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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

強化レオタード

今晩は。
風呂上りに一杯やっていい気分の舞方です。(笑)
今日も休みでしたのでゴキブリさんの続きを書きました。
よろしければ目を通してやって下さいませ。

あと、SSを今までのSSと、戦争物やガンダム物といったSS2とに分けましたのでご了承下さいませ。
それでは。

7、
そこに立っていたのは百原鈴美ではなかった。
黒と茶色のつやつやした外骨格を身に纏った異様な昆虫人間とでも言うべきものが立っていたのだ。
「ああ・・・いやぁ・・・」
恐怖のあまり床に尻餅をついてしまうその姿は麻理香と同じだ。
「フシューッ、今晩は粟崎先生」
人間の姿をとどめている口元からいつも聞き慣れた声がする。
「あ・・・あ・・・も、百原先生?」
必死に後ずさりながら、音夢はこの化け物が百原鈴美なのかどうかの問い掛けをした。
「フシューッ、ええ、私は百原鈴美よ。もっとも、それは改造される以前の名前ね。今の私は暗黒結社デライトのゴキブリ女なの」
すいっと躰を体育教官室に滑り込ませるゴキブリ女。
その動作はやはりゴキブリらしく無駄が無い。
「ゴ、ゴキブリ女・・・?」
スラックスが汚れることも構わずに床を後ずさり、ついに音夢は背中を壁に押し付ける形になる。
その様子を楽しげに見下ろしながらゴキブリ女はハイヒールの音を響かせて音夢の前に立った。
「ええ、そうよ。私はこの素晴らしい躰に改造されたの。お前たち下等な人間とはもう違うのよ」
酷薄そうな笑みを浮かべるゴキブリ女。
その長い触角がふるふると揺れている。
「フシューッ、これからは私たち暗黒結社デライトが人間どもを支配してあげるわ。まずは手始めにこの学園を支配するの」
「そ、そんな・・・」
誰か人を呼ばなきゃ・・・
音夢はそう思うものの躰はすくんでしまい、悲鳴を上げることすらできなくなっている。
「フシューッ、心配は要らないわ。お前は女戦闘員になれる素質があるわ。支配する側になれるのよ」
支配する側?
どういうことだろう・・・
ああ・・・でも逃げなくちゃ・・・殺されるかもしれない・・・
音夢は必死に逃げ道を探すが、彼女の前には両手を腰に当てたゴキブリ女が立っていてとても逃げ出せそうは無い。
背後の壁には窓があるが、ここは体育館の二階部分だから飛び降りるには高すぎる。
どうしたらいいのだろう・・・
音夢は絶望感に囚われた。

うふふ・・・この学園にはデライトの一員となる素質を持った女どもがたくさんいるわ。
チャン・ザ・マジシャン様がおっしゃられた通りね。
ゴキブリ女はチャン・ザ・マジシャンの命令を思い出す。
私立鷺ノ宮学園を女戦闘員の養成機関とすること。
それがゴキブリ女に与えられた使命だった。
生徒たちをフェロモンで簡易洗脳し、素質がある生徒には洗脳改造レオタードを着せて女戦闘員に育成するのだ。
そのための手駒は多い方がいい。
この粟崎音夢は女戦闘員として手駒にするにはふさわしいだろう。
うふふ・・・
邪悪な考えがゴキブリ女の胸中に沸き起こる。
ここでフェロモンを嗅がせて操るのは簡単だが、それでは何となく面白くない。
恐怖のまま人間を縛り付けるのも悪くないわ。
にやりと笑みを浮かべるゴキブリ女。
彼女は用意しておいた紙袋を粟崎音夢の前に放り出す。
「フシューッ、中身を出しなさい」
「えっ?」
音夢は目の前に置かれた紙袋に目をやった。
黒い紙袋には隅に小さく髑髏のマークが描かれている。
「早く開けて中身を出しなさい!」
「は、はい」
ゴキブリ女の声が荒くなったことで、音夢は慌てて中身を取り出した。

「こ、これは?」
音夢は今自分が置かれている状況が良くわからなくなってきた。
彼女の目の前には今取り出したものが整然と並べられている。
それは彼女自身の几帳面な性格からそうしてしまったのだが、並んだ品物は音夢もよく知っているものばかりだった。
「レ、レオタード?」
音夢の前に置かれているのは黒で統一された衣装だった。
黒のハイネックのレオタード。
黒い網タイツ。
黒い革のハイヒールブーツ。
そして黒い長手袋。
そしてワンポイントとして腰に巻くサッシュベルトと首に巻くスカーフだけが赤い色をしていた。
「フシューッ、そうよ、レオタード。裸になってこれを着なさい」
「ええっ?」
音夢は目を丸くした。
そりゃあ部活動などでレオタードを目にすることは多いが、彼女自身はほとんど着たことは無い。
体操部や新体操部の顧問ではない彼女は大体がジャージでいることが多いのだ。
ボディラインに自信が無い彼女はレオタードを着るなんて夢にも思わなかったのだ。
「早く着なさい!」
いらだったようにゴキブリ女はその鉤爪でロッカーの扉をぶち抜く。
鉄板でできているロッカーの扉だったが、まるで障子紙のように引き裂かれた。
「ああ・・・は、はい」
音夢はもう生きた心地がしない。
殺されたくない・・・死にたくないよぉ・・・
音夢は立ち上がってスラックスのベルトを外す。
そして自分がなぜこんなことをしているのかわからないままに服を脱いでいく。

うふふふ・・・
気分がいい。
人間どもを支配するのは最高の気分だわ。
ゴキブリ女の目の前で、恐怖に駆られた音夢が見る間に服を脱いでいく。
うふふふ・・・でも喜びなさい・・・あなたはその強化レオタードによって肉体を強化されていくのよ。
その強化レオタードを身に着けることはとても気持ちいいことのはず。
あなたはその快楽に包まれながらやがてはデライトの一員となれるのよ。
私に感謝しなさいね。
笑みを浮かべながらゴキブリ女はかつての百原鈴美が座っていた椅子に腰を下ろす。

音夢は服を脱ぎ終えると、救いを求めるように少しだけゴキブリ女の方を見た。
しかし何の反応もかえってこないことを知ると、覚悟を決めて下着も取り始める。
清楚な白のブラジャーとショーツを取り去り、生まれたままの姿になった音夢は美しかった。
彼女自身は自分の容姿にまったく自信を持ってはいなかったのだが、スタイル抜群とは言えないもののそのバランスは悪くなかった。
ああ・・・恥ずかしい・・・
幸い夜になっていたので窓にカーテンが掛けられているため外から見られる心配は無い。
だが、音夢にとって学校で裸になることなど考えたことも無かったことだ。
しかもわけのわからない化け物に威されるままに裸になっている。
恥ずかしさと情けなさとで音夢は泣き出したかった。
「フシューッ、何をしているの? 早くそのレオタードを着なさい!」
ゴキブリ女の声が響く。
音夢は泣き出しそうになりながらも網タイツを手に取った。
つま先まで手繰ったあと、そっと足先を入れて滑らせるようにたくし上げていく。
同じように左足も差し入れるとたくし上げながら腰まで持ち上げる。
網の目がすべすべしている彼女の脚をよりいっそう引き立てて美しく見せるが、今の音夢にはそれに気がつく余裕は無い。
それよりも網の目からはみ出す陰毛に気を取られ真っ赤になっていた。
ああ・・・恥ずかしい・・・こんなにぼうぼうだったなんて・・・ちゃんと手入れしていたはずなのに・・・
音夢は必死に股間を隠しながらさっさとレオタードを手にとって脚を差し入れる。
両脚を通してたくし上げ、長袖に手を通す。
健康的な肌色が真っ黒く覆われていくのを何か不思議な感じで音夢は眺めていた。
どうしたのかしら・・・ちょっと気持ちいいな・・・
すべすべするナイロン風の手触りを楽しむように左手の袖に右手の指を這わせる音夢。
素敵・・・レオタードってこんなに気持ちがいい服だったんだ・・・
「フシューッ、後ろを向きなさい」
ゴキブリ女が立ち上がると音夢に背中を向かせ、背中のファスナーを首筋まで上げていく。
躰に密着していく感触は音夢を夢見心地にすらさせていった。
気持ちいい・・・このレオタード気持ちいいよぉ・・・
うっとりしている音夢の表情はどこと無く淫靡ですらあった。

「フシューッ、気持ち良さそうね」
その言葉にハッと我に帰る音夢。
「あ・・・ああ・・・」
「フシューッ、気にすることは無いわ。そのレオタードを着れば当然の反応よ」
ゴキブリ女が微笑む。
「そ、そうなんですか?」
音夢は何となくホッとした。
続けて音夢は膝まであるロングブーツを履いていく。
黒革のロングブーツは踵がハイヒール状になっており、ハイヒールを普段履いていない音夢にとっては立ちづらかったが、それもすぐに慣れていく。
そして両手に黒革に長手袋を嵌めると、音夢の躰は見事に黒一色で染まってしまった。
ああ・・・なんだろう・・・すごく気持ちいい・・・
音夢は自分の躰を見下ろす。
レオタードに包まれた躰と網タイツに包まれた太もも、それにブーツを履いた足先は滑らかなラインを描いて素敵だった。
「フシューッ、さ、こっちへ来なさい」
「はい」
音夢は何も考えることなくゴキブリ女のところへ行く。
ゴキブリ女は赤いサッシュとスカーフをそれぞれ彼女に巻いてくれた。
「フシューッ、これでいいわ。見てごらん」
そう言ってゴキブリ女は音夢の両肩に手を置いて反転させる。
そこにはロッカーの扉の裏に取り付けられた鏡が音夢の姿を映し出していた。
黒いレオタードに赤いサッシュベルトとスカーフ。
それはあつらえたように音夢にピッタリだった。
その鏡の中の姿を見た瞬間、音夢にはこれ以外の服装をしている自分が考えられなくなってしまった。
これ以外の服を着るということ自体思いつかなくなってしまったのだ。
「素敵・・・」
つぶやくように音夢は言う。

「フシューッ、これでいいわ。もう家へ帰りなさい」
「えっ? 家に帰してくれるんですか?」
驚いたようにゴキブリ女に振り返る音夢。
まさか帰ることができるとは思っていなかったのだ。
「構わないわ。ただし、家に帰ってもその服装は脱がないこと。ブーツもね」
音夢はすごく気が楽になった。
そんなことでよければいくらでも言う通りにするつもりだった。
それに音夢にはこの服を脱ぐつもりはまったく無かったのだ。
「はい、言う通りにします」
「フシューッ、いい娘ね。それじゃ家まで送ってあげるわ」
「あ、はい」
音夢は言われるままにゴキブリ女の後について体育教官室を出る。

玄関までどう歩いたのかもよくわからなかった。
音夢にとってはこの服装でいることがただ気持ちよかったのだ。
玄関脇で警備員が倒れていたようだったが夢だったかもしれない。
気がつくと音夢は自分の家の玄関に立っていた。
そのままブーツを脱ぐことも無く部屋に入って行く。
お腹が空いているはずだったが、車の中で手渡されたボトルの中身を飲んだことで食事を取らなくても満腹感があった。
「うふふ・・・」
部屋の姿見であらためて自分の姿を見つめる音夢。
その表情は淫靡さを漂わせていた。

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  1. 2005/11/01(火) 20:43:07|
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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