マーダーだよ。(笑)
ということで、今月の「グランドパワー」誌は独軍のマーダーⅡ対戦車自走砲の特集です。

こちらが表紙。
1941年、バルバロッサ作戦でソ連に侵攻した独軍は、そこでT-34という強力な戦車と出会い、自軍の戦車や対戦車砲がほとんど無力であることを思い知らされてしまいました。
そこでソ連軍から捕獲した76ミリ野砲をドイツ軍仕様にした76ミリ対戦車砲を、旧式化した戦車の車体に搭載して対戦車自走砲として運用したところ、実に有効な対戦車兵器となることがわかったので、76ミリ対戦車砲の代わりに新型の75ミリ対戦車砲PAK40を搭載する対戦車自走砲を開発することになるのは当然のことでした。
この75ミリ対戦車砲PAK40を搭載した対戦車自走砲は、その搭載する基となる車体の種類によりマーダーⅠ、マーダーⅡ、マーダーⅢの三種類がありまして、今月号で取り扱っているのはこのうちのマーダーⅡです。
マーダーⅡは大戦初期にはドイツ装甲師団の主力であった二号戦車の車体を使っており、早い時期にタミヤからもプラモデルで発売されていたため、マーダーシリーズの中では知名度は高いほうかもしれません。
今月号ではこのマーダーⅡの開発から特徴までを解説しており、そのなんともいえない独特の魅力ある車体を多くの写真で見せてくれてます。
ティーガーや四号戦車の長砲身型がようやく姿を見せ始めた1942年後半から1943年前半にかけての時期には、このマーダーⅡは本当に貴重な対戦車兵器だったことでしょう。
そのほかの特集としては、先々月号で特集された一号戦車の派生型が紹介されており、このマーダーⅡに連なる対戦車自走砲の最初のものとして製造された一号47ミリ対戦車自走砲の紹介や、一号自走歩兵砲などの車両も紹介されておりまして、大戦中の独軍を支え続けた自走砲の初期のものが集まったという感じの号になっております。
来月号は英軍のチャーチル戦車の特集だそうなので、こちらも今から楽しみです。
それではまた。
- 2011/01/31(月) 21:33:12|
- 本&マンガなど
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昨晩というか、今朝はサッカーアジアカップの優勝でにぎわいましたね。
日本代表チームおめでとうございます。
昨年のワールドカップでのベスト16進出といい、今回のアジアカップの優勝といい、日本サッカーもかなり力をつけてきたということなんでしょうか。
決勝でのゴールを決めた李選手のシュートはすごかったですねー。
長友選手からのパスを見事にゴールに蹴りこんでくれました。
まさに芸術品的な一蹴りだったのではないでしょうか。
そして、それ以上に活躍していたのはゴールキーパーの川島選手でしょうか。
韓国戦でのPK勝負のときのスーパーセーブといい、今回の決勝での何度もピンチを救ったプレーといい、まさに縦横無尽の大活躍だったのではないでしょうか。
本当にすごかったと思います。
3月にはモンテネグロ代表との試合が待っています。
日本代表の更なる活躍に期待ですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2011/01/30(日) 21:03:51|
- スポーツ
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今日は久しぶりに散髪に行ってきました。
二ヶ月ぶりぐらいなのでかなり伸びておりましたので、思い切りばっさりとやってもらったら、寒いこと寒いこと。(笑)
帰りは風邪ひくーと思いながら帰ってきました。
いつも行く散髪屋は引越し前の家の近くなので、今となってはかなり遠くなってしまったのですが、散髪屋の近所の本屋に定期購読物を取り置いてもらうよう頼んであるので、散髪に行くついでに本屋にも寄ります。
今日も本屋に寄って「世界の艦船」と「グランドパワー」の最新刊を手に入れてまいりました。

こちらが「世界の艦船」3月号の表紙。
今月号は原子力水上艦建造史ということで、各国の過去から現在までの原子力水上艦が紹介されております。
そんな中でやはり原子力水上艦というとこの艦が印象深いですよね。
アメリカ海軍原子力ミサイル巡洋艦「ロングビーチ」です。

まさに未来の軍艦というイメージにぴったりの艦容ではありませんか。
艦橋の構造物がまるで四角いビルディング。
第二次世界大戦時の巡洋艦を見慣れた目にはとてもインパクトがあるものでした。
艦橋の壁面部分はレーダーになっており、今のイージスシステムのご先祖様のようなものでしょうか。
完成当時は砲兵器もまったく搭載されず、ミサイルだけの武装というのも新時代の巡洋艦という感じがしたものでした。
残念なことに今現在は原子力推進の水上艦というのはほぼ空母だけになってしまいましたが、一時期は原子力水上戦闘艦もそこそこ造られたものでした。
その中でもこの「ロングビーチ」はひときわインパクトのある戦闘艦として、当時は人気が高かったように思います。
懐かしいですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2011/01/29(土) 21:07:53|
- 本&マンガなど
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今日は雑記。
22日に打ち上げられたH-ⅡBロケットに取り付けられた無人補給機「こうのとり」が、無事に国際宇宙ステーションにドッキングできたそうですね。
すでに宇宙ステーション滞在のクルーが「こうのとり」内部に入っているそうで、今後物資を宇宙ステーション側に移送していくとのことです。
「こうのとり」には、なんと5.3トンにも達する実験器具や食料、日用品や飲料水などが積まれていて、国際宇宙ステーションでの滞在に欠かせない補給機です。
無人とはいえ、日本の技術でこうした物資補給機が無事に宇宙ステーションに到着したというのはすばらしいことですよね。
日本の宇宙技術のすばらしさをあらためて見せてくれたと思います。
日本の宇宙開発もこれからますます進んでほしいですね。
スポーツでは、今年の春の選抜高校野球大会の出場校が決まりました。
北海道では北海高校が一校だけ選ばれ、残念なことに遠軽高校は選ばれませんでした。
北海高校には遠軽高校の分までがんばってほしいものです。
九州では霧島山新燃岳が大規模噴火を起こしているそうで、噴煙が高さ1000メートルにも達しているそうです。
火山の噴火は昔からさまざまな被害を及ぼすものですので、大きな被害がでないことをお祈りいたします。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2011/01/28(金) 21:09:22|
- ニュース
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たまたま覗いていた「Twitter」
さて、今日も適当につぶやこうかと思ったそのとき、「Twitter」からのおすすめユーザーのところを見てびっくり。
なんと、「広崎悠意」氏のお名前があるではありませんか。
思わずうれしくなってしまいました。
広崎悠意氏といえば、1990年代に「D.O.」社でご活躍になられた原画家様。
特に私にとってはあの「虜」「虜2」の原画を担当なされた方として、深く印象に残っております。
「虜」は1996年の作品ですから、もう15年も前の作品になるんですね。
でも、いまだにパラメータ調整型の調教シミュレーションゲームとしては一級品の作品だと思います。

こちらがパッケージ。
広崎氏の描かれる女性の可愛さが見て取れます。
「虜」は可愛らしい少女を拉致監禁して、思いのままにしてしまおうというある種背徳的なゲームです。
女の子にいろいろな行為からなる「調教」を行い、それによって女の子の意思を捻じ曲げて屈服させ、好きなようにしてしまうのです。
女の子はもちろん必死で抵抗しますが、やがては言いなりになっていき・・・
「虜」では最大で三人の女の子が「調教」できます。
「調教」の進め具合によって女の子はいろいろなことができるようになっていきます。
その一つ一つに広崎氏のイラストがついていて、目を楽しませてくれます。
個人的にとても好きな絵柄なんですよ。
広崎氏は現在でも同人ゲームの製作などに携わっていらっしゃるようで、お元気そうで何よりです。
本当に久しぶりにお名前を拝見して懐かしく思いました。
「虜」もDLサイトで今でも手に入れることができるんですね。
なんだかそれもうれしい感じがしました。
最後に、「虜」はあくまでもゲームです。
実際にこんなことは絶対にしてはいけません。
女の子が言いなりになるはずがありません。
あくまでも妄想として楽しみましょうね。
それではまた。
- 2011/01/27(木) 21:02:07|
- PCゲームその他
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1906年の12月。
英国で革新的な性能を持つ戦艦が就役しました。
その名は「ドレッドノート」
そのあまりにも画期的で先進的な性能から、以後「ドレッドノート」をモデルにした戦艦をド級(弩級)戦艦と呼ぶようになったのは有名な話です。
「ドレッドノート」は、今までの戦艦が主砲、副砲、その中間の口径の中間砲というさまざまな大砲を備えて、それぞれがばらばらに射撃していたのに対し、大口径の主砲で統一し、それを一斉に射撃する「斉射」というやり方で砲弾の弾着を確認し、修正して命中弾を得るというやり方を導入するための戦艦でした。
そのため中間砲や副砲を廃し主砲だけを積んだ戦艦となり、30センチ連装砲塔五基を備える艦容は新時代の戦艦にふさわしい力強さがありました。
「ドレッドノート」は完成後すぐに世界的にも有名な戦艦となり、英国人だけではなく世界の人々にもその名が知られた戦艦でした。
そのことがのちに「ドレッドノート」にある事件をもたらすことになります。
1910年の2月、「ドレッドノート」は英国海軍本部よりの緊急電報を受け取ります。
なんと、アフリカのアビシニア(エチオピア)の王族が英国艦隊、特に「ドレッドノート」を見たいということで、歓迎の準備をせよというものでした。
「ドレッドノート」側では大慌てで歓迎の準備を整え、アビシニアの王族一行を迎えます。
2月10日、ウェイマスについたお召し列車から降り立った黒人たち一行は、なんとも奇妙な衣装の一団でしたが、アビシニアの風俗に詳しくない海軍側は特に何の問題とも思わずに一行を迎え入れました。
その当時海軍側にはアビシニア(エチオピア)に詳しい士官もいたのですが、彼は出張中であり、外務省から派遣されてきたという随行員に頼るしかありませんでした。
海軍側は一行をもてなすために軍楽隊にアビシニアの国歌を吹奏させますが、これがなんとアビシニアのではなく、アフリカの別の国ザンジバルの国歌でした。
しかし、一行はこのことをとがめるでもなく上機嫌で「ドレッドノート」を見て回り、時々「ブンガ、ブンガ!」と意味不明の言葉を発しておりました。
この「ブンガ、ブンガ!」とは何を意味するのか海軍側が尋ねたところ、随行員はアビシニア語で「すばらしい、大変すばらしい!」と言っているのですと伝えたため、海軍側もほっと胸をなでおろします。
一行は「ドレッドノート」を満喫し、その日のうちにウェイマスを離れていったので、海軍側は大事な国賓を無事にお迎えしお送りできたことに安堵しておりました。
ところが翌日の新聞に、この日「ドレッドノート」にやってきたのがアビシニアの王族でもなんでもなく、実はホーレス・デ・ヴェレ・コールという悪名高い担ぎ屋と、のちに作家として名を売ったヴァージニア・ウルフら大学生たちのグループだったという記事が載ったのです。
コールが随行員役を演じ、大学生たちがアビシニアの王族一団を演じていたというもので、その写真も新聞社に送りつけられておりました。
もちろんお召し列車も金を払って用意させた偽物であり、彼らが話していた話し言葉も「ブンガ、ブンガ!」もアビシニア語などではなくまったくのでたらめの言葉でした。
しかも海軍側にエチオピアに詳しい士官がいるとまずいので、実行は彼の出張中に行うという念の入ったものだったのです。
彼らは英国海軍の象徴である「ドレッドノート」をこき下ろすことで平和主義・自由主義を訴えようとしたのだといいますが、偽のアビシニア王族に誰も気がつかないばかりか、ご丁寧に歓待してしまった海軍の面子は丸つぶれになりました。
結局主犯格のコールが鞭打ち刑になったといいますが、この事件は「偽エチオピア皇帝事件」として語られ、「ドレッドノート」に付きまとうことになってしまいます。
1915年の第一次世界大戦中、「ドレッドノート」はドイツの潜水艦「U-29」を体当たりで撃沈するという戦果を上げますが、その際の「ドレッドノート」に送られた祝電は「ブンガ、ブンガ!」というものであったと伝えられます。
なんともとんでもない話があったものですね。
それではまた。
- 2011/01/26(水) 21:38:34|
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1970年代後半から1980年代初頭にかけて、世界は二極化された米ソの冷戦真っ只中でした。
これは1989年のベルリンの壁崩壊に続く1991年のソビエト連邦崩壊によっていわゆる“終戦”となるのですが、私が大学生だった1980年代半ばはまさに冷戦の最終局面を迎えていた時期でした。
1982年には表題のようなタイトルを持つ日本製アニメも作られ、米ソ核戦争はいつ起こっても不思議じゃないという一触即発の空気だったのです。

そんな中、シミュレーション・ウォーゲームでも近未来戦というカテゴリーで、(当時の)近い将来の米ソの軍事衝突をシミュレートしたウォーゲームがいくつも出ておりました。
私も今でもいくつか保持しておりますが、当時はいつか起こるかもしれない、でも起こってほしくない未来戦争ということで、盤上の米ソ激突を楽しんでおりました。
今現在となってはソ連が崩壊してしまい、こうした(当時の)近未来戦ゲームはすべて過去の遺物となってしまいましたが、先日「札幌歴史ゲーム友の会」の友人でありますMどりっひ様がご自身のブログで「NATO THE NEXT WAR IN EUROPE」(VG社)をプレイしたいということを書かれていらっしゃり、そういえば私の保持するゲームの中にあったなぁと思い引っ張り出してみたしだいです。

こちらが箱絵。
1983年製のゲームで、当時最新鋭のM2ブラッドレー歩兵戦闘車がシルエットっぽく映し出されています。
M2ブラッドレーは今現在でもアメリカの主力歩兵戦闘車ですが、当然のごとく何度も改善され、中身はまったくの別物といってもいいでしょう。
このゲームは(当時の)近未来である1980年代後半に、欧州でソ連軍を中核としたワルシャワ条約機構軍(WP軍)と、米軍を中核とした北大西洋条約機構(NATO軍)との戦いを表したもので、基本的には一ユニットが一個師団を表す作戦級のゲームです。
ゲームには三つのシナリオがあり、NATO側がまったく予期していなかった(つまり日常的な緊張レベルの)状態でWP側に奇襲を受ける戦略的奇襲シナリオと、ある程度政治的にきな臭くなってきていつつある状態だが、まだ戦争になるとは考えていなかった状態での攻撃を受ける戦術的奇襲シナリオ、そして双方が戦争に向けて緊張を高めあっていた状態での長期増強シナリオがあり、当然後者になるにしたがってNATO軍側が強力になっていきます。
ユニットには普通のゲームと同じく攻撃力、移動力、防御力がある一般的なものですが、機甲ユニットかそうでないかで移動手段が変わり、航空機輸送やヘリコプター輸送ができたりします。
また冷戦期の戦争ということで、当然のごとく化学兵器や戦術核兵器のルールも出てくるのですが、このゲームにおける戦術核使用はなかなかリスクも大きく、使うと宣言した側はサイコロを一個振り、なんと1・2・3の目が出ると、即座に敗北となってしまいます。
これは大規模戦略核戦争を引き起こしてしまったということで、使った側が即敗北となることで戦術核を使うことをためらわせようとしたのでしょう。
とはいえ、盤上で押されている側にしてみればこうなりゃ自棄だとばかりに戦術核を使う宣言をして、サイコロで負けてもいいやという投了覚悟で使う人も多いかもしれません。
ルール自体はそれほど難しくは無いとは思うのですが、結構細かいルールが多く、また購入当時はさほど作戦級ゲームに興味が無かったので、一回ぐらいしかプレイしていません。
この機会に当時の近未来戦、今となっては旧未来戦ゲームであるこのゲームをプレイしてみてもいいかなと思います。
それではまた。
- 2011/01/25(火) 21:09:28|
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昨日アメリカの航空母艦「サラトガ」の記事を書いたとき、表題が「シスターサラ」になっていたのですが、あれは「サラトガ」のことを米海軍将兵が親しみを込めてそう呼んでいたんですね。
同様に「レキシントン」のことは「レディレックス」と呼んでいたりして、もともと船は女性扱いですが、この二隻はまさに姉妹として扱われていたのかもしれません。
で、舞方の悪い癖が出まして、「シスターサラ」という愛称から、ウィンプルをかぶった清楚なシスターを想像してしまいました。
ですが、よくよく考えると、「サラトガ」嬢は巡洋戦艦から空母に改造されちゃったわけで・・・
ふとこんな呟きをツイッターでしてしまったわけです。
maikata シスターサラことサラトガ嬢は、大艦巨砲勢力のヒロインでしたが、全世界的悪事「軍縮」による「ワシントン軍縮条約」作戦によって拉致された挙句、よりにもよって大艦巨砲勢力にとっての悪夢「航空母艦」へと改造され悪堕ちしてしまったのだった。 と、なぜ夕べ書けなかったのだろう。
holy saki @maikata その理論で行くと、赤城加賀や信濃とかも悪堕ちですよね! 私空母も好きなんです。
maikata @holy saki もちろんです。「ワシントン軍縮条約」作戦は全世界的規模の悪事だったのです。この作戦で葬られた大艦巨砲ヒロインたちは数知れず、さらに「航空母艦」への悪堕ちも多数というすさまじい作戦でした。
holy asumi @maikata 世界規模で活躍するド級ヒロインの数々。しかし、ある時天から謎の毒電波「軍縮の声」が鳴り響く。次々と姿を消していくヒロインたち。次に姿を現した時、その姿は幾人もの戦闘員を従える指揮官と化していた!! 次回「ド級ヒロイン大和」天からの声。お楽しみに!!
holy asumi @maikata ということなんですねー?
maikata @holy asumi まさしくその通りですー。ww
holy saki @maikata 先生ー 世にも珍しい航空戦艦はどんな扱いでしょうかー?
maikata @holy saki 航空戦艦は大艦巨砲ヒロインと見せかけたスパイです。その証拠に彼女たちは航空母艦との連携が前提となっています。しかし、外見が大艦巨砲ヒロインなため、なかなか気づかれにくいのです。(笑)
holy saki @maikata せんせー 魚雷もった駆逐艦はどういった扱いですかー?
maikata @holy saki 水雷ヒロインは大艦巨砲とも空母ヒロインとも別種な存在ですが、その存在意義はもともと大艦巨砲ヒロインのサポート役でした。彼女たちはロリっ娘の外見に凶悪な出刃包丁を持つという恐ろしい存在で、うっかり近づくと強烈な一撃を見舞われます。
maikata @holy saki しかし、「ワシントン軍縮条約」作戦以後、悪に堕ちた空母ヒロインのサポートに回るようになり、最近では空母ヒロインの脇を固める優秀なロリっ娘戦闘員となっているのが実情です。武器も出刃包丁ではなくハエ叩きに変わっているのが多いです。
holy saki @maikata えっ? 駆逐艦はロリっ娘ですか? すると巡洋戦艦の扱いは?
maikata @holy saki 巡洋戦艦はサラトガ嬢たちと同じく大艦巨砲ヒロインです。ただ、着ているスーツの防御力が弱い反面、敏捷性が高い娘たちで、主に新体操をやっていたりします。
holy saki @maikata なんだか可愛い感じになりますねー。
なんて会話をツイッターでやってしまったわけなんですが、その会話が結構面白かったので、こうして記事にしちゃいました。
(holy saki&holy asumiはそれぞれフォロワーさんですが、仮の名前にさせていただきました)
最近は萌えミリ(萌え萌えミリタリー)なんてのもあるようですし、兵器の擬人化も行われていたりしますので、これも一種の萌えミリかなということで。
しょうもない記事でしたがたまにはこんなのも。
それではまた。
- 2011/01/24(月) 21:23:10|
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第一次世界大戦終了後の1920年、一隻の巡洋戦艦がアメリカで起工されました。
巡洋戦艦とは、戦艦とほぼ同様の大口径主砲を搭載しているものの、船体を覆う装甲は自分の主砲の砲弾を防ぐことができるほどの厚さを持たず、代わりに速度を重視して戦艦よりも高速を発揮できるようにした艦種のことです。
(戦艦の特徴の一つは、自分の主砲と同じ砲で撃たれても耐えられる装甲を持っているというものです。:一部例外あり)
この巡洋戦艦の名は「サラトガ」
サラトガとはニューヨーク州にある町の名前で、アメリカ独立戦争中にこの近郊で起こった戦いで英国軍を撃破した「サラトガの戦い」で有名であり、この巡洋戦艦の名もこの「サラトガの戦い」「サラトガの町」から取られたものでした。
巡洋戦艦「サラトガ」は、六隻計画された「レキシントン」級巡洋戦艦の三番艦として建造されはじめましたが、起工直後の1921年に起こったある出来事が、この「サラトガ」の運命を変えました。
国家財政の破綻を回避するために行われた「ワシントン海軍軍縮条約」により、「レキシントン」級巡洋戦艦は一隻も巡洋戦艦としては造られないことになってしまったのです。
そこでアメリカは「レキシントン」級巡洋戦艦のうち、一番艦の「レキシントン」と三番艦の「サラトガ」を航空母艦に改造して完成させようと考えます。
全長266メートル、基準排水量で3万トンを超える「レキシントン」級巡洋戦艦の船体は、航空母艦の船体としても有効だと考えられたのでした。
このあたりの経緯は日本でも似たようなことがあり、「天城」級巡洋戦艦の「赤城」が航空母艦になっています。
空母に変更された「サラトガ」は、1927年に就役し、翌1928年には艦載機も搭載されて戦力として完成しました。
その形状はすでに近代的で、飛行甲板が艦首と一体化しているエンクローズドバウが特徴です。
とはいえこのタイプの空母は、アメリカでもこの後しばらく出てこなくて、戦後の「エセックス」級の近代化改装以後になりますので、「レキシントン」級ではあまり評価されなかったのかもしれません。
全長270メートル、基準排水量は3万6千トンにも及び、これは戦争後半に大量就役した「エセックス」級よりも大きいものでした。
速力は34ノットから、一説によれば36ノットにも及んだといわれ、巡洋戦艦として起工されたという事実を見せ付けるものとなっております。
搭載機は約90機。
完成当初は飛行甲板上に20センチ砲を搭載し、敵巡洋艦との砲撃戦も考慮されておりました。

太平洋戦争が始まると、「サラトガ」は太平洋艦隊の空母として配備され日本軍と対峙します。
1942年には日本軍の潜水艦に魚雷攻撃を受けますが、幸い沈没にはいたらず修理することで前線に復帰します。
同型艦であった「レキシントン」が珊瑚海で沈没したあとも「サラトガ」は活躍し、特攻機の突入を受けたりしても最後まで沈没せずに太平洋戦争を生き残りました。
戦後は前線からの復員兵の輸送に当たったのち、1946年に廃艦となることが決まりました。
通常であれば廃艦となった艦はスクラップとして解体されるのですが、「サラトガ」には最後のご奉公が待っていました。
ビキニ環礁で行われる核実験の標的として使用されたのです。
二度の核爆発で「サラトガ」はついに沈没し、ビキニ環礁の海底に眠ることになりました。
現在では放射能も薄れ、ダイビングの人気スポットになっているそうです。
船体の大きさと高速性が空母としても有効性を発揮した艦でした。
アメリカ空母史上に名を残す艦だと思います。
それではまた。
- 2011/01/23(日) 21:05:16|
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1937年、チェコスロバキア軍はスコダ社とCKD社に新型戦車の開発を命じます。
とはいえ、スコダ社はLTvz35を開発したばかりであり、どうしてもその改良型的な戦車となることは否めず、一方のCKD社は、輸出に成功したTNH戦車をベースにした新型戦車を用意してくるのは明白で、もともとTNH戦車の優秀さに目をつけていた軍が、形だけ競争させたという話もあるようです。
こうして1938年にCKD社のTNH戦車を改良した新型戦車が、チェコスロバキア軍によってLTvz38戦車として採用となりました。
LTvz38戦車は、TNH戦車のよさをそのまま引き継いだ当時としては優秀な戦車でした。
主砲には37ミリ砲を搭載しておりますが、これはLTvz35の主砲の口径長を伸ばしたものであり、より貫通力が増しておりました。
主砲のとなりと車体前方には副武装として7.92ミリ機関銃が搭載されておりますが、これは日本でもチェッコ機関銃として有名で、故障知らずの優秀な機関銃として英国でもライセンス生産されたほどの機関銃でした。
装甲厚は車体前面と砲塔前面が25ミリ、側面が15ミリとこの時期の戦車としては平均的な厚さからやや薄いといったところでしょうか。
そして足回りはまさにTNH戦車からそのまま持ってきたともいえる一組の板バネに二つの転輪を取り付けた走行装置を片側二組というもので、この走行装置のおかげで路上では時速約41キロという高速を発揮することが可能でした。
こうして採用となったLTvz38でしたが、CKD社による生産ラインの整備が追いつかず、生産は遅々として進みませんでした。
そうしているうちに、なんとミュンヘン会談でドイツに譲歩した英仏によって、チェコスロバキアのうちチェコ地方がドイツに吸収されてしまうという事態が起こります。
(スロバキア地方はドイツの保護国化)
チェコスロバキア軍はせっかく採用した優秀な戦車も試作車を受け取ることだけしかできませんでした。
チェコスロバキア軍を解体し、その装備を自軍に取り入れたドイツ軍は、このLTvz38にも目をつけました。
優秀な戦車はドイツ軍にとっても有用です。
こうしてLTvz38は、ドイツ軍に採用されることになりました。
CKD社はBMM(ボヘミア・モラヴィア機械製造)社へと改変され、引き続きLTvz38を製造するよう命じられます。
皮肉にも整備を進めてきた製造ラインはここへ来て本格稼動し始め、LTvz38の製造は軌道に乗り始めておりました。
LTvz38は、ドイツ軍によって38(t)型戦車と呼ばれるようになり、ドイツ軍の装甲戦力の一翼を担うようになって行きました。
(t)はドイツ語のチェコ製を意味する頭文字から来ており、重量を示すトン意味ではありません。
かく言う私も昔は38(t)戦車を38トン戦車と読んでしまっており、事実を知ったときには顔が赤くなったものでした。
38(t)戦車の重量は、約9.5トンです。
38(t)戦車は、三号戦車の開発がなかなか軌道に乗らず、一号戦車二号戦車が主力だった1939年当時のドイツ軍にあっては、まさに攻撃力の中核をなす戦車といっても過言ではありませんでした。
機関銃しかない一号戦車や20ミリ砲の二号戦車とは違い、37ミリ砲を搭載した38(t)戦車は三号戦車に匹敵する戦車だったのです。
そして数のそろわぬ三号戦車に代わり、1940年の西方電撃戦では主役を務めて、ドイツ軍の快進撃を支えました。

装甲厚を厚くするなどの改良を加えられながら、1941年の独ソ戦開始まで使われた38(t)戦車は、ここでT-34という強敵の出現により戦車としての寿命を迎えます。
しかし、その信頼性が高く整備製のよい足回りは自走砲の車台として最適であり、以後、38(t)戦車の車台を使った自走砲が各種作られることになります。
そしてその基本設計を流用した38(t)戦車の改良型である新型偵察戦車は不採用となったものの、その新型偵察戦車から駆逐戦車38(t)ヘッツァーへと発展し、最後の最後までドイツ軍にとって必要不可欠な車両となったのでした。
(見た目が似ていることからヘッツァーの車台が38(t)戦車のものと思われがちですが、実際は共通部品は多いものの転輪サイズなどが違う別物であり、新型偵察戦車の足回りを流用しています)
チェコスロバキアという分離吸収された国で生まれた戦車でしたが、その優秀さはドイツという国を支えるほどのものだったのですね。
それではまた。
- 2011/01/22(土) 21:19:57|
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オーストリア・ハンガリー帝国の一部だったころから、チェコ地方は豊富な石炭を基にした産業革命によって欧州でも有数の工業地帯でした。
当然そこでは軍需産業も発達しており、チェコ地方にはいくつかの軍需工業会社が存在いたしました。
中でも大きかったのはスコダ社でしたが、のちにCKD社となるチェコモラヴィア機械会社もこの時期に名を上げてきます。
第一次世界大戦の終結によってオーストリア・ハンガリー帝国が崩壊したことで、チェコ地方はスロバキア地方と一緒くたに独立させられ、チェコスロバキアとして成立します。
しかし、チェコスロバキアにおいてはチェコ人がほぼ社会全体を支配してしまったため、スロバキア人は不満をくすぶらせていくことになりました。
そんな中、チェコモラヴィア機械会社はいくつかの吸収合併を繰り返してCKD社へと成長していきます。
こうしてCKD社はチェコスロバキア内ではスコダ社に次ぐ軍事関係の大企業へとのし上がることになりました。
ところがCKD社はどちらかというと大砲や戦車といった兵器の生産にはあまり携わったことが無く、サーチライトや船橋など補助的製品を主に納入していた会社でした。
そこでCKD社は英国から豆戦車(タンケッテ)のライセンス生産謙を購入し、vz33というタンケッテを開発します。
これは箱型の装甲された装軌式車体に機関銃を固定装備しただけのもので、戦車というよりは機関銃装備の装甲車両なのですが、世界恐慌時の各国軍が安価な装甲車両ということで多く採用していたものと一緒でした。
もちろんこんなちっぽけな装甲車両が主力としていつまでもいられるわけも無く、1930年代半ばになると、各国とも新型戦車を模索します。
CKD社も新型戦車を開発しようといたしますが、肝心のチェコスロバキア軍は新型戦車をその時点ではまだ必要としておらず、新型戦車開発の必要性がありませんでした。
しかし、ここでCKD社に朗報が舞い込みました。
中東の国ペルシャがイラン王国となり、イラン国王が軍の近代化のために新型の戦車を購入するというのです。
しかも、その購入先として欧州屈指の工業国チェコスロバキアのスコダ社とCKD社に打診をしてきたのです。
当然スコダ社もCKD社もこの注文を受けるべく新型戦車の開発を行います。
こうして完成したのがTNH戦車でした。
TNH戦車は、一組の板バネに大きな転輪二個を組み合わせた走行装置を、車体片側に二個装備したのが特徴で、それまでの戦車がわりと小型転輪をいくつも使っていたのに対し走行能力も整備性も勝るものでした。
このTNH戦車はイラン軍に50輌が採用され、CKD社は戦車製造で一躍名を上げることになりました。
いくつかの国からの注文も入り、このTNH戦車を各国向けに一部改良した戦車がペルー、スウェーデン、ラトヴィアに採用されました。
ですが、TNH戦車はチェコスロバキア軍には採用されませんでした。
1934年にチェコスロバキア軍がスコダ社、CKD社、タトラ社に新型戦車の開発を命じたときには、まだこのTNH戦車は開発中であり、スコダ社の開発した戦車がLTvz35として採用されてしまったのです。
このLTvz35戦車は、のちに35(t)という名称でドイツ軍にも使用されることになりますが、決して悪い戦車ではなかったものの、足回りのトラブルによく見舞われ、あまり高い評価を受けることはできませんでした。
このことはチェコスロバキア軍内でも同様で、チェコスロバキア軍は早期に次期新型戦車の開発をする必要に迫られました。
(2)へ
- 2011/01/21(金) 21:07:34|
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どうやら千葉ロッテマリーンズからメジャーリーグを目指してFA宣言をした小林宏之投手が、阪神タイガース入りが決まったようですね。
阪神ファンとしては、小林投手の加入は素直にうれしく、藤川球児投手の前を任せることのできる投手と思っております。
また、場合によっては小林投手が抑えを務めるということもあるかもしれません。
(考えたくは無いですが、藤川投手の不調、もしくは怪我などで)
投手というのは酷使されるポジションでもあるでしょうから、人数はいるに越したことは無いと思いますので、小林投手の加入は大きなプラスになると思います。
西村投手や渡辺投手は中継ぎとして登板機会の減少を危惧なさっているようですが、彼らの力が必要なときが間違いなく来ると思いますので、腕を磨いていってほしいと思います。
真弓監督はこれでKKFとか言って久保田投手、小林投手、藤川投手を判で押したように毎試合使ったりしないだろうかちょっと心配。
先発完投型の投手も育てていってほしいなぁと思います。
あと、千葉ロッテが人的保証を求めたとき、どの選手が千葉ロッテに行くことになるのか気になりますね。
今後の情報を待ちたいと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2011/01/20(木) 21:05:27|
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先週のSTVラジオ「日高晤郎ショー」の中の「私の本棚」コーナーで紹介されていたものなのですが、成美堂出版の「今がわかる時代がわかる世界地図2011」が届きました。

しばらくぶりに地図を買いましたが、この地図はいろいろな資料が付随しておりますからいいですねー。
世界各国の面積人口はもちろん、通貨単位や現在の首長の写真、さらには在留邦人数までも各国単位で載っております。
また、世界の主な国の軍事費やアルコール消費量、結婚率離婚率や貿易収支等々、硬軟取り混ぜた各種資料は読んでいるだけで面白いです。
地図そのものはそんなに変わりがあるわけではないので、こういう面で差別化を図るということなんでしょう。
全頁の半分以上がこういった資料ページというのもすごいです。
いろいろな資料があるのはうれしいですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2011/01/19(水) 21:23:39|
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のっけから「キッスは目にして」という歌の出だし部分ですが、まさにその言葉どおりのゲーム「影牢」のことは以前にも記事にいたしました。
(
2008年11月12日「背中美人」)
この「影牢」は「刻命館」シリーズとして作られ、「トラップアドベンチャー」として相手を罠にかけて倒していくというゲームで、以後「蒼魔灯」「影牢Ⅱ」へとつながっていくのですが、実にさまざまなトラップ(罠)が登場します。
そして、このゲームに負けず劣らずというか、それ以上のトラップが詰め込まれているのが、この本でした。

「トラップ・コレクション」(富士見文庫)
この本はいわゆるTRPGでマスターが使うであろうさまざまな罠を紹介するガイドブックのようなもので、屋外、通路、扉、部屋、宝箱といった各場所それぞれに仕掛けられるであろう罠を多数紹介してくれます。
その種類は実に豊富で、たとえば「橋」に仕掛けられる罠だけでも、ある重量が乗ると突然崩れる橋や、渡ると記憶をなくしてしまう忘却の橋、途中までは実際にあるがそこから先は幻影になっていて足を踏み出すと落ちてしまう橋など、数種類が載ってます。
また、一部の罠にはそれがどのように使われるであろうかというショートストーリーが載っており、それを読むだけでもすごく楽しめます。
私がとても気に入ったのは、呪われた武器防具についてのショートストーリーで、女戦士の親友だった女性が、数年間離れていた間に邪悪な暗黒神の女司祭になってしまっていて、涙を飲んで彼女を倒したものの、なぜか彼女がかぶっている魔物の模様のついたヘルメットに心惹かれてしまい・・・というものです。
もちろん暗黒神に仕える新たなる女司祭が誕生するわけです。
まあ、悪堕ちっぽいショートストーリーはこれだけですが、さまざまな罠は見ていても楽しいです。
今となっては手に入れるのは難しいかもしれませんが、古本屋などで見かけましたら手に取ってみてはいかがでしょうか。
それではまた。
- 2011/01/18(火) 21:08:11|
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今日1月17日は、日本にとりましてはあの未曾有の大災害であった「阪神淡路大震災」のあった日です。
あの日から今日で16年が経ちました。
おそらくいまだに物心両面で深い傷跡が残られていらっしゃる方も多いと思います。
あらためまして心よりお見舞いを申し上げます。
そして、世界的には1990年の8月に起こったイラクによるクウェート侵攻にともない、アメリカを中心とした多国籍軍によるクウェート解放のための「砂漠の嵐作戦」の開始日です。
(1991年1月17日)
こちらもあれから20年が経過しました。
あのバクダット上空に向けて撃ち上げられる対空砲火の映像はインパクトありましたね。
爆撃とその後の地上戦でイラクはほぼあっという間にという感じで戦闘力を喪失するわけですが、当時の多国籍軍の力は圧倒的でしたね。
開戦前はイラク軍の反撃でかなり損害が出るのではないかと思われてましたけど、実際には損害は少なかったといわれます。
とはいえ、やはりこちらも現在に至るまで傷跡は残っているようで、イラクはクウェートに対しいまだ戦争の賠償金を支払っている状況とのこと。
戦争の傷跡というのも、なかなか消えないものなのでしょうね。
今日はもう一つニュースを。
コーチ就任を打診されていたものの、それを拒否して北海道日本ハムを自由契約になっていた坪井選手が、オリックスバファローズと契約を結んだそうです。
その後の動向が気になっておりましたので、これで一安心。
でも、オリックスの渋い打者として日本ハム戦で活躍されたりしたらいやだなぁ。
まだまだ力は出せると思いますので、がんばってほしいものです。
今日はこのあたりで。
それではまた。
- 2011/01/17(月) 21:14:13|
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1898年、日本とロシアがじょじょに険悪な状況に向かう中、ロシアは一隻の防護巡洋艦をアメリカに発注いたします。
注文を受けたのはアメリカペンシルヴェニア州フィラデルフィアにあったクランプ&サンズ社でした。
同社はこの直前に、日本向けの防護巡洋艦「笠置」を建造したばかりであり、期せずして日露双方の巡洋艦を連続して建造したことになります。
翌1899年に進水したこの巡洋艦は、「ワリヤーグ(ヴァリャーグ)」と名づけられ、1901年の1月に竣工します。
全長130メートル、常備排水量で6500トンの「ワリヤーグ」は防護巡洋艦としては大型で、15センチ砲を単装12門も持つ有力な巡洋艦でした。
1904年に日露戦争が始まりますが、「ワリヤーグ」はこの時点で朝鮮半島に配備されておりました。
2月9日、「ワリヤーグ」は砲艦「コレーツ」とともに仁川から脱出しようとしましたが、待ち構えていた日本軍巡洋艦隊との間で砲撃戦となり、損傷した「ワリヤーグ」はやむなく「コレーツ」とともに仁川港に引き返す羽目になります。
このままでは日本軍に捕獲されてしまうと考えた「ワリヤーグ」艦長ルードネフ大佐は、部下たちを退艦させたのち僚艦「コレーツ」ともども「ワリヤーグ」を自沈させました。
こうして沈んでしまった「ワリヤーグ」は、日露戦争中はそのままとなりましたが、日露戦争が終わると日本軍の手で引き上げられることになります。
引き上げられた「ワリヤーグ」は日本へと運ばれてそこで修理を受けました。
そして二等巡洋艦「宗谷」として再就役することになったのです。

日本軍艦となった「宗谷」は、同型艦がなかったことから艦隊として運用することが難しく、結局練習艦として使われることが多くなりました。
1909年には、同じく日本軍巡洋艦「阿蘇」となった元ロシア軍巡洋艦「バヤーン」と練習艦隊を組んでアメリカまで練習航海を行います。
「宗谷」は日本海軍にとっては練習艦として活躍することになったのでした。
1914年になると、欧州で第一次世界大戦が始まります。
このとき日本は連合国側としてロシアと同じ陣営に参加。
そのため、ロシア海軍より艦隊強化のために日露戦争のときに捕獲した艦艇を買い戻すという申し出で、この「宗谷」もロシアに売り渡されることになりました。
1916年4月4日に「宗谷」はロシアに引き渡され、翌4月5日に再びロシア軍艦「ワリヤーグ」としてロシア軍に再編入されます。
「ワリヤーグ」はその後ロシア軍艦として主に北極海でパトロール任務に着きますが、1917年に修理のために英国に入港。
ところがロシア革命でロシア政府が崩壊し、その後成立したソヴィエト政府は修理代金の支払いを拒絶したために「ワリヤーグ」は英国でスクラップとなったのでした。
アメリカで作られロシア軍艦として自沈し、日本軍艦として働いた後またロシア軍艦となるという波乱の人生の軍艦でした。
最後はある意味見捨てられたような形になってしまったのがかわいそうという気もします。
あまり幸せではない一生だったかもしれません。
それではまた。
- 2011/01/16(日) 21:46:19|
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学研より隔月で発行されております歴史群像の最新刊2月号です。

表紙はこちら。
今回はメイン特集が奉天会戦です。
日露戦争の一大会戦となった奉天会戦。
今年の年末の「坂の上の雲」第三部でも取り上げられることは必定です。
まずはこの記事で予習といったところでしょうか。
第二特集は関ヶ原の戦いです。
東西両軍の天下分け目の戦い。
また何か新しい資料でも出てきたのでしょうか?
この奉天会戦と関ヶ原の戦いには、折り込み付録として日露両軍の奉天会戦時の配置図や、関ヶ原の戦いの布陣図が付いてきておりますので、記事を読むときの参考になりそうですね。
気になる記事としては、イギリス戦車開発の迷走というのがあります。
戦車開発国であった英国が、第二次世界大戦にはなぜ優秀な戦車を投入できなかったのか。
そのあたりを読むことができそうですね。
ほかにも面白そうな記事がいつものように満載なわけですが、今月号にはほかにも付録としてカレンダーが付いております。
「2011年日の丸の翼カレンダー」と銘打たれておりまして、「富嶽」「零戦」「一式戦」「零観」「三式戦」「九七艦攻」のイラストの付いたカレンダーです。
また、米軍の日本軍機識別シルエットも付いておりますので、なかなか楽しめるカレンダーではないでしょうか?
今号もじっくりと楽しませていただこうと思います。
それではまた。
- 2011/01/15(土) 21:14:51|
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俳優の細川俊之氏が亡くなられましたそうです。
まだ70歳とお若いのに・・・
細川氏といえば、木の実ナナさんとの「ショーガール」が有名ですが、ドラマや映画でも重厚な演技をされる名俳優様でしたね。
ぱっとどんな役が・・・というのはすぐには思いつきませんが、名前と顔が一致する私にとっては数少ない役者さんの一人でした。
ある年齢以上のアニメファンにとりましては、劇場版「あしたのジョー」の力石徹役で声をあてたのが印象深いでしょうか。
私もテレビ版の仲村秀生氏よりも細川氏の声の力石のほうが印象に残ってます。
今調べておりましたら、NHKの時代劇や大河ドラマにも結構出演なされていたんですね。
「真田太平記」では大野治長を、「葵徳川三代」では大谷吉継をやっていらっしゃったんだ。
言われてみれば思い出します。
細川氏の大谷吉継はよかったなぁ。
惜しい役者さんを失いました。
ご冥福をお祈りいたします。
- 2011/01/14(金) 21:06:07|
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押入れから見つけて久しぶりにやってみたゲーム。
プレイステーション用ゲーム「ヴァンピール」(アートディンク)です。

1999年発売といいますから、もう11年以上も昔の作品なんですね。
やったことある方いらっしゃいますかね?
このゲーム、言ってしまえば悪(?)の吸血鬼と善(?)の吸血鬼の勢力争いです。
ディランという吸血鬼がよみがえり、また人間たちを恐怖に陥れようとしているので、ひそかに暮らしたい吸血鬼一派がディランに対抗するために主人公(クリストファ:変更可)を送り込むというもの。
田舎町「メドヴェキア」から始まり、港町「カルシュタット」、大都市「ロンドン」へと舞台は移りますが、要はそこでお互いにしもべを増やして力をつけ、最終勝負をするというゲームです。
しもべを増やすにはもちろん吸血鬼ですので血を吸うわけですが、ただ血を吸っても相手を吸血鬼化するにはかなりの時間がかかります。
そこで昼間の間に対象となる人間と話をして親密度を上げていくと・・・
あら不思議、吸血鬼化するまでの吸血回数が2回程度にまで少なくすることが可能です。
つまりこのゲームはよる血を吸うことではなく、昼間の限られた時間内にいかに走り回って住民と親しくなるかのゲーム。
親密度は最高80まで上げることができ、ほぼ四回の会話が必要なのですが、その四回の会話は相手が仕事中でなくてはならず、一方血を吸うときには夜に自宅へ行かなくてはなりません。
よって昼間の仕事先と夜の自宅の双方を確認しておかなくてはならず、これがなかなか大変。
住民と会話をするうちに、その相手の事情とかもわかってくるので、血を吸うときにもちょっとした会話が発生したりするんですけど、それがどうもあんまり血を吸うエロさが感じられないんですよねー。
まあ、一般ゲームですから当然なんですが、やはり吸血はエロさがなくては・・・
それに血を吸われてしもべになっても、夜うろつきまわる姿はゾンビっぽくてあんまり好きになれませんし・・・
ディランのほうもしもべを増やしてくるので、せっかく親密度を上げた住民がディランのしもべになってしまうということも。
そうなると会話してくれなくなって、無言で追い払われてしまいます。
と、まあ、ほとんど作業状態をこなしていくと、最終決戦が起こりクリアとなるわけですが、クリア後はディラン側でも楽しめるようになってます。
そこで初めて彼の側の事情もわかるわけですね。
昔は結構楽しめたはずなんですが、やり直してみたら作業がつらくてすぐにやめちゃいました。
吸血もあんまり楽しくないし・・・
しもべにしてもつまらないし・・・
やっぱり吸血はエロさとギャップがないとね~。
ということで今日はこれにて。
それではまた。
- 2011/01/13(木) 21:27:22|
- PCゲームその他
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プロ野球も自主トレが始まってますね。
今日は北海道日本ハムの新人がいっせいに合同自主トレを開始したそうです。
もちろん注目はドラフト一位のあの方。
斎藤佑樹投手ですね。
千葉県鎌ケ谷の鎌ケ谷球場には、なんと観客が2500人も詰め掛けたそうで、斎藤佑樹投手の人気は本当にすごいですね。
先日の入寮にも300人のファンと200人の報道陣が詰め掛けたそうですから、事故などが心配になるのもうなずけます。
今日の自主トレ開始には梨田監督もやってきて斎藤投手を見ていったとの事で、一軍の春季キャンプに連れて行くと明言されたそうです。
怪我だけには充分注意してほしいですね。
まだプロで一球も投げていないのにこのフィーバー。
実戦登板になったらどうなることやら。
その日が楽しみではあります。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2011/01/12(水) 21:11:56|
- スポーツ
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今日は「タミヤニュース」の501号が届きました。

こちらが表紙。
米第8空軍爆撃中隊のマークだそうです。
今回目を引いたのはモデルクラブ紹介でしょうか。
珍しい女性だけの模型クラブmokejo(模型+女性)様です。
現在四人で活動なさっているようですが、ホビーショーにも出品なさるなどご活躍のようです。
連載の「第二次大戦イタリア軍装備解説」は、いよいよイタリア軍の主力戦車だったM13/40シリーズの前編。
履帯がはずれやすいとか装甲が薄いとかいろいろ言われるM13/40戦車ですが、イタリア軍の主力戦車として活躍し、イタリアが降伏後はドイツ軍も使用した戦車ですね。
タミヤのMMシリーズでも34番目の登場とかなり早く、私も中学生のころに作ったものでした。
見開きでの情景写真は「ヤークトティーガーの中期生産型オットー・カリウス搭乗車」です。
これは田宮様のHPでカラー写真を見ることができますので、ぜひそちらでご覧ください。
それにしてもわずか100両に満たない車両なのに、前期生産型だの中期生産型だのあるというのが、末期のドイツ軍車両らしいですね。
タミヤニュースも今回が501号。
新たな一歩を踏み出したという感じです。
今後も楽しみです。
それではまた。
- 2011/01/11(火) 21:36:20|
- タミヤニュース
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札幌はこの三連休とても寒いです。
雪も結構降りまして、除雪にも追われました。
寒かったり汗をかいたりで風邪気味になってしまったのか、ちょっと頭が痛いです。
今日の“最高”気温はマイナス3.8度でした。
これでも昨日よりは若干暖かく、昨日はもっと寒かったんですね。
今朝の最低気温はマイナス8.6度。
北海道の最低は、中頓別町というところで、マイナス26.3度だったそうです。
これって、冷蔵庫の中がむちゃくちゃ暖かいんですけど。(笑)
札幌じゃマイナス10度を超えることはまずないから、道民ですけど想像がつかない寒さですねぇ。
聞くところによりますと、お酒はそのアルコール度数をマイナスの気温に当てはめたぐらいで凍るといいますので、ビールですとだいたいマイナス5度ぐらい。
焼酎でもマイナス20度から25度ぐらいだと思いますので、中頓別では焼酎も凍る温度ですね。
これから本格的な真冬に向かう時期です。
皆様もどうかくれぐれも体調にはお気をつけくださいませ。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2011/01/10(月) 21:11:32|
- 日常
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ヤフオクでポチッた「ダブルスター」(GDW)が到着しました。

ユニットは切られているとは言うものの、ほぼ枠から外しただけの状態でして、隣同士くっついたままの物が多かったです。
早速マップ広げて悦に入り、第一シナリオ「奇襲」をちょっとだけソロプレイしてみました。
このゲームは、宇宙のかなたの二連星の片方に未来のアラブ人が入植し、もう片方に未来の中国人が入植しちゃったというもので、お互いに足りなくなった資源と増えすぎた人口問題を解決しようとしたら戦争になっちゃったというものです。
「インペリウム」や「第五次辺境戦争」のようにジャンプができるわけではないので、宇宙船は宇宙空間をちまちまと進んでいかなくてはなりません。
その間にも惑星は恒星の周りを回って動いていくし、衛星を軌道から外して小惑星爆弾として使うこともできます。
地味っぽいけど熱い戦いになりそうです。
s.jpg)
これがマップです。
白い円と楕円は惑星の公転軌道を示しており、ユニット化された惑星がこの上を動いていきます。

こちらはアラブ人の星系を表示したもの。
分割された円が惑星の地表を表し、数字のユニットはその大陸にいる人口を表しています。
この人口を攻撃で減らしていくことで勝利を得るシナリオもあります。
右にあるのは艦隊ボックスで、艦隊に配属された宇宙船がここに置かれます。

こちらは中国人の星系。
惑星に線で結ばれている白い点のユニットは衛星を示しており、この衛星に移動システムユニットを取り付けて移動させ、相手の星にぶつけることができるのです。

宇宙空間ですので、同一ヘクスに入らないと戦闘になりません。
アラブ側と中国側の一個艦隊ずつが戦闘中です。
艦隊を組んだ場合は、マップに置かれるのは旗艦ユニットだけなので、一ユニットしかないように見えますが、それぞれ艦隊同士の戦いです。
とりあえずざっと動かしたところで今日は終わり。
いずれは対戦したいですね。
でも、お相手がいるかなぁ。
今日はこれにて。
それではまた。
- 2011/01/09(日) 20:53:56|
- ウォーゲーム
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第一次世界大戦において、機関銃に対抗する手段として英国が戦車を生み出しますが、フランスもそれに遅れることわずかにして戦車を戦場へと送り出すことに成功します。
中でもルノー社が開発したFT軽戦車は、箱型の車体の上に360度回転することができる砲塔(最初は機関銃を搭載していたので厳密には銃塔)を載せ、その後の戦車の基本形を作ったとまで言われます。
このルノーFTは大量生産が行われ、戦後は各国にも輸出されるなどベストセラーとなりました。
当時日本もこのルノーFTを購入し、13両が日本に運ばれてきております。
このルノーFTは、約3800両以上も作られて、戦後もフランス陸軍の(数の上での)主力戦車として長らく使われ続けました。
しかし、1930年代に入りますと、さすがに第一次世界大戦時の代物であるルノーFTでは旧式化が否めなくなってしまいました。
そこでフランス陸軍は、このルノーFTの後継戦車の開発をルノー社とオチキス社に命じます。
実はそれ以前の段階でも、ルノー社はこのルノーFTの後継戦車を製作しておりましたが、大きさも価格もルノーFTを更新するには見合わずに、少数生産に終わってしまいます。
フランス軍の希望は、実は新型戦車と言ってもルノーFTを近代化したものがほしかったのであり、大きさも価格もルノーFTを大きく上回るものは必要なかったのです。
フランス軍の希望を知ったルノー社とオチキス社は、それぞれ二人乗りの小型戦車を試作することにいたしました。
それはまさしくルノーFTの近代化バージョンであり、操縦手と車長の二人乗りで厚い装甲とそこそこの機動力、そして一人用砲塔に37ミリ砲を備えた軽戦車でした。
この37ミリ砲はルノーFTの搭載する砲と同じものであり、弾薬や部品が共用できる上、スクラップにするFTから取り外して再利用まで考えているというもので、装甲貫通力は低いものでしたが、コストは安く抑えられるものでした。
試作の結果オチキス社の車両とルノー社の車両は、ほぼ同等のものであったものの、機動性が若干上回るということでルノー社の試作車が採用されることになります。
こうして完成したのが、ルノーR35と呼ばれる軽戦車でした。

ルノーR35は上記の通りルノーFTの後継戦車として作られ、鋳造による当時としては厚い装甲板(最高45ミリ)を持ち、機動性もそこそこの使いやすい小型戦車でした。
量産も大量に行われ、計画では2000両以上が発注されることになっており、実際に1939年9月の時点では1000両以上が生産されてフランス軍に配備されておりました。
ルノーR35は小型で価格も安く、バランスもそう悪くないいい戦車ではありましたが、やはり小型に過ぎました。
車体の小ささは不整地走行時に足をとられるなど問題もあり、また二人しかいない乗員は、トラブルの時には人数が少なくて何もできないという弊害もありました。
しかし、ルノーFTの近代化バージョンとして見た場合にはほぼその要求するところを満たしており、1940年のドイツ軍のフランス侵攻に際しては、数の上でのフランス軍の主力戦車としてドイツ軍を迎え撃ったのです。
非力な37ミリ砲ではありましたが、装甲の厚さではドイツ軍の三号戦車をしのいでおり、ドイツ軍にとっても正面切って戦った場合にはなかなか手ごわい相手でした。
残念なことにフランス軍の戦車運用が近代戦に適さなかったのと、無線機の装備が少なく部隊としての運用に難があったためにドイツ軍に各個撃破されてしまいますが、当時の戦車としては悪くない戦車だったのです。
フランス降伏後、ドイツ軍はこのR35を自軍の兵器として取り入れます。
そしてフランスレジスタンスとの戦いや治安維持に使用したり、一部は砲塔を取り払って自走砲にしたりして利用しました。
あまり活躍できなかった戦車ですが、第二次世界大戦が第一次世界大戦と同じ塹壕戦だったならば有効な戦車だったかもしれません。
戦争における戦術の変化がいかに兵器を役立たずにしてしまうか、それをこのルノーR35は体現して見せたのかもしれませんね。
それではまた。
- 2011/01/08(土) 21:26:45|
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年明け最初のウォーゲーム対戦は、昨年より引き続いているASL-SKリーグ戦でした。

今回はこのSK#2のボックスに入っているシナリオS13「Priority Target」が対戦カード。
1941年のギリシャにおいて、40ミリ対空機関砲を配置した英連邦軍の対空砲陣地に対して、その対空砲を捕獲または破壊しようとする独軍との戦いです。
今回は攻撃側の独軍を私が、守る防御側の英連邦軍を信長様が担当でした。
第一ターン、独軍は盤の北側から部隊を侵入させ、対空砲陣地へと向かいます。
それに対し反撃を行った英連邦軍ですが、ダイスの目が振るわずに独軍に損害を与えることができません。
隣接された7-0指揮官と457分隊が緊急防御射撃を行うも8の目がでてしまい混乱に。
一方独軍は8-1指揮官とLMG+548分隊の前進射撃がピンゾロで40ミリ対空砲の操作班が混乱。
あっさりと一門が沈黙します。
さらに第一ターンの裏(英連邦軍側ターン)では、40ミリ対空砲の射撃を低いダイス目で切り抜けたその8-1指揮官+LMG+548分隊の遠距離防御射撃がまたしてもピンゾロ。
これで二門目の対空砲も操作班が混乱して沈黙します。
第二ターンには、独軍の動きを牽制する位置に移動してきた英軍の247半個分隊に対し、8-1指揮官+LMG+548の同じスタックがまたしてもピンゾロ。
同じスタックが三回連続でピンゾロを出すという珍しい状況が起きて、この247半個分隊は除去となってしまいます。
そうなると独軍の動きを止められず、二門の対空砲はあっさりと独軍の手に。
残り一門もROFを回してがんばったものの、ついに白兵戦に持ち込まれ混戦に。
ここで英連邦軍は抵抗をあきらめて投了となりました。
今回はダイス目にかなり偏りが出ました。
こちらはピンゾロが上記の三回含め四回から五回出たのに対し、信長様は終始高いダイス目に悩まされました。
こうなってしまうとSKのシナリオはなかなか流れを取り戻すことができません。
続けても英連邦軍に勝つ見込みはほぼなかったでしょう。
これで今回のリーグ戦は4勝2敗です。
残りは2戦。
できれば2連勝と行きたいですね。
信長様、今回も対戦ありがとうございました。
それではまた。
(FC2側のトラブルでカウンターのヒット数が昨日一昨日の分と消えてしまったようです。また合計数字も7万ほど減ってしまい248万になってました。昨日の時点で255万8千は越えていたかと思いますので、記憶を頼りに修正しました)
- 2011/01/07(金) 21:37:28|
- ウォーゲーム
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当ブログ「舞方雅人の趣味の世界」の最初の記事が投下されましたのは、2005年の7月16日の午後3時40分だったようです。
「ブログなるモノを初めて作ってみました。
これからゆるゆると続けて行きたいとは思いますが・・・
どうなりますことやら。
皆さんよろしくお願いいたします。」
これが最初のご挨拶でした。
そして次にすぐ、SS書きとしての愚痴へと続き、(笑)
スターウォーズEP3を見てきたよーという記事へと続き、
林田相丘様よりいただきました「正義の女戦士クリスタルローズ」のイラストへと、その日一日で立て続けに三本の記事を投下します。
あの日から昨日の2011年1月5日で、ついにブログ
連続更新2000日を達成いたしました。
2000日。
なんといいますか、すごい数字なんだなぁとは思うんですが、今ひとつ実感がわいてきませんね。
1500日のときは「やったーっ」て気になったんですが、今回は、「ああ、そうか~。2000日達成したか~」みたいな感じで、あんまりすごいなぁって気になりません。
一応自分なりに気持ちは高めてきたつもりだったんですけどねー。(笑)
とはいえ、大変申し訳ありません。m(__)m
今回も記念SSが間に合っておりません。
これも達成感がない理由の一つでしょう。
まだ自分の中では区切りが付いていないのですから。
近いうちに何とか記念SSは発表したいと思ってます。
執筆は行っておりますので、何とか早めに形にできればと思っております。
毎回毎回言うことですが、本当に皆様のおかげでございます。
支えてくださいまして、本当にありがとうございます。
これからもまた一日一日記事を書いていき、3000日4000日へとつなげていきたいと思っております。
今後ともどうか皆様の応援よろしくお願いいたします。
「舞方雅人の趣味の世界」これからもがんばっていきますので、どうかよろしくお願いいたします。
それではまた。
- 2011/01/06(木) 21:12:43|
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そろそろプロ野球も2011年がスタートしてきましたね。
今年のペナントレースはどうなるのでしょうか。
とても楽しみなことです。
日本ハムの中田翔選手が阪神の金本選手と合同自主トレを行ったそうですね。
金本選手はまだ肩の具合があまりよくないようですが、開幕までに間に合うのでしょうか。
今年も厳しい状況かもしれませんね。
そういえば、北海道日本ハムはユニホームのデザインが変わるそうです。
主にビジター用のユニホームが変わるようで、今までの上下グレーから「北海道の大地を意識したカラー」というのになるそうです。
どんな色なんでしょうね。
グリーンがメインとかなんでしょうか。
個人的には今までのユニホームが結構好きなので、あまり変えてほしくはないんですけど、気分一新をしようということなのかもしれません。
どんなユニホームになるのか期待と不安が半々というところでしょうか。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2011/01/05(水) 20:53:05|
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お正月気分もそろそろ終わりですね。
今日は「世界の艦船」2月号(海人社)のご紹介。

表紙はこちら。
すでに年末には出ていたのですが、紹介がずれ込んじゃいました。
表紙は海上自衛隊の新型潜水艦「けんりゅう」の進水式の模様ですね。
「けんりゅう」は「そうりゅう」型潜水艦の四番艦目で、スターリング機関という外気に依存しない推進機関を搭載しており、今までのディーゼル&蓄電池式の潜水艦よりも大幅に水中活動時間が長い特徴を持っている潜水艦で、今後の海上自衛隊の主力潜水艦になっていく可能性があります。
また、海上自衛隊は今後潜水艦の退役時期をずらして、隻数を今までの16隻から22隻体勢にするそうで、海上自衛隊の潜水艦戦力は、質量ともにアップすることになりそうです。
カラーページで目を引いたのは、イタリア海軍の新型空母「カブール」でしょうか。
ハリアーVSTOL機を8機、ほかにヘリも載せ、陸上兵力も載せる揚陸艦的な運用もできる新型空母だそうで、重厚な艦容が印象的ですね。
対照的に寂しいのが英国海軍で、「クイーン・エリザベス」級の新型空母の完成を待たずに、空母「アーク・ロイアル」の退役が決まったそうで、これで英国海軍には空母は「イラストリアス」一隻になってしまいました。
その「イラストリアス」も早期退役が決まりそうで、ほんとに英国海軍は金がないんだなぁとしみじみ感じさせられます。
本文は、艦艇の技術的発展ということで、人物や技術が紹介されているようです。
このあたりはじっくり読んで行こうと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2011/01/04(火) 21:29:56|
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大井昌和先生の「ちいちゃんのおしながき」の7巻目です。

こちらが表紙。
小料理屋の料理を担当する小学生(笑)ちいちゃんが主人公の四コママンガで、まあ、ありえない設定なんですけど、楽しい作品です。
今は亡き父親の残した小料理屋を守り、飲むしか能がない? 母親をけなげに支えているちいちゃんと、その小料理屋「みづは」に集まる常連さんたちとのほのぼのギャグ系のマンガなんですが、出てくる料理が結構美味しそうで、たまにレシピも載ってます。
残念ながらまだそのレシピの料理を作ったことはありませんが、いつかは作ってみようかなーと思ってしまうぐらいです。
時々食に関する薀蓄も乗っていて、ほーと思うこともあったりなかったり。
まあ、そんなのは抜きにしても、面白い作品だと思います。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2011/01/03(月) 21:22:24|
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改めまして皆様あけましておめでとうございます。
お正月二日目、いかがお過ごしでしょうか?
今年はついに元日SS投下ができなくてすみませんでした。
その代わり、今日は早めに更新でSS投下します。
タイトルは「おみくじ」
楽しんでいただければと思います。
それではどうぞ。
おみくじ
「新年あけましておめでとー」
「おめでとー」
私は親友の智春(ちはる)ちゃんに新年の挨拶をする。
今日は元旦。
2011年の始まりの日。
また一年が始まるよ。
「ねえ、初詣行くでしょ?」
「うん。いくよ」
私がそう答えると、智春ちゃんがにっこりと微笑む。
「よかったぁ。綾香(あやか)ちゃんを連れて行くって言っちゃってたんだ」
「言ったって、誰に?」
「もちろん智里お姉ちゃんだよ。お姉ちゃん今年も舞方神社で巫女さんやってるから」
「あ、そっか」
私はハッと気が付いた。
智春ちゃんのお姉さんは、ここ数年毎年舞方神社で巫女さんのアルバイトをやっているんだったっけ。
「さ、行こ行こ、行っておみくじ引こ。きっとお姉ちゃんがいいおみくじ引かせてくれるよ」
私の手を引く智春ちゃん。
「何それ。いくら智里さんが巫女さんやっているからっておみくじを選ぶことができるわけないでしょ」
苦笑する私。
「いいの。お姉ちゃんからおみくじもらえば、いいおみくじのような気がするんだから」
笑っている智春ちゃん。
その笑顔を見ていたら、何だか私もそんな気がしてきたよ。
ジャラジャラと鈴を鳴らし、パンパンと拍手をして神様にお参りする。
どうか・・・今年こそジャアク帝国との戦いに決着が付きますように・・・みんなが平和に暮らせますように・・・
私はそう神様にお願いする。
そうなのだ。
私は今ジャアク帝国という侵略者と戦っている。
地球を狙うジャアク帝国。
私は選ばれた光の戦士として、地球を守るために戦っている。
その戦いが一刻も早く終わりますように・・・
「どうか綾香ちゃんの戦いが早く終わりますように・・・」
小さくつぶやくように言う智春ちゃんの願いに、私は思わず振り向いた。
「うふっ、綾香ちゃん、私も神様にお願いするからね。早く綾香ちゃんが戦わなくて済むようにって」
にこやかに微笑む智春ちゃん。
私は思わず胸が熱くなった。
そう。
智春ちゃんと智里さんは私が光の戦士としてジャアク帝国と戦っていることを知っている。
そしていろいろな面で私をサポートしてくれていた。
そのおかげで、私は心置きなくジャアク帝国と戦えていたのだった。
「さ、こっちこっち」
智春ちゃんが私の手を引っ張る。
私はその手に引かれるようにして本殿の脇にある社務所のほうへと向かっていく。
そこで何人かのアルバイトの巫女さんたちが、お守りや破魔矢、そしておみくじを売っているのだ。
私と智春ちゃんはまっすぐ智里さんのところへ行き、そこでおみくじを買うことにした。
「あけましておめでとうございます」
「あけましておめでとうございます、智里さん」
「はい、あけましておめでとう。おみくじ引く?」
巫女服姿もりりしい智里さんがにこやかに私たちを迎えてくれる。
巫女服に合わせてあるのか、目の周りにはアイシャドウを引いて、口紅も真っ赤なものをつけていた。
「もちろん。いいおみくじちょうだいね、お姉ちゃん」
「こら、そんなことできるわけないでしょ」
「ちぇっ」
智里さんにたしなめられて、ぺろっと舌を出す智春ちゃん。
二人は本当に仲がいい。
「でもね、今年はちょっと違うわよ」
智里さんがそういってごそごそと後ろから黒い筒を取り出す。
「はい、引いて引いて」
「はーい」
智春ちゃんが手を出すと、智里さんがすっと引っ込める。
「だーめ。まずは綾香ちゃんからよ」
「え~っ、なんで?」
「なんででも。さ、綾香ちゃん引いて」
「あ、はい・・・」
私は智里さんが差し出す筒に手を入れ、おみくじを一つ取り出した。
あれ・・・
何だか躰に電気が走ったような気がする・・・
なんだろう・・・
「そのおみくじは特製なのよー。開いてみて」
「えっ? でも・・・」
そりゃ見るけど、そんなふうに迫られるとちょっと恥ずかしいよ。
「お姉ちゃん、私にも」
「智春は待ちなさい。綾香ちゃんのおみくじを見てからよ」
「えーっ?」
口を尖らせる智春ちゃん。
「あ、智春ちゃんが引いてからで・・・」
「だーめ。さ、あけてみて、綾香ちゃん」
少しにらむように私を見つめてくる智里さん。
うーん・・・しょうがないなぁ・・・
私はおみくじを開いてみた。
「あれ?」
突然周囲が暗くなる。
隣にいたはずの智春ちゃんもいなくなり、闇の中に私と智里さんだけになる。
「いったい・・・」
「ああ、気にしなくていいのよ。ちょっと結界を張っただけ。それよりもおみくじはどう?」
智里さんがニコニコと笑っている。
何だかすごくいやらしい笑い・・・
でも・・・
すごく似合っているような・・・
私はおみくじを開く。
周囲が暗くなったのなんてどうでもいいや。
それよりもおみくじだよね。
目の前に現れた“大吉”の文字。
「やったぁ!」
私は思わずガッツポーズをする。
「どれどれ? わぁ、大吉ね? おめでとう」
智里さんもすごく喜んでくれる。
あれ?
智里さんの着ていたのって赤と白の巫女服じゃなかったっけ?
袴がいつの間にか黒くなっているような気がするけど・・・気のせいかな?
うん・・・気のせいだよね。
そんなことよりおみくじおみくじ。
「大吉:願い事かなう」
やったね。
これでジャアク帝国の手から地球を・・・
地球を?
どうするんだっけ?
「待ち人:すぐ来る」
うんうん。
地球侵略の手勢がすぐ来るってことだよね。
「失せ物:見つかる」
うんうん。
失くしていた闇の力が解放されるってことだよね。
「旅立ち:行うがよし」
うんうん。
地球が終われば次だよね。
「商い:うまく行く」
うんうん。
制圧した地球人を奴隷にして売り払えば・・・ね。
「恋愛:良縁あり」
うわぁ。
今度来る軍勢にいい人がいるのかな?
「争いごと:危うからず」
うんうん。
光の軍勢なんて物の数じゃないよね。
などなどすごくいいことが書いてある。
今年は運勢がよさそう。
地球制圧も簡単に済みそうだよね。
あれ?
地球制圧?
「うふふ・・・大吉でよかったわね、綾香ちゃん。これであなたもジャアク帝国の一員よ」
いつの間にか背中からコウモリのような羽を生やした智里さんが笑っている。
頭からも角が生え、まるで悪魔のよう。
何だかとっても素敵だわ。
「私がジャアク帝国の一員?」
「そうよ。自分の姿を見て御覧なさい。あなたはもう光の戦士じゃないわ。ジャアク帝国の魔戦士なのよ」
智里さんに言われて私は自分の姿を見てみた。
すると、私はいつの間にか黒革のコルセットのようなものを身に着け、申し訳程度の黒いショーツを穿いている。
背中からは智里さんと同じようなコウモリ型の羽が生え、頭を触ると角が生えていることがわかった。
「これは?」
「うふふふ・・・そのおみくじのおかげよ。そのおみくじに込められた闇の力が、綾香ちゃんを生まれ変わらせたの」
智里さんが私の持っているおみくじを指し示す。
そうなんだ。
このおみくじのおかげなんだ。
なんて素敵なんだろう。
私はもう光の戦士なんかじゃないわ。
ジャアク帝国の闇の魔戦士なのよ。
うふふふふ・・・
「さあ、行きましょうアヤカ。皇帝陛下がお待ちかねよ」
「はい、チサトさん。チサトさんもジャアク帝国の一員なんですね?」
私はチサトさんが差し出した手をしっかりと握る。
「ええ。今年のおみくじを用意しているときに闇の力を注がれたの。今ではジャアク帝国の忠実なるしもべよ」
そっかー。
だから私にも闇の力を込めたおみくじを用意してくれたのね。
うれしいな。
「あ、智春ちゃんはどうするの?」
「智春のことは気にしなくていいわ。あの子にはいずれあなたが闇の力をあげればいいの。そのほうがあの子も喜ぶでしょ」
そうか。
そうだよね。
智春ちゃんもいずれ闇に染めてあげればいいんだ。
うふふふふ・・・
楽しみだなぁ。
私はチサトさんとともに、闇の世界へと飛び込んでいった。
END
- 2011/01/02(日) 13:38:15|
- 異形・魔物化系SS
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皆様、新年あけましておめでとうございます。旧年中はいろいろとお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も趣味のミリタリーネタから、ウォーゲーム、そして洗脳改造悪堕ち系SSをたくさん投下していきたいと思っております。
皆様の変わらぬご支援をいただけますようがんばりますので、応援よろしくお願いいたします。
今年が皆様にとりましてもよい年になりますようお祈り申し上げます。
- 2011/01/01(土) 01:04:03|
- 日常
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