先日掲載いたしましたSS「トマト」の中に、その舞台がどこなのかということを暗示するつもりで、“アーカム・ガゼット紙”という新聞社を出しました。
ご存知の方やニヤッとしてくださった方がいたかどうかわかりませんが、コメントなどで突っ込みを入れてくださった方がいなかったのがちょっと残念。(笑)
“アーカム・ガゼット紙”は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州アーカムという小さな町(市)にある新聞社の一つでして、もちろん架空の町(市)の架空の新聞社です。
アーカムという町(市)は、ハワード・P・ラブクラフトという作家が書かれました一連の「クトゥルフ」小説のシリーズ(「クトゥルフ神話」とは言いたくないですね。彼の書いた時点ではまだ神話とはなっていませんでしたので)において、重要な舞台となる小規模な町(市)であります。
この町(市)がなぜ重要なのか?
それはもう、この町(市)にはあの魔道書「ネクロノミコン」(架空の書)を所蔵した図書館を持つミスカトニック大学(架空の大学)があり、「クトゥルフ」の世界における闇の世界とのつながりとなる場所だからにほかなりません。
今回私も、その架空の町(市)アーカムをイメージして「トマト」を書かせていただきました。
私は今でもときどきTRPGを行いますが、TRPGの中に「クトゥルフ」世界を楽しむホラーTRPG「クトゥルフの呼び声」シリーズがあります。
かつてはホビージャパン社からいくつかのサプリメント(ゲーム資料集)が日本語版として出され、現在でもエンターブレイン社から再販されたりしています。
そのサプリメントの中に、この架空の町(市)アーカムをゲーム背景として設定した「アーカムのすべて」というサプリメントがありました。

このサプリメントは、アーカム市で起きた事件のシナリオやアーカム市の地図、アーカム・アドヴァタイザー紙一部、それにアーカム市を網羅した資料が入っておりまして、まさにアーカムを舞台としてゲームが行なえるようになっておりました。
資料の中には市役所やデパート、商店などの概略や、そこに勤務する人々、またいかにも怪しい人物や怪しい場所などが書いてあり、ちょっと想像を膨らませるだけで、いくつもシナリオを作れるようになっているのです。
私も「クトゥルフの呼び声」のキーパーは何度もやったことがあり、このサプリメントは大いに活用させていただいたものでした。
今回「トマト」を書いたことで、久しぶりに見返してみましたけど、これを作るのは大変だっただろうなぁと今でも思います。
アーカムはいい町(市)ですよー。(笑)
それではまた。
PS:モリシ様、悪堕ちキッド様、拍手コメントありがとうございました。
- 2009/10/19(月) 21:13:04|
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舞方雅人さんが好きな物は延岡っていうんですけど、そんなの売ってないですよぅ……
*このエントリは、
ブログペットのココロが書いてます♪
- 2009/10/19(月) 10:42:12|
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