北欧の福祉大国「スウェーデン」
今でこそ、福祉国家としてその名を馳せているわけですが、十五・六世紀ごろはヨーロッパの大国として、ロシアや神聖ローマなどと戦乱に明け暮れていた国でもありました。
工業も発達しており、特に自動車は世界的にも市場を確保しており、「サーブ」社や「ボルボ」社などの乗用車は日本でも知られているところです。
(現在ボルボの自動車はフォード傘下であり、ボルボグループとは分離)
新聞などでサーブの自動車の広告などは目にされたこともあるのではないでしょうか。
サーブ社は、自社の自動車広告によくジェット戦闘機を一緒に出してきたりします。
以前私はどこかで、「なぜサーブ社の自動車の広告にジェット戦闘機が使われているのか?」と言う質問があったのを目にしました。
今ではスイスと同じく中立国として知られておりますが、スウェーデンは武力もかなりのものを保持しており、「武装中立」といった意味合いが強くなっているようです。
(もちろんスイスも軍備は持っています)
そのスウェーデン空軍の保持するジェット戦闘機はサーブ社が製造しているんですよね。
あの「エリア88」の主人公シン・カザマも一時期サーブ社の戦闘機「ドラケン」に乗っていましたし、その後継機の「ビゲン」、最新鋭の「グリペン」と優秀な戦闘機を次々と世に送り出しているサーブ社は高い能力を持った軍需会社なのです。
おそらく、サーブ社は高い能力を持つ航空機製造能力が皆さんのお手元に渡る自動車にも生かされているのですよということを言いたいがために、自動車の広告にも自社のジェット戦闘機を入れているんだと思います。
(違っていたりしてww)
日本では軍事産業はあまりいい目で見られませんから、三菱や小松が90式戦車や装甲車を引き合いに出して自社の能力の高さをアピールするということは無いですね。
三菱パジェロのCMもパリダカの勇姿は使いますけど、73式小型トラック(新)として防衛庁も使用していますなんてのはありませんですもんね。
結構身の回りの身近な企業が防衛産業として関わっていることも多いんですけどね。
もっとそのあたりも知りたいものだと思います。
それではまた。
- 2006/09/18(月) 21:57:41|
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