終わりました・・・
阪神の四連敗で終わりました・・・
これほど一方的になるとはなぁ。
また来年頑張りましょう。
もう一つ大ボケしちゃいましたねー。
昨日のゴキブリ女さんのSSで蜘蛛女さんやゴキブリ女さんがしゃべる時に怪人特有のうなり声を入れるのをすっかり忘れておりました。
修正しましたのでご容赦を。
今日は先日の空風鈴ハイパー様のリクエストに応えてみようと思います。
ちょっとお付き合いいただけると嬉しいです。
「軍曹、ミューラー軍曹、出撃命令です。」
愛車のエンジンルームの上で寝そべっていた俺にシュミットが声を掛けてくる。
俺は顔に載せていた黒いベレー帽を取り上げて起き上がった。
「出撃命令?」
「はい、いよいよ開戦ですよ。今度は延期は無いでしょう」
シュミットは意気揚々とした表情でそういった。
「ふん・・・始まるか・・・」
俺は砲塔に登ってハッチを開けもぐり込む。
こうして俺の、いや、俺たちの戦争が始まった。
1939年9月、俺たちはポーランドに侵攻した。
ポーランドが我が国の要求を受け入れず、わが国に対して攻撃を仕掛けてきたらしい。
嘘かホントかなどはどうでもよかった。
大事なのは目の前に現れるポーランド軍を撃破することのみだ。
俺はシュミット、ハイドマンの両名と一台の二号戦車に乗り込み、ポーランドの平原を駆け抜ける。
「ミューラー軍曹、第二十歩兵師団が攻撃を受けているようです。われわれは支援に向かうとのことです」
ヘッドセットをつけたハイドマンが無線の指示を伝えてくる。
「了解だ、小隊長車に続け」
俺はハッチから身を乗り出して指示を伝える。
先頭の一号戦車が道を外れ、俺たちはそのあとに続く。
友軍の危機を放置することはできない。
待っていろよ。
「あれだ・・・」
俺は驚いた。
第二十歩兵師団はかなりの痛手を受けている。
我が軍の歩兵たちが右往左往する中をあの勇猛なポーランド騎兵が蹂躙しているのだ。
俺は血が上った。
あんな時代遅れの騎兵たちに負けるわけには行かない。
「シュミット! 全速だ。歩兵の援護をするぞ!」
俺はハッチを閉めて機関砲と機関銃のセットをする。
こいつならばむき出しの騎兵などは蹴散らせるだろう。
俺たちの戦車は小隊と一緒にポーランド騎兵たちに突っ込んでいった。
第二十歩兵師団の損害は思った以上に大きかったようだが、ポーランド軍は後退していった。
驚いたことに彼らは生身で戦車に立ち向かってきたのだ。
雄々しくサーベルを振り上げて突撃してくる彼らを俺は機関砲と機関銃でなぎ払った。
中にはサーベルで切りつけて来る奴もいたが、戦車の装甲を切り裂くことなどできはしない。
勇猛果敢ではあったが、彼らには後退しか道は無かった。
「ふう・・・」
戦闘終了後エンジンルームに寝そべって俺はタバコをふかす。
今日の戦いは終わった。
だが、この戦争はまだ始まったばかりだった。
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- 2005/10/26(水) 22:27:49|
- ミリタリー系SS
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