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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ある少女の面接

今日はちょっとしたSSを一本投下です。
いわばネタシチュSSなので、舞方の好みを押し出した作品です。
読んで楽しんでいただければ幸いです。


「ある少女の面接」

「ねえねえ、弘美(ひろみ)ってさ、子供のことが好きだったよね?」
夏休みを前にして、自分の席で休み中のアルバイトを考えていた私に、彩子(あやこ)が声をかけてきた。
いつも一緒にカラオケに行ったりする仲の彩子は、先月からアルバイトを始めたとかで、最近は学校でしか会ってない。
以前は化粧なんかしなかったのに、アルバイトを始めてからは目元をパッチリさせるアイシャドウを入れているので、時たま女の私が見てもドキッとするような美しさを見せていた。
「うん、好きだよ。将来は保母さんになりたいなって思っているし」
私は彩子にそう答える。
これは本当のこと。
いとこの美佐子お姉さんとこの翔君や、近所の俊哉君とか見ていると、とっても元気で可愛いなぁって思う。
だから将来は子供と接する仕事をしたいなぁって思うんだ。

「だったらさ、これなんてどうかな? うちの系列会社でバイト募集しているんだけど、子供好きな弘美ならうってつけだと思うんだ」
そう言って彩子が取り出したのは一枚のパンフレット。
受け取った私がそこに見たのは・・・
「ヒーローショー?」
そのパンフレットには色とりどりなバトルスーツに身を包んだ戦隊ヒーローが写しだされていた。
いわゆるデパートや遊園地で繰り広げられるヒーローショーのパンフレットで、次回公演の予定とアルバイト募集の文字が小さく記されていたのだ。
「うん、ヒーローショー。こういうのは嫌い?」
にこやかな笑みで彩子が私の顔を覗き込んでくる。
うう・・・
彩子ったら・・・
私が特撮ヒーロー系の話が大好きなことを知っているくせに・・・
大体カラオケで私が歌うのだって特撮ヒーロー番組のオープニングやエンディングだし、翔君や俊哉君と遊ぶときにはしっかり悪の怪人役をやってあげたりしてるのだ。
「嫌いじゃないよ。私がこういうの好きなの知っているくせに」
「でしょ? やってみたらどう? 日給もいいみたいだよ」
彩子の言葉に私はうなずいていた。
ヒーローショーのアルバイトかぁ・・・
これはもうやるしかないよね。

                          ******

夏の暑い日差しの中、日曜日だというのに制服姿の私は彩子にもらったパンフレットに書いてあった電話番号に電話をかけ、早速面接に出向いてきたのだった。
「有限会社黒井企画かぁ・・・ヒーロー側よりも悪側っぽい名前だよね」
そんな独り言を言いながら、私は指示された場所へと歩いていく。
雑居ビルの地下一階。
こじんまりした事務所といってたっけ。

「ここだわ」
メモの住所の雑居ビル。
黒井ビルって看板が出てるってことは、グループなのかな?
彩子ちゃんも系列って言ってたっけ。
そういえば私、彩子ちゃんがどんなバイトしてるのかちゃんと聞いてなかったな。
製造部門だって言ってた気がしたけど・・・
え~と、今はそれはどうでもいいや。
うう・・・緊張するなぁ。
え~と、黒井企画黒井企画・・・と・・・
あった。
ビルの案内板の地下一階のところに、確かに黒井企画ってある。
ここでよかったんだ。
私は階段で地下に下りると、事務所のドアをノックした。

「いらっしゃいませ。アルバイトの面接の方ですね?」
入り口で出迎えてくれた若い女性に私は思わず目を丸くした。
「は、はい。お電話しました古林(こばやし)です」
私の目の前に現れたのは、まさに特撮番組から抜け出してきたかのような黒いレオタードに網タイツ姿、それにブーツと手袋をつけて腰には赤いサッシュを巻き、顔には青地に赤でこうもりの模様がメイクされた女性だったのだ。
うわぁ・・・
これって女戦闘員だぁ・・・
かっこいい・・・
私は異様とも言える衣装を着た女性に思わず目を奪われちゃう。
ヒーローも好きだけど、悪の組織に魅力を感じる私は、こういった戦闘員も大好き。
すごく素敵だわぁ。
「古林さんね。黒井企画へようこそ。さあ、入って」
「あ・・・は、はい」
思わず見惚れていた私に気がついたのか、女戦闘員のお姉さんがくすっと笑う。
「ああ、これ? 驚かせてごめんなさい。次回のショーの衣装合わせなの」
「そ、そうなんですか? すごくかっこいいです。悪の組織の女戦闘員って感じでとても素敵です」
私はどうして彼女がそんな格好していたかすぐに納得し、感じたままにそう言った。
「くすっ、ありがと。あなたは悪の組織向きかしらね」
「はい、悪の組織は大好きです」
あまり大きな声じゃいえないけど、悪の組織に改造されて女怪人になりたいなって思ったこともあるのよね。
「そう、それはうれしいわ。面接がんばってね」
「ありがとうございます」
奥の部屋に通された私は女戦闘員さんに頭を下げた。

「いらっしゃい。古林さんね? そこに座って」
わぁ・・・
面接の担当の方なのか、部屋にはこちらも若い女性の方がいた。
しかも、黒い全身タイツの上に赤いアーマーパーツをつけて頭には角のついたサークレットを嵌めている。
まさに悪の女幹部といったいでたちだわぁ。
私はもう感激して、座ることも忘れてしまう。
「どうしたの? 座って」
「あ、は、はい。失礼します」
私はソファに腰掛け、両手をひざの上に置く。
「驚いたでしょ? 時間がなくて衣装合わせのままで失礼しますね。私は黒井企画の所長で闇川(やみがわ)といいます。よろしくね」
向かい側に腰掛ける闇川さん。
その姿は本当に悪の女幹部って感じですごくかっこいい。
あこがれちゃうわぁ。
「古林弘美です。よろしくお願いいたします」
私は頭を下げる。
もう私はここで働きたいっていう思いが強かった。
できるだけいい印象を与えなきゃ・・・
「それじゃ、一応履歴書を見せてくれるかしら」
「はい」
私はカバンから履歴書を取り出して手渡した。

「はい。採用」
「えっ?」
私は思わず聞き返した。
闇川さんは私の渡した履歴書をほとんど見てもいない。
「採用よ。驚いた?」
「はい。こんなにあっさりと・・・その」
「こういうのはね、相性みたいなのが大事なの。あなたなら組織の一員にぴったりだわ」
組織?
うわ、なんかすごくいい響き。
悪の組織って感じだわぁ。
「あ、ありがとうございます。がんばります」
この場で採用になるなんて思いもしなかったけど、笑顔の闇川さんに私はまた頭を下げた。
「それでね。悪いんだけど、ショーの役割としてあなたには悪の女怪人をやってもらいたいの。いいかしら?」
悪の女怪人?
うわぁ・・・
もちろん大歓迎だよぉ・・・
「は、はい。悪の女怪人大好きです。ぜひやらせてください」
「うふふ・・・あなたならそう言ってくれると思ったわ。データ通りね」
えっ?
データ通り?
どういうことなんだろう・・・
「私よ・・・そう、彼女は承諾したわ。これで怪人がまた一人・・・うふふ・・・ええ、持ってきてちょうだい」
闇川さんが手元の電話で何か話している。
うう・・・
悪の女怪人ができるなんてうれしいよぉ・・・
でもヒーローショーで悪の怪人役なんて上手にできるかなぁ・・・

「失礼します」
先ほど私を案内してくれた受付の女戦闘員さんが大きなケースを持ってくる。
「ご苦労様、下がっていいわ」
「ヒャイー!」
ケースを私の脇に置いた女戦闘員さんは、敬礼をして奇声をあげる。
うわぁ・・・
感激だよぉ・・・
ちゃんと女戦闘員さんしているよぉ・・・
まさに悪の女幹部と女戦闘員のやり取りというものを見て、私はすごくうれしくなった。
ええい、オタクと笑うなら笑え。
悪の組織好きとしては、こういうシーンにしびれるのよぉ・・・

「そのケース、開けて御覧なさい」
ソファーで脚を組んだ闇川さんが私に言う。
「は、はい」
思わず悪の女幹部の命令に私は姿勢を正しちゃう。
大きなケースを私は手に取り、テーブルの上に載せてふたを開けた。
「うわぁ・・・」
私は思わず声を上げる。
ケースの中には赤茶色の怪人の衣装が入っていたのだ。

「わがシャドウブラックの女怪人ムカデーラの衣装よ。早速着てみてくれるかしら」
「えっ、今からですか?」
私は驚いた。
「衣装合わせは早いほうがいいわ。さあ、着て御覧なさい」
先ほどとはぜんぜん違う闇川さん。
優しいお姉さんって感じだったのが、威厳ある上司の顔になっている。
「はい。着替えます」
私はすぐに制服のスカートに手をかける。
「えと・・・ここで、ですか?」
「かまわないでしょ」
「あ、はい」
何か闇川さんの威厳に飲まれちゃった感じで、私はスカートを脱ぎ捨てる。
制服の上着も脱ぎ、下着だけの姿になって、私はケースの中から衣装を取り出した。
「下着も脱ぎなさい」
「ええっ?」
「この衣装はレオタードのように躰にぴったり張り付くの。下着も脱いで着替えなさい」
闇川さんの目が私の有無を言わせない。
私は仕方なく下着も靴下も脱いで裸になる。
うう・・・
恥ずかしい。
でも、それと同時に私はどきどきするような興奮も感じていた。
今から私は悪の組織の女怪人になるんだ。
あこがれていた女怪人になれるんだわ。

衣装はまさにレオタードといった感じのものだった。
少し厚手の赤茶色のレオタードのそでと両脇にムカデの小さな足がついている。
ムカデかぁ・・・
あのわさわさ歩くのは嫌いなんだけど、悪の怪人だから仕方ないよね。
私はレオタードに両脚を通し、腰までたくし上げてそでに腕を通す。
背中に入った切れ込みがファスナーでもないのにすっと閉じて、首周りまで密着する。
するとレオタードが私の皮膚になったように感じられ、両脇と両腕についた歩肢も自分の躰の一部のようにわさわさと動き始める。
すごい。
どんな仕掛けなんだろう。
まるで本当に私の躰が変化したみたいだわ。
続けて私はひざまでのブーツを履き、足になじませる。
ハイヒール状になっているのに、まるで履いてないかのように足が軽い。
次に手袋を嵌めると、手袋の指先についた鉤爪が私の爪のように輝いていた。
そしてムカデの頭部を模したヘルメットをかぶると、目の部分がバイザーのようなもので覆われ、一瞬視界が妨げられる。
でも、額から伸びる触角がふるふると震えると、すぐに私は外部のことが手に取るように察知できた。

「うふふふふ・・・新たなるシャドウブラックの怪人ムカデーラの誕生ね」
闇川さんが・・・いいえ、シャドウブラック女幹部ヘルザーラ様が立ち上がる。
シャドウブラックのベルトを締めた私は、ヘルザーラ様にひざまずいて一礼した。
「ヘルザーラ様。私はシャドウブラックの女怪人ムカデーラ。どうぞ何なりとご命令を」
私はヘルザーラ様とシャドウブラックに忠誠を誓う。
そう・・・
私はもう古林弘美などという人間ではない。
シャドウブラックの女怪人ムカデーラ。
この身も心も悪の組織ブラックシャドウのものなんだわ。
「うふふふ・・・ムカデーラよ、お前はその躰についた歩肢を震わせることで催眠音波を発することができるのだ。その能力を使い人間どもをコントロールして我がブラックシャドウの手先とせよ」
「かしこまりましたヘルザーラ様。このムカデーラにお任せを」
私は本当の悪の女怪人になれた喜びに打ち震え、これからの任務の楽しさを想像して笑みを浮かべるのだった。

END

以上です。
よければ感想や拍手などいただけるとうれしいです。
雑談所(http://jbbs.livedoor.jp/otaku/11495/)での雑談も大歓迎ですので、ぜひ遊びに来てください。

それではまた。
  1. 2008/07/10(木) 21:41:52|
  2. 怪人化・機械化系SS
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相性が悪かったんだろうなぁ

当ブログに掲載中の「豊家滅亡」もいよいよ大坂の陣に突入し、佳境を迎えてきております。

この大坂の陣において名を馳せた武将は大坂方徳川方双方におりますが、その中の一人に後藤又兵衛基次の名が上げられるのは、間違いの無いところでしょう。

後藤又兵衛基次は、播磨の国別所氏の家臣後藤新左エ門の息子として生まれますが、幼少時に父と死別し、新左エ門と親交のあった黒田官兵衛孝高に引き取られます。

黒田官兵衛はのちに如水と呼ばれることになる秀吉の軍師であり、名軍師として世に名高い人物です。
彼は基次の資質を見抜き、息子の長政とともに武将としての養育を施していったといいます。
このとき、官兵衛は息子長政と分け隔てなくしたつもりだったのかもしれませんが、長政にとっては自分より基次のほうが期待されていると思えたようであり、これが基次と長政のすれ違いの第一歩になったようでした。

秀吉の九州平定の折、黒田官兵衛は豊前に所領を受け取ったものの、秀吉の国替えに反旗を翻した宇都宮氏(豊前宇都宮氏で関東の宇都宮氏では無い)との間に戦となってしまいました。
宇都宮氏が手ごわいことを見抜いていた官兵衛は、血気にはやる若い長政に自重するよう言いつけますが、若さは自重などできるものではありません。
基次ら若い家臣を率いて長政は出陣し、やはり宇都宮氏に手痛い目に遭わされてしまうのです。

この反省から長政は剃髪して謹慎しましたが、家臣一同も剃髪する中で基次は一人剃髪せずに過ごし、負けるたびに髪を剃っていたら髪など生える暇が無いと笑い飛ばします。
落ち込む長政に一度二度の敗北は当たり前でくよくよするなというつもりだったらしいのですが、長政はそうは受け取りませんでした。
自分の敗北を基次が笑ったと思ったのです。
長政は基次を憎み始めてしまうのでした。

黒田官兵衛はさすが知恵者であり、宇都宮氏の顔も立てるよう娘を長政の嫁とし息子を人質とすることで縁戚関係を結ぼうとします。
宇都宮氏もこれを了承し、黒田家との和睦がなるはずでした。
ところがこの和睦の席で、黒田長政は宇都宮氏の当主と家臣を惨殺。
嫁に来た姫さえも殺してしまいます。
官兵衛もやむなく宇都宮氏の残りを殺さざるを得なくなり、宇都宮氏は断絶しました。

この一件は後藤基次にとっては衝撃的でした。
和睦の席でだまし討ちにするような長政とは相容れないと思ったのではないでしょうか。

そして時が流れ、秀吉の命による朝鮮の役に従軍した長政と基次は、朝鮮軍の逆襲にあい、敵将の一人と長政が組み合ったまま川に落ちるという事態に遭遇します。
周囲の兵があわてるなか、基次は平然と主君長政は一人の敵に遅れを取るような男ではないと言い放ち、長政と敵将との一騎打ちを眺めていたといいます。
かろうじて敵将を討ち取った長政にしてみれば、助けにも来ないで悠然としている基次がこれまた憎く思えてしまったようでした。

それでも、官兵衛が生きている間は表面上は二人の仲は平穏でした。
官兵衛は基次を信頼し、黒田家は後藤基次のおかげで名を上げたとして、感謝していたのです。
その官兵衛が亡くなったとき、長政と基次の間に破局が訪れました。

家臣が家中の中核として頼むのが自分ではなく基次だということに、長政は我慢がならなかったのかもしれません。
ことあるごとに主君としての立場を強調し、基次をやり込めようとしたといわれます。
そしてあるとき、長政は能楽の宴に基次の次男後藤基則(ごとうもとのり)に鼓で囃子をするよう命じました。

確かに基則は鼓の名手だったといわれますが、武士たるもの能楽師の引き立てに鼓で囃子をせよといわれてそうですかとはいえません。
いったんは断ったものの、長政は主君としての命であるとして強引にやらせたといいます。
基則はそのことを父に訴え、ついに我慢ならなくなった基次が黒田家をあとにしたというのが、世に知られた後藤又兵衛基次の出奔理由でした。

もっとも、これは創作もたぶんに入っているのではないでしょうか。
ただ、長政との間の相性が悪かったのは事実だと思われます。

こののち後藤又兵衛基次の名声に引かれ、いくつもの家が基次を雇い入れようとしましたが、そのたびに長政からの横槍が入り仕官できなかったといわれます。
そして京都でひっそりと暮らしていた基次の下に秀頼からの使者が訪れたとき、死に場所を探していたこの名高き武将は大坂城へと向かうのでした。

後藤又兵衛基次の死に様は、これからの豊家滅亡の中で書き記して行くつもりですのでお楽しみに。
それではまた。
  1. 2008/07/09(水) 19:41:28|
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未成熟だった火トカゲ

1944年後半。
ドイツ上空の制空権はほぼ連合軍によって握られつつありました。

米第八空軍のB-17による連日の爆撃に加え、航続距離の長いP-51ムスタングが配備され始めたことにより爆撃隊に護衛機が随伴するようになったのです。
B-17を撃墜することを目的とするようになっていたドイツの防空戦闘機は、防御力の高いB-17を攻撃するために重武装となり、またB-17の反撃に耐えるために防御力を増していたため、運動性の低い機体となっておりました。

運動性の低い戦闘機では空戦は苦手になってしまいます。
ドイツの防空戦闘機は護衛のP-51に次々撃墜されていくようになりました。

迎撃機が迎撃できない状況となってしまったドイツでは、護衛戦闘機との空戦を有利に進められ、さらにはB-17の迎撃もできる戦闘機を模索します。
護衛戦闘機との空戦を有利に進めるには、速度面で有利なジェット戦闘機を量産することが一番いいと考えたドイツ軍は、ジェット戦闘機の一大量産計画を立ち上げました。

計画は手軽に安価に作れる単発小型のジェット戦闘機の量産という形で進められ、Me262というすでに生産されている既存の機体の量産を望んだ現場の人間の要望を無視する形でゲーリングとシュペーアによって強引に進められたといいます。

この安価軽量の単発ジェット戦闘機は「フォルクスイェーガー(直訳では国民狩人:転じて国民戦闘機)」計画と名付けられ、ハインケルの設計が採用されることになりました。
実はハインケルでは軽ジェット戦闘機の自主的開発が行われており、すでに大まかなテストまで済んでいたため、時間が惜しいドイツ空軍はこれに飛びついたのです。

出来上がった試作機は、不足してきた金属を節約するために大部分が木で作られた胴体の上にジェットエンジンを背負ったような形となり、その後方噴射を避けるような形で垂直尾翼は水平尾翼の両端に付けられるというものでした。

しかし、木製部分を接着する接着剤の不具合や、急いで設計したことによる問題点が続出し、その改善を泥縄的に行う羽目になってしまいます。
それでも戦争最後の年1945年2月にはどうにか完成の域に達し、ハインケルHe162と正式番号を与えられ前線部隊への配備が始められました。

「フォルクスイェーガー」の名が示すごとく、国民誰でもが生産でき(熟練工を必要としない)、国民誰もが操縦できる(操縦が非常に容易)戦闘機というものを目指したHe162でしたが、当然のごとく熟練工を要し、それ以上に安定性に難のある操縦しづらい機体となってしまったようです。

それでも速度は速く、運動性にも優れていたHe162は、ベテランパイロットに操縦されればかなり強力な戦闘機となったのは間違いなく、第一級の戦闘機と褒め称えるパイロットもいたといいます。

結局、戦争末期のドイツには、この戦闘機を有効に使うことはできなかったようで、約120機が工場から出荷されたものの、戦闘飛行したものはほとんど無かったようでした。
非公式に「ザラマンダー(火トカゲ)」と呼ばれたHe162は、未成熟のまま飛ぶことを余儀なくされ、ドイツ敗北とともに一生を終えたのです。

それではまた。
  1. 2008/07/08(火) 19:56:46|
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悪逆非道とはこのことか

今日から北海道はちょっとの間だけ世界の中心です。
洞爺湖でサミットが始まりました。
国際社会をめぐる問題点を、少しでも改善してもらえるといいですね。

さて、国際社会をめぐる問題点がある一点を突破すると、当事国同士で武力行使にいたるわけですが、今日も我が家のテーブルの上では、エチオピアとイタリアの当事国同士の武力衝突、いわゆる戦争が行われました。

札幌辺境伯様にお越しいただいてのいつものウォーゲーム対戦です。
今日は前回の対戦の入れ替え戦ということで、「エチオピアのライオン」(コマンドマガジン日本版27号付録)をプレイ。
私がムッソリーニ統領の命を受けたイタリア軍、札幌辺境伯様がセラシエ皇帝率いるエチオピア軍を担当です。
アフリカの野蛮人どもを我がキリスト教国圏に組み入れるため、ローマ帝国の末裔の誇りにかけてエチオピアの大地を蹂躙してやりましょう。

7・7(1)
序盤、札幌辺境伯様はエチオピア軍をスタックをばらして分散配置して行きます。
これが後々ボディブローのように効いてくるとは思いもしませんでした。

イタリア軍はのこのこと平地(砂漠)に出てきたエチオピア軍の工兵を航空機で撃破。
これでエチオピア軍は陣地構築が不可能となり、防御構想に大きな痛手を負ったはずでした。
さらに分散配置した各部族軍もじわじわと撃破され、部隊を失い始めます。
南北双方からイタリア軍は勇躍進撃して行きました。

7・7(2)
しかし、イタリア軍は早くも泥沼の消耗戦に引きずり込まれることとなりました。
スタックをばらして二線防御を張る札幌辺境伯様のエチオピア軍を、イタリア軍は突破することができません。
さらにエチオピア軍の果敢なる反撃に、各個撃破を許す始末です。
イタリア軍の損害はどんどんと増えて行きました。

7・7(3)
イタリア軍の侵攻は完全に閉ざされ、じわじわとしか進めません。
後方の補給路を脅かされたグラツァーニの南方部隊は、前進と後退を繰り返すていたらくです。
ムッソリーニの苛立ちはつのって行きました。

7・7(4)
一進一退を繰り返す中、エチオピア全軍の士気を高めるために、ついにセラシエ皇帝が前線に姿を現します。
エチオピア軍の士気が高まったのは言うまでもなく、エチオピア軍の勇戦に国際連盟すら重い腰を上げ、イタリア非難の声明を出します。
さらに各国からはエチオピアへの援助物資が届き、除去したはずの工兵部隊が再編成されてしまいました。
(国際連盟のルールにより、6の目がでればエチオピア軍は除去された部隊を一個だけ再建できるのです)
意気あがるエチオピア軍とは逆に、イタリア軍の士気は低下し、ムッソリーニの苛立ちは頂点に達しました。

7・7(5)
アフリカの原住民とバカにしていたエチオピア軍の反撃に、イタリア軍は各所で損害を出してしまい、七個師団もの兵力を失うという大損害を食らいます。
ついにムッソリーニは国際連盟の非難にもかかわらず、近代的化学兵器“毒ガス”の使用を許可しました。
(ルール上何があっても1936年1月からはイタリア軍は毒ガス使用が可能)

毒ガスの威力は近代的防護手段を持たないエチオピア軍にはあまりにも大きいものでした。
エチオピア軍の前線は徐々に崩れ始めます。

しかし、序盤から中盤にかけてイタリア軍は戦力を失いすぎてました。
七個師団もの損失は、毒ガスといえども容易には形勢逆転とは行きません。
秩序を保って後退するエチオピア軍は、首都防衛を果たしきるかと思われました。

ここでイタリア軍司令官は一大決心をします。
形勢逆転をもくろむためにも、セラシエ皇帝の部隊への毒ガス集中使用です。

毒ガス使用が可能となる前は、イタリア軍は航空機をいくら投入しても、1コラムだけの有利さに過ぎませんでした。
しかし、毒ガスが使用できるようになれば、航空機1ユニットにつき1コラム有利になるのです。

7・7(6)
イタリア軍は北方で投入できるすべての航空機4ユニットを投入し、8:1までコラムをあげました。
これで1から3の目で皇帝の部隊は全滅です。

出た目は1でした。
セラシエ皇帝はイタリア軍の悪逆非道な毒ガス攻撃により、その命を散らしてしまいました。
セラシエ皇帝除去により、エチオピア軍は降伏。
イタリア軍は最後の最後で勝つことができたのです。

つらい戦いでした。
札幌辺境伯様指揮するエチオピア軍は、ほぼ勝利を手中にしていたといっても過言ではなかったでしょう。
イタリア軍が勝利するためにはこの手段しかなかったと思います。
もっとも、プレイ中は皇帝除去で勝利となるというのは忘れていて、ただ単に皇帝を前線から追い払おうとして戦闘を仕掛けたに過ぎなかったのですが、まさか除去できるとは思ってませんでした。

札幌辺境伯様にとっては無念の一言だったかもしれません。
ほぼ完璧な防御体制の前に、イタリア軍は攻めあぐねていたのですから。
私も実際負けを覚悟しておりました。

それにしても毒ガスは凶悪です。
そんなのに頼らないと勝てないイタリア軍って・・・

楽しい対戦でした。
あまりプレイされていないゲームのようですが、イタリア側もエチオピア側も双方が楽しめる好ゲームだと思います。
ルールは簡単で、移動戦闘の繰り返しですし、(基本ゲームでは)ステップロスもありません。
ぜひぜひお持ちの方はやってみてください。
イタリア軍の情けなさがよくわかる・・・かもしれません。(笑)

次回はトーナメントルール(いわゆる上級ルール)を追加しての「エチオピアのライオン」三回目の対戦を予定してます。
札幌辺境伯様、またお相手よろしくお願いいたします。

それではまた。
  1. 2008/07/07(月) 21:06:17|
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07月07日のココロ日記(BlogPet)

今日、いただけるしてたら舞方雅人さんが近くにいる感じがしたんです。もう!覗きはらめぇ!ですよ!

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪
  1. 2008/07/07(月) 10:33:13|
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日本って変な国だなぁ

「気象衛星が消滅の危機、「ひまわり」後継機に予算集まらず」

7月5日の読売新聞の見出しです。
現在の静止気象衛星「ひまわり」の寿命は2015年らしいのですが、その後継機の予算の目処が立たないらしいんですね。
衛星の製作には約五年ほどが必要らしく、来年度の予算でその制作費を組み込まないと間に合わなくなるらしいのですが、その予算が出ないということなんですね。

どうしてそんなことになったのかというと、今までは気象庁と国土交通省が予算を分担していたのだそうですが、今回国土交通省からの予算分担がなくなったというのです。

静止気象衛星「ひまわり」は気象観測だけではなく、交通管制の任にも就いていたため、国土交通省からも予算が出ていたんですが、後継機には交通管制任務が振り分けられるかどうか不明なため、国土交通省が予算を出さなくなったというわけなんだそうです。

気象庁だけでは予算がまかないきれないため、最悪の場合は日本は静止気象衛星での観測ができなくなってしまう可能性があるそうです。
過去には旧「ひまわり」の不調時に、アメリカから気象衛星を借りてまかなったということがありますが、今回はアメリカから借りるというのも一年程度までと釘を刺されているらしく、予算出ないと本当に気象衛星が無い時代が来るかもしれません。

縦割り行政ですよねー。
以前は文部科学省の予算不足から南極観測船の後継船建造が遅れ、一年間だけレンタルでまかないということになりましたけど、気象衛星って南極観測以上に国民生活に必要なものじゃないんでしょうかね?

絶対どこか変ですよね。
税金の使い道ってなんかおかしいですよ。
まあ、特別措置で気象衛星後継機が製作されるのではないかなとは思うんですが、どうなるかわかりませんしね。

日本ってどこか変ですよね。
それではまた。
  1. 2008/07/06(日) 20:00:23|
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一回戦突破ぁー!!

いつも楽しんでいるウォーゲームなんですが、現在PCのネット通信対戦で、ASL-SK(アドバンスドスコードリーダースターターキット)のトーナメント大会が開催されております。

今回、私も参加させていただくこととなり、一回戦目の対戦を行わせていただきました。

シナリオはS3「Simple Equation」です。
このシナリオは、一部要塞化された建造物に立て篭もる独軍アーヘン守備隊に対し、MMGと火炎放射器に支援された米軍一個中隊ほどが攻撃を仕掛けるというもので、マップZ上の石造建物25ヘクスを占領したら米軍の勝ちとなります。

以前このシナリオをGoma様とプレイしたときは、私が米軍を担当したものの、後方のスタックを動かし忘れたり、開豁地を移動して撃たれたりと下手なプレイをやってしまい、独軍にしっかりと建物を守られてしまったものでした。

今回のトーナメントでは、「A grove of ASL」というサイトさんを管理なさっていらっしゃる信長様が対戦相手としてお相手いただきました。
担当は私が米軍を再び担当、信長様が米軍を担当なされました。

序盤、石造建物各地に陣取り米軍を待ち受ける信長様の独軍に対し、舞方米軍は火力で優越していることを最大限発揮するべく、スタックでの射撃戦を行えるように前進します。

道路をはさんでの撃ち合いに何とか勝利し、第一関門の道路を渡ることには成功しますが、左翼と右翼に広がる開豁地を突破することは至難の業です。
そこで左翼の開豁地突破は最初から行わず、中央からのごり押しと、左翼の牽制攻撃で何とか押し破ろうとしますが、そこは信長様の独軍がなかなか突破を許してはくれません。

攻めあぐねている間に時間(ターン数)だけが経過していき、残りターン数との兼ね合いから私の中に焦りも生まれました。

転機となったのは米軍の4ターン目だったでしょうか。
移動後の前進射撃において、予想外の4火力射撃がピンゾロを出すという好結果。
信長様の独軍が士気チェックに失敗して後退を余儀なくされ、米軍は中央部に橋頭堡を前進させることに成功します。

このころになると、米軍の射撃でじわじわ削られた独軍は回復が追いつかなくなってきて、徐々に射撃できる部隊が少なくなっていきました。
中盤から後半にかけてはダイスの目も米軍に微笑みかけ、独軍は各所で混乱する形に。

最後は28ヘクスを占領した米軍が、勝利条件を満たしたということで勝利となりました。

トーナメントという大舞台で、初参加という私が一回戦を突破できました。
ダイスの目に恵まれたというのも大きく、指揮官が二人も誕生したり、射撃での好結果につながったりと運に助けられました。
ほんのちょっとした違いで、勝利は信長様に転がっていたに違いありません。

信長様には不運も重なりつらい面もあったと思います。
6ゾロでの損耗などは痛かったのではないでしょうか。
しかし、最後まで米軍は苦しめられ続けました。
ぎりぎりまで勝負はわからなかったと思います。

信長様、対戦ありがとうございました。
二回戦もがんばりたいと思います。
今度はトーナメントではなく、対戦を楽しみましょう。

二回戦はyagi様とです。
がんばるぞー!!
それではまた。
  1. 2008/07/05(土) 20:15:51|
  2. ウォーゲーム
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今月の二誌

船好き兵器好きの舞方が毎月購入している雑誌「世界の艦船」と「グランドパワー」の8月号が出てました。
今月の二誌をざっとご紹介。

「世界の艦船」は空母比較論がメイン記事。
第二次世界大戦で空母を戦力化した日米英の三ヶ国の空母を“巡洋戦艦改造空母”“艦隊空母”“護衛空母”のそれぞれにおいて比較し、長所短所を論じてます。
また異端ながらも空母の一種としてのV/STOL航空機搭載艦としての英ソの二種類の艦の比較も載ってます。

カラーでは、いよいよ退役のために日本を離れた米空母「キティホーク」の離日の様子や、海上保安庁の羽田沖観閲式の画像が目を引きました。
観閲式の一環としての展示訓練では、テロリスト役の巡視艇が、しっかりと「サミット粉砕」という横断幕を掲げていたのに思わず笑ってしまいました。

もう一誌の「グランドパワー」はメイン記事が独軍のパンター戦車。
今回は三回目ということで、一回目がD型、二回目A型に続くG型を特集。
第二次世界大戦中最良の中戦車といわれるパンターをしっかりと解説してくれました。
米ソのM4やT-34の生産数に比べれば微々たる物ですが、それでもパンター各型合計で約6000両生産されており、間違いなく対戦後半の独軍主力はパンターだったといえるでしょう。
私も好きな戦車なので、今回の特集はうれしいものでした。

そのほかの記事としては日本軍の野砲の記事がありました。
これも三回目で、今回は90式野砲の記事でした。
太平洋戦争中の日本の主力野砲とも言うべき75ミリ口径の大砲で、結構優秀な砲だったようですね。
日本軍の兵器はいまいち知らないものが多いので、こういう記事はありがたいです。

今さらですが、私のブログ記事はこういった雑誌によるものが多いので(無論こればかりではないですが)、いつも大変お世話になっている雑誌です。
興味のある方はぜひ目を通されてはいかがでしょう。

それではまた。
  1. 2008/07/04(金) 19:57:00|
  2. 本&マンガなど
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リンク先がまた一軒

新しいリンク先様ができました。

もう皆様ご存知かもしれませんが、今まで「献血の紅」というHNでSSを書かれていたいじはち様の新ブログ「いじはちの熱血最強」様でございます。

いじはち様は献血の紅名義のSSを読んだことがある方ならご存知のように、ヒロイン悪堕ちSSを好まれるお方でして、「いじはちの熱血最強」もこれからたくさんの悪堕ちSSが掲載されていくと思われます。

まだ開設されたばかりですが、これからが非常に楽しみなブログサイト様だと思いますので、ぜひ足をお運びくださいませ。
いじはち様、リンクありがとうございました。
これからよろしくお願いいたします。


それにしても08小隊ですか~。
ノリスのグフが強かったですねー。
脇役兵器に結構光を当ててくれていたのがうれしい作品でした。
ダグイン(土を掘って車体を埋め、車高を低くしてトーチカ的に戦車を使うこと)したマゼラアタックと陸戦型ガンダムの撃ち合いなんてのもよかったですよね。
(迎撃のために急いで展開したはずのマゼラが、どうしてダグインできたのかは謎ですがww)
楽しい作品でした。

それではまた。
  1. 2008/07/03(木) 19:53:18|
  2. ネット関連
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げげっ、もしかして・・・

以前の記事(2008年5月1日)で、気になっていたゲームということで、「Panzer Grenadier」の名前を出していたんですが、先日Yahooのオークションで出ていたのを見かけ、ついつい入札ボタンを押しちゃいました。

そうしたらなんとほかに誰も入札しないじゃありませんか。(笑)
気がついたら落札しちゃってましたよ。

Panzer Grenadier
このゲームは第二次世界大戦の小隊規模のユニット同士の戦術級ゲームでして、ASLなどと比べて部隊規模が一回り大きくなっているものです。

同規模のゲームにはアバロンヒルのPanzer Blitz / Panzer Leaderや、エポックの装甲擲弾兵/東部戦線などがあり、戦術級好きの舞方としては気になっていたゲームなんです。

一応未開封新品とあったので、早速中を確認。
ボードはAirbone Introductory Editionと違って初期のスコードリーダーのような厚紙をくるんだタイプの分厚いやつ。
最近はASL-SKのような薄いマップが結構気に入っているので、逆に重厚すぎる感じがしちゃいます。

7・2(2)
ちょっと見づらいですね。
こちらはソ連軍の装甲ユニット。
左下に装甲列車や砲艦のようなユニットまであります。

7・2(3)
こちらは独軍。
1942年までの独ソ戦初期がゲームの舞台なので、三号と四号短砲身が主力です。
ここには写ってませんが、おまけに一ユニットだけティーガーが。(笑)

やっぱり独ソ戦初期ですと、T-34やKV-1は強力ですね。
独軍戦車は苦戦を強いられそうです。
プレイヤーの力量が問われるかも。

ところで、気がつくと、ゲームのコンポーネントに地形効果表&突撃表が二枚入っていて、射撃表&爆撃表が入っていないよ。
Airbone Introductory Editionのほうにはそれぞれが一枚づつだったので、もしかして初期不良?
ノークレーム・ノーリターンだからなぁ。
まあ、日本語訳をダウンロードすれば手に入るから問題無しか。

どっちにしてもいつになったらプレイできるやら。
道のりは遠いなぁ。

それではまた。
  1. 2008/07/02(水) 19:58:04|
  2. 趣味
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今日から首位攻防戦

7月に入りましたね。
札幌は天気も良く暑い日が続いています。
このまま夏に突入でしょうかね?

さすがにこの時期は札幌でもエアコン欲しくなりますよね。
車の中とかは地獄ですしね。

さてさて、プロ野球もいよいよ佳境に入ってきました。
今日からはセ・リーグもパ・リーグもそろって一位と二位の首位攻防戦です。
まあ、中日と6.5ゲーム差がある阪神は、たとえ三連敗しても入れ替わりはしないのですが、それでもここで三連敗はいただけないので、できれば勝ち越して引き離して欲しいところ。

一方の北海道日本ハムはこの三連戦で勝ち越して、ゲーム差無しにしちゃいたいですね。
もちろん、西武ファン、中日ファンの方々にすれば、何を言ってやがるというところでしょう。
双方の全力プレーの熱戦に期待です。

阪神はいよいよ北海道日本ハムからトレードでやってきた金村投手が中日戦で登板するようですね。
先発投手のコマ不足は解消されていないので、金村投手にはぜひともローテーション投手としてがんばってほしいものです。
(同じく北海道日本ハムからやってきた正田投手はどうしているのかなぁ)
安藤投手も腰痛から復活できそうですので、こちらもがんばって欲しいですね。

北海道日本ハムは、武田勝投手が帰ってきました。
先日は復帰登板を無事に果たして見事に勝利投手。
こちらも期待が持てそうです。
さらにひちょりこと森本選手も今日再登録されましたね。
先頭打者として実績のある森本選手の復帰は、北海道日本ハムの更なる躍進につながってくれそうです。

今年からは今月いっぱいまでトレードが可能となりました。
大物選手のトレードというのは難しいかもしれませんが、おおっと思うようなトレードがあるかもしれませんね。
8月のオリンピックの前に、この7月が各球団にとって重要な時期になるのでしょう。
毎日また一喜一憂しそうです。

それではまた。
  1. 2008/07/01(火) 20:23:49|
  2. スポーツ
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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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