンも強化されましたが、速力や航続距離などは元になった二号戦車よりはかなり劣るものとなったようです。
また、開発中に北アフリカでの戦いが始まったことから、この自走砲は北アフリカ向けに送られることが決まったようで、エンジンの冷却がしやすいようにされたと言います。

こうして完成した自走砲は、二号自走重歩兵砲として、前線に送られることになりました。
一号自走重歩兵砲とは見た目にも大きく違い、特に背の高さは大幅に低く改善されておりました。

二号自走重歩兵砲は先行量産としてまず12輌が製作され、そのすべてが北アフリカに送られました。
ところが、北アフリカの過酷な戦場ではやはり冷却能力の不足や、速力及び航続距離の低下などが大きな弱点としてクローズアップされてしまい、結局この二号自走重歩兵砲は先行量産の12輌だけでそれ以後製造されることはありませんでした。
15センチ重歩兵砲を搭載する自走砲は、また別の車体で作ることになったのです。

弱点も多かった二号自走重歩兵砲ですが、その搭載する15センチ重歩兵砲の砲弾の威力はやはり大したもので、英軍を多いに痛めつけました。
たった12輌しかありませんでしたが、すべて使い物にならなくなるまで使われ続けました。
また、車体が損傷しても砲が無事だった場合には、砲だけを取り外して別の車両に搭載して使い続けた例もあったといいます。

たった12輌ではありましたが、ロンメル率いるアフリカ軍団にとっては、貴重な貴重な大口径砲搭載車両だったのでしょうね。

それではまた。
  1. 2011/09/03(土) 21:14:45|
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一挙に三ヶ所も

九月に入り暑さも少しはやわらぐかと思っておりましたら、なんと昨日の札幌は最高気温が32度にも達するという真夏日でした。

そして、台風の影響か本日は一転して雨。
朝からしとしと、時折ドザァッという感じで降ってます。
台風は今晩から明日にかけ四国付近に上陸するらしいとのことですので、付近の方は充分にご注意下さいませ。

と、まあ、そんな感じの今日この頃ですが、ネットの世界ではうれしいことにこの夏いくつかの悪堕ち系文章サイトがオープンとなりました。
当ブログ、「舞方雅人の趣味の世界」も、そんな悪堕ち系文章サイトの一つとして多いに喜ばしいことだと思います。

そして何と何と、そうした新規サイト様及び従前よりツイッター等でお付き合いのございました方のサイト様とこのたびリンクをさせていただけることになりましたので、ここでご案内させていただこうと思います。

まずは、ヤドカリ様のヤドカリの徒然メモ帳様。(サイト名クリックでリンク先に飛べます)

ヤドカリ様とは以前よりツイッター等でお世話になっておりましたが、リンクはなぜか延び延びになっておりましたので、この機会に相互リンクさせていただくことにいたしました。

ヤドカリの徒然メモ帳」様は、Pixivにも文章を投下されておりますヤドカリ様のオリジナル悪堕ちSSや、当ブログのリンク先でございます「彗嵐のでんのぉおもちゃばこ」の彗嵐様が展開なさっている憑き神事変をベースにしたSSなどを掲載されており、とても面白い悪堕ち作品を書かれていらっしゃいますブログ形式のサイト様です。
ぜひとも一度ご覧になってみてくださいませ。


二ヶ所目はこの夏新規オープンの月犬様の月犬のひとりごと様です。(サイト名クリックでリンク先に飛べます)

月犬様はPixivで「守護戦士エンジェリオン」というバトルヒロインのショートストーリー化を行っていらっしゃったのですが、このたびブログ形式サイトを正式にオープンされました。
私自身Pixivでの作品をすごく楽しませていただいておりましたので、このたびリンクの申し出がございましたことで、ありがたくお受けさせていただきました。
まだサイトのほうでは作品数が少ないのですが、素敵な悪堕ち作品を書かれる方でいらっしゃいますので、すぐに充実していくことになると思います。
どうかぜひ応援してくださいませ。


最後三ヶ所目になりますが、東牙様のThe Break Genesis様です。(サイト名クリックでリンク先に飛べます)

こちらも出来立てほやほやと言った感じの悪堕ちサイト様ですが、管理人の東牙様は別場所で作品を発表したりされていらっしゃる実力のある方ですので、投下されている作品も重厚な世界観に裏打ちされたものとなっております。
まずはこの「Negative Tide」という世界観に基づいての作品が主となっていくようですので、今後の展開に期待大です。
こちらもぜひぜひ多くの方々に楽しんでいただきたいサイト様です。


今回三ヶ所も一挙にリンク先が増え、私としましてもとてもありがたくうれしいです。
ヤドカリ様、月犬様、東牙様、どうか今後ともよろしくお願いいたします。


最後に残念なお知らせを一つ。

当ブログのリンク先でありました、LIBIDOS様のブログ形式サイト「LIBIDOS -催眠、洗脳、MC(Mind Control)-ブログ」が、先月八月末を持って閉鎖となってしまいました。
LIBIDOS様お疲れ様でした。
もし可能であれば、いずれまたこの世界に戻ってきてくださいませ。
しばしの間さようならです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2011/09/02(金) 21:10:36|
  2. ネット関連
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  4. | コメント:0

当時は資料も少なかったんだろうなぁ

毎月購入している二誌のうちのもう一誌、「グランドパワー」の10月号です。

GP1110.jpg
表紙はこちら。

今月号は「ドイツ4輪装甲車」の特集です。
特にSd.Kfz221/222/223/260&261が大部分を占めております。
今回の特集では、海外で新資料となる資料本が発行されたことにともない、それに基づく新事実もいくつか記載されていて驚きました。

Sd.Kfz222及び223の二種類の4輪装甲車は、その昔私がまだプラモ作製を行っていたころにタミヤから発売されていたものでした。
当時の私も購入して組み立てを楽しんだものです。

最近になって砲塔のハッチ部分のメッシュにエッチングパーツを使用したリメイク版が発売されたようですが、キットそのものは以前のものと大差ないようで、今回の記事に掲載された新事実はやはりというか当然というか反映されてはいないようですね。

それにしても戦後65年以上経つというのに、今になって新事実が出てくるというのもすごいものですね。
こういった軽車両はあまりメジャーでもないので、そのぶん資料とかも少ないんでしょうけどね。

第二特集としては、日本軍の特殊車両であった特二式内火艇のパラオに現存する実物の写真集となっています。
特二式内火艇は、いわゆる軽戦車の前後にフロートを取り付けたような水陸両用戦闘車両で、上陸後は前後のフロートをはずせば軽戦車になるという感じの車両です。

個人的にはあまり日本軍の車両には興味は無いのですが、状態がよくないとはいえ実物の現在の写真ですから、これはこれで貴重な資料になりますね。

次号はソ連軍のKV重戦車の特集のようです。
また新事実があったりするとうれしいですね。

それではまた。
  1. 2011/09/01(木) 20:56:49|
  2. 本&マンガなど
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舞方雅人

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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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