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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ホワイトリリィ(17)

200万ヒット記念SS「ホワイトリリィ」も17回目。
昨日はまたしても当ブログの一日のヒット数の最高記録を塗り替えてしまいました。
毎日多くの方々に読んでいただきまして、本当にありがとうございます。
今日も楽しんでいただけますとうれしいです。

(8日23:30 一部文章表現を変えました)

それではどうぞ。


17、
アジトに戻ってきた俺を、怪人と女戦闘員たちが出迎える。
「お帰りなさいませ、ドスグラー様」
「「お帰りなさいませ、ドスグラー様」」
俺が司令室に入ると、一斉に跪いて一礼する女たち。
今日の当直はタガメ女か。
我がクーライの女怪人の中で、現状唯一の水中戦用の怪人だ。
スイミングクラブのインストラクターだった女を拉致して改造したんだったな。

「異常はないか、タガメ女?」
俺は首領の椅子に腰掛けながら報告を聞く。
とはいえ、特に何もなければ報告することもない。
何か普段と違うことがあったときのみ報告すればいいのだ。
「はい、ドスグラー様。現在のところは何も。新たに女戦闘員を二名補充いたしましたぐらいです」
全身を覆う茶褐色の外骨格をつややかに輝かせ、なまめかしい赤い唇が言葉をつむぐ。
やはりグロテスクさと美しさの同居こそが、女怪人の魅力だろう。
「ほう、女戦闘員が増えたか。会っておこう」
「かしこまりました。96号、97号こちらに来なさい」
タガメ女が女戦闘員のナンバーを呼ぶ。
クーライも女戦闘員は重要な戦力だ。
細かな雑用もこなすし、場合によっては単独任務だってこなしてくれる。
しかし、やはり彼女たちは下級の構成員。
名前はなくナンバーで呼ばれる存在だ。
無論、だからといって粗末に扱うわけではない。
彼女たちあってのクーライだからな。

「キュイーッ! クーライ女戦闘員96号、参りました」
「キュイーッ! 同じく97号、参りました」
二人の黒尽くめの女たちが俺の前に跪く。
全身をピッタリと覆う黒の強化全身タイツは、銃弾だって通さない。
唯一覗いているのは口元だけ。
赤い唇がなまめかしい。
俺は髑髏のマスク越しに鷹揚にうなずいてみせる。
洗脳された二人は、これだけで天にも昇る心地を味わっているに違いない。
良くも悪くもそう洗脳しているのだから。
「ああ・・・ドスグラー様・・・なんてすばらしいお方・・・私はおろかにも今まで女性警察官としてクーライに歯向かっておりました。ですが、こうして女戦闘員に生まれ変わることができて最高に幸せです。今までの私はなんと愚かだったことか・・・どうぞ何なりとご命令を」
「わ、私もです・・・私は保育園の保母として今まで下等な人間どもの子供を愛するなどというおろかなことをしてきました。でも、これからはクーライの一員として、下等な人間どもに恐怖を与えてやります」
うっとりと女戦闘員になったことの喜びを口にする二人。
おそらく数時間前までは必死に抵抗していたんだろう。
だが、こうして仲間になった二人を見るのはうれしいもの。
俺は二人にタガメ女の指示に従うように命じ、その場から下がらせた。

二人を下がらせたのち、俺は蜘蛛女を控え室に呼ぶ。
しばらくして控え室にやってきた蜘蛛女は、俺の机の上にホワイトリリィのフィギュアと同人誌が並べられているのを見て驚いていた。
俺はそれらを手渡すと、ある映像を作るように指示をする。
蜘蛛女はすぐに俺の意図を理解すると、ただちに取り掛かるとのことで部屋を出た。
一人残された俺は、蜘蛛女には見せなかった五体のフィギュアを机に並べ、少しだけ思い出に浸ることにする。
カマキリ女、カゲロウ女、トンボ女、セミ女、そして毒蛾女・・・
手駒を失うということは、なんと寂しいことだろうか・・・

今日も了史は遅くなるということで、百合香といっしょに食事を取る。
百合香ももう俺といっしょに食事をすることは気にならないばかりか、いっしょに食事をできるのがうれしいように見える。
食事を終えると、後片付けもそこそこに俺の部屋にやってくる百合香。
そしていっしょにコーヒーとタバコを楽しむのだ。
何をするでもないが、他愛もない話をして過ごす時間。
まったくもって悪くない。

夜は蜘蛛女に作らせる映像のための仕掛けをする。
まずは了史のにおいを避けるためにできるだけ離れて寝ようとする百合香に、麻酔薬を吹き付けて強制的に眠らせる。
ちょっとかわいそうだが、仕方がない。
百合香にオナニーをさせるのは昼間で充分になったし、いつも寝静まったあとで部屋を抜け出すと言うのも不自然だからな。
百合香もだいぶ性欲の虜になって来ているようだ。
俺といっしょにいるときも、ときどき俺の股間が気になるような仕草をする。
俺の名を呼ばせながらのオナニーが、大幅に百合香の心をゆがめてきているのだ。
あと一押しで、百合香は俺に躰を開くようになるだろう。
百合香を強制的に眠らせたあとで、今度は了史にパルスを浴びせる。
強制的に性欲を高めてやるのだ。
おそらくたぎる股間をもてあまして百合香に迫っていくだろうが、百合香は深い眠りについている。
仕方なく自分で処理するしかないだろう。
それが俺の狙いだった。

『う、うーん・・・百合香・・・百合香』
布団を剥ぎ取り、百合香を揺さぶり起こす了史。
おそらくその股間ははちきれんばかりに勃起しているはず。
パルスによって性欲を高められているのだ。
今の了史は穴があれば何でもいいぐらいの状況だろう。
『百合香・・・百合香・・・頼むよ・・・起きてよ・・・今日ならできそうなんだよ・・・』
情けない声を上げて百合香を起こそうとする了史。
だが、深い眠りについている百合香が起きる気配はない。
『百合香ぁ・・・頼むよぉ・・・やろうよぉ・・・いっしょになろうよぉ・・・』
必死に百合香を揺さぶるも、規則正しい寝息を立てる百合香は起きる様子はない。
『ちぇっ! せっかく今日ならできそうなのに・・・』
あきらめて横になる了史。
無論横になったからといっておさまるはずもない。
『ん・・・あ・・・ああ・・・』
やがて了史は思惑通りにオナニーを始める。
俺はしっかりとその様子を映像に収めさせてもらうのだった。

                   ******

土曜日は本来休日なので、俺は会社に行くふりをすることなく自宅にいた。
了史はこの不景気の中でも仕事があるそうで、いそいそと会社に出かけていった。
百合香はこのところ、了史が出かけるとホッとした顔をするようになっている。
においをもとにした嫌悪感がつのり、いっしょにいるのがかなりいやになっているのだろう。
おそらく寝室も別にしたいと思っているのではないだろうか。

了史が出かけると、すぐに百合香は俺の部屋にやってきてタバコを吸う。
脚を組んでタバコを吸う姿はとても魅力的だ。
こういう妖艶な女性に俺は妙に惹かれるところがある。
接待で時々行っていたクラブなどの水商売の女性に魅力を感じたりするのも、多分そういう部分が影響しているのだろうな。
妻も結構化粧が派手めだったし、タバコもよく吸っていたものだった。
まあ、そのせいで癌になどなったのかもしれないが、今なら癌などになることのない躰にすることもできる。
いずれ百合香にはクーライの女幹部となってもらうのだから。

俺は他愛ない話をしながら、少しずつ百合香がいかに魅力的かを伝えていく。
俺好みの百合香にしていくのだ。
妖艶さのあまり無かった百合香を好きになったのも、こうやって妖艶な女に染めたいと思ったからなのかもしれない。
それと、了史から奪うと言う最高の楽しみのためでもあるな。

我が家は専業主婦がいる家庭としては珍しいのかもしれないが、土曜日か日曜日に駅前の大型スーパーにほぼ一週間分の食料を買い出しに行く。
普段は百合香が軽自動車で買い物に行き、場合によっては了史が付き添うこともある。
俺も車を持ってはいるが、通勤に使うことが無いので、めったに使わない。
ところが今日は百合香のほうから買い物にいっしょに行かないかと誘ってきたのだ。
俺は二つ返事で快諾すると、百合香といっしょに買い物に出かける。
なんだかちょっとしたデートのようで気分がいい。
いつもと違う少し派手めの化粧をして、ミニスカートにハイヒールという姿で俺の車の助手席に乗り込んでくる百合香に、俺はとてもドキドキするものを感じていた。

買い物自体は単にいっしょに食材を選んだ程度のものだったが、楽しい時間だった。
その後スーパー内のケーキショップでケーキを買い、自宅でいっしょにお茶をする。
かつては了史に向けられていたであろう笑顔が、俺に向けられているのはとても気持ちがいい。
俺はいい気分で百合香との時間を過ごすことができた。

日曜日はなんとなく息がつまりそうな雰囲気で過ごす。
どうしてだかわからないだろうが、了史も百合香の機嫌がよくないことはわかっているのだろう。
何が原因なのか、またどうにか機嫌をとろうとして話しかけるのだが、それは百合香にとっては気分のいいものではないのだ。
当然無言でそっぽを向くことになるか、生返事でかわすことになる。
それが続けば了史も話しかけることをやめ、黙ってしまうことになる。
哀れなやつだ。

「父さん、リビングでタバコ吸っただろ! リビングでタバコ吸うのはやめてくれって!」
いきなり了史が怒鳴りつけてくる。
ほう・・・
俺はこのところリビングでなどタバコを吸ったりはしてないが、百合香に相手にされずにいらいらしているのだろう。
かすかなタバコのにおいでも気になったか?
まあ、吸ってないなどと言ってケンカになってもつまらない。
ここは折れておいてやるとするか。
俺がそう思い、すまんと言おうとしたときだった。

「了史さん! お義父様にそんな言い方するなんてひどいと思わないんですか?」
キッチンで怒ったように了史をにらみつけている百合香。
俺は驚いた。
まさか百合香が了史を怒鳴りつけるとはな。
「ゆ、百合香・・・」
目を白黒させる了史。
それはそうだろう。
百合香がこんなことを言うとは思わなかったはずだからな。
「お義父様はタバコがお好きなのよ。それなのに最近は分煙だとかで会社でも外でも好きなようには吸えないの。自宅でぐらいどこで吸ったっていいじゃない」
「百合香・・・でも君だって・・・」
「ええ、以前は私もタバコの煙がいやだなって思ったわ。でもお義父様が好きなものを否定するなんてそれでも息子なの? 情けない人。私はもうお義父様がタバコを吸うのは気にならないわ。どこで吸ってもかまわない」
ああ、そうか・・・
俺はピンときた。
タバコをリビングで吸ったのは百合香だな。
この際、俺にかこつけて家の中で自由に吸えるようにするつもりなのだろう。
もう、了史を気にしているのがいやになったのだ。
「百合香・・・」
「そんなにタバコがいやなら部屋にでもこもっていれば? 本当にお義父様に失礼よ」
「百合香さん、もういいよ」
俺はわざとに了史をかばってやる。
「いいえお義父様、こういうことはきちんと言うべきですわ。お義父様はどこでだってタバコを吸ったっていいと思います。いやなら了史さんが部屋にいればいいんです」
了史はどうしたらいいのかわからないのか、俺と百合香を見たあとで黙って部屋に行ってしまう。
それを見て百合香がクスクスと笑い出した。
「情けない人。女に言われて言い返せもしないんだわ」
そう言いながらリビングに入ってきてソファに座る。
そして灰皿をスッとテーブルに置くと、ポケットからタバコを取り出した。
「お義父様もどうぞ。これでリビングでもタバコ吸えますね。うふふふ・・・うれしい」
脚を組んでタバコに火をつける百合香。
了史をやり込めたことに気分を良くしているようだ。
ふふふ・・・
欲望を優先するようになってきたじゃないか。
いいことだ。
俺は百合香から一本もらうと、百合香に火をつけてもらう。
ふう・・・
こんなに美味いタバコはそうは無いな。
「百合香さんも言うじゃないか」
「うふふ・・・お義父様には申し訳ないんですけど、スーッとしましたわ。最近のあの人ったらホントつまらなくて・・・」
煙を吐きながら嫌悪感も露にする百合香。
「ハハハ・・・そうだな、あいつはどうもおとなしいと言うか覇気が無い。俺から見てもつまらん男だ」
「まあ、お義父様ったら。でもそのとおりだと思いますわ。ホントあんな男のどこがよかったのかしら・・・お義父様のほうが何倍も・・・」
百合香はそう言って少し顔を赤らめる。
「ふう・・・美味しい。タバコって美味しいですね。ね、お義父様」
ごまかすようにタバコを吸う百合香。
その手の爪には、真っ赤なマニキュアが塗られていた。
だんだん派手になっていく百合香。
俺はそれを見てほくそ笑んでいた。
  1. 2010/03/08(月) 21:07:15|
  2. ホワイトリリィ
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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