先日の日曜日、「札幌歴史ゲーム友の会」からの帰宅途中でレンタルDVDショップに寄ったのですが、久しぶりに見つけまして思わず手に取ってしまったのがこれでした。

なんと、1985年の12月末に放映された日本テレビの年末時代劇スペシャル第一弾、「忠臣蔵」です。
いや、もう懐かしいーー。
ストーリーはもう実にオーソドックスな忠臣蔵。
吉良上野介のいじめに耐えかねた浅野内匠頭が刃傷に及び切腹、幕府に抗議の意味を込めて大石内蔵助以下四十七士があだ討ちのため吉良邸に討ち入るというものです。
この何もひねっていないオーソドックスさが実に安心して見られる忠臣蔵になっていると思います。
前編後編の実に四時間強を昨日一昨日で見たわけですが、やっぱりいいですねー。
25年前に見たときの気持ちがよみがえりました。
当時まだまだ大きな力を持っていたNHK「紅白歌合戦」にぶつけるという意味もあり、出ている俳優も実に豪華。
大石内蔵助は里見浩太郎氏、吉良上野介は今は亡き森繁久彌氏。
この森繁氏が実に憎憎しい上野介を演じております。
四十七士の中でも人気のある堀部安兵衛には若き日の勝野洋氏、「太陽にほえろ」のテキサス刑事を思い出します。
洋といえば、浅野内匠頭を演じる風間杜夫氏が刃傷に及ぶ際、羽交い絞めして抑える役の梶川与惣兵衛役を演じていたのは、われらが仮面ライダーV3こと宮内洋氏でしたねー。
見直してみて(本来笑うべきシーンではないのですが)思わず笑ってしまったのは、四十七士が本懐を遂げ上野介の首を取ったあと、将軍綱吉が彼らをどう処遇すべきか悩むシーンにおいて、その意見を求めた荻生徂徠(おぎゅうそらい)と林大学頭(はやしだいがくのかみ)をそれぞれ西村晃氏と佐野浅夫氏が演じており、新旧水戸黄門対決になっていたところでした。
まあ、それをいうなら大石内蔵助自身が現在の水戸黄門ですか。
25年も前の作品ですので、今はもう鬼籍に入られていらっしゃる方もたくさんおられますが、総じて豪華メンバーの競演です。
安心して見られる忠臣蔵ですので、レンタルショップでお見かけの際には、お手に取られてみてはいかがでしょうか。
懐かしく楽しませていただきましたです。
それではまた。
- 2010/10/27(水) 21:19:46|
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