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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

粗製濫造

やっと休みに入りました。
というわけでSSを書き始めてはいるのですが、今日はブログで発表できない作品を書いていたので、ブログでの公開はありません。
楽しみにお待ちいただいた方々には申し訳ございません。m(__)m

うちにもやっとDVD&HDDレコーダーがやってきました。
某メーカーのダブル録画のできるタイプの奴です。
アナログ放送の録画しかできませんので、数年後には単独での録画ができなくなりますが、まあそれまではじっくりと働いてもらいましょう。(笑)

表題の粗製濫造は別にこのHDDレコーダーのことではありません。
太平洋戦争中の日本が建造した商船のことです。

大陸で中国と戦っていた陸軍にとっても太平洋戦争の勃発は重大事でした。
何せ日本は島国であり、兵隊を送るにも物資を送るにも船が必要です。
もちろん資源を獲得し、その資源を内地(本土)に送るにも船が必要です。
つまり、日本は何をするんでも船が必要不可欠なのです。

この商用船舶(商船)は開戦時には600万総トンありました。
総トンとは船の重量ではなくその船の全容量を100立方フィート=1トンとして計算したもので、物資を積む空間が重要な商船は主にこの値で計ることが多いのですが、この600万総トンの商船のうち昭和初期の頃の国力を維持するために必要な最小限の船舶数が300万総トンだったそうです。

すると残りの300万総トンが軍が使える船舶として最大限徴用した場合の上限ということになります。
ところが日本は太平洋戦争の開戦時にすでに陸軍の部隊輸送や物資輸送、海軍の機動部隊に必要な輸送船舶などを合計すると300万総トンを越えてしまっていました。

つまり最初から一隻も沈まなくても国力維持には足りなかったのです。
軍部は第一次作戦が終了後は部隊輸送は減るので徴用した船舶を民間に返すことで国力維持を図り、同時に戦時簡易量産型の商船を作ってそれによって商船数を増やす計画でした。

ところが第一次作戦が終了してもその約束は実行されず、そうこうしているうちにミッドウェーなどでの敗北により米軍の反抗が始まります。

日本は必死になって戦時簡易型の船舶を作ろうとしますが、もともとそういった研究も何も行われていなかったために平時の商船を多少簡単にしただけのものとなり、思ったほどの数は作れませんでした。

一方米軍の航空機及び潜水艦に沈められる商船の数はうなぎのぼりに上がり、日本は物資を運ぶことがほとんどできない状況に追い詰められていくのです。

資源輸送側に船を集め国力維持を図ろうとする軍務局長と部隊輸送を優先し作戦を成功させることで米軍を駆逐し、もって輸送の安全を図ろうとする参謀本部作戦課長(どちらも陸軍)がどちらがより多くの船を手にするかで殴り合いのケンカをしたことまであったそうです。

結局追い詰められた日本は安全基準などまったく無視し、とにかく浮いて動けばいいという戦時簡易量産型船舶第二型を建造することになります。

この船はとにかく浮きさえすればいいという極端な思想で作られていて、二重底も隔壁も廃止して粗悪なエンジンを載せた浮かぶ棺おけみたいな代物でした。
船倉から上を見上げたら日の光が差し込んでくるほどの隙間だらけの船であり、水漏れや機関故障によってまともには動かなかったそうです。
また、二重底も隔壁も無いのですから、一発食らったら即沈没はまぬがれません。

結果、開戦時に600万総トンであった日本の商船隊は、終戦時には30万総トンほどしか残っていなかったそうです。

そんな船であっても商船乗りたちは日本本土の窮状を救うために日夜海に出て行ったのです。
商船乗り(この方たちは軍属扱いとはいえ民間人)の方々の死亡率は50%ほどにもなり、これは陸海軍の軍人よりも多い割合なのだそうです。
二人に一人は死んだ計算なのですから、いかに船舶輸送が命がけであったことでしょう。

月並みですけど、このような犠牲はもう起こって欲しくないですね。

[粗製濫造]の続きを読む
  1. 2005/12/30(金) 22:35:08|
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舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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