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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

奇策か? 愚策か?

昨日はサッポロ辺境伯様をお招きしての自宅ウォーゲーム。

何をやろうかなと迷った挙句、やはりわれわれにはこれしかないとばかりに「エチオピアのライオン」(コマンドマガジン日本版27号付録)をプレイ。
コマンドマガジン編集部様のおかげで、マジフなどに対するルールがはっきりしたので、新たな気持ちで再戦です。

陣営はダイスで決めて、サッポロ辺境伯様がイタリア軍を、私がエチオピア軍を担当。
いつものようにトーナメントルールを使用してのプレイとなりました。

序盤、わりとおとなしめなスタートに。
イタリア軍は今回はエリトリア方面を重視したのか、ソマリランド方面(グラツァーニ部隊)には初期配置戦力からほとんど増強してきません。

川を挟んだアンバ(という地形で山地よりも防御効果が高い)や、アンバとアンバを結ぶ防衛ラインを早々に築いたエチオピア軍は、エリトリア方面では貝のように固く篭って専守防衛です。

一方、前回のto Mogadisho(トゥ モガジシオ)への直接攻撃に懲りたと思われていたサッポロ辺境伯様は、驚いたことに今回も前回の攻撃はなかったかのようにほぼソマリランド方面の全イタリア軍でNeghelllへ攻めてきます。

となると、to Mogadishoが手薄になるのは自明の理で、わずかに2ユニット4戦力しか守備においてありません。
これは攻撃してみろとのお誘いか?

早速我がエチオピア軍は、Hararに篭っていた部隊に出陣を命令。
前線にいた一個部隊と合流して部族長と合わせて13戦力でto Mogadishoへ向かいます。

途中で航空機による攻撃を受けたものの、どうにかto Mogadishoに接敵することに成功。
ただ、今回の攻撃はサッポロ辺境伯様も予想はしていたのか、それほどの焦りはなかったようです。
まあ、要塞なので3コラムもシフトされるので、3:1が1:2にまで落ち込むため、1さえでなきゃ陥落しませんからね。

出た目はやはりというか1以外。
to Mogadishoは陥落しませんでした。
しかし、こちらの損害もなかったので、次のターンにもう一度チャンスがあります。

ですが、さすがに二ターン連続で攻撃させてくれるほどサッポロ辺境伯様は甘くありません。
次のターンにはしっかりと防備を固め、こちらのチャンスは失われました。

結局、攻撃に向かった部隊は捕捉され撃滅されてしまいます。
もしかしたらサッポロ辺境伯様はこれを狙ったのか?
こちらの攻撃力を殺いでしまえば、あとはじっくりとNeghelll攻略に全力を投入できますからね。

とは言え、イタリア軍は戦力不足なのはいかんともしがたいところ。
実際今回のプレイでは、イタリア軍にはほとんど損害らしい損害も出てませんでしたが、それでもエチオピア軍を攻めあぐねておりました。
もっとも、じっくり派のサッポロ辺境伯様ですので、毒ガスが使えるようになるまでは攻撃を控えていたのでしょう。

双方ともにエリトリア方面でもソマリランド方面でもにらみ合いの対戦に陥ります。
地形に拠って防御するエチオピア軍と、敵が目前にいても陣地構築のできるため(トーナメントルールでは可能)陣地に拠って防御するイタリア軍がしばし対陣する形に。
9・11(1)エリトリア方面
9・11(2)ソマリランド方面

このにらみ合いの状況に焦れたのはエチオピア軍でした。

本来であれば、増強される部隊や皇帝陛下直属の強力な部隊を用いて防御を強化し、最終ターンまで粘るというのが正しい戦略だったでしょう。
残りターン数の兼ね合いから、イタリア軍はエチオピア軍ばかりではなく時間とも戦わなくてはならなくなるからです。

ですが、私にはそのような防御しての粘り勝ちには耐えられません。
神経が磨り減るだけの陣地戦を行なう気力はなかったのです。

それに、一度攻撃を撃退したからなのか、to Mogadishoはまたしても手薄になっておりました。
持てる戦力をNeghelllに振り向けていたために、最低限の部隊しか置いてなかったのです。

もう一度・・・
私はそう思いました。
12月最初のターンに投入されるセラシエ皇帝の直卒部隊。
その全力とHararに残っていた戦力。
それに独立部隊をかき集めてもう一度to Mogadishoを攻撃する。
私の頭の中にはもはやこれしかありませんでした。

皇帝の直卒部隊の戦力を合わせれば、最低でも25戦力ぐらいは持っていけます。
to Mogadishoの戦力がそのままである保障はありませんが、たとえ6戦力ぐらいになっても4:1。
3コラムシフトで1:1になっても、皇帝の効果で1コラムシフトされるので2:1。
サイの目1・2でイタリア軍をto Mogadishoから叩き出せます。
これはもうやるしかないでしょう。

12月、増援で現れたセラシエ皇帝は、わき目も振らずに一直線でto Mogadishoへ向かいます。
この皇帝の行動にサッポロ辺境伯様はちょっとだけ驚いてくれたようです。
よしよし。
それだけでも充分だ。

セラシエ皇帝以下二つのスタックを作ってto Mogadishoへ突進するエチオピア軍。
残念なことに、いくら足の速いエチオピア軍とは言え、to Mogadishoまでは4ターンほどもかかります。
これだけの時間がかかってしまうと、さすがに奇襲効果は望めません。
サッポロ辺境伯様はじわりじわりとto Mogadishoの周辺を固め始めました。

さらに毒ガスが使えるようになった1月からは、航空機ユニットを集中しての皇帝スタックの戦力削りにかかります。
さすがに対空砲を使っても3ユニットも残るような状況では、皇帝スタックの戦力はじょじょに削られてしまいます。
何より航空攻撃で混乱してしまうと、敵に接敵できなくなるので攻撃ができません。
なんとか二スタックを交互躍進させることでエチオピア軍はto Mogadishoへ迫ります。

セラシエ皇帝の死に物狂いの突進に、イタリア軍は6ユニット中4ユニットもの航空機を投入せざるを得ませんでした。
それだけ、エリトリア方面での進出も遅れましたし、Neghelllまで後わずかと迫っていたグラツァーニの部隊もto Mogadisho防衛のために引き抜かざるを得ませんでした。

ですが、エチオピア軍の突撃もここまででした。
回り込んで包囲し、4ユニットもの航空機を使ってきたイタリア軍の前に、ついにセラシエ皇帝は除去されてしまいます。
エチオピア軍の敗北でした。

いやー、やっぱり無謀でしたね。
to Mogadishoにいたる道のりが平地になってしまうのが痛かった。
航空攻撃にはまったく手も足も出なくなってしまいます。
4ユニットも航空機を集められるとどうしようもない。

でもねぇ、やりたくなるんですよね。
to Mogadishoを陥落させ、一ターン保持したら勝利でしょ?
グラツァーニ隊すべてが戻ってくることはできないし、快速部隊だけだったら追い払える可能性高いしね。

まあ、防御が固ければ(8戦力ぐらいいるとか)はなから省みない作戦ではあるんだけど、4戦力ぐらいしかいないとやってみようかなって気にはなる。
やってもダメだろうなとは思っていたけど、じりじり押されてただ守るだけってのは耐えられない。
それぐらいならいっそ一撃って思っちゃうんだよねぇ。
ウェリントン公にはなれないな、私は。

皇帝が無茶したせいで早々にゲームが終わってしまったので、残り時間でバルジ大作戦(ベーシック3:HJ)を一戦プレイ。
サッポロ辺境伯様が独軍を、私が米軍を担当しました。
天候が2ターン目には晴れるという展開に独軍の進撃は頓挫。
4ターンで米軍のサドンデス勝利となりました。
うーん・・・このゲーム7ターンまで行ったためしがないような・・・
序盤のサイの目が影響大きいよね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2008/09/12(金) 20:25:25|
  2. ウォーゲーム
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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