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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

ルシファー

「戦隊司令理梨子」の第三話です。
いよいよ悪魔が動き出しましたー。

3、
「!」
理梨子が振り向いた刹那、闇が理梨子を覆いつくす。
「な、何?」
思わず払いのけようとするが、もちろん払いのけられれるものではない。
濃密な闇は理梨子の自由を奪い、その意識を遠くさせて行く。
い、いけない・・・
理梨子は唇を噛んで痛みで気を引き締める。
闇の向こうにうっすらと人影が見えるが、黒い影に過ぎず男とも女ともつかない。
何者なの?
まさか・・・私が異形存在対策委員会のイェーガー部隊の司令官と知って?
まさか・・・
ありえないわ。
私は単なる大学から出向して協力している者に過ぎないことになっている。
少なくともデータ上はそうなっていて、私がイェーガー部隊の司令官と知る者はごくわずかのはず。
理梨子は霞む目を必死に見開き、相手を確かめようとする。
男?
闇の中に浮かび上がる長身の人影。
すらっとした躰は黒い服のせいで闇に溶け込んでいる。
対照的に白というより青白い顔。
冷たい笑みが浮かんでいる。
まだ若い青年。
だが、強い力を感じる。
人間ではないのかもしれないわ・・・
「ふふ・・・」
青年がかすかに笑う。
だ、だめ・・・か・・・
彼がすっと手を振ったとき、理梨子の意識は薄れて行ってしまった。

「ハッ!」
理梨子は目を覚ます。
周囲はやはり闇。
躰がふわふわとしてまるで無重力の中に浮いているよう。
「こ、ここは?」
躰を起こそうとするが、すでに起きているのかもしれない上につかみ所がない。
「身動きが・・・」
躰を動かすことはもちろん可能だったが、動かしても何も変わらない。
これでは動かす意味が無いのだ。
「いったい・・・ここは・・・」
周囲を見渡す理梨子。
「ふふふ・・・どうやらお目覚めのようだね、玖薙理梨子」
理梨子の真上、いや、正面なのか?
そこに先ほどの青年が立っていた。
しかも逆さに。
「あ、あなたは何者?」
理梨子は相手をにらみつける。
「ふふ・・・我が名はルシファー。と言ったら信じるかな?」
「信じないわね」
薄く笑う理梨子。
確かに悪魔の一員かもしれないが、好き好んで悪魔の帝王の名を使いたがる者ほど小物であることが多かったのだ。
「正直なことだ。イェーガーの頭脳は切れ者だというのは本当らしい」
「私が何の頭脳ですって?」
理梨子は心底驚いた表情をしようとする。
悪魔に気取られるわけには行かないのだ。
だが、上手く行ったかどうか・・・
「ふふふ・・・可愛い努力をする。美しく聡明な女性は私の好みだよ」
ぞっとするほどの冷たい笑み。
人間には浮かべることは出来ない笑みかもしれない。
「それはどうも」
躰を動かして、何とか“ルシファー”ときちんと向き合おうとする理梨子。
さかさま同士では上手く会話できない。
「内閣府異形存在対策委員会、対悪魔戦専門部隊イェーガー隊司令官玖薙理梨子。年齢25歳。東都大学生物学及び構造物理学など六つの博士号を持つ才女。対悪魔戦用強化スーツ開発の玖薙純一博士の一人娘」
ルシファーはすらすらと理梨子の経歴をそらんじ始める。
「えっ? な、なぜそれを?」
「5歳の時に母玖薙路子(くなぎ みちこ)と死別。寂しさを紛らわし、かつ父親の気を惹くために勉学に専念。中学高校ともに抜群の成績を残す」
こいつはなぜそこまで・・・
私の資料を調べたとしてもこれほど詳しくは・・・
理梨子はルシファーを驚いた表情で見つめる。
「東都大学一年の時、好奇心から処女を捨てる。以後大学三年までに五人の男と性交渉を持つも性行為に快楽を感じず、さらに大学三年の9月に複数の男子学生により陵辱を受ける」
「!」
ばかな・・・
あのことは誰も知らないはず・・・
「ど、どうしてそれを・・・」
「以後、性行為を極端に嫌悪し学業及び研究に没頭するようになり現在に至る・・・こんなところかな?」
「き、貴様・・・」
理梨子はルシファーを厳しくにらみつける。
傷をえぐるような許せない言葉をこいつは発したのだ。
許せない・・・
理梨子はルシファーに掴みかかろうとする。
しかし闇が躰を上手く制御させてくれない。
「ルシファー!」
理梨子は叫んだ。

理梨子の叫びにもルシファーは動じない。
「喚くな。私はお前に性の快楽を与えてやろうというのだ」
「性の快楽?」
理梨子はぞっとする。
悪魔の常套手段の一つ。
人間の性欲を利用して力を強化する。
女性を犯し食う。
男性を犯し食う。
悪魔のやることは同じ。
ただ人間の性別に合わせて男性型の悪魔や女性型の悪魔がいるだけ。
こいつは私を犯して食うつもりなんだわ・・・
それは理梨子にあのことを思い出させる。
恐怖と苦痛・・・
そして、無力さ・・・
「遠慮しますわ。私は別に性の快楽など求めてませんから」
「ふっ。はたしてそうかな? 遠慮するな」
「ふざけないで! あなたに犯されるぐらいなら死を選びます!」
理梨子はキッパリと言い放つ。
「犯す? 何を誤解しているんです?」
ルシファーはにやりと笑う。
「えっ?」
「犯すのは・・・あなたなんですよ」
「えっ?」
理梨子は絶句した。

「ふふふ・・・ほら、御覧なさい」
ルシファーが理梨子自身を指し示す。
「えっ?」
理梨子は自分自身を見下ろす。
どこも変わったことはない。
どこも・・・変わっては・・・
もぞ・・・
「?」
紺色のタイトスカートが盛り上がる。
「えっ?」
それはまるで男が欲望をたぎらせた時に起こる変化に似ている。
もぞ・・・
ひあ・・・
躰に電気が走ったかのよう。
何かが下腹部で蠢いている。
「な、何?」
思わずスカートをめくってみる理梨子。
目の前のルシファーの視線など無視するしかない。
美しい黒いストッキングに覆われた太ももがあらわになる。
「ええ?」
そのストッキングのパンティ部分と白いショーツがこんもりと膨らんでいる。
しかもその膨らみはもぞもぞと動き、それにつれて理梨子は下腹部に鈍い心地よさを感じて来始めていた。
「あ・・・はあ・・・は・・・」
「・・・」
理梨子の口からふと吐息が漏れる。
その様子をルシファーは深く青い瞳で見つめていた。
やがてショーツがずり落ち、パンティストッキングのゴム部分を乗り越えて太い触手状の物体が顔を覗かせる。
「ひあっ」
理梨子の目が驚愕に見開かれる。
その触手状の物体はまさしく男の股間に生えているモノの先端を模していた。
「ああ・・・嘘・・・嘘よ・・・」
「ふふふ・・・素敵な触手ですよ。これからはあなたが好きにその触手を使いなさい」
ルシファーの言葉はまるで死刑宣告のように理梨子の耳に入る。
「これを取って。取ってぇ!」
思わず両手に触手を握り締める理梨子。
「ひゃうっ!」
背筋に得体の知れない感覚が走る。
触手に突き上げるものを感じ、その先端に透明な液がにじみ出てくる。
「あひゃあ・・・な、何これ・・・あはあ・・・」
腰が浮く。
背中が持ち上がる。
つま先が丸くなる。
躰がしなる。
「はあ・・・はああ・・・はあ・・・」
理梨子は触手を握り締める。
そのまま無意識のうちに上下に扱き始めていた。
「はあ・・・はあ・・はあ・・・」
ドクンドクン・・・
心臓が早鐘を打つ。
気持ちいい・・・
すごく気持ちいいよ・・・
あ・・・
何か来る・・・
で・・・
でちゃう・・・
でちゃうよ・・・
「で、でるぅぅぅぅ」
理梨子の扱く触手の先端から勢いよく白く粘る液体が放出される。
それはすごい量を振りまいて理梨子の躰を白く染めた。
「あ・・・あはあ・・・」
感じたことのない快楽は理梨子の脳髄を焼き尽くすようだった。
うっとりと余韻に浸る理梨子。
その姿をルシファーは満足そうに眺めていた。

[ルシファー]の続きを読む
  1. 2006/05/04(木) 22:27:54|
  2. 戦隊司令理梨子
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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