昨日に引き続き、今日もウォゲムのご紹介。
すでに何度となくこのブログでも記事にしているゲームなのですが、またやりたいなぁと思っているのが「ブダペスト45」(コマンドマガジン日本版13号付録)です。

1945年の初め、西部戦線でのアルデンヌ攻勢も失敗に終わり、ソ連軍がベルリンへ向かって怒涛のごとく押し寄せるなか、同盟国ハンガリーの首都ブダペストでソ連軍に包囲されてしまった独軍とハンガリー軍を救出しようとして試みられた独軍の反攻作戦を表したのがこのゲームです。
独軍は強力な装甲師団を持ち、ゲーム中三回の奇襲ターンもあって、ほぼ主導権を握ります。
ですが、数が少なく、また進撃路も限定されるためになかなか進むことができません。
また、すべての時点においてスタック禁止なため、移動の順番に気をつけないと、前のユニットを追い越すことが難しくなります。
さらに、このゲームの特徴として、ダメージを受けると戦力そのものが減っていくというシステムをとっているため、最初は20戦力を超えるような強力なユニットも、戦闘を繰り返すにつれて15戦力、10戦力とじょじょに戦力が磨り減ります。
なにせ戦闘をすれば、必ず双方に最低でも1戦力のダメージが出る戦闘結果表なので、戦闘に勝っても戦力が磨り減るのです。
そのため、序盤は強力な独軍の装甲部隊も、ソ連軍の歩兵部隊や戦車部隊を相手にしているうちにどんどん戦力が減って行きます。
まさに兵力を削られながら味方を救出に行こうとしているのが肌で感じられます。
なので、味方の救出まであと一歩、あと一歩なのに戦力が足りなくなるといった状況が手に取るようにわかるので、このゲームが私は好きです。
何回か対戦もしておりますが、また対戦したいものですね。
やっぱり何回も対戦したいと思えるゲームは貴重です。
付録となったコマンドマガジン日本版13号はすでに絶版ですけれど、幸いこのゲームはコマンドベストの第8号「東部戦線の崩壊」の中に収められて再販されてます。
まだ手に入るようですので、お手にされるのもいいかもしれません。
それではまた。
- 2010/02/09(火) 21:10:56|
- ウォーゲーム
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