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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ローカストの最期(2)

160万ヒット記念SS「ローカストの最期」の二回目です。
つかの間の日常というところでしょうか。

それではどうぞ。


(2)
「ザームの女戦闘員ども、その人たちに手を出すんじゃないわよ!」
「えっ?」
私は驚いた。
「い、池住さんなの?」
私は彼女が倒れていたところに眼をやった。
すると、倒れていた彼女がゆっくりと起き上がる。
着ていた衣服はドロドロに溶け、池住さん自体も躰の表面が溶け出している。
「い、池住さん・・・」
何で?
何でそんな姿なのに立てるの?

「キキー・・・ワタシタチノサンガキカナイトイウノ?」
黒い女たちは三人とも私や志織さんではなく池住さんに向き直る。
「効いたわよ。あなたたちの酸を食らうのは初めてだったからね。おかげで表面がぼろぼろじゃない。擬態するのって結構疲れるのよ」
池住さんはそういうと、躰を一瞬震わせた。

「えっ?」
私は一瞬何が起こったのかわからなかった。
池住さんの姿が一瞬にして変わってしまったのだ。
さっきまでの溶けかかった躰ではなく、なんていうかまるで大きな昆虫のような姿。
頭には髪の毛があったところが緑色のヘルメットのようなものに覆われ、額には二本の触角が伸びて、丸い大きな複眼のような目が二つ付いている。
躰も緑色の硬そうな外皮に覆われ、胸は同心円状の節でできた昆虫のお尻のようなものが二つ双丘をなしている。
腕と脚にはトゲトゲの突起が一列に並び、硬そうな手袋とブーツを履いたようになっていた。
唯一人間らしいのが口元だけで、柔らかそうな唇が覗いていた。

「い、池住さん。その姿はいったい・・・」
「話は後よ。下がってなさい」
「は、はい」
私は手にしたポリ容器を抱きかかえるようにしてあとずさる。
「雪美ちゃん、こっちよ」
志織さんもゆっくりとあとずさり、私たちは黒い女からできるだけ離れるようにする。
「キキー・・・ざーむノウラギリモノ、イナゴオンナ」
「残念ね。私はザームの一員になった覚えはないの。それどころか、こんな躰にされた恨みがあるだけよ!!」
奇妙な姿になった池住さんはそういうと、三人の黒い女たちに跳びかかっていった。

戦いは一瞬にしか感じなかった。
三人の黒い女たちは、いずれも池住さんのパンチやキックに吹き飛ばされ、あっという間に動かなくなってしまったのだ。
そして驚いたことに、倒された黒い女たちはみるみる液状になって溶けてしまうと、すぐに跡形もなく消え去ってしまった。

「池住さん・・・」
私は奇妙な姿をしている彼女に声をかける。
「・・・・・・二人とも大丈夫?」
「あ、はい、大丈夫です」
自分の躰を確かめて私はうなずく。
「ええ、私も大丈夫よ。でも・・・いったい何がどうなっているのか・・・」
私も志織さんも今ここで起こったことが信じられない。
いったい、彼女は何者なんだろう。
「ふう・・・巻き込んじゃってごめんなさい。今のはザームの女戦闘員。簡易型の改造人間よ」
「女戦闘員? 改造人間?」
「とりあえず上に羽織るものをくれないかしら、説明はその後でするわ」
池住さんの口元に苦笑とも取れる笑みが浮かぶ。
志織さんが上着を貸すと、池住さんはその上着を羽織り、みるみるうちに以前の姿に戻っていった。
「とりあえず、移動しましょう。追っ手を潰したから、しばらくは大丈夫だと思う」
池住さんの言葉に私たちはうなずくと、とりあえずはここから近い愛子先生のところへ向かうことにした。

                      ******

池住さんを探しにでていた愛子先生と合流し、矢木沢医院に戻ったときには、すでに夜九時を過ぎていた。
私はすぐに両親に電話して、もうちょっと遅くなる旨を告げる。
遅くなることに心配する両親に、志織さんからも説明してもらって何とか納得してもらうと、愛子先生と志織さん、それに私とで池住さんから事情を聞いた。

池住さんから聞かされた話しはとても信じられないようなものだった。
あのような黒い女の人たちに遭っていなければ、たぶん頭がおかしい人なんだと思ったに違いない。

池住さんは、ザームという組織によって躰を改造されてしまった改造人間ならしい。
ザームとは、とても信じられないけど世界征服をたくらむ秘密結社とのこと。
あの緑色の硬そうな姿こそ池住さんの真の姿であり、今こうして人間の姿をとっているのは人間社会に溶け込むための擬態能力を使っているという。
池住さんは私と同じ高校二年生で、部活で体操をやっていたために身体能力を見込まれて、ザームに誘拐されたらしい。
ザームのアジトに連れて行かれた彼女は、そこでイナゴの能力を移植され改造人間にされてしまったのだ。
肉体の改造が終わると、今度は精神の改造が行なわれるという。
それを行なわれてしまうと、ザームへの忠誠心を植えつけられてしまい、ザームこそが全てとなってしまうというのだ。
幸い、彼女は精神改造の前に何らかの不都合があり、アジトを抜け出すことができたらしい。
そのため、ザームは彼女を出来損ないとして処分しようとしているとのこと。
池住さんはザームの追っ手を逃れるために、あの女戦闘員と戦ったものの、変化した肉体のコントロールになれていなかったせいもあって急速に消耗してしまい、そこに私が通りかかったのだそうだ。

池住さんは、これ以上の迷惑は掛けられないと言って出て行こうとしたんだけど、愛子先生も志織さんもそれを許しはしなかった。
だって、これからどうするのか聞いたら、自分を改造したザームは赦せないしこれからも狙ってくるだろうから戦うって言うんだもん。
そんな危険なことに黙って出て行かせるなんてできないって愛子先生が反対し、志織さんも同意する。
おそらく彼女の実家は見張られているだろうし、しばらくこの街で身を隠したほうがいいというのだ。
愛子先生は何とか彼女の躰を元に戻せないか研究してみるというし、志織さんは近くのアパートを手配するのでそこで暮らすようにと勧めた。
池住さんは驚いた顔をして、何度もここにいてもいいのかと聞いてきたけど、そんなのいいに決まっているよね。
ザームのような恐ろしい組織があるなら、きっと何とかしなきゃいけないんだ。
どうしたらいいのかはよくわからないけど、みんなで力を合わせればきっと何とかできるよね。

                       ******

「おはようございまーす」
もう午後だけど、私はいつもそう言って喫茶店「アモーレ」の扉を開ける。
職場での挨拶はいつでもおはようございますなのだ。
「遅いよ雪美ちゃん。さては居残りさせられたのかな?」
ニヤニヤと笑いながら意地悪そうに私を見る聡里ちゃん。
くりくりした目がなんだか輝いているのは気のせいかな?
「ち、違います。今日は掃除当番が長引いたんです」
私はお客さんがいないのを見て取ると、着替えるために奥へ行く。
さすがに制服のままで接客するわけには行かないしね。

「志織さん、それじゃ私は・・・」
「はい、お疲れ様聡里ちゃん」
私が着替えてエプロンをつけてお店に出ると、入れ替わりに聡里ちゃんがエプロンをはずして着替えに行く。
しばらくすると、革つなぎにヘルメットを手にした聡里ちゃんが出てきて、そのままカウンターに座った。

「志織さん、コーヒーお願い」
「はい。今日はどうするの?」
志織さんがコーヒーの準備をする。
私はお客さんに備えてテーブルなどを拭いたりする。
「西区のほうを回ってみるよ。そろそろ奴らもまた動き出しそうだしね」
「そうね。前回の事件からそろそろ三週間。ザームが動き始めてもおかしく無いわね」
いつものブレンドコーヒーを聡里ちゃんの前に置き、志織さんはそう言った。

あれから愛子先生と志織さん、そして私の三人は、ザームという組織の恐ろしさを改めて知ることになった。
最初はこのことを警察やお役所に訴えてみたのだけれど、どこもそんなザームなんて組織のことは知っておらず、かえってこちらが変な人間だと思われる始末だった。
愛子先生も志織さんも、公的機関に頼るのは早々にあきらめ、自分たちのできる範囲で聡里ちゃんに協力しようということにし、聡里ちゃんがザームと戦うのを陰ながら手伝っている。

私はというと・・・
愛子さんからも志織さんからも、これが一番大事なことだからしっかり心して励んで欲しいといわれた重要任務を託された。
すなわち、聡里ちゃんの友人としてごく普通に付き合うこと。
これこそが私が任された大事な任務だった。

「それじゃ後は雪美ちゃんに任せるね。行ってきます」
コーヒーを飲み終えて、ヘルメットを片手に喫茶店を出て行く聡里ちゃん。
スタイルがいいから、革のつなぎがとてもよく似合っている。
程なくバイクのエンジン音がして、聡里ちゃんのバイクが走り去って行くのがわかった。

聡里ちゃんは改造人間だ。
邪悪な組織ザームにつかまって、無理やり改造されちゃったのだ。
でも、精神までは改造されなかった。
だから彼女はザームを憎んでいる。
自分を改造し、世界を征服しようとしているザームを憎んでいる。

ザームは女王を頂点とする女系社会らしい。
どういう基準かわからないけど、素質があると認めた女性を誘拐して、改造人間に改造してしまう。
改造人間には男性は選ばれないらしく、ザームを構成するのは女性の改造人間ばかりらしい。
何らかの生き物の力を移植した改造人間を作り出し、あの黒い女戦闘員を配下にして世界征服の計画を実行する。
聡里ちゃんもイナゴの能力を移植され、そのまま精神改造されてしまえば、今頃はザームのために活動していたのかもしれない・・・
人間を改造してその心までゆがめてしまう・・・
私はそんなザームが恐ろしいと同時に、絶対に赦してはいけないと思った。

私たちと聡里ちゃんが出会ってから数ヶ月。
愛子先生は患者の診療を行ないながら、つてを頼って大学病院に聡里ちゃんの細胞を分析してもらったり、独自に調べたりして、何とか聡里ちゃんを元の躰に戻せないか研究している。

志織さんは喫茶店をやりながら、新聞やテレビのニュースなどからザームの活動らしきものを抜き出して、聡里ちゃんに知らせている。
最初は的外れのものばかりだったけど、最近は馴れてきたこともあって、ザームの仕業に違いないものを見事に当てたりしているのだ。

ザームのことは誰も知らないけど、奴らが確実にこの日本に手を伸ばしてきているのは間違いない。
何の変哲もない殺人事件なんかでも、実は裏でザームが動いているなんてことも多くなっている。
油断はできないのだ。

「西区に何かあったんですか?」
私はテーブルの砂糖を補充したりしながら、志織さんに聞いてみた。
「ううん、今のところは特に。通常のパトロールってところね」
志織さんもいつものにこやかな笑顔で答えてくれる。

いつザームに狙われるかわからないということで、聡里ちゃんは学校へは行ってない。
なので、午前中から午後にかけては聡里ちゃんは「アモーレ」でアルバイトをしている。
午後になって私が顔を出すと、入れ替わりで街の調査やパトロールに出かけるのだ。
聡里ちゃんのおかげで、お昼の時間も手が足りるので助かると志織さんは喜んでいた。

「ふう・・・」
「どうしたんですか? 志織さん」
ため息をついた志織さんが、私は思わず気になった。
「聡里ちゃん・・・今日も無事に終わってくれるといいけど・・・」
私はドキッとした。
そう、聡里ちゃんは戦っているのだ。
ザームの魔の手からみんなを守るために。
そしてこれ以上の不幸な改造人間を増やさないように。
残念ながら、今はまだその願いは届いてないけれど、いつかきっとザームを滅ぼして聡里ちゃんが人間に戻れる日が来ますように・・・

「大丈夫ですよ。なんたって聡里ちゃんは正義のヒロイン“ローカスト”なんですから。ザームなんかに負けませんよ」
ローカストっていうのは、私たちの間で改造後の姿を現した聡里ちゃんのこと。
いくらなんでも“イナゴ女”なんていう呼び方はあんまりだという理由から。
ザームを倒すために戦っている聡里ちゃんは、正義の変身ヒロインローカストなのだ。

「そうよね。聡里ちゃんは大丈夫よね」
笑顔を作る志織さん。
でも、やっぱり多少の心配はぬぐえない。
このところザームの改造人間も手ごわくなっている。
元となる素体にもさまざまな女の人が使われているようだ。
先日のタガメ女のときは、スイミングクラブの一グループがまるまる改造され、女性コーチはタガメ女に、女子生徒たちは女戦闘員へと改造されてしまったらしい。
ローカストに全員倒されてはしまったものの、集団失踪事件として新聞をにぎわしたっけ・・・
他にもカマキリ女やハチ女、ゴキブリ女などザームによって改造されてしまった人が大勢いる。
日本全国で行方が知れなくなっている人たちの中には、ザームに改造されちゃった人も多いんだろうな。

そういった改造されてしまった人々を元に戻すために、愛子先生は研究しているんだよね。
愛子先生の研究がうまく行けば、ローカストだってただザームの改造人間を倒すだけじゃなく、元に戻すことができるかもしれない。
愛子先生の研究がうまく行きますように・・・

「さて、そろそろまたお客さんが来はじめる時間よ。気合入れてがんばりましょう」
「はい、志織さん」
私はそう返事して、仕事を再開するのだった。

                       ******

「ありがとうございましたー」
カランカランと入り口の鐘が鳴り、最後のお客さんが帰っていく。
「ふう・・・終わったぁ」
志織さんがうんと伸びをする。
「夕方から結構込みましたね。忙しかったぁ」
私もつい首を回して力を抜く。
「お疲れ様、雪美ちゃん」
「志織さんこそお疲れ様です」
なんとなく顔を見合わせてしまう私たち。
思わず笑顔が出てしまう。

と、電話のベルが鳴る。
「はいはーい」
すぐに受話器を取る志織さん。
「はい、喫茶アモーレです・・・あら、愛子?」
私は後片付けをしながら、聞くともなしに志織さんの声を聞く。
「えっ? 今から? ううん・・・それはかまわないけど・・・えっ? 思い違い? ザームのこと?」
えっ?
ザームのこと?
私の手が思わず止まった。
「わかったわ。すぐにいく。ええ、雪美ちゃんも一緒にね」
そう言って受話器を置く志織さん。
「雪美ちゃん、帰り家まで送るから一緒に来てくれる? 愛子がなんだか私たちに話があるって」
「あ、そうなんですか?」
「ええ。何でも私たちはザームに関して思い違いをしているとか・・・詳しくは矢木沢医院で話したいって」
志織さんはエプロンのまま車のキーを取りに行く。
「わかりました。聡里ちゃんには連絡しなくていいんですか?」
「うん、なんだか彼女にはまだ聞かせられないとか。とりあえず私たちだけにってことらしいわ」
車のキーを取ってきた後、玄関先の看板を中に入れてCLOSEの札を下げる志織さん。
私はすぐに着替えを済ませ、志織さんの車で矢木沢医院へ向かうことにした。
  1. 2009/05/05(火) 20:51:55|
  2. ローカストの最期
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ローカストの最期(1)

お待たせいたしました。
160万ヒット記念SS「ローカストの最期」を、今日から四日間連続で投下いたします。

今回の作品は、いわゆる改造モノです。
異形化の範疇になるものだと思います。

私、舞方は、昭和の初代仮面ライダーで育ちました。
仮面ライダーに出てくる改造人間たちは善も悪もあこがれでした。
今回のSSは、その昭和ライダーへのオマージュとなります。
そして、私がお世話になった方々、Beef様やmaledict様の作品へのオマージュでもあります。
作中、どこかで見たようなシーンや、どこかで聞いたようなセリフが出てくると思いますが、あえて引用したものも多くあります。

そんなオマージュに満ちた作品ですが、楽しんでいただければ幸いです。
それではどうぞ。


(1)
「う・・・うう・・・」

えっ?
私は驚いた。
誰かのうめき声?
いったいなんなの?
私は思わず足を止める。
カバンとケーキの入った箱を持ちながら、私は周囲を見渡した。

街灯がぽつんとあるだけの寂しい通り。
普段なら足早に通り過ぎるところだ。
まわりは新興住宅街の近くにある雑木林。
この時間だと暗くて気味が悪くさえ感じる。

「うう・・・」
「誰? 誰か居るの?」
私は恐る恐る呼びかけてみる。
変質者だったらどうしようとか、林の中で待ち伏せされたとかは思わなかった。
だって、あまりにも苦しそうなうめき声。
きっと怪我かなんかで苦しんでいるに違いない。
「誰? どこにいるの?」
私はもう一度声をかけた。

                      ******

「で、痛々しさに見てられなくてここへつれて来たってわけね?」
診察室のとなりにある待合室で、私は愛子(あいこ)先生にそう言われ肩をすくめる。
愛子先生は白衣を着てきりっとメガネをかけた美人女医さんだ。
私がアルバイトしている喫茶店の店主である志織(しおり)さんの親友と言ってもいい人で、時折お店に来てくれる常連さんでもある。
私も時たま風邪を引いたときなどにはお世話になっていて、近所でも評判のいいお医者さまなのだ。
「だって・・・怪我しているようだったし、とりあえず愛子先生のところへ行かなきゃって思ったんです」
「うちは内科なんだけどねぇ」
苦笑する愛子先生。
そういえばそうだ。
私ったら動転したのかそんなことすら思い浮かばなかったのだ。
とにかく早くお医者さんにって思ったら、愛子先生のところへ来ていたのだ。

「そ、それで怪我のほうは?」
「怪我はたいしたことないみたい。というか、結構直りかけなんだよね。それよりも極端に疲労しているみたいだわ」
愛子先生が私の向かい側の椅子に座る。
「疲労ですか?」
「そうなのよ。なんだか極端に体力を消耗しちゃっているみたいなの。いったいどこの娘であんな雑木林で何をしていたのかしらね」
腕組みをする愛子先生。
「とりあえずは休ませたから雪美(ゆきみ)ちゃんは帰ってもいいわよ。あとは引き受けるわ」
「はい、そうします。あ、これ、彼女が目を覚ましたら食べさせてあげてください」
私は持っていたケーキの箱を差し出した。
喫茶店のもらいものだが、甘いものは疲労回復にもいいだろう。
「わかったわ。彼女が目を覚ましたら渡すわね」
「あの・・・」
私は愛子先生にケーキを渡し、気になることを聞いてみた。
「警察に届けるんですか?」
「それは彼女が目を覚まして事情を聞いてからね。もしかしたら乱暴されたのかもしれないし」
それは私も思ったこと。
裸であちこちにうっすらと傷があって雑木林で倒れていた少女なんて、誰だって乱暴されたんじゃないかって真っ先に考える。
それもあって愛子先生のところにつれてきたってのもあるんだけどね。
「でも、どうやらその様子は無いわね。あったとしても未遂だったと思うわ」
「未遂・・・ですか」
私はホッとした。
でも、きっと怖い目にあったに違いない。
私とたぶん同年代ぐらいだから、他人事とは思えない。
私は彼女を愛子先生に預け、矢木沢(やぎさわ)医院を後にした。

                      ******

翌朝早く矢木沢医院に駆け込んだ私は、病室のベッドの上で朝食もそこそこにショートケーキをもくもくと食べている彼女に会った。
「あ、彼女があなたをうちに運んできてくれたのよ。古木葉(ふるきば)雪美ちゃん」
愛子先生が私を紹介してくれる。
すると彼女はなんだか不安そうに目をそらす。
「彼女は池住聡里(いけずみ さとり)ちゃんと言うんですって。それだけは教えてくれたわ。ほかは何にもしゃべってくれないの」
肩をすくめる愛子先生。
医者としてもいろいろ訊きたいことはあるんだろうけど、お手上げって言う感じ。
「古木葉です。よろしく」
私はぺこりと頭を下げる。
すると彼女もおずおずとだけど頭を下げてくれた。
茶色のショートの髪にくりくりした目が可愛い感じの人。
でも、なんだか少し怖い感じもする。
まるで人を寄せ付けないかのような・・・
「そのケーキは彼女があなたにって置いていったものよ。お礼言っておいてね」
愛子先生はそう言って病室を出てしまう。
もしかしたら話しやすいように気を使ってくれたのかも・・・

「あの・・・そのケーキはバイト先からもらったものなので、お礼とか気にしないでくださいね」
私はもしかして言わなくてもいい事を言ったかも・・・
「私にはかまわないで。一休みして体力が回復したらここも出て行くから」
私、何か拒絶されている?
「あ、でも無理しないほうが・・・」
「私がここにいると迷惑をかけてしまう。それに・・・私はもう普通じゃない・・・」
なんだかすごく落ち込んでいるみたい。
あ、もしかして夕べ乱暴されかかったから?
私で力になれることはないかな・・・
「迷惑なんて、愛子先生はそんなこと思わないですよ。それに夕べのことはすごくショックだったと思うけど、未遂だったって言うし・・・」
気休めにもならないだろうけど私はそう言った。
もしかしたら彼女は自分が穢されちゃったと思っているかもしれないし。
「あなたに何がわかるの!!」
いきなり声を荒げられて私はびっくりした。
「ご、ごめんなさい」
そうだよね。
未遂でも何でもショックだったよね。
私ったらそんなことも・・・
「ごめんなさい。一人にしてくれるかしら」
「は、はい。私学校に行ってきます」
うつむいている聡里さんを置いて、愛子先生に学校に行くことを告げた。

                      ******

「はい、古木葉です」
バイトの終了直後、私の携帯が鳴る。
『あ、雪美ちゃん? 大変なの。池住さんが病室を抜け出しちゃったの』
「ええっ?」
携帯の向こうから聞こえてきた愛子先生の言葉に私は驚いた。
確かに朝はひと休みしたら出て行くって言っていたし、躰の傷もたいしたことないようだったけど・・・
抜け出すなんてよくないよ。
まだ体力だって戻ってないだろうし。
『とりあえず私は手近を探してみるから、雪美ちゃんも探してみてくれるかしら』
「わかりました。バイトが終わったんですぐに行きます」
私は愛子先生にそう伝えると携帯を閉じた。

「何かあったの? 車だしましょうか?」
カウンターを拭いていた志織さんが心配そうに私を見る。
志織さんはこの喫茶店「アモーレ」のオーナー兼店長さん。
私のいわば雇用主さんなのだ。
「今朝お話した愛子先生のところにお連れした女の人がいなくなっちゃったんだそうです。それで愛子先生が私にも探してみて欲しいって」
「そうなの? それじゃ車のほうが広い範囲を探せるわね。待ってて」
エプロン姿のまま上着を羽織る志織さん。
後ろで束ねた髪が凛々しく見える。
「すみません。お願いします」
私はエプロンをはずし、着替えもそこそこに志織さんの車に乗る。
まずは昨日彼女に会った雑木林に行ってみよう。
もしかしたらいるかもしれない気がするの。
私は志織さんに雑木林に向かってもらうようにお願いした。

                     ******

暗闇を切り裂くヘッドライト。
黒々とした樹木が不気味この上ない。
そんな中、私は池住さんがいないかと目を凝らしていた。
「普通もし誰かに襲われていたりしたら、病院とかどこかに保護されていたいと思うわよね・・・」
志織さんも池住さんがなぜ抜け出したのかわからないみたい。
もしかしたら治療費を心配したりしたのかもしれないけど、愛子先生なら相談にだって乗ってくれるだろうし、せめて一言ぐらい言ってくれればいいのにと思う。

それは突然だった。
ダンッと音がして、人影が突然道路に転がってきたのだ。
「ひあっ」
思わず急ブレーキを踏む志織さん。
たぶん寸前で止まったとは思うんだけど、あまりのことに私も志織さんも車の外に飛び出した。

「大丈夫ですか・・・えっ?」
車の前に転がった人影に声をかけた志織さんが凍りつく。
私もヘッドライトに照らされたその人影を見て息を飲んだ。
「な、なんなの、これ・・・」
志織さんの声が震える。
私たちの目の前でゆっくり立ち上がるその人影は、ヘッドライトに照らされているにもかかわらず真っ黒な姿をしていたのだ。

「危ない!! 逃げて!!」
突然声がする。
私がその声が誰のものか確かめる前に、立ち上がった黒い人影が私たちの方を向いた。
それは不気味な姿。
女の人が真っ黒な躰にぴったりしたゴム状の服を身にまとったような姿。
腰はくびれ、お尻のところはややふくらみ、そして形のよい胸が二つの双丘を成している。
たぶんとてもスタイルのいい女性なんだろうけど、そのゴムスーツを着たような姿は異様だった。
しかも顔全体までゴム状のマスクで覆われていて、目も鼻も口もない。
ううん、鼻の盛り上がりや眼窩のくぼみなど顔らしくは見えるんだけど、全てがマスクで覆われているのだ。
どうやって外を見ているのかわからない。
そしてその黒い女性は、自分の乳房を持ち上げるように手を添えた。

「キャッ!」
いきなり志織さんが突き飛ばされる。
それとほぼ同時に黒い女の胸から液体が飛び出し、志織さんのいた場所を通って車に降りかかった。
「ヒッ!」
私は息を飲んだ。
液体のかかったところの車のボディがみるみる溶けていく。
な、何なのこれは?
志織さんは大丈夫なの?
私はあまりのことに口元を押さえながら志織さんの突き飛ばされたほうに眼をやった。

「あ・・・」
志織さんの前に一人の少女が立っている。
しかもそれは私たちが探していた相手。
「池住さん・・・」
私は思わず彼女の名を呼んでいた。
「何でこんなところに来たの! 早く逃げなさい!」
池住さんは志織さんをかばうようにして立ち、黒い女たちに身構えている。
気が付かなかったけど、黒い女たちは三人もいる。
いずれもスタイルがいい女性の姿をしているけど、目も鼻も口もない真っ黒なゴム状のマスクに覆われていて、誰が誰なのかさっぱりわからない。

「に、逃げろって・・・私たちはあなたを探しに・・・愛子先生のところを抜け出したって言うから・・・」
私はひざががくがく震えるのを感じながらも、何とかそう言った。
いったいこれは何なの?
ここで何が起こっているの?
池住さんとこの黒い女の人は何か関係があるの?
私にはさっぱりわからない。

「仕方ないでしょ。痕跡を残してしまったらしかったから、あのままあの病院にいるわけにはいかなかったのよ。そんなことより早く逃げなさい!」
池住さんは、背後の志織さんが立ち上がるのを待っている。
志織さんは黒い女の人に車を溶かされたのと突き飛ばされたのがショックなのか、ようやく立ち上がるところだった。
「志織さん、こっちへ」
半分溶かされた車の陰から私は志織さんを呼ぶ。
志織さんはそれに気が付いたのか、私のほうへと向かい始めた。

「あ、危ない!!」
私は思わず叫んでしまう。
志織さんが歩き始めたのに気を取られたのか、池住さんの目が志織さんを向いたとき、黒い女たちがいっせいに胸を持ち上げる。
液体が池住さん目がけて放たれ、それに気が付いた彼女はかわそうとしたものの、間に合わずに液体をかぶってしまったのだ。

「キャーッ!!」
「いやあっ!!」
私も志織さんも悲鳴を上げる。
車を溶かしてしまう液体をかぶったら、無事ですむはずがない。
ジュワッという音がして、鼻を突くような刺激臭が漂ってくる。
「池住さん・・・」
あまりのことに立ち尽くす私の横で、志織さんは車のトランクを開けていた。
「雪美ちゃん、これ!!」
志織さんはトランクからウィンドウォッシャーを取り出すと、そのポリ容器を手渡してくる。
「えっ?」
「早く中和するの!! 水がないからせめてそれで!!」
そういう志織さんももう一個のポリ容器を持っていた。
「は、はい」
私はポリ容器のふたを開け、倒れている池住さんに駆け寄ろうと走り出した。

愛子先生から渡されたのだろう赤いジャージを着ていた池住さん。
その赤いジャージは見る影もなくドロドロに溶けている。
池住さん自体がどうなっているのかは想像も付かない。
でも、このウィンドウォッシャーをかければ、少しでも中和されて助かるかもしれない。
私は必死で池住さんに向かっていこうとした。
でも、私の足は止まってしまった。

「あ・・・あああ・・・」
私の前に立ちはだかる三人の黒い女たち。
ポリ容器を抱えたまま私は恐怖に立ち尽くす。
志織さんも私の背後で同じように動けなくなっていた。
「あ、あなたたちはいったい・・・」
「キキー・・・ワタシタチノスガタヲミタモノハ、イカシテハオカナイワ」
「キキー・・・オマエタチモシヌノヨ」
黒い女たちの抑揚のない声が響く。
そして、彼女たちはゆっくりと二つの胸を持ち上げた。
  1. 2009/05/04(月) 22:14:15|
  2. ローカストの最期
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160万ヒット達成

本日のおそらく朝早くに160万ヒットに到達いたしました。

150万ヒットから二ヶ月ちょっとでの達成となります。
早いものですねぇ。

いつものことでございますが、これもひとえに訪れてくださる皆様方のおかげでございます。
本当に本当にありがとうございます。

本来ならば今日から記念SSの投下とまいりたいところだったのですが、今日はウォーゲームのサークルに顔を出してまいりましたので、そちらの報告をさせていただきました。
記念SSに関しては、明日以降に掲載させていただきますので、お楽しみにしていただければと思います。

あらためまして、皆様本当にありがとうございました。
  1. 2009/05/03(日) 21:01:41|
  2. 記念日
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今日もお邪魔して来ました

今日はいつもお世話になっています「札幌歴史ゲーム友の会」にお邪魔してまいりました。
今日の例会はずいぶんと盛況で、九人もの参加者がいらっしゃいまして、ゲームに雑談にと楽しい時間を過ごさせていただきました。

私は今日も6ゾロ様と「アップフロント」をプレイ。
5月3日1

私は約二十年ぶりぐらいのプレイでして、6ゾロ様に一から教えていただき「パトロールシナリオ」を対戦いたしました。
陣営は私がソ連軍、6ゾロ様が独軍を担当し、終盤までは6ゾロ様独軍が有利だったのですが、最後の射撃でラッキーヒットが出て、舞方ソ連軍が4人逃げ出しながらも独軍を3人を戦死させての勝利となりました。

そのほかのプレイは以下の通り。

5月3日2
“しん”様と鈴木様のASL対戦。
シナリオはA106「DEBACLE AT KOROSTEN」
残念ながらソ連軍担当の“しん”様が途中で抜けざるを得ず、無念の中途終了だったようです。

5月3日3
サッポロ辺境伯様とfsino様の「エチオピアのライオン」対戦。
日本版ではなく本家コマンドマガジン版で、マップが明るめです。
サッポロ辺境伯様の率いるイタリア軍が、わずか三ターン目で投了の憂き目を見るなど凄まじい展開の後、再戦を戦っておりました。

5月3日4
柿崎様とVAL様の「アルデンヌ44」対戦。
こちらに関しては詳細不明です。
独軍が押していたのかなぁ。

5月3日5
今日も6ゾロ様とつじ参謀様の「ムスタングス」対戦。
つじ参謀様のP-38が6ゾロ様のFw-190を撃墜していた模様。

5月3日6
同じくつじ参謀様と今日も6ゾロ様の「アップフロント」対戦。
つじ参謀様の英軍と6ゾロ様の独軍がにらみ合ってます。

私は午後は観戦に終始し、夕方には辞去させていただきました。
札幌歴史ゲーム友の会様、ありがとうございました。
  1. 2009/05/03(日) 20:48:07|
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クリミア戦争(18)

1855年7月、セバストポリのマラホフの塔で守備隊を指揮していた、ナヒモフ海軍提督が連合軍の射撃により戦死。
守備隊の士気を大いに殺いでしまいます。
包囲下のセバストポリでは、じょじょに絶望感が広がり始めておりました。

「クリミア戦争」に参戦している列強とは言うものの、英仏とロシアの差は大きなものでした。
補給に苦しんでいるとはいえ、バラクラヴァの港から塹壕のある前線まで簡易鉄道を敷いて運用する英軍に対し、ロシア軍は国内の移動もままならず、徒歩と馬車に頼る行軍と補給線は、それだけで大きな損害を与えておりました。

ロシア軍の兵士はほとんどが農奴であり、その軍務は二十五年間にも及ぶものでした。
その上地主や貴族は、農奴の中でも働きのよくないものを懲罰的に軍務に就かせるということが多く、兵士の質は低いものだったのです。
また、街道の整備もほとんどなされておらず、ロシア各地から集められた兵士がクリミア半島まで移動するのは大変な困難を伴うものでした。
そのためにロシア軍はクリミア半島に戦力を集めていく最中に、なんと約三十万人もの兵士が疲労、飢え、寒さ、病気などによって死亡したといいます。
まさに想像を絶する数でした。

その膨大な犠牲の上に、ロシア軍はクリミア半島に約二十万人の兵力を集めます。
クリミア半島のロシア軍司令官ゴルチャコフ公は、この兵力を持って再度連合軍の包囲を崩そうと試みます。

1855年8月16日未明。
垂れ込める霧の中から、リプランジ将軍率いるロシア軍約七万が、セバストポリより東に向かってのびているツェルナヤ河沿いのフランス及びサルディニア軍の陣地に強襲を仕掛けました。
不意を突かれた形になったフランス軍とサルディニア軍は浮き足立ち、一時は大混乱に陥ります。

ロシア軍の攻撃は一時は成功するかと思われましたが、フランス軍とサルディニア軍の反撃が始まり、突出したロシア軍は四方から銃砲撃を受ける形になってしまいました。
ロシア軍はこの連合軍の逆撃に耐えることはできず、損害が続出。
ついに攻撃を断念して撤収せざるを得ませんでした。

この「ツェルナヤ河の戦い」は、ロシア軍の最後の大規模反撃でしたが、連合軍約三千の死傷者に対し、ロシア軍は約一万二千もの死傷者を出す大損害を受けてしまいました。
この攻撃失敗により、ロシア軍内にはますますあきらめムードが広がったといいます。

8月19日。
800門を超える連合軍の大砲がセバストポリに向けて砲撃を開始します。
海上は英国海軍を中核とする連合軍海軍が制圧し、陸上もほぼ包囲されてしまっているセバストポリには、もはや物資が到着することもなく砲弾も食料も底をつき始めておりました。
そのため、ロシア軍は大砲を撃ち返したくてももう撃てなくなってきておりました。

三日間に及ぶ砲撃はロシア軍の兵約五千人を戦死させ、多くの負傷者を生み出しました。
ロシア軍も散発的な反撃を行ないましたが、もはや連合軍に大きな被害を与えることはできませんでした。

9月5日。
連合軍の最後の総攻撃が開始されました。
フランス軍総司令官ペリシエ将軍は、前回の総攻撃失敗に懲り、なおも大砲の到着を待とうと考えておりましたが、会議は総攻撃決行に決まったのです。

またしても三日間に及ぶ砲撃が繰り返され、9月8日の正午には歩兵の突撃が開始されました。
もはやマラホフの塔までは25メートルを残すまでになった攻撃用坑道を始め、各堡塁に接近する攻撃用坑道も残り50メートルほどにまでなっており、満を持した約五万七千の連合軍兵士が突撃命令に坑道を飛び出していったのです。

この突撃に対するロシア軍の反撃はなおも激しく、連合軍兵士はばたばたと撃ち倒されてしまいます。
それでも、英軍、仏軍、サルディニア軍の兵士は倒れた味方を乗り越えて堡塁に攻めかかりました。
マラホフの塔にはフランス軍が攻めかかり、マクマオン将軍指揮の約三万三千がロシア軍の猛烈な射撃をかいくぐって突入します。
血で血を洗う激戦が行なわれ、七千三百もの死傷者を出しながらも、ついにフランス軍はマラホフの塔を攻め落とすことに成功しました。

これに引き続き、サルディニア軍も小凸角堡を占領。
英軍の大凸角堡への攻撃は約二千の損害を出して撃退されたものの、マラホフの塔の占領はほぼセバストポリの命運を決するものでした。

(19へ)
  1. 2009/05/02(土) 21:34:45|
  2. クリミア戦争
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「そうりゅう」竣工

毎月の定期購入物である「世界の艦船」の6月号を買ってきました。

表紙はこちら。
cover-m_20090501193810.jpg

今号の特集は第二次世界大戦における列強各国の潜水艦とのことで、隻数は世界最大級だったソ連の潜水艦作戦の記事などもあり、読むのが楽しみです。
第二次世界大戦における潜水艦戦といえば、ドイツ海軍のUボートが有名ですが、隻数で言えばソ連やイタリアも多くの潜水艦を保有していたんですよね。
まあ、活躍らしい活躍はしなかったんですけど・・・

一方表紙は海上自衛隊の新型潜水艦の「そうりゅう」ですね。
この艦番号501は実際に配備されたあとは機密保持のために消されるはずですので、まさに出来上がったばかりといったところです。

「そうりゅう」は海上自衛隊の潜水艦としては初めてのAIP(非大気依存型推進)の潜水艦であり、今後の海上自衛隊の潜水艦の中核となっていくものとなるでしょう。
また新型DDH「ひゅうが」のカラー写真なども載っており、こちらも楽しみです。

さてさてじっくり読ませていただきましょうか。
それではまた。
  1. 2009/05/01(金) 21:12:23|
  2. 本&マンガなど
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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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