今日は「札幌歴史ゲーム友の会」の会合に顔を出してまいりました。
先日よりの対戦のお約束をしておりましたHIRO様と「Norway1940」(HJ)を対戦いたしました。
昨日の記事でも書きましたが、このゲームの対人戦は本当に初めてと言っても過言ではなく、とても楽しみでした。

陣営は私がドイツ軍、HIRO様が連合軍で開始。
戦略目標はサイコロの目3で三隻の通商破壊艦を大西洋に逃がすこと。
ノルウェー侵攻も選べましたが、まずはルール把握のためにも通商破壊艦の脱出シナリオで対戦しようと思いました。
画像はドイツ軍側のマップです。
このゲームはドイツ軍側と連合軍側がそれぞれのマップを見ながら対戦するので、どこに敵がいるのかは索敵しないとわかりません。
ピンクのコマは連合軍の予想位置に置いたものです。
わかっているのはノルウェー軍の固定されている配置のみと言っても過言ではありません。
ドイツ軍は足の速い巡洋戦艦をひとまとめにして第一艦隊を組み、足の遅い「リュッツォー」のみで第二艦隊を組んで大西洋へ向かいます。
他の巡洋艦やUボートはそれらを支援。
このシナリオはHIRO様のルールの勘違いもあって連合軍側が戦力をうまく活用できず、ドイツ軍はほぼ何の妨害も受けずに大西洋への脱出を果たします。
英軍は数は多いのですが、ドイツ軍を捕捉するには数が足りないので、脱出シナリオはドイツ軍に分があるのです。
第一戦目がお昼に終わりましたので、第二戦を対戦することに。
陣営は変えずにそのままやりました。
戦略目標のサイの目はまたもや3。
とはいえ同じでは面白くないため、いつでも選ぶことのできるノルウェー侵攻を行うことにします。
しかし、このノルウェー侵攻はドイツ軍にとっては非常に厳しい作戦でした。
ノルウェーの各都市を占領することが必要なのですが、そのためには各都市に最低でも2ユニットのドイツ軍艦艇を突入させなくてはなりません。
ドイツ軍の艦艇は少ないので、各都市に2ユニットずつ振り分ければ、予備はほんのわずかしかないのです。
しかも今回は英軍も艦隊を広く散開させてこちらの位置を探ってきます。
そのため、ノルウェーに侵攻する前に、すでに軽巡「ケーニヒスベルク」と「ヒッパー」が沈められてしまいます。
さらにドイツ軍の最強ユニットである「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」の二隻の巡洋戦艦(「ビスマルク」は使いませんでした)も、英軍の索敵に見つかってしまい砲撃戦に。
幸い英軍の巡洋艦を蹴散らしたものの、その後でまたしても英軍の「レナウン」と砲撃戦になり「シャルンホルスト」が損傷してしまいました。
それでもドイツ軍はノルウェー侵攻を諦めるわけには行きません。
ドイツ軍の各艦はタイミングを合わせていっせいにノルウェーに襲い掛かりました。

(ノルウェー侵攻直前のドイツ軍側マップ。各艦艇がノルウェーの南北に展開中)
こうして各地のフィヨルドに侵入してきたドイツ軍艦艇に対し、ノルウェーの反撃はさまざまでした。
あっけなく降伏してしまう都市、必死の反撃でドイツ軍に痛撃を与えてくる都市と反応が分かれ、ドイツ軍も反撃で何隻もの艦艇を失います。
さらにノルウェーの救援に駆けつけた英軍の戦艦隊と「シャルンホルスト」「グナイゼナウ」が、狭いフィヨルド内で一大砲撃戦を展開。
英軍の戦艦と巡洋戦艦に多少のダメージを与えるものの、「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」はフィヨルドの海底に沈んでしまいました。
というところで時間切れ。
得点的にはノルウェーの都市占領で多少の点数を稼いだものの、ドイツ軍艦艇の損害がとても多く、英軍の勝利といったところだったでしょう。
初めてと言っていい対人戦でしたが、「Norway1940」の楽しさを大いに味わうことができました。
ただ、古いゲームでもあるので、ルールに若干のあいまいさが感じられるのが難だったでしょうか。

こちらはもう一卓でサッポロ辺境伯様と柿崎唯様が対戦なさっていらっしゃった「不幸な王様チャールズ君」(GMT)
両軍ともに相手側よりも不利だと感じていらっしゃった模様。
特に柿崎様率いる王党派は、何度も包囲戦に失敗していらっしゃったようでした。
今回も楽しい時間を過ごすことができました。
またよろしくお願いいたします。
それではまた。
- 2011/05/22(日) 21:13:42|
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