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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

最初と最後

昨日のことになりますが、自宅に札幌辺境伯様をお迎えしてウォーゲーム対戦を楽しみました。

プレイしたのは今回も「エチオピアのライオン」(CMJ27号付録)。
今回はトーナメントルールを使用しての対戦です。

トーナメントルールではヴァリアントユニットを使用することになり、イタリア軍の師団も損害即除去ということがなくなるため、多少はイタリア軍に有利かも・・・

ところで、このトーナメントルール、ルールの記述が足りないところが多く、対戦相手の札幌辺境伯様と相談しながらのプレイとなってしまいました。

トーナメントルールに基づきイタリア軍は司令部ユニットも交換となるのですが、基本ルールでは戦闘力-移動力の記載しかないのに、交換されたユニットには戦闘力-戦闘力の右肩の謎の数値-移動力と数値が三つあるのです。
この謎の数値の記載がルールブックのトーナメントルールのところにないのですよー。
おそらく直接戦闘ではなく戦闘支援時に他のユニットに足すことのできる戦力だと思うので、相談の上でそうすることにしました。
でも、明確化して欲しいのが他にもいくつかあるので、何とかして欲しいなぁ。

さてさて、今回私はイタリア軍を担当。
札幌辺境伯様率いるエチオピアを我が物とするべく前進を開始です。
ヴァリアントユニットに変更されたイタリア軍は強力なので、基本ルールよりは戦いやすいはず。
進め進めー!!

北側のイタリア軍はまずはエチオピア軍の前衛に一撃とばかりに襲い掛かります。
ところが結果はエクスチェンジ(相互損害)。
防御側は全滅する替わりに攻撃側も防御側の戦力と同じだけ損害を食らうのです。
エチオピア軍一部族丸ごとと引き換えにイタリア軍一個師団と二個大隊が消し飛びました。
幸いにしてトーナメントルールで基幹部隊になることが許されたイタリア軍師団は裏返って残りましたが、またしても前途に暗雲が立ち込めるスタートとなりました。

その後は攻めるイタリア軍と守るエチオピア軍の間に丁々発止のやり取りが続きます。
部隊を散開して時間稼ぎに徹するエチオピア軍と、戦力の少なさに攻めきることができないイタリア軍という流れでターンばかりが過ぎて行きました。
7・30(1)
(がっちりと戦線を張るエチオピア軍と攻めあぐねているイタリア軍)

この状況が動き始めるのは、やはり年が変わって毒ガス攻撃ができるようになってからでした。
イタリア軍はようやく前線を突破し始めるのです。

じわじわと攻め上るイタリア軍は、ようやくと言った感じで勝利条件都市四つの占領を果たします。
轟々たる世界の非難を浴びながらも、毒ガスを撒き散らしてエチオピア軍を攻撃して行くのです。
あとは首都アジスアベバの占領を果たすのみでした。

しかし、札幌辺境伯様率いるエチオピア軍は驚異的な最後の粘りを発揮します。
残りターン数との競争が始まりました。

無理やり突き進むイタリア軍を必死に防戦するエチオピア軍。
最終ターンにいたっても、ついに首都アジスアベバに到達する望みは絶たれます。
イタリア軍に残されたのはむなしい敗北という文字だけなのか・・・
いや、最後の希望がありました。
セラシエ皇帝の首です。
皇帝ユニットが除去されればイタリア軍の勝利なのです。

イタリア軍はエチオピア軍の最後の移動に注目しました。
ここで皇帝が後方に居座っていれば、その時点でイタリア軍の敗北です。

ですが何ということでしょう。
セラシエ皇帝は前線で兵士の士気を高めるべくでてきたのです。
私はまだ負けてはいませんでした。

イタリア軍の最終ターンの攻撃が始まります。
最強の三個師団と毒ガスを満載した航空機を四ユニットも投入し、何とか皇帝の首を取ろうと必死でした。
しかし、戦闘比率は5:1。
除去するには2の目のエクスチェンジ(相互損害)しかありません。
それ以外の目では皇帝は逃げてしまうので、エチオピア軍の勝利です。
私は最後のサイコロを振りました。
7・30(2)
出た目はなんと2。
皇帝は守備隊とともに玉砕したのでした。

最後の最後。
たった一振りのサイコロの目で皇帝を失ったエチオピア軍の敗北となりました。
あと一息で手にすることができた勝利を失った札幌辺境伯様は愕然とされたのではないでしょうか。
私は最後のイタリア軍の賭けを受け止めるべく、札幌辺境伯様が皇帝ユニットを前線に投入なさったのではないかと思うのですが、まさか皇帝が除去されるとは思わなかったでしょう。

それにしても最初と最後がエクスチェンジとは・・・
勝ったとはいえあまりにも偶然での勝利でした。
本当の勝利は言うまでもなくエチオピア軍だったでしょう。
前線での時間稼ぎと堅固な戦線は、私の腕ではなかなか突破させてもらえませんでした。
はさみ撃つべき南方のグラツァーニ部隊も右往左往するだけで突破ならず、結局は北部からの平押しになってしまいました。
毒ガスによるコラムシフトがなければ、イタリア軍は本当につらいです。

今回は不運な敗戦となってしまいましたが、札幌辺境伯様とはまた入れ替え戦をする予定です。
その前に「西部戦線1918」(CMJ08号付録)をまたやりましょうね。

今回も楽しい時間をすごすことができました。
札幌辺境伯様ありがとうございました。

それではまた。
  1. 2008/07/31(木) 20:01:14|
  2. ウォーゲーム
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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