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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

手に入れろ

1950年。
朝鮮半島において朝鮮戦争が勃発しました。

この戦争では史上初めてジェット機同士の空中戦が行なわれたことでも有名ですが、東西両陣営の代表国アメリカとソ連にとっては、それぞれ自国製戦闘機が直接戦闘を行なうという点で、非常に気になる戦いでありました。

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)への絨毯爆撃に赴いたB-29は、北朝鮮のマークをつけ、ソ連人パイロットの乗るMig-15ジェット戦闘機に手ひどくやられることが多くなりました。

護衛のP-51(F-51)は言うに及ばず、ジェット戦闘機であるP-80(F-80)ですらMig-15の前には無力で、一方的な攻撃を受けることが多かったのです。

もちろん米軍は、強力なジェット戦闘機F-86を急遽朝鮮上空に投入。
Mig-15との間に戦史に残る空中戦を繰り広げることになります。

米軍はMig-15の性能を探るべく、Mig-15を捕獲しようとします。

Mig-15は北朝鮮の上空でしか戦わないことに決めていたため、機体を手に入れるのは大変でした。
米軍は海上に着水した機体でもいいから拾うようにと指示を出していたぐらいでした。

幸運なことに海岸に不時着した機体を北朝鮮の回収チームより先に手に入れることができ、Mig-15の機体そのものは手に入れることができました。

一方ソ連のほうも、何とかしてF-86の機体を手に入れるべく、ある作戦を行ないます。

それはB-29の護衛でやってきたF-86を、Mig-15の集中攻撃によって切り離し、強制着陸させるというものでした。

しかし、作戦に参加したパイロットは、ソ連のテストパイロットたちであり、実戦の経験が不足しておりました。

空中戦の結果は散々で、相手を強制着陸させるどころか12機のうち1機が撃墜され、2機が損傷するという体たらく。
作戦は失敗でした。

幸いにしてその後、不時着した飛行可能なF-86を手に入れることができ、後のMig-19やMig-21にその情報が生かされることになります。

米軍も飛行可能なMig-15を手に入れるために一計を案じました。

パイロットごとMig-15で韓国やアメリカに亡命してきた場合には5万ドル払うという文章をばら撒いたのです。
さらに第一号には追加で5万ドル、計10万ドル払うというのです。
当時の10万ドルですから、かなりのものでしょう。

もっとも、これに釣られる者は無く、まったくこの賞金のことを知らないパイロットが北朝鮮に絶望して亡命してきたのです。

こうして米軍も待望の飛行可能なMig-15を手に入れることができたのですが、賞金の10万ドルは用意することができず、米国の市民権を与えるなどで我慢してもらったとのことでした。

東西両陣営の冷戦はこの後1980年代まで続きます。
このような相手の兵器の奪い合いも続いたんでしょうね。

それではまた。
  1. 2006/11/05(日) 22:31:01|
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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