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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

残り約ひと月

八月も今日で終わり。
月の最後はSSで締めたいところでしたが、このところ書けておりません。
すみませんです。

さて、明日から九月。
ペナントレースもいよいよ大詰め。
残りあと約ひと月です。

セ・リーグもパ・リーグも熱戦が続いていますが、そろそろ一位球団にはマジックも付いてきました。

セ・リーグは、シーズン前の予想では三位に予想していた阪神が開幕ダッシュに成功し、現在まで首位を走っております。
しかし、八月に入って失速。
急速に追い上げてきた巨人との直接対決三連戦も一勝二敗と負け越してしまいました。
これでゲーム差6。
月が変わることで流れを変えて欲しいです。

パ・リーグは予想で五位にしていた西武が首位に立ち、順当に勝ち星を重ねてきました。
ここ三日間はソフトバンクとの三連戦三試合連続引き分けという珍しい対戦となりましたが、こちらはおそらくこのまま走りきりそうです。

残念なのが二位予想の日本ハムが調子に乗り切れません。
西武との直接対決もそうですが、このところはオリックスにも三連敗という状況で四位転落です。
もしかしたらBクラス落ちもありそうで、ちょっと心配です。

残りひと月。
最後に笑うのはどこなのかな。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2008/08/31(日) 21:37:39|
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ゲリラ豪雨というのか

そろそろ早朝は寒く感じる季節になってきましたね。
札幌ではまだ八月だというのに、スタッドレスタイヤとストーブのCMが始まりましたよ。
早ければ九月末から十月始めにはストーブ使い始めますから、CM流されるのも当然なんですけどね。
また冬が来ちゃいますねー。

関東から東海にかけてはゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨が降ったようです。
大きな被害が出ているところもあるようですので、どうか充分ご注意くださいませ。

もともとゲリラとは、ナポレオン戦争時のスペインでのスペイン民兵とフランス正規軍の不正規戦のことをゲリリャ(小さな戦争という意味)と呼んだのが最初だそうです。
もっとも、今では正規軍不正規軍含めた小規模部隊の神出鬼没の行動による奇襲をゲリラと呼んでいるようで、そういった奇襲的な予測のつかない行動をゲリラ的と呼んでいるようですね。

ゲリラ戦で有名なのはやはりベトナム戦争でしょうか?
圧倒的戦力の米軍に対し、北ベトナム軍をはじめとする抵抗勢力は、ジャングルなどに潜んで奇襲をかけ、最終的には米軍を圧倒してしまったといえるでしょう。

正規軍同士の正面からのぶつかり合いという戦争が、これからはごくごく少なくなっていくであろうことを考えると、ゲリラ戦こそがこれからの戦争の形になっていくのかもしれませんね。
対テロ戦はまさにゲリラ戦ですからね。

ただ、ゲリラ戦の問題点は戦士と非戦闘員の区別がつきづらいことですね。
あと少年少女の兵士という問題もありますし。
やはり戦争はやってはいけないということでしょう。

それではまた。
  1. 2008/08/30(土) 20:35:25|
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ほんとに芋をつぶしちゃダメよ

皆様も映像とかで見たことが多いと思いますが、第二次世界大戦中にドイツ軍で多用された手榴弾がStiGr24型柄付き手榴弾です。
「ルパン三世:カリオストロの城」でも、オープニングで黒服の男たちがルパンのフィアットに向かって転がしてきた奴ですね。

手榴弾はもともと第一次世界大戦での塹壕戦用に使われたものですが、使い勝手がいいので現在でも使われている兵器の一つです。
ドイツ軍はこの手榴弾を投げやすいように柄を付けたわけなんですね。

形としては小さな缶詰の下に木製の柄が伸びているといったもので、第一次世界大戦のときからほとんど変わっておりません。

基本的には攻撃型の手榴弾として作られたもので、爆風を主に撒き散らすようになっています。
爆風で敵がひるんだ隙に突撃するというものなんですね。
これに対して物陰から敵に投げつけ、破片を撒き散らすものを防御用手榴弾といいます。
手榴弾にも二種類あるんですね。

弾頭にはTNT火薬が170グラム入っており、総重量は595グラム。
柄の一番下の部分にはキャップがついていて、それをはずすと中に紐がついており、それを引っ張ると発火準備完了となって投げつけるわけです。

爆発までは約4秒から5秒ほど。
投げ返されないように第一次世界大戦時のものよりは時間が短くなっているそうです。

その形状から「ポテトマッシャー」(芋つぶし)と呼ばれ、ベルトやブーツに差し込んで持ち運んでいたようです。

戦争初期にはドイツ軍が攻撃側だったので威力不足とはなりませんでしたが、戦争中盤から攻守が交代すると、防御用に破片効果を増やして欲しいとの要望が出るようになったようです。
そこで弾頭部分に鉄のカバーをはめたりしたものが作られ、破片効果を増やしていたとのこと。

また、手軽な対戦車兵器として、この柄付き手榴弾の弾頭だけを6個用意して、一本の手榴弾の弾頭にくくりつけた結束手榴弾が作られ、敵戦車の履帯を破壊したりするのに使われました。

独特の形のヘルメットとともに、ドイツ兵のイメージを形作る兵器の一つですよね。
ちなみに中国国民党もコピーして使っていたそうで、日本軍は結構痛い目にあったそうです。

それではまた。
  1. 2008/08/29(金) 19:25:12|
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飲む・打つ・買う

昨日はサッポロ辺境伯様とまた楽しい時間をすごすことができました。

まずは早々に「ベーシック3」(HJ)に含まれている「バルジ大作戦」をプレイ。
先日も対戦し、その後ソロプレイなどもしてみたところ、第一ターンの独軍のサイコロの出目が非常にその後の展開を左右するゲームだと感じました。
今回はどこまで行けるかな?

と、言うことでまずは私が独軍を担当し、サッポロ辺境伯様が連合軍を担当。
独軍はソロプレイ同様第1SSと第12SSを中核として中央突破からマップ北端よりの脱出を狙います。

第一ターンの独軍の攻撃はそう悪いものではありませんでした。
天候ルールの適用を間違え、移動前戦闘にも適用してしまったという状況ですので悪いはずがないんですが、それでも連合軍をじわりと押し出すしかできません。

SS装甲師団は目前の敵を撃破し、意気揚々とOur川を渡りますが、やはり連合軍の渡橋妨害の威力はすさまじく、さしたる前進は望めません。
さらに本来なら撃破することで得点となるはずの米軍部隊もCtで効果無しが続き撃破できません。

このゲームは毎ターンごとの得点で即座の勝利敗北が決まるサドンデスがあるので、独軍は常に一定以上の戦果を求められてしまいます。
撃破できていれば何のことはないのですが、撃破できないとたちまちサドンデス負けがしのびよります。

結局中央部での突破にはある程度成功したものの、右翼と左翼での敵部隊の撃破が思うようにいかず3ターンでサドンデス負け。

次にサッポロ辺境伯様が独軍を、私が連合軍を持って入れ替え戦をプレイ。
サッポロ辺境伯様は過去二戦の経験を持って米軍の除去に務めます。
SS装甲師団を左翼と右翼にばら撒いての進軍は、連合軍を確実に除去していきました。

しかし、今回はEx(相互損害)が多く、しかもそれを無視できない低戦力ユニットを独軍は次々と失ってしまいます。
本来ならばサドンデス勝ちを狙えるほどの連合軍ユニットを除去しつつありましたが、損害が多く得点が増えません。
そのうちに突出した国防軍の装甲師団が包囲され除去の憂き目に。
こちらも4ターンでの独軍サドンデス負けでした。

サッポロ辺境伯様の作戦は悪くはなかったと思うのですが、なにぶんExが多すぎましたね。
こちらの4戦力を吹き飛ばすと普通は4点(戦力がそのまま得点になる)なのですが、Exで独軍も3戦力のユニットを失ったりすると差し引き1点にしかなりません。
それさえなければ独軍が勝っていたかも。

さて、こうしてウォーゲームを“打った”あとは、普段ならお開きなのですが、今回は違います。
やはり“打った”あとは“飲む”。
今回は我が家でささやかな酒盛りを楽しみました。
8・27
まあ、“買って”おいた焼き鳥やイカ刺身・キムチなどを肴に、サッポロ辺境伯様と楽しい酒盛り。
あーでもない、こーでもないといろいろな話を楽しみました。

こうして“飲む・打つ・買う”を堪能してお開きに。(笑)
自宅飲みはそれほど費用もかからず楽しめるのでいいんじゃないかな。
軽くウォーゲームのあとの一杯はまた格別でした。
サッポロ辺境伯様ありがとうございました。

それではまた。
  1. 2008/08/28(木) 20:22:14|
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08月28日のココロ日記(BlogPet)

空を見ると美のことを思い出します……

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪
  1. 2008/08/28(木) 10:30:23|
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豊家滅亡その37

堺の町を徹底的に焼き尽くした大坂方は、その軍勢を持って岸和田城に迫りました。
しかし、岸和田城は防備を固めてしまったために大坂方は目標を変更、和歌山城より大坂を目指してくる浅野長晟の軍勢を襲撃することにします。

浅野長晟は父が豊臣秀吉政権時代に五奉行を勤めていた浅野長政であり、その浅野長政は浅野長勝(あさのながかつ)の養子で、同じ長勝の養女にいたのがおね(ねね:のちの秀吉の正室北政所・高台院)であったというつながりから、豊臣秀吉の一番近い縁戚の一人とされ重用されました。

そのため大坂方としては、豊臣家に尽くすのが当然として冬の陣のときにも使者を送って味方するように誘いをかけましたが、家康の娘を娶っていた浅野長晟は当然これを拒否。
今回の戦にも徳川方としてその居城和歌山城から軍勢を進発させてきたのでした。

大坂方としては、五奉行を勤めたこともある家柄でありながら豊臣家に弓を引く浅野家に対し、その懲罰という意味に加え、紀州方面の安全を確保するためにも初戦で敵を制して味方の士気を高めるためにも、浅野勢を叩いておくことは意味があると考えられたのでしょう。

一方の浅野長晟は、大坂方の仕掛けた紀州での地侍の一揆を警戒し軍勢の出陣を手控えておりましたが、京都所司代板倉勝重より出陣の催促があったために腰を上げざるを得ず、約五千の軍勢を率いて大坂に向かいつつあるところでした。

堺の町の焼き討ちのあった慶長20年(1615年)4月28日夜半。
和泉国佐野(現在の泉佐野市)に到着した浅野勢は、物見の報告から大坂方が近づいてきていることを察知します。
しかし、大坂方の軍勢を約二万の大軍勢と誤認したことから、このままぶつかっても勝機は低いと考えました。
そこで防御に適した場所に後退し、そこで大坂方を迎え撃つという策をとることにします。

浅野勢が選んだのは樫井という地でした。
浅野勢主隊は早々に樫井を目指し、亀田高綱(かめだ たかつな)隊がしんがりとなって大坂方を防ぎつつ後退するという形を取って、浅野勢は動き始めます。

大坂方は岡部則綱(おかべ のりつな)が先鋒となり佐野に接近しますが、すでに浅野勢は引き上げたあとでした。
勇む岡部はそのまま追撃しようとしましたが、大坂方の戦巧者の一人である塙団右衛門直之(ばん だんえもんなおゆき)が制止します。
かつては加藤義明配下の鉄砲大将として関ヶ原の戦いにも参加した塙団右衛門は、その直情径行な荒武者振りから大将の器にあらずとして加藤義明にたしなめられたために加藤家を飛び出しておりましたが、歴戦の武士である彼は、夜間の行動の危険さを感じて岡部則綱を止めたのでしょう。

もともと対浅野勢での大坂方の先鋒を命じられていたのは塙団右衛門であり、彼は自らが偵察のために先行します。
しかし、岡部はこれを良しとせず、軍勢を率いて前進を開始。
抜け駆けされたと感じた塙団右衛門は、これもまた軍勢を率いて前進を開始します。
お互いの意地の張り合いのような前進は、やがて競走のごとくなっていき、早駆け状態で亀田勢への突進となりました。

これに対し亀田高綱は冷静に対処。
大坂方が駆けて来るのを充分にひきつけた上でいっせいに射撃を開始させ、敵の前衛が倒れてひるんだ隙に後退して陣を張りなおし、再び向かってくる大坂勢に銃を撃ちかけるという見事な後退戦を演じます。

大坂方に痛撃を与え続けてきた亀田勢でしたが、樫井の村に近づいたあたりでついに大坂方に追いつかれ、乱戦に巻き込まれます。
こうなると大坂方の塙団右衛門としては望むところなのですが、樫井の村には先に後退していた浅野勢主隊が陣取っており、彼らが今度は亀田勢の救援に動きます。

4月29日の朝方から始まった戦いは、双方激しい斬り合いでの白兵戦となり死傷者が続出。
大坂方は乱戦の中で岡部則綱は撤退し、塙団右衛門はなんと討ち死にします。
他にも淡輪重政(たんのわ しげまさ)などの有力武将も討ち死にし、大坂方は無視できぬ損害を受けることになりました。

浅野勢もいったん紀伊山口まで後退。
再度陣を敷きなおします。

大坂方の指揮を取っていた大野治房は、樫井で戦いが始まったと聞いてすぐに軍勢を率いて駆けつけましたが、そこで彼が知ったのは塙団右衛門の討ち死にと岡部の敗走、浅野勢の後退でした。

結局大坂方は軍勢を取りまとめて大坂城へ後退。
こうして「樫井の戦い」は終わりを告げ、初戦で浅野勢を撃破して意気上がるはずだった大坂方は、逆に初戦で敗北を喫する羽目になったのでした。

その38へ
  1. 2008/08/27(水) 20:43:25|
  2. 豊家滅亡
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無理しちゃったんだなぁ

今日は私個人的にショックなニュースが入っちゃいました。

阪神新井選手が痛めていた腰が、なんと「第五腰椎疲労骨折」だったことが判明したというのです。

オリンピックに出られるかどうかというほどの腰の痛みで、一時期はスタメンを外れていた新井選手でしたが、元気にオリンピックに出かけていったので大丈夫だろうと思ってました。
(これはおそらくみんなそう思ったでしょう)

オリンピックでは最後まで日本の四番を務め、35打数9安打の.257打ちました。
しかし、ここぞという場面の勝負弱さは否めなく、打てない四番の印象が強かったのではないでしょうか。

おそらくずっと腰が悲鳴を上げていたんでしょうね。
チームトレーナーによると一週間の安静が必要で、今期中の復帰は難しいとのこと。
オリンピックがなくてもそういう事態だった可能性が強いのですが(阪神にはアニキ金本がいるので少々のことでは休まない)、オリンピックで無理をしたというのはあるのではないでしょうか。

日本代表からはソフトバンクホークスの川崎選手も足の疲労骨折を発症してしまったそうで、コンディション面でも万全の状態でない選手が多かったのかもしれませんね。

なんにしても一刻も早い新井選手の回復を祈らずにはいられません。
腰はなかなか回復が難しい箇所かもしれませんが、しっかりと直して戻ってきて欲しいと思います。

さあ、泣いても笑ってもあとひと月。
ペナントレースはどこが優勝するのか、楽しみです。

今日は短いですがこれにて。
それではまた。
  1. 2008/08/26(火) 19:59:07|
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豊家滅亡その36

使者が大坂への帰途に着くと、すぐに駿府と江戸との間で密接な連絡が交わされ始めます。
戦に向けての打ち合わせでしょう。

月が明けた4月1日には、大坂近辺の諸大名に大坂から脱出する牢人の捕縛が命じられ、信州松本城主小笠原秀政(おがさわら ひでまさ)が伏見城警備につくように命じられます。
そして家康本人は、慶長20年(1615年)4月4日、九男で尾張の徳川義直(とくがわ よしなお)の婚儀出席と称し、家臣団を引き連れて尾張へ向かいました。

翌日4月5日、駿府に程近い田中という場所で大野治長の使者が家康に面会します。
使者の口上は、なにとぞ秀頼と淀殿の国替えについては思いとどまってほしいというものでした。
この期に及んでの使者の口上に、家康はただ一言「もはやどうにもならん」という意味の言葉を伝えたとのことでした。

4月6日から7日にかけ、家康からの出陣準備と鳥羽・伏見への集結を命じる書状が諸大名に発せられます。
ついに大坂夏の陣の始まりでした。

4月9日、大坂城内では大野治長が刺客に襲われるという事件が起きました。
幸い治長は軽く負傷した程度でしたが、このことは大坂城内に相互の疑心暗鬼を育てるに充分だったといいます。
刺客を差し向けたのは家康とも言われますが定かではありません。
しかし、戦を前にして一枚岩とならなくてはならないはずの大坂城内は、とてもそのような状態にはなりえなくなりました。

4月10日、家康は尾張に到着。
同日江戸より将軍徳川秀忠が出発。

4月12日、家康は尾張において徳川義直の婚儀を滞りなく済ませます。
同日、大坂方は再度の開戦やむなしとの判断から、牢人衆に対して金銀を振る舞い戦準備に当たらせます。
もはや戦は誰の目にも明らかでした。

4月18日、家康は尾張から京都二条城に入ります。
このころ徳川秀忠は、藤堂高虎を通じて、開戦はなにとぞ自分の到着まで待って欲しいとの伝言を家康に届けています。
関ヶ原の遅参が身に沁みていたことを思わせます。

22、23日ごろには京都に到着すると伝えていた秀忠は、道中を急いだのか21日には京都二条城に入りました。
そして家康と秀忠による大坂攻めの軍議が開かれたのでした。

4月24日、家康は二条城に大坂の使者を呼びつけ、あらためて国替えと牢人衆の解雇を命じます。
いわば形を整えるための最後通牒であり、宣戦布告に等しいものでした。
当然大坂方にその条件を受け入れることはできず、正式に豊臣家は幕府と戦争状態に入ります。

幕府軍(徳川勢)はおよそ十五万の軍勢が25日ごろには京都に到着しており、家康は28日からの軍事行動を命じようとしたのに対して、秀忠が未着軍勢があることからその到着を待って攻撃開始としようとしたという話があります。
老いを感じていた家康が焦っていたことを示すものとも言われますが、おそらく間違いのないところでしょう。

先に動いたのは大坂方でした。
戦略的要地である大和郡山城攻略に動いたのです。

大和郡山城は、京都から大坂へ向かう大和口の拠点でした。
徳川勢を大坂に入れないようにするには、どうしても抑えておく必要があります。
そのため、大坂方は元大和郡山城主筒井順慶(つつい じゅんけい)の旧臣を中心に大野治房の手勢を加えた約二千の軍勢で大和郡山城に攻め込みました。

大和郡山城を守っていたのは、筒井正次(つつい まさつぐ)でした。
彼は筒井順慶の次子であり、大坂方は彼を取り込もうとして誘いをかけたのですが、家康に恩義のある彼は大坂方にはつきませんでした。

しかし、攻めてくるのは父の旧臣たちであり、しかも数も多いということで、筒井正次は大和郡山城を退去。
ここに大和郡山城は陥落します。

勢いに乗った大坂方は周辺を焼き討ちしたあと奈良に進出しようとしましたが、徳川勢が奈良に進出してきたとの風聞に奈良進出を断念。
結局大和郡山城を落としたことでよしとしたのでした。

4月28日には、徳川勢の兵站拠点堺の町が焼き討ちされます。

もともと大坂と距離的に近い堺の町は、大坂方と親交が厚い場所でした。
商業都市堺は前年の大坂冬の陣に対しても、大坂方に援助をする商人が大勢おりました。

しかし、11月に徳川勢に占領されると、今度は徳川勢の兵站拠点としての活動を開始します。
商業都市堺としてはやむを得ないことであったとはいえ、大坂方にとっては堺の裏切り行為に見えました。
しかも今井宗薫のような豪商が反大坂方として積極的に徳川に援助したりしたので、なおさら堺に対する憎しみが募ったとも言われます。

大野治胤(おおの はるたね)が率いた軍勢は、堺の町を徹底的に焼き尽くしました。
東洋のベニスとまでたたえられた商業都市堺は焼け野原となり、大坂の陣終結後もついにもとの威容を取り戻すことはできませんでした。

その37へ
  1. 2008/08/25(月) 20:29:11|
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黒と白と赤

当ブログと相互リンクしていただいております柏木様のブログ「妖艶なる吸血」様(http://aoi18.blog37.fc2.com/)には皆様足をお運びいただいておりますでしょうか?

柏木様のつむぎだされる妖しくも美しい物語がたくさん掲載されておりますので、ぜひとも足をお運びいただければと思います。

今回、私のほうから個人的に「妖艶なる吸血」様に短編SSを寄贈させていただいたのですが、柏木様のご好意によりまして、こちらでも掲載してよいという許可をいただきましたので、今回ここに掲載させていただくことにしました。

吸血鬼と若夫婦の織り成す奇妙な世界をお楽しみいただければと思います。
それではどうぞ。


「黒と白と赤」

「ん・・・あ・・・ん・・・」
切なげな吐息が漏れる。
「うふふ・・・感じているのね? 可愛いわぁ」
少し厚地の真っ白なタイツの上をピンク色の舌が生き物のように這っていく。
舌先がつんつんと触れるたびに、相手の躰がぴくっと震える。
夫の愛撫とはまったく違う感覚に戸惑いを感じているのだろう。
可愛い人・・・
獲物にしておくにはもったいない。
口元に鈍く輝く牙をむき出しにして、柔らかい太ももに突き立てる。
「ん・・・」
吐息がさらに切なげになり、躰がじょじょに弛緩する。
つつつと真っ白なタイツが伝線し、一筋赤い血が垂れる。
流れ込む甘い血潮をたっぷりと味わうと、女はおもむろに顔を上げた。
美しくも妖艶な表情で口の周りについた血をぺろりと舌で舐め取っていく。
血こそ彼女の生きる糧。
美しい獲物から美味しい血を味わうことこそ最高の愉悦。
彼女はこの瞬間に満足していた。

くったりと壁に寄りかかり座り込んでいる美しい女性。
漆黒のレオタードと見事なコントラストをなす真っ白いタイツが片方だけ伝線し、少しだけ赤茶けた血がにじんでいる。
何が起こったのかすら理解できていないようなうっとりとした表情を浮かべ、目の前のもう一人の女性を見上げていた。
彼女を見下ろしているもう一人の女性も、彼女と同じように漆黒のレオタードを身に纏い、白いタイツを穿いている。
わずかな照明しかないうす暗いホールの中、周囲に設置されたバーとミラーがここがバレエの練習場であることを示していた。

「うふふ・・・どう? 気持ちよかったでしょ?」
かがみこみ、耳元でそうささやく美女一人。
彼女がこの練習場でバレエを教えているのはこの街では有名な事実。
海を渡った彼の地から来た彼女にとって、長いこと慣れ親しんだバレエを教えるのは造作もないこと。
この地では珍しい金色の髪も青い目も、バレエではとても素敵なアクセントになる。
お気に入りの黒いレオタードと白のタイツに身を包めば、そこは彼女の世界になった。

「は・・・い・・・」
まるで夢の中での出来事のようなうっとりとした表情で答える女性。
彼女の教室にバレエを教わりに来たときから、すでに彼女は目をつけられていた。
幼き日々にやっていたバレエを、再びやるようになったのは愛する夫のため。
大好きな夫に少しでも喜んでもらおうと、美しい躰をより美しくするためにこの教室にやってきたのだ。
そこがまさか人外の者の世界だとは露知らず。

「あなたのこと・・・すごく気に入ったの。私のものになりなさい」
優しく耳元で語り掛けるバレエの先生の言葉。
何も考えることなく彼女はこくんとうなずいていた。
それがどのような意味を持つのか、そんなことはどうでもいい。
とろけるような愛撫と太ももに感じた小さな痛み、それに続く甘美な感覚は彼女の思考をいとも簡単に奪ってしまう。
薄れ行く意識の中で、彼女は先生の姿がなぜか鏡に映っていないことがふしぎだった。

                     ******

「ごめんなさい。疲れているの」
そう言って夫を拒むようになったのはここ数日のこと。
結婚してまだ一年ほどしか経っていない若い夫にとって、その返事はあまりにも残酷だろう。
でも、言いつけは守らなくてはならない。
そうしないとすべてを失ってしまうから。
失うのは耐えられない。
だから・・・
しばらくの間は耐えてもらうしかないの。

「ごめんなさい。疲れているの」
物憂げな表情でそう言った妻。
前から色白だった妻は、ここ最近さらに色が白くなったと夫は感じる。
それに比して口紅を塗られた唇がとても赤い。
ぬめるような赤い唇を、時折舌で舐めていることに妻は気がついているのだろうか?
そして、それを見るたびに夫は心がかき乱され、あそこを硬く勃起させてしまうことに気がついているのだろうか・・・

「あなたのために美しくなるからね」
そう言ってバレエを習い始めた妻。
金髪の美しい外国の女性が開いているバレエ教室。
妻以外にも中学生や高校生の少女たち、場合によっては熟年女性も健康のためと称して習いに行っているという。

夫が気になったのはちょっとした噂。
バレエを習っている女性のうちの幾人かが時折貧血を起こすという。
バレエは見た目よりハードな運動だ。
だから熱心に練習すればそんなこともあるのだろう。
だが、健康で一度も貧血を起こさなかった少女でさえ、頻繁に貧血を起こすようになるというのはちょっと異常ではないのだろうか?

妻は言葉どおり美しくなった。
適度に引き締まったプロポーションは美の芸術の域にまで達しようかというぐらい。
一緒に街を歩けば道行く男たちが振り返る。
それはとても誇らしいことではあるものの、どこか男を不安にさせるものでもあった。

仕事から帰ってくると、カーテンを引いた薄暗い部屋で横になっている妻。
夫が訊くと、このところ多少貧血気味だという。
太陽がまぶしいので外には出たくないらしい。
でも、バレエの練習のある日はうきうきとして出かけていく。
練習は夜だし、夜になると心が浮き立つのだそうだ。
だが、本当にバレエに行っているのだろうかと夫は思う
誰かと浮気をしているのではないだろうか・・・
だから拒否をするのではないだろうか・・・

いそいそと出かける支度をしている妻。
新しい白いタイツをパッケージから出している。
最近は毎回のように新しいタイツを用意しているらしい。
そんなにすぐにだめになってしまうものなのだろうか。

今晩こそは・・・
夫は妻の行動を確かめるべく後を追う。
バレエに行っている妻を確認して安心したいため。
それだけのために夫は妻の後を追う。
以前も美しかった妻は、今ではもっと美しい。
その後姿を見ているだけでも、夫の胸はざわめくのだ。
お預けを食らっていた仕返しに、今ここで襲ってやろうか。
そんなことすら考えさせられる。

妻がやってきたのは一軒の住宅。
入り口にはバレエ教室の看板が立っている。
この家の地下室がホールになっているとのこと。
同じ時間帯の生徒たちなのか、若い女性たちが何人か入っていく。
その中に妻の姿も混じっていた。

夫はホッとする。
妻はちゃんとバレエを習いに来ていたのだ。
このまま家に帰って夕食を取ればいい。
だが、夫の足は動かなかった。

妻の帰りは22時ごろ。
以前は21時過ぎには帰ってきていた。
近々バレエの発表会があるという。
そのために居残り練習しているのよと笑っていた妻。
だが、本当にそうなのか?
疑念を抱いてしまうと確かめずにはいられない。
夫はその場を立ち去れなかった。

レッスンが終わったらしい。
三々五々と入り口から女性たちが出て行く。
思い思いの方向に足を向けながら、友人たちに名残惜しそうに手を振っている。
夫は待った。
妻が出てくるのを待った。
だが、妻は出てこない。
五分が経ち、十分が経っても妻は出てはこなかった。

夫はいても立ってもいられない。
足がついその家に向かう。
もしかしたら妻は別の出口から出て行ってしまったのではないか?
もうあの家にはいなくて、どこかで男と会っているのでは?
そう思うと止められない。
確認だけ。
いるかどうかの確認だけ。
それだけできればいい。
夫はついに家の前まで進み出た。

呼び鈴が鳴る。
思わず笑みが浮かんでしまう。
やっと来たようね・・・
彼女の牙のために伝線してしまった白いタイツから顔を上げ、うっとりとしている女の耳元にささやいた。
「あなたのご主人が来たようよ」
その言葉に、女の顔にも笑みが浮かんだ。

誰も出てこない。
家の中は電気も消えている。
やはり妻はもういないのか?
どうしよう・・・
ためらったのは一瞬だけ。
夫はドアノブを回してみる。
鍵がかかっていればあきらめただろう。
だが、ドアノブはするりとまわり、音もなく開いていく。
まるで家の中に入って来いとでも言うかのように。

夫は自分の躰をするりと入り込ませ、背後でドアを閉じる。
暗がりに目が慣れると、広い玄関からは廊下がつながり、地下への階段がわきにある。
「すみません。誰か居ませんか?」
呼びかけてみても返事はない。
悪いこととは知りつつも、夫は靴を脱ぎ、一歩を中に踏み入れた。

「あ・・・ん・・・」
いつもとは違う感触。
自分の躰が冷えていく。
しばらくぶりに味わう感触だ。
気持ちいい・・・
いつもはこの感触を与えている。
でも今日は受け取っているのだ。
さあ、早くいらっしゃい。
あなたの奥さんがどうなったのかを教えてあげる。
とても素敵な吸いっぷりよ。
唇に指を這わせ、舌先で指先を舐めていく。
しばらくぶりの感触に、彼女自身も酔いしれていた。

一段一段恐る恐る足を進める。
自分は何をやっているのだろうという疑問がないわけじゃない。
だけど彼自身もうどうにもならないのだ。
目に見えぬ力が彼を呼んでいる。
そうとでも考えないとおかしいぐらい。
ふかふかの絨毯に包まれた階段。
足音はしない。
それにしても、本当に誰もいないのだろうか・・・

地下にあったのは二つのとびら。
一つは更衣室とプレートがついている。
そしてもう一つは・・・
夫はそちらのドアの取っ手をグッと握り締めた。

夫は思わず声を上げそうになる。
ドアの隙間から覗き込んだ彼の目に、ホールの中の二人の女性の姿が映ったのだ。
片方は金髪で肩までの髪の少し背の高い女性。
もう片方は背中までの黒いつややかな髪の女性。
後姿だけど間違いない。
あれは妻だ。
夫はそう確信した。

二人の女性はともに黒いレオタードと白いタイツを穿いている。
薄暗い中で妻は先生であるはずの金髪女性の前にひざまずき、何かをしているようだった。
何をしているのだろう。
夫は目を凝らす。
そして息を飲んだ。

妻の舌が先生の白いタイツの上を這っている。
両手でいとしそうに抱きしめた太ももに、ピンク色の舌をぬめぬめと這わせている。
白いタイツはところどころ伝線し、一部が赤く染まっていた。

まるで夫が見ているのを知っているかのように、妻は少し角度を変え、先生の白いタイツを愛撫する。
唾液で湿った白いタイツに、いとしそうに指を這わす。
そしてそっと口付けまでしてるのだ。

「うふふふ・・・どうかしら、私の血の味は?」
妖しい笑みを浮かべ、先生が妻に問う。
「はい。とっても美味しいです」
妻が白いタイツから口を離すと、新たに伝線した白いタイツに血がにじむ。

妻が先生の血を吸っている。
そんな衝撃的な事実を目の当たりにしながら、夫は股間をたぎらせていた。
普段の妻とはまったく違う妖艶な妻の姿に、欲情を禁じえなかったのだ。

「ほら、あなたのご主人が来ているわ。あなたを見て興奮しているわよ」
「はい、知ってました」
二人が入り口の方を向く。
そこから覗いている夫に妻がふっと笑みを漏らす。
「あなた。今はまだ入っちゃダメよ。そこで覗いているだけにしてね」

夫は何かを言いかける。
ドアを開けて中へ入りたい衝動に駆られてしまう。
だがそれは叶わない。
なぜなら彼の躰はもう彼の自由にはならなかったから。
妻の目が赤く輝き、夫の自由を奪ってしまったのだ。

「ごめんなさい。でも安心して。今晩一晩だけの辛抱よ。私は明日には生まれ変わる」
見たこともない妖艶な笑みで唇に指を這わせる妻。
真っ赤な唇が濡れたように光っていた。
「見て、あなた。もうほとんど鏡に映らなくなったわ。私も先生の仲間になったの」
妻の言葉に夫は驚いた。
ホールの壁に広がっている鏡に二人の姿が映ってないのだ。
「今までごめんなさい。変化し終わるまでダメって言われてたの。ねえ、あなた知ってた? 血ってすごく美味しいのよ。それに一人一人味が違うの。あなたの血の味はどんなかしら」
そう言った妻の目は欲望に濡れていた。

「うふふ・・・よかったわねご主人」
金髪の先生が髪をかき上げる。
「彼女、とってもあなたを愛しているんですって。だからあなたが死ぬまでは一緒にいるそうよ」
くすりと笑う先生。
「血を吸われながらのセックスは最高よ。一度味わったらもうやめられないわ」
「うふふ・・・今日はダメだけど、明日になったらしてあげるね。あなた」
夫は言葉も出ない。
だが、すでにその言葉どおりであろうことは肌で感じ取っていた。

「うふふ・・・でも時々は外で血を吸うのは許してね。あなたの血はきっと美味しいと思うけど、いつも同じ味じゃ飽きちゃうでしょ」
「心配はいらないわ。あなたの思うとおりにしなさい。彼はもうあなたの虜。あなたの言うがままに生きるしかないわ」
ああ、そのとおりだと夫は思う。
黒いレオタードと白いタイツ姿で笑みを浮かべている妻に、彼は心の底から惚れ直していたのだ。
これからも妻のためだけに生きるのだ。
彼の血がすべてなくなり、妻が別の男を虜にするまでは。
夫はそれで満足だった。

END

以上です。
よろしければ拍手、コメントなどいただければと思います。
よろしくお願いいたします。
  1. 2008/08/24(日) 20:15:54|
  2. 異形・魔物化系SS
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コマンドマガジン82号

コマンドマガジン日本版82号が到着しました。


付録ゲームは二つ。
A2マップの「Second Front Now」(第二戦線を開け!!)とA3マップの「張鼓峰1938」です。

「Second Front Now」は米英連合軍がノルマンディー上陸作戦より一年早く北フランスに上陸したらどうだったかという仮想戦ゲーム。
現実にはイタリアのシシリー島に上陸したわけですが、そちらを取りやめて北フランスに上陸するというもの。
危機感を感じたヒトラーが東部戦線を縮小して、その分の戦力を振り向けてくるようなので結構な激戦になるみたいです。

ルールを見る限りは一ターンに動けるユニットもしくはスタックが少ないようなので、ターン数は多いようですがそれほど時間はかからないのかな。
ソロプレイで確認してみなくては。

もう一つの「張鼓峰1938」は当ブログでも取り扱ったノモンハン事件に先立つこと一年前に起こった日ソの衝突を取り扱ったゲーム。
実は個人的にはこれが欲しくて今回は手に入れました。
小さなマップで激戦を繰り返す日ソ両軍を箱庭感覚で楽しみたいもの。
こちらはまだルールの確認をしていないのですが、こちらもソロプレイするぞー。

本誌は久しぶりに翻訳記事が多かったのがうれしいですね。
「第二戦線を開け!!」の記事は、今号付録のゲームの背景というか当時の状況を分析した記事で、読めばゲームに対する興味もわきそう。

「Last Ditch for the ASL」はアドバンスドスコードリーダーの研究記事。
札幌歴史ゲーム友の会で一二度お見かけした鈴木様の研究記事で、非常に役に立ってくれそうです。
スタンダードへのステップアップになりそう。

「ゲーマーいちねんせい放浪記」は最終回。
ちょっと残念。

総じて次号以後に期待が持てる雰囲気でした。
次号は大好きな南北戦争モノ「Blue&Gray」が登場。
好きなわりに南北戦争ゲームの経験が少ない私としては見逃せません。
楽しみだなぁ。

さて、ユニットでも切ろうかな・・・
それではまた。

PS:ブログ左側のプラグインですが、「アクアリウム時計」をやめて「金魚」に差し替えてみました。
どちらがいいかご意見くださいませー。
  1. 2008/08/23(土) 19:50:12|
  2. ウォーゲーム
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明暗

オリンピックの団体球技二種目が行なわれましたね。
女子ソフトボールと野球です。

結果から言えば明暗分かれてしまいました。
ソフトボールは優勝して金メダル。
野球は残念ながら決勝トーナメントで韓国に敗退したことで三位決定戦に。

ソフトボールすごかったですね。
きっと皆様もテレビで観戦なさっていらっしゃったのではないでしょうか。
視聴率もかなり高かったと聞きました。

上野投手、三連投お疲れ様でしたね。
監督も上野投手と心中だって言ってましたし、その期待と重圧の中良くぞ投げきったと思います。
打線も何とかアメリカから点を取って、勝利に結びつけることができましたね。
金メダルおめでとうございました。

一方残念な結果に終わってしまったのが野球の星野ジャパン。
決勝トーナメントには進めたものの、やはり打線の低迷は最後まで尾を引いてしまいました。
韓国から散発6安打2得点では、投手がつぶれてしまうのも仕方が無かったかも。
もう少し打線が打てていれば・・・というところでしょう。

ですが、まだ終わってはいません。
三位決定戦で勝って銅メダルを手にしてほしいもの。
最後までがんばれ星野ジャパン。

それにしても野球もソフトボールも参加国が少ないということか、次回からは正式種目からはずされてしまうんですよね。
やっぱりそれほどメジャーじゃない競技なんだろうか。
できれば再度取り上げてほしいものですね。

オリンピックもあと少し。
日本選手団の最後の輝きに期待したいです。

それではまた。
  1. 2008/08/22(金) 20:15:38|
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ええーーー!! こんなに違うの?

今日はサッポロ辺境伯様とウォーゲームの日。

あまり時間がないということもあり、いつもの「エチオピアのライオン」(CMJ27)ではなく、カプセルゲームの「レニングラード」をまず一戦。
「エチオピアのライオン」に関しては、コマンドマガジン編集部様のすばやい対応によりルールが明確化されたので、検証の意味もかねて再戦をしたいところなのですが、それは次回以降ということで。

で、今回のお題の「レニングラード」ですが、私の持っているのはSPI版をホビージャパンがライセンス生産した「ベーシック3」の中に入っていたもの。
先日ソロプレイしてみて、なかなか面白いなって再認識をしたゲームです。

このSPI版「レニングラード」をデジションゲームズが再販したタイプを、なんとサッポロ辺境伯様がお持ちということで、今回お持ちいただきました。
もともと同じものがベースなのだから、変わりなどあるはずが無い。
私はそう思っておりました。

とんでもない話でした。
これが同じゲームなのかと思うぐらいに変わっているではないですか。
言ってしまえばまったく別物でした。

8・21(1)
これがホビージャパン版のマップ。
平地が多く、装甲部隊が運動しやすいマップです。

8・21(2)
一方こちらがデジション版。
森や川が追加され、機動戦には不向きな状況です。

そしてマップも違えばルールも違いました。
ホビージャパン版は蹂躙攻撃には3MPが必要です。
そのため8移動力の装甲部隊でも最大二回しか蹂躙攻撃ができません。

しかし、デジション版では通常で2MP、第一ターンの奇襲ターンでは1MPしか消費しません。
8移動力のドイツの装甲部隊は三回も四回も蹂躙攻撃ができるのです。

さらに独軍の奇襲によって前線のソ連軍はほぼ壊滅するのですが、その穴をふさぐべくホビージャパン版では盤外に7個もの歩兵師団が配置されます。
これらは第一ターンに盤に侵入し、ソ連軍の穴をふさぎにかかります。

しかし、デジション版にはこの盤外配置の7個師団がまるまる存在しません。
穴をふさぐことはまったくできないのです。
これはソ連軍には相当な痛手でしょう。

これだけの差異があるとまったく別ゲームでしょう。
そこで、今回はデシジョン版をやってみることにしました。
サッポロ辺境伯様が独軍を。
私がソ連軍を担当です。

8・21(3)
序盤、やはり早々にソ連軍の防衛戦は崩壊。
リガすらも二ターン目にはなすすべなく陥落です。

こうなるとソ連軍は防衛ラインを大幅に後退するしかありません。
中途半端なところでラインを張っても無意味なだけです。

結局ソ連軍は早期のレニングラード近辺に後退し、そこで持久する方針となりました。
8・21(4)
独軍はあっという間にレニングラードに迫ります。
ソ連軍は中盤でもはやレニングラードに押し込められてしまいました。

マップに森林があろうが湿地があろうが、防衛する戦力が無ければ無意味です。
ホビージャパン版とは比べ物にならない速度で独軍の接近を許してしまいました。

あとはもうダイス勝負です。
独軍の航空支援と装甲軍団効果、ソ連軍の要塞と都市の防御効果が相殺しあってユニットをすり減らします。

最後の決め手はソ連軍の補充能力でした。
つぶされてもつぶされても出てくるソ連軍の兵力が、レニングラードを守りきったのです。
独軍は最後の最後で息が切れました。

うーん・・・
何というか史実っぽいのかもしれませんし、独軍に結構な勝利のチャンスがあるとは思うのですが、ホビージャパン版になれた身には違和感がありました。
まあ、これはこれでらしいのかもしれませんけどね。

いつもなら入れ替え戦をするところですが、今日はパス。
残りの時間で今度は「ベーシック3」に入っている「バルジ大作戦」をプレイしてみることに。

このゲーム、あんまりいい評価じゃないと聞いたのと、以前やったときにさほど面白さを感じなかったので、ほとんどやったことがありません。
なので、お互いに初体験同士みたいなもの。

まずはやってみようということで、私が独軍、サッポロ辺境伯様が連合軍を担当してプレイ開始。

このゲームは1ターンに二回の攻撃フェイズがあり、移動前攻撃はメイアタック、移動後攻撃はマストアタックという面白い構成です。

独軍は奇襲効果を発揮するも思うように進めません。
あまつさえAEで歩兵師団が一個除去される始末。
もしかして一ターンでサドンデス敗北?

幸いにして一ターンでのサドンデス負けは無かったので、その後もプレイ続行。
じわじわと独軍は前進して行きます。
8・21(5)
最後は装甲師団の盤外突破を防げなくなった連合軍が敗北となりましたが、このゲーム、盤外突破は一ヘクスから複数ユニットが突破してもいいのだろうか?

ともあれ、意外と面白いゲームであるという認識でサッポロ辺境伯様と一致。
今度はじっくりとやってみようと思いました。

カプセルゲーム二連荘でしたが、結構楽しかったです。
たまにはこういうお手軽ゲームもいいものですよね。
サッポロ辺境伯様、今回もお相手ありがとうございました。

それではまた。
  1. 2008/08/21(木) 19:54:33|
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08月21日のココロ日記(BlogPet)

今日も衣装が買えませんでした……残念。

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪
  1. 2008/08/21(木) 08:22:41|
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豊家滅亡その35

二の丸三の丸を破壊され、ほぼすべての堀を埋め立てられてしまった大坂城は、もはや軍事防御拠点としての能力をほぼ失いました。
その姿は「浅ましくも見苦しい」とさえ書き残されるほどでした。

しかし、このことによって大坂方はしばしの平穏を受け取ることができました。
確かにまだまだ問題は山積みではありましたが、徳川方との戦争は終わったのです。
あとはいかにして豊臣家を守り存続させるかでした。

大坂城の堀埋め立てが行なわれている最中に年が明け、慶長20年(1615年)1月1日を迎えます。
そのとき、徳川家康は大坂ではなく京都におりました。
大坂の陣(冬の陣)終結を朝廷に報告していたのです。

しかし、家康の狙いは別のところにありました。
京都二条城で新年を迎えることで、大坂の豊臣家が新年祝賀の使者を派遣せざるを得ない状況を作り出そうとしていたのです。
二条城の家康に大坂の豊臣家から使者が向かうということは、天下の主が今や徳川家であるということを見せ付ける効果があります。
いまさらという面がなきにしもではありますが、それでもこの豊臣家の使者を徳川家が迎えるというのは、政治的パフォーマンスとして意味のあることだったでしょう。

果たして大坂方からは秀頼の使者が派遣され、元日に家康に秀頼からの祝賀を伝えます。
大坂方はついに徳川方の下位に置かれたことが明白となりました。

秀頼からの使者を迎えた家康は、用は済んだとばかりに1月3日には駿府に向けて京都を出発します。
しかし、この旅はとてつもなくゆっくりと歩みが進められました。

家康は途中で国友村に寄り大砲多数を発注したのち、またゆっくりと駿府に向かいます。
なんと1月末にもまだ駿府に到着しないというゆっくりとしたもので、おそらく大坂城の破壊と埋め立ての報告を待っていたものと思われます。
そして、その工事の最中に何かあれば、すぐに大坂に引き返す腹積もりだったのでしょう。

2月8日、家康は駿府手前の中津というところで大坂城破壊と埋め立てを終えた徳川秀忠と合流します。
そこで工事の状況などを確認したのち、2月14日になってようやく駿府に帰着しました。
同日には秀忠は江戸にまで到着していました。

この日から約一ヶ月。
ほんのつかの間ですが平穏な日々が続きます。
もちろん水面下ではいろいろな動きが行なわれていたのでしょう。

慶長20年(1615年)3月15日。
事態は再び動き始めます。

この日、京都所司代板倉勝重(いたくら かつしげ)より一通の書状が駿府の家康の元に届きました。
板倉は京都にあって大坂の動きを監視していたのです。
書状には以下のことが記されておりました。

大坂方にふたたびの謀反の動きあり。
破壊されたやぐらを修復し、堀を掘り直しはじめている模様。
さらに召抱えられた牢人衆は一人も解雇されず、さらに新たな牢人衆が召抱えられつつあり。
牢人衆は大坂の町で略奪放火を行い、大坂の町の治安は乱れている。
大野治長が新規召抱えの牢人に金銀を支給し、軍備を整えつつある。

つまり、大坂方はもう一度やる気であるというのです。

皮肉なことに同日3月15日には、大坂方からの使者が家康に謁見していたという記録があり、その際に話し合われたのがなんと、冬の陣での消耗で経済的に困窮した大坂方に対しての援助を家康に申し入れたというのです。
家康としても、公的には敵対関係が解消されている以上、むげにはできなかったでしょう。

一方で板倉勝重の報告に家康は内心喜んだかもしれません。
これで完全に豊臣家をつぶせると思ったのではないでしょうか。
裸となった大坂城で篭城戦はできません。
今度は野戦で戦うしかないのです。
野戦なら数の多い徳川軍は引けを取りません。
勝てると思ったでしょう。

牢人衆が大坂の町で略奪放火をしているとの噂が駿府にまで届いていると知った大坂方は、あわてて弁明の使者を駿府に派遣します。
3月24日に到着した使者は、噂が根も葉もないものであり、大坂の町は平穏である旨を訴えますが、戦争のきっかけになれば内実はどうでもよかった家康には通じませんでした。

それどころか家康は、大坂方がいまだに牢人衆を多数召抱えていることなどを理由に、豊臣家に対して大坂を出て大和か伊勢への国替えに同意するか、牢人衆を解雇するかのどちらかを選ぶように通告します。

冬の陣終了時の和議のとき、参加した牢人衆に関してはお咎めなしというのが双方で取り交わした条件でした。
ところがこれにも微妙な言葉のあやとも言うべきものがあったと思われます。
大坂方にしてみれば、お咎め無しなのだからそのまま召抱えていてもよいと思っていたのでしょう。
ところが徳川方は、命に関してはお咎め無しで助けるから、早々に大坂城を立ち去りなさいという意味だったのだといわれます。

大坂方にしてみれば、お咎め無しだからそのまま召抱えていたはずなのに、今さらそれが悪いといわれても困ります。
使者はやむなくこの二者択一の条件を大坂に持ち帰るしかありませんでした。
大坂夏の陣が刻一刻と迫っておりました。

その36へ
  1. 2008/08/20(水) 19:37:26|
  2. 豊家滅亡
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愛国と報国

日中戦争や太平洋戦争前半ごろの日本軍の兵器写真を見ると、航空機の機体や戦闘車両の車体に“愛国○○号”とか、“報国○○号”などと書かれているのを見たことはございませんか?

俗に“愛国号”とか“報国号”と呼ばれるこれらの機体や車両。
なぜこういった文字が書かれていたのでしょう。

太平洋戦争前の日本は、決して豊かな国ではありませんでした。
工業化を進め、富国強兵を継続してきましたが、増大する軍事費に取られ、国民生活は厳しいものがありました。

しかし、その増大した軍事費も兵力を増強することに使われ、現状の質を維持するのに手一杯となってしまいます。
軍の質の向上、いわゆる近代化のためには各種の兵器が必要ですが、そういった兵器を買う予算がでないのです。

そういった中で国民は、国防のために自分たちができることをしようという意識の下、献金をするようになりました。
地域単位、会社単位、裕福な場合には個人の資格でとさまざまな形で献金が行なわれ、軍の近代化に役立つようにと寄付されました。
これを国防献金といい、この国防献金で購入された車両や航空機に陸軍は“愛国”、海軍は“報国”の名を与えて国民への感謝の表れとしたのです。

この国防献金によって購入された車両や航空機は結構な数に登り、陸海軍戦力の一端を担ったのは間違いありません。
関東軍などは満州事変時に必要な装甲車を試作する予算が無く、この国防献金によって装甲車を作ったという話さえありました。

ちなみに、“愛国号”及び“報国号”として作られた車両や航空機は、献金した人々へのお披露目として献納式が行なわれましたが、そのときには献納された兵器の絵葉書が送られたそうです。
ただ、実際に献納される兵器を写した写真の絵葉書ではなく、以前に写しておいた同型の兵器に番号だけを当てはめたものだったため、同じ構図の絵葉書の番号が違うだけというものが多数作られ、絵葉書収集家には残念だったらしいですね。

それにしても、国民は生活の一部を犠牲にしても軍に協力していたんですね。
いい悪いはともかく、そういう時代だったんですね。

それではまた。
  1. 2008/08/19(火) 20:17:26|
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船ですか? いいえ戦車です

海軍に所属して上陸作戦時など一時的な陸上戦闘に携わる陸上戦用部隊には、有名なアメリカ軍の海兵隊があります(設立当時は海軍に所属。現在は独立)が、大日本帝国海軍にも陸上戦を任務とする海軍陸戦隊というものがありました。

太平洋戦争が島嶼(とうしょ)への上陸作戦などの水際での戦いが主となるであろうと考えた海軍陸戦隊は、その際に有効となるであろうと思われる水陸両用の戦闘車両を独自に持ちたいと考えました。

昭和16年にそのような考えから開発が始まったのが、「特二式内火艇」(とくにしきうちびてい もしくは とくにしきないかてい)です。

内火艇とは、内燃機関を持つ(だから内火)小艇で、港内での移動や雑用などに従事するモーターボートのようなものをさし、軍艦などにも搭載されているものです。
しかし、この特二式内火艇は、名称こそ内火艇ではあるものの、いわば水陸両用戦車というべきものでした。

開発に当たっては陸軍の協力も仰ぎ、当時の陸軍の軽戦車であった95式軽戦車のコンポーネントを大幅に流用。
開発に伴う時間やコストを大幅に短縮することに成功します。
さらに95式軽戦車は海軍陸戦隊にも装備されていたので、整備取り扱いの面でも有効でした。

砲塔には37ミリ砲を備え、箱型の車体に履帯をつけたような格好でしたが、車体の前後には水上航行用のフロートが取り付けられるようになっており、フロートが付いた車体を上から見ると、まさに船のような先細りの形になっておりました。

エンジンからの動力は後部のスクリューと履帯とに切り替えることができ、水上航行時にはスクリュー、陸に上がれば履帯で走行することができました。

アメリカのLVTなどと違って、陸上に上がったあとはフロートを切り離すようになっていたため、再度水上航行することはできない構造ではありましたが、海軍陸戦隊は奇襲上陸用の戦闘車両という位置づけで考えていたために問題とはされませんでした。

特二式内火艇は昭和17年もしくは18年に正式に採用されましたが、そのときには日本が敵前奇襲上陸作戦を行なうような場面はすでになくなっておりました。

約180両が製造された特二式内火艇は、本来の目的である上陸作戦に使われることの無いまま、島嶼における防衛戦に投入され、単なる軽戦車として使われます。
そして有力な米戦車などの攻撃によって、武運拙く破壊されていったのでした。

水陸両用の戦闘車両というコンセプトは、米軍の現在のAAV-7などに引き継がれ、有効なコンセプトであったと思われます。
しかし、運用できる場面に恵まれなかった車両だったのではないでしょうか。

それではまた。
  1. 2008/08/18(月) 20:06:35|
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ウォゲム二連荘

夕べから今日にかけてウォーゲームを楽しみました。

まずはGoma様とVASLという通信対戦ソフトでのASL-SK対戦。
シナリオS11「Long way to go」を先日先先日の二日にわたって対戦しました。

このシナリオは盤端へ脱出しようとする独軍とそれを阻止しようとする米軍の戦いです。
阻止する米軍をGoma様が、脱出する独軍を私が担当していざ対戦。

丘の上に陣取るGoma様の米軍を蹴散らしたのもつかの間、8戦力の米軍分隊&指揮官に12戦力で挑んだ白兵戦は見事に負け。
結局投入した三個分隊をすべて失うという憂き目に・・・orz

それでも他の部隊が数少ない米軍を圧倒し、じわじわと押し込んで行きます。
最後はGoma様の米軍部隊がすべて混乱してゲームセット。
どうにか勝利を手に入れることができました。

明けて今日はサッポロ辺境伯様をお迎えしての自宅対戦。
お題はまたしてもの「エチオピアのライオン」(CMJ27号付録)です。
これで対人対戦は七回目かな?
我ながらよくやっている。

今回は前回の入れ替え戦ということで、サッポロ辺境伯様がイタリア軍を、私がエチオピア軍を担当です。

このゲーム、いつもながら双方ともきびしい。
悩みつつ悩みつつの部隊運用を強いられます。
南北の両戦線に対して投入できる部隊数はどちらも充分ではありません。
あちらを立てればこちらが立たずの微妙なさじ加減が求められます。

今回サッポロ辺境伯様はグラツァーニ部隊を重点にして侵攻をかけてきました。
北部から部隊を引き抜けるだけ引き抜き、海輸にて南部へ回します。
しかもその全てと言っていい部隊をneghlli方面につぎ込んできます。

当然その方面のエチオピア軍は苦戦を強いられます。
南部、北部ともにじわじわエチオピア軍は押し込まれ始めました。

この状態を改善するためには、少しサッポロ辺境伯様の攻撃の手を止めさせなければなりません。
こちらから攻撃に出て圧力を減じるのです。
そのためにはできるだけサッポロ辺境伯様の心胆を寒からしめなくてはなりません。
どこに対して攻撃すればサッポロ辺境伯様の心胆を凍らせることができるのか・・・

ありました。
イタリア軍南部方面の拠点「トゥ モガジシオ」です。
ここはイタリア軍の拠点で要塞ですが、サッポロ辺境伯様はわずかの部隊しか置いてませんでした。
今ならば落とせる可能性がある。
そう思った私は、エチオピアの一部隊に攻撃を命じました。

「トゥ モガジシオ」が落ちれば、イタリア軍が翌ターンに奪回できない限りイタリア軍の敗北です。
しかもイタリア軍は一ターンでは戻ってこれるのはわずかな部隊に過ぎません。
やる価値はありました。

エチオピア軍の攻撃はわずか1のみで成功です。
とはいえサッポロ辺境伯様は色を失いました。

残念ながら攻撃は失敗。
イタリア軍は防備を固めてしまいます。
千載一遇の好機をエチオピア軍は失いました。

その後はまさに一進一退。
皇帝陛下に率いられたエチオピア軍が奮戦してイタリア軍に損害を与えるものの、毒ガスを撒き散らすイタリア軍が優勢に進めます。

最後は首都近辺での攻防戦で、残りターン数とイタリア軍の勝負と言ったところでしたが時間切れ。
最後まではできませんでした。

おそらく最後までやれば、イタリア軍が勝利したのではないでしょうか。
エチオピア軍としてはかなりきびしい状況でした。

それにしても面白いゲームです。
エチオピア軍は押されまくるのですが、それでも乾坤一擲の反撃でイタリア軍にかなりのダメージを与えることも可能です。
イタリア軍は毒ガスが使用できても、今度は残りターン数との勝負となり油断なりません。
ほんとに頭が沸騰します。

サッポロ辺境伯様とはこれで四戦対戦しました。
でもまだやりたいと思ってしまいます。
また次の機会にやっちゃうんだろうなぁ。

それではまた。
  1. 2008/08/17(日) 20:31:33|
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白の帰還(3) 旧バージョン

昨日一昨日と二回にわたって、短編SS「白の帰還」をお楽しみいただきありがとうございました。

ところで、お読みいただいた皆様の中には、途中であらって思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか?
実はこの「白の帰還」は、書いている途中でどうにも行き詰まり、途中から(具体的には二日目の分から)大幅に路線を変更して書き上げたものだったのです。
できるだけ違和感無いようにまとめたつもりではありましたが、おそらくなんか途中で変わったなって思われた方がいらっしゃるのではと思います。

それで、本来はこういう形にする予定だったという旧バージョンを公開いたします。
途中で切り上げて新バージョンへと移行したため、最後は尻切れトンボ的な終わりになっておりますが、昨日までの新バージョンと読み比べてみてくださいませ。
そして、今後の参考にもしたいので、どっちがよかったかのアンケートなど取らせていただければと思います。
なにとぞご協力のほどお願いいたします。

それでは旧バージョン、ご鑑賞くださいませ。


「白の帰還」旧バージョン

「う・・・ん・・・ここ・・・は?」
天井の蛍光灯が白々と輝く白い部屋で私は目を覚ます。
鉄パイプで作られたベッド。
白いカバーに包まれた毛布が上にかけられている。
「私は・・・いったい?」
先ほどからずきずきと痛む頭。
何があったのかよく思い出せない。
ここはどこ?
私はどうしてこんなところに?

私はとりあえず周囲の確認をする。
どうやらここはどこかの病院のよう。
白い壁に囲まれた静かな部屋。
ベッドの脇には点滴をぶら下げるスタンドや、心電図みたいなモニター装置がおいてある。
でも窓は一つもない。
外は一切見えない。
普通の病室とは思えない。
私はとにかく起き上がって・・・

ガチャ!
金属質の音が静かな部屋に響いた。
躰を起こそうとした私は、右手をぐいと引っ張られ、思わずベッドに引き戻される。
「えっ?」
私は右手に食い込んだものを見た。
「手錠?」
そこには私の右手首とパイプベッドをつなぎとめる金属製の手錠が鈍く光っていたのだ。
「ど、どうして・・・」
私はここに捕らわれたことに恐怖した。

                     ******

『いやよあたしは!』
『そう言うなって・・・もう大丈夫だから』
『だがなぁ光一(こういち)、洗脳されていたとは言え、あいつは暗黒帝国の女幹部マリーだったんだぞ』
『だからそれは奴らに洗脳されていたからだって』
『でも、本当に洗脳が解けたのかな・・・何かの罠なんじゃ・・・』
『そんなこと・・・ないって』
『おいおい、いつまで騒いでいるんだ? もう麻梨(まり)の部屋の前だぞ』
防音のよくないドアの向こうから声がする。
懐かしい声。
それと同時に胸が苦しくなる声。

「麻梨、起きていたのか?」
ドアを開けて入ってくる青年男女五人。
パッと見ただけなら、どこかのバンドグループとでも見えるかもしれない。
でも、そうじゃない。
彼らこそがこの日本を、そして地球を邪悪な暗黒帝国の魔の手から守っているセーバーチーム。
その五人のメンバーなのだ。
「元気そう・・・ね・・・」
ふと目をそらす茜(あかね)。
セーバーイエローとして、かつては私とコンビを組んでいた。
でも、今の私は・・・
「は、初めまして・・・でしょうか」
おずおずと頭を下げる香奈美(かなみ)。
そうね・・・
こうして会うのは初めてだわ。
戦場では何度も会っているのにね。
私の替わりのセーバーホワイトとして・・・
「麻梨・・・本当に大丈夫なんだろうな。俺はまだお前を信じたわけじゃねえぞ」
セーバーブラックの晟(あきら)。
いつもと同じく人に対して距離をとる。
「晟! 麻梨はもう大丈夫だって。メディカルセンターの検査にも合格したんだし」
セーバーレッドの光一。
そう言いながらもちょっと笑顔がぎこちないわよ。
「けがはもう大丈夫なのか?」
体格のよい熊のような惣太(そうた)。
セーバーグリーンとして相変わらず皆を後ろでまとめているのね。
「みんな・・・私、今までみんなの敵になって・・・ごめんなさい」
かつての仲間たちを前にして、私は頭を下げるしかできなかった。

そう・・・
私は戦いの最中に暗黒帝国に捕らわれた。
そして、皇帝の闇の力を注ぎ込まれ、女幹部マリーとして生まれ変わってしまったのだ。
それからの私は暗黒帝国の尖兵として怪人どもを指揮し、地上に被害を与えてきた。
先日の戦いで頭に衝撃を受け、洗脳が解かれるその時点まで・・・

「まあ、元気そうで何よりだ。躰の調子が戻ったらまた一緒に戦おうぜ」
光一はそう言ってくれたが、その瞬間に茜と香奈美の表情が曇ったことを私は見逃さない。
すでにセーバーチームに私の居場所はないんだわ・・・
「麻梨にはいろいろと聞きたいことがあるって司令も言ってたぜ」
「しばらくは監視体制に置かれるけど、悪く思わないでね、麻梨」
「ええ、それは当然のことよ。なんてったって、私は暗黒帝国の女幹部マリーなんですもの」
ずっと視線をそらしたままの茜に私はおどけて見せる。
「なに言ってる! 麻梨はマリーなんかじゃない! セーバーホワイトの麻梨なんだ!」
「そ、そうですね。麻梨さん、復帰したらいつでもセーバーホワイトはお返ししますから言ってくださいね」
複雑そうな表情を浮かべる香奈美。
「香奈美、それを決めるのは司令部だ。俺たちがどうこうって話じゃない」
晟が香奈美の肩に手を置いた。
「そ、そうよ。今は香奈美さんがセーバーホワイトなんだから、私のことは気にしないで暗黒帝国の野望を打ち砕いてね」
私・・・いやな女だ。
心にもないことを言っている。
セーバーホワイトを返してって叫びたいぐらいなのに。

「そろそろ引き上げよう。待機任務の途中だし、麻梨だって病み上がりだから」
「そうだな、そうするか」
惣太の言葉になんとなくホッとしたような表情を浮かべるみんな。
「それじゃな、麻梨。またくるよ」
「早く元気になってくださいね、麻梨さん」
「またね、麻梨」
ぞろぞろと病室を出て行ってしまう五人。
張り詰めていた空気が解き放たれる。
五人が去ったことで、私自身も安堵していることに気がついていた。

                      ******

手錠こそはずされたものの、私の周りにはいつも幾人かの監視の目があった。
病室を出て一室をあてがわれたものの、いわば体のよい軟禁状態。
外出は許可制で、散歩もショッピングも思うに任せない。
ベースの一角の一番無害な地区に閉じ込められているのだ。
仕方がない・・・
私は先日まで暗黒帝国の女幹部だったのだ。
私がセーバーチームの司令官でも、こういった処置を講じるだろう。
仕方がない・・・
でも・・・
でも・・・
心が乾いていく。

意外にも、時々顔を出してくれたのはセーバーホワイトの香奈美ちゃんだった。
高校を卒業したばかりといった感じの香奈美ちゃんは、多少のぎこちなさはあったものの、私の部屋に遊びに来てくれるようになったのだ。
姉妹のいない私にとって、まるで妹のような香奈美ちゃんとの会話は、私の心を癒してくれる唯一の時間だった。
香奈美ちゃんと一緒にいる限りにおいては、私を監視する連中も姿を現さない。
このことがどれほど私にとってありがたいことだったか・・・

                       ******

「麻梨さん、今日はショッピングに行きませんか?」
清楚な白いワンピースに身を包んだ香奈美ちゃんが姿を見せてくれる。
私はそれだけで心が弾むのを感じていた。

少しラフにジーンズとシャツを着込んで、私は香奈美ちゃんと出かけていく。
もっとも、出かけるといってもセーバーベース内のショッピングモールだ。
セーバーベースはそれ自体が独立した一都市と言ってもいい。
チームにかかわるさまざまな人々とその家族が暮らしている拠点なのだ。
無論、私がマリーにされてしまったあとはかつての場所からは移転したので、現在のベースの正確な位置は私にはわからない。
ベース内の一部だけのみ歩くことを許されているのだ。
仕方がない・・・
もう二度とマリーに戻ることなんてないけれど、それを信じてもらうには時間がかかる。
だから・・・
仕方がないのだ。

「これなんかどうですか? 麻梨さんはスタイルいいからきっと似合いますよ」
「ダメダメ、似合わないってば。それよりもこっち着てごらんよ。香奈美ちゃん似合うと思うよ」
二人で笑い合う他愛ない時間。
お互いに服を選びあう楽しい時間。
私がこれまでしてきたことは許されないことかもしれないけど、こんな時間がいつまでも続いて欲しい・・・

                        ******

私はどうしてこんなところにいるのだろう・・・
毎日のように行なわれる尋問。
暗黒帝国のことを探るためといいながら、いまだ私が洗脳されているのではないかと疑っている。
繰り返される同じような質問。
どこかに矛盾点があれば、すぐにそこをついてくる。
私だって人間よ。
洗脳されていたときの記憶なんてあやふやに決まっているじゃない。
きちんとしたことなんて覚えているはずがないじゃない!
私はそう叫びだしたいのをこらえて、できる限りの協力を行なう。
それが私の罪滅ぼしなのよ。

暗黒帝国の女幹部マリーだったとき、私は漆黒の衣装に裏地の赤いマント、それにひざ上までのブーツを履いてとげのついたサークレットを嵌めていた。
つまり、私の素顔はさらされていたのだ。
残虐な女幹部マリーの姿は日本中の人間が知っている。
そう・・・
私の顔を見れば、マリーであることは一目瞭然なのだ。
そのことを思い知ったのは先日のこと・・・

メディカルセンターでの検査にやってきた私を、医者も看護師たちもよけていく。
私の後ろには監視役の男たちがつき従い、何か異変はないかと常に私を見張っている。
ここへ来て以来の見慣れた光景。
慣れたとはいえ、心が乾いていくのはどうしようもない。

「きゃっ」
突然、私の足に少女がぶつかってくる。
子供たち同士で遊んでいたのか、私に気が付かなかったらしい。
このメディカルセンターには小児科もあるから、きっとそこに来ていた娘だろう。
とてんという擬音が似合いそうな感じでしりもちをついた少女に、私はそっと手を差し出す。
「ごめんなさい」
そう言って手を伸ばし、私を見上げた少女の顔が、みるみる恐怖に青ざめた。
「いやぁぁぁぁぁぁ」
悲鳴を上げて必死にあとずさる少女。
すぐに看護師の一人が彼女を抱きかかえて走り去る。
私が差し伸べた手は、むなしく宙に浮いたままだった。

私は逃げ出していた。
もうこんな場所にはいたくない。
ここは私のいる場所じゃない。
ここは別の世界なんだわ。

泣きながら走ってきた私は、細い路地のようなところに行き着いていた。
ここは?
突然のことだったせいか、監視役の男たちも私を見失ってしまったらしい。
通路のつくりからして居住セクションではなく基地セクションのよう。
迷い込んでしまったんだわ。

カツコツと響く足音。
誰かが来る。
しかも足音は二つ。
こんなところで見つかったら、また疑われてしまう。
私はとっさに置いてあったコンテナの陰に身を隠す。
身を隠せるところがあってラッキーだったわ。

「麻梨の姿を見失ったって?」
「ああ、突然逃げ出したらしい・・・警備の奴らが今探している所だそうだ」
二人の会話が聞こえてくる。
聞きおぼえのある声。
晟と惣太だわ。
「言わないことじゃない。最初からここへ侵入するための手だったんだ」
「うむ・・・その可能性は高くなったな」
ああ・・・
晟も惣太も結局は私を信じてはくれなかったんだ・・・
私がまだマリーだと思っているんだ・・・
そんなことって・・・

「香奈美にも言い含めておいたんだけどな。麻梨に怪しい動きがないか見張れって。上手いこと麻梨と仲良く見せかけることに成功したようだから、そのうちボロを出すだろうとは思っていたが・・・」
「香奈美の報告では怪しいところは感じられなかったっていうことだったが」
「あまいぜ惣太。あいつはもう俺たちの知っている麻梨じゃない。暗黒帝国の女幹部マリーだ。あくどい手を使ってくることには長けている」
「うむ・・・確かにな」
私の足元に涙が落ちる。
香奈美ちゃんも・・・
香奈美ちゃんまでもが演技だったなんて・・・
私は死んだ。
セーバーホワイトだった麻梨はたった今死んだ。

                       ******

セーバーベースに警報が鳴り響く。
暗黒帝国の攻撃がどこかにあったのだろう。
私は思わず笑みを浮かべた。
今がチャンスだわ。
もう、こんなところにはいられない。
帰ろう・・・
あの懐かしい世界へ・・・

どうして忘れていたんだろう・・・
人間の愚かしさに。
人間のくだらなさに。
平気で他者を踏みつけにするそのおぞましさに・・・

そうよ・・・
私はもうこんなところにいるのはいや。
もう一度戻りたい。
もう一度私のいるべき場所に戻りたい
もう一度暗黒帝国の女幹部マリーに戻りたい!

私はすぐに部屋を出て脱出に取り掛かる。
しばらくおとなしくしていたから、監視の連中も油断していたのか、あっけないほどたやすく始末することができた。
ちょっと逃げ出すようなそぶりを見せて物陰に誘い込んだら、他愛なく追いかけてきたわ。
腹部と首筋に一撃であっけなく伸びてしまう。
こんな連中じゃ監視の役に立たないでしょうにね。
私は過去の記憶を頼りにセーバーベースの出口を探す。
以前とは違う配置にしているようだけど、基地なんてのはどこか似通ってくるもの。
いくつか目星をつけておいた中から、簡単に外部につながっているゲートを見つけることができた。
さようならセーバーベース。
正義という名の牢獄から私は脱出した。

                        ******

「おう、それでこそ暗黒帝国の黒き花マリー。美しいですぞ」
「うふふ・・・ありがとうゴズム。あなたの頭脳もしわが深くてとても素敵よ」
漆黒のボンデージとも言うべき衣装を身に付け、マントを羽織った私を暗黒帝国の参謀ゴズムが出迎えてくれる。
こうして二人で皇帝陛下にまたお仕えできるのはうれしいものね。
私は暗黒帝国の女幹部マリー。
セーバーチーム、次に会うときが楽しみだわ。

END

以上です。
よければ拍手コメントなどいただければと思います。
あと、アンケートにご協力お願いいたします。m(__)m





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  1. 2008/08/16(土) 20:42:13|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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白の帰還(2)

短編SS「白の帰還」の二回目です。
楽しんでいただければ幸いです。
もしよかったら、コメント・拍手などいただけるとすごくうれしいです。

それではどうぞ。


「触角よ! 触角を狙ってみて!」
暗黒帝国のトンボ型の怪人に翻弄されるセーバーチーム。
空中からの攻撃に苦戦を強いられているのだ。
私は司令にお願いして、アドバイザーということで現場に来ていた。
そして小型の装甲車の中でモニターを見ながら、思ったことをアドバイスしていたのだ。
『よし、二人で奴の触角を叩き落すぞ!』
『おう!』
レッドとブラックとが同時にジャンプし、空中で一回転して見事に手刀を叩き込む。
トンボ型怪人は両方の触角を折られ、めまいでもしたかのように地面に叩きつけられた。
『今だ! クラッシュファイヤー!』
レッドの叫びとともに、見事な連携でトンボ型怪人を取り囲むセーバーチーム。
おのおののエネルギーが光となってほとばしり、トンボ型怪人を覆っていく。
『グギャァァァァァ』
断末魔の悲鳴を上げながら、トンボ型怪人は爆発した。

『やったな』
『ああ、触角が弱点だったんだ』
『麻梨さんのおかげですね』
『麻梨、聞いている? サンキューね』
セーバーチームのみんなの声が車内に届く。
よかった。
私も役に立てたんだわ。
セーバーホワイトはもう香奈美ちゃんに任せるしかないけど、少しでも役に立てるならこんなにうれしいことはない。
マリーの記憶を思い出すのはつらいけど、少しでも罪滅ぼしになればいいな。

                      ******

「ね、麻梨さん、ショッピングモールに美味しいケーキを出す喫茶店ができたんですよ。一緒に食べに行きませんか?」
眼を輝かせている香奈美ちゃん。
私も甘い物は大好きだけど、香奈美ちゃんもケーキには目がないのだ。
「ムッ、それは聞き捨てならないわね。どこの喫茶店かな?」
文庫本を読んでいた茜までもが眼を輝かせる。
ここはセーバーチームのリラックスルーム。
私もようやくここに入れてもらえるようになったのだ。
今ではみんなともほとんど以前と変わらなく接している。
まあ、多少のぎこちなさはまだ残ってはいるけれど・・・

「むふふ・・・Dブロックのレマンですよー。あそこのケーキは絶品です」
「あ、あそこかぁ。うんうん、あそこのケーキは美味しいわよね」
「あ、茜さんいつの間に? 内緒にしていて驚かせようと思ったのに」
ちょっと残念そうな香奈美ちゃん。
「レマンなら俺も行ったことあるぞ。コーヒーが美味かった」
光一も横から話に乗ってくる。
そうなるとコーヒー党の晟が黙っているはずはない。
「ふっ・・・光一の美味いは当てにならないからな。ここは俺が味見してくるか」
案の定行く気満々でジャケットを羽織っている。
なんだかんだ言っても、光一が美味いという店には必ず顔を出しているのだ。
結構当てにしているんじゃない。
「それじゃみんなで行きましょうか? いいでしょ? 麻梨さん」
「ええ、私はかまわないけど・・・みんなはいいの?」
「いいに決まっているだろ。なぁ?」
光一の言葉にメンバーみんながうなづいてくれた。

                      ******

「おかしい・・・みんな気をつけて」
装甲車の車内で私はマイクに声をかける。
今回の暗黒帝国の怪人はケラをベースにした怪人らしい。
自由に地中を掘り進むことができるケラ型怪人に、セーバーチームはまたしても翻弄されている。
しかも、今回は顔を出しては潜るというまるでもぐら叩きのような状況だ。
攻撃をしないで逃げ回っているのは何か理由があるに違いないわ。
でも、いったいどんな理由があるというの?

「みんな、敵の動きに翻弄されてはダメよ!」
気がつくとケラ型怪人の動きを追うのに夢中なのか、みんなの連携が取れなくなってしまっている。
それどころか、どんどん遠ざかっていってしまっているのだ。
このままでは無線もうまく届かなく・・・
私はハッとした。
まさかここからみんなを引き離すため?

私は急いで装甲車を発進させようとした。
しかし、その前に車体に衝撃が走る。
後部ドアが引きちぎられ、振り返った私の目の前に見慣れた暗黒帝国の戦闘員たちの黒尽くめの姿があった。
「ヒッヒッヒ・・・迎えに来ましたぞ。マリー」
巨大なむき出しの頭脳をさらした白衣の老人が笑みを浮かべている。
「参謀ゴズム・・・」
暗黒帝国の知恵袋として皇帝に仕え、私も何度も作戦を授けてもらった相手。
今回の作戦も彼によるものだったんだわ。
「皇帝陛下がお待ちかねですぞ。マリー」
いやらしい薄ら笑いを浮かべているゴズムに私はぞっとする。
「いや、いやよ。私はもうマリーなんかじゃない! 皇帝に会うのはいやぁっ!」
私は急いで車外に飛び出そうとした。
でもダメだった。
ゴズムの噴きかけてきた霧によって、私はまたしても意識を失ってしまったのだった。

                      ******

「う・・・あ」
ゆっくりと意識が戻ってくる。
こ、ここは?
私は目を開けると、すぐに周囲を確認した。
「ああっ」
思わず声がでてしまう。
驚いたことに、私は暗黒帝国の皇帝である巨大な目玉のレリーフの前に寝かされていたのだ。
そう・・・
ここは暗黒城の大広間。
皇帝に対する謁見の間。
人類に対する侵略作戦を指揮する間なのだ。

『目が覚めたようだな。我がしもべマリーよ』
重々しい皇帝の声が響き渡る。
「ち、違う、私はマリーなんかじゃ・・・」
私は思わず身を硬くして首を振る。
『マリーなんかじゃないと言うか? 果たして本当にそうか? お前はここに来て我が前にいることでホッとしているのではないか?』
「そ、そんなことは・・・」
皇帝の巨大な目が、まるで私の心の奥底までを見通すように私を見つめている。
『ないというのか? 自分の心の奥を探ってみよ。お前はすでにマリーとなっているのだ。我に再び会いまみえた喜びを感じているのではないか?』
「ち、違う・・・そんなことは・・・」
私は必死でそんなことはないと言いたかった。

でも・・・
でも・・・
私のどこかが喜んでいた。
私のどこかがここにいることにほっとしていた。
光の差し込まない暗黒の空間。
すべてを支配する偉大なる皇帝陛下。
その皇帝陛下の前にいることに、私は確かに喜んでいるところがあったのだ。

『クックック・・・感じただろう? すでにお前の心は暗黒に染まっているのだ。お前はもうマリーなのだ』
違う。
そんなことはない。
私はマリーなんかじゃない。
でも・・・
でも・・・
とても心が休まるの。
ここにいるとすごく居心地がいいの。
あんな人間どもと一緒にいるよりも数倍・・・いいえ、数十倍も居心地がいい。

『さあ、受け入れよ。もう一度我が力を受け入れるのだ。そして、今度こそ身も心も暗黒に染まった女となるがいい』
ああ・・・
いけない・・・
受け入れてはいけない・・・
私は・・・
私は・・・
でも・・・
でも・・・
なんて心地よいお言葉なのだろう・・・
皇帝陛下のお言葉は、まるで心に染み渡るようだわ・・・

『立つのだマリー。そして我が力を受け入れよ』
私にはもう逆らう力はなかった。
皇帝陛下のお言葉に従うのみ。
私はゆっくりと立ち上がると、皇帝陛下にしっかりと向き合った。

『クックック・・・それでいい。さあ、再び我がしもべとなるがいい』
皇帝陛下の巨大な目から、暗黒の気が流れ出る。
それは私の足元を伝い、じょじょに私の躰にまとわりつく。
そしてゆっくりと私の躰に染み込んでいく。
ああ・・・
気持ちいい・・・
暗黒の気を受け入れることがこんなに気持ちよかったなんて。
再び皇帝陛下のしもべになることがこんなに喜ばしいことだったなんて。
そう・・・
私はもう麻梨なんかじゃない。
暗黒帝国の女幹部マリーなのよ。

                      ******

「おう、それでこそ暗黒帝国の黒き花マリー。美しいですぞ」
「うふふ・・・ありがとうゴズム。あなたの頭脳もしわが深くてとても素敵よ」
漆黒のボンデージとも言うべき衣装を身に付け、マントを羽織った私をゴズムが出迎えてくれる。
こうして二人で皇帝陛下にまたお仕えできるのはうれしいものね。
「お前さんのおかげでまたいろいろと情報が手に入ったわい。どうじゃろうかの、もう一人ほど皇帝陛下の偉大さを教えてやってみては」
「うふふ・・・それはいい考えだわ。私も可愛い部下が一人ほしかったのよね。香奈美なんてどうかしら」
私は手袋に包まれた指先を舌で舐める。
あの娘が皇帝陛下の偉大なお力に触れ、暗黒帝国の一員となってくれたらどんなに素敵だろう。
きっと私の可愛い妹になってくれるに違いない。
「ヒッヒッヒ・・・そうと決まれば早速捕獲作戦に取り掛からねばの。まあ、お前さんが指揮を取れば容易かろうて・・・」
「ええ、私に任せてちょうだい。あの娘をすぐに捕らえてきてみせるわ。うふふふふ・・・」
私は皇帝陛下にひざまずく香奈美の可愛い姿を思い浮かべ、それを実現させるべく取り掛かるのだった。

END
  1. 2008/08/15(金) 20:22:37|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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白の帰還(1)

今日明日の二日間で短編一本投下します。
いわゆるシチュのみ短編といっていいものですが、楽しんでいただければと思います。


「う・・・ん・・・ここ・・・は?」
天井の蛍光灯が白々と輝く白い部屋で私は目を覚ます。
鉄パイプで作られたベッド。
白いカバーに包まれた毛布が上にかけられている。
「私は・・・いったい?」
先ほどからずきずきと痛む頭。
何があったのかよく思い出せない。
ここはどこ?
私はどうしてこんなところに?

私はとりあえず周囲の確認をする。
どうやらここはどこかの病院のよう。
白い壁に囲まれた静かな部屋。
ベッドの脇には点滴をぶら下げるスタンドや、心電図みたいなモニター装置がおいてある。
でも窓は一つもない。
外は一切見えない。
普通の病室とは思えない。
私はとにかく起き上がって・・・

ガチャ!
金属質の音が静かな部屋に響いた。
躰を起こそうとした私は、右手をぐいと引っ張られ、思わずベッドに引き戻される。
「えっ?」
私は右手に食い込んだものを見た。
「手錠?」
そこには私の右手首とパイプベッドをつなぎとめる金属製の手錠が鈍く光っていたのだ。
「ど、どうして・・・」
私はここに捕らわれたことに恐怖した。

                     ******

『いやよあたしは!』
『そう言うなって・・・もう大丈夫だから』
『だがなぁ光一(こういち)、洗脳されていたとは言え、あいつは暗黒帝国の女幹部マリーだったんだぞ』
『だからそれは奴らに洗脳されていたからだって』
『でも、本当に洗脳が解けたのかな・・・何かの罠なんじゃ・・・』
『そんなこと・・・ないって』
『おいおい、いつまで騒いでいるんだ? もう麻梨(まり)の部屋の前だぞ』
防音のよくないドアの向こうから声がする。
懐かしい声。
それと同時に胸が苦しくなる声。

「麻梨、起きていたのか?」
ドアを開けて入ってくる青年男女五人。
パッと見ただけなら、どこかのバンドグループとでも見えるかもしれない。
でも、そうじゃない。
彼らこそがこの日本を、そして地球を邪悪な暗黒帝国の魔の手から守っているセーバーチーム。
その五人のメンバーなのだ。
「元気そう・・・ね・・・」
ふと目をそらす茜(あかね)。
セーバーイエローとして、かつては私とコンビを組んでいた。
でも、今の私は・・・
「は、初めまして・・・でしょうか」
おずおずと頭を下げる香奈美(かなみ)。
そうね・・・
こうして会うのは初めてだわ。
戦場では何度も会っているのにね。
私の替わりのセーバーホワイトとして・・・
「麻梨・・・本当に大丈夫なんだろうな。俺はまだお前を信じたわけじゃねえぞ」
セーバーブラックの晟(あきら)。
いつもと同じく人に対して距離をとる。
「晟! 麻梨はもう大丈夫だって。メディカルセンターの検査にも合格したんだし」
セーバーレッドの光一。
そう言いながらもちょっと笑顔がぎこちないわよ。
「けがはもう大丈夫なのか?」
体格のよい熊のような惣太(そうた)。
セーバーグリーンとして相変わらず皆を後ろでまとめているのね。
「みんな・・・私、今までみんなの敵になって・・・ごめんなさい」
かつての仲間たちを前にして、私は頭を下げるしかできなかった。

そう・・・
私は戦いの最中に暗黒帝国に捕らわれた。
そして、皇帝の闇の力を注ぎ込まれ、女幹部マリーとして生まれ変わってしまったのだ。
それからの私は暗黒帝国の尖兵として怪人どもを指揮し、地上に被害を与えてきた。
先日の戦いで頭に衝撃を受け、洗脳が解かれるその時点まで・・・

「まあ、元気そうで何よりだ。躰の調子が戻ったらまた一緒に戦おうぜ」
光一はそう言ってくれたが、その瞬間に茜と香奈美の表情が曇ったことを私は見逃さない。
すでにセーバーチームに私の居場所はないんだわ・・・
「麻梨にはいろいろと聞きたいことがあるって司令も言ってたぜ」
「しばらくは監視体制に置かれるけど、悪く思わないでね、麻梨」
「ええ、それは当然のことよ。なんてったって、私は暗黒帝国の女幹部マリーなんですもの」
ずっと視線をそらしたままの茜に私はおどけて見せる。
「なに言ってる! 麻梨はマリーなんかじゃない! セーバーホワイトの麻梨なんだ!」
「そ、そうですね。麻梨さん、復帰したらいつでもセーバーホワイトはお返ししますから言ってくださいね」
複雑そうな表情を浮かべる香奈美。
「香奈美、それを決めるのは司令部だ。俺たちがどうこうって話じゃない」
晟が香奈美の肩に手を置いた。
「そ、そうよ。今は香奈美さんがセーバーホワイトなんだから、私のことは気にしないで暗黒帝国の野望を打ち砕いてね」
私・・・いやな女だ。
心にもないことを言っている。
セーバーホワイトを返してって叫びたいぐらいなのに。

「そろそろ引き上げよう。待機任務の途中だし、麻梨だって病み上がりだから」
「そうだな、そうするか」
惣太の言葉になんとなくホッとしたような表情を浮かべるみんな。
「それじゃな、麻梨。またくるよ」
「早く元気になってくださいね、麻梨さん」
「またね、麻梨」
ぞろぞろと病室を出て行ってしまう五人。
張り詰めていた空気が解き放たれる。
五人が去ったことで、私自身も安堵していることに気がついていた。

                      ******

手錠こそはずされたものの、私の周りにはいつも幾人かの監視の目があった。
病室を出て一室をあてがわれたものの、いわば体のよい軟禁状態。
外出は許可制で、散歩もショッピングも思うに任せない。
ベースの一角の一番無害な地区に閉じ込められているのだ。
仕方がない・・・
私は先日まで暗黒帝国の女幹部だったのだ。
私がセーバーチームの司令官でも、こういった処置を講じるだろう。
仕方がない・・・
でも・・・
でも・・・
心が乾いていく。

意外にも、時々顔を出してくれたのはセーバーホワイトの香奈美ちゃんだった。
高校を卒業したばかりといった感じの香奈美ちゃんは、多少のぎこちなさはあったものの、私の部屋に遊びに来てくれるようになったのだ。
姉妹のいない私にとって、まるで妹のような香奈美ちゃんとの会話は、私の心を癒してくれる唯一の時間だった。
香奈美ちゃんと一緒にいる限りにおいては、私を監視する連中も姿を現さない。
このことがどれほど私にとってありがたいことだったか・・・

                      ******

「麻梨さん、今日はショッピングに行きませんか?」
清楚な白いワンピースに身を包んだ香奈美ちゃんが姿を見せてくれる。
私はそれだけで心が弾むのを感じていた。

少しラフにジーンズとシャツを着込んで、私は香奈美ちゃんと出かけていく。
もっとも、出かけるといってもセーバーベース内のショッピングモールだ。
セーバーベースはそれ自体が独立した一都市と言ってもいい。
チームにかかわるさまざまな人々とその家族が暮らしている拠点なのだ。
無論、私がマリーにされてしまったあとはかつての場所からは移転したので、現在のベースの正確な位置は私にはわからない。
ベース内の一部だけのみ歩くことを許されているのだ。
仕方がない・・・
もう二度とマリーに戻ることなんてないけれど、それを信じてもらうには時間がかかる。
だから・・・
仕方がないのだ。

「これなんかどうですか? 麻梨さんはスタイルいいからきっと似合いますよ」
「ダメダメ、似合わないってば。それよりもこっち着てごらんよ。香奈美ちゃん似合うと思うよ」
二人で笑い合う他愛ない時間。
お互いに服を選びあう楽しい時間。
私がこれまでしてきたことは許されないことかもしれないけど、こんな時間がいつまでも続いて欲しい・・・
  1. 2008/08/14(木) 20:22:20|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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悪夢の八回

今日はお寺に盆参りに行ってきました。
数年前、寺からの帰りに違反キップ切られたことがあったことを思い出し、交通安全で行ってきましたよ。(笑)

帰ってきてからは高校野球を少し見てました。
今日から甲子園はベスト16の対決。
勝てばベスト8進出です。
第三試合目に北北海道代表の駒大岩見沢が出るので応援してました。

試合は投手戦ともいえる様相で、7回までは3-2と駒大岩見沢が智弁学園和歌山をリード。
これはもしかして・・・と淡い期待を抱いてしまいました。

この淡い期待を駒大岩見沢の板木投手も抱いてしまったのか?
八回の表、甲子園の魔物に捕まってしまいました。

あれよあれよという間に三投手が11失点。
一イニングに三本のホームランが出て、うち二本がスリーラン。
打者一巡によって一人の打者に二本もホームランを打たれてしまうということまでも。
まさに悪夢の八回表でした。

3-15で敗戦。
南北北海道代表とも甲子園を去りました。
でもがんばってくれましたね。
楽しませてもらいました。
また来年がんばって欲しいです。

ところで昨日やった「レニングラード」のソロプレイ。
やっぱりいろいろとルールを間違っていたみたい。
やれやれ・・・
まあ、でも、ソロプレイってのはゲームの流れとルール把握のためにやるものだから、ルールの確認ができてよかったということでしょう。
今度は対人戦やるぞー。

それではまた。
  1. 2008/08/13(水) 20:35:22|
  2. スポーツ
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08月13日のココロ日記(BlogPet)

ココロ、最近ちょっと運動不足でちょっぴりおしりが垂れ下がってきちゃった……
舞方雅人さんももしかして気づいてたりしますか……

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪
  1. 2008/08/13(水) 09:06:31|
  2. ココロの日記
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これってこんなに面白かったっけ?

毎日のように甲子園でも北京でも熱戦が続いています。
昨日は水泳の北島選手が金メダル。
今日は男子体操団体が銀メダルと、日本選手が健闘なさっておりますね。
甲子園もベスト16が出揃い、更なる熱戦が期待できそうです。
まさに熱い夏真っ盛りですね。

そんな中、ちょっとした時間があったので、ウォーゲームのソロプレイを久しぶりにしてみました。
数時間でできる手軽なものということで、「ベーシック3」(HJ)に含まれている「レニングラード」をやってみることに。

このゲームはかつてSPI社が出したカプセルゲームで、1941年のバルバロッサ作戦でのドイツ軍北方軍集団のレニングラードへの進撃をゲーム化したものです。
A3版といういわば雑誌を広げたぐらいのマップで独軍の快進撃が見られるわけです。

システムはいわゆるPGGシステムで、ソ連軍は裏返しに配置されます。
ドイツ軍には装甲軍団効果や空軍などがあり強力ですが、うじゃうじゃと現れるソ連軍にやがて進撃を阻まれていくことになります。

8・12(初期)
これが初期配置。
マップ右端にレニングラードがあります。

実は私はこのゲームを何度か対人プレイしたことがあるのですが、独軍でレニングラードまで行けたためしがありませんでした。
どうにもソ連軍に戦線を張られてしまうのです。

でも、それは単に私がへたくそなだけでした。
蹂躙攻撃を駆使するようなことができていなかったのです。

久しぶりなのでルールを再確認してプレイし始めました。
何というか自分ですごく驚きました。
こんなにドイツ軍って進めるのかぁ。

蹂躙攻撃を駆使して戦線の裏側に回りこみ、補給切れに追い込んで歩兵師団で攻撃する。
こんな初歩中の初歩のことが今まではできていなかったんですね。
今回ソロプレイではありましたが、蹂躙攻撃による電撃戦をまさに肌で感じることができました。

以前の対人戦ではほとんど除去することのできなかったソ連軍を、今回はこれでもかとばかりに除去して行くドイツ軍。
あれよあれよという間に前線のソ連軍はほぼ消滅します。
気持ちいいーーー!!
(ああ・・・やっぱりドイツ軍側に立っているなぁ)

前線を突破したドイツ軍は順調に進撃を続け、ソ連軍をどんどんレニングラード近辺に追い込んで行きます。
8・12(1)
ソ連軍も必死に防戦しますが、ドイツ軍の進撃を止めることができません。
最後の頼みの綱の陣地帯もじわじわと突破されていきます。

しかし、このゲームはソ連軍有利といわれるゲームなだけあります。
レニングラードには次々と部隊が到着するのです。
ドイツ軍は進んでも進んでもソ連軍が立ちはだかります。

8・12(最終)
最終ターン、ドイツ軍は四へクスあるレニングラードの一ヘクスを奪うことができましたが、進撃もここまで。
ただ、勝利条件的には最後の攻撃で奪ったヘクスによりドイツ軍が勝利となりました。
(待て。補給が通じてないから占領したことになってないじゃん。やっぱり負けだよ orz)

このゲームってこんなに面白かったんだ。
以前対人戦で手詰まりになったので、それほど面白さを感じてなかったのですが、それは単に自分がへたくそなだけだったんですね。

カプセルゲームですので、そう何度もやるものではないかもしれませんが、ちょっとした時間があるときには楽しめるゲームのようです。
この雑誌を広げた広さが広大な戦場だというのも結構好き。
なんかあらためて良さを見直したゲームとなりました。
今度対人戦やってみよう。

それではまた。
  1. 2008/08/12(火) 20:04:22|
  2. ウォーゲーム
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こういうこともあるのです

第一次世界大戦中、英国海軍はフィッシャー提督の提唱する速度こそ防御力であるというコンセプトに基づき、高速で巨大な主砲を持つが装甲の薄い巨大軽巡洋艦というものを作り出しました。

軽巡洋艦といっても、その大きさはまさに戦艦級であり、全長は240メートルほど、最大幅25メートルほどもあるもので満載排水量では20000トンを超えるという巨大なものでした。
しかもその主砲は戦艦にも匹敵する38センチ連装砲塔一基であり、ちょうどかつての日本海軍の三景艦(松島・厳島・橋立)のような特殊な軍艦を建造したのです。

しかし、1917年に相次いで完成した二隻の大型軽巡は、作ってはみたものの適当な作戦や任務がなく宙に浮いた存在になってしまいます。

そこで英海軍は、船体の大きさと高速性に目をつけ、二隻の大型軽巡を航空母艦に改装することに決定しました。
こうして空母に改装されたうちの一隻が「グローリアス」でした。

グローリアスは、まだ航空機も小型軽量だったころの航空母艦の黎明期の改装だったので、日本の「赤城」や「加賀」で一時期採用されたような上下二段の飛行甲板を持つ航空母艦でした。
格納庫から艦首までの下段飛行甲板と、船体上部を全通する上段飛行甲板を持ち、約30ノット近い速力を持つ航空母艦に生まれ変わったのです。

その後の航空機の発達と大型化によって、下段の飛行甲板が役に立たなくなるのは、赤城や加賀と同様でしたが、グローリアスは赤城や加賀のような再度の大改装を受けることはなく、ほぼそのままの形で艦隊空母として使われました。
搭載機こそ40機ほどと少ないのですが、英国初期の空母として貴重なものであったことは間違いありません。

1939年9月に第二次世界大戦が勃発すると、グローリアスは英国の空母戦力の一翼を担い、ドイツ海軍の通商破壊艦の捜索に任じます。
そして翌1940年4月、ドイツ軍がノルウェーに侵攻すると、ノルウェー沖へと出撃。
搭載機によってドイツ軍の地上部隊を攻撃するなどの任務に当たります。

しかし、ノルウェーでの戦況は、連合軍にとっては不利な状況になっていき、ついに英軍は撤退の憂き目を見ることになりました。
グローリアスは再びノルウェー沖で搭載機を発進させ、味方の撤退を援護します。

6月8日、陸上から逃げてきた戦闘機などを載せたグローリアスは、二隻の味方駆逐艦に護衛されて英国への帰途につきました。
グローリアスにとってのノルウェーでの戦闘も終わったかと思われました。

しかし、このときグローリアス以下の艦隊が煙突から吐き出す煙をドイツ軍が発見します。
発見したのは選りにも選ってノルウェー沖で連合軍商船を狩っていたドイツの巡洋戦艦「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」という強力な戦闘艦でした。

17時30分ごろ、ドイツ艦隊はグローリアスとその護衛駆逐艦に対し砲撃を開始。
28センチ砲が火を噴き、最大速力31ノットの巡洋戦艦が追って来るという事態に、グローリアス以下の三隻は絶望的ともいえる交戦に入ります。

17時38分、グローリアスに砲弾が命中。
頼みの綱の艦載機の発進ができなくなります。

18時20分には複数の砲弾命中が重なり速度低下。
逃げ切れる望みは無くなりました。

18時22分、護衛の駆逐艦アーデントが沈没。

18時39分にもう一隻の駆逐艦アカスタが放った魚雷がシャルンホルストに命中し、シャルンホルストが中破するという被害を与えますが、抵抗もここまで。

19時10分にグローリアスは空母が敵艦の砲撃によって沈められるという珍しい状況で沈没。
あとを追うように駆逐艦アカスタも沈みます。

結局英軍は三隻すべてを失い、うち一隻は航空母艦という大損害を受けました。
グローリアスの生涯はここで閉じたのです。

航空母艦が敵水上戦闘艦の砲撃によって沈められたという例はまことに珍しく、おそらくこのグローリアス以外では、レイテ沖海戦時のサマール島沖でアメリカの護衛空母「ガンビア・ベイ」が沈んだぐらいでしょう。
英国空母の先駆けの一つであったグローリアスは、沈没もまた戦史上の先駆けだったのかもしれません。

それではまた。
  1. 2008/08/11(月) 21:53:14|
  2. 趣味
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今日は札幌歴史ゲーム友の会

夕べは朝方までTRPG。
やっと終わって、さて寝よかって時に消防車のサイレンの音。
あー、どこかが火事なんだなぁって思っていたら、どんどんどんどん近づいてくる。
それも複数台。

うちは表通りからはちょっと離れているんだけど、なんと消防車がうちの前を通って行く。
しかもすぐにサイレンが止まるという物騒さ。
もう寝るなんて場合じゃなくって、そのまま外へでて確かめた。

なんだか四台ほどの消防車が来て、消防士がうろうろしてる。
でも、火の手は上がっていない。
どうもなんだかよくわからなかったけど、大事でなくてよかった。

そんなものだからひと寝入りしたら昼近く。
どうしようかなって悩んだけど、久しぶりに「札幌歴史ゲーム友の会」に顔を出させていただきました。

会場に着いたのは13時過ぎでした。
「ストーム・オーバー・アルンヘム」をプレイしている脇で、私は「パシフィック・タイフーン」というカードゲームに参加させていただくことに。

このゲームは太平洋での戦いをベースにしたカードゲームで、得点が多い者勝ちとなります。
どちらかの陣営に立つというのではなく、手札には日本側連合軍側ばらばらに混じっているので、その瞬間瞬間でどちらかの軍のカードで戦うことになります。

カードにはさまざまなものがあり、軍艦や航空機、イベントなどが組み合わさって、得点を競います。
最終的に一番多くの得点を獲得した者が勝利なのですが、三戦やって一戦同率一位を確保したぐらいでした。
でも楽しいゲームだったです。

対戦後はいろいろとゲームの雑談。
これがまた楽しいんですよね。
いい時間を過ごせました。
次回は31日とのことなので、また顔を出したいな。

それではまた。
  1. 2008/08/10(日) 20:34:48|
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またしても・・・

中国で北京オリンピックの開会式が行なわれた昨日、またしても世界の一部で戦争と言っていい状況が勃発いたしました。
旧ソビエト連邦の構成国の一つグルジア共和国で、ロシアと戦争状態に入ったというのです。

グルジア共和国内には南オセチア地区という親ロシアの自治州があるそうなのですが、ここの分離独立を後押しするロシア軍が軍事介入を開始。
南オセチア自治州内のグルジア軍と交戦状態に入ったほか、グルジア国内の軍事基地や黒海に面した港湾を空爆したという情報が入ってきました。

双方ともに全面戦争も辞さない様子といわれ、グルジア軍もロシア軍も戦闘を拡大させている様子です。
グルジアはイラクの治安活動任務についている部隊を撤収させ、国内に戒厳令を敷いて徹底抗戦に務めるとまで言われてます。

またしても戦争です。
やってはいけないと思いつつも、人間は戦争をやめられません。
自国の主張を押し通す政治の一形態として戦争がある限り、いつまでも終わりがないのかもしれません。

この紛争が他の地域に飛び火して、新たな紛争が起きるようなことがないようにして欲しいものです。
そして一刻も早くこの紛争自体が終息してくれるよう望みます。

こうした問題は平和裏に解決して欲しいけど・・・
難しいものなんだよなぁ・・・

それではまた。
  1. 2008/08/09(土) 19:22:27|
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いよいよ開幕

一部競技ではもう予選が開始されておりますが、いよいよ今日から「北京オリンピック」が開幕です。
間もなく開会式が始まりますね。

“中国の中国による中国のためのオリンピック”といっても過言ではない今回のオリンピックは、中国の国威発揚に充分すぎるほどの影響を与えるでしょう。
おそらくはヒトラーが主催した1936年のベルリンオリンピックになぞらえることすら可能かもしれませんね。

やはり日本選手の動向は気になりますよね。
各選手とも自分の持てる力のすべてを出し切って、悔いのない試合をして欲しいと思います。

気になるといえば、テロ活動も気になります。
今日も日本発中国行きの航空機が、爆破予告で引き返すという事件がおきたようです。
何事もなく無事にオリンピックが終わってくれることを期待します。

さあ、開幕です。
日本がんばれ。

それではまた。
  1. 2008/08/08(金) 19:22:51|
  2. スポーツ
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豊家滅亡その34

和議はなりました。
徳川家と豊臣家は敵対関係を解消したのです。
これによって豊臣家の危機は回避されたはずでした。

しかし、安堵したのもつかの間、和議成立の翌日すなわち慶長19年(1614年)12月23日から、大坂城は城としての意味を失い始めました。

和議の条件として家康から提示されたことの一つに、大坂城二の丸と三の丸を破却し、惣堀を埋め立てることとありました。
今までの慣習では、「お互いにもう平和になったのだから城を取り壊しましたよ。われらは裸になりましたよ」との儀礼的な意味合いで堀の一部を埋め立て、城の一部を取り壊すというのが一般的だったといいます。
つまり、いつでも元に戻すことができるものだったのでしょう。
大坂方も当然その慣習が頭にあったものと思われます。

取り決めでは、二の丸と三の丸の破却を大坂方が、惣堀埋め立てを徳川方が担当することになっていたといいます。
和議もなったことで一段落と感じていた大坂方は、ゆっくりと二の丸三の丸の取り壊し(それも一部分のみ)に取り掛かったものと思われます。
しかし、徳川方はそうではありませんでした。

なんと和議成立より早いうちから松平忠明、本多忠政らに普請奉行を命じ、突貫作業で埋め立てするように命じていたのです。
そのとき家康は三歳の子供でもたやすく登り降りできるように平らに埋め立ててしまえといったそうです。
各国の大名衆にはその石高に応じての人足の人数まで割り当てられ、膨大な数の人足が駆り集められていたのでした。
記録によれば雲霞のごとく集まった人足が昼夜兼行で作業に当たり、周囲の家々を取り壊してまで外堀を埋め立て、わずか数日のうちに大坂城の外堀は平らに埋められてしまったといいます。
城を攻める際に障害となるべき堀がまず失われました。

大坂方は愕然としました。
もとより和議の細目自体も口約束がたぶんにあったといわれ、実際に埋め立てや取り壊しなどが行なわれるのは更なる交渉があってからと考えていた節があるようでした。
そんな甘い考えを吹き飛ばすかのような外堀埋め立てに、大坂方はなすすべもなかったのです。

そして、さらに驚くべき事態が起こります。
外堀を埋め立ててしまった徳川方の人足が、今度は勝手に二の丸三の丸及び内堀の埋め立てに取り掛かってしまったのです。
あわてたのは大坂方でした。
二の丸三の丸は大坂方の担当ですし、内堀を埋めるなどとは条件になかったはずなのです。
大坂方の代表として大野治長と織田有楽斎が急ぎ徳川方の本多正純に面会を求めました。

しかし、本多正純は病気と称して会ってくれません。
なおも和議の条件に違うと詰め寄ったところ、こういう返事が返ってきたといいます。
「お手前方(大坂方)の作業が滞っているようだから、お手伝いをしたまでのこと。みな早く国許に帰りたがっているゆえ、一日でも早く作業が終わったほうがいいでしょう」

大野らはその返事に愕然としながらも、なおも内堀埋め立ては条件にないと詰め寄ります。
埋め立てるのは惣堀(外堀)のはずだと。
返ってきた返事はこうでした。
「惣堀ではなく総堀、つまりすべての堀である。聞き違えたのではないか?」
口約束であるがゆえのしくじりでした。
(ただし、内堀は最初から条件に入っていたといわれ、この件は俗説といわれます)

大坂方が再三の工事差し止めを徳川方に申し入れている間にも、人足たちは作業を続けておりました。
ついには二の丸三の丸、そして内堀までもが破壊され埋め立てられてしまいます。
城攻めの際の防御側の拠点となるべき二の丸三の丸を失い、最後の障害たる内堀までもが失われました。

威容を誇った大坂城は、わずか一ヶ月ほどの間に大きく変容いたしました。
家康が命じたように三歳の子供でもたやすく通れるほど平らになってしまった平地に、天守閣だけが回りに何もない中に立っているのです。
もはや大坂城に防御拠点としての能力は無くなりました。

工事終了の報告を聞いた家康は、おそらく満足の笑みを漏らしたことでしょう。
大坂方にとっては悔やんでも悔やみきれない結果となってしまいました。

その35へ
  1. 2008/08/07(木) 20:42:52|
  2. 豊家滅亡
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新たなリンク先など

まずは新たなリンク先のご紹介です。

虎のおもちゃ箱」様です。
(ブログ名をクリックするとリンク先に飛べます)
こちらは、最近いつも私の「スコードリーダー」のお相手をしてくださっているTOMO様こと虎之助様(通称虎様)のブログです。
開設なさったばかりですので、これからどのような方向性に向かわれるのか興味津々というところなのですが、ウォーゲーム関連が一つの中心となるのは間違いないと思いますので、そちらに興味のある方はぜひぜひ一度足をお運びくださいませ。

昨日は松本サリン事件に絡んでの記事を掲載させていただきましたが、予想外に多くのコメントをいただきまして、改めてこの事件が今でも大きな関心事のひとつであるということを思い知りました。
記事にしていいものかどうか悩んだんですが、あらためまして河野澄子様のご冥福をお祈りいたします。

高校野球は私の地元札幌の北海高校が負けちゃいましたですね。
どうも初回からずいぶんと長打長打の連続だったようで、ホームランも多かったようです。
味方も10点も取ったんですけど、15点も取られちゃ勝てませんよねぇ。
残念でした。
北北海道代表の駒大岩見沢にがんばってもらいたいものです。

一方、事件の記憶も生々しい中国製ギョーザによる農薬メタミドホス中毒事件ですが、事件後に中国国内で回収された冷凍ギョーザがその後流通し、新たに中国国内で中毒者を出していたというニュースが報じられました。
回収したギョーザがまた流通するという事態にも驚きますが、そこでさらに中毒が起きるというのはまさに異常なことなんではないでしょうか。
農薬が中国国内で混入したことがほぼ間違いない証明ということですが、なんにしてもギョーザのメーカーは混入を軽く考えていたとしか思えませんですね。
日本で入ったのは間違いないから、中国内で回収したものは問題ないという認識だったのかもしれませんね。

それにしても、この事実の中国からの通達が北海道サミット前だったというのに、何も報じられなかったというのも寂しい話です。
捜査上の秘密もあるのかもしれませんが、報道されてもよかったのではないでしょうか。
妙な話だと思いました。

今日はつれづれなるままにニュースなどを書いてみました。
それではまた。
  1. 2008/08/06(水) 19:39:16|
  2. ニュース
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  4. | コメント:5

あれから14年

今日2008年8月5日、一人の女性の方が息を引き取られました。
河野澄子様。
享年60歳。
まだまだ若く、平均寿命から20年も早い死去でした。

河野澄子様はあの日から14年間もの間、すっと意識が戻らないままだったといいます。
あの日とは1994年6月27日です。

この日、長野県松本市の裁判所官舎近くの住宅街で、謎の気体による中毒事件が発生。
オウム真理教による毒ガスサリンを使用したテロ行為でした。

事件直後の死者は7名にものぼり、600人以上の方が被害に遭われました。
河野澄子様の死去により、被害者は8人となります。

この事件は当初、澄子様の夫であり、事件の第一通報者である河野義行様が容疑者として注目され、薬品類の知識の持ち主でもあったことから犯人説が一人歩きしてしまいます。
最終的にはオウム真理教のテロ行為だということが明らかになりますが、それまでの間はまさに犯人扱いされたのです。

翌年の東京地下鉄サリン事件と並び、都市における毒ガステロという驚くべき事件であり、サリンという毒ガスの名称をこの事件で知った人も大半でしょう。
私も当時非常に驚いた記憶がありました。

無差別テロの恐怖と、見込み捜査による冤罪(正確には河野様は逮捕されてないので冤罪ではないということなのですが)という二つの側面を持つ、社会的にも大きな事件でした。
14年という時間が過ぎましたが、あらためて事件の衝撃を思い出すと同時に、この事件の後遺症と今でもたたかっている多くの方々の存在を思い出させていただきました。
河野澄子様、あらためてご冥福をお祈り申し上げます。

このような事件は二度と起きて欲しくないですね。
それでは。
  1. 2008/08/05(火) 19:37:37|
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  4. | コメント:8
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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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