新年一回目はやっぱりSSを投下しようと思っていたんですが、お客さんが来たりお屠蘇を飲んだりとしていたら、まったくSSには手が付けられませんでした。
そのため、自分も残念なんですが、新年初日のSSの投下はできません。
明日以降書きますのでどうかお許しいただければと思います。
というわけで、新年最初の「舞方雅人の趣味の世界」はミリタリーネタで行きます。
第二次世界大戦前のドイツ軍が他国に先駆けて導入した新兵器(?)の一つに装甲兵員輸送車両があります。
SdKfz250/251の二種類の装甲兵員輸送車両は、ドイツ軍の機械化部隊の象徴としてドイツ軍歩兵を乗せてロシアの大地からフランスの森林、熱砂の北アフリカまですべての戦場で活躍しました。
ハーフトラック形式のこの車両は優秀な車両でした。
ドイツ装甲師団の装甲擲弾兵たちはこの車両に防護され、ある程度は安全に戦車と行動をともにして前線へ出向くことができたのです。
しかし、この優秀な車両はその優秀な性能を導くために複雑な機構を取り入れてしまっておりました。
例えば方向転換をする時に、ある程度の角度までは普通の自動車のようにハンドルで前輪の向きを変えて曲がるのですが、それ以上になると今度はその角度に応じて自動的に後ろの履帯が左右で速度を変えて戦車のように方向を変えるという複雑さだったのです。
その結果、その装甲の複雑な多面体形式とも相まって非常に作りづらい量産性の低い車両となってしまったのです。
歩兵部隊全部にこの装甲兵員輸送車両を配備するという計画はもちろん達成できませんでした。
それどころか頼みの装甲部隊でさえ一部の歩兵連隊にしか装備できなかったのです。
優秀な車両でしたが、その優秀性が仇となったと言ってもいいかもしれません。
一方、米軍もM3ハーフトラックを実用化し、歩兵部隊に配備します。
この車両は実にシンプルと言っていい車両で、単純にトラックの後輪を履帯に変えたと言っていいでしょう。
装甲もとても単純で、直立した装甲版で囲っただけのものであり、実に量産性は高いものでした。
このM3及び同系統のM5ハーフトラックは連合軍の歩兵部隊の移動の足として使われ、一部はレンドリースとしてソ連にも渡されました。
決して突出した性能を持っている車両ではありませんが、使いやすくそこそこの性能を持ち、しかも作りやすい。
どうしてこういう車両を米軍が作り、ドイツ軍は作ることができないのでしょうね。
やはり国民性の違いなんでしょうか?
数を作れないから質を求め、数を作れるから質を抑えてもいいというところなんでしょうか。
根本のところで戦争準備ができていなかったんでしょうね。ドイツ軍は。
さて、ミリタリーネタで今年も始まりましたが、これからも趣味の世界を広げて行くつもりです。
今年もご支援よろしくお願いいたします。m(__)m
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- 2006/01/01(日) 22:50:33|
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皆様、新年あけましておめでとうございます。m(__)m
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年も可愛いヒロインや勝気なヒロインなどさまざまなヒロインを悪の道に染めて行こうと思っております。
改造、洗脳、寄生その他さまざまな方法で悪の虜になっていく女というのは、すごく私の妄想を刺激してくれます。
今年もその妄想を垂れ流すことになるでしょうが、よろしかったらお付き合い下さいませ。
今年が皆様にとってよいお年でありますよう、お祈り申し上げます。
今年も「舞方雅人の趣味の世界」をどうかよろしくお引き立て下さいませ。
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- 2006/01/01(日) 09:11:20|
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