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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

カタリナを語りな

地球はその表面積の七割を海が覆っています。
その広い海洋を、航路などがあるとは言え、縦横に行動する海軍艦艇を捜索するというのは至難の業でした。

第一次世界大戦までは各海域に捜索用の艦艇を派遣して捜索しておりましたが、第一次世界大戦後は飛躍的に性能を伸ばしてきた航空機も海洋での捜索活動に従事するようになりました。

アメリカ海軍でも、敵艦艇の捜索や、遭難艦船の人命救助などに使用できる長距離飛行艇を装備しました。
それがコンソリデーテッド社製のPBYカタリナ飛行艇です。

1935年に初飛行したカタリナ飛行艇は、第二次世界大戦勃発時にはすでに新鋭機とは言えなくなっていました。
しかし、この胴体より上に支柱を付けて羽根を載せた形の双発飛行艇は、実に使い勝手のよい汎用性を示し、大戦中はおろか戦後まで長く使われる名飛行艇となりました。

折りしも大西洋ではドイツ海軍のUボートによる通商破壊戦が繰り広げられましたが、カタリナの長距離哨戒能力は英軍にとっても魅力的で、英軍も早速カタリナを自軍の装備として導入し、対潜哨戒機として活用します。

最大4000ポンド(約1800kg.)の爆雷や爆弾を搭載できるカタリナは、その航続距離の届く範囲ではUボートにとって非常な脅威となりました。
運動性もそこそこなカタリナは対潜哨戒機としては非常に使いやすかったことでしょう。

後期生産型ではレーダーも備え、陸上からも運用できるように改善されるなど、まさに連合軍にとってはなくてはならない航空機となりました。
護衛空母とその艦載機がハンターキラーとして活躍するようになっても、カタリナの重要性はいささかも色あせなかったのです。

太平洋では持ち前の長距離哨戒能力が遺憾なく威力を発揮しました。
ミッドウェー海戦での日本の南雲機動部隊を発見したのもカタリナ飛行艇だったはずですし、日本艦隊の行動を察知するのにカタリナはなくてはならない哨戒機だったことでしょう。

P-51のような戦闘機でもB-29のような重爆撃機でも無い、いわゆる縁の下の力持ち的な地味な航空機ですが、まさに連合軍を勝利に導いた航空機の一つと言えるでしょう。

戦後は救難機や森林火災消火用機として運用され、カタリナの設計を流用した森林火災消火用機は現在でも製造されているそうです。
息の長い機体ですね。

それではまた。
  1. 2007/08/21(火) 20:48:36|
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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