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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

新たな改造獣

今日も「悪つく」の続きを投下しますねー。
来週こそはホーリードールを書きますのでお赦しを。

今回新たな改造獣はリクエストに基づきゴキブリ女です。
ゴキブリ嫌いな方も多いでしょうけど、ご勘弁下さいませ。m(__)m

3、
「お姉ちゃんってさ、ゴキブリが嫌いだったよね?」
翔がにやりと笑みを浮かべる。
「ええっ? ゴ、ゴキブリ? い、いやよ、見るのもいや」
恵美の背筋をぞっとしたものが走る。
ゴキブリは生理的に受け付けないのだ。
台所の隅で見かけたりするとそれだけで足がすくんでしまう。
そんなときにはいつも決まって翔を呼んでいたのだった。
「お姉ちゃんはいつもゴキブリが出たら僕に取らせようとしてたよね。僕はあんまり運動神経がよくないからいつも逃げられていたけど」
「ご、ごめんなさい。赦して。もう言わないから私を自由にして」
円形の台に固定された恵美は必死で手足をばたつかせるが、まったく効き目が無い。
それに恵美は裸にされていた。
高校生になった今、弟に裸を見られているというのがすごく恥ずかしかった。
「お願い・・・翔・・・許してぇ。もうゴキブリ取ってって言わないからぁ」
「ふふふふ・・・ねえ、お姉ちゃん、右側を見てみてよ」
翔に言われて恵美は右手の方を見る。
そこにはカプセルに入った巨大な黒ゴキブリが脚をばたつかせていた。
まるで大型の犬ほどの大きさのゴキブリを見た瞬間、恵美は失禁してしまっていた。
それほど恵美にとってゴキブリは不気味で汚らわしいものだったのだ。
「いやぁっ!」
顔をそむける恵美。
「あははは・・・ごめんねお姉ちゃん。でも僕はゴキブリって嫌いじゃないんだ。それにすぐに手に入る生き物ってこれぐらいしかなかったんだよ」
悪魔のような笑みを見せる翔。
翔はこの光景にすごく興奮していた。
美しい裸体の姉とグロテスクなゴキブリ。
その取り合わせは再び母親のような美しい改造獣を生み出すに違いない。
「お願い・・・赦して・・・」
泣きながら赦しを請う恵美。
「キキキキ、心配いらないのよ恵美。あなたも私と同じように改造獣として生まれ変わるの。素晴らしい世界が待っているのよ」
ハエ女が優しく言葉をかけるが、恵美には絶望を与えるに過ぎない。
「いや、いやぁ」
首を振り泣きじゃくる恵美。
その様子に翔はドキドキしていた。
普段見たことの無い姉の泣きじゃくる表情。
それは翔の心にどす黒い喜びを与えてくれる。

『首領様。改造獣の作成準備は完了いたしております。改造を開始しますか?:はい/いいえ』
画面ではエミーがムチを手に笑顔を見せていた。
「作成開始だ」
カーソルをはいに合わせてクリックする。
『かしこまりました。改造獣作成開始!』
一礼をしてムチを振るい画面上で指示を出すエミー。
緑色の液体がゴキブリのカプセルに注入され、たちまちのうちにどろどろに溶かされていく。
ゴキブリの溶けた液体はカプセルの下から吸収され、今度は恵美の横たわっている手術台からせり出す各種のチューブに送り込まれるのだ。
「いやぁっ!」
恵美の躰に突き立てられる複数のチューブ。
それらから液体が注入されると同時に光線が降り注いで行く。
「あぐ・・・あぐぅぅ」
恵美の躰に激痛が走る。
細胞が無理やり変えられ悲鳴を上げているのだ。
ゴキブリの遺伝子を飲み込み、人とゴキブリの融合した生物に作りかえられていく。
そんな変化に躰が痛みを訴えているのだ。
「あがぁぁぁ・・・ぐあぁぁぁ・・・」
躰をビクビクと震わせて痙攣する恵美。
やがて恵美の頭部に差し込まれた電極が洗脳パルスを流し込んで行く。
「ひ、ひぃぃぃぃ・・・」
躰だけではなく思考まで作り変えられていく恐怖。
恵美は必死に自分を保とうとする。
助けて・・・誰か助けて・・・
いやだいやだいやだ・・・
改造なんてされたくない・・・
改造なんていやだよぉ・・・
私は改造される・・・
改造されちゃう・・・
改造・・・
改造・・・
あはぁ・・・
なんだろう・・・
改造される・・・
そう・・・私は改造される
私は・・・
私はイレースの改造獣・・・
恵美の心が変えられる。
それとともに躰の方も変わって行く。
目は少し大きめの複眼に変わり、額からは細く長い触角が伸びて行く。
黒々とした外骨格が皮膚を覆っていき、つややかな翅が形成される。
腹部には節ができ、形の良い胸もくびれた腰もそのままのラインで黒い外骨格が覆って行く。
両手の肘から先は手袋を嵌めたようになり、鋭いとげが外側につく。
両脚はハイヒールのブーツ状になり、強靭な脚力が蓄えられる。
恵美の躰はゴキブリと融合し、美しいゴキブリ人間へと変化していった。

『改造が終了いたしましたわ、首領様。名前を付けてあげてください』
エミーが画面の上に入力スペースを表示する。
『      』
「ゴ、キ、ブ、リ、女・・・と」
翔は手早く入力した。
『ゴキブリ女』
Enter。
『ゴキブリ女と命名してよろしいですか?:はい/いいえ』
はいでクリック。
恵美の脳に名前がインプットされる。
この瞬間から彼女は自分をゴキブリ女として認識した。
私は・・・ゴキブリ女・・・
人間のときの形状を残している口元に笑みが浮かんだ。
『改造獣ゴキブリ女が完成しました。どうかお声を掛けてあげてください首領様』
エミーがにこやかにゴキブリ女のスペックを表示する。
翔はハエ女のときと同様に手足の固定を解除してゴキブリ女を自由にする。
ハイヒール上に変化した両脚ですっと立ち上がるゴキブリ女。
体操で引き締まっていた恵美のボディラインをそのまま踏襲しているため、そのボディラインは流れるようだ。
ゴキブリ女は躊躇い無くその躰を司令室へ運び込み片膝をつく。
「ふふふふ・・・どうだい、お姉ちゃん。ゴキブリ女に改造された気分は?」
「グギギギギ、はい、首領様。すごくいい気分です。こんな素敵な躰に改造してくださって感謝しております」
喜びを微笑みで表わすゴキブリ女。
「あははは・・・ねえ、今もゴキブリは嫌いかい?」
「グギギギ、とんでもありませんわ。私はゴキブリ女です。ゴキブリは頬擦りしたくなるほど大好きですわ」
ゴキブリ女にされてしまった恵美はもはや本気でそう思っているのだろう。
満足げにレリーフを見上げている。
「キキキキ、首領様、可愛いゴキブリ女の完成ですわね」
ハエ女も嬉しそうに翔のそばに寄って司令室を見下ろす。
「キキキキ、首領様、早く実体化してあげて下さいませ。ゴキブリ女の姿を間近で見たいですわ」
「いや、その前にやることがあるよ」
翔は首を振った。
「ゴキブリ女。甲原玲奈、四坂澪、瑞原明音の三人は知っているよね?」
「グギギギ、もちろんです、首領様。私がまだ人間だった時の友人連中です」
ゴキブリ女は頷いた。
「グギギギギ、今日は一緒に勉強するつもりで連れてきて居ましたが、あの三人が何かしたのでしょうか、首領様?」
「いや、違うんだ。あの三人は捕獲室に捕まえてあるから、戦闘員にしちゃうんだ」
翔はパソコンを操作し、戦闘員化の項目を呼び出す。
『戦闘員を作成いたしますか?:はい/いいえ』
エミーが項目を指し示している。
すでにタイプは二足歩行タイプの生物を利用することで決定されていた。
「ゴキブリ女、三人をカプセルに入れて」
『グギギギ、かしこまりました首領様。クククク・・・』
冷酷な笑いを発するゴキブリ女。
すぐに立ち上がって捕獲室へ向かう。

「私たちどうなっちゃったの?」
「ここはどこなの?」
三人の女子高校生が捕獲室に捕らわれている。
ひざを抱えてうずくまっている者、出口は無いかと探す者、じっと天井から見下ろしている翔の顔をにらみつけている者。
さまざまな姿を見せる女生徒たちを翔は優越感を持って見下ろしていた。
「この人たちも僕のしもべになるんだ・・・」
つぶやく翔。
その思いはわくわくするような高揚感に繋がっている。
「キキキキ、この娘たちも首領様のしもべになれば幸福を感じるはずですわ」
ハエ女がくすくすとしのび笑いをもらしている。
彼女もしもべとなった幸福を感じているのだ。
「そうかな・・・幸せかな? 僕のしもべで」
「キキキキ、もちろんですわ」
ハエ女は微笑んだ。

シュインと音を立てて扉が開く。
透明な天井から不気味な巨大な少年の顔に見下ろされていた少女たちは、新たに現れた不気味な姿に再び悲鳴を上げた。
「グギギギギ、おとなしくするのね。これからお前たちを改造するわ。光栄に思いなさい」
ゴキブリ女が腰に手を当てて威圧する。
「いやぁ、お願い、家へ帰して・・・」
「瀧澤さんはどうなったの? 恵美に会わせて」
四坂澪がキッとゴキブリ女をにらみつけた。
「グギギギギ、おろかな女ね。目の前にいるじゃない」
「えっ?」
澪も玲奈も明音もその言葉の意味を図りかねた。
「グギギギ、私こそが恵美なのよ。もっとも、今の私は改造獣ゴキブリ女なんだけどね。クククク・・・」
聖子と同じく口元に手の甲を当てる仕草で笑うゴキブリ女。
「ま、まさか・・・そんな」
「いやぁっ! 瀧澤さんがそんなぁっ!」
「め、恵美ぃ」
三人の顔に衝撃が走る。
「グギギギ、さあ、お前たちにも新しい世界が待っているわ。来るのよ」
手を差し伸べるゴキブリ女。
その手には鋭い爪が光っていた。
「い、いや・・・いやよ」
あとずさる明音。
「グギギギ、手間を取らせるんじゃないわ」
手の甲で明音を張り飛ばすゴキブリ女。
「ギャッ」
たまらず明音は倒れこむ。
「ヒッ」
残る二人も身をすくめた。
「グギギギ、さあ、来るのよ」
「ああ、はい・・・」
仕方なく三人はゴキブリ女のあとに続いた。
そうするしかなかったのだ。

改造室の隣にある戦闘員製造室。
その前に三人は連れてこられていた。
セーラー服姿の三人は皆一様におびえた表情でゴキブリ女を見る。
「グギギギ、さあ、そのカプセルに入りなさい」
ゴキブリ女が指差す先には透明なカプセルが五つ並んでいた。
「あ、ああ・・・お願いよ、うちに帰して・・・」
玲奈が跪いて懇願する。
しかしゴキブリ女はその複眼で黙って見下ろすだけだった。
「グギギギ、もしかして死にたいのかしら? だったらすぐに殺してあげるわ」
ゴキブリ女が爪をかざす。
「玲奈、無駄だよ。こいつはもう恵美じゃないんだ・・・」
澪が玲奈を立たせる。
「グギギギ、そうよ。私はゴキブリ女。恵美ではなく生まれ変わったのよ」
ゴキブリ女の口元に冷たい笑みが浮かぶ。
「グギギギ、さあ、さっさと入りなさい!」
「入るよ。くそっ、死ぬよりはましか・・・」
澪が玲奈と明音を抱えるようにしてそれぞれをカプセルに入れる。
「み、澪ちゃん・・・」
「明音、我慢するんだ。死ぬよりはましだよ」
「う、うん・・・」
澪の言葉に頷き、しぶしぶカプセルに入る明音と玲奈。
最後に澪も自らがカプセルに入る。
「入ったぞ。これでいいんだろ!」
ふてくされたように言い放つ澪。
「グギギギ、その強がりがいつまで続くかしら? 首領様、準備完了です」
「よくやったぞ、ゴキブリ女」
翔は頷き、戦闘員作成をスタートさせた。

[新たな改造獣]の続きを読む
  1. 2006/02/14(火) 21:07:07|
  2. 悪の組織を作ろう
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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