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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

快楽による支配

今年最後の更新はホーリードールをお送りします。

自分の中で話を上手く組み立てられなくて、しばらく間を空けてしまいました。
再構成して上手くまとめていきたいと思います。

よろしければお付き合い下さいませ。

17、
「は、はふぅ・・・ひぁぁ・・・」
恐怖と屈辱と官能の混じった声が漏れる。
上にのしかかっているのは化け物。
飛び出した目をギョロつかせ、彼女の両手を床に押さえつけているのだ。

目が覚めたときには何が起こっているのかわからなかった。
美しい肢体を黒い皮膜に包んだ女。
そして、彼女の脇で立っていた気味の悪い化け物。
全身が緑色のうろこで覆われ、お尻からは長い尻尾が伸びていた。
腰の括れや胸の膨らみが女らしさを醸し出しているが、それがまさかいつも小言を言ってくるオーナーであるとは思いもしない。
「ゲ・・・ゲゲ・・・」
気がついたときには彼女はその化け物にのしかかられてしまっていた。
「い、いやーっ!!」
彼女は声を限りに叫ぶ。
化け物は彼女の両手を押さえつけ、涎をたらしながら長い舌を伸ばしていた。
「ひ、ひあっ・・・」
化け物の舌が彼女の顔を舐めていく。
べっとりとした唾液が気持ち悪い。
「あ、あああ・・・」
じわっと下腹部に温かいものが広がって行く。
あまりの恐怖に声も出ない。
「お、お願い・・・助けて・・・」
一縷の望みをかけて彼女はレディアルファに助けを請う。
「うふふ・・・残念ねぇ。カメレオンビースト、存分に楽しみなさい」
冷たい笑みを浮かべたレディアルファはあっさりと言い放つ。
それは彼女にとっては死刑を言い渡されたごとくに聞こえたのだった。

「ああ・・・はふぅ・・・」
切ない吐息が混じる。
カメレオンビーストの長い舌は襟元から中に入り込み、両手を押さえられた彼女の胸をグニグニと愛撫しているのだ。
「ど・・・どうして・・・あ・・・」
舌は器用に動き、彼女の胸を柔らかく刺激する。
その刺激は彼女の中に官能の火をつけ、ピンと立った乳首がブラジャーを押し上げていた。
「うふふふ・・・どうやらカメレオンビーストはあなたと楽しみたいようね。光栄に思いなさい」
そんな・・・
お願い・・・助けて・・・
「ゲゲ・・・ゲ・・・」
カメレオンビーストの舌はそのままおなかの上を滑り降りて行く。
「ヒッ」
これから何が起こるか・・・そのことに思い至った時、彼女は真っ青に青ざめた。
ニュル・・・
ショーツのゴムを持ち上げるようにして中へ滑り込む。
「ひああ・・・」
ぬめぬめした触手のようなビーストの舌が彼女の秘裂を探り当て、優しく撫でるようにひだを愛撫する。
「はうあ・・・」
躰がびくんと跳ね上がる。
漏らしてべちゃべちゃになったショーツが今度は唾液で濡れていく。
「いや・・・だ・・・」
涙が流れてくる。
こんな化け物に舌で犯され、感じ始めていることが悔しかった。
ツプ・・・
秘裂をかき分けるようにして舌がもぐりこんでくる。
ぬめるような生暖かい舌が下腹部を刺激する。
「ああ・・・」
どうして?
どうして気持ちよくなっちゃうの?
信じられない・・・
私の躰はどうしちゃったの?
「ふうーん・・・カメレオンビーストってば、そこが好きなんだ。おいしそうに舐めてるじゃない」
薄笑いを浮かべながらレディアルファが眺めている。
「ゲゲ・・・」
ギョロギョロとあちこちに目をやりながら嬉しそうにするカメレオンビースト。
その舌が小刻みに動いていき、組し抱いた女性に快楽を与えて行く。
「ああ・・・あ・・・い・・・いい・・・」
躰を駆け巡る快楽に、彼女の心はもろくも砕ける。
「ああ・・・いい・・・いいのぉ・・・」
彼女の腰が浮き、より深く舌を入れてもらおうと躰が開く。
べちゃべちゃと水音が聞こえてくるような激しい濡れ方に、彼女は今までにない快感を感じていた。
「あ・・・ああ・・・い・・・イ・・・く・・・」
躰が震え、頭が真っ白になる。
何も考えられない。
彼女は宙を飛ぶような感覚に浸りながら、ただなすがままになっていた。

今日の給食はチンジャオロースとフルーツ白玉。
目の前に置かれた給食のメニューを前に、紗希の頬は緩みっぱなしだった。
「いっただっきまーす!」
一日で一番楽しみの時間の一つだろう。
紗希は楽しそうに微笑みながら、給食を口に運んで行く。
その様子は明日美にとってはすごく気持ちのいいものだ。
「うーん、美味しーい」
紗希の弾んだ声が響く。
「美味しいですわね。紗希ちゃん」
明日美も美味しい給食に幸せな気持ちになる。
「あれ?」
箸を口に咥えたまま、紗希がふと雪菜の方を向く。
雪菜は美味しい給食だというのに口をつけていなかったのだ。
「雪菜ちゃん、どうしたの? あ、もしかしてほっぺについてる?」
「雪菜ちゃん?」
明日美もその様子に気が付いた。
いつも楽しそうに食事をする雪菜が、今日に限ってただ箸でつついているだけなのだ。
しかも紗希の顔をじっと見ている。
「え? あ、なんでもないよ」
黙って紗希を見ていた雪菜ははっとしたように給食を食べ始める。
「うん、美味しいねー」
いつもどおりの雪菜の笑顔。
その笑顔に紗希も明日美もホッとする。
そうして楽しい給食の時間はあっという間に過ぎて行く。
紗希も明日美も、雪菜の表情に隠されたものをうかがい知ることはできなかった。

「いらっしゃいませ」
入ってきた若い女性たちに対して、ブティックの店員は妖しい笑みを浮かべる。
その目には黒いアイシャドウが引かれ、口紅もどす黒いものをつけている。
ブティックの店員とは思えない化粧かもしれない。
入ってきたのは近くの会社に勤めるOLらしい。
たまに来てくれるお得意様だ。
ならば・・・
店員の口元が笑いに歪む。
「こんにちは、お客様」
「こんにちは。今日は店長はいらっしゃらないの?」
二人の女性がにこやかに店内を見回す。
色とりどりの洋服が並び、彼女たちの心を浮き立たせる。
「うふふ・・・今日はお客様に店長からプレゼントしていただきますわ」
「えっ? 何かあるんですか?」
二人が顔を見合わせる。
別にセール中ともバーゲンとも張り出してはいない。
店長のプレゼントとは一体?
「うふふふ・・・こういうことですわ」
店員の笑いが不気味に響く。
二人は異様なものを感じ、店を出ようと思ったが、それはかなわなかった。
「ゲゲ・・・ゲ・・・イラッシャイ・・・マセ」
いきなり彼女たちの背後から声が響く。
「ひっ?」
振り向いた彼女たちの目には何も見えない。
だが、何も無い空間に徐々に緑色のうろこに覆われた人影が現れてくる。
「ヒイッ!」
「キャァーッ!」
彼女たちは悲鳴を上げる。
「うふふふ・・・あなたたちの主となられるカメレオンビースト様よ。おとなしくその身をゆだねなさい」
店員の妖しい微笑みが彼女たちを絶望のふちに追い込んだ。
  1. 2006/12/31(日) 19:14:53|
  2. ホーリードール
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今年も終わり

今年もまた一年が終了します。

いつも思うことですが、長いようで短い一年でした。
光陰矢のごとし。
月日の経つのは本当に早いですね。

今年も皆様にただならぬご支持をいただき、ここまでくることができました。
ブログも引越ししたにもかかわらず、変わらないご愛顧をいただきました。
本当にありがとうございました。m(__)m

このブログも間もなく一年半。
来年の七月には丸二年を迎えます。

来年もできる限り更新を続け、好きなSSを書いて行きたいと思っております。
来年もどうかよろしくお願いいたします。

それではまた今夜。
皆様よいお年をお迎え下さいませ。
  1. 2006/12/31(日) 09:41:31|
  2. 日常
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私はどこの国の製品?

1939年、ドイツはチェコスロバキア(当時)を併合しました。

この時、チェコスロバキアは中欧随一の工業力により有力な軽戦車を保持生産しておりました。

この軽戦車は直ちにドイツ軍に接収され、さらには継続生産が行なわれて、ドイツ軍の戦争前半における主力戦車となりました。

いわゆるLT-35及びLT-38、ドイツ軍名称35(t)戦車及び38(t)戦車です。
(t)とはチェコスロバキア製を示すものです。

このうち38(t)戦車はドイツの三号戦車にも匹敵する有力な戦車で、1940年のフランス侵攻戦においては数量的に言っても主力でした。

ところが、1941年ドイツがソ連に侵攻すると、38(t)戦車の命脈が尽きる事態となりました。

ソ連軍のT-34及びKV-1戦車の出現です。

当時ドイツ軍の主力は、ようやく数が揃った三号戦車でした。
グデーリアンが高機動力の主力戦車として期待していた三号戦車がようやく主力となったのです。

ですが、三号戦車もT-34には大きく水を開けられました。

直立した装甲板に50ミリ砲を搭載した三号戦車と、避弾径始を考慮した傾斜装甲に76ミリ砲を搭載したT-34では差がありすぎたのです。

三号戦車でさえ、そういう有様でしたから、直立装甲に37ミリ砲を搭載した38(t)戦車はまったく歯が立たないも同然でした。

愕然としたドイツ軍は、直ちに新型戦車の開発に着手します。
のちのパンターやティーガーです。

しかし、それら新型戦車が形になるのは早くても一年後とかでした。
その間も前線では悲痛な叫び声とともに、T-34に対抗できる兵器をよこせと言ってきます。

主力戦車も、主力対戦車砲(37ミリ及び50ミリ対戦車砲)もT-34には歯が立ちません。
唯一対抗できるのは88ミリ高射砲ぐらいでしたが、それとてどこにでもあるわけではありません。

そこでドイツ軍が目をつけたのが、自軍が痛い目にあっていたソ連軍の76ミリ野砲F-22でした。
ドイツ軍はこの砲を大量に捕獲し、改良を加えて自軍の対戦車砲76ミリPAK36(r)として使用したのです。
(当ブログ6/18記事参照)

そして、この76ミリ対戦車砲PAK36(r)に機動性を持たせるために、自走砲とする案が生まれます。
その車台として、すでに戦車として役に立たなくなってしまった38(t)が選ばれました。

そして、この76ミリ砲搭載自走砲はSdKfz139と名付けられ、1942年には戦場に姿を現します。

兵士たちからはマーダーⅢ(マーダーとは貂「てん」のこと)愛称を付けられたこの自走砲は、自走砲ゆえの脆弱さはありましたが、当時T-34に対抗できる数少ない対戦車兵器として活躍したのです。

チェコスロバキア製の車体にソ連製の主砲がドイツで組み合わされたこの自走砲は、ドイツ軍にとっての切り札的存在になったわけですね。

それではまた。
  1. 2006/12/30(土) 21:45:37|
  2. 趣味
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三倉の最後

帝都奇譚18回目です。
戦闘ばかりになりました。
とりあえず一段落・・・なんでしょうね。

18、
「ん?」
外に出た三倉は周囲を見回して雛華を探す。
だがそこに雛華の姿は無く、代わりに一人の女が近づいてきた。
長い黒髪を背中でまとめ、きりっとした表情で彼の方を見つめている。
とび色の瞳はまるで彼の内面を射すくめるかのようだ。
只者ではないな。
三倉は瞬時にそう思う。
「警視庁の三倉警部補・・・ですね?」
女性の質問に三倉はただ黙ってポケットからタバコを出す。
そしておもむろに火をつけ、深く吸い込んで吐き出した。
その煙は風に乗り、女性の方へ流れて行く。
「・・・・・・」
ほう・・・
女性はむせもしなければ顔をしかめもしない。
自制が効いているということか。
「だとしたら?」
三倉は再びタバコを吸う。
この女は何者だ?
どうして雛華はいない?
この女に救いを求めたとでもいうのか?
「あなたを処理します。これ以上あなたを野放しにはできないようですから」
冷たい声で静かに女はそう言った。
「処理? 処理する? どういうことかな、お嬢さん?」
おそらくは雛華よりも年下だろう。
青臭い小娘に何ができるのか・・・
「こういうことですわ。吸血鬼さん」
瞬時に三倉は横に飛ぶ。
彼のいたところをきらめくものが飛びさり、脇の電信柱に突き立った。
手裏剣?
棒手裏剣か。
この女・・・

よけられた・・・
月子は舌打ちをする。
充分に予測の範囲内ではあったものの、やはり目の前でよけられるというのは屈辱だ。
札と手裏剣を主武器とする彼女にとって、最初の一撃はやはり重要。
魔物相手には速戦即決が大事なのだ。
月子は飛び退って距離をとる。
捕まるわけには行かない。
魔物の強大な力に捕まったら逃げようが無いのだ。
「ちいっ! 女、何者だ!」
三倉もカンカン帽を手で押さえながら電信柱を盾にする。
懐から取り出した拳銃が鈍く光る。
「宮内省の者よ」
月子は苦笑しながらそう言った。
魔物相手に所属を教えても意味が無いのにね・・・
「宮内省だと? そんなところが・・・」
三倉の銃が火を噴く。
だが、月子はすでに位置を変え、拳銃の弾は空しく月子の影を撃ちぬいて商店のガラスを突き破る。
「キャー!」
「うわぁ~!」
周辺を歩いていた人々から悲鳴が上がる。
すでにそこそこ遅い時間だったが、銀座の夜はこれからなのだ。
周囲には人も多い。
結界は張っているものの、音までは遮断できないし、姿を消せるわけでもない。
せいぜいが人の注意をそらし、結界内に入らないようにさせるぐらいなのだ。
こんなところで殺りあう羽目になるとは・・・
わかっていたことだが悔やまれる。
だが、魔物を放置しチャンスをうかがっているうちに、一般人が犠牲になるのであれば本末転倒だ。
魔物は見つけ次第倒す。
これが宮内省所属の退魔師の基本姿勢であった。
もっとも、この方針が疑問の余地があるのも疑いない。
このような人目のあるところでの戦闘は決して好ましいものではないのだから。

「チッ」
自前の桑原製軽便拳銃を構え、月子の動きを目で追う。
宮内省か・・・
なるほど、俺たちの相手は警察でも軍でもなく宮内省だったとはね。
気が付かなかったぜ。
三倉は電信柱の影から再び拳銃を撃つ。
もとより命中してくれればそれに越したことは無いが、おそらくは無駄だろう。
だが、足止めになればそれでいい。
おそらく弾を入れ替えようとすれば近づいてくるだろう。
それが狙いだ。
そのときは・・・
三倉は唇を舐める。
あの女も美味そうだ・・・

拳銃の弾などはさほど気になるものでは無い。
向けられる瞬間のタイミングさえはずさなければ、かわすぐらいはできるのだ。
でも、いつまでも撃たせておくつもりも無い。
月子は棒手裏剣を取り出し、三倉の右手に投げつける。
牽制だがその間に近づければいいのだ。

かつかつという小気味のいい音が響き、電信柱に棒手裏剣が突き刺さる。
「うおっ!」
動き回りながらだというのに、女の手裏剣は正確そのものだ。
腕を引っ込めるのが遅かったら、銃は弾かれていただろう。
やはりこんなものに頼るのは無意味か・・・
三倉は周囲を見渡す。
あの女の結界やら銃の音やらで人は逃げ散っている。
もう少ししたら巡査あたりが駆けつけてくるだろう。
まあ、その時には肩書きがモノを言い、黙らせるぐらいは問題ない。
問題はあの女だ。
ちょっと手強そうだが・・・
人間風情に何ができるものか・・・

月子はそのまま躰を回転させて地面を転がる。
動きを止めるわけには行かない。
拳銃弾もそうだが、目で射すくめられることも避けねばならないのだ。
彼らの目はこちらの動きを封じてしまう。
そうなればまな板の上の鯉よろしく、月子は三倉の思うままにされてしまうだろう。
月子は手近な遮蔽物に身を潜めて札を取り出す。
そして、念を込めるとその札を放った。

かかった!
三倉が笑みを浮かべる。
弾を取り替えるために軽便拳銃を折り、薬莢をばら撒いたのだ。
それが罠とも知らずに女は遮蔽物を飛び出してくる。
拳銃などはおもちゃに過ぎない。
爪と牙が本命なのだ。
三倉は拳銃を放り投げ、肉食獣の機敏さで電信柱の影から飛び出す。
その右手の爪は鋭く尖り、女の柔肌を切り刻もうと突き出された。

スッ・・・
「なにっ?」
三倉は驚いた。
彼の爪は飛び出してきた女の躰を何事も無かったかのように通り抜けたのだ。
それと同時に女の躰もかき消すように消え去って行く。
後には爪の先に引っかかった紙切れがあるだけだった。
「しま・・・った」
三倉は臍を噛む。
その瞬間に彼の腹に衝撃が走った。

三倉の腹には月子より放たれた棒手裏剣が深々と刺さっていた。
そして、その棒手裏剣にはまたしても紙切れが付いている。
「滅!」
月子のその言葉と同時にそれは発火し、一瞬のうちに三倉の全身を炎が包んでいた。
「バ、バカな・・・」
それが最後の言葉だった。

「ふう・・・」
月子は立ち上がって衣服に付いた土を払い落とす。
こんな時のための洋装ではあるものの、やはり戦装束とは違って動きづらい。
まあ、着物も動きづらいのは同じことだけどね。
そう思いながら、目の前で燃え崩れて行く三倉の姿を黙って眺める。
これでまた一体魔物は消えた。
効率が悪いようだが、こうやって一体ずつ倒して行くのが、結局は早道となる。
「やれやれ・・・」
周囲に目を向ける月子。
派手に殺りあったせいであちこちガラスが割れたりと被害も大きい。
「金がかかるわね・・・所長が頭を抱えそうだわ・・・」
月子はそう言うと、周囲の喧騒をしり目にその場を後にした。
  1. 2006/12/29(金) 21:16:24|
  2. 帝都奇譚
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ちょっとアンケート

どうもローネフェルトの話が終了してから、ガンダムものがなくなってしまってちょっと寂しい思いをしております。

そこでまた気楽に書けて気分転換に最適なガンダムものをひとつ書こうかなと思っているのですが・・・
(10月以降のSS減少はガンダム終了が大きいですね)

そこで皆さんにアンケートなんです。

ガンダムものを書くとしたら、どんな話がいいですか?

1、新主人公(連邦側)による一年戦争。
2、新主人公(ジオン側)による一年戦争。
3、旧主人公(ローネフェルト)による後日談→デラーズ戦までの0081ごろ
4、その他(Zなど)
5、やめて欲しい(新作を書く前にやることがあるだろう)

と、いうことで、ご意見ございましたらお寄せ下さいませ。
勝手なお願いですが、よろしくお願いいたします。m(__)m

WEB拍手の下にアンケートフォーム作りましたので、投票していただけると嬉しいです。
  1. 2006/12/29(金) 21:12:31|
  2. ガンダムSS
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今年を振り返り・・・

一 月:11日
二 月:10日
三 月:13日
四 月:15日
五 月:18日
六 月:11日
七 月:11日
八 月:12日
九 月:11日
十 月:7日
十一月:6日
十二月:6日

何の数字かわかりますでしょうか?

これは私が当ブログにおいて、その月にSSを掲載した日数です。
合計で131日。

約2・76日に一回SSを掲載していた計算なんですねー。
いやー、自分でもビックリ。(笑)
結構書いていたんだなぁ。

でも、十月以降は回数が減っていますね。
書くペースが落ちてます。
息切れかなぁ。

来年はこのペースでは書けないかもしれません。
どうかその点はご了承のほどを。

でも、できる限りはSS書いていきます。
応援よろしくお願いいたします。

それではまた。
  1. 2006/12/28(木) 21:45:50|
  2. ネット関連
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今年もあと少し

今年もあとわずかですね。

今日は床屋に行ってきました。
さすがに込んでいましたね。

明日は買い物かな。

札幌は朝から雨です。
十二月の末に雨とは・・・

おかげで道はぐちゃぐちゃ。
これが明け方に凍ったりしたら・・・
事故続出ですね。

すみません、今日は書くネタが無くて・・・
これにて失礼します。
それではまた。
  1. 2006/12/27(水) 22:01:53|
  2. 日常
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クリスマスの夢魔

今日は短編をひとつ。
遅くなりましたがクリスマスネタです。

楽しんでいただければ幸いです。

「な、何なの~? これ」
私は思わず手にした布を広げて声を上げてしまう。
それはまさにハイレグのレオタード。
色は黒。
肩紐のところだけがふさふさの白い毛で覆われている。
「うわぁ・・・」
私はたぶん赤くなっていただろう。
広げていたレオタードをすぐにたたみ、脇に置く。
目の前の箱にはさらにショッキングなものが入っていた。
ピンク色のタイツ?
ところどころにコウモリ型のシルエットが濃いピンク色で染められている。
「うわぁ・・・」
私はまたしても同じセリフを口にする。
紗里奈の奴ぅ・・・
こんなのを着ろっていうの?
私は片隅に畳み込まれた手紙を開く。
『来る12月23日。一日早いクリスマスパーティが我が家で行なわれます。当日は仮装パーティとなりますので、つきましてはお送りしました衣装をお持ち下さいませ』
はあ・・・
仮装パーティって言ったって・・・
単に犠牲者を増やしたいだけじゃない・・・
うう・・・恥ずかしいなぁ。
『追伸:透(とおる)君も誘ったからねー。絶対来るんだよ。その衣装で彼の前に出れば、絶対透君もメロメロだよ』
ウキャー!!!
と、と、と、透君が来るの?
ど、ど、ど、どうしよう・・・
透君には会いたいけど・・・
こんな格好で・・・
どうしよう・・・
紗里奈の奴ぅ・・・

「来てしまった・・・」
私は軽い自己嫌悪に陥る。
しかも、透君に会えるということにドキドキしながら・・・
はあ・・・
あんな恥ずかしい格好で・・・
でも、クリスマスを一緒に過ごすというのは魅力的だよぉ・・・
私は衣装の入った紙袋を手にお屋敷の門をくぐる。

お屋敷。
それは誇張でも何でもない。
白鷺紗里奈(しらさぎ さりな)はお嬢様なのだ。
白鷺グループは傘下企業を十も持っている。
今日のクリスマスパーティだって、企業の重役連中をもてなすためのものなのだ。
仮装パーティというのも、場を盛り上げるためのもの。
紗里奈はそんなパーティに一人では寂しいものだからいつも私を誘うのだ。
まったくもう・・・

玄関先に連なる高級外車の群れを抜け、私は屋敷の中に入って行く。
「お客様。失礼ですが、招待状はお持ちですか?」
玄関を入った私に声がかけられる。
うわ・・・
声をかけてきたのは大きな胸を強調するような衣装のバニーガールさんだった。
頭にはウサ耳の飾りをつけ、にこやかに微笑んでいる。
すごい美人・・・
胸も大きい・・・
うらやましいなぁ・・・
私はすぐにハンドバックから招待状を取り出して見せる。
「南城繭美(なみしろ まゆみ)様ですね? 確認いたしました。どうぞお入り下さい。更衣室は入って右手にございます」
バニーガールさんが私の招待状を確認して返してくる。
にこやかな微笑みは誰にでも向けられるものなんでしょうけど、すごく素敵。
「ありがとうございます」
私はそう言って更衣室へ向かった。

用意されたロッカーに私は紙袋を入れ、中身を取り出した。
「うわぁ・・・」
やっぱり私は同じセリフを言ってしまう。
黒いハイレグレオタードとピンク色のタイツ。
真っ赤なアームカバー。
それに柔らかめのプラスチックでできたコウモリ形の羽と髪飾り。
格闘ゲームに出てきたサキュバスのキャラの衣装だ。
好きなキャラではあるけど・・・
昨日鏡の前で着てみたけど・・・
やっぱり恥ずかしい・・・
うー・・・
でも、透君・・・見てくれるかな・・・
可愛いって言ってくれるかな・・・
そんなことを考えると、パーティなんだから今日ぐらいはいいかなって思う。

私は高校の制服を脱ぎ、ハンガーにかける。
靴下も脱ぎ、下着だけになった私は、あらためて周囲を見る。
完全に囲われて誰も見ることができなくなっているのにホッとすると、私は意を決して下着を脱いだ。
うー・・・
ハイレグレオタードだから下着を着ていると見えてしまうのだ。
ブラもショーツも脱ぐしかない。
は、恥ずかしい・・・
私は急いでピンクのタイツを手に取ると、くしゃくしゃとつま先を手繰り寄せ、足先を入れる。
ひんやりとした感触が引き上げるごとに広がって行く。
両脚を入れてたくし上げ、腰のところまで持ち上げる。
私の両脚はすべすべとしたピンク色に覆われた。
次はハイレグレオタード。
まずは背中に羽を取り付ける。
そして両脚を通し、腰までたくし上げると胸をカップに嵌めて行く。
最後にふさふさの肩紐を肩にかけ、躰をちょっとよじってなじませる。
後は両腕に真っ赤なアームカバーを付け、頭にコウモリの羽型の髪飾りを付けてお終い。
鏡に映し出された私の姿は、あの格闘ゲームのサキュバスキャラそのものの姿だった。

「ニャオーン」
ホールに入って行くと、さまざまな人たちの姿に混じって全身を黒革の全身スーツに身を包んだ紗里奈が駆け寄ってきた。
ネコ耳の付いたマスクを被った紗里奈は、どうやらあの映画の猫女の仮装をしているみたい。
ところどころが針金で縫い合わせられているあたりが、完璧主義の紗里奈らしい。
「繭美ぃ。よかったぁ。来てくれたんだね」
心底ホッとしたような表情を浮かべる紗里奈。
大人ばかりのパーティで心細かったのだろう。
「仕方ないわよ・・・紗里奈のお誘いだもん」
私はにこやかに紗里奈の手を取る。
「私だけじゃないでしょ? ほらほら、徹君がいるわよ」
紗里奈がホールの一角を指差す。
と、透君?
私は思わず彼の姿を目で追った。

「うわぁ・・・」
私は思わず声を出す。
まるでここがあのアニメの一シーンの会場になったかのようだ。
大人たちに囲まれて手持ち無沙汰にしている彼は、あの有名なロボットアニメの北米基地司令官の衣装を纏っていた。
軍服とは思えない奇妙さだけど、すでに大多数の人たちによって人気の高い軍隊の軍服だ。
アニメでは最後に彼は大型航空機で主人公の母艦に突撃するが、友人の策略で死んでしまう。
その友人がまた人気が高いのよね。
「ほらほら、“大佐”のところへ行ったんさい」
紗里奈が私の両肩を背中から押す。
「ちょ、ちょっと・・・」
私は押されるように彼の元に向かっていった。

「か、風原君」
私の声は上ずっていなかっただろうか・・・
「な、南城さん」
こちらを向いた透君が驚いている。
うー・・・
恥ずかしい・・・
こんな躰の線がばっちり出る服なんて・・・
恥ずかしいよぉ・・・
透君は私をまじまじと見てくる。
うわぁ・・・
ど、どうかなぁ・・・
に、似合う? かなぁ・・・
「き、綺麗だ・・・すごく綺麗だよ、南城さん」
キャー!!!
嬉しい、嬉しいよぉ!!
恥ずかしいけどすごく嬉しい。
「あ、ありがと。風原君もとてもかっこいいよ」
私はきっと真っ赤になっていただろう。
ようやくの思いでそれだけ言って下を向いてしまった。
恥ずかしいけど・・・
思い切って来てよかった。

それから私は楽しい時間を過ごすことができた。
大人の人たちも仮装? コスプレ? している人はいたし、私以上にきわどい衣装の女性も数人いてくれたので助かった。
紗里奈は未成年だけどお客さんの相手で少しお酒を飲んでいたようだし、私も透君と少しシャンパンを楽しんだ。
透君は時々ちらちらと横目で私を見てくれる。
私はお酒の勢いもあって、少し大胆に躰をくねらせてみる。
すると透君は赤くなって目をそらしちゃうのだ。
うふふ・・・

その人は突然声をかけてきた。
私は透君と少し離れ、紗里奈と会話をしているところだった。
「ほう・・・ここはなかなか面白い・・・可愛い子猫がいるではないか」
ワイングラスを片手にしたタキシードの男の人。
背は高くもなく低くも無い。
顔はなぜかはっきりとわからない。
誰だろう・・・
もっとも、白鷺グループの人だろうから私が知らないのは当たり前だけど。
「えと・・・どちら様?」
あ、紗里奈も知らないのか・・・
と言うことはあまり上位の人じゃないのかな?
「ククク・・・これは失礼。まあ、私が何者かはどうでもいいこと。もうすぐ楽しいことが起こりますよ」
「楽しいこと?」
何かの余興が始まるのかな?
「そう、そのときはあなたも思う存分に獲物をあさりなさい。可愛い猫女」
その人はぐっと身を乗り出して紗里奈と視線を合わせる。
どういうつもりだろう。
「あ、はい・・・」
紗里奈が戸惑ったようにうなずいた。
「ククク・・・そちらはどうやら夢魔のようですね」
その人が私を見る。
あれ?
何だろう・・・
この人・・・
目が赤い・・・
「ククク・・・あなたも楽しい時を過ごしなさい。男の精を吸い尽くし、悪夢を見せてやるのです」
「は・・・い・・・」
私はなぜかそう答えていた。

あれ?
今の人は一体?
気が付くとその人はいなくなっていた。
「あれ? ねえ、今の人って一体?」
紗里奈がきょろきょろとまわりを見る。
「し、知らない・・・どっか行っちゃったよ」
「ふーん・・・変な人。まあいいか」
紗里奈は肩をすくめて飲み物を取りに行く。
私も透君のところに戻ることにした。

時刻はもうすぐ夜の九時。
そろそろ帰らないとお母さんが心配する。
「風原君、そろそろ帰ろうか・・・」
「そうだね、もういい時間だ」
透君も賛成してくれる。
紗里奈には悪いけど、そろそろおいとましよう。
ずっと着ていたせいか、背中の辺りがむずむずする。
着慣れたのか、着ている感じはしなくなったんだけど、羽の先まで神経が通っているような感じ。
なんか変かな・・・
私は背中を気にしながらも、紗里奈のところへ行く。

「紗里奈、私たちそろそろ・・・」
私がそう切り出すと、紗里奈は躰を気にしているようだった。
「ねえ、繭美。背中のファスナー下ろしてくれない? なんか躰がむずむずして・・・」
「あ、いいよ」
私は紗里奈の背中側に回ると、背中のファスナーを下ろそうとした。
あれ?
下りない。
下りないよ。
私は何とかファスナーを下ろそうとするが下りないのだ。
きっと革が噛んじゃったんだろう。
「下りないよ、紗里奈」
「ああ、やっぱり? 困ったなぁ」
「パーティ終わってから何とかするしか無いと思う。おトイレ?」
私はそっと訊いてみた。
紗里奈は首を振る。
「トイレは大丈夫なんだけど・・・脱げないのは困ったなぁ・・・」
紗里奈がそう言ったとき、壁の時計が九時を知らせる。
ボーンボーンと鐘の音が広間に広がる。
悲鳴が上がったのはそのときだった。

「キャー!!」
「うわー!!」
ホールの一角で叫び声が上がる。
「な、何?」
「何なの?」
私と紗里奈は思わずそっちに目を向ける。
「な、何なの? あれ?」
私は思わず口元に手を当てて悲鳴を飲み込んだ。
狼男の被り物をしていた人が、テーブルに男の人を押さえつけてのどに噛み付いている。
辺りに血が飛び散り、女の人が失神する。
「う、嘘でしょ・・・」
私はガクガク震えながら透君の腕にしがみつく。
「な、何なんだ、一体」
透君もあまりのことに驚いている。
周囲の男の人たちが、狼男を引き離そうとするが、驚いたことに鋭い爪が近づいた男の人の体を切り裂いた。
「ぐわー」
「うわー!!」
周囲の人垣はとたんに崩れ、ざざっとあとずさる。
「け、警察を呼ばなきゃ・・・」
私は震えながら紗里奈にそう言った。
「・・・・・・」
だけど、紗里奈はショックのせいか狼男から目が離せないみたい。
私の携帯はロッカーだから、すぐには取り出せない。
どうしよう・・・

「ごふっ・・・」
別のところで咳き込んだような音がする。
「いやー!!」
またしても悲鳴。
な、何なの?
見たく無いのに私の目は音の方に引き寄せられる。
そんな・・・
そこには若い女性に噛み付いている女吸血鬼がいた。
そののどが動き、血をすすっているのがよくわかる。
「あああ・・・」
「だめだ・・・ここにいちゃだめだ! 逃げるぞ、南城さん!」
透君の手が私の手をがっちりと握る。
その温かさに私はちょっと嬉しくなった。
「うん。紗里奈も早く・・・」
私は紗里奈に声をかける。
「さり・・・」
私の声は途中で止まった。
「くひ・・・きひ・・・きひひひ・・・」
紗里奈の口から奇妙な笑いが漏れる。
さっきまでそんなことなかったのに、彼女の手袋からは鋭い爪が伸びていた。
「紗里奈・・・」
「くふふふ・・・え・・・も・・・の・・・えも・・・のが・・・いっぱ・・・い」
目は赤く輝き、舌で爪を舐め始める。
「紗里・・・奈・・・」
私の目の前で、紗里奈は近くの男の人に踊りかかる。
「きゃはははは・・・ニャーオ」
「紗里奈ぁっ!」
血が飛び散った。
紗里奈の爪が男の人を引き裂いたのだ。
「紗里奈ぁ、止めてぇ!」
私は駆け寄ろうとした。
でもできなかった。
透君が私の手を引いたのだ。
「だめだ、行っちゃだめだ」
「で、でも・・・」
私は紗里奈を止めたかった。
「ニャーオ・・・ニャーオ」
猫の鳴き声をあげながら、手当たり次第に人々を切り裂いていく。
ほかにもあちこちでフランケンシュタインの怪物が、アニメのモンスターが、人を襲っている。
ホールは阿鼻叫喚の渦となっていた。
「白鷺さんはおかしくなっちゃったんだ。今はここから逃げないと!」
私は透君の手に引かれるようにホールをあとにした。

「はあ・・・はあ・・・」
屋敷はあちこちで混乱が起きていた。
いや、それどころか屋敷の外でも混乱が起きているようだった。
窓から見えるのはあちこちに立ち上る赤い炎と赤色回転灯の光の群れ。
ロッカーから取り出した携帯はどこにも繋がらない。
私は制服を紙袋に詰め、透君と一緒に一部屋に入って鍵をかける。
私は来客用と思われるベッドに腰を下ろし、荒れた息を整えた。
透君はしばらくドアの外の様子に耳を傾けていたが、どうやら反応が無いようなのでこっちに来る。
「ふう・・・南城さん大丈夫?」
私はこくんとうなずいた。
「ねえ・・・一体何なの? 紗里奈はどうなっちゃったの?」
私はすがるように透君に訊く。
あの紗里奈は・・・一体どうしちゃったというのだろう・・・
「わからない・・・わからないよ・・・」
どさっと透君も私の隣に腰を下ろす。
その顔には苦悩が浮かんでいた。
あ・・・
いい匂い・・・
私の鼻に漂ってくる彼の匂い。
素敵・・・
これが彼の匂いなんだ・・・
私は彼の横顔を見る。
うふふ・・・
可愛い・・・
精力もありそうだわ・・・
彼はそんな私を無視してベッド脇の電話に手を伸ばす。
しばらく操作していたものの、どこにも通じないみたい。
「だめだ・・・通じないよ」
彼が首を振る。
うふふ・・・
もういいじゃない・・・
せっかく二人きりなんだから、楽しいことしたいなぁ・・・
ああ、そうか・・・
あの人は悪魔だったんだ・・・
一日早いクリスマスイブに悪魔がやってきたんだわ。
そして紗里奈は猫女に。
私はこの衣装どおりのサキュバスになったんだ・・・
うふふふ・・・
透君って美味しそう・・・

私は透君の股間に目を落とす。
「南城さん?」
透君は私の様子に気が付いたみたい。
でもダーメ。
一緒に楽しいことするの。
「うふふ・・・ねえ、透君・・・いいことしましょ」
私は透君の股間に指を這わせる。
うふふ・・・
まだ小さいんだ・・・
だめよ・・・私という女がそばにいるのに・・・
「な、南城さん。な、何を・・・」
「うふふ・・・いいこと」
私はベッドから下りて透君の前に腰を下ろす。
透君の股間が目の前に来てとてもいい匂いを発している。
美味しそう・・・
私はペロッと舌なめずりをする。
「な、南城さん・・・」
うるさいなぁ・・・
私は好きにするの。
美味しそうなおちんちんがあるのに食べないわけ無いでしょ。
私は透君のズボンのベルトを外すと、無理やり下げてしまう。
「わ、わわっ、やめて・・・」
必死で抵抗する透君だけど、私がトンと押し倒して腰が浮いたところを下げてしまったのだ。
むき出しになる透君の下半身。
素敵ぃ・・・
おちんちんがちゃんと剥けているわ。
におい立つ男の香り。
ドキドキするわ。
美味しそう。
「な、南城さん。やめるんだ」
股間を抑えて抵抗する透君。
でも無駄よ。
私は透君をにらみつけ、身動きをできなくした。

ベッド脇の鏡に映る私の顔。
黒いアイシャドウがとても素敵。
黒く塗られた唇も綺麗でしょ?
私はピンク色の舌で舌なめずりをする。
美味しそうなおちんちん。
いただきまーす。
私はまだ小さいおちんちんをパクッと咥える。
男の味が口いっぱいに広がって行く。
私にとっての至福のひととき。
美味しい・・・
私は舌で嬲るようにおちんちんを転がす。
「あ・・・だめ」
かわいい声を上げる透君。
そのおちんちんはむくむくと口の中で膨らんで行く。
「んちゅ・・・くちゅ・・・」
わざとらしく音を立てて私はおちんちんを味わって行く。
勃起したおちんちんがピクピクいってとても素敵。
私が袋も刺激してやるとすぐに先から美味しい汁を出してくる。
「ぷあ・・・ぺろ・・・んちゅ」
私は咥えたり舌を這わせたりして的確に射精まで導いていく。
うふふ・・・
サキュバスの舌技は最高でしょ?
すぐにイかせてあげるからね。
「う・・・あ・・・で、でるっ」
透君はそう言うと私の口の中にたっぷりとネットリした美味しい精液を出してくれた。
「ん・・・んぐ・・・ぷあ・・・美味しい・・・」
私は少しの間口の中で味わって飲み干す。
すごく美味しい。
もうこれ以外の飲み物なんて考えられないわ。
「な、南城さん・・・」
透君の顔には恐怖が浮かんでいる。
うふふ・・・
可愛い・・・
もっともっと絞りつくしてあげるからね。
私は微笑んだ。

窓を開ける。
背後には干からびた男の死体があるだけ。
美味しかったけどまだまだ物足りないわ。
男の精液をもっと味わわなくちゃ。
日付は変わった。
今日は本当のクリスマスイブ。
悪魔が降臨して、混乱に満ちた世界が広がっている。
世界は私たちのもの。
さあ、行こう。
男たちが待っている。
私は背中の羽を広げ、夜の闇に飛び立った。
  1. 2006/12/26(火) 21:18:47|
  2. 異形・魔物化系SS
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飲みすぎたー

舞方です。
酔っ払っています。

メリークリスマスです。
一人です。
寂しいです。

スパークリングワイン開けました。
結構酔いますねー。

おでん作りました。
大根美味しいー。

と言うことで今年もあとわずか。
皆さん風邪など引かないようにしましょうね。

それではまたー。
  1. 2006/12/25(月) 20:51:55|
  2. 日常
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遠かった・・・

今日は久し振りに友人が遊びに来てくれました。
シミュレーションゲームをやるためです。

外は雪。
車を出すだけでも40分ほどかかったとのことで、13時ごろの約束がずれたのは仕方なかったかな。

で、久し振りにユニット(紙のコマ)を動かしたんですよー。
楽しかったなぁ。

やったのはSPI/HJのベーシック3に入っていた「レニングラード」
第二次世界大戦の独ソ戦開始時のゲームです。

友人がソ連軍。
つまり防御側。

私がドイツ軍。
つまり攻撃側。

勝利を得るためには、総統命令に従って、ソ連の大都市レニングラードを攻略しなければなりません。
一方ソ連側は守りぬかなければなりません。

ドイツ自慢の装甲軍団の破壊力にモノを言わせ、ソ連軍を蹴散らしてみせる。
そう意気込み、我が北方軍集団はレニングラードを目指しました。

前方には戦い方も知らぬソ連の烏合の衆が待ち構えています。

我が軍は蹂躙攻撃のために接敵。
ソ連軍は最初裏返しで戦力がわからないのですが、所詮は烏合の衆。
我が装甲軍団の一撃で撃破してくれる・・・はずでした。(笑)

あれ?
表になり、戦力が明らかになったソ連軍は、なんとゲーム中でも最強に近い部隊でした。
防御力も半端じゃありません。

何でこんな部隊が・・・
と思いながらも攻撃します。

相手は歩兵であり、こちらは装甲部隊。
悪くても勝てるはず・・・

でも、サイコロの目は1でした。orz

我が装甲軍団の三号戦車は、ソ連赤軍歩兵部隊の前に進撃を止められます。

その後も各所でソ連軍は強力な部隊をこれでもかとごとくに引き当て、そのたびにこちらの攻撃は跳ね返されました。

サイコロの目もこちらが1・2を続出しているのに、ソ連軍は的確な反撃で6の目を出してくれます。(T_T)

結局我が装甲軍団は歴史的事実よりも悪い状況で敗北。
総統のお怒りで私は解任されました。

と、まあ、ゲームはこんな感じだったんですが、面白かったなぁ。
今度はまた別のゲームで対戦します。
まあ、いつになるかわかりませんが。

今度は日露戦争で旅順でも目指そうかな・・・

それではまた。
  1. 2006/12/24(日) 20:49:28|
  2. ウォーゲーム
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戦場の司祭様

第二次世界大戦は、多種多様の戦車を生み出すのと同様に、また多種多様の自走砲も生み出しました。

火薬の発明以後、大砲はその射程と破壊力を時代とともに発達させてきました。
大砲の破壊力は戦場にはなくてはならないものとなったのです。

しかし、馬でゴロゴロと引っ張っていた大砲は、機動性というものがほとんど無いといえる代物でした。

これは第一次世界大戦以後、牽引をトラクターや自動車に代えても、それほど改善されたものではありませんでした。

大砲は引っ張ってきた後、きちんと据え付けをしなくてはとても命中するものではなく、その据付には時間がかかるものだったのです。

そのため、すでに据え付けた状態の大砲を車両に乗せ、そのまま移動したら便利じゃないかと考えるのは自然な流れだったのでしょう。

そういった考えで生まれた自走砲ですが、当然アメリカ軍も自走砲を装備することにします。

そこで選ばれたのが、生産が軌道に乗っていたM3戦車の車体に105ミリ軽榴弾砲を載せる案でした。

この自走砲はM7と名付けられ、余裕のある車体に威力充分の榴弾砲を載せた使い勝手のいい自走砲となりました。

このM7は激戦に次ぐ激戦で一台でも車両が欲しいイギリスにも引き渡され、すぐに英軍部隊に配備されました。

届いたM7を見た英軍兵士は、車体に搭載された榴弾砲の右側に(車両正面に向かえば左側)自己防衛用の12・7ミリ重機関銃が付けられた円筒型の銃塔があることに目をつけました。

「おい、あの機関銃が付いた銃塔・・・なんかに似ていないか?」
「そう言われるとそうだなぁ・・・プリースト(司祭)の説教台みたいだなぁ」
「そうそう、プリーストの説教台だよな」

と言った会話があったのかどうか・・・ですが、英軍はこのM7をプリーストと言うニックネームで呼ぶようになりました。

このニックネームはその後米軍にも伝えられ、米軍もM7をプリーストと呼ぶようになったのです。

ニックネームの逆輸入はM4もそうですね。
シャーマンと呼び始めたのは英軍だったそうです。

ちなみにニックネームを付けられたM7ですが、イギリス軍の野砲部隊は主力が88ミリ口径の25ポンド砲だったため、弾薬供給の面で不都合が生じてあまり使われなかったようです。

しかし、自走砲の便利さは棄てがたかったので、のちに英軍は25ポンド砲を車体に載せた自走砲を作りました。

この自走砲はセクストン(寺男)と名付けられました。
もちろんプリーストに対比するものだったからですね。

それではまた。
  1. 2006/12/23(土) 21:55:05|
  2. 趣味
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MCかな

異色の漫画家楳図かずお先生の短編に「ダリの男」と言うのがあります。

もとより異形化(ヘビ化・蜘蛛化など)の素晴らしい作品を描かれている楳図先生であり、私は好きな漫画家なのですが、この短編も私には非常に思い入れのある作品であります。

醜い顔の男が、美しい女性に恋をし、ある事情から妻として迎えることに成功します。
しかし、彼女は容姿の醜い男には嫌悪感を持っているであろうから、男を受け容れるとは思えません。

そこで男はある計画を実行します。

それはダリの絵のように歪んだ環境を現出した家を作り、そこで彼女と暮らすというものでした。
(断っておきますが、ダリの絵は私は結構好きですよー)

最初彼女は異様な世界であるその家に戸惑いますが、しばらく暮らしているうちに落ち着きます。
そして、彼女の思考に変化が生じ始めます。

夫となった男が差し出した二枚の絵のうち、歪んだ景色を描いたものを美しいというようになるのです。

やがて彼女は醜くて嫌悪していたであろう夫をベッドに迎え入れますが・・・

短編ですので、細かな心情の変化を描いているわけではありませんが、私にはつぼでしたねぇ。

環境を変えることで相手を思うままに洗脳するみたいな感じで、すごく好きな作品です。

残念ながら手元には無いんですが、今度手に入れておこうかな。

それではまた。
  1. 2006/12/22(金) 21:11:36|
  2. 本&マンガなど
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詰まっております

「戦国ランス」プレイ中の舞方です。

順調に支配化領国を増やしていましたが、ついに上杉家と戦端を開く嵌めに・・・
軍神とまで言われ、強力なキャラである上杉謙信ちゃん。(笑)
さぞやその猛攻はすごかろうと思いきや・・・

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

なんといきなりランス君に一目惚れ。
ご飯ものどを通らない状況に。(笑)

もちろん、だからと言って戦闘に参加しなくなるわけじゃありませんが、無事にあるイベントの選択肢さえ間違えず、上杉領を制覇すると仲間になってくれますです。

可愛い上に強い。
まさに相棒にはピッタリのキャラであり、これからの活躍に期待したいのですが・・・

今、あるお方がとても強くて苦労しております。
ランスも謙信ちゃんもなかなか歯が立ちません。
必死にレベル上げの最中でございます。(笑)

レベル上げで勝てるのかなぁ。

可愛い謙信ちゃんのお姿はアリスソフトさんのHPでご確認して下さいませ。

それではまた。
  1. 2006/12/21(木) 21:45:34|
  2. PCゲームその他
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ねえムーミン、こっち向いて

12月17日、女優の岸田今日子さんが亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

岸田今日子さんというと、いとこに岸田森さんがいらっしゃるんですが、あの人も異色の俳優さんでしたねぇ。

私にとっては岸田今日子さんは、アニメ「ムーミン」(新しい「楽しいムーミン一家」の方ではありません)の主人公ムーミンの声を当てていらっしゃったことが印象的です。

同じく「ムーミン」でガールフレンドのノンノン役だった武藤礼子さんも今年の10月に亡くなられているので、きっとノンノンを追いかけていったのかもしれないですね。

先日は元の東京都知事だった青島幸男さんも亡くなられたと言うことで、今年もまたいろいろな方が旅立たれていきました。

人間はいつか死ぬものであり、死亡率百%の生き物なんですが、惜しまれて去りたいものですね。

それではまた。
  1. 2006/12/20(水) 21:44:11|
  2. ニュース
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目標変更

第一次世界大戦はドイツ帝国の敗北により幕を閉じました。
そのためヴェルサイユ条約により、戦後ドイツは軍備に関して厳しい制限を設けられることとなります。

一方第一次世界大戦の途中に赤色革命を迎えたソビエト連邦は、社会主義という恐怖を周辺諸国に撒き散らす病原体のような国家と思われました。
当然そのような国と友好関係を持とうという国は少なく、国際社会においては孤立を余儀なくされておりました。

国際社会の苛められっ子(ドイツ)は、国際社会のつまはじき者(ソ連)とお互いに似た境遇であることに親近感を覚えます。
(まあ、幻想みたいなものなんですけどね)

その結果、軍備を制限されたドイツは次世代に向けての軍事技術の開発と実践をソ連で行なうという事を行ないます。
これはソ連にとっても利益になることで、ドイツの優れた軍事技術を取り入れることができるため、ソ連とドイツは手を組みました。

ドイツはソ連領内でひそかに軍事技術を発展させることができるようになりました。
ドイツとソ連は結構仲がよかったのです。

そんな中、ドイツのラインメタル社は37ミリ対戦車砲を開発しますが、これは世界的に見て命中率も貫徹力もトップクラスの対戦車砲でした。

ソ連はこの対戦車砲に興味を持ち、正式にラインメタル社からライセンスを買ってライセンス生産をします。

一頃言われたソ連=西側兵器の無断コピーではなかったんですね、この頃は。(笑)

もちろんこの37ミリ対戦車砲はソ連軍内においても評価が高かったのですが、誰が言い出したのか、これをこのまま45ミリにしたらもっとよくならない? と言った人がいたのです。

ソ連軍はこれにうんうんと納得し、形はそっくりそのままで、砲身の砲口口径を45ミリに拡大したものを作りました。

元がよかったせいか、この45ミリ対戦車砲もまた使い勝手のいい傑作砲となりました。
ソ連軍はドイツが37ミリ砲を主力とするなら、うちは45ミリでと言うことで、戦車の主砲や対戦車砲をこの45ミリ砲で統一します。

ドイツ軍はご存知の通り、三号戦車の主砲を37ミリ砲にして第二次世界大戦を始めますが、実はその前のスペイン内戦でも、すでに37ミリ砲では力不足であると言われ始めていました。

一方ソ連軍は45ミリ砲を装備していたので、威力不足の問題は出ませんでした。
それでもソ連はT-34の主砲には76ミリ砲を搭載します。

バルバロッサ作戦が始まると、ドイツ軍の37ミリ砲はT-34やKV-1の装甲を撃ちぬけず、ドアノッカーとまで酷評されます。

ソ連軍の45ミリ砲は三号や四号戦車の装甲をやや非力ながらも撃ち抜くことができました。

ソ連軍の45ミリに拡大したのは成功だったのです。

しかし、戦争はすぐに戦車の装甲を厚くしてしまいました。
45ミリ対戦車砲でもドイツ軍の戦車の装甲を撃ちぬくことは困難になったのです。

結局ソ連は、手近にあった優秀な野砲(主に敵歩兵を撃つ砲)を対戦車砲として活用します。
この威力は凄まじく、ドイツ軍はラッチュバムと呼んで恐れました。

それでは45ミリ対戦車砲はどうなったのか・・・
お役ごめんになったのか?

いえいえ、そうはなりませんでした。
口径が小さいながらも榴弾もある45ミリ対戦車砲は、直射狙撃砲として使われるようになったのです。

対戦車砲は弾が高速でまっすぐに飛びます。
つまり、小さい的を狙えるのです。

45ミリ対戦車砲は、建物やトーチカなどに潜み、窓や銃眼から狙ってくるドイツ軍に対して、その小さな窓や銃眼目掛けて砲弾を撃ち込むという任務が与えられたのです。

この直射狙撃砲として45ミリ対戦車砲は各歩兵部隊で重宝がられ、結局終戦まで使われました。

本来歩兵を狙う76ミリ野砲が戦車を狙い、戦車を狙う45ミリ対戦車砲が歩兵を狙うと言う変わった用法にはなりましたが、戦争というものは使えるものは何でも使うと言うことなんですよね。

それではまた。
  1. 2006/12/19(火) 22:39:00|
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喉の渇き

今日は帝都奇譚を少々。
短いですがご容赦を。

17、
「ここか・・・」
銀座のネオン華やかな中、月子はカフェー「フジ」の前にやって来ていた。
「警視庁特別高等警察の三倉警部補・・・」
月子はあらためて相手のことを考える。
警察関係の人間ということは、普通の相手ではない。
それなりに権力の使い方も知っているし、特高警察ともなればなおさらのこと。
だからこそ放っておくわけにはいかない。
でも、ここで祓うわけにはいかないわね・・・
どうしようか・・・
月子はしばし考え、やがて「フジ」の中に入っていった。

カタン・・・
机の上に鉛筆が転がる。
広げられたノートにはさっきから同じ文字しか書かれてはいない。
渇いた・・・
渇いた渇いた渇いた・・・
渇いた渇いた渇いた渇いた渇いた渇いた・・・
喉が渇いて仕方が無い。
勉強などできるはずが無い。
机に向かっても喉の渇きが癒されるわけではない。
さっきからお茶を飲んでいるけれどちっとも効果が無い。
そのせいか夕食はまったく口を付ける気にならなかった。
お腹はたぷたぷ・・・
でも喉の渇きは癒されない。
お茶じゃだめ・・・
お茶なんかじゃだめ・・・
もっと・・・
もっと別のもの・・・
もっと・・・もっと甘い・・・
脳裏によみがえる昼間のこと。
給湯室脇での真木野小夜との口付け・・・
甘い・・・
とても甘い彼女の味・・・
小夜・・・
そう・・・
まずは彼女がいい・・・
彼女を飲もう・・・
あの甘い・・・
甘い・・・
摩耶子はふらっと席を立つ。
そのまま無言で彼女は部屋を出て行った。

ぴちゃ・・・くちゅ・・・ちゅぶ・・・
そそり立つ肉の棒。
太く大きなそれは幹に血管を浮き立たせ、先端に広がる傘は彼女の口からはみ出てしまうほど。
舌を這わせ唾液をまぶしながら、根元から先端へとその味を楽しみ、にじみ出る液体をしゃぶり取る。
今までは考えたことも無い、男の肉棒の味わい。
なぜ考えたことも無かったのか今では不思議でならない。
この肉棒のためならどんなことも厭わない。
“新たな世界に生きる者”となった今、彼女にとってはこの肉棒こそが全てと言ってもいいだろう。
ちゅぶ・・・くちゅ・・・
彼女の舌の動きにあわせ、肉棒はピクピクと反応している。
放出が近いのだ。
何となく嬉しくなって彼女は舌の動きを早める。
そしてのどの奥までくわえ込み、舌を絡めてピストンを繰り返す。
やがて放出される粘りのある液体。
喉に絡み飲みづらいが、それこそが主人の喜びの証。
彼女はうっとりとその味を楽しんだ。

「ククク・・・さて、出かけるぞ」
身支度を整えるヴォルコフ。
「はい。ヴォルコフ様」
その背後に付き従うのはあのマネキンガールだ。
だが、その目は赤く輝き、異様な妖艶さを纏っている。
洋装に身を包み、ヴォルコフに従う闇の女だった。

「お客様」
カフェーの女給が入ってくる。
「ん? なんだ」
先日の部屋と同じ部屋で雛華を待っていた三倉は、すでにワインを楽しんでいる。
「これをお渡しするよう言われました」
一枚の紙片が手渡される。
「ん?」
いぶかしむ三倉。
「誰からだ?」
「白鳳とおっしゃるご婦人です」
「ほう・・・」
手を振って女給を下がらせる三倉。
あの女、何を書いてきたのか・・・
三倉は紙片を広げてみる。
そこにはただ話があるので外に出てきて欲しいとだけ書かれていた。
「ふん・・・」
三倉は立ち上がる。
「あの女・・・どうやらもう少し可愛がってやる必要があるようだな・・・」
長い舌が唇を嘗め回した。
  1. 2006/12/18(月) 21:31:05|
  2. 帝都奇譚
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ただいま寄生中

まんがサイエンスでもご紹介しましたあさりよしとお先生のマンガです。

進化した(?)寄生虫が人間の意思を支配し、仲間を増やして世界を征服しようとたくらむのに対し、それに反対する寄生虫たちがヒロインと共同でその野望を挫くというお話です。

ヒロインは体内に入り込んだ寄生虫の力を借り、よりにもよってお尻から出てくる(笑)寄生虫が体表に纏わり付くことで戦闘用スーツとなることで、悪の寄生虫に躰を乗っ取られた人間と戦うのです。

そこそこ古い作品であり、知っている人も少ないかもしれませんが、“惜しい”シーンがそこそこあるんですよー。

ヒロインの友人が狙われ、寄生虫が入り込もうとしたり、学校の女生徒が寄生されそうになったり・・・とかね。

もう一歩踏み込んで寄生された友人とか出てきてくれるとよかったんですけどねー。

人気はあまり無かったのか(寄生虫だもんなぁ)、単行本一冊で終わっています。

私にとっては妄想を刺激してくれるいいマンガだったんですけどね。
今なら寄生虫じゃなく触手でリメイクすればいいのかも。(笑)

それではまた。
  1. 2006/12/17(日) 21:33:59|
  2. 本&マンガなど
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緑の恐怖

ご心配をお掛けしました。
躰の方は打ち身程度で、それももう痛みも取れました。
お騒がせいたしましてすみませんでした。m(__)m

表題は往年の特撮TVの名作「ウルトラセブン」の第二話のサブタイトルですねー。

宇宙植物「ワイアール」は、宇宙ステーションから地球に帰還する人間と入れ代わり、地球上に仲間を増やそうとします。

知能を持ち、行動も可能なワイアールは、その特殊な同化液を噴射して人間をワイアールへと変化させてしまいます。

夜道を歩いていた酔っ払いが襲われ、収容されたウルトラ警備隊のメディカルセンターでワイアール化するわけですが、子供心にアンヌが同化させられてしまわないかなぁとわくわくしたものです。(笑)

他にも数名の被害者がいたようですが、セリフのみで女性が同化するようなシーンは無し。
列車内で襲われる入れ代わられた隊員の妻も、間一髪で救助されます。
惜しいですよねー。(笑)

もちろん最後は我らがヒーローウルトラセブンによって倒され、同化された人も元に戻ったとのこと。
うーん・・・残念。
可愛い女の子がワイアール化して欲しかった。(笑)

それにしても、現代の目から見てもウルトラ警備隊の各種メカニックは古さを感じさせないですよねー。

ウルトラホーク一号・三号はその発進プロセスからしてもアニメなどに多大な影響を残しましたし、デザインも秀逸です。

隊員の足となって活躍したポインターも斬新なデザインで、今もって未来車両と言っても充分なインパクトがあるでしょう。

いまだに人気が衰えないのもわかるような気がしますね。

それではまた。
  1. 2006/12/16(土) 21:25:11|
  2. 映画&TVなど
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まんがサイエンス

階段で足を滑らせ、転げ落ちてあちこち痛い舞方です。
怪我しなくてよかった~。

「宇宙家族カールビンソン」や、「ワッハマン」「るくるく」などを描いているあさりよしとお先生の科学マンガがこの「まんがサイエンス」です。

学研の「五年の科学」「六年の科学」に掲載されているものを、単行本として出したもので、現在ⅠからⅩまで出ています。

これ、すごくいいですよー。
もともと子供向け学習雑誌に載っていたものですけど、大人の鑑賞に充分に耐えると思います。

気象・電気・ロボット・ロケット・・・エトセトラエトセトラ。
身の回りの現象を科学的に、しかもわかりやすく描いてありますので、読んでいて非常に楽しいんですよ。

あさり先生の柔らかい絵柄も、取っ付きづらい科学を身近にしていると思いますし、勉強になります。

実際ロボットやロケットについての知識など、結構わかっているようでわかってないことが多く、私にはすごく役に立ちました。

ぜひ一度目を通されてはいかがでしょう。

それではまた。
痛たたた・・・
  1. 2006/12/15(金) 20:47:37|
  2. 本&マンガなど
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リンクしていただきました

嬉しいお知らせです。

韓国の洗脳愛好家ベルクルド様の「ベルクルドの洗脳研究所」様と、このたび相互リンクしていただくことができました。

URLはこちら。
http://geese195.egloos.com/

このブログは、主に日本や海外のマンガ・ゲーム・TVや映画の特撮などの洗脳や催眠に関する場面やシチュを紹介していらっしゃるブログです。

手前味噌ながら、私の拙いブログもご紹介いただくことがあり、それでこちらを知ることができました。

よろしければ覗いて差し上げて下さいませ。

韓国の方も私たちと同じように洗脳愛好の方がいるのですねー。
狭い趣味でしょうけど、こうして知り合えるのは嬉しいです。

もちろん韓国のブログですので、ハングル文字で表示されておりますが、Yahooの翻訳機能などを使えば、充分に雰囲気は読み取れると思います。
私もそうしておりますよー。

さて、明日は「魔ヲ受胎セシ乙女ノ苦悦」の発売日。
楽しみです。

それではまた。
  1. 2006/12/14(木) 21:19:50|
  2. ネット関連
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愛していない

「グァスの嵐」16回目です。

ちょっと展開が変わってくると思います。
それではどうぞ。

16、
連れて来られたのは小屋のひとつだった。
「ここは?」
クラリッサは思わずそう尋ねる。
陽射しを遮ることができるのは嬉しいが、何をされるのかわからないのは恐ろしい。
「ん? つまらん所だ。気にすることは無い」
「は・・・あ・・・」
そう言われては黙るしか無い。
あ・・・
すぐそばにいる男。
海賊のキャプテンだという男。
その男の広い背中に思わず目が行ってしまう。
ドクン・・・
あ・・・
匂い・・・
男の匂い・・・
クラリッサの躰が反応してしまう。
薬のせいだったが、クラリッサは欲情してしまった。
あ・・・
抱いて・・・欲しい・・・
広い背中に寄りかかりたい・・・
きつく抱きしめて欲しい・・・
クラリッサは頭を振る。
いけない・・・
私は・・・
私にはダリオが・・・
そう思いながらも彼女の下腹部は疼きを放つ。
男のモノを欲しがっている。
クラリッサは歯を食いしばるしかできなかった。

「・・・れい・・・ら・・・」
小屋の奥から声が聞こえる。
何を話しているのだろう?
「ここだ」
ダリエンツォが扉を開く。
「入るんだ」
促されるようにしてクラリッサは部屋に入る。
そこはこじんまりした部屋で、椅子とテーブルが置いてあるだけだった。
ベッドが無いということは、無理やり躰を奪うつもりではないのだろう。
でも、こんなところで何を?
「あ・・・の・・・」
クラリッサが振り返る。
「そこに座って静かにするんだ。声を立てるな」
口元で人差し指を立てるダリエンツォの仕草が妙におかしい。
「は・・・い」
何となくその姿にホッとしたものを感じ、躰の疼きも心なしか軽くなる。
クラリッサは言われたとおりに椅子に座って静かにする。

「・・・がい・・・しら・・・なん・・・す・・・」
あ・・・
隣の部屋から声が聞こえる。
さっきかすかに聞こえていた声。
その声が誰のものか・・・
それがはっきりわかった時、クラリッサは泣き出しそうになってしまった。
ダリオ・・・
ああ・・・あの声はダリオだわ・・・
生きていてくれたんだわ・・・
「あ・・・うう・・・」
思わず嗚咽が漏れる。
だが、それは許されなかった。
ダリエンツォが布切れで彼女の口を押さえたのだ。
「む、むぅーっ!」
思わず暴れだそうとしたクラリッサに、ダリエンツォがもう片方の手でナイフを抜いてみせる。
「騒ぐな」
ごくりと唾を飲み込み、クラリッサは無言でうなずく。
「声を立てるな。いいな?」
ダリエンツォがにらんでくる中、クラリッサはコクコクとただうなずいた。
「ようし・・・いい娘だ」
ナイフをしまい、クラリッサの口に当てた布を取る。
「静かに聞いているんだ。面白いことが聞ける」
面白いこと?
それは一体?

もう何度も答えてきたことだった。
彼らはその答えに満足していたんじゃないのだろうか?
両手を後ろ手に縛られ、椅子に座らせられたままダリオ・ガンドルフィは恐怖に身を震わせていた。
またしても拷問されるのか?
いやだ・・・
もういやだ・・・
俺はただ提督の命令に従っただけなんだ・・・
あの女が欲しいならくれてやる。
あんな女に関わったばかりにこのざまだ。
無事に解放される保証も無い。
貧乏くじを引かされちまった・・・
「クックック・・・うちのキャプテンは何事にも確実性を求めるものでね。君の証言に食い違いが無いかどうか、何度でも訊かせてもらうよ」
頭にバンダナを巻いた水夫頭と思わしき人物が前に立っている。
痩せた男で、その手には結んでこぶを作った短めのロープが、そのこぶを外側の頂点にして二つ折りにして握られている。
簡易の棍棒かムチといったところか。
だが、そんなものでも、振り下ろされた時の痛みは耐えがたい。
「では、再度訊かせてもらおう。君の名前は?」
「・・・ダリオ・ガンドルフィ・・・」
静かに口を開くダリオ。
その姿に颯爽とした青年仕官の面影は無い。
もう何度答えたというのだろう。
だが、聞かれたからには答えなければまた痛い目に遭う。
「身分は?」
「ラマイカ海軍の五十人水兵長・・・」
「あのカラビータに載っていた理由は?」
畳み掛けるように簡易ムチを持った水夫頭が尋ねる。
機械的に繰り返すことで思考する暇を与えずに反射的な答えを求めるのだ。
「任務の一環でラマイカに向かうために乗船していました」
「その任務とは?」
水夫頭がにやりと笑う。
その笑いはまるで骸骨が笑っているような不気味さをダリオに感じさせた。
「クラリッサ・モルターリという女性と偽装結婚するというものです」
そのことも何度も言ってきた。
どうせ彼女はどこかの娼館に娼婦として売られるのだろうし、いまさら任務のことを考えても無駄だろう。
もともとダリオはこんな任務には乗り気ではなかった。
愛してもいない女に愛を囁いたうえ、形だけでも結婚するなんてのはいやだった。
クラリッサは美人かもしれないが、彼には別の想い人がいたのだ。
出世が引き換えでなかったら、誰があんな田舎臭い女と・・・
「偽装結婚? どういうことだ?」
水夫頭の顔をダリオは見上げた。
もう何度も言っているにもかかわらず、まだ信じてもらえないのか?
俺は命令に従っただけで、偽装結婚をしてどうするのかの詳しい話はセラトーリ提督からはまだ聞かされていないんだ。
「あの女をとにかく愛しているように見せかけ信用させろと言われた。それ以後のことはまだ聞いていない。本当なんだ。信じてくれ!」
「クックック・・・ではあの女が好きではないのか?」
「好きなものか! 命令でなければ誰があんな女・・・」
ダリオの吐き棄てるような言葉が部屋に響いた。

思ったとおりのダリオの答えにダリエンツォは満足していた。
目の前の女は真っ青な顔をしてガタガタと震えている。
無理も無い。
精神の支えが無くなったんだからな。
これでかなりやりやすくなるはずだ。

あ・・・
今のは・・・何?
愛していな・・・い?
偽・・・装?
全て・・・嘘・・・だった・・・の?
ちが・・・う・・・よね?
嘘・・・だよね?
私・・・は・・・ダリオのために・・・必死で・・・
必死で・・・

『ほう、ではあの女はどうなっても構わないのか?』
『いまさら・・・それにもうあんたらが充分楽しんだんだろ? そんな汚れた女なんか・・・』
ち・・・が・・・う・・・
汚れてなんかいない・・・
私は汚れてなんかいない・・・
クラリッサの頬を涙が伝う。
握り締めた両手は血の気が無く白かった。
「来い」
不意にその手が握られる。
ダリエンツォが彼女の手を引いたのだ。
夢遊病のようにクラリッサは立ち上がる。
もう一分でも一秒でもこんなところには居たくなかった。
  1. 2006/12/13(水) 21:05:49|
  2. グァスの嵐
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大悪司

いまさらながらアリスソフトのエロゲー「大悪司」をやっております。

私の場合、先に「大番長」をやってしまったので、システム面でちょっと戸惑いを感じることもあったのですが、やはり面白いですね。

「大番長」では無くなってしまった娼館なんかは、捕らえた女性キャラを有効活用するという意味でもいいシステムだと思います。

まだまだ始めたばかりなので、これからどうなるのかわかりませんが、アリスソフトは本当の意味で“ゲーム”を作ってくれるので、長い時間遊べると思います。

ひとくくりにするのは問題あるでしょうけど、一般的なメーカーはエロ>ゲーム性だと思いますが(もちろんそれが重要ですので悪いと言うことではまったくありません)、アリスソフトはエロ<ゲーム性という感じですよね。

それにしても、このゲームでは部下の忠誠心をつなぎとめる手段として、SEXをすることができます(もちろん女性キャラ相手のみ)が、これってある意味エロ洗脳かも。(笑)

今週末には「戦国ランス」というゲームも出ますし、「ぱすてるチャイム」も途中だし・・・
時間が欲しいですねー。(笑)

それではまた。
  1. 2006/12/12(火) 21:48:05|
  2. PCゲームその他
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クラリッサ

今日は「グァスの嵐」十五回目をお送りします。

久し振りになってしまい申し訳ありません。
それではどうぞ。

15、
去っていくギャレー。
エミリオたちはしばしその姿を目で追っていたが、充分に離れたと判断したところでホッとため息をつく。
「ハア・・・緊張したぁ」
「心臓に悪いぜ」
エミリオもゴルドアンも胸をなでおろす。
「フィオ、ミューを出してあげてくれ」
「ええ、わかったわ」
フィオレンティーナも安堵の表情を浮かべ、ミューを樽から出してあげる。
「あ、ありがとうございます」
樽から出てきたミューが頭を下げる。
「ミュー、気安く呼ばせてもらっているけど、あらためて自己紹介しよう。僕はエミリオ・オルランディ。エミリオで結構だよ。このファヌーは僕の船だから安心していいよ」
エミリオがにこやかに笑いかける。
「ありがとうございます」
ミューもにこやかに微笑んだ。
「俺はゴルドアン。見ての通りバグリーだ」
「私はフィオレンティーナ・モルターリ。フィオでいいわ。この船にはわけあって乗せてもらっているの」
「ミュー・タウゼクスです。よろしく」
「よし、とりあえずこの場所を離れよう。奴らが戻ってこないとも限らない」
ゴルドアンがそう言って帆を操りに行く。
「そうだね。詳しい話はおいおい」
エミリオもうなずいて、舵に付く。
ファヌーは再び滑るように走り出した。

「あうん・・・あ・・・はん・・・あん・・・」
女のあえぎ声。
ギシ・・・ギシ・・・
リズミカルにベッドが揺れる。
「あ・ああ・・・あああ・・・ん」
絶頂に導かれ、女は高みへと昇っていく。
「ふう・・・」
自分自身も放出による開放感に浸るようにごろんと横になる。
いつもセックスのあとは気だるいものだ。
ダリエンツォはベッドの脇にあるテーブルからタバコを取る。
すぐに女がマッチで火をつけ、たくましい胸板に顔をうずめる。
「ふう・・・」
タバコの煙を吐き出すダリエンツォ。
黙って女の髪の毛を梳いてやる。
セックスに関しては悪く無い女だ。
だが、それ以外はどうでもいい女でもある。
売れば結構な金にはなるだろう。
コンコンとノックの音が響く。
「キャプテン。よろしいですか?」
「構わん。入れ」
声の主を理解したダリエンツォは、即座にそう言った。
「失礼しやす」
入ってきたのは赤ら顔に髭を生やしたいかつい男だった。
名をガスパロ・ラッザーリといい、ダリエンツォ指揮する海賊船バジリスクの副長を務めている。
つまりは荒くれどもを押さえつける係りだ。
「ハトが届きました。どうやらリューバ海軍は自航船を手に入れそこなったそうです」
「ふん・・・追い掛け回して逃げられたというところか?」
タバコの煙が暗い室内に広がっていく。
「それがそうでも無いようでして。自航船は自焼したということです」
「なんだと?」
タバコを灰皿でもみ消し、ベッドから立ち上がるダリエンツォ。
「自航船が簡単に燃えるものか? 金属でできているんじゃなかったのか?」
「よくはわかりません。海軍のギャレーがヒューロットに立ち寄った時の情報ですので」
ガスパロも肩をすくめる。
当然だろう。
彼にもわかるわけは無いのだ。
「よし。ヒューロットへ向かう。この周辺ではもう目ぼしいものはあるまい」
「わかりました」
「ああ、待て」
部屋から出て行こうとするガスパロを呼び止める。
「何か?」
「あの女はどうしている?」
ダリエンツォの目が不気味に輝いた。

「ハア・・・ハア・・・」
女の潤んだ目が宙をよぎる。
どろどろになった秘部に白い指が蠢いている。
真っ赤になったそこは腫れ上がって痛々しいほど。
しかし彼女の指は動くのをやめない。
飢えているのだ。
快楽に飢えているのだ。
熱く火照る躰は刺激を求めてやまないのだ。
指だけでは足りない。
欲しい・・・
男が・・・
男の股間でたぎるものが・・・
欲しい・・・
でも・・・
潤んだ目に涙が浮かぶ。
誰でもじゃない・・・
誰でもいいわけじゃない・・・
ダリオ・・・
どこにいるの?
助けて・・・
ダリオ・・・

「意志の強い女でさぁ。食事に混ぜた薬のせいであそこなんかとろとろだっていうのに、男を欲しがりもしねえんです」
監禁場所に向かう通路で男が様子を伝える。
なるほど。
あの男に操を立てているのだろう。
そのような配慮など無縁の男だというのだがな。
ダリエンツォの顔の笑みが浮かぶ。
それならば・・・
面白いものを見せてやるとしよう。

カチャリ。
鍵の開く音にクラリッサは顔を上げる。
たいまつを片手にした男が牢獄の鍵を開けたのだ。
そしてその後ろにはあの海賊のキャプテンが。
「ヒッ!」
クラリッサはとっさに背後の壁まであとずさる。
青ざめた躰を抱え込むようにうずくまるクラリッサ。
「女、出ろ。キャプテンがお話があるそうだ」
クイクイと指で手招きするたいまつの男。
だが、クラリッサは動けなかった。
ガタガタと震えてまともに顔も上げられない。
「ふむ・・・どけ」
「へ、へい」
男がどけ、キャプテンが牢屋に入ってくる。
「あ・・・あ・・・」
恐ろしさに肩を震わせているクラリッサ。
その足元にバサッと布が投げられる。
「え?」
「新しい服だ。躰を洗ってそれを着てこい」
それだけを言うと、海賊のキャプテンは牢屋を出る。
「鍵は開けておけ。それとお湯と石鹸を用意してやるんだ」
「へ、へい・・・」
たいまつを持ったまま、男は口を開けてぽかんとしたままだった。

「キャプテン、連れてまいりやした」
その声に振り返るダリエンツォ。
彼の目によれよれの服を着た水夫と、対照的にさっぱりとしたズボンと白いブラウスに身を包んだ女性が映し出される。
「ほう・・・」
思わずそうつぶやいてしまうダリエンツォ。
それほどまでに目の前の女性は美しかった。
長くちょっと赤みがさした栗色の髪が、まだ少し水を含んでつややかだ。
青い目がうつむき加減で愁いを帯びているのがそそられる。
「あ、あの・・・」
「ん?」
おずおずと口を開いた彼女にダリエンツォは返事をする。
「湯浴みと新しい服・・・ありがとうございます」
多少声が震えているのは寒さのためではあるまい。
このセリバーン海に浮かぶ島々は暑い地域なのだから。
「気にすることは無い」
三角帽を目深に被り直すダリエンツォ。
見るものが見れば、それは彼がちょっとした照れ隠しをしているのだとわかっただろう。
女に礼を言われることなど、ついぞ無かったことなのだから。
「私を・・・どうするつもりなのですか?」
「さあ・・・どうしたらいいとおもう?」
質問に質問で返すダリエンツォ。
彼にしてみれば、今まで女に価値を求めるとしたらSEXか身代金ぐらいでしかない。
だが、彼女の場合はそうではない。
それがちょっと彼を戸惑わせていることだった。

薬であられもなく男を求めてくるのであれば事は簡単だった。
快楽を餌に訊きたいことを訊き、あとは娼館にでも売り飛ばせばいい。
だが彼女はそうならなかった。
快楽に溺れながらも、ただひたすら自慰だけで我慢したのだ。
それだけあの男に対する思いが強いのだろう。
精神力も並みではない。
と、なれば、訊きたいことも素直にはしゃべりはしまい。
さて・・・どうするか・・・

そこでダリエンツォは遊ぶことにしたのだ。
彼女が必死に操を立てている相手がどういう男なのかを知らしめる。
それによっては、面白いことになるかもしれないと思ったのだ。

「身代金は・・・お望みの額をお支払いすることは・・・たぶん・・・」
女は目をそらし、うつむいてしまう。
そうだろうな。
財産を持っているような様子は彼女の家には無かった。
結婚式の持参金も乏しい蓄えを吐き出したのだろう。
だが、どのような金銀財宝にも勝る財産を彼女は持っているはず。
いや、そうでなくてはならないのだ。
星船に関するキーとなるもの。
それを求めたからこそ、ラマイカのジュゼッペ・セラトーリが配下の者を使って彼女を手に入れようとしたのだろうから。
いや、この女ならそのようなものが無くても手に入れたくなりそうだがな・・・
「ふっ・・・」
ダリエンツォの口から笑いが漏れた。

「面白いモノを見せてやろう。来るがいい」
ダリエンツォは手招きしてクラリッサを呼び寄せる。
やむを得ず彼女は従い、ダリエンツォの後を歩いていった。
外の陽射しに思わずめまいがするクラリッサ。
日の差さない牢獄から出たばかりの身にはこの陽射しはきつすぎる。
「大丈夫か?」
「へ、平気です」
気丈にも、ふらつく躰を支えて再び歩き出すクラリッサ。
その様子にダリエンツォは笑みを浮かべた。
  1. 2006/12/11(月) 21:31:29|
  2. グァスの嵐
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勘助チェック

昨年も似たようなこと書いていましたが、今日でNHK大河ドラマ「山内一豊」が終わりましたねー。

一年間お疲れ様というところでしょうか。

まあ、さすがに上川隆也を六人揃えられなかったので、土佐入国以降、どこへ行くにも地元民の襲撃を恐れて影武者を五人連れて出歩いたというエピソードは描かれなかったようですが。(笑)

来年は「風林火山」ですね。

井上靖先生の作品が大河ドラマになるのは初めてだそうですが、武田家軍師山本勘助が主人公ということで、個人的には楽しみです。

武田家好きなんですよー。

で、この山本勘助。
最近まで実在を疑われた人物ということで、創作上の人物かと思われていたんですね。

そのためかつてエポック社から出ていたシミュレーションウォーゲーム「戦国大名」と言う傑作ゲームがあるのですが(のちサンセットゲームズより第二版発売)、このゲームでは山本勘助がサイコロの目により登場しないという事態が起こります。

このゲーム発売時点ではすでに勘助の実在は証明されていたのですが、まだまだ一般的に知られていなかったようですね。

武田家といえば、上杉家との信濃を巡る戦いが有名ですが、このゲームでは勘助の存在が結構重要になります。

と言うのも、上杉謙信の戦闘力が5なのに対し、武田信玄の戦闘力は4。

このゲームではその差がサイコロの修正になるので、この一の差は大きいのです。

このゲームの軍師の役割は、その戦闘力に修正ができるということなんですね。
つまり山本勘助がいると、武田信玄の戦闘力に+1、合計5となって上杉謙信と差がなくなるのです。

このように山本勘助がいるといないとでは武田家の戦闘力が大きく違い、是が非でも勘助は必要なのです。

しかし、先ほども言ったとおり、このゲームでは勘助チェックが必要で、二分の一の確率で勘助は出てきません。

たった一人の武将の存在がこれほど大きいゲームですが、面白いゲームです。
大学時代はずいぶんやったものでした。
懐かしいです。

来年の大河ドラマに思いを馳せつつ今日はこれにて。
それではまた。
  1. 2006/12/10(日) 21:53:35|
  2. ウォーゲーム
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襲撃開始

走る、走る、走る。
白い大地を列車が走る。
飛ぶ、飛ぶ、飛ぶ。
吹雪の中をATが飛ぶ。
軍用列車の砲塔が火を噴き、ATの銃が放たれる。
雪原の中で行なわれるのは乾いた命の奪い合い。
黒いオイルと赤い血が真っ白なキャンバスに振りまかれる。
次回「襲撃開始」

アイスブルーも白く染まるか・・・

と言うわけでボトムズです。

5、
「まさかこの機体に乗ることになるとはね・・・」
私はファッティーのコクピットに入り込む。
乗りなれたスコープドッグを参考に作られているせいか、それほどの違和感は感じない。
装甲そのものはこちらの方が厚そうで、動きさえ劣らなければヘビータイプに匹敵するようだわ。
私は操縦桿を握り締め、ハッチを閉じてバイザーにコードをつなぐ。
このあたりまで互換性があると、この機体がバララント製というのを疑っちゃうわね。
私はカメラの動作を確認するために左右に振ってみる。
カメラターレットは一つしか無いが、レンズを切り替えることでスコープドッグと同様に赤外線や望遠を切り替えられる。
考えようによっては使いやすいかもしれない。
私はカタパルトランチャーの試射をする。
空のコンテナが簡単に撃ち抜かれる。
反動も少なく取り回しやすい。
結構いい機体だわ。
さすがにスコープドッグを徹底的に分析して作り上げた機体だわね。
『やれやれ・・・このデブに乗ることになるとはな』
ラートルのボヤキが聞こえてくる。
『慣熟訓練も無しですからね』
そう言いながらも、ユジンの動きは軽快だ。
このファッティーを乗りこなしていると言っていい。
『いつまで遊んでいるつもりだ? 出発するぞ』
ターロス大尉のファッティーが合図をする。
私たちは雪上型キャリアに乗り込み、目的地へ向かって出発した。

ガウディム大陸は白の世界。
かろうじて居住可能な軌道を巡るベンエジヴァンは凍った惑星。
夏でも雪は降り積もる。
そのガウディム大陸に広がるヴィスロン平原。
そこには一本の鉄道が走っていた。
氷海に面したゴモの街から、内陸のブグ・ナの街までの動脈だ。
そこを走る軍用列車が今回の標的。
積荷はゲリラへ密輸される武器という。
怪しいものだが、そんなことはどうでもいい。
生き残って金をもらう。
それが傭兵としての私の仕事なのよ。

吹雪の中、雪上型キャリアーは走る。
カメラターレットに付く雪が視界をさえぎる。
いやだなぁ。
ヒーティングがされているとはいえ、水滴になった雪がカメラの映像を歪めてしまうのよね。
一瞬の判断が重要な戦闘では命取りになりかねないわ。
私はそんなことを思いながら、キャリアの上でファッティーを片膝を付いて立たせていた。
『もうすぐ目的地だ。準備はいいか?』
『こちらはOKだ』
『僕も大丈夫』
『いつでもいいぜ』
『準備完了しています』
ターロス大尉の声に皆が反応する。
「私もOKよ」
手袋の中にじわっと汗が滲んでくる。
緊張している?
違う・・・
私は興奮しているんだ。
血と硝煙が描くあの地獄絵図が私を待っている。
生と死の紙一重の差が私を駆り立てる。
さあ、始まりよ。

朝だというのにどんよりした雲のせいで薄暗い。
さらには吹雪が追い討ちをかけてくる。
キャリアーの履帯も雪に潜って難渋しているようだわ。
見えた!
鉄道の線路だわ。
コンクリートでできたモノレール型の軌条。
鉄の線路に比べて雪に埋もれる可能性は低い。
私たちのキャリアーは線路に向かってひた走る。

吹雪の中を光が切り裂いた。
列車のヘッドライトだ。
定刻通りというわけね・・・
『ようし、始めるぞ!』
『『おう!』』
私はファッティーをキャリアーから飛び降りさせる。
深雪が足を取り、思わずバランスを崩しそうになるが、私はファッティーを走らせた。
ローラーダッシュできればいいのに・・・
ATの機動性はやはりローラーダッシュにあるのだけど、この雪ではグライディングホイールが上手く動作してくれない。
仕方なく私はファッティーを走らせるのだ。
ずぼっずぼっと泥濘を走るような感覚が伝わってくる。
列車はまっすぐに線路をこちらに向かって走ってくる。
軍用列車というだけあって、先頭には装甲され砲塔に対AT砲を積んでいる貨車が増結されている。
私たちはそれに向かって走っていくのだ。

『アイスブルー! 線路を飛び越えて列車の右側面に付け!』
同じようにズボズボと雪に足を取られながら走っているターロス大尉の声が飛び込んでくる。
なるほど、挟み込む体勢というわけね。
私は指を立てて了解の合図を送り、進路をずらして行く。
列車の速度とこちらの速度、ぎりぎりと言うあたりね。
『ユジンも回れ! アイスブルーを援護するんだ』
『了解!行きますよ』
ユジンのファッティーがいきなりジャンプする。
そのまま線路を跨ぎ超え、列車の右側に回りこむつもりだ。
はあん・・・
敵の目を引き付けてくれるのか。
やるじゃない。
『ラートルも行け!』
『言われなくても!』
続いてラートルのファッティーが宙を飛ぶ。
『こいつ、結構飛ぶじゃねえか』
白く塗られたファッティーは吹雪に霞むように飛んで行く。
私は装甲貨車の砲塔がそちらを向くのを確認し、雪原を駆け抜けた。

むき出しのコンクリートのモノレール型軌道。
全速力を出して向かってくる列車と競争するかのように、私は線路を跨ぎ超える。
耳を劈くような轟音が発せられ、砲塔の対AT砲が火を噴いた。
列車は六両編成。
先頭と最後尾は装甲貨車。
二両目は気動車。
三両目と五両目が貨車。
四両目が客車という編成だ。
客車にはおそらく護衛の兵士たちが、そして装甲貨車にはATが積んであるはず。
私ならそうするわ。
『そりゃあ』
素早く位置についたラートルとユジンのファッティーがカタパルトランチャーを撃ち始める。
まずは足止め。
私も少し遅れるものの、雪原に片膝をついて射撃姿勢を整える。
軍用列車は何とか襲撃を切り抜けるべく、全速力でこの場を走りぬけようとする。
走り抜けられてしまえば襲撃は失敗。
この雪ではローラーダッシュで追いすがるなんてできはしない。
なんとしても気動車を潰さなければならないのだ。
今しも目の前を走りぬけようとする軍用列車に向かって私はトリガーを引いていた。

カタパルトランチャーの弾着が装甲貨車から気動車に移る。
装甲貨車と違い、気動車は装甲がされていない。
こんな襲撃は想定していなかったのだろう。
カタパルトランチャーの弾は難なく気動車の側壁を貫通し、炎を吹き上げる。
急激に速度が落ち、軍用列車の命運は決まった。
『気をつけろ、ATがでてくるぞ!』
ラートルのだみ声が聞こえてくる。
言われなくても・・・
私は走り過ぎた列車の最後尾に狙いをつける。
前方の装甲貨車はどうやら左側のチームを狙っているようだ。
こっちには最後尾の装甲貨車が砲塔を向けてくる。
「動いて! 狙われるわ」
私はそう叫んでファッティーを走らせた。
  1. 2006/12/09(土) 19:53:20|
  2. ボトムズSS
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われ奇襲に成功せり

「大本営発表! 帝国陸海軍は今八日未明、西太平洋において米英軍と戦闘状態に入れり!」

65年前の1941年12月8日、大日本帝国は対米交渉不調に至り、ついに真珠湾に停泊する米軍艦艇に対し攻撃を開始します。

現在の北方領土択捉島単冠(ひとかっぷ)湾を出発した連合艦隊は、赤城を初めとする空母六隻を主力とした一大機動艦隊でした。

開戦と同時に敵根拠地を襲撃し、その練度の高い艦載機群を持って米軍艦隊を撃破。
大損害を与えることで米軍の士気阻喪を図るという意図でした。

六隻の空母から発進した第一次攻撃隊は、零式艦戦43、99艦爆51、97艦攻89、合計183機の大編隊でした。

この大編隊は、当時真珠湾に配備されたばかりのレーダーにキャッチされます。
しかし、この情報は見過ごされました。
たまたま、米本土から増援としてB-17大型爆撃機が向かってくる時間だったのです。
レーダーがキャッチしたのは、B-17に“違いない”と判断されたのでした。

現地時間12月7日午前7時49分、日本時間12月8日午前3時19分。
真珠湾に日本軍機が殺到します。

たまたま、本当にたまたまアメリカの空母は真珠湾にはいませんでした。
エンタープライズは航空機輸送から帰投中、逆にレキシントンは航空機をミッドウェーに輸送中、サラトガは米本土西海岸で修理中、他の空母は大西洋でした。

真珠湾にいたのは米軍の主力戦艦八隻とその随伴艦だったのです。
その戦艦群に日本軍機は襲い掛かりました。

「トラ・トラ・トラ」(われ奇襲に成功せり)の電文が打たれたのは、日本時間午前3時22分。

戦艦オクラホマ:沈没
戦艦アリゾナ:沈没
戦艦カリフォルニア:沈没
戦艦ウェストバージニア:沈没
ほか補助艦艇二隻沈没

損傷艦艇にいたっては、戦艦四隻、巡洋艦二隻、駆逐艦三隻、補助艦艇二隻という状況で、真珠湾在泊艦艇はほぼ壊滅しました。

しかし、所在のわからぬ米軍空母の攻撃を恐れ、第二次攻撃隊までで攻撃を終了。
機動部隊は帰途に着きました。

まさに備えの無いところへの奇襲であり、米軍はほとんど対応することができませんでした。

しかし、この攻撃は宣戦布告文の手違いによる手交の遅れから、だまし討ちとしてアメリカには捉えられ、「リメンバー・パールハーバー」が合言葉となってしまいました。

アメリカ国民は奮起し、アメリカは戦争にその国力を投入することになります。

ルーズヴェルト大統領の陰謀とも言われますが、これでアメリカは大手を振って戦争に参加できることになりました。
この真珠湾奇襲と日本の対米英宣戦布告は、英首相チャーチルを大喜びさせたそうです。
これでアメリカが対独戦に参加する。
英国は救われた。
と、言うわけですね。

無謀であり、やってはいけない対米戦争ではありましたが、やる以上はこの作戦は必要だったのではないかと思っています。

もっとも、その後がいけなかったですけどね。
作戦指導におごりというか歪みが出てくるようになってしまいます。
どうしてだったんだろうなぁ。

今日はこれまで。
それではまた。
  1. 2006/12/08(金) 22:14:16|
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なーんだ・・・

お風呂に湯を張って躰を洗っていたら、どこかで引っ掛けちゃったのか、気が付くと栓が抜けてお湯が無くなっていて愕然とした舞方です。orz

今日のネタもはっきり言ってorzと言うネタです。

豪華客船「タイタニック」の遭難については、知らない人は居ないでしょうというぐらいに有名ですよね。

1912年。
処女航海にでたタイタニックは、北大西洋において氷山と接触、浸水に耐え切れずに沈没します。

その様子は悲劇として数多くの映画や小説に描かれ、沈没したにもかかわらず、客船としての知名度では一番かもしれません。

このタイタニックの沈没に先立つ1898年、モーガン・ロバートソンという方が小説「Futility」という小説を発表しました。

最新の技術を投入し、不沈と言われた豪華客船が、北大西洋において氷山と衝突し、多数の乗客とともに沈没するという小説です。

客船の名は「タイタン」。
4月にアメリカからイギリスへ向かって出港しました。(タイタニックは4月にイギリスからアメリカへ)
どちらも北大西洋で氷山に衝突。
しかも衝突した側も右舷側。
衝突した時刻はタイタンが真夜中、タイタニックは23時40分。
全長も総トン数も似たような数値であり、馬力も最大速度も似ている上スクリューの数まで3つと一致していました。

このことから、この「Futility」という小説が一種の予言本として脚光を浴びました。
私も先日までは不思議な偶然の一致として、ある種の不気味さを感じておりました。

ところが、どうやらこれは偶然ではなく意図的だったようです。
「Futility」が1898年に刊行されたのは事実ですが、1912年に改訂版が発行されていたんですね。
その時に少なくない書き換えが行なわれ、タイタンはタイタニックに酷似させられたというのが事実のようです。

やはり事実は小説より奇なりということでしょうか。
それではまた。
  1. 2006/12/07(木) 21:23:01|
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ちょっと寂しい

プロ野球もシーズンが終わり、契約の更改の時期がやってきています。

活躍した選手にとっては上がるかどうかが。
活躍できなかった選手にとっては下がってしまうのかどうかが。

そして、ファンにとってもあの選手はいくらもらうのか? この選手はどうなのかといらぬ詮索をしたがる時期でもありますね。(笑)

阪神ファンな私も、当然各選手の上がった下がったには興味があります。
金額はまあ天文学的数字なので、正直ピンとは来ませんけどね。

その契約更改の席での話ですが、関本選手の交渉中に球団関係者があくびをしたので、関本選手は非常にショックを受けたと言う報道がありました。

どういった経緯でのことかは関本選手のコメントのマスコミ発表ですので、詳しくはわかりませんが、交渉中にあくびをされたのがとにかくショックだったと言うことのようです。

もちろん球団関係者側は覚えが無いということですが、まあ、その場で指摘されたならともかく、後であくびしただろうと言われても覚えが無いでしょうね。

片方は軽い気持ちでの行為でも、片方にはかなりの衝撃を与えてしまうというのはあることですよね。

最近話題に上るいじめも、やっている方にはそれほどの深い考えは無いでしょう。
それどころかいじめだと意識しているかも怪しいものです。

でも、された方は心にも躰にもダメージを負うんですよね。
私も今でも思い出すことがよくあります。

ひとつの行為が相手にどういった影響を与えるのか・・・
それを考えながら行動するというのは容易なことでは無いでしょう。

でも、相手の身に立って考えるということは、忘れないようにしていきたいものだと思います。

それではまた。
  1. 2006/12/06(水) 21:34:56|
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アイロンがけ

大英帝国の首都、霧の都ロンドン。

1837年から1901年まで。
19世紀後半からまさに20世紀の変わり目まで。
英国はヴィクトリア女王の統治下にありました。

日本で言えば大塩平八郎の乱から日露戦争直前まで。
幕末から日清戦争あたりはすっぽりと収まってしまいます。

いわゆるヴィクトリア朝時代ですが、大体は1850年代以後を俗にヴィクトリアンと呼ぶようですね。

このヴィクトリア朝時代と言って思い浮かべるのはなんでしょうか?

さまざまあると思いますが、かなりの人の脳裏に浮かぶのは、かのシャーロック・ホームズ氏のいた時代と言うものでは無いでしょうか。

もちろん、シャーロック・ホームズ氏は架空の人物ですが、ヴィクトリア時代とは切っても切り離せない人物でしょう。
ほかにもジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)や、メイドマンガ「エマ」、さらには「スチームボーイ」なんかもあの時代を描いていますね。

そういった映像や書物などには、当時の人々の生活が映し出されていますが、当時の生活などを調べて行くと、いろいろと面白いものですね。

例えばアイロン。
当時は電気式はまだまだ普及しておらず、火にかざして熱したり、中に炭や石炭を入れるタイプが主流だったようです。

もちろん衣服のしわを伸ばすのが本来の用途ですが、上流家庭ではもう一つ違う用途があったとのこと。
それは毎朝配られる新聞の乾ききっていないインクを乾かし、ぱりっとしわの無い新聞を主人に見せるために使われたんだそうです。
驚きですよねー。

また、英国はお茶を嗜む国として知られていますが、かつてはコーヒーも飲まれていたんだそうですね。

それがお茶に切り替わったのは、価格的な面もありますが、何より当時の英国ではコーヒーには混ぜ物(チコリの根やどんぐりを炒ったものなど、戦時中日本でも代用コーヒーとして使われた)を入れて売るのが当たり前だったために、コーヒーは不味いというのが定着してしまったんだそうです。
そのため英国ではコーヒーは廃れ、お茶が好まれるようになったとか。

シャーロック・ホームズも麻薬を嗜んでいたと記憶しておりますが、当時の英国ではアヘンは一種の万能薬として使われていたんですね。
(ホームズはコカインやモルヒネを使っていたはずですが)

むずがる赤ちゃんにアヘンチンキを一滴飲ませておとなしくさせるのはベビーシッターの間では当たり前で、睡眠薬や鎮痛剤としてアヘンはごく一般的に使われていたと言うことです。

もちろん事故も多く、アヘンでの中毒死は毎年かなりの数が出ていたようですが、20世紀に入るまで禁止薬物に指定されることはなかったということです。

ほかにもいろいろとあるのですが、今日はこのぐらいで。
それではまた。
  1. 2006/12/05(火) 22:50:42|
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ナイトレディ2

シチュ抜き出しSSの第二弾です。

前回同様ナイトレディが出てきますが、前回より前の話的なものだと思って下さいませー。

それにしても・・・
また似たような話になっちゃったなぁ。orz

まあ好きなシチュを抜き出した話なので、似ているのはご容赦を。

「タァーッ!」
ナイトグリーンの見事な飛び蹴りがデモンズの怪物に命中する。
やったぁ・・・
物陰で隠れて見ている私にも、その蹴りがデモンズの怪物にかなりのダメージを与えたことは容易にわかる。
「ウインドスパーク!」
ナイトホワイトの手にした杖が白い光を発し、その光がいかずちのようにデモンズの怪物に突き刺さる。
「グギャァァァァァ」
体液を撒き散らし、苦しみのたうつデモンズの怪物。
女性のように滑らかなラインをしていて、丸い双丘が胸を表わしているものの、尖った口と背中に広がるトゲトゲがハリネズミを使った怪物であることを示している。
新聞の報道によると、どうやら地上の動物をあのような形にして使っているらしいけど、いつも女性の形をしているのはどうしてなんだろう・・・
突然現れた暗黒結社デモンズは、その矛先を日本に定めたらしく、この小さな島国を重点的に襲撃してきた。
警察も自衛隊も歯が立たないデモンズの怪物は日本中を恐怖に陥れたけど、そんな時救世主のごとく現れたのがナイトレディたちだった。
その正体は不明で、マスコミ各社が追跡していたけど、どうやら少女らしいと言うことしか発表されていない。
でも、私は知っている。

ゆらりと立ち上がるデモンズの怪物。
ふらつきながらも最後まで抵抗をやめない。
「まだ来るの?」
ナイトピンク、志緒里ちゃんの驚いたような声がする。
そうよ、もうぼろぼろなんだからあきらめて降伏しちゃえばいいのに・・・
でも、デモンズの怪物が降伏したなんて聞いたこと無いよね。
「とどめを刺すぞ! テラズアタックだ!」
「ええ!」
「うん!」
ナイトグリーンの掛け声に、ナイトホワイトとナイトピンクがうなずいた。
最強の決め技、テラズアタックがデモンズの怪物に向けられる。
決まり・・・よね・・・
私は肩に背負っていたバッグのファスナーを開けて、ピンク、グリーン、ホワイトのタオルを取り出す。
戦闘が終わったら真っ先に差し出してあげるんだ。
もちろん誰も見ていないところでね。

「「「テラズアターック!!」」」
三人の掛け声とともに光の玉がデモンズの怪物に向かう。
光の中に飲み込まれたデモンズの怪物は、そのまま消え去るように散っていった。
ハア・・・
すごいよ・・・
デモンズなんかいくら来てもナイトレディがいる限り日本は大丈夫だよね。
私はホッと胸をなでおろしながら、周囲の確認をする。
黒蟻型のデモンズ兵もいないようだし、マスコミもいないみたい。
私は三人のナイトレディの元に駆け寄った。

「志緒里ちゃん、お疲れ様」
周囲の確認をしてヘルメットを取った志緒里ちゃんたちに私はタオルを差し出した。
「わ、ありがとう奈苗ちゃん」
ナイトピンク、大伴志緒里(おおとも しおり)ちゃんが私のタオルを受け取ってくれる。
茶色のポニーテールの小柄な少女だけど、明るくてとても優しい。
私の大の親友だ。
「塩原。だめじゃないか、こんなところまで」
ナイトグリーン、波留蔵聖歌(はるくら せいか)さんが私を困ったような顔で見つめてくる。
都南高校の二年生で、私や志緒里ちゃんと同学年なのに年上のような感じがする。
背が高く運動神経抜群で、都南高校水泳部のホープらしい。
でも、最近はデモンズの怪物たちとの戦いで練習時間が取りづらいのが悩みとか。
黒いショートの髪の毛と少し日焼けした顔が精悍で、同性からモテモテだと言う。
それもよくわかるなぁ。
「今回は仕方ないですわ。志緒里さんと一緒のところを呼び出されたのですから。大目に見てあげてください」
白いタオルで丁寧に汗を拭いているナイトホワイト、水鳥野真悠(みどりの まゆ)さん。
苗字は字こそ違うけどみどりなのに、ナイトホワイトなのがちょっと気に入らないと言っていたわね。
水鳥野製薬のご令嬢で、聖神女子大付属の二年生。
でも高飛車なところとかはまったく無くて、一緒にカラオケに行ったりするすごく付き合いのいい人なの。
「ったく・・・仕方ないなぁ。危険なんだぞ」
そう言いながらも聖歌さんはタオルを受け取ってくれた。
嬉しいな。
私は何にもできないけれど、こうして少しでも三人の疲れを癒してあげられればと思う。
「奈苗ちゃん、怖くなかった?」
「ううん、ナイトレディの三人がいるんだもん。ちっとも」
これは嘘じゃない。
地球の力に導かれて、志緒里ちゃんがナイトピンクに選ばれちゃったおかげで、一時付き合いが悪くなっちゃんたんだけど、今はこうして三人のナイトレディとお友達になれたんだもん。
「でも、奈苗さんも気をつけてくださいね。デモンズに狙われてしまうかもしれませんわ」
アースパワーを解放して、白いバトルスーツから聖神女子大付属のセーラー服に戻る真悠さん。
「大丈夫。奈苗ちゃんは私がしっかりガードするよ」
いつものブレザーに戻り、ガッツポーズを取る志緒里ちゃん。
その言葉がとても嬉しい。
「ふふん。油断するなよ。大伴は時たま油断するからな」
聖歌さんが笑いながら言う。
悪意の無い冗談だわ。
聖歌さんだけがメンバーを苗字で呼ぶのは距離を置いているからではない。
一度、友人を名前で呼んだとき、翌日にはその友人が女子生徒たちの興味と怨嗟を一気に引いてしまい、いたたまれなくさせてしまったことがあるという。
それ以来どんな場合にも苗字で呼ぶことにしているとか。
もてるというのも苦労が絶えないものなんだなぁ。
「ひどいよ聖歌ちゃん。奈苗ちゃんを守るのに油断なんかしませんよー」
ぷんぷんと言う擬音が当てはまりそうな顔をしている志緒里ちゃん。
私は思わず笑い出しちゃう。
「私も充分気をつけるから大丈夫だよ、志緒里ちゃん」
私は三人からタオルを受け取り、バッグにしまう。
「それよりもお腹空いたね、メック行かない?」
「ハンバーガーですか? いいですわね」
真悠さんが賛成してくれた。
「いいね、行こうよ」
「ああ、お腹空いたね」
他の二人も賛成してくれた。
「行こう行こう」
私は志緒里ちゃんの手を取って、メック目指して走り出した。

今日は日曜日。
私は志緒里ちゃんとの待ち合わせ場所に向かっていた。
一緒にお買い物をして、そのあと聖歌さんと真悠さんも一緒にカラオケ。
いつものコースだけど、やはり楽しみ。
私はバスに乗って中心街へ向かう。
駅前に早めに行って志緒里ちゃんを待つの。
きっと志緒里ちゃんはぎりぎりになって走ってくるわ。
うふふ・・・
朝は弱いのよね、志緒里ちゃんは。

あれ?
急にバスの外が暗くなった。
お客さんもざわめきだす。
その時急ブレーキが私の躰をぐんと前につんのめらせた。
「キャーッ!」
「ウワーッ!」
お客さんの悲鳴が上がる。
何?
何がどうなったの?
私はポケットの携帯に手を伸ばす。
何かあったときには志緒里ちゃんに連絡をする。
それが約束だった。
「グワーッ!」
運転席で悲鳴が上がる。
窓ガラスが割れ、血がしぶき、扉が引き開けられる。
デモンズの怪物!
私は思わず悲鳴を上げそうになる。
運転手を殺し、悠々と入ってきたのはまさにデモンズの怪物だった。
柔らかい女性のラインをした躰だが、ぬめぬめと粘液に覆われ頭部からはゆらゆらと光る発光体がぶら下がっている。
「うふふ・・・私は暗黒結社デモンズのアンコウデモン。素体に相応しいものを確保する」
そう言って恐怖に震える私たちを見回してくる。
怪物の後ろにはデモンズ兵と呼ばれる黒蟻型の女性たちが立っていた。
「ふふふ・・・さあ、お前たち、私の提灯をごらん」
アンコウデモンの頭部から垂れ下がった発光体がゆらゆらと揺れている。
あ・・・
いけない・・・
あれを・・・見ては・・・
あれ・・・は・・・

ひんやりした空気。
暗い。
ここは・・・どこ?
「ほう、目が覚めたか」
私の方を振り向くがっしりとした体格の大男。
その額からは角が突き出し、トゲトゲのアーマーが躰を覆っている。
まるでペイントでもしたような青白い顔は、ところどころが赤黒い隈取りがなされていた。
「あ・・・あなたは・・・」
訊くまでも無い。
暗黒結社デモンズのグラドーンだわ。
私は思わず、あとずさる。
でも、突然電気が走ったように私の躰は痺れて動けなくなってしまった。
「うああっ」
「おとなしくしていろ。そこは力場に覆われている。逃げ出せはしない」
静かにそう言うグラドーン。
私はポケットの携帯を捜す。
あれ?
無い、無いわ。
ポケットのどこを捜しても携帯は見つからない。
どうしよう・・・
志緒里ちゃん・・・
助けて・・・

「俺の名はグラドーン。女、捜し物はこれか?」
差し出されたグラドーンの手に握られていたのは私の携帯だった。
「あ・・・」
私は思わず手を伸ばそうとする。
「ククク・・・」
さっと手を引っ込め、私の携帯を開くグラドーン。
「ククク・・・先ほど見せてもらったよ。どうやらお前はナイトピンクの知り合いのようだな」
「ええっ?」
確かに私の携帯の待ちうけ画面には志緒里ちゃんとのツーショットが映し出されている。
でも、どうして?
「ククク・・・我らとて情報は得る。この女こそがナイトピンクであろう。違うか?」
私は必死に首を振る。
両親にだって教えていない志緒里ちゃんの正体を教えたりできるもんか。
「ふふ、まあいい。これよりお前に面白いものを見せてやる」
グラドーンがパチンと指を鳴らす。

「イヤァッ!」
引き摺られるようにして両腕を掴まれた女の人が連れて来られる。
あのワンピース・・・バスに乗っていた人だわ。
両腕をあの蟻型のデモンズ兵に掴まれて、必死に逃れようとしているけど逃げられないでいるわ。
綺麗な人だけど、涙で顔がぐしゃぐしゃになっちゃっている。
「あ、あの人をどうするつもり?」
私は恐ろしかったけど、訊かずにはいられなかった。
「うん? ククク・・・あれを見ろ」
私は指差された先を見た。
「ええっ?」
そこには巨大な心臓のようなものがドクンドクンと蠢いていたのだ。
「し、心臓?」
「そうではない。あれは怪人製造プラントだ」
にやりと不気味に笑うグラドーン。
「怪人製造プラント・・・?」
「うむ、おとなしく見ていろ」
グラドーンの指が再び鳴らされる。
「イヤァッ!」
「ああっ」
私の目の前であのワンピースの女の人が心臓のような怪人製造プラントに飲み込まれていく。
「な、何なの? いったい」
「クックック・・・」
グラドーンは不気味に笑うだけだった。

ゴトン。
どのぐらいの時間が経ったのかな。
すぐだった気もするし、何時間も経ったような気もする。
その音はあの心臓のような怪人製造プラントから卵のような丸いものが吐き出された音だった。
「卵?」
そんなはずは無いわね。
だってあまりにも巨大すぎる。
まるで人が入って・・・いるか・・・のよう・・・
私はぞっとした。
「ククク・・・そんなようなものだな」
グラドーンは相変わらずニヤニヤしている。
ピキピキ・・・
ひびが入る音。
私の目の前で卵はゆっくりと割れ、中から怪人が現れる。
黒くぬめぬめした躰はやっぱり女性らしいラインを持っている。
口元の左右からは一本ずつの長い髭のようなものが伸び、お尻には魚のひれのようなものが付いていた。
「クックック・・・見ろ。あの女がこんな素敵な怪人になった」
「そ、そんな・・・」
私は息を飲んだ。
あの泣いていた女の人が・・・
デモンズの怪物になっちゃったの?
「うふふ・・・グラドーン様。私はナマズデモン。私の地震を起こす能力で地上を大混乱に陥れてやりますわ」
グラドーンに跪くデモンズの怪物。
怖い・・・
怖い怖い・・・
助けて・・・
志緒里ちゃん、助けて・・・
私は祈らずにはいられなかった。

「さて、塩原奈苗(しおはら ななえ)。ナイトピンクと親しいお前には、これからナイトレディに対する作戦の指揮を取ってもらおう」
「え?」
それはどういうことなの?
「ど、どういうこと?」
「お前にもあの怪人製造プラントに入ってもらうのだ」
「い、いや・・・」
いやだ・・・
いやだ・・・
「怪物になるなんていやだぁ!」
私は見えない壁に向かって這うように逃げて行く。
もしかしたら・・・
もしかしたら抜けられるかも・・・
でも、私の躰はやっぱり電気に撃たれたように痺れてしまった。
「あ・・・う・・・」
私は床に寝そべってしまう。
躰が痺れて動かない。
助けて・・・
お願いだから助けてぇ・・・

デモンズ兵に連れ出される私。
動けないままに私は怪人製造プラントに連れて行かれる。
「心配するな塩原奈苗。お前はただの怪人にはしない。お前には上級怪人としておれのそばにいてもらう」
いやだ・・・
そんなのいやだよぉ・・・
必死に躰を動かそうとするけど、痺れた躰は動かない。
さっきはすぐに動いたのに・・・

私の目の前には怪人製造プラントが口を開けている。
赤くうねうねと動く内部がよく見える。
まるで胃カメラで内臓を見ているみたい・・・
私はそんなことを考えてしまう。
躰は動かない。
もうだめだ・・・
私は怪人にされちゃうんだ・・・
志緒里ちゃんとは敵同士になっちゃうんだ・・・
いやだよぉ・・・
そんなのはいやだよぉ・・・
私の頬を涙が伝う。
大声で泣きたい。
泣いて泣いてこの悪夢から目覚めたい。
でもそれはかなわない。
私の躰は怪人製造プラントに入れられてしまった・・・

あれ?
温かいや・・・
なんだろう・・・
ふわふわして気持ちいい・・・
すごく気持ちいいや・・・
ああ・・・
眠くなっちゃう・・・
なんだかマッサージされているみたい・・・
躰が中から変えられていく・・・
気持ちいい・・・
今までのことが夢の中のよう・・・
夢・・・
あ・・・れ・・・?
私・・・
私って・・・
だ・・・れ・・・だ・・・っけ・・・
わ・・・
た・・・
し・・・

私はもどかしく殻を破る。
ひんやりとした外気がとても気持ちいい。
私はぬらぬらする液体を振り払い、殻を破った鋭い爪をぺろりと舐める。
うふふ・・・
素敵な爪。
鋭くて獲物を引き裂くには相応しいわ。
私は躰を震わせて、背中の羽を広げて見せる。
漆黒のコウモリのような羽が伸び、私の躰を持ち上げた。
「クククク・・・素敵な躰になったではないか」
腕組みをして笑みを浮かべているグラドーン様。
私は羽をたたんで彼の前にその身を立たせる。
黒いボンデージのように胸から股間までを外皮が覆い、お尻から伸びた尖った尻尾がくねくねと踊る。
両手と両脚は黒い長手袋とハイヒールブーツのように変化して、その美しさを際立たせている。
「クスッ・・・ありがとうございますグラドーン様」
私はグラドーン様の言葉にすごく嬉しくなって、その場でくるくると回って見せた。
「奈苗よ、これからは暗黒結社デモンズの女怪人ナナとして、我が命に従うがいい」
「はい、グラドーン様。私はナナ。おろかなナイトレディどもはこの私が始末してご覧に入れますね」
私は長く伸びた舌でぺろりと唇を舐める。
そう・・・私はナナ。
ナイトレディは私が倒すわ。
うふふふふふふ・・・
  1. 2006/12/04(月) 21:54:32|
  2. 改造・機械化系SS
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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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