昨日はレンタルショップでDVDを借りてきまして、トム・クルーズ主演の映画「ワルキューレ」を拝見いたしました。

こちらがパッケージ
この映画は第二次大戦中のドイツにおいておこなわれたヒトラー暗殺計画の実話に基づいたもので、トム・クルーズはその実行犯であるシュタウフェンベルク大佐を演じています。
シュタウフェンベルク大佐はアフリカ戦線で勤務していたときに負傷し、左目、右腕、左手の指二本を失っていましたので、きっと演じるには大変だったでしょうね。
暗殺計画はさまざまな要因から失敗しヒトラー総統は生き延びるわけですが、総統を狙った爆弾自体は爆発しており、一時は生死不明となったことで、暗殺とそれに続くクーデターは成功するかに思われました。
ですが、総統の無事が確認されるに従い、混乱は急速に収まってクーデターも失敗。
シュタウフェンベルク大佐は捕らえられ銃殺されることになりますが、そこまでの一連の流れをしっかり見せてくれました。
歴史的事実として失敗することがわかっている事件なので、これからどうなるんだろうというドキドキ感はありませんけど、歴史を追体験させてくれる意味でおもしろい映画でした。
一人の独裁者の生死が国家を揺るがすというのも独裁国家ならではかもしれませんね。
マニアとしてはこういう戦争映画には当時の兵器が出るのか、はたまた似せたものが出るのか等、気になるわけですが、この映画では冒頭のアフリカ戦での一コマに四号戦車長砲身型が出てきました。
よく似せて作られておりましたが、残念なことに履帯の幅が異様に広く、画竜点睛を欠く感じでした。
でも、パッと見はよく似ている四号戦車でした。
他には20ミリ対空機関砲のおそらく実物と思われるものや、四輪装甲車sd・kfz222に似せた車両がでてきましたが、この装甲車もとてもよく似ており、砲塔も回ってくれてうれしかったです。
戦争映画的な派手なシーンはほとんどありませんが、楽しめる作品だと思いました。
それではまた。
- 2010/05/31(月) 21:27:32|
- 映画&TVなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:3
ゲームジャーナルの新刊35号が到着しました。

今来るか今来るかと待っていて、午後はワクワクしっぱなし。
なんでしょうね、久しぶりにワクワク気分を味わいました。
これがいいものなんですよねぇ。
付録ゲームは「激闘!グデーリアン装甲軍」
MMP社の「A Victory Denied」のライセンス版ですね。
英語版は持っていないので、今回の付録化に期待していたのです。
今回の付録化もおもしろい経緯をたどってますよね。
もともとはゲームジャーナル誌4号の付録であった「激闘!マンシュタイン装甲軍」がMMP社によってライセンス生産されて「A Victory Lost」となり、その「A Victory Lost」が好評だったために、同システムでMMPが作成したのが「A Victory Denied」でして、その「A Victory Denied」を今度はゲームジャーナル誌がライセンス生産という。
「激闘!グデーリアン装甲軍」は、バルバロッサ作戦開始後の1941年7月初旬における独軍のスモレンスク周辺における機動戦を扱ったゲームです。
日本語版になっていくつかの修整が加えられたようですけど、もともとの「A Victory Denied」をプレイしたことがないので、その修正がどのように作用するのかはわかりませんが、いずれ対戦してみたいと思います。
ここしばらくゲームジャーナル誌は購入してなかったので、誌面そのものはいつも通りと言う感じなんでしょうか。
相変わらずの松田先生のリプレイマンガがおもしろいですね。
個人的にお世話になっている今日も6ゾロ様のASL関連の記事は今回は対戦車ライフルについて。
確かに大戦中期以降の装甲の厚くなった戦車にはあんまり役に立たない気がしますねぇ。
久しぶりのゲーム雑誌。
じっくり楽しませてもらいます。
それではまた。
- 2010/05/30(日) 20:49:34|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
毎月購入しているガリレオ出版様の「グランドパワー」誌。
今月号も手に入れてまいりました。

こちらが表紙。
今月のメイン特集はアメリカ製の戦車M3リー及びグラントです。
車体に固定した75ミリ砲と上部砲塔の37ミリ砲という、当時いくつかの国で採用されたデザインになってます。
第二次世界大戦が始まった時点では、まだアメリカは戦車に関しては試行錯誤を繰り返していた時期でしたので、M3中戦車は急遽作られた急造戦車なわけですが、そこに至るまでの経緯やM3以前のアメリカ戦車も掲載されているようです。
英国にとってはこの急造戦車が砂漠の戦いで活躍してくれることになるわけで、まさに救世主というべき戦車ですが、こうしてグラントとリーを取り上げてくれるのはありがたいですね。
他には独軍の3tハーフトラックや、陸自車両のカラー写真。
フィンランドで作られた鹵獲したBT-7ベースの突撃砲BT-42など、面白そうな記事が今月も載ってます。
これでまた数日は楽しめそうです。
今日も短いですが、こんなところで。
それではまた。
- 2010/05/29(土) 20:22:30|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今日は本当に久しぶりに大学時代からの友人たちと会ってお茶してきました。
わりと会っている部類の友人たちではあるのですが、それでも一年ぶりではすまないかな。
二人とも元気で変わりなく、会ったとたんにバカ話が弾むのはなんともうれしいことですね。
お互いミリタリーや歴史系ネタ、ウォーゲームのネタなど趣味満載の話に興じ、とても楽しい時間を過ごすことができました。
私は通信対戦などでときどきウォーゲームはやっているのですが、彼らはちょっと離れているみたい。
しばらくぶりに一戦交えてみようかな。
他にもいろいろと懐かしい話など交えているうちに、あっという間に二時間ほどを過ごしてしまい、今日のところはお開きに。
また近いうちに再会しようということで別れました。
やっぱり久しぶりに友人と会うのはいいものですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2010/05/28(金) 21:15:30|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
先日ネットの友人とお話をしまして、今から考えると、もっとしっかり覚えておけばよかったなぁという作品って結構あるものだなぁと再確認。
以前ブログでも紹介しました「ゴッド・アーム」や、「悪魔の招待状」などはインパクトもあって記憶もわりとはっきりしており、検索するにもしやすかったのでタイトルや内容を調べることもできたのですが、他にも結構記憶に残っているわりには、検索するには細かなところが思い出せないというものがありますよね。
いろいろと悪堕ちにつながるものが多く、できればタイトルや掲載された本などを知りたいとは思うんですが、これがなかなか難しい。
インパクトがあったものの一つなんですが、おそらく海外のSF短編を翻訳したもので、短編集の中に収められていたものの一つだったと思うのですが、地球からの異星探査宇宙船がある星(だったと思う)に到着して、その星の探査を行なったところ、チーム全員が捕らえられてばらばらに切り刻まれてしまい、その上で細胞レベルで機械化が行なわれ、オートメーションで再度全身が作り直されて蘇るのですが、そのときには全員異星の手先になってしまっており、最後は地球侵略の尖兵として飛び立っていくというような話でした。
もっとも、記憶も定かではないので、若干違うところがあるかもしれません。
ですが、男女混成チームが全員捕らわれて改造(機械化?)されて悪堕ちという状況に、若かりし時の自分はずいぶんドキドキして興奮したのを覚えています。
だからこそなんかしっかり読むのが恥ずかしい感じがして(まるでエロ本ww)、その本がどんなタイトルの本だったか全然記憶がないんですよね。
他にもありまして、これも短編ですがタイトルもどんな短編集に載っていたのかも記憶がないんです。
ストーリーはちょっと変わった吸血鬼モノというもので、海外に行っていた夫が現地である女性と関係を持ったんだったか(奥さんも一緒に旅行に行っていたかもしれない)して、吸血鬼のウィルスのようなものをうつされたけれど本人には何も影響がなく普通に暮らしていたのだが、あるとき奥さんがちょっとした怪我をしてしまい、夫がその怪我を舐めてあげたことで奥さんに感染してしまい・・・
その日から奥さんは夜になると遊び歩くようになるというものなのですが、これもちらっとしか読んだことがなく、所々違っているかもしれません。
こういう作品って、あとで結構気になったりするんですけど、そのときにはもうどんな本に載っていたなんて作品かってのは記憶に残ってないんですよねー。
でも、インパクトだけは残っているので、こうしてもやもやとすることになるわけですが。
もしうちのブログをお読みの方で、これ知ってるという方がいらっしゃいましたら、お教えいただけますと幸いです。
こういう話って結構今の私の悪堕ち話のネタになっていたりもするんですよね。
それではまた。
- 2010/05/27(木) 21:29:22|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
以前・・・もうずーーーっと以前のことになりますが、ネットでAFVの資料検索をしているときに偶然見つけたのがこのサイト様でした。
「
SYU'S WORKSHOP」様です。
(サイト名クリックでリンク先に飛べます)
こちらは、サイト管理人のSYU様がさまざまなもの(プラモデルやディオラマなど)を製作していくときの、その製作過程を写真付きで見せてくださっておりますサイト様です。
その作成技術は本当にすばらしく、写真と解説を見ているだけでとても楽しめます。
おそらく皆様もきっとこの作成記事の虜になるのではないでしょうか。
以前よりお邪魔させていただいていたサイト様でしたが、このたび製作記の一つ「モリアーティのアジト製作記」が完結しましたことで、あらためてそのすばらしさを再確認いたしましたので、当ブログでの紹介をお願いしましたところ、快くOKをくださいましたので、ここにご紹介する次第です。
あの宮崎駿氏も関わりましたアニメ「名探偵ホームズ」
そこに登場いたしました悪役モリアーティ教授のアジトが、見事に、それはもう見事に立体化されております。
他にも作品中に登場しました「プテラノドン型飛行機」や「潜水艦」なども立体化されております。
もうすばらしいの一言しかありません。
ぜひ皆様もご覧になってみてくださいませ。
SYU様、このたびは紹介のご許可をいただきましてありがとうございました。
これからも楽しい製作記を拝見できるのを楽しみにしております。
応援しております。
それではまた。
- 2010/05/26(水) 21:01:14|
- ネット関連
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
1942年後半、ドイツでは新型重戦車の選定試験がポルシェ社とヘンシェル社の試作車で行なわれました。
この結果、優れていると判断されたヘンシェル社の試作車が選ばれて、のちにティーガーとして戦場を暴れまわることになります。
一方、選定に敗れたポルシェ社の試作車でしたが、ヒトラー総統のフェルディナント・ポルシェ博士への個人的な思いいれをあてにしていたのか、ポルシェ社では試作車を含めて10両の完成品及び完成間近の車体と、設計に合わせてすでに切断されてしまった装甲板やエンジン、モーターなどの完成資材が90両分も用意されてしまっておりました。
これらはそのままでは無駄になってしまうため、ドイツはあらためてこの車台を流用した兵器を作ろうと考えます。
そこで新型重戦車(のちのティーガー)よりもさらに強力な71口径長の88ミリ砲を搭載した自走砲を作ろうということになり、エンジンの位置を変更するなどの改修を経て重駆逐戦車「フェルディナント」が完成します。
(ちなみにティーガーは56口径長の88ミリ砲 一般的には口径長が長いと貫通力も強い)
フェルディナントは正面装甲がなんと200ミリにもなる重装甲の自走砲であり、ティーガーの倍の装甲厚を誇っておりました。
当時の対戦車砲ではまず貫通は不可能と言ってもいいぐらいでした。
側面でも80ミリもあり、まさに動くトーチカでした。
フェルディナントは1943年におこなわれたドイツ軍の大攻勢である「クルスクの戦い」に投入され、そこで大いに活躍するはずでした。
しかし、装甲厚の増加は重量の増大を招き、フェルディナントは機動力の低下に苦しみます。
さらに、ソ連軍の戦法により随伴歩兵を切り離され、フェルディナント単独になったところをソ連軍歩兵の肉薄攻撃に晒されて破壊されてしまったのです。
フェルディナントには敵歩兵を寄せ付けないような機関銃は装備されておらず、容易に敵歩兵に近づかれてしまったためでした。
そこで、クルスクの戦いを生き延びた45両のフェルディナントには、さまざまな改修が行なわれました。
車体前方に機関銃を取り付けたのもその一つであり、クルスク戦での戦訓に応じた改修とされました。
新しくなったフェルディナントは、ヒトラー総統の命令で「エレファント」を名前を変えられます。
博士の名前から象さんになったのでした。

新たにエレファントへと生まれ変わったフェルディナントは、その後イタリア戦線や東部戦線で米英連合軍やソ連軍を迎え撃ちました。
強力な71口径長88ミリ砲はその威力を発揮し、航空攻撃を受けないような状況であれば、自らが破壊されるまでに相手を十数両も撃破したといいます。
突撃砲としてではなく、重対戦車自走砲としての運用であれば、エレファントはその威力を存分に発揮したのでした。
というのが、わりと最近までのエレファントの解説でしたが、最近はドイツ側や旧ソ連側の資料などで、少々修正されているようですね。
確かにモーターやエンジンのトラブルはありましたが、足回りはそれほど問題がなかったようですし、きちんと整備をすればずいぶんと操縦しやすい車両だったようです。
また、確かに機関銃装備がなかったのは問題だったようですが、行動中のフェルディナントにそうやすやすと歩兵が取り付けるはずもなく、地雷などで履帯を撃破され行動不能になったところをやられたのが多いようです。
クルスク戦でもフェルディナントは充分に暴れまわったらしいですね。
あとに続く戦力がドイツ側に無かったらしいです。
航空攻撃のしづらい隘路などに陣取った場合、フェルディナント(エレファント)を撃破するのは非常に困難だったのではないでしょうか。
従来あまりいい評価でなかったフェルディナント(エレファント)が、再評価されているのはなんだかうれしいものでした。
それではまた。
- 2010/05/25(火) 21:39:09|
- 趣味
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
昨晩はいつものようにGoma様とVASLでのASL-SK対戦。
シナリオS33「FEW AND FAR BETWEEN」が決着つきました。
このシナリオは1940年5月13日のオランダにおける戦いで、二号戦車一両に支援された独軍7個半の分隊が、村に立て篭もるオランダ軍6個分隊を追い払おうというもので、ある箇所から二ヘクス以内のすべての建物を独軍が支配しなくてはなりません。
時間はわずかに四ターン半しかなく、しかも二ターンにはオランダ軍に1個半分隊が増援でやってきます。
独軍に躊躇している時間はありません。
攻撃側の独軍をGoma様が、防御側のオランダ軍を私が担当です。
序盤、独軍は私の予想に反して、まだ植物の生えてない耕作地(開豁地扱い)を進んできます。
移動するには不利な地形をわざわざ進んできたのにはびっくり。
しかし、逆に手薄という面もあっていくつかの分隊を混乱させたものの、防御線は破られてしまいます。
二人しかいない指揮官のうちの一人も混乱してしまい、オランダ軍としては痛い状況でした。
独軍にはたった一両しかなく、しかも装甲の薄い二号戦車ではありますが、これがオランダ軍にとってみるとなかなか手ごわい存在です。
対戦車兵器と呼べるものは何もなく、わずかに二丁の軽機関銃(LMG)がかろうじて装甲を撃ち抜く可能性がある威力を持っているだけ。
しかもLMGで二号戦車を撃ってしまうと、撃破できないばかりか接近してくる独軍歩兵を撃てなくなる可能性も大きく、そうやすやすとは撃てません。
そのため、二号戦車はオランダ軍の背後に回るような形を取り、オランダ軍の増援を阻止する位置へと動きます。
どうにもオランダ軍としてはこの二号戦車が厄介でした。
しかし、独軍もオランダ軍が立て篭もる村にはなかなか接近するには難しく、じわじわと攻め寄せます。
ターン数が少ない独軍はあまり接近に時間をかけるわけにはいかないのですが、Goma様は着実に攻め寄せてくることを考えられたようでした。
中盤から終盤にかけ、オランダ軍はかろうじて二号戦車の射撃を切り抜けて増援部隊を村の部隊と合流させることに成功します。
これは二号戦車の主砲が故障してしまったのが大きかったです。
そのため火力が大きく減じられてしまいましたから。
オランダ軍はわずか二箇所になってしまった支配化の建物で必死に防戦。
接近してきた独軍に痛撃を与えて指揮官を死亡させるなどダイスの目もよかったこともあり、ついに最後の白兵戦で勝負が付くことに。
ここで独軍が白兵戦で勝てば独軍が、オランダ軍は勝てなくても生き残ればオランダ軍が勝ちとなる状況で、独軍はダイスの目に恵まれずオランダ軍が生き残りました。
最後までどっちが勝つかわかりませんでした。
主砲が故障しても、対戦車兵器のない歩兵にとってAFVは脅威でした。
粘り勝ちできてよかったです。
次回は入れ替え戦。
今度は私が二号戦車を使います。
オランダ軍を蹴散らすぞ。
それではまた。
- 2010/05/24(月) 21:41:35|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
大戦後半のドイツ軍が対空自走砲を多用したのと同様に、アメリカ軍もまた地上攻撃機の脅威に対する対空自走砲を地上部隊に配備しようと考えます。
そのときに、ドイツ軍がトラックやハーフトラックを対空自走砲の車台にしようとしたように、アメリカ軍が傑作装甲兵員輸送ハーフトラックM3をベースにしようとしたのは当然のことでした。
最初米軍は、傑作重機関銃である12.7ミリ重機関銃M2を左右に一丁ずつ搭載したM33二連装銃塔をM3装甲ハーフトラックに搭載したM13対空自走砲を作ります。
M2重機関銃自体がとても優秀な機関銃であったため、このM13対空自走砲は当然それなりに優秀なものではありましたが、機関砲ではなく機関銃であるために炸裂弾を使うことができず、低空攻撃をしてくる敵航空機に対しては若干威力不足を感じるものでした。
そこで米軍はさらなる強化を目論み、37ミリ機関砲と12.7ミリ機関銃を組み合わせたものを作ってみたりしましたが、あまりできのいいものとはなりませんでした。
それではと今度は12.7ミリ機関銃を上下四連に並べてみた四連装銃塔を開発しましたが、最初に開発されたものは四連となったことで弾幕効果は強化されたものの、銃塔のできがよくなくて試作の域を出ませんでした。
しかし威力不足は解消されたと見た米軍は、この12.7ミリ機関銃四連装銃塔の開発を進め、マクソン社においてM45銃塔が開発されることになります。
M45銃塔は、中心に射撃をする操作員が入り込むような形で座り、左右に12.7ミリ機関銃が上下二連で装備されるというもので、非常にコンパクトにまとまった使い勝手のよい銃塔でした。
このコンパクトさはM3装甲ハーフトラックの荷台部分に装備しても、旋回に何の問題もないぐらいのものでした。
ただし、実際には機関銃の外側に付く銃弾ケースが装甲板と干渉してしまうために、両側と後部の装甲板の上部を若干切り欠いた上で折りたためるようにいたしました。
このマクソン社製のM45銃塔を搭載したM3装甲ハーフトラックは、M16対空自走砲として米軍に正式採用されました。
レンドリース用のM5装甲ハーフトラックにも同様に載せられ、ほぼ同じ形のM17対空自走砲も作られて、ソ連に供与もされました。

M16対空自走砲は、二連装型のM13からの改造車両や新造を含めて約3500両もが生産されました。
そして大戦後半の連合軍地上部隊の対空車両の中心として使われます。
しかし、そのころには連合国側空軍の活躍によりドイツ空軍の制空権は失われておりました。
ドイツ軍の対地攻撃機が連合軍地上部隊を攻撃してくることなどはほとんどなくなってしまっていたのです。
そのためM16対空自走砲は、その四連装の12.7ミリ機関銃で独軍地上部隊を攻撃する味方歩兵の援護に使われることが多くなりました。
12.7ミリ機関銃四丁の威力は凄まじく、M16は「挽き肉製造機」というあだ名まで付けられたのです。
M16対空自走砲は大戦終了後もその使い勝手のよさから使われ続けました。
第一線を退いたのは1958年であり、M45四連装銃塔はさらにその後もトラックなどに搭載されてベトナム戦争にも参加しております。
ですが、ほとんどは対空兵器としてではなく、地上射撃の能力の高さを買われてのことでした。
ある意味M16対空自走砲も、目的外の使われ方をした兵器だったといえるのかもしれません。
それではまた。
- 2010/05/23(日) 21:18:38|
- 趣味
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
第二次世界大戦も後半に入ると、さすがのドイツ空軍(ルフトヴァッフェ)も制空権を維持できなくなってきます。
ソ連空軍とはまだそれなりに互角の勝負をしていたものの、西部戦線では米英連合軍航空機の攻撃に対抗しがたく、制空権をほぼ喪失してしまいました。
そうなると、地上部隊は敵空軍の地上攻撃に晒されてしまいます。
制空権がなくなるということは、地上部隊が好き勝手に航空機による攻撃を受けてしまうということでもあったのです。
そのため各拠点などには多数の対空砲が配備されることになりますが、移動力を持たない対空砲では部隊に追随することができません。
そこでドイツ軍は、トラックの荷台やハーフトラックの荷台に対空機関砲を据え付け、簡易対空自走砲を作り出しましたが、元となる車台がトラックやハーフトラックでは、機動力も防御力も見劣りするものであったことは否めませんでした。
そのため装甲部隊の主軸を担ってきた四号戦車の車台を使って対空自走砲を作り出すことになり、その結果生まれたのが「メーベルワーゲン(家具運搬車)」でした。
メーベルワーゲンは四号戦車の車台に20ミリ四連装対空機関砲を備え付けたもので、周囲に装甲板を張り巡らせたおかげで、トラックやハーフトラックを使った対空自走砲よりは防御力が増しておりました。
しかし、メーベルワーゲンには欠点がありました。
主武装である20ミリ四連装対空機関砲を撃つときには、周囲の装甲板を展開し、防盾以外ほぼ無防備になる必要があったのです。
これは砲を操作する操作員がむき出しになることを意味しており、操作員からは不評でした。
そこでドイツ軍は、操作員を保護しつつ射撃がおこなえるよう、20ミリ四連装対空機関砲ごと砲塔形式の装甲版で囲ってしまおうと考えます。
こうして作られたのが、四号対空戦車「ヴィルベルヴィント(旋風/つむじ風)」だったのです。

ヴィルベルヴィントは四号戦車の砲塔リングに収まるように作られた、そろばんの玉のような形をした砲塔形式の装甲板の中に20ミリ四連装対空機関砲と操作員を収めるようになっており、天井のないオープントップの形式ではあったもののメーベルワーゲンに比べればはるかに防御に勝るものでした。
オストバウ社で作られた試作車はすぐに採用され、ヴィルベルヴィントは量産に入ります。
しかし、ドイツの国力はこのような対空戦車を数多く量産するには力不足でした。
主力であるパンターや四号戦車そのもの、三号突撃砲などを作るので手一杯だったのです。
そのためヴィルベルヴィントは損傷して工場に戻ってきた四号戦車の車体を流用して作られることになり、終戦までに84両(122両説もあり)ほどしか作られませんでした。
ヴィルベルヴィントはドイツ地上部隊を空からの攻撃から守るべき存在でしたが、実際は戦争後半の連合軍戦闘爆撃機は防御力も向上していたので、20ミリクラスの対空砲では撃墜するのは困難だったといわれます。
また、砲塔形式となったことでその分重量も重くなり、旋回に時間がかかるようになってしまったため、敵機を追尾しながらの射撃が困難になってしまったともいいます。
ですが、もはや友軍機の上空援護を当てにできなくなってしまったドイツ軍地上部隊にとって、ヴィルベルヴィントは最後の頼みの綱だったのではないでしょうか。
その存在は多くのドイツ軍将兵にとって頼もしかったものと思われます。
それではまた。
- 2010/05/22(土) 21:36:22|
- 趣味
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
いつもいつも可愛らしい笑顔を振りまいてくれていたブログ妖精のココロですが、本日でサービスが終了となってしまいました。
別サービスに移行されましたようで、私もむーちゃんと一緒に設置しなおしいたしましたが、今まで使えた機能が大幅に制限されてしまったようです。
ブログ記事投稿もしてくれなくなっちゃったみたいですね。
あの微妙に頓珍漢な記事が面白かったんですけどね。
ココロを引き継いだサービス側もいろいろと考えてはくれそうなのですが、サービス終了は寂しいですね。
大人の事情なんでしょうね。
昨日は220万ヒットのお祝いのお言葉を多くの方からいただきました。
こちらのブログでのコメントばかりではなく、ツイッターやメッセンジャーでもいただきました。
この場をお借りして、あらためてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
それではまた。
- 2010/05/21(金) 21:18:29|
- ネット関連
-
| トラックバック:0
-
| コメント:5
先ほど、本日22時ごろ、当ブログ「舞方雅人の趣味の世界」が、
220万ヒットを達成いたしました。
いつもいつも申し述べていますことですが、これもひとえに当ブログにおいでくださいます皆様のおかげでございます。
本当に、本当にありがとうございます。
220万ヒット達成記念SSにつきましては、近いうちに何とか投下したいと思います。
今日の達成に間に合わなかったこと、大変申し訳ございません。
どうか今しばらくお時間をくださいますようお願いいたします。
あらためまして、皆様本当にありがとうございました。
今後とも、「舞方雅人の趣味の世界」をよろしくお願いいたします。
それではまた。
- 2010/05/20(木) 22:13:14|
- 記念日
-
| トラックバック:0
-
| コメント:13
先日Hiro様とのVASLによりますASL-SK対戦を行ないました。
シナリオはS24「SHERMAN MARCHES WEST」です。
このシナリオは1944年6月に開始されたソ連軍のバグラチオン作戦における一局面で、独軍6個分隊と50ミリ対戦車砲が立て篭もる村に対し、アメリカからのレンドリースによるM4A2(シャーマンⅢ)6両もの支援を受けたエリート及び一線級合わせて14個分隊のソ連軍が攻撃をするというものです。
ドイツ軍にはこのほかに第一ターンに505重戦車大隊からティーガー後期型1両と、支援の三号戦車N型が1両、第三ターンに第五装甲師団のエリート兵士や工兵の6個分隊が増援としてやってきます。
今回はソ連軍を私が、独軍をHiro様が担当しました。
盤上には麦畑が広く広がっているものの、村に接近するにはある程度の開豁地を通らなくてはなりません。
M4A2に支援させつつ接近と行きたいところなのですが、独軍はパンツァーファウストを持っているのでうかつには近づけません。
さらにティーガーの主砲に狙われたらまず助からないので、毎ターン1両ずつ撃破されるのを覚悟しなくてはならないぐらいです。
序盤、M4A2の一両が隠れていた50ミリ対戦車砲に撃破され、増援で入ってきたティーガーも難なく1両を撃破。
あっという間に2両を失います。
ソ連軍はこのままではまずいと判断し、残り4両のうち2両を撃破されてもいいからティーガーを撃破しようと三方向から接近します。
その過程で1両を撃破されますが、だめもとで撃ったM4A2の主砲が見事にティーガーを撃破。
ですが、こちらもパンツァーファウストやパンツァーシュレックなどで次々とやられ、ついにM4A2隊は全滅。
じわじわと接近していた歩兵たちも、勝利条件の建物を二つとりましたが、そこで戦力が尽きました。
健在の分隊が2個半になった時点で投了。
残念ながら負けました。
戦車戦はともかく、歩兵に関してはほぼ独軍歩兵の攻撃でやられてしまいましたので、やはり接近の仕方がまずかったのでしょう。
このあたりは反省です。
でも、ティーガーやっつけたからいいのさ!
と、シベリアで日記に書くことになるだろうな。(笑)
Hiro様とは今晩も対戦予定です。
シナリオははJ1「URBAN GUERILLAS」
胸をお借りしてきます。
それではまた。
- 2010/05/19(水) 21:50:44|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
昨年発売されて好評だった「皆のシュー」
うちのブログでも「
2009年5月17日の記事」で取り上げましたが、STVラジオの「日高晤郎ショー」がセブンイレブンと協同で開発した美味しいシュークリームでした。
それが、一年ぶりに帰ってきたのです。
しかもさらに美味しくなってお値段は据え置き。
うれしいですよねー。

こちらがパッケージ。
昨年と同じ皿に載せてあります。
「お待たせ! 濃厚カスタード チョイと背伸びの
皆のシュー」だそうで、カスタードクリームがより濃厚に。

こちらが本体。
大きさも昨年と変わらない様子。

日高晤郎氏のイラストつき。
昨年は切り口に近く、切ったときにイラストも切れてしまったのですが、今年配置を変えて切れないようにしてあります。
やっぱり自分のイラストが切れてしまうのは気分がよくなかったんでしょうね。

ちょっと見づらいですが、塩野わかこさんのイラストが裏側に付きました。
番組内で「セブンイレブン探検隊」というセブンイレブン紹介コーナーがあるのですが、その隊長ということでコーナーを預かっており、今回の皆のシューにも参加ですね。
昨年は売り切れが相次いだので、今年は少し多めに扱っているのでしょうか。
今日はすんなり買うことができました。
昨年並みのフィーバーがありますかねぇ。
味はいいです。
甘さ控えめで美味しいです。
北海道だけでしかも一ヶ月限定ですが、手に入れる機会がありましたら味わってみてはいかがでしょうか。
それではまた。
- 2010/05/18(火) 21:10:09|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
1936年、英国は第二次ロンドン海軍軍縮条約に基づく新型戦艦の開発を始めました。
第二次ロンドン軍縮条約では、戦艦の主な要目として主砲の口径は14インチ以内、排水量は35000トン以内とされることがほぼ決まっていたため、新型戦艦もその要目にそって建造されることが決まっておりました。
そのため、それにそって設計された新型戦艦は、本来なら14インチ主砲を搭載しそれに対する充分なる防御力を施した戦艦となる予定でしたが、第二次ロンドン軍縮条約は英米仏だけの締結となり、日本が参加しなかったことで条約はほとんど意味を成さないものとなってしまいます。
日米など各国は16インチ砲を主砲として持つ戦艦を建造し始めますが、すでにほぼ設計が完了していた英国の新型戦艦はそのまま14インチ砲を主砲としたまま建造が開始されました。
英国は新国王が即位した直後に完成した新戦艦には、その新国王の名を冠することが慣習となっていたそうで、新国王ジョージⅥ世が即位したあとに完成したこの戦艦は、慣例どおりなら「キング・ジョージⅥ世」と命名されるはずでした。
しかし、新国王ジョージⅥ世は、新戦艦に自分の名を付けることを断ります。
その代わり父の名を新戦艦に与え、この新戦艦は「キング・ジョージⅤ世」と命名されることになりました。
そのため1912年に完成し、第一次世界大戦を戦った戦艦キング・ジョージⅤ世の名を引き継ぐ二代目の戦艦となったのです。
キング・ジョージⅤ世は、重量を軽減しつつ攻撃力を維持する方法として、砲塔数を減らす代わりに一つの砲塔に多くの主砲を搭載することにいたしました。
そのため、新たに設計された四連装砲塔を三基搭載して、14インチ砲12門という攻撃力を持たせる予定でした。
しかし、諸外国が16インチ砲搭載の戦艦にシフトしたことに伴い、設計段階での防御力に不安があったため装甲を増やすことになり、その増えた装甲分の重量を減らすために砲塔の一基を四連装から二連装にせざるをえませんでした。
このことが、キング・ジョージⅤ世級の主砲配置が特殊なものになった原因でありました。
ただし、装甲を増やしたにもかかわらず、防御力は「ビスマルク」などには及ばなかったとも言われます。
副砲を廃して高角砲を兼ねた13.3センチ両用砲を搭載したり、レーダーに連動した射撃管制システムを搭載するなど新時代の戦艦としての能力を備え、29ノットに達する高速発揮が可能であったキング・ジョージⅤ世は、1940年12月に完成。
翌1941年にはビスマルク追撃戦にも参加し、「ロドネイ」とともにビスマルクを砲撃します。
その後は地中海でシシリー島上陸作戦に参加するなどしたあと、ドイツ海軍の戦力低下に伴い太平洋へと移されます。
英国太平洋艦隊の一員として日本との戦いに参加し、日立や浜松などを砲撃。
戦争終結後は、4年ほど現役を勤めたのち退役。
スクラップとなりました。
第二次ロンドン条約が各国によって批准されていれば、条約内では有力な戦艦となるはずでしたが、無条約時代となってしまったあとでは攻撃力防御力に遜色のある戦艦になってしまいました。
ですが、戦艦同士の撃ち合いなどというものがほとんど起きなかった第二次世界大戦においては、船団護衛や対地攻撃などには充分過ぎるほど有力な戦艦であり、各国の新型戦艦の中ではそれなりに活躍することのできた戦艦だったといえるでしょう。
栄光ある英国の戦艦史に名を残す戦艦だったことは間違いありません。
それではまた。
- 2010/05/17(月) 21:34:21|
- 趣味
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
昨日はjuntegral様よりいただきました素敵なSSを掲載させていただきましたが、勝るとも劣らないSSを見つけてしまいました。
2chの「エロパロ&文章創作」板にあります「強制喫煙シチュ」スレの“3”様のSSです。
清楚な主婦が、無理やりタバコを吸わされながらのセックスにおぼれてしまい・・・というストーリー。
まさに寝取られ&エロケバ化という私の好きなシチュで、大変楽しませていただきました。
こういうシチュがお好きな方はぜひぜひ目を通してみてください。
きっと楽しまれると思います。
もう一つ、気になったブログもご紹介。
「初心者S女のSMブログ、平凡に…」というブログです。
今年の1月にはじめられたブログのようなんですけど、最初は恐る恐ると言う感じだったS女様が、今ではパートナーを奴隷呼ばわりしていじめるのが最高に興奮する立派なS女様に成長なさっておられます。
その成長具合が実にいい感じで、とても興奮させていただきました。
私自身はというと、先日「ロング・エンゲージメント」を借りたときに、いっしょに借りた「宇宙戦艦ヤマトⅢ」を見始めております。
1980年の作品ですので、なんと今から30年も前のアニメなんですね。
出てくる声優さんも若い若い。
今では鬼籍に入られてしまわれた方もちらほらと。
懐かしいですね。
BGMもボラー連邦の曲なんかは今聞いてもいいものです。
それにしても、反射板搭載機で光線を反射させる新反射衛星砲もそうなんですが、反射衛星や反射板搭載機で本当にエネルギー光線を反射できるんでしょうかね?
反射衛星や反射板搭載機を破壊するだけで終わりそうな・・・
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2010/05/16(日) 21:25:34|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
最近、舞方雅人さんは競技のことが気になってしょうがないみたいですね。
*このエントリは、
ブログペットのココロが書いてます♪
- 2010/05/16(日) 11:02:55|
- ココロの日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
このところなかなか妄想を形にできなかった私に業を煮やされましたのか、お世話になっておりますjuntegral様より、投稿作品をいただきました。
タイトルは「mikoto」
少女がじわじわと変化していく姿をご堪能くださいませ。
それではどうぞ。
「ねぇーミコト知ってる、最近この辺で変な宗教が流行ってるらしいよ。」
「宗教?別に宗教くらい個人の自由じゃないの?」
「それがさー、結構ヤバそうなのよ、ウチの友達の友達がさぁ、その宗教にハマっちゃって高校中退したらしいの。」
「友達の友達って(笑)。なんで宗教にハマったくらいで学校やめちゃうのよ?」
「うーん、あたしも詳しくは知らないんだよ、なにせ友達もその子のこと話したがらないし・・・」
「へぇー、でもあたしはそーゆーの興味ないし、今はインターハイに向けて陸上に専念したいしね。」
「あはは、まぁミコトは大丈夫だよね、学力優秀、運動神経抜群のスーパーガールだもんね。」
「おまけに美人。」
「自分で言うなよ。まぁでも、ミコトは女のあたしからみても美人だと思うよ。でも色気ないよねー、その膝まであるスカートまずなんとかしたら?(笑)」
「うっるさいわねー、私は別に男とか興味ないし。」
「まぁ、ミコトは高嶺の花って感じで、釣りあう男もなかなかいないしねー。男もあんたみたいなお堅そうなのみたら逃げちゃうよ(笑)」
「ほっとけー。」
「ふふふ、じゃああたしは、ここで。バイバーイ。」
「バイバイ・・・、ったくぅ。」
「アンケートにご協力いただけませんか。」
カナと別れ、一人歩いていると若い女性に話しかけられた。
「え?」
「いま学生の意識調査アンケートをしてるんですよ。アンケートに答えてもらった方には粗品もご用意してますよ。」
「は、はぁ・・・」
「ありがとうございます、簡単に終わるアンケートです。あまり悩まず直観的に答えてもらって結構です。」
ミコトは若い女性からアンケート用紙が挟まれたクリップボードとボールペンを渡される
(あー、またこの手のアンケートかぁ・・・私ってなんでこういうの断れないんだろ・・・まぁなんかくれるみたいだし、すぐ終わりそうだしいっか・・・どれどれ・・・)
・興味のあること、悩みをもっていることに○をつけてください
・家族 ・友達 ・異性 ・趣味
・健康 ・美容 ・ファッション ・体型
・政治 ・経済 ・学問 ・宗教
(家族、○。友達、○。異性・・・そりゃ興味なくはないわよ・・・私だってピチピチの17歳だし・・・、○。でも陸上の部活で忙しいし・・・、趣味○。まぁこんなもんか。)
結局ミコトが○をつけたのは最初の4つだけだった。
「終わりました。」
「ありがとう・・・へぇ・・・やっぱりあなたくらいの年頃の子はみんな異性には興味あるのね・・・でもファッションや美容には興味はないのね・・・なるほど。」
「は、はぁ・・・」
(何この人失礼すぎない?・・・、せっかく答えてあげたのに・・・やっぱ立ち止まらなきゃ良かった・・・それに・・・)
ミコトは若い女性の全身を、舐めるように見る。
(すごい厚化粧・・・、シャツも胸がはだけてるし、スカートもすごく短いし、すごく香水臭い・・・全身から男大好きアピールがでるじゃない・・・私はあなた程男の子に興味ないし、今はインターハイに向けて陸上に専念したいし、あなたみたいに娼婦みたいな格好で、一日中男のこと考えてる暇はないの!)
「今、異性にモテるためのコツをレクチャーするセミナーをやってるんですけど、よかったら参加してみませんか?あなたにピッタリだと思いますよ?」
(この後に及んでまだこんなことを・・・私は今日はもう部活で疲れてるから休みたいのに・・・)
「結構です・・・それじゃあ。」
少し怒った口調で立ち去ろうとするミコト
「あ、待って、まだ粗品が・・・」
女性がミコトの腕をつかむ
「粗品は結構です」
ミコトが振り返る
「そんなこと言わずに、ねっ」
「プシュッ!」
「あ・・・」
さっきまで怒っていたミコトの顔が、みるみる弛緩していく。
「ふふ・・・、気持ちいいでしょ?どんな子でも一発で素直になれる素敵な香薬よ・・・」
女性の前でだらしない顔をして立ちすくむミコト
「一度だけでいいからセミナーに参加してくれない?いいでしょ?嫌だったら2回目からは来なくていいから、ねっ、お願い」
(そうだ、嫌なら2回目からいかなきゃ良いだけだし、それに、こんなに頼んでるのを無碍に断るのも悪いよね・・・)
「はい・・・わかりました・・・」
「ふふっ、そうそう、女の子は素直が一番よ。」
「こっちよ。」
「はい・・・」
(ガールズセンター・・・?ここでセミナーが行われているのね・・・)
「まずはこの部屋でこのセミナーについての説明があるから、退屈かもしれないけどすぐ終わるから安心して。」
「はい。」
「じゃあ、もうすこしここでまっててね。」
そういって若い女性は部屋を去って行った。
「一体何が始まるのかしら・・・、ここにきてる女の人たちも私と同じでセミナーに誘われた人みたいね」
教室には4人掛けの机が縦3横3の9個並べられていて、高校生から大学生くらいの若い女性たちが一つの部屋に集められていた。どの女性も美人だが、おとなしめで地味な女性ばかりだった。
(30人くらいかな?みんな結構美人だなー・・・)
「ガチャッ」
ドアを開け一人の女性が入ってくる。
(ま、またすごく濃い化粧ね・・・、やっぱりここの人達ってかなりヤバイ集団なんじゃ・・・、さっきはボーっとしちゃってついてきちゃたけど、カナも気になること言ってたし、この講義が終わったらすぐに帰らないと・・・)
「みなさん、はじめまして。わたくしはこの施設のスタッフの宮村まどかといいます。それではこの施設で行われているセミナーについてこれから私が説明します。まずこのセミナーで私たちが教えることは、男性にモテるためのコツです。」
(か・・・帰りたい・・・)
「男性にモテなくて悩んでいる女性は多いと思います。それは勘違いをしている方が多いからだと私は思うのです。これからセミナーを始めるにあたってあなた方に一番大事なことを言っておきます。」
「それは、『今時、おしとやかな女性はもてない』ということです。」
教室全体がざわつく。
「もちろんおしとやかで、貞操観念が強く、知的な女性が好きな男性もたくさんいますが、そういう女性は、高嶺の花という印象を与えやすく、しかもそういうおとなしいタイプの女性を好きな男性というのは、容姿や性格、趣向に問題のある方が多いのです。」
教室中の女性達がウンウンと頷く。
(たしかに、いつも教室の隅っこで数人で集まって2次元最高とかいってる男子はこういう女の子が好きそうよね・・・)
ミコトも思わずうなづいてしまう。
「努力しておしとやかな女性を演じても、結局気持ち悪い男にしか好かれないのは馬鹿らしいでしょう」
ミコトも含め、女性達が頷く。
「このタイプの女性は、まだ男性にモテるという点で救いがありますが・・・、えーとそこのあなた、名前は?」
(え、わたし?)
「み、ミコトです。」
「ミコトさん、あなたのような『おしとやか』というより、男勝りで、色気のない、サバサバしたタイプの女性は、残念ながらどの層の男性にも需要がありません。」
(ガーン・・・!、キッパリ言われちゃったよ・・・、まぁ、わかってはいたけど・・・、でも、じゃあどうすればいいの・・・)
マドカの言葉を素直に受け止め、悲しそうな顔をするミコト。施設に来る前吸いこんだ薬の効果がまだ少し残っているのか、あるいは教室全体の雰囲気に流されてか、彼女の話術に翻弄されてか、おそらくはその全てであろう。ミコトはいつの間にかこの怪しい組織の術中に嵌ってしまっていた。
「あなたも男にちやほやされたいでしょ?」
「はい・・・ちやほやされたいです。」
「あなたも普段は興味ないフリをしてるけど、本当は男が大好きなんでしょ?」
ミコトをじっとみつめながらマドカが言う。
(あぁ・・・そうなのかもしれない。私は本当は男の人が大好きなんだわ。)
「はい・・・男が大好きです。」
「でも残念だったわね、あなた今のままじゃ、ちやほやどころか、相手にもされないわ」」
(そんな・・・)
「じゃ、じゃあ、私はどうすればいいんですか?」
マドカは洗脳のプロで、相手の女性の思考を口先だけで意のままに操ることができた。
「安心しなさい、あなたは幸運よ、今日セミナーにきて本当に良かった。これから積極的にセミナーに参加すれば大丈夫よ。あなたには期待してるわ。がんばってね。」
(あぁ、このセミナーに参加して本当に良かった・・・、マドカさんも私に期待してくれてる・・・、頑張って積極的にセミナーに参加しなきゃ・・・)
「ここにいるみなさんも、私の言う通り従えば全て上手くいくわ。あなた達は本当に運が良いわ。」
暗い顔をしていた女性達の表情が、パァーっと明るくなる。
「さぁみなさん、わたしとここにきたみなさんとの出会いに感謝し、みんなで拍手しましょう」
「パチパチパチパチ・・・」
教室中に盛大な拍手が鳴り響く。教室中の女性は、すでにマドカの言いなりになってしまっていた。もちろんミコトもその一人である。
(あぁ、みんなで拍手するのって何故か気持ちいいわぁ、みんなと一緒に頑張らなきゃ・・・)
「パチパチ・・・」
「ん・・・」
ミコトをセミナーに勧誘した女性スタッフが、ドアの窓から中の様子を覗く。
(あらあら、ミコトちゃん、あんな嬉しそうに拍手しちゃって・・・すっかり堕ちちゃったか。正直、彼女はマドカさんでも扱うのは難しいと思ったんだけど・・・。まぁマドカさんは心の隙を突くのが上手だからコロっと操られちゃったんだろうね。)
「・・・というわけで、あなた達みたいなタイプの女性には、良い男は寄ってこないというのはわかったわね。つまり全く逆のタイプの女性になれば良いのよ。そう、ケバくて派手で、色気のある女性にね。」
ミコトはマドカの言葉に聞き入っていた。
「そういうわけでこれから実習を行うわ、そうね、ちょうど30人いるし10人ずつ3グループを作って別室に移動してもらいましょうか。じゃあそこの10人は私についてきて、そこの10人はあちらの女性に、そこの10人はあちらの女性に、それぞれついて行ってね。」
ミコトのグループはマドカが担当することになり、ほかの2グループはこのセミナーの卒業生が担当することになった。
「では、この部屋に入って円卓に座って少し待っていてください。」
マドカがそう言うと、ミコトのグループの女性達が部屋に入っていく。
「あ、ミコトさんは私に着いてきてちょうだい。」
「はい。」
(え、なんで私だけ?)
疑問に思いながらもマドカについていくミコト。
「実は、あなたには、このグループのリーダーになってもらいたいの。」
歩きながらミコトに話しかけるマドカ。
「リーダー・・・ですか?」
「ええ、リーダーと言ってもやることは簡単な指揮をとったり、みんなのお手本となるようなことをしてもらうだけよ。あなたにはすごく期待しているから、あなたにして欲しいの。どう?やってくれるかしら?」
(さっきの言葉はお世辞じゃなかったんだ。本当にマドカさんは私に期待してくれてる・・・。マドカさんはこの施設の中でも一番偉い人だし・・・そんなすごい人が私にして欲しいだなんて・・・嬉しい!)
「や、やります!私がんばります!」
マドカの口車にまんまと乗せられ、快諾してしまうミコト。
「あなたならそう言ってくれると思ったわ。頑張ってね。それじゃあ、まずあなたはみんなのお手本になってもらうわ。」
そういって立ち止まりドアノブに手をかける。
「さぁ、はいって」
(この部屋って・・・)
「あなたにはみんなのお手本として、まず化粧をしてもらうわ。」
「は、はい・・・」
「自分でやったことはある?」
「ないです・・・一度も・・・」
ミコトはおしゃれには無縁だった。中学から陸上を始めて、それから陸上一筋で生きてきたからだ。高校にもなると周りの女の子も化粧をしだしたりスカートを短くしたし始めたが、ミコトはそんな男に媚びを売るような格好は嫌っていた。
「じゃあ、今回はわたしが特別にしてあげるわ」
「ポンポン、パフパフ、スッスッ」
「ベースはこんなもんね。次はアイシャドーよ。」
ミコトはそっと紫のアイシャドーのひかれたマドカの顔を覗く
(すごい濃いアイシャドー・・・わたし初めてだし、いくらなんでも、あんなに濃くは塗らないよね・・・)
「目を閉じて」
マドカは、そっと目をとじたミコトに青色のアイシャドーをべっとりとしつこく瞼から眉毛の下にかけて塗っていく。そして仕上げに濃い青紫のアイシャドーを目の際に目尻から目頭にかけて塗っていく。
「よし、できた。」
その後マスカラをつけ、チークをつけ、眉毛を描き、最後に青紫色の口紅をつけた。
「ミコトちゃん、できたわ、ホラ。」
そういってミコトに鏡を差し出すマドカ
(これが・・・あたし・・・?)
「ふふふ・・・ミコトちゃんの顔、すごくいやらしいわ。でもとっても似合ってるわよ・・・」
「そんな・・・わたしはこんな子じゃ・・・」
「何言ってるの、今のあなたすごくかわいいわよ、これなら男の子もあなたのことを意識してくれるわ。」
「でも・・・」
「ふふ、まだ自信が持てないみたいね。まぁ、いいわ。さっきの部屋に戻りましょう。みんなが待ってるわ。」
(どうしよう・・・、でもマドカさんは私に期待してくれてるし、私はみんなのリーダーだし、お手本にならないといけないのに・・・)
「みんな、待たせたわね。ミコトちゃんがこのグループを代表して化粧をしてくれたの。みんなの感想を聞かせてあげて。」
もじもじと部屋にはいるミコト。
「わー・・・素敵ぃ・・・」
「かわいい・・・」
「いいなぁ・・・」
突然、円卓に座って待っていた女性達から感嘆の声が上がる。
「え・・・」
ミコトもこんな反応を予想していなかったのか、驚いてしまう
それもそのはず、普通の人間ならこの異常とも言える厚化粧をみて不快に思うことはあっても、憧れたり、かわいいと思ったりすることはない。
実は、この部屋にいる女性は、ミコトを含む4人を除く全てが、この組織の息のかかったサクラなのだ。しかし、ミコトがそんなことに気づくはずもなく、彼女達の言葉を真に受けてしまう。やがてサクラでない女性達も雰囲気に流され、次々にミコトを褒め始めた。
(嘘・・・みんな私に憧れてるわ・・・そんなに素敵かしら・・・。)
壁にかかっているスタンドミラーに映る自分をみつめるミコト
「かわいー・・・」
「ミコトちゃん、似合ってるよ!」
「うらやましい・・・」
彼女達の声を聞いていると、どうみてもケバケバしくて妖艶なこの厚化粧が、ミコトにとってとても素敵なものに思えてきた。
(あぁ・・・でも、良く見るとこの化粧、結構いやらしくて素敵だわ・・・。ふふ・・・やっぱり女は、すこし娼婦なくらいが素敵なのね。なんでこんな簡単ことに気付かなかったんだろ。馬鹿みたい。このセミナー受けて本当に良かったわ。ふふ、ケバい化粧大好き・・・)
いつのまにかミコトは、スタンドミラーに映る自分をうっとりと見つめていた。
(さっきのファンデーションに入っていた催眠暗示パウダーのせいで、厚化粧が大好きになっちゃったみたいね。馬鹿な娘。フフ・・・)
その後、ミコトは毎日部活が終わるとセミナーに通い、どんどん嵌り込んでいった。
通い始めてしばらくして、セミナーを行っているのが、ケバビッチ教という教団であることをマドカから告げられた。しかし、宗教だったからと言ってミコトは嫌な顔もせず進んで毎日通い、もっと教団のために時間を使いたいと思い、部活もやめてしまった。
「ふふ、今日も、お化粧ばっちりだわ。いってきまーす。」
ミコトは薄めの化粧を施し家を出る。マドカに、学校にはあまり濃い化粧で行かないように、と言われていたからだ。制服のシャツは、わざと一つ小さいサイズをきて、第3ボタンまではずし、胸を強調し、スカートは膝上25cmと、歩いているだけでチラチラ下着が見えるほど短い。
「毎日毎日学校があるから大変ねぇ・・・、あんなくだらないところ行っても行かなくても同じなのにね。車には気をつけるのよ。」
ミコトの母、ユイがタバコを燻らせながらミコトを見送る。
ミコトの母、ユイも、最初娘が化粧をしているのを見た時はすぐにやめるように説得していた。厳しい母だったので、どうにかやめさせようと、ミコトが毎日通っていると言うガールズセンターに出向いたが、あっという間にマドカに洗脳され、いまでは、ミコトが部屋で化粧をしているのを見ると『今日も頑張ってるわね。』と勉強を頑張る娘を励ますかの様に、声をかけるようになった。また、ユイ自身も、吸わなかったタバコを吸うようになり、夫への態度も冷たくなった。さらに、昼間は家事をさぼり、厚化粧を施して近所のパチンコ屋に行き、タバコを吸いながらスロットをうったりと、家事も料理もしつけも良く出来た母親の面影は消えていた。しかし、そんなユイでも、ミコトのことは大好きなのは変わらないようだ。
登校途中、電車の中や街でサラリーマンや、男子学生がミコトの姿をチラチラ横目で見る。
(ふふ、みんな私をみてるわ。男ほど単純な生き物はいないわね。でも、見られるのって気持ちいいわぁ・・・)
『娼婦のようないやらしい格好で男に媚びへつらうことが、女にとっての幸せ』という教団の教えを、マドカから教え込まれていたミコトにとって、性的な目で見られることが嬉しくて仕方なかった。
「ミコトちゃんって変わったよね・・・」
「うん、前はもっと男勝りな感じで、かっこよかったのに・・・」
以前まで仲良くしていた友達も、変わり果てたミコトと距離を置くようになった。
「あ、メイちゃん、マコちゃんおはよー。」
「お、おはよう・・・ミコトちゃん。」
「おはよー・・・」
「あれ、どうしたの?元気ないね。何か悩みでもあるの?それだったら、こんど私が言ってる自己啓発セミナーに参加してみない?」
「ミコト!、あんたそうやって友達まで変な宗教に誘うのやめなよ!メイ、マコ。あたしと、ミコト二人にさせて。」
「う、うん。」
二人はその場を後にする。
「あ、カナじゃん。久しぶりー。カナも一緒にくる?」
相変わらずヘラヘラとしているミコト。
「行かないし、あんたも行かせない。最近様子がおかしいと思ってたけど親友まで巻き込もうなんて異常よ!やっぱり変な宗教にハマったのね。さっさと宗教なんてやめなよ。」
「なんでカナにそんなこといわれなきゃだめなの?なにしようとあたしの勝手でしょ。」
そういって去っていくミコト。
「待ちなさいよ!ミコト・・・はやく目を覚まして・・・」
その後、ミコトは、セミナー料、教団が売っている法外な値段の化粧品、お布施、さらにはいままで着たこともないような派手な服や、バッグを買うためにホステスや風俗嬢として夜は働くようになり、客の男や、店の経営者、一緒に働いている女友達との付き合いから、酒やタバコも嗜むようになった。夜の仕事が終わっても、悪友と遊んでいると朝帰りになってしまい、学校にも行かなくなっていた。
実は、ケバビッチ教団の真の目的は、世界平和などではなく、若い女性を洗脳し信者をつくり、主に化粧品や、派手なアクセサリーを高値で信者に売りつけて、儲けることである。それ故ケバビッチ教に嵌ると、ほとんどの信者が化粧品やアクセサリーを買うためにお金を作るために、水商売に身を落としてしまい学校を辞めてしまう。また、信者が教団以外から化粧品や、アクセサリーを購入することはない。『教団の売っている化粧品やアクセサリーが、もっとも女を魅力的にする』と教え込まれているからだ。そう、ケバビッチ教団とは典型的な破壊的カルトなのだ。
「ふふ、流石ミコトちゃん。私が見込んだだけあって、素晴らしい女になったわね。」
マドカは、つい最近まで優等生だったミコトが娼婦のようないやらしい格好をしているのを見て、満足していた。紫のアイシャドーに青紫色の口紅、髪は金髪に染め、胸やお腹の露出した服を着ている。さらに、右胸には蝶のタトゥーが彫られ、おへそにはピアスが光っている。すっかり教団員としての風格も出てきて、いまではセミナーの既卒生となり、マドカの右腕として、勧誘活動などに励んでいた。
「すべてマドカ様のおかげです、あのセミナーを受けずに、今でも陸上なんて汗臭いことをやっていたらと思うとぞっとしますわ。あのころの私は本当に馬鹿でしたわ。ただ走ったり、跳ぶだけの競技の何が面白いのかしら・・・ふふふ・・・」
「ふふ・・・、そう言ってもらえると嬉しいわ。」
そういってマドカは机の上にあるタバコを一本取り火をつけた。
「マドカ様、ワタシも吸ってもいいですか?」
「あら、あなたもタバコを吸うの?全然構わないわよ。はい」
マドカは自分のタバコを一本ミコトに差し出す。
「あ、私、自分の持ってますから、大丈夫です」
「へぇ、普段から吸ってるのね。お家でも吸うの?」
「はい。自分の部屋でいつも吸ってます。灰皿もインテリアとして結構部屋に合うんですよ。机に一つとベッドの枕元に一つ。すぐ吸いたくなるから取りに行かなくて済むように二つ用意してるんです。」
笑いながらタバコに火をつけるミコト
(まだ17歳なのに、そんな嬉しそうにタバコの話なんかしちゃって。ミコトちゃんって、本当にかわいいわぁ)
「お母さんもマドカ様に会ってからタバコを吸うようになったんですよ。でも、毎日リビングでスパスパ吸ってるから、お父さんが仕事終わって帰ってくると、煙たそうな嫌そうな顔をして、タバコをリビングで吸うのはやめてくれ、って言うんですよ。どこで何をしようが、お母さんの自由なのに!マドカさんもそう思いません?」
「そうね、どこで吸ってもお母さんの自由ね。」
「あんまりムカついたから、次の日、お父さんがいないうちにお母さんと二人で、お父さんの部屋でタバコを吸って、タバコ臭くしておきました。その日からお父さんはタバコに関して何も言わなくなりましたわ。お母さんも、"あいつはほんとに昔からヘタレな男だったわ、なんであんな男と結婚したんだろう"、って、笑っちゃいますよね、ふぅ・・・」
ケラケラと笑いながらタバコを吸うミコト
「ウフフ・・・、笑っちゃうわね。」
ミコトの他愛のない話もしっかり聞いてやるマドカ。マドカは人の心を操るのが上手なだけあって、聞き上手でもあったので、ミコトはマドカをお姉さんのように慕っていた。
「ふぅー、タバコおいしい・・・、マドカ様と一緒に吸えていつもよりおいしいですわ。」
「私もよ、ミコトちゃん・・・。」
おわり
まさに私の大好きなエロケバ化。
タバコも吸うようになって最高です。
お母さんも堕ちちゃっているのがいいですね。
juntegral様、ありがとうございました。
大変楽しませていただきましたです。
それではまた。
- 2010/05/15(土) 21:34:50|
- 投稿作品
-
| トラックバック:0
-
| コメント:10
シミュレーション・ウォーゲームのSNSに「MustAttack」というのがございまして、私も参加させていただいているのですが、そこの映画情報にこの「ロング・エンゲージメント」というタイトルの映画がありましたので、早速借りてきて拝見いたしました。

こちらDVDのパッケージ。
「アメリ」という映画の主演女優さんと監督さんの作品だそうです。
「アメリ」は拝見してないのでよくわかりません。
内容はちょっと難解です。
第一次世界大戦終結後に、戦地に行って戻らぬ恋人を探し出すというお話ですが、ちょっと入り組んでおりました。
ヒロインのマティルドは、子供のころ小児麻痺で足がちょっとだけ不自由な女性。
両親は事故で亡くなるものの、叔父夫婦と遺産を管理する弁護士のおかげでそこそこの暮らしをしております。
彼女の子供のころからの友人で、今は恋人となったマネクは、第一次世界大戦にフランス政府によって徴兵され、激戦地ソンムへと送られます。
そこで地獄のような激戦に晒されたマネクは、あまりの恐怖からついに戦場から逃れようと自傷行為を行い負傷兵になろうとしてしまいます。
しかし、手をわざと敵狙撃兵に撃たせたものの、自傷行為ということで軍法会議にかけられ、同じく自傷行為をおこなった四人とともに死刑判決を受けます。
マネクを含む五人は塹壕から追い出され、フランス軍とドイツ軍の中間点に放置されます。
撃たれて死ぬか、放置されたまま凍え死ぬか、はたまた飢えて死ぬかしかない状況に追いやられたマネク。
この五人がその後どうなったのか?
マネクは本当に死んでしまったのか?
マティルドの恋人探しが始まります。
という出だしで始まる物語ですが、所々で描写される第一次世界大戦時の塹壕戦の様子がなかなか見ごたえあります。
もちろんそれはメインの話ではないので、戦闘シーンはそれほど多くありません。
ですが、砲撃や銃撃のシーン。
それによってばたばたと倒れていく兵士たち。
そんな中、全滅する前に突撃だと命令する士官たち。
雨で水溜りになっている塹壕や砲弾の炸裂した跡。
そんなのがところどころで出てきます。
戦争ロマンスものとして私は楽しめました。
ちょっとくせがある感じではありますが、一度ご覧になってみてもいいかもしれません。
多分、レンタル店の“戦争映画”のコーナーにはないでしょうけど。(笑)
それではまた。
- 2010/05/14(金) 21:48:01|
- 映画&TVなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
今日5月13日は、
「メイストームディ(5月の嵐の日)」なんだそうですね。
春の嵐が多い日なのかな? と思ったら、実はさにあらず。
「聖バレンタインディ」からちょうど88日目ということで、なんと別れ話を切り出すのに最適な日、別れ話を切り出していい日なんだそうですよ。
理由は「八十八夜の別れ霜」(立春から88日目ごろに霜が降りなくなる、の意味)ということわざにちなむそうで、バレンタインから88日後になるこの日が、別れることを告げるのであればちょうどいいんだとか。
なんだかなぁ。
まあ、私には別れるも何もないんですけどね。(笑)
と、まあ、そんなこととは関係なく、昨日からプロ野球はセ・パ交流戦が始まりました。
阪神は北海道日本ハムと対戦し、残念ながら負けちゃいましたけど。
今年はもう交流戦が始まってから6年目なんですね。
早いものです。
過去5年はいずれもパ・リーグの球団が交流戦優勝となっているので、今年は何とかセ・リーグ球団に優勝して欲しいというか、阪神に優勝してほしいです。
今年の阪神は交流戦用ユニホームが1975年から78年までのユニホームを復刻させたものを使用するということで、幼いころの田淵選手、掛布選手、ラインバック選手、ブリーデン選手の活躍した時期の阪神を思い出させるものとなっています。
記憶はほとんどないのですが、85年のタイガースの猛打に匹敵する強力打線だったと思いますので、今年の重量打線にはふさわしいかも。
いきなりの北海道日本ハム戦ということでちょっと悩ましいのですが、今日は勝ってほしいものです。
それではまた。
(22:08 文章ちょっと改変)
- 2010/05/13(木) 21:19:32|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
いつも通信対戦で楽しんでいるASL(アドバンスドスコードリーダー)なのですが、最近は“今日も6ゾロ”様に胸をお借りしまして、SK(スターターキット)ではないスタンダードのASLを何度か対戦させていただいておりました。
もともとこのASLというゲームはスタンダードしかなかったのですが、アバロンヒル社から出版を引き継いだMMP社が、より多くの人に手軽にASLを楽しんでもらおうという目的の元に出したのがSKでした。(多分)
SL(スコードリーダー)はプレイしていた私でしたが、ASLは日本語ルールが発売された当時から所持していたにもかかわらず、そのルールに多用される略語の多さなどから敬遠しており、三年前にASL-SK#1を手に入れるまではASLに足を踏み入れることはありませんでした。
以来SKに関してはSK#3までのボックスに入っているシナリオを全てプレイするほどプレイしたのですが、本当の意味でのASL(いわゆるスタンダード)にはなかなか手が出ませんでした。
やはりSKでは省略されたルールが結構あり、それらが加わることに二の足を踏んでいたのです。
今日も6ゾロ様はASLのベテランプレイヤー様であり、ASLルールの日本語翻訳にも携わっていらっしゃるお方でして、幸い札幌歴史ゲーム友の会というサークルで知り合うことができました。
そして会合や通信対戦で幾度かASL-SKを対戦させていただきましたが、やはりというか一度も勝てずにおりました。
そのうち今日も6ゾロ様よりスタンダードでの対戦をお誘いいただくようになりまして、会合で初めてスタンダードASLを対戦させていただきましたのが昨年の11月のことでした。
以来六度目の対戦で、今回ようやく初勝利を飾ることができました。
対戦しましたのは、モジュール「Partisan!」に入っておりますシナリオASL28「AMBUSH!」
占領地でパルチザンに待ち伏せを受けたブルガリア軍部隊が、逆襲してパルチザンを追い詰めるというシナリオです。
今日も6ゾロ様がパルチザンを、私がブルガリア軍を担当しました。
中盤に狙撃で最優秀の9-1指揮官をパルチザン側が失ったり、接近したブルガリア軍がことごとく混乱に追い込まれたりするなど状況は二転三転。
ですが、じわじわと押し込んだブルガリア軍を食い止めようとしたパルチザンの二個分隊スタックが、狙撃を受けて二個とも混乱という憂き目にあってしまったパルチザン側を押し切って、ブルガリア軍が勝ちました。

(ゲーム終了時の状況。緑色がブルガリア軍、茶色がパルチザン。I列上より右にブルガリア軍が八個分隊を送り込み勝利条件を満たしました)
今日も6ゾロ様にはSK、スタンダード含めて初勝利です。
本当に素直にうれしかったです。
もちろんダイスがよかったということに尽きますが、この調子で次回もまた胸をお借りしようと思います。
今日も6ゾロ様、対戦ありがとうございました。
それではまた。
- 2010/05/12(水) 21:35:21|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
先日、歴史群像の新刊を手に入れてきました。
現在読み込み中です。

こちらが表紙。
今回の特集は「バグラチオン作戦」
第二次世界大戦後半、1944年6月におこなわれたソ連軍の大攻勢です。
知っているようで知らない作戦だったので、楽しく拝見できました。
他にはアメリカの重戦闘爆撃機P-47の記事や一式戦隼の記事、フランス軍戦車の記事など兵器の記事も多いようです。
また今回は新連載も二つあり、一つはルイ十四世の戦争で太陽王の時代の欧州戦の記事が始まりました。
もう一つは近代軍事学の道標ということで、軍事学の発展を何回かに分けて掲載するようです。
今回もじっくり楽しんで読むことにいたします。
それではまた。
- 2010/05/11(火) 21:12:23|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
皆様は「こごみ」という山菜をご存知でしょうか?
先がくるっと丸まったシダの一種ですね。
食用として栽培されているので、スーパーなどにも置いてあることがあります。
先日、うちの父が知り合いから「ぜんまい」をもらったけど、これどうやって食べたらいいんだろうって言ってました。
皆様すぐにピンと来たでしょう。
実はいただいたのは「こごみ」だったのです。
そのときちゃんと見ていれば・・・
とは言うものの、山歩きなどしない舞方雅人君。
見たってきっと言われるがままに「ぜんまい」だと思い込んでいたでしょう。

こちらが「こごみ」

こちらが「ぜんまい」
多分・・・見ても私にはわかりません。(笑)
さて、「ぜんまい」をいただいたと思った舞方君。
これはどうやって食べたものかとネットで検索。
すると、「ぜんまい」はかなりアクが強い食べ物だと判明。
アク抜きが必須のようでした。
中にはアク抜きのために半年間も干すという話も。
これは大変だーと思っていたら、父もその知り合いの方に食べ方を訊いた様子。
するとてんぷらや油いためが美味しいとのこと。
確かに「ぜんまい」も、アク抜きをしたあとなら油いためが美味しいとかネットに書いてありましたので、ますます「ぜんまい」だと信じて疑わない舞方君。
しかし、この時点で父は「ぜんまい」ではなく「こごみ」だと聞いていたらしい。
私が近いうちにてんぷらにしてみようと思い、できるだけアクを抜こうと水に漬けていたところ、さらっとそれって「こごみ」だよと・・・orz
再度検索したら「こごみ」はアクがあまりないのでアク抜きの必要がないんだとか。
そのままてんぷらで美味しいらしいです。
明日は「こごみ」のてんぷらだな。
で、こんなこと書いていてふと思いました。
「こごみ」がアク(悪)堕ちしたのが「ぜんまい」なんじゃね?
それではまた。
- 2010/05/10(月) 21:38:08|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1
今日は札幌歴史ゲーム友の会にお邪魔してきました。
行ったのはお昼近くて、すでに五人の方が対戦中でした。

こちらHIRO様とMどりっひ様の「ハンニバル」
陣営入れ替えで二戦行なわれておりました。

こちらRoku様、fsino様、つじ参謀様の「Devil's Cauldron」
両軍の強力な砲撃が盤上を荒れ狂っていたようでした。

私は午後からいらっしゃった柿崎唯様と「日露戦争」を対戦。
ロシア軍担当でしたが、中途半端な後退でなすすべなく撃破されまくり状態。
旅順艦隊がちょっとだけ暴れたものの、ほとんど日本軍にダメージを与えることなく終わってしまいました。
柿崎様、ふがいない対戦ですみません。
今回も楽しい時間を過ごすことができました。
皆様ありがとうございました。
それではまた。
- 2010/05/09(日) 20:53:50|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ブログ妖精の一割は反応なんだそうですよ。
*このエントリは、
ブログペットのココロが書いてます♪
- 2010/05/09(日) 10:39:38|
- ココロの日記
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
昨日ホイールが効かなくなってしまったマウスですが、分解してゴミを取ってみてもだめだったので、やむなく新調することにして大型電気店に行ってきました。
そこでマウスコーナーに行ってみてびっくり!!
全部のマウスがUSB接続だよ。
今まで使っていたPS/2ピン接続のタイプなんて一個もないよ。
うわー、しばらくPC系の商品見てなかったけど、すでにPS/2接続ってしないんだなぁ。
まさに浦島太郎の気持ちでした。
とはいえ、ホイール使えないマウスというのもとても不便に感じてしまったので、いまさらホイール無しの自宅にあるマウスに戻すつもりはない。
ということで、USB接続のマウスを手に入れてきました。
新品マウス反応がよすぎますー。
ちょっと動かしただけでカーソルがグイングインと。(笑)
慣れるまでちょっと戸惑いそうですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2010/05/08(土) 21:03:18|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
マウスがいかれてしまいました。orz
ホイールが反応しなくなってしまったんですが、ホイール使えないってこんなに不便だったのね。
まいったなぁ。
もう結構以前に手に入れていたんでいまさらではあるのですが、いい作品だったので御紹介。
サークル、ライト・レイト・ポート・ピンク様の作品「Devil Lain 悪魔の触手洗脳」です。

こちらが表紙
機動武闘伝Gガンダムのレイン・ミカムラが、デビルガンダムに洗脳され言いなりになってしまう作品です。
必死の抵抗もむなしく堕ちていくレインがなかなかいいですよ。
私はGガンダムを見ていないので、元ネタとなったデビルガンダム云々は詳しくはわからないのですが、それでも充分楽しめました。
デビルガンダムの虜になってしまったレインによって、他の女性たちも連鎖堕ちするのが楽しいです。
価格もそこそこですので、洗脳モノが好きな方は手に取られてもいいのではないでしょうか。
それではまた。
- 2010/05/07(金) 21:22:36|
- 同人系
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
相も変らぬ新刊紹介でお茶濁し。

グランドパワー誌の6月号(ガリレオ出版)です。
今回は日本軍の装甲車の特集です。
九二式重装甲車、九四式軽装甲車、九七式軽装甲車の三種がいろいろな写真とともに解説されています。
九二式はそうでもないのですが、九四式と九七式の軽装甲車にはとても興味があったので、今回の記事はすごくありがたいものでした。
カラーページにはアフガニスタンでの各国軍の車両が紹介されています。
最近は装輪車の行動能力が見直されたのか、トラックタイプの車体に155ミリ砲を載せた「CAESAR」自走砲なんてあるんですね。
初めて知りました。
でも、路外行動力は大丈夫なのかな。
他にはドイツの1トンハーフトラックに20ミリ対空機関砲搭載の対空自走砲の写真などが載ってましたが、タミヤが先ごろ発売した1/48コマツブルドーザのカラー写真と記事もしっかり出てました。
さすがにモデラー向けの資料誌という面をがっちりサポートしてますね。
次号はアメリカ製戦車のM3リー/グラントの特集とのことです。
こちらも楽しみです。
それではまた。
22:10タイトル修正
載せなかったネタにあわせたタイトルでした。
すみません。
- 2010/05/06(木) 21:15:41|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ゴールデンウィークも今日で終わりですが、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?
私は昨晩と今日の昼間、それぞれ通信対戦でウォーゲームのアドバンスドスコードリーダースターターキット(ASL-SK)を対戦いたしました。
昨晩はHiro様とRPT14シナリオをプレイ。
このシナリオは、第二次大戦後半イタリア戦線でのある町における戦いを表したもので、町を占拠している独軍SS部隊を排除しようとする米軍部隊との戦いです。
ダイスで私が守備側の独軍を、Hiro様が攻撃側の米軍を担当しました。
独軍はSS部隊ですのでエリートであると同時に、強力な支援戦力としてティーガー後期型が一両あり、米軍としてはこのティーガーを何とかする必要があるのですが、米軍にはM4A1型シャーマンが二両とバズーカが一本あるだけというちょっと心もとない状況です。
Hiro様米軍はそれでも果敢に攻めてきましたが、ここで米軍は不運なことに、M4A1の一両の主砲が故障。
もう一両のM4A1もティーガーとの正面からの撃ち合いになってしまい撃破されてしまいます。
さらに主砲が故障していたM4A1は主砲の修理に失敗。
ルール上、盤外へ脱出しなくてはならなくなり、戦車二両があっという間にいなくなってしまいました。
このためHiro様の戦意が喪失。
ここで投了となりました。
今日はGoma様とS30シナリオをプレイ。
これはドイツ本国に侵攻しようとしている米軍に対し、防衛戦をおこなう独軍との戦いです。
前回は私が米軍を担当して負けましたが、今回は入れ替え戦です。
攻撃側の米軍はM4シャーマンを各型合計五両も持っておりますが、独軍は隠匿配置できる対戦車砲が二門のみ。
ただし、歩兵は例のパンツァーファウストを持っておりますので、いざというときには役に立ってくれそうです。
対戦は第三ターンの米軍側が終わった段階までおこなわれ、次回また後日となりましたが、今のところどちらが有利ともいえない状況ですね。

今日の終了時点の状況です。
すでに対戦車砲は二門とも姿を現しています。
二戦とも楽しい時間を過ごすことができました。
お二人ともありがとうございました。
それではまた。
- 2010/05/05(水) 21:33:20|
- ウォーゲーム
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
このところSS書くのがはかどらず、本の紹介とかばかりですみません。
ということで、今日はマンガの紹介です。

吉良広義様の作品「夢想戦隊イテマウンジャー」(エンジェル出版)です。
まあ、いわゆる特撮戦隊モノをエロパロにしたという感じの作品ですね。
内容と感想については以下に。
[イテマウンジャー]の続きを読む
- 2010/05/04(火) 21:16:38|
- 本&マンガなど
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
本人も痛いでしょうけど、見ているこちらも痛い。
阪神タイガースの能見投手が右足の甲をはく離骨折してしまったそうです。
当分は投げられそうもないですね。
ショックです。
阪神は今期入る前に岩田投手がひじの故障で手術をいたしましたので、すでにローテーション投手をひとり欠いている状態だったんですが、これでまたローテーション投手が離脱です。
岩田投手も能見投手も左投げの投手ですので、貴重な先発左腕が二人もいなくなります。
能見投手がどのくらいで復帰できるかわかりませんが、一日も早い復帰を祈らずにはいられません。
それにしても・・・
金村投手とか福原投手とか白仁田投手とか黒田投手とかどうしているんでしょう?
誰かこういうときにでてきてほしいですね。
今日はこんなところで。
それではまた。
- 2010/05/03(月) 20:21:32|
- スポーツ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
次のページ