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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

元旦の続きです

ブログ妖精のココロも記事を書くんですね。
なんだかコメントまでいただいているし、拍手ももらってますよ。
私が記事を書くよりも受けそうです。(笑)

とりあえずこれからもココロの記事が書かれると思いますけど、笑ってみてやってくださいませ。

今日は先日報告したとおりSSを掲載いたします。
元日に掲載した「デスダム」の続編「デスダム2」となります。

本来なら全部いっぺんにお見せしたいところなんですが、やっぱりじっくりと楽しんで欲しいなというのもありますし、私自身がいっぺんはもったいないと思ってしまうので、今日から三日間で公開いたします。

今までのと似たような展開とは思いますが、楽しんでいただければ幸いです。
それではどうぞ。

「デスダム2」(1)

「ヤアッ!」
毎日の訓練に研ぎ澄まされた躰が自然に反応する。
「ヒャイーッ」
デスダムの女戦闘員が私のムチ捌きで宙に舞い、そして地面に叩きつけられる。
ぐったりとなった女戦闘員の腹部にとどめの一撃を見舞い、私はすばやく体勢を立て直した。
『これであとは奴だけだ』
私が最後の女戦闘員を倒したのを見たレッドが、クラゲ怪人に向き直る。
『油断しないでレッド、デスダムの怪人はどんな能力を持っているかわからないのよ!』
ホワイトの言うとおり。
デスダムの怪人はどんな能力を持っているかわからない。
目の前の相手はその姿からクラゲがモチーフのよう。
両手にあたる太い触手のほかにも、いくつかの細い触手をうねうねと動かしている。
あまり素敵な姿とはいえないわ。

「シュルシュルシュルー!」
触手を伸ばす擬音なのか、それともそういううなり声なのかわからないけど、クラゲ怪人は私たちに触手を伸ばして攻撃してくる。
先ほどまでは戦闘員たちが連携していたために、私たちも単独での対応を余儀なくされたけど、戦闘員たちがいなくなればこっちのもの。
子供たちの見る特撮番組なら、単なる雑魚扱いの戦闘員たちだが、デスダムの女戦闘員たちはなかなか手ごわく、怪人と連携されると侮れない。
でも、怪人単独なら脅威は半減したも同じ。
『ウリャーッ!』
ブルーのソードが触手を叩き落し、イエローのハンマーが怪人の腹部を直撃する。
私も負けじとムチを振るい、クラゲ怪人の足を絡めて動きを止める。
『よし今だ! パワーズクラッシュをかけるぞ!』
「了解」
私はレッドの指示に答えると、スーツの導くままに体内の全ての力を放出する。
私の力はスーツによって加速され、まるで大砲でも撃ち出すかのように相手に向けた手のひらから放出され、それが五人分集まることによってすさまじいエネルギーの奔流を生み出すのだ。
このエネルギーの奔流に巻き込まれたものは、その肉体をばらばらに粉砕され、塵となって吹き飛ばされる。
「グギャァァァァァ」
デスダムの怪人だって例外ではない。
クラゲ怪人がエネルギーに巻き込まれて砕け散っていく。
でも、これは一度使用すると体内の力を放出してしまうので、連続では使えない。
そのためにこれは最後の切り札として、怪人の動きを封じたあとでないと使えなかった。

『ようし! これで今日もデスダムの野望は俺たちが打ち砕いてやったぜ!』
『ああ、俺たちDACパワーズがいる限り、日本はデスダムの好きにはさせないさ』
レッドとブルーががっちりと手を握る。
その上にイエロー、ホワイト、そして私が手を重ね、私たちは今日も勝利を噛み締めた。
『やったわね』
「ええ、今日も勝ちましたね」
『それはいいんだが・・・パワーズクラッシュは腹へっていかんよ。さっさと帰ってラーメンでも食いに行こう』
大きなお腹をさするイエロー。
思わず私たちは笑い出してしまったのだった。

「お疲れー」
「お疲れ様」
私たちはベースを出てそれぞれに帰宅する。
もちろんいつでも連絡は取れるし、集合となれば30分もかからずに現場に急行できるような態勢も整っている。
もちろんまだまだ日本全土での緊急態勢をとるには程遠いけど。
デスダムの出現パターンは首都に集中しているので、私たちも首都を重点に警戒しているのだ。
「美智留(みちる)、乗ってけよ。帰りにどこかで茶でもしないか?」
真っ赤なスポーツカーを歩き出した私の脇に止める健二(けんじ)。
スーツの色はブルーなのに、彼はことのほか赤が好きらしい。
そのためレッドの護人(もりと)とはスーツの色でいつも険悪になる。
なんでもスーツの色は各人の適正に合わせられているので、好きな色が与えられるというわけではないのだそう。
だから赤が好きな健二は、赤をもらった護人のことを妬んでいるらしいわ。
それにちょっと格好付けの所もあって目立ちたがり。
たまに先走ってデスダムの反撃に遭ったりするので、護人が時たまたしなめる。
それがまた気に食わないらしいのよね。
「ごめんなさい、今日は遠慮するわ。ほら、さっきみんなでニクタンと食事したでしょ。お腹いっぱいだし寄る所もあるから」
私はそう言って断りを入れる。
ニクタンというのはイエローのこと。
新多桑一郎(にった そういちろう)というのが本名なんだけど、あの通り大きな躰をしているし、桑一郎の桑の字がくわとも呼べるので、新多のにと桑のくでにく、あだ名だから可愛くしてニクタンというらしい。
考えてみればひどい侮辱のあだ名なんだけど、本人は結構気に入っているらしくて、自己紹介でもニクタンと呼ばれてますって自分から言っちゃう人。
だからみんな彼のことをニクタンって呼んでいる。
「そんなこと言わずに乗ってけよ。行きたいところがあれば送るよ」
「ごめんなさい、またにしましょ」
私はとりあえず先送りにしようと思い歩き出す。
だが、健二はあきらめ切れないようで、スポーツカーをゆっくりと進めてきた。
困ったなぁ・・・

「健二、そのくらいにしておけ。美智留に嫌われるぞ」
いつの間にかやってきていた一台のバイク。
またがっているのは護人だ。
あちゃ・・・
ありがたいけどまずいかな。
「ちっ、護人には関係ないだろ」
明らかに不機嫌そうな顔をする健二。
デスダムと戦っているときはいいチームワークなのになぁ。
「関係ないことないさ。美智留が困っているじゃないか」
「わかったわかった。美智留、それじゃまたな」
ウインクをして窓を閉め、そのままスポーツカーを走らせて行ってしまう健二。
ホッとしたけど、なんか気まずいのも確かだわ。
「美智留、なんかあったら俺に言えよ。それじゃな」
ヘルメットのバイザーを閉めて、護人もバイクで走り去る。
ふう・・・
やれやれだわ。
私は去り行く護人に手を振って、自宅への道を歩き出した。

「ふう・・・」
自宅へ戻る途中のデパートで、気に入ったアクセサリーなどを買い求めてきた私は、セキュリティの完備した自宅マンションに戻ってくる。
入り口は暗証番号無くしては開かないし、暗証番号自体も二月に一度は変更される。
もっとも、そのたびに覚えなくちゃならないのは大変なんだけどね。
まあ、私がDACパワーズの一員のパワーズピンクだと知っているのは、DACの中でもごく一部だし、まさかDACパワーズがこんなマンションに住んでいるとは誰も思わないでしょうけど。
警戒は厳重にするに越したことはないってことよね。

「あら?」
マンション前にたどり着いた私は、マンションの入り口前に救急車が止まっていることに気が付いた。
赤色回転灯が点灯し、これから患者を運び出すみたい。
誰かが怪我か病気にでもなったのかな?
私はそんなことを考えながら、マンションの入り口を通り抜けた。

「えっ?」
突然わき腹にチクッとした痛みが走る。
「な、何?」
振り向いた私の目に、救急車の後部から現れるデスダムの女戦闘員。
白衣を着ているものの、黒いマスクに黒手袋は間違いない。
彼女たちはマスクから覗く口元に笑みを浮かべ、私を強引に救急車の中に連れ込もうとする。
私は必死に抵抗しようとしたものの、急速に力が抜けてくるのをとめることができなかった。
「ま、麻酔薬だ・・・わ・・・」
私は朦朧としてくる意識を何とかとどめようとする。
「うふふふ・・・無駄ですよ、糊倉美智留(のりくら みちる)さん。あなたにはこれからデスダムのアジトに来てもらいます」
私の耳元で女戦闘員がそう言っているのを聞きながら、私は救急車に連れ込まれて意識を失った。

                         ******

ピチャン・・・
ピチャン・・・
何の音かしら・・・
ピチャン・・・
そうだ・・・水道の蛇口がちゃんと閉まっていないんだわ・・・閉めなくちゃ・・・
私はうっすらと目を開ける。
夕べ飲みすぎたのか頭ががんがんするわ・・・
違う・・・
私はハッと気が付いた。
ここは?
私は周囲を確認する。
そうだ・・・私はうかつにもデスダムに捕らえられてしまったはず。
だとするとここは・・・
周囲は岩肌がむき出しになったような洞窟っぽい。
天井からは時々地下水がしたたっている。
その音が蛇口を連想させたんだわ。
正面にはしっかりと鉄格子が嵌められている。
そしてほかに出口はない。
どうやら天然の洞窟を牢屋にして使っているようだわ。
ふう・・・
湿っぽいところはいやなんだけどなぁ・・・

私は改めて状況を確認する。
躰のどこにも怪我はないみたい。
頭の痛みも麻酔薬のせいだったのか、今はほとんど感じない。
問題はこれから。
腕時計に見せかけた通信機もイヤリング型の緊急発信機も奪われている。
もちろんバッグなんてどこにもない。
靴のかかとに仕込んだ非常用の金属を切ることのできるワイヤーソーも、ご丁寧に靴ごと奪われているわ。
とりあえずレイプ紛いのことはされてないみたいだし、着ているものもブラウスやスカート下着は問題ない。
でも、靴無しのストッキングだけの足じゃ歩くには不便だわね。

とにかくここから脱出して救出を求めないとならないわ。
私は様子を確かめるべく、鉄格子に近づいてその向こうを確認する。
そこは洞窟の続きになっていて、先に扉がある。
あの扉、おそらく鍵がかかっているでしょうね。
でも、少なくても扉のこちら側には誰もいない。
どこかでモニターしているというのも考えづらい。
それらしいカメラらしきものは見えないからだ。
もっとも、手間暇かけて岩をくり抜いて配線をしてカメラを設置して、また岩に見えるようにカモフラージュするなんてことをしていれば別だけど。
そんなことしてまで牢屋を見張るメリットがあるとは思えない。
私はとりあえず鉄格子が緩んだりしていないかゆすぶってみる。
当然のことまったくびくともしない。
私の力でどうにかなる鉄格子じゃ意味がないものね。
パワーズスーツがあればこんな鉄格子ぐらい・・・

ガチャリ。
私は心臓が飛び跳ねた。
奥の扉の鍵が開き、デスダムの女戦闘員たちが入ってきたのだ。
美しいボディラインを惜しげもなくさらけ出す黒いレオタードにストッキング姿の女たち。
その数三人。
見れば見るほど人間そっくりだけど、デスダムによって作り出された合成人間という話だ。
真っ黒なマスクに覆われた頭部は口元だけが見える。
黒く塗られた唇が女の私から見ても色っぽい。
女戦闘員たちは鉄格子の前まで来て立ち止まる。
よく見ると、一人は何か紙袋を持っていた。
まるでショッピングにでも行ってきたみたい。
こいつらも買い物なんかするのかしら・・・

「糊倉美智留、出ろ」
鉄格子の一部を開き、女戦闘員が私を呼ぶ。
いい気分ではないけど、このままここにいるよりははるかにいい。
もしかしたらチャンスもあるかもしれないわ。
私は無言で鉄格子をくぐり、牢屋を出る。
「首領様がお呼びだ。これに着替えて着いて来い」
紙袋が私の前に差し出される。
着替えろ?
首領様が呼んでいる?
どういうこと?
私はよくわからないながら紙袋の中を覗いて見た。
「な?」
私は思わず声を上げてしまう。
紙袋の中には私が唖然とするようなものが入っていたのだ。
  1. 2008/01/27(日) 20:26:30|
  2. デスダム
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01月27日のココロ日記(BlogPet)

今、ココロの頭の中は他国でいっぱいです。

*このエントリは、ブログペットのココロが書いてます♪
  1. 2008/01/27(日) 07:07:45|
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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