舞方はオヤジです。
初代仮面ライダーをリアルタイムで見ておりました。
と言っても、途中からでしたが。
確かゾル大佐の登場あたりから見始めたはず。
もちろん、今もって仮面ライダーは大好きですし、何度もビデオやDVDで見返しております。
その見返していた時に思ったこと。
「あれー? こんなんだったっけ?」
本郷猛役の藤岡弘、氏が撮影途中に大怪我をされ、途中でやむを得ず降板せざるを得なくなり、一文字隼人の二号ライダーが登場したことは皆様周知の事実でしょう。
その二号ライダー一文字隼人が初めて登場したのが第14話「魔人サボテグロンの襲来」からなのですが、ここで後に社会的現象にまでなる変身シーン、いわゆる変身ポーズが初めて登場するのです。
それまでの一号ライダーには変身ポーズというものはなく、バイクで走って風をベルトの風車に受けることで変身していましたから、まさに仮面ライダーに変身ポーズを持ち込んだのはこの二号ライダーの14話目からということになります。
「お見せしよう。仮面ライダー!」
おやっさんこと立花藤兵衛の前で変身ポーズを見せる一文字隼人。
グッと両手を右に水平にし、そのまま円を描くように頭の上まで回転させる。
そしてそのまま・・・
あれ?
いきなりポーズの途中で一文字隼人はジャケットのファスナーを降ろします。
そしてグッと両側に開くようにして変身ベルトを見せ、それからまた両手を上に上げて左に力強く下ろします。
あれれ?
記憶にある一文字隼人の変身ポーズは、途中で止めたりしなかったぞ。
そのまま流れるように左側に下ろしたぞ。
最初だったからなのかなぁ・・・
と、初めてこのシーンをビデオか何かで見たときは思いました。
シリーズ途中から見ていたので、流れるような変身ポーズは知っていたからです。
このシーン、実は一文字隼人役の佐々木剛氏のミスだったんだそうですね。
本当は、「お見せしよう」でファスナーを降ろしてベルトを見せていなきゃならなかったんだそうで、それをそのまま変身ポーズに入ってしまったため、途中で止めてファスナーを降ろしたとのこと。
本来ならNGシーンなんですが、佐々木氏が堂々と演技して見せたことで、かえってインパクトのあるものとなり変身シーンを印象付けることができるとの判断から、そのまま本放送に使われたというのです。
なるほど、納得しました。
本来はやはり流れるようにポーズをやりきるものだったんですね。
初代仮面ライダー。
今見ると突っ込みどころ満載ですが、なんだか楽しめてしまう不思議な作品のような気がします。
そういえば、今度劇場公開される仮面ライダーには、死神博士と地獄大使が出てくるようですね。
劇場に見に行くかどうかはわかりませんが、故天本氏や潮氏に劣らない怪演を期待したいものです。
それではまた。
- 2009/05/18(月) 21:06:41|
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