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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

60万ヒット到達です

昨日、23時30分ごろでしょうか、通算60万ヒットに到達いたしました。
本当に皆様ありがとうございます。m(__)m

一月に50万ヒット到達してから約三ヶ月。
一日あたりほぼ1000ヒットというご愛顧をいただきまして、ついに60万ヒットです。

夢のようです。
あらためまして本当に本当に皆様のおかげでございます。
ありがとうございました。

本来であればお礼として公開したかったSSがあるのですが、現状まだ途中でありお目に掛けることができません。
いつもお世話になっている方々にアドバイスをいただきながら製作中のそのSSは、完成次第皆様にお披露目いたしたいと思います。
申し訳ありませんが、完成まで今しばらくお待ち下さいませ。

で、ミード将軍のごとく代役ではございますが、「ホーリードール」の21回目をお送りいたします。
お楽しみいただければ幸いです。

21、
「ハッ!」
すぐさまレイピアをかざし、ジャンプするホーリードールサキ。
その切っ先はもちろん二人の闇の女たちだ。
青い残光が彗星の尾のように引かれ、いったん宙を舞って落ちてくる。
そして、それを援護するかのようにホーリードールアスミの杖が空中に円を書く。
その杖の軌跡をなぞるかのように空中に現れる魔法陣。
その中心から氷の塊が飛び出して、貯水タンクに向かっていった。

「ふふ・・・」
二人の闇の女は薄く笑いを浮かべると、それぞれがおのおのの得物を持ち上げる。
「ヘルアクス!」
「ブラディサイズ!」
それぞれの得物の名を高らかに呼び上げる二人の闇の女。
その瞬間にそれぞれの得物の周囲に闇の魔力が沸き起こる。
空気を振るわせる魔力はそのまま障壁となって、ホーリードールアスミの氷弾を弾き飛ばし、ビルの屋上に氷の欠片を撒き散らした。

「てぇーい!」
だが、魔力障壁をものともせずにホーリードールサキは飛び込んでいく。
青いレイピアが残光にきらめき、切り裂かれた魔力障壁すらも纏わり付かせたままにレディアルファに切りかかった。
ガキンという音が響き、あれほどの勢いで飛び込んだホーリードールサキのレイピアが動きを止める。
「クッ」
突き出した手はレイピアを握ったままで動かない。
「うふふ・・・これはこういう使い方もできるのよ」
妖艶な笑みを浮かべるレディアルファ。
先日まではその優しい笑みは同僚たちに安らぎを与えていたというのに、今の彼女の笑みはひどく邪悪だ。
彼女の手には両刃の巨大な斧が握られている。
その名をヘルアクス。
彼女はその刃の平で、ホーリードールサキのレイピアの切っ先を受け止めたのだ。

すぐさま飛び退って距離をとるホーリードールサキ。
動きを止めることは相手の反撃を呼び込んでしまうのだ。
表面上は二対二だが、相手には姿を消したビーストがいる。
力が拮抗している場合には厄介なことになりかねない。
ホーリードールサキはホーリードールアスミのそばに降り立つと、タンクの上から飛び降りたレディアルファとレディベータに注意を向けた。
「ドールサキ、あの二人は手強いですわ。注意して」
「わかっている。それよりも消えたビーストを探して、ドールアスミ」
振り向きもせずに言うホーリードールサキに、ホーリードールアスミは力強くうなずく。

「さて、お手並み拝見と行こうかしら」
獲物を前にした肉食獣のごとく、ペロッと舌なめずりをするレディアルファ。
黒く塗られた唇がぬめるようなつやを帯びる。
「ターッ!」
両手振りの大型の斧を振りかざし、レディアルファの躰が前に出る。
すぐにホーリードールサキの援護をするべく、ホーリードールアスミは杖を振りかざす。
だが、シュッという音がしてその腕に何かが絡みついた。
「えっ?」
ピンク色の細長いツタのようなものがホーリードールアスミの右腕に絡み付いている。
「しまっ」
た、まで言うこともできずに、ホーリードールアスミの右腕は強い力で引き寄せられる。
「キャァーッ!」
躰が宙に浮き、屋上を囲っているフェンスにものすごい勢いで叩きつけられるホーリードールアスミ。
それと同時に腕に巻きついていたピンク色のツタのようなものが、シュルシュルと姿を現したカメレオンビーストの口の中に吸い込まれていく。

「グッ」
その様子を見ることも無く、ホーリードールサキはレディアルファの漸撃を受け、弾き飛ばされていた。
レイピアで大斧を受け止めることは不可能。
しかし、ホーリードールサキの青いレイピアは折れることなく、かろうじて受け流すことで、ホーリードールサキの躰には傷を付けることが出来なかった。
「やるわね。私のヘルアクスを受け流すとはね」
にっこり微笑むレディアルファ。
「闇には・・・負けない」
すっと立ち上がるホーリードールサキ。

ホーリードールアスミは叩きつけられた躰の状態を確認する。
打ち付けられた背中は痛みを訴えてくるが、動作には問題がない。
「行動に支障あり、痛覚神経を一時的に遮断する」
すっと痛みを感じなくなる。
肉体に負担が掛かるために、通常は行なわないのだが、闇との戦いは全てのことに優先する。
肉体の損傷など些細なこと。
ホーリードールアスミは、叩きつけられても手放すことのなかった杖を手に無表情で立ち上がる。
「へえ、結構強く叩きつけられたはずなのに。光の手駒って面白みがないわね」
ブンという空を切る音とともにレディベータの大鎌がホーリードールアスミを襲う。
それを紙一重でかわすと、ホーリードールアスミはコロンと転がって距離をとった。
「逃がさないわよ」
レディベータがニヤリと笑う。
立ち上がりかけたホーリードールアスミを再びカメレオンビーストの舌が襲う。
レディベータに向き直っていたために、カメレオンビーストの舌はホーリードールアスミの首に絡みついた。
「うふふ・・・これでお終い」
舌を絡めたカメレオンビーストがホーリードールアスミの背後に回りこみ、両手を捕らえて動きを封じる。
それを見届けたレディベータはゆっくりとブラディサイズを振り上げた。
  1. 2007/04/05(木) 20:52:33|
  2. ホーリードール
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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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