先日、コマンドマガジン日本版24号付録の「仁川上陸作戦 マッカーサーの賭け」のユニットを切ったという話をしましたが、今日はこちらもユニットカット。

コマンドマガジン日本版25号付録の「Strike North スカンジナビア電撃戦」です。
このゲームは、第二次世界大戦時のスカンジナビア半島(ノルウェー・スウェーデン・フィンランドのある半島)を舞台にしたゲームでして、メインは仮想戦である1943年のドイツ軍によるスウェーデン侵攻作戦と、連合軍によるノルウェー上陸作戦を扱った「1943年ゲーム」です。
スウェーデンは、実際には第二次世界大戦中は中立を守ったわけですが、1943年にドイツは対ソ戦の「ツィタデル作戦」でソ連軍に痛撃を与えたあと、余剰兵力をもってスウェーデンに侵攻するつもりだったそうです。
このゲームでは、その「ツィタデル作戦」がうまく行ったという設定でドイツがスウェーデンに侵攻したらどうなったかというシナリオと、それとはまったく逆に、1943年に行われた連合軍の「ハスキー作戦(シシリー上陸作戦)」が、地中海のシシリー島ではなくスカンジナビア半島のノルウェーに行われたという設定で、米英連合軍がノルウェーに侵攻してくるシナリオを楽しむことができるゲームとなっています。
バランス的なものはまだソロプレイもやっていないのでよくわかりませんが、仮想戦ですのである程度はバランスが取られているのではないかなと予想していますけど、どうなのでしょうか。
ユニットを見る限りにおいては、やはりドイツ軍の装甲師団は強力のようです。
連合軍としては、海上からの砲撃支援と航空機による支援が欠かせないことになるでしょう。
また、このゲームは、同じマップを使って仮想戦ではなく実際に1941年にドイツ軍によって行われたノルウェー侵攻作戦を扱う「1941年ゲーム」をプレイすることもできます。
ユニットはまったく共通性はなく、「1941年ゲーム」用のユニットを使うことになりまして、そこに「1943年ゲーム」ルールと一部「1941年ゲーム」用ルールが加わるという、いわば二つ目のゲームが入っていると言っても過言ではありません。
こちらはユニットそれぞれが隠蔽マーカーによって戦力がわからないまま移動するので、弱小と思ったら強力だったとか、強力だと思って手を出さなかったら実は弱小だったとかが楽しめそうです。
さすがにこちらはソロプレイはしづらいので、どなたかと対戦ということになるでしょうが、はたして対戦してくださる方はいらっしゃいますでしょうかね。
スカンジナビア半島というマイナーな地域を舞台にし、さらに仮想戦ということでなかなかテーマ的には食指が動くものではないのですが、これもずっと死蔵されていたゲームですので、ここらで一つプレイしてやりたいものだと思います。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2011/07/09(土) 21:18:18|
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