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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

今日は乗りが悪いよー

うーん・・・
せっかくの休日なのに今日は乗りが悪かったです。
なので少しだけ・・・

4、
「えっ?」
目を覚ます理梨子。
布団を跳ね除ける。
「え、えっ?」
周囲を見回してみる。
ここはベッドの上。
マンションの自分の部屋。
「え・・・夢?」
自分の躰を確かめる。
パジャマを着ていたが、ズボンを下ろして下腹部を確認する。
「何も・・・ない・・・?」
あの不気味な触手は見当たらない。
「はあ・・・ふう・・・」
胸をなでおろす理梨子。
「よかった・・・」
何がなんだかわからないけど・・・
きっと昨日のことが心にあってあんな夢を見たんだわ。
私がもう少し早く・・・
ピピピッピピピッ・・・
目覚ましのアラームが鳴る。
「はあ・・・行かなきゃ・・・」
アラームを止めると、理梨子はパジャマを脱ぎ捨てて顔を洗うためにベッドを後にした。

「無い・・・」
昨日着ていたはずの紺のスーツが・・・無い。
どうして・・・
私・・・ベッドで寝ていたわ。
あれは夢じゃないの?
思わず下腹部をさする理梨子。
「調べてもらった方がいいかもしれないわね・・・」
ブラウンのスーツを取り出して着替える理梨子。
身支度を整えてマンションを出る。

地下駐車場。
夕べはここで・・・
違う・・・あれは夢・・・
夢なのよ・・・
理梨子は自分の車に近づいていく。

「こんにちは」
「!」
背後から掛けられた声に思わず躰が硬くなる。
振り向いた理梨子の目にベビーカーを押した若い女性が映る。
はあ・・・
張り詰めた気が一瞬にして緩む。
下の階の方だわ。
なんて名前だったかしら・・・
「これからお仕事ですか?」
「あ、ええ」
理梨子はうなずく。
時間はすでに10時過ぎ。
普通のサラリーマンなら出勤時刻はとっくに過ぎている。
しかし、イェーガーの司令である理梨子は基本的にはフレキシブルである。
実際問題として夜間活動することが多い悪魔に対しては、夜間の仕事になることの方が当然多いのだ。
だから理梨子は大体午前11時ぐらいに本部に出勤することが多い。
「お気をつけて」
「はい」
にこやかに会釈をしてワンボックスに向かう女性の姿を何の気なしに眺める。
髪の毛を自然に掻き揚げる姿が美しい。
ぞく・・・
背中から腰にかけての曲線が艶めかしい。
ぞく・・・
歩いていくその足のラインが素敵。
ぞくぞく・・・
「えっ?」
下腹部に妙な感じを覚える。
「えっ? な、何・・・?」
何かがせり上がってくる。
ショーツが・・・パンストが・・・わずらわしい。
「あ・・・ああ・・・」
入れたい・・・
「えっ?」
わ、私は何を・・・
もぞ・・・
「ひあっ?」
まさか・・・
まさか・・・私・・・
悪夢がよみがえる。
ショーツが盛り上がる。
タイトスカートの前が膨らんでくる。
「いや、いやぁっ!」
理梨子はしゃがみこんでしまった。

「えっ?」
ベビーカーを押していた女性が振り向く。
「ああ・・・大丈夫ですか?」
車の脇でしゃがみこんでしまった理梨子に、彼女は駆け寄ろうとする。
きっと何か起こったに違いないと思ったのだ。
「こ、来ないで!」
下腹部を押さえて理梨子が叫ぶ。
「?」
一瞬立ち止まる女性。
しかし、下腹部を押さえて苦しんでいるように見える理梨子をほうっては置けない。
「お腹が痛いんですか? 私、看護師なんです。ちょっと見せてください」
最悪だ・・・
理梨子は唇を噛む。
こんな自分を知られたくない・・・
私は・・・
私は・・・

『ふふふふふ・・・』
笑い声が聞こえる。
聞き覚えのある冷たい笑い。
ルシファー・・・
理梨子は周りを見渡した。
「キャアッ!」
近寄ってきていた女性が悲鳴を上げる。
彼女の足元が闇に覆われ始めていたのだ。
「な、何?」
見る間に闇は彼女を駐車場の床に飲み込んで行く。
「お、奥さん!」
理梨子が声をかけるが、彼女はすっぽりと闇に飲み込まれてしまっていた。
「そ、そんな・・・」
『さあ、宴の始まりだ』
ルシファーの声とともに、理梨子の足元もまた闇が口を開けていた。
「ああっ」
理梨子は手を伸ばそうとしたが、その手は何も掴むことは出来なかった。

二回目ともなると無重力状態にも慣れてくる。
だからと言って身の置き所のない感覚は気持ちいいものではない。
「ルシファー! あなた・・・」
きっとなってルシファーをにらみつける理梨子。
闇の中に夕べと同じように彼は立っているのだ。
その足元には先ほど闇に飲み込まれた女性がいる。
気を失っているのか目をつぶっていた。
「ようこそ、玖薙理梨子」
笑みを浮かべるルシファー。
すらっとした躰に黒のスーツがよく似合っている。
「あなたの狙いは私のはず。その人を解放しなさい!」
「ふふふ・・・」
「何がおかしいの!」
理梨子はルシファーの態度に怒りを覚える。
「彼女は特別ゲストだよ。君のためのね」
「私のため?」
ルシファーはうなずいた。
  1. 2006/05/05(金) 21:34:22|
  2. 戦隊司令理梨子
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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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