今月号のグランドパワーは二号戦車の特集でした。
三号戦車と違って、この戦車はある意味幸福な戦車かもしれないですね。
訓練兼実用戦車として開発された二号戦車は、貧弱な装甲と貧弱な武装という当時としても二線級と言っていい戦車でしたが、ドイツ戦車隊の一番華やかな時期に主力として君臨できたのですから。
チェコ併合により、35(t)・38(t)という中型戦車を手に入れられたことは確かに大きなことでしたが、ポーランド侵攻作戦では一号、二号戦車がまさしくドイツ軍の装甲師団の主力だったのです。
ポーランド軍には残念ながら言うに足る戦車戦力がなかったこともあり、(もちろん少数ではあるが協力な戦車もありましたが)機動戦力として二号戦車はベテラン戦車兵とともに縦横無尽の活躍をしたようです。
のちのフランス侵攻でも北アフリカでもそれなりの活躍を遂げ、ロシアの大地で終焉を迎えることになった二号戦車。
ドイツ装甲師団の栄光を背負った戦車だったかもしれませんね。
それではまた。
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- 2005/09/30(金) 22:33:34|
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∩( ・ω・)∩バンザーイ
∩( ・ω・)∩バンザーイ
∩( ・ω・)∩バンザーイ
阪神優勝です。
優勝しましたー。
おめでとうー。
阪神ファンの舞方としてはもう嬉しい限りですね。
皆様ありがとうございました。m(__)m
えーと・・・
阪神優勝で頭がボケボケですが、ゲームの紹介を一つ。
刻命館(テクモ)というゲームをご存知でしょうか?
これまたPS1初期の頃のゲームでかなり古い作品ですが、ちょっとモエモエシチュがございます。(笑)
これは罠に掛けられ、処刑されようとしていた主人公が、魔物の力である館に迎えられ、そこで人々の魂を奪い取ることがゲームの目的なのですが。
主人公には美しい?(なんせ当時のポリゴンキャラ)フィアンセがいまして、そのフィアンセが主人公を追って館にやってくるのです。
ところが館の侵入者によってフィアンセは殺されてしまいます。
悲嘆にくれる主人公。
ですが、そこへ悪魔の取引が・・・
フィアンセを闇の魔女としてなら蘇らせられるという使い魔の誘い・・・
選択肢がでますが、もう即OKですよ。(笑)
闇の力で蘇ったフィアンセは妖魔デスプリンセスとして主人公の手駒となり侵入者を襲います。
そして力を増して行き、デビルプリンセスからサタンプリンセスへとパワーアップ。
美しくも妖しい妖魔となって行くのです。
まあ、ゲーム的にはいろいろとくせのあるゲームですので、お勧めというわけには行きませんが、デスプリンセスとなって主人公の手駒となるフィアンセというシチュはモエモエでした。(笑)
ちなみに私はこのゲームのためだけにPS1を買ったものです。(笑)
それではまた。
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- 2005/09/29(木) 22:34:30|
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もうだいぶだいぶ古いゲームですが、(何せPS1やセガサターン)メサイヤというところから出ていたゲームで、ラングリッサーシリーズという作品があります。
私はPSに移植されたラングリッサー1・2とラングリッサー4・5をやったことがあるのですが、2と4にMCネタがありました。
特にお気に入りはラングリッサー2で、ヒロインの変化に(*゚∀゚)=3ムッハー 状態でした。(笑)
ラングリッサー2は選択肢によってルートが変化し、光の軍勢として帝国や魔族を倒すルート、帝国に属し力で周囲をねじ伏せて戦いを集結させるルート、闇の軍勢に加担し魔族とともに世界を支配するルートと選べるようになっています。
で、中でも闇の軍勢ルートは最初の頃帝国軍から救出したヒロインである少女を、魔剣復活のために必要だということで拉致してきます。
そして魔剣復活に協力させたあとで、精神をいじって闇の一員に加えてしまいます。
洗脳された途端に「お役に立てるなんて光栄です」なんてセリフを聞かされた日にゃ、このルート選んでよかったぁ!てなもんです。(笑)
残念なのは、洗脳されることでコスが変わるわけでも能力が変わるわけでもないところでしょうか。
まあ、これは仕方ないでしょうね。
コスはこのヒロインの双子の姉が、幼いときに魔族にさらわれて魔族の一員としてピッタリ系コスを纏ってますのでそちらで良しとしましょうか。(笑)
古いゲームですのでご存じない方も多いでしょうが、私の好きなゲームです。
それではまた。
[思い出したように・・・]の続きを読む
- 2005/09/28(水) 22:45:25|
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こんばんは。
なかなか思うように時間を作れないものですね。(笑)
もう少し書きたかったんですが、今日はここまでです。
少しですが、ご勘弁を。m(__)m
33、
階段を下りた汀は、由紀美がてっきり教室の方へ向かうものと思っていたが、彼女が体育館の方へ歩くのを見て苦笑した。
なるほど・・・ご主人様は体育館か・・・
それにしても手駒たちを何人も倒してきた退魔師をやすやすと迎え入れるとはどういうつもりだろうか。
やけっぱちになって最後の決戦を挑んでくるつもりか?
それとも和を請うて、この世界から離脱するつもりか?
まあ、どちらにしても会わなければならない。
弘子が人質となっているのは問題だが、最悪の場合は彼女を見殺しにしてでも魔物を浄化しなくてはならない。
もちろんそれは最後の手段であり、弘子を確保するのが最優先だ。
それにしても・・・
初めての所を訪問するのに、この格好はどうだろう・・・
汀はあちこちを切り裂かれ、黒革のツナギから白い肌が覗く自分の姿を見下ろして苦笑せざるを得ない。
ドレスとは言わないが、もう少し気の利いた格好で訪問しないと失礼というものだろう。
「まあ、今回は許してもらいましょう」
「えっ? 何か言いました?」
由紀美が汀の方へ振り向く。
「この格好よ。せっかくあなたのご主人様に会うのにズタボロだわ」
「気にしないでいいわ。その方がご主人様もお喜びになるでしょう」
由紀美の顔に邪悪な笑みが浮かぶ。
「へえ、あなたのご主人様はけっこういやらしいのね」
「んふふ・・・すぐにわかります」
そう言って由紀美は再び歩みを進める。
汀はほとんど動かなくなった右腕を押さえその後を歩いていった。
“それ”は気配を感じていた。
間もなくここにタイマシが来る。
せっかく作り上げたしもべたちをいくつも除去したタイマシだ。
タイマシとは何なのか?
精気を補充し力を蓄えた今、この世界に“それ”にとっての脅威は存在しない。
存在しないはずだった。
この世界に存在するのは捕食されるものたち。
“それ”の生存を脅かしはしないはずだ。
だが、どの個体の情報を調べてもタイマシという存在に該当するものはいなかった。
よくわからない存在だが、それは確実に“それ”に仇なすものであるのは間違いない。
しもべたちで排除できなかったタイマシという存在を“それ”は知っておきたかった。
体育館ではうつろな目をした少女たちが体操服姿で何をするでもなく座っているだけだった。
ジャージ姿の男性教師も呆けたように出席簿を片手にぶつぶつとつぶやいている。
それは異様で不気味な光景だった。
「こっちよ」
由紀美はそこを通り抜け、裏手に繋がる扉を開く。
そこからは倉庫のような建物が見えていた。
「あれは?」
「体育用具倉庫。ご主人様はあそこにいらっしゃるわ」
汀の質問に答える由紀美。
「そう・・・あそこに・・・」
汀は左手の妖刀を確かめる。
柄だけの姿だが、気を込めればすぐにでも刀身を現すだろう。
「さあ、いらっしゃ・・・」
由紀美は突然襲った胸の痛みに言葉が詰まった。
見ると何か尖ったものが胸から突き出ている。
「悪いわね。だますようで気が引けるけど、あなたをそのままにしてあそこへ行くわけにはいかないわ」
汀が左手の妖刀を引き抜く。
「が・・・ぐふっ・・・」
「魔物が退魔師に後ろを見せるべきではないわよ」
汀はそのまま左手の妖刀を一閃させた。
ごろんと音がして由紀美の首がころがる。
「ふう・・・」
汀は呪文を唱え、由紀美の体を浄化する。
青白い炎が上がり、由紀美の頭部と胴体は燃えていった。
「奴はあなたを捨て駒にしたのよ・・・私を連れてくるためにね・・・」
汀は体育用具倉庫の扉をにらみつけると、妖刀を携えてその扉に向かった。
[扉の前で・・・]の続きを読む
- 2005/09/27(火) 22:12:11|
- 退魔師
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こんばんは。
夕べは酔っ払い状態ですみませんでした。m(__)m
今日は久し振りにSSの投下です。
最後へ向かって一直線と行きたいですね。
32、
黒々とした太いホースのようなもの。
その先端は亀の頭のようにも見え、縦に裂け目が入っている。
亀の首の辺りはくびれ、えらが張ったようにも見える。
キシャーという声でも出しそうな縦の裂け目からは粘ついた液体が涎のごとく糸を引いている。
それは以前インターネットで見たことがある男の人の股間にあるモノを思わせた。
それが何本も弘子の周囲には延びてきて、うねうねと上下動を繰り返す。
不気味この上ないはずなのに、由紀美はそれを見てうっとりと頬を上気させていた。
「ああん・・・ご主人様の触手・・・素敵ぃ」
「触手・・・?」
弘子は悲鳴を上げることさえできなくなっていた。
触手・・・と呼ばれたそのホースが弘子の顔の辺りまでやってきたからだ。
まるで臭いでも嗅ぐように三本の触手が弘子の顔のそばをうねうねと蠢く。
顔をそむけ、歯がガチガチ鳴るのを必死でこらえる弘子。
もう恐怖で気が狂ってしまった方がどんなに楽だろうかとさえ思う。
「うふふ・・・弘子ちゃんもすぐにご主人様のしもべになれるわ。そうしたら二人で一緒に精気を吸いまくりましょうね」
由紀美の優しいキスがかえって弘子の恐怖を煽る。
私もこの触手をご主人様と呼んでしまうのだろうか・・・
私も由紀美ちゃんと一緒にあそこからうねうねと触手を出す化け物になってしまうのだろうか・・・
いやだいやだ・・・
そんなのはいやだ・・・
誰か・・・
誰か助けて・・・
誰か・・・
汀さん・・・
お願い・・・助けて・・・
ぴたりと触手の動きが止まる。
まるで凍りついたように動きが止まる。
それはしもべである由紀美にとっても意外なことだったらしく、不思議そうな表情を浮かべていた。
「ご、ご主人様、どうなされましたか?」
由紀美が不安そうに尋ねる。
触手はそのままするすると弘子から離れはじめた。
「ご、ご主人様?」
由紀美も弘子を押さえつけた手を離し、ふらふらと触手のあとを追う。
だが、由紀美はすぐにびくんと体を硬直させた。
「あ・・・はい・・・え?・・・まさか・・・はい・・・かしこまりました、ご主人様」
由紀美は宙に向かいつぶやくようにそう言うと弘子の方へ向き直った。
「弘子ちゃん、私ちょっと校舎に戻らなければならないの。少しの間ここでおとなしくしていてね」
由紀美は笑みを浮かべると弘子のそばに跪き、そっと頬を撫でるとふっと息を吹きかける。
それはキスをする仕草にも見え、弘子は再び闇の中に引きずり込まれていった。
目の前で青白い炎が燃え盛る。
それはかつて人間であったモノ。
東倉郁海と呼ばれ、生徒たちから慕われた女教師の最後の姿・・・
壁に背を付け、床にへたり込みその炎をぼんやりと眺めている。
浄化せずにすむのならばこれほど良いことは無いのだろう・・・
だが、取り憑かれただけでなく、同化してしまった以上は浄化せねばならない。
大元を倒しても、同化されてしまった人間は新たな魔物として人間の脅威となってしまうのだ。
「ふう・・・さすがだったわよ・・・郁海センセ・・・」
汀が腰を下ろしている床には血だまりができている。
右腕は切り裂かれもはやぶらぶらだし、脇腹もすっぱりと抉られている。
皮のツナギはすぱすぱと切り裂かれ、あちこちから血が流れている。
汀はぼんやりとしながら左手で呪符を取り出し、呪文を唱えた。
かろうじて傷がふさがっていき、血が止まる。
「クッ・・・血が流れすぎね・・・」
ふらふらと立ち上がる汀。
もう一戦やれと言われてもこの状態ではきついだろう。
一度撤退し、仲間を呼んだほうがいいかもしれない・・・
到着までに数日かかり、その間に再び同化した人間を作られてしまうがやむを得ないか・・・
「侮ったつもりは無いんだけど・・・ここまで強力とはね・・・」
汀が自嘲気味に笑う。
その能力の高さゆえに自由行動を許されている退魔師の一人だが、これでは形無しだ。
「弘子ちゃんを呼びに行かなきゃ・・・」
ふらふらと階段の入り口へ向かう汀。
太陽がまぶしい。
霞む目にその入り口に誰かが立っているのが映った。
「あなた・・・確か・・・」
「こんにちは。退魔師さん」
そこに立っていたのは由紀美だった。
「弘子ちゃんと一緒に居たんじゃなかったのかしら?」
汀は臍を噛んだ。
何のことは無い。
私は守るべき存在をむざむざと差し出していたのだ。
うかつなことでは済まされない。
「ええ、つい先ほどまでご主人様と一緒の場所で・・・」
「すでに同化されていたとはね・・・異質な存在を感知できなかったはずだわ」
「ふふん・・・退魔師ともあろう方が・・・かしらね」
小悪魔的な笑みを浮かべる由紀美。
汀は左手に妖刀の柄を握り、由紀美をにらみつける。
「それにしてもすごいわ・・・ご主人様のしもべを何人も・・・とても人間とは思えない」
「お褒めいただいて光栄ね。ついでにご主人様の場所を教えてくれないかしら?」
「ええ、今から案内するわ。ご主人様があなたをお連れするようにとおっしゃっているの」
「えっ?」
返事を期待していた汀ではなかったが、驚いたことに期待以上の答えを由紀美は返してきた。
「ご主人様がお呼びなのよ。あなたを連れて来なさいってね」
「そう・・・いよいよ直接お会いできるってわけね」
ぶらぶらになった右手に汀は顔をしかめる。
この状態で直接対決は心もとないが、弘子を見捨てるわけには行かない。
何とかするしかない。
「さあ、来て下さい。ご主人様がお待ちかねですわ」
くるりと背を向けて階段を下って行く由紀美。
汀は覚悟を決めそのあとに続いた。
[SSの投下です]の続きを読む
- 2005/09/26(月) 22:06:10|
- 退魔師
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今日は会社の飲み会でした。
ですのでついさっき帰ってきたばかり。
ブログのネタを考えるのも一苦労ですね。(笑)
明日は休みなので、少しはSSを書き進められるかな。
「マスター&コマンダー」のDVD買ってきました。
帆走フリゲート同士の戦いはいつ見てもすごいですねぇ。
一昔前までは帆船同士の戦いなんて、映像で見ることなどできませんでしたね。
小説を読んで場面を想像するだけでした。
今は数は少なくてもこういった作品が映像として見せてくれるのが嬉しいです。
なんか以前にも話したような気がするなぁ。
酔っているから頭がぐちゃぐちゃだなぁ。
今日はこれまで。
また明日。
- 2005/09/25(日) 22:52:29|
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わかる方はすぐわかると思うのですが、どちらも「ノット」という言葉に関係がありますね。
プレーンノット、ダブルノット、ウィンザーノットなどはネクタイの結び方を表す言葉ですし、20ノット、30ノットなどという言葉で船の速力が表されます。
「ノット」という言葉はもともと結び目という意味でありまして、ネクタイの場合はまさにその意味の通りなんですが、なぜ船の速度がノットと呼ばれるようになったのか。
それは帆船時代に船の速力を測るときに、等間隔に結び目をつけたロープを船から流し、砂時計の砂が落ち切るまでのいくつの結び目が流れて行ったかを計ったのが由来なんです。
それ以来、船の速力はノットで表されるようになり、現在では一時間に一海里(1852メートル)進む速度が一ノットと定められています。
戦艦大和の最大速力は約27ノットということですので、時速約五十キロということになりますね。
あの巨体を海というかなり抵抗のある液体の中を時速五十キロで走らせるというのは、ものすごいことでしょうね。
もちろん、最大速度をいつも出しているわけではなく、巡航速度はもっともっと低い速度となりますが、それにしてもすごいものです。
ま、ちょっとした雑学ということで。
それではまた。
[ネクタイと船の共通点]の続きを読む
- 2005/09/24(土) 22:46:21|
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先ほどまでTVで海上保安庁24時という番組を見ていました。
沿岸警備から海上救難、航路の管理など多種多様の任務を背負って頑張っている人たち。
いわば海上の警察官であり、消防士であり、救命士でもある人たちですね。
船好きの舞方はもちろん海上保安庁には以前から興味があります。
正直な話、試験を受けたこともあります。(もちろん落ちましたww)
巡視船艇に乗り込み日夜頑張ってくれている海上保安官たち。
最近は「海猿」というマンガがドラマ化されたり映画化されたりして、ようやく任務の多様性に一般の方々も目を向けてくれたようです。
大変な任務を黙々とこなして行く人たち。
海上保安官という仕事に誇りと愛着を持っていなければとてもできないと思います。
とても頭が下がる思いです。
今、海上保安庁はピンチらしいです。
領海12海里、排他的経済水域200海里をパトロールするために建造されてきた中型巡視船が、軒並み退役の時期を迎えているのです。
船齢30年になり、老朽化した巡視船が20隻も30隻もあるというのに、代替の新型船が予算の関係で2隻とか3隻とかしか建造できないらしいんです。
結局老朽船をだましだまし使って行くしかない状態。
小泉さん。
改革で無駄な予算を減らし、海上保安庁や、人々の生活を守る部署に投入しましょうよ。
税金がきちんと我々の役に立つ使い方がされていれば、それほど批判は出ないはず。
そこらへんよろしくお願いしますよ。
タイトルなんですが、ずっと以前に防衛予算がGNP比1%枠云々と言っていた時期がありまして、その時に、他の国では沿岸警備や海上救難などは海軍の仕事であり、独立した沿岸警備隊を持つ国でも、その所属は軍だと聞いたことがありまして。
海上保安庁は運輸省(当時)所属の軍隊だと言われていたような話があったのを思い出しまして、タイトルにつけました。
お気を悪くされた方がおりましたら、お詫び申し上げます。
それではまた。
[国土交通省所属の軍事組織]の続きを読む
- 2005/09/23(金) 22:06:53|
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いつもコメントを下さる沙弥香さんがブログの引越しをなさいました。
MSNのブログは確かに沙弥香さんのおっしゃるとおりコメントを投稿しづらいですよね。
MSNの登録が必要となってしまいますからね。
でも、それにもめげずにコメントを投稿してくださる方がいらっしゃいますのには頭が下がります。
コメントは本当に作者にとっては嬉しいものでして、沙弥香さんがコメントの投稿しやすさのために引越しをされるのも良くわかります。
私も正直ここで始めたことを失敗したなと思うこともあります。(笑)
まあ、でもここまでここで続けたのですから、ここでこれからも続けてみようかなと思っています。
他のブログさんは使ったことがないので良くわからないというのも本音ですがね。(笑)
コメントは皆様が想像する以上に書いている当人には嬉しくありがたいものなのです。
コメントをいただくと、次も頑張ろうという気にすぐなります。(笑)
面白かったとか、ここはこう思うとか、そういった意見をいただくと、すぐに反映させてみようとか考えたりします。(笑)
すごく単純なもので、嬉しくて舞い上がってしまうんですよね。(笑)
ま、これは私だけかもしれませんが。
ということで、沙弥香さんのブログへのリンクは早速変更させていただきました。
これからもよろしくお願いいたします。m(__)m
うーん・・・ネタがないなぁ。
最近はエロゲもやっていないし、コンシューマも手を出していないしなぁ。
MCネタがあるようなゲームはないですかね?
もしご存知でしたら、エロゲー、コンシューマどちらでもいいので教えて下さいませ。
ヒロインが洗脳されて悪コスで登場するようなゲームがあると嬉しいですね。(笑)
[沙弥香さんのブログ移転です]の続きを読む
- 2005/09/22(木) 22:38:45|
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ドイツ軍の第二次大戦前半の主力戦車。
のはずなんですが・・・(笑)
いまいちマイナーな感じを抱くのは私だけでしょうか?
でも、私はのこの戦車がけっこう好きなんですよ。
三号戦車はなんと言っても不幸な戦車ですよね。
戦争準備が整わないうちに第二次大戦が始まってしまったせいで(ヒトラーは海軍には1945年まで戦争開始は無いと言っていた)、充分な数が揃わないうちに電撃戦を行なう羽目になってしまったんですよね。
そのため、グデーリアンに主力戦車と目されながら、華々しい電撃戦は一号、二号戦車及び35(t)、38(t)戦車が主人公になってしまいました。
ポーランド戦の時もフランス戦の時も三号戦車はほんのちょっとしか参加できずに終わっています。
ようやく数が揃って、装甲師団の主力が三号戦車になった1941年。
ドイツは三号戦車に自信を持ってソ連に攻め込みました。
すると何とびっくり!
ソ連には三号戦車では歯が立たないT-34という戦車があるじゃないですか。(笑)
最初のうちはソ連戦車兵の未熟さに乗じて、T-34とも戦えましたが、ソ連戦車兵がなれてくるともういけません。
三号戦車では太刀打ちできないのです。
結局・・・以後は車体に余裕のあった四号戦車がドイツ軍の主力となってしまいました。
三号戦車が一番活躍できたのは、互角以上の戦いのできた北アフリカでのイギリス軍との戦いだったかもしれませんね。
もっとも、北アフリカでもやがてM4シャーマンがイギリス軍の主力になるに従って、三号戦車では力不足になってしまいますが。(´・ω・`)
三号戦車ってドイツ軍の戦術思想を一番如実に表した戦車だと思うんですよね。
火力よりも防御力よりも機動力を重視した突破戦車。
それが三号戦車だったのですから。
[三号戦車]の続きを読む
- 2005/09/21(水) 23:04:43|
- 趣味
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間が開いてしまってすみません。
仕事の関係で休みが変わってしまったものですから。
それでは投下です。
31、
汀が観念したようにうな垂れる。
その様子を見た少女たちは薄く笑みを浮かべて汀に近づいていく。
左右にピンと張った触手が心なしか緩んだように見える。
「うふふ・・・観念したようね。おとなしくしていれば苦しまずに快楽の中で死なせてあげるわ」
恭子は汀の顎を持ち上げて、キスをする。
汀はそれを何の抵抗も無く受け入れ、入り込んでくる恭子の舌に自分の舌を絡めていく。
やがてそっと離れた唇からつうっと唾液の糸が伸びていった。
「ああん、先生ずるい」
「私たちにもこいつの精気を吸わせてください」
両脇で汀の両腕を絡めている少女たちが不満を言う。
その表情は淫らな欲望でいっぱいだった。
「うふふふ・・・人気者ねぇ、退魔師さん。これから私たちが前からも後ろからもあなたを吸い尽くしてあげるわ」
「うふふふ・・・」
「美味しそう・・・ふふふ・・・」
三人が充分に近づいたことを確認した汀は薄く笑みを浮かべる。
「ごめんこうむるわ」
「なにっ!」
汀は素早く左手の袖口に挟みこんであった呪符を引き出し、呪文を口ずさむ。
「や、やめろぉ!」
恭子の絶叫が響く中、呪符は光と灼熱を発し汀の両腕に絡み付いている触手を焼き尽くして行く。
「きゃぁぁぁぁぁ・・・」
「うぎゃぁぁぁぁ・・・」
触手から全身に火がまわり、真っ赤な炎が少女たちを包み込む。
「あうっ」
はじかれるように恭子は尻餅をついてしまう。
見る間に少女たちを包む炎は青白く変わり、ぐずぐずと崩れて行く。
「晶、愛美!」
郁海にも一瞬のことで何が起こったのかわからない。
だが目の前ではご主人様に選ばれた二人の少女があっけなく燃え落ち、恭子がなす術もなくそれを見ているというだけ。
汀は両腕に少し焦げ跡を残したまま床に転がると妖刀を手に取る。
「恭子!」
「えっ? 何?」
郁海は己を呪った。
声をかけるべきではなかったのだ。
声をかけたばかりに恭子の注意は一瞬逸れた。
その結果は・・・
「がはっ・・・」
恭子の口からどす黒い液体がこぼれ落ちる。
それは床に広がって黒い水たまりを作り上げる。
「あ・・・あは・・・」
「恭子・・・」
恭子の胸からは何かが突き出ていた。
ゆらめき、まるで陽炎のよう。
「ひ・・・ひがし・・・わ・・・た・・・し・・・」
恭子の目が宙を泳ぎ裏返る。
どさっと言う音とともに恭子は倒れた。
「恭子!」
郁海は駆け寄ろうとした。
だがその背後に立ち上がった人影が彼女を立ち止まらせる。
「退魔師・・・」
「ふう・・・ちょっとてこずったかしらね」
汀が右手を押さえつつ妖刀をかざす。
「貴様ぁ! 何をした!」
「フラッシュ&バーニングってところかしらね。呪符を使わせてもらったわ」
「呪符・・・」
郁海の顔に激しい怒りが表れた。
「ええ、呪符よ。退魔師なら当然のね」
「なぜお前は?」
「魔に反応するのよ。当然でしょう?」
ぎりっと音がして郁海の唇からどす黒いものが流れる。
「赦さない・・・八つ裂きにしても赦さない」
郁海がスカートの中から触手を覗かせた。
「うぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
五本の触手をうねらせながら郁海は汀に向かって行く。
その爪は黒く輝き、太陽を照り返していた。
暗闇の中うっすらと目を覚ます。
「う・・・ん・・・こ、ここは?」
「目が覚めた? 弘子ちゃん」
呼びかけられた弘子が見上げると、そこには由紀美が妖しい笑みを浮かべて立っていた。
「ゆ、由紀美ちゃん・・・」
「うふふ・・・弘子ちゃん喜んで。ご主人様は弘子ちゃんをしもべにしてくださるそうよ」
口元に手の甲を当てて薄笑いをする由紀美。
その様子は以前の由紀美にはありえないことだった。
「由紀美ちゃん・・・あなたはすでに・・・」
絶望にかられる弘子。
「ええ、私はもう人間なんかじゃないわ。ご主人様に選ばれた忠実なしもべ。見て、私の触手」
由紀美はスカートを持ち上げる。
するとその影からしゅるしゅると三本の触手が伸びてくる。
「!」
弘子は息を呑んだ。
とっさに後ずさるが、壁が背中にあたりそれ以上下がれない。
「くすっ。恐がらないで。すぐに弘子ちゃんにもご主人様が分けてくださるわ」
「い、いやよ・・・いやぁっ!」
ゆっくりと近づいてくる由紀美に弘子は恐怖を覚える。
「ダーメ、弘子ちゃんは私と一緒にご主人様にお仕えするの・・・」
しゅるしゅると言う音を立てて触手が弘子の足に絡みつく。
そのまま左右に引っ張られ、弘子は床の上で股を広げさせられてしまう。
「いやぁっ! や、やめてぇっ!」
何とかスカートを押さえて股間を隠そうとするが、近寄ってきた由紀美が両手で弘子の腕を持ち上げる。
「うふふ」
そのまま由紀美は弘子の両腕を壁に押し付け、弘子は万歳をしたような格好になってしまう。
「いやぁ、いやよぉっ!」
両手を万歳させられ、両足を触手に広げられてしまった弘子は、まったく無防備な状態で晒されてしまう。
「うふふ・・・可愛いわ、弘子ちゃん」
由紀美は黒く染まった舌で弘子の頬を舐める。
それはまるで味見をされているようで、弘子の背筋は凍りついた。
「ひいぃぃぃぃぃ」
弘子の悲鳴が用具室内に響く。
「あん・・・恐がらないで、弘子ちゃん。すぐにとっても気持ちよくなるんだから。ご主人様、お願いします」
由紀美が振り返り、暗闇に声をかけた。
そこにはただ闇がわだかまっているだけに弘子は思えたが、やがてそこからずるずるという音が聞こえ、何かが蠢くのが見て取れた。
「いいやぁっ!」
弘子の広げられた股間から覗く白いショーツにはみるみる染みができ、白い湯気が上がってしまった。
[SS投下です]の続きを読む
- 2005/09/20(火) 21:39:46|
- 退魔師
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今日は久し振りにTRPGを仲間と楽しみました。
ロードスに不穏な嵐が吹く中、キャラクターたちはのんびりとキャラバンの護衛です。
途中出てきた熊を退治し、襲撃してきたゴブリンを切り伏せ、女好きの雇い主から貞操を守り(笑)、何とか目的地に着くことができました。
最初はぎこちなかったキャラクターですが、会話も繋がるようになり、キャラの個性も出て来始めました。
これからも回数をこなしていくうちにどんどんキャラらしくなっていくでしょう。
そうなればロードス島の命運を託すこともできるかもしれませんね。
パーンやディードリット、カシューやベルドなどにも会えるかも。
聞きなれたキャラクターと絡むことができるのはTRPGならではかもしれません。
願わくば、このキャラクターたちが息の長いキャラとして存続してくれますよう・・・
先ほどカウンターを見たら25000超えていました。
ページビュー合計 : 25143 今日のページビュー : 676
今週のページビュー : 1260 1 時間以内のページビュー : 73
SSを心待ちにしていらっしゃる方、明日は投下しようと思いますので、ご勘弁下さいませ。m(__)m
それでは。
[ロードス島戦記]の続きを読む
- 2005/09/19(月) 22:34:59|
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先日BSでやっていた「大脱走」を今日ようやく見ることができました。
あの軽快なマーチにのってスティーブ・マックイーンがオートバイで疾走するシーンが有名な映画ですね。
ミリオタの舞方としては、ああいう戦争をテーマにした映画はついつい出てくる武器や車両に目が行ってしまうのですが、残念なことにこの映画はそういった面での楽しみは少ないですね。
でも単純にドラマとして面白い映画ですので満足満足です。
何回も見たはずなのに、また見てしまうあたりにこの映画のすごさがあるのかも。(笑)
さて、英国好きの私にとって、英国の誇る諜報部員(笑)の映画が今TVでやっております。
今回は中国の美人エージェントと一緒なんですが、潜入行動時にせっかく黒ずくめの服装をしてくれるのだから、ボディにぴったりしたレオタード系の服装をして欲しいと思うのは私だけかなぁ。(笑)
英国のフリゲートかっこいいよぉ。
ボンドなんかそっちのけじゃい。(笑)
- 2005/09/18(日) 22:44:31|
- 映画&TVなど
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まるまる二ヶ月たちました。
ここまで毎日書き込むことができたなんて自分でも驚きです。
これからもできる限り続けて行こうと思いますので、よろしくお願いいたします。m(__)m
学研から「歴史群像」という雑誌が出ているのはご存知でしょうか?
隔月刊の雑誌なんですが、世界の歴史(主に戦史)のエピソードをいろいろと紹介してくれています。
ミリオタな舞方はこの雑誌の愛読者なんですが、今回の記事の中では戦艦「ウォースパイト」の記事が楽しめました。
もともと船好き、軍艦好きの舞方にとって英国の艦船は帆船時代から現代まで大好きです。
しかし、戦艦「ウォースパイト」は名前は知っていたんですが、これほどの戦歴を持った戦艦だとは知りませんでした。
第一次大戦のジュトランド海戦から第二次大戦のノルマンディー上陸作戦の地上砲撃まで参加して、30年にもわたって第一線で活躍したとはすごいですよね。
第二次大戦は航空機が戦闘を支配してしまい、戦艦の存在意義も失われてしまったのですが、幸いヨーロッパの海戦はまだ戦艦がそれなりに活躍できたようです。
旧式となっていたため惜しげもなく戦場に投入されたのかもしれませんが、決して潤沢ではない戦艦戦力を投入したイギリス海軍はやはりさすがなのかもしれません。
第二次大戦後は戦艦を保有する国もすでになく、時代は航空母艦と潜水艦が海戦の主役となってしまいました。
これから再び戦艦が海戦の主役になることはまず無いと思いますが、もしかしたら・・・
そう、本当にもしかしたら宇宙空間での戦闘に宇宙戦艦と呼ばれる艦種が出現して、戦闘の主役となる時代が来るかもしれませんね。
それではまた。
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- 2005/09/17(土) 22:12:00|
- 本&マンガなど
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東京あたりはまだまだ残暑が厳しいのでしょうが、こちらではめっきり朝晩寒くなってきました。
北の大地でこうなのだから満州はさぞや寒かったんだろうな。
ノモンハンの日本軍は辛かったろうなぁ。
金曜ロードショーで「魔女の宅急便」やってましたね。
宮崎アニメは最近の作品はほとんど見ていません。
なんか作りが悪くなってしまったような気がして。
やっぱり個人的には「天空の城ラピュタ」が好きですね。
これはいつかも書いていたかもしれないなぁ。
でも、あの高テクノロジー対低テクノロジーの戦いにはそそられるものがあります。
大砲対レーザーなんてモエモエじゃないですか。
そういえば50年後の私たちの生活ということで、CGが発表されていましたね。
それによると50年後には軌道上のステーションと軌道エレベータで結ばれているということで、軌道エレベータが実用化されているようでした。
でも、いまだにシャトルの耐熱タイルがどうのとか言っている現状では、難しいだろうなぁ。
50年のテクノロジーの進化は、計り知れないものがあるだろうけど、20世紀のテクノロジーほどに進化はしないような気がするし、21世紀は20世紀をかなり引き摺って行きそうな気がします。
でも・・・軌道エレベータ、実用化して欲しいなぁ。
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- 2005/09/16(金) 23:19:13|
- 日常
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嬉しいことにリンク先がまた増えました。
「沙弥香の脳内妄想」様です。
このブログにも時々コメントしていただいた沙弥香さんがSSを書いていらっしゃいます。
とても素敵でエロエロなSSをお書きですので、一度覗いてみてください。
2chの「おにゃのこが改造されるシーン」・「不気味なモノに寄生されて虜になる娘」の両スレで作品を投下されました九条蘭子様にインスパイアされたSSはとてもエロいですよ。
私にはあそこまでエロいSSは書けないので、素直にうらやましいです。
これからも続けて行かれることを願っております。
昨日はどえりゃー間違いをしてしまいました。
袁術、袁尚と書いてしまったのですが、袁尚は息子の方でして、正しくは袁紹でしたね。
反省反省。
袁術は皇帝まで名乗り、酒池肉林の挙句見放されて没落しますし、袁紹は後継者をきちんと定めずに内部崩壊。
名家も形無しです。
結局時局を読みきれなかったんでしょうね。
そういう人たちは大好きです。
三国志はまた何かの折に書きますね。
それではまた。
[リンク先が増えました]の続きを読む
- 2005/09/15(木) 22:29:03|
- ネット関連
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中日が負けましたー。
阪神にマジック13が点灯です。
優勝へまっしぐらに突き進めー。
阪神ファンとしては嬉しい限りですね。
さて、私のブログにいつもコメントくださる空風鈴さんが、コーエーの三国無双にはまっているとか。
私はアクションゲームが苦手なので、こういったゲームはやらないのですが、三国志は歴史ものとして素直に好きなジャンルであります。
もっとも私は中国史はあまり詳しくなく、通り一遍の知識しか無いのですが、魅力的な登場人物がいっぱいですよね。
私は能力が低いにもかかわらず(無能とも言う)、先祖から続く名家であるだけで将として収まっているような人物が大好きでして。
三国志では袁術や袁尚、戦国時代では今川義元や朝倉義景のような人物が好きなんですよ。
そういった人物が時代の流れに乗り切れずに没落して行く。
それこそが歴史の残酷なところかもしれないですね。
というところで、今日はSSはお休みです。
それではまた。
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- 2005/09/14(水) 22:46:43|
- PCゲームその他
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ウオー!
阪神勝ったぞー!
巨人相手に大勝じゃー!
優勝目指して一直線じゃー!
ごめんなさい。m(__)m
ちょっと浮かれてしまいました。
いつもSS楽しみにしていただいてありがとうございます。
展開が遅々として進まなくてすみません。
頑張って行きますのでよろしくお願いいたします。
30、
風が舞う。
太陽が中天に差し掛かる時間が近づいていた。
足元の影も短い。
辺りは静か。
ただ風として空気の動く音だけが汀の耳を震わせていた。
正面で彼女をにらみつけているのは恭子と呼ばれた女教師。
股間から伸びている触手をすでに隠すことさえしていない。
だがその数は先ほどまでとは違っていた。
女子学生をコントロールしていた触手は汀に切り捨てられ、その分が減っている。
「さすがは退魔師ね。恭子の触手が回復しないなんてね」
対照的に落ち着いた表情の郁海。
彼女はまだ触手を晒してはいない。
その黒革のスカートの中には一体何本の触手が隠されているのか・・・
「ふふっ、ただの剣じゃないからね」
汀は薄く微笑む。
「そのようね。惜しいわ」
「惜しい?」
汀は郁海のその言葉の意味を量りかねた。
「うふふ・・・ご主人様の愛撫を受ければあなただってきっと考えが変わるでしょうにね」
「それは無いわね。ご主人様とやらに言っておいてよ、あんたの命を貰い受けに行きますってね」
「おことわりだわ」
郁海はクスクスと忍び笑いをした。
そしてすっと右手を上げ、まるで戦闘開始の合図ででもあるかのようにぱちんと指を鳴らす。
「いやぁっ!」
気合を込めた叫びを上げて恭子が触手と爪を振りかざし駆け込んできた。
汀は妖刀を構えてその突進を受け止めるべく身構える。
「!」
そのとき予想もしないことが汀を襲った。
左右から伸びてきた黒々とした触手が汀の両腕を捕らえたのだ。
「なにっ?」
強い力で左右から引っ張られ、思わず正面を向けていた妖刀が右へ振られる。
「グウッ」
どすっと言う音とともに汀の口からうめき声が漏れた。
恭子が繰り出した触手が汀のボディを打ち据え、前のめりになる汀。
そのまま両腕を左右に引っ張られ、図らずも磔のように立たされてしまう。
「クッ」
左右を見た汀は、そこに冷たい笑みを浮かべた少女たちが触手をスカートから伸ばしているのが見えた。
「うふふふ・・・私たちがただ気配をそのままにしていただけじゃないのよ。あなたの意識をこちらに向けておきたかったの」
郁海が微笑む。
汀としても階段での襲撃は考えていたが、屋上へきて二人を見た時に周囲への警戒が薄くなったのは否めない。
近づいてきた恭子の右手が一閃し、汀の右腕が切り裂かれる。
「あうっ・・・」
血しぶきが飛び散り妖刀が汀の手を離れて転がって行く。
「よくも私の触手を傷付けてくれたわね。赦さないわ」
恭子の憎しみを込めた眼差しが汀を貫いた。
「ねえ、先生、こいつただ殺しちゃうの?」
「みんなで精気をいただいちゃいませんか?」
両腕を押さえる触手を伸ばし、少女たちは淫らに微笑む。
両腕を絡めとられたままでいる汀はなすすべもないように見えた。
スパッと言う感じで黒革のツナギの前が切り裂かれる。
純白のブラジャーがその一部を切り裂かれた部分から覗かせる。
大きく形良い胸がその存在を誇示するかのように革のツナギを押し上げていた。
「うふふ・・・さすがの退魔師も形無しってところかしら?」
冷酷な笑みが恭子の口元を彩る。
「先生、私たちにもおすそ分けしてくださいね」
「この人けっこう美味しそうですね」
少女たちから伸びている触手は二本ずつ。
それが汀の両腕にがっちりと絡み付いている。
「そうね、死なない程度に手足の腱を切ってから楽しみましょうか」
黒く鋭い爪を汀に見せ付けるように恭子はかざす。
その爪が汀ののど元に押し付けられ、一筋のラインを引いた。
[なかなか進まなくてすみません]の続きを読む
- 2005/09/13(火) 21:46:24|
- 退魔師
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今日はお休みだったんですが、思ったほど書くことができませんでした。
まあ、どのぐらい書いたかはこのあとを読んでもらうとして、自民党圧勝でしたね。
これで日本の政治がどうなるのか。
いい方向へ向かって行って欲しいものです。
それにしても民主だらしないなぁ。
さて、SSです。
29、
階段の途中で迎撃されるのを覚悟していたが、まったく拍子抜けするように静かなものだった。
屋上への出入り口は鍵すら掛かっていなくて、開け放たれていた。
「ふう・・・正面きってやろうって訳?」
汀は苦笑しながら屋上に立つ。
いい天気が広がり、風も気持ちいい。
お昼をここで食べるのは美味しいだろうと汀は感じた。
「あら、逃げなかったのね」
「勇気があるのか馬鹿なのか」
髪を風に嬲らせながら二人の女性がフェンスにもたれかかっている。
ただそれだけを見れば一つの絵にもなりそうな光景だ。
「ふふ・・・尻尾巻いて逃げたのに言うだけは一人前ね」
汀が唇の端をゆがめる。
「クッ・・・」
「恭子・・・」
郁海と呼ばれていた女性が静かに嗜める。
恭子よりも若いであろうにどうやら彼女の方が指示を出す側のようだ。
もしかしたら魔物に先に支配されたのかもしれない。
「さて、巣はどこにあるのかしら?」
汀は妖刀をすっとかざす。
「素直に教えると思っているのかしら?」
郁海がやはり笑みを浮かべる。
「思ってはいないわ。でもあなた方をそのままにはしておけないからね」
「そういうことね。こちらもあなたをこのまま返すわけには行かないわ」
すっと黒く鋭い爪をかざす郁海。
隣では恭子も体制を低くしていつでも飛びかかれるように身構える。
汀の額に汗が光った。
昼なお暗く日も差さない体育用具倉庫。
“それ”の前には一人のしもべが立ち尽くしている。
その手には一体の獲物が抱かれていた。
“それ”は喜びを感じていた。
しもべを通して精気を啜るのもいいが、やはり直接啜る方がいいのだ。
“それ”は触手を伸ばすべく蠢いたが、しもべが何か伝えたがっていることにも気が付いた。
“それ”は獲物を受け取ると、触手をしもべのスカートの中に差し入れ、触手同士を絡めあう。
「ひゃあん・・・はあ・・・はあ・・・」
すぐにしもべは頬を染めて息を荒げる。
言い知れない快感に躰が反応しているのだ。
「ああ・・・いい・・・すごくいい・・・ひゃあん・・・」
口元から涎をたらし、腰をガクガクさせて快楽をむさぼっていく。
「はひはひぃ・・・」
膣内で蠢く触手同士が絡み合い、毒液を振りまきながら敏感な肉壁をこすり刺激していくのだ。
「ら・・・らめぇ・・・」
しもべはその場に崩れ落ち、びくびくと体を震わせる。
そして体をピンと反らせて絶頂を迎えるのであった。
[今日は休みだったんですが・・・]の続きを読む
- 2005/09/12(月) 22:23:54|
- 退魔師
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朝のうちに投票してきました。
一応一票入れとかないとね。
文句言うこともできませんから。
でも自民が大勝しそうです。
まあ、可もなし不可もなしに投票した人が多かったんでしょうかね?
安定多数で強引な政治になっていくかも。
ところでmonmon様のMACXE'Sさんに一本SSを投下させていただきました。
よろしければそちらも読んでくださると嬉しいです。
それでは今日はこんなところで。
ではまたー。
- 2005/09/11(日) 22:32:49|
- 日常
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本日めでたく20000ヒットを迎えることができました。
それにしてもカウンター表示できないのかなぁ。
証拠が無いじゃん。
困るよなぁ。
あと、monmon様のサイトMACXE'S様とリンクさせていただきました。
楽しいサイトさんですのでご贔屓にお願いいたします。
さて、SSの続きをどうぞ。
28、
「弘子、大丈夫?」
汀は扉を開ける。
驚いたことにそこには弘子の他にもう一人の女子学生が立っていた。
ショートカットの茶色の髪の少しボーイッシュな感じのする女の子。
彼女は弘子を少しかばうように彼女の前に体を置いている。
「汀さん」
弘子が彼女を脇へ下がらせる。
「無事なようね。彼女は?」
汀は素早く彼女の様子を探ってみた。
だが、校舎内は魔物の結界によるものらしく、魔の気配がそこらじゅうでするために感じ取ることができない。
「あ、紹介しますね。羽田野由紀美ちゃん。私の親友です」
弘子にそう紹介されると、由紀美はちょっと照れくさそうに頭を下げる。
「羽田野由紀美です。よろしくお願いします」
「あ、私は破妖汀。よろしく」
汀は手を差し出す。
一瞬きょとんとした由紀美だったが、にこやかに差し出された手を受け取り握手をする。
汀はこれを狙っていたのだ。
接触することで彼女が魔に取り付かれているかどうかを感じることができる。
感じない? 考えすぎか?
汀は手を離す。
由紀美からは彼女以外の異質な存在を感知することはできなかった。
ふうと息を吐き緊張を解く汀。
その様子を弘子はニコニコと眺めていた。
「由紀美ちゃんも、気が付いたら周りが変だったんでここに隠れていたらしいんです」
「え、ええ」
「そう、それじゃもうしばらく身を隠していてくれるかしら。彼女たちは屋上へ向かったわ。親玉の居場所を吐いてもらわないとね」
汀は背後を振り返る。
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。もう少しの辛抱。親玉さえ倒せばこの学校も元通りになるわ」
一部を除いてという言葉を汀は付け加えなかった。
取り付かれたり精気を吸い取られて死んでしまったものたちは元には戻らない。
それはどうしようもないことだった。
「それじゃね。しばらくの辛抱よ」
汀はそう言い残しトイレを出て行く。
弘子はちょっと不安を覚えたが、由紀美の存在がすごく心の支えになっていた。
「由紀美ちゃん、ちょっと隠れているには適当じゃない場所だけど、しばらくここにいようね」
「ええ、しばらくの間ね」
由紀美は笑みを浮かべる。
弘子はその笑みがひどく蠱惑的なものに思われた。
「ゆ、由紀美・・・ちゃん?」
その笑みは以前どこかで見たことがあったような気がする。
弘子はそれがどこで見たのか思い出した。
由紀美が一年生を妖しく誘った時に見せた笑み。
それと同じ笑みを今由紀美は浮かべていた。
「うふふ・・・弘子ちゃん・・・もしかしてわかっちゃった?」
「あ、あああ・・・」
弘子は汀の名を叫ぼうとした。
「み、みぎ・・・」
そこから先は声を上げることができなかった。
由紀美が吹きかけてきた息が弘子の意識を遠くさせてしまったのだ。
「あ・・・」
そのまま床に崩れる弘子。
その姿を由紀美は笑みを浮かべて見下ろしていた。
「うふふ・・・弘子ちゃん、これからとっても素敵な方に会わせてあげる。私がご主人様にお願いしてあげるね。弘子ちゃんにもお力を与えてくださいって」
由紀美の股間から触手がしゅるしゅると現れ、弘子の体を巻き取って持ち上げる。
「うふふ・・・さあ、行きましょ。弘子ちゃん」
由紀美は弘子の体を触手から受け取り抱きかかえると、女子トイレを後にした。
[ありがとうございます]の続きを読む
- 2005/09/10(土) 21:32:07|
- 退魔師
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大阪の住宅街で居間の窓際にサソリが居たというニュースがありました。
かなり大型のサソリで、ニュースを見る限り立派なはさみと尻尾をしていましたね。
映画や小説などで、サソリ=猛毒のイメージが定着していますから、発見した人はびっくりだったでしょうね。
どこかで飼われていたペットが逃げ出した可能性があるそうですが、特撮だと悪の組織が放したものになるんでしょうね。(笑)
寝静まった住宅街。
若い夫婦がすやすやとベッドで横になっている。
月明かりに照らされた窓枠に蠢く影が映る。
はさみと尻尾を振り上げた姿はまさしくサソリ。
それは窓枠から換気口へ入り込み、部屋の中にまで侵入する。
床を這いベッドの脚から登って行くサソリ。
やがてそれは気持ち良さそうに寝ている夫婦の布団の中にまで入って行く。
しばらくすると妻は目を覚ます。
布団をはいで行くその手は先が二つに分かれ、鈍くつややかに輝いていた。
やがてゆっくりと上半身を起こした彼女は外骨格と化した肌を月明かりに照らされていた。
そして彼女はおもむろに笑みを浮かべ、お尻から生えた尻尾をいとしそうに撫でさすり、傍らで眠る夫に突き立てた。
すみません。
思わず妄想してしまいました。(笑)
[サソリがちょろちょろ]の続きを読む
- 2005/09/09(金) 22:17:26|
- ニュース
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F-4ファントムというアメリカ製の戦闘爆撃機があります。
もう古い機体ですが、(初飛行は1958年)日本の航空自衛隊にも採用されたり、「ファントム無頼」というマンガになったりして人気は高い機体だと思います。
この機体は米ソ冷戦華やかなりし頃の第一線重戦闘機として、空軍機を上回る性能を持った空母艦載機ということで開発されました。
空母の艦載機ですからもちろん海軍機でありますが、F-4は非常に高性能の機体として空軍も目をつけ、しぶしぶながら空軍でも採用されることになりました。
F-4はミサイルが万能だと思われた時代の戦闘機ですから、機関砲を搭載せず、ミサイルをたっぷり持って敵機をやっつけるという思想で作られました。
ところがベトナムの上空で実戦に参加してみると、ミサイルが当たらないんですな、これが。
ロックオンするにはしてもまともにスパローが飛ばなかったり、サイドワインダーはうまく敵機を追えなかったりとミサイルの欠点が暴露されていったわけですね。
しかも味方撃ちを防ぐために肉眼で確認しないとミサイルを撃てなかったりするもんだからもう大変。
ミサイルを持たないベトナムのMIG17あたりにF-4が機関砲で撃ち落されたりしてしまうことになってしまった事実を目の当たりにして、空軍はついにF-4に機関砲を装備することに決めました。
一方の海軍はスパローとサイドワインダーの信頼性を高め、レーダーを強化して対抗することになりましたが、問題はここからです。
空軍はMIGと戦うには早く敵を見つけて遠くからスパローで撃ち落してしまえばいいということで、目視制限を解除してロックオンしてスパローで撃ち落すことを多用。
一方海軍はスパローの性能はあてにならないということで、近接戦でサイドワインダーを使ってドックファイトで敵を落とすことに主眼を置きました。
ということは?
空軍のファントムは機関砲要らないじゃん。
海軍のファントムは強力なレーダー要らないじゃん。
逆だろう、お前ら!
少しは考えろよ。
実際海軍のF-4パイロットは機関砲が欲しかっただろうし、空軍のF-4パイロットは信頼性の高いレーダー欲しかったんだろうなぁ。
実際その後のF-14は機関砲が付けられたし、F-15は強力なレーダー積んだもんなぁ。
兵器開発ってそんなものなのかもしれないですね。
- 2005/09/08(木) 22:19:44|
- 趣味
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今晩から明朝にかけて風雨が強くなりそうです。
被害が出ないといいけどなぁ。
雨が降らないのも困りますが、降り過ぎるのも困りますよね。
さて、続きです。
27、
「ゆ、由紀美ちゃん・・・」
「ひ、弘子ちゃん・・・」
目に涙を浮かべて少女は弘子に抱きついてきた。
「怖かった・・・怖かったよ・・・弘子ちゃん」
「由紀美ちゃん・・・一体?」
弘子は驚いた。
いつも一緒にいた弘子にとっての一番の親友がこんなところにいるなんて。
「ぐす・・・ぐす・・・弘子ちゃん・・・」
「お、落ち着いて由紀美ちゃん。大丈夫。大丈夫だから」
いつもは弘子のほうが由紀美に励ましてもらうことが多いのに、いつもと逆になっていることに弘子は苦笑する。
「由紀美ちゃん・・・」
肩を震わせている少女はいつも元気な少女とは思えない。
弘子はその栗色のショートカットの少女をそっと抱きしめた。
「弘子ちゃん・・・そ、そうだ。先生が・・・」
由紀美が顔を上げる。
青い顔色をしてよほど怖かったのだろう。
「うん、わかっている。今退魔師の汀さんが退治してくれているわ」
「退魔師?」
「うん、破妖汀さんて言うの。強い人なの・・・よ・・・」
「弘子ちゃん?」
弘子の声が小さくなる。
「でも、私が邪魔しちゃったの。私がいなければ・・・」
「弘子ちゃん・・・」
「あ、それはそうと由紀美ちゃんは何で?」
弘子はそれが気になった。
どうして彼女はここにいるのだろう。
「わ、私は・・・逃げてきたの」
「逃げて?」
「うん、気が付いたら周りの娘たちはみんな人形みたいになっちゃってて、東倉先生がスカートからグニャグニャしたものを出して・・・」
首を振る由紀美。
思い出したくない光景なのだろう。
その細い肩が震えていた。
「怖くなって・・・気が付いたらここに・・・」
「そっか。でも由紀美ちゃんが無事でよかった」
「うん、私も弘子ちゃんが来てくれてよかった」
そっと弘子の手を握る由紀美。
弘子もその手を握り返す。
ホッとしたものが弘子の胸に広がった。
「うふふ・・・」
笑みを浮かべて汀を見つめている郁海。
突然彼女はくるりと背を向ける。
そのまますたすたと廊下を歩き出す郁海。
恭子はそのすぐあとを追うように郁海に従って歩き出す。
「退魔師さん、屋上で待っているわ」
そう言うと郁海と恭子は廊下の角にある階段を上がって行く。
その様子に汀はあっけに取られた。
張り詰めていたものが一気に失われる。
あの二人の行動は態勢を整えるためか自分たちに有利なところで彼女を迎え撃つつもりなのだろう。
それはわかっているのだが、この瞬間はとにかく戦いをしなくてすむということが彼女の張り詰めていたものを失わせたのだった。
すぐに追うべきかもしれない。
だが、それは罠に飛び込むことになるかもしれないのだ。
ただでさえここは魔物の餌場。
用心に越したことは無い。
だが、彼女たちを放っておいて魔物を探し出したとしても、背後を取られてはたまらない。
結局彼女たちを放っておくことができないならば、屋上へ行くしかないだろう。
「さてと・・・」
汀は後ろを振り返る。
女子トイレに隠れている弘子に声をかけなくてはならない。
汀はトイレに近づいた。
[台風接近中]の続きを読む
- 2005/09/07(水) 21:47:16|
- 退魔師
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くあ~!
こらぁ! 井川! また負けくさりやがって!
中日との直接対決なんだから負けたらアカンて!
星野さんも巨人へ行きそうな雰囲気だし。
優勝してくれよぉ!
ということとは何も関係なくSSを送りますね。(笑)
26、
スカートの中に触手を差し込まれた少女たちは無言のまま汀に向かって突進してくる。
その表情はうつろで何も考えている様子は無い。
左右から汀の動きを封じるつもりなのだろう。
彼女たちは取り憑かれているわけではない。
ただ触手に操られているだけだ。
汀は苦悩した。
ただ切り伏せるだけならそれほど難しくは無い。
だが、彼女たちを殺してしまうにはためらいがあった。
とりわけ彼女たちが弘子の友人であるのならば・・・
かと言って彼女たちを避けるだけに終始すれば、あの女教師の残りの触手が単調になった汀の動きを封じてしまうだろう。
汀は決心せざるを得なかった。
「うふふ・・・ほらほら、おとなしくしなさい」
触手を自在に操れるようになってしまった恭子は笑みを浮かべながら獲物を追い詰めていく。
彼女の意思のままに二人の女学生は動いていく。
両手を振りかざし退魔師の動きを止めるべく飛び掛っていくのだ。
彼女たちを避けようとすれば正面に向かってくることになり、恭子の思う壺に嵌まってくる。
触手が鎌首をもたげ、先から喜びに満ちた毒液を滲ませていた。
その毒液を注ぎ込めばどんな人間だろうと体が麻痺し、彼女のなすがままになるだろうことは疑いない。
「あっはははははは・・・」
恭子は楽しさのあまり声を上げて笑っていた。
女子トイレの扉を開け、弘子はそこに入り込む。
床にへたり込み壁に背をつけてドキドキする心臓の鼓動を感じていた。
扉を隔てて村友先生の笑いが聞こえてくる。
「や、やめてぇ!」
弘子は耳をふさいでいやいやと首を振る。
これ以上見慣れた人たちが変わってしまったことを理解したくは無かった。
「もう・・・やめてよぉ・・・」
涙がこぼれてくる。
こんなところに来るんじゃなかった・・・
家に帰っておとなしくしていればよかった・・・
あんな・・・あんな退魔師になんか会わなければ・・・
弘子は首を振った。
ううん、それは違う・・・
汀さんに・・・あの人に会わなければ私はどうなっていたかわからない・・・
何も知らずにただ化け物に殺されてしまったかもしれない・・・
汀さん・・・
どうしよう・・・
私はあの人の邪魔ばかりしているわ。
先ほどの汀の言葉が思い出される。
『弘子、下がって。避難していて』
今はおとなしくしている方がいい。
汀さんを信じてここでおとなしくしていることが一番いい。
弘子はそう思った。
動かない?
恭子はいぶかしんだ。
動きを封じられないためには左右どちらかの少女を切り伏せるか、後ろに跳び退るか、前に突っ込むか、いずれにしても動かざるを得ないはず。
今や彼女の触手と左右からの少女たちは汀の懐に飛び込んで行くところだ。
それがなぜ?
一瞬のためらいが恭子に生じる。
汀はそれを見逃さなかった。
姿勢を一気に低くし、足元を切り払うように少女たちの股間を犯している触手に切りつける。
そして、そのまま前にころがって触手を回避する。
「な?」
恭子は驚いた。
触手だけを切りつけるなどということが人間にできたのか?
汀と入れ替わるように床に転がった少女たちと切り裂かれた触手の痛みが恭子を歯噛みさせる。
「お、おのれっ!」
「恭子っ!」
笑みを浮かべていた郁美が声をかける。
やはりこの女は思った以上の強敵だ。
二人で仕留めねばこちらも危ない。
「一緒にやるわよ」
「ええ、お願いよ、郁海」
触手を手元に引き寄せた恭子は郁海のところまで引き下がる。
汀は姿勢を整えると再び向き合った。
トイレの床にうずくまる弘子。
すっとその顔を上げる。
トイレの奥に気配がしたのだ。
気が付くべきだった。
ここには誰もいないと思い込んでいたが先客がいたのだ。
個室の一つがノブに赤い印が付いている。
弘子はゆっくり立ち上がった。
恐る恐るその個室に近づいていく。
こんな時に用を足しているとも思えない。
一体・・・
女子トイレに響くノックの音。
弘子にはそれが非常に間抜けに聞こえた。
外では汀さんが必死に魔物を退治しようとしているのに、私はこんなところでびくびくしながら個室の扉を叩いている。
それはひどく場違いな行為のようだった。
「誰か・・・いる?」
「!」
扉の向こうで誰かが息を呑むのがわかる。
その瞬間弘子は不思議な連帯感を感じた。
ここにいる人もおびえているんだ。
私と同じようにみんな変わっちゃっておびえているんだ。
「こ、怖がらなくていいよ。わ、私は二年D組の酒本弘子。あなたは?」
そっと優しく声をかける弘子。
「ひ、弘子? 弘子ちゃんなの?」
「えっ?」
扉の向こうの声に弘子は驚きを隠せなかった。
カチッと鍵の開く音がして扉が開けられる。
そこには一人の少女が立っていた。
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- 2005/09/06(火) 21:17:46|
- 退魔師
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サム・ペキンパー監督の戦争映画ですが、邦題が「戦争のはらわた」
もう何じゃこりゃーって感じですよね。
同時期の公開が「死霊のはらわた」だったはずですから、もうそこから取ったのは間違いないでしょう。
でも、おかげで私はこの映画がてっきり戦争をモチーフにしたホラー映画だとばっかり思っていました。
だもんで、ずっと後になるまでこの映画の素晴らしさを知りませんでした。
いいんですよね、この映画。
見たことある方ならおわかりでしょうが、前線の一兵士、一分隊程度の生き死にが見事に描かれています。
まあ、1943年にT-34/85が前線にいたかという問題もありますが。(笑)
原題どおり「クロスオブアイアン」だったらもっと早くに見ていたんだろうなぁ。
くせはありますが面白い映画ですよ。
ということで今日はこの辺で
- 2005/09/05(月) 23:30:11|
- 映画&TVなど
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南西諸島、沖縄方面に台風が接近中です。
カトリーナの被害を目の当たりにした今、きちんとした対策と避難指示が重要でしょう。
充分にお気をつけ下さいませ。
さて、ミリタリーオタクの舞方は戦車大好き人間なのですが、やはり第二次大戦中のドイツ戦車が好きなんですね。
で、昔はやっぱりティーガー、それも超強力と言われたケーニッヒティーガーが好きだった(バルジ大作戦の影響もあったかな)わけですが、いろいろと資料を見たりゲームをやったりすると変わってくるわけですよ、これが。
一番私の中での評価に影響を与えたのはアバロンヒル社のボードシミュレーションウォーゲーム「スコードリーダー」だったでしょうか。
このゲームは歩兵が分隊規模、車両が一両単位という細かさのゲームで、そのゲーム内車両の評価にいろいろと異論はあるでしょうけど、一番驚いたのがティーガーがまったくもって評価が低いということでした。
砲の破壊力、装甲の暑さ、移動力(これは仕方ないかも)、いずれもパンターの前に一ランク低い評価だったのです。
もちろん四号戦車や、T-34に比べると高い評価なのですが、M4あたりと装甲修正が同じだったりします。
戦車の評価にはいろいろな見方があるので、一概には言えませんが、私にとっては低い評価だと感じました。
それと同時に今まで気にもしていなかったパンターという車両が私の中でクローズアップされました。
いい評価なんですよ、これが。
で、資料調べたりしてみたら、戦争後半のドイツの主力戦車じゃないですか。
長砲身の75ミリ砲は88にまさるとも劣らず、機動性も割合高く、傾斜装甲はなかなか強力。
カタログ上はいい戦車なんですね。
数もそこそこ作られましたし、私はパンターの魅力に惚れました。
もっとも機械的信頼性や、燃費の悪さ、戦車兵の質の低下などで満足な活躍はできませんでしたが、それは仕方ないでしょう。
ともかくゲーム上ではそれなりにまともに動き、燃料も心配することが無い状況ではなかなか使える戦車でした。
アルデンヌの戦いでも、ケーニッヒティーガーよりもパンターをもっとよこせと言われたようですし、私の中ではベストワンのドイツ戦車です。
でも、あんまり人気無いかもしれないなぁ。
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- 2005/09/04(日) 20:58:53|
- ウォーゲーム
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SSの続きを投下しますね。
なかなか続けられなくてすみません。
25,
ゴトッ。
乾いた音がする。
ボタボタボタ・・・
びくんびくん・・・
さまざまな擬音が頭の中を駆け巡る。
「あ、ああ・・・」
いろいろな音が駆け巡っているはずなのに声は出てこない。
まるで時間が止まってしまったかのよう。
揺らめく剣を持つ一人の女性とその足元にころがっている素敵だった先生。
弘子にとってはファンタジー世界だった中世ヨーロッパを、王家の女性たちにまつわる話などで楽しく教えてくれた先生だったのだ。
「せ、先生・・・」
「弘子、惑わされないで。これはもうあなたの知っている先生じゃなかったのよ」
汀は足元に転がった上半身から目をそらさない。
彼女を目掛けた触手も、爪をかざして向かってきた本体も、今はもう動かない。
だが、妖魔の生命力は驚異的だ。
もしかしたらという思いがいつも必要だった。
「ど、どうして・・・」
弘子が両手で口元を押さえる。
何がどうなっているのか・・・
「取り付かれてしまったのよ・・・妖魔に」
「よ・・・妖魔・・・」
弘子は悲しかった。
ただひたすらに悲しかった。
なぜこんなことになったのだろう。
悪夢から目覚めたかった。
「ふうん・・・退魔師とはね」
「香代子では荷が重かったのかしらね」
「所詮ご主人様に可愛がってもらえる器じゃ無かったってことね」
廊下の向こう側から忍び笑いが聞こえてくる。
そこには東倉郁美と村友恭子の二人の教師が腕組みをしながら笑みを浮かべていた。
「東倉先生、村友先生・・・」
弘子がつぶやく。
「へえ、どうやら魔物は美人先生が好きってことのようね」
汀が剣を片手に身構える。
「ご主人様の邪魔はさせないわ」
「私たちが始末してあげる」
ぺろりと舌なめずりをする恭子。
その目にはぎらぎらと残虐なものが見えていた。
「それはどうかしらね。あなたたちでは私の相手は務まらないんじゃないかしら」
汀も笑みを浮かべる。
「ご主人様とやらに会わせてもらいたいわね。どこにいるのかしら?」
「さあ、どこにいるのかしらね」
「探してみたら? もっとも探させたりはしないけどね」
お互いに笑みを浮かべながら冷たい言葉のやり取りを行なっている。
弘子は思わず後ずさりした。
「そう、じゃ勝手に探させてもらうわね」
汀はゆっくりと近づいていく。
「うふふ・・・それはどうかしらね」
「先にやらせてもらうわよ、郁海」
恭子がすっと前に出た。
そのグレーのタイトスカートから黒々とした触手がしゅるしゅると現れる。
その数は五本。
「くすくす・・・この素敵な触手はね、こういう使い方もできるのよ」
教室の入り口を開き、中へ二本の触手が入っていく。
一体何をするつもり?
汀がいぶかしく思っていると、スカートの中に触手を差し込まれた女学生が二人うつろな表情で教室から出てきた。
なるほど・・・人形使いってわけね。
どのくらいの動きができるかわからないが、別々の方向から動きを阻害されては厄介かもしれない。
汀は苦笑いした。
「中盛さん、生井澤さん!」
教室から出てきた友人の姿に弘子は思わず呼びかける。
うつろな目をした二人は触手がくいくいと動くに従って無言で歩みを進めていく。
「中盛さん! 生井澤さん! 目を覚まして!」
弘子の声が廊下に響くが、二人に反応は無い。
「中・・・」
「弘子! 下がっていなさい!」
振り向きもせずに汀が命じる。
目を離すことはすでに命取りだ。
「あ・・・汀さん・・・」
「弘子、下がって。そこの女子トイレに避難していて」
汀としてもこの状況では弘子にまで手が回らない。
危険を避けるためにも、邪魔にならないようにするためにも弘子にはこの場に居ては欲しくなかった。
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- 2005/09/03(土) 21:25:32|
- 退魔師
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Uボートをご存知でしょうか?
正確にはドイツ海軍に所属する潜水艦はUボートと呼ばれるので、第一次大戦から現代までのドイツ海軍潜水艦のことですが、有名なのはやはり第二次大戦中のドイツ海軍の潜水艦でしょう。
大西洋や地中海、北海は言うに及ばず、インド洋まで進出したこともあるUボートですが、その通商破壊戦は島国イギリスを屈服させる直前まで追い込むほどの活躍でした。
単独の商船はおろか、船団を組んでも狼群戦法で狩られていく。
大西洋を渡るのは命がけの行為でした。
何百万トンもの物資と何百隻もの船舶、それに何千人もの人命が失われたわけですが、狩る側のUボートも命がけの行為でした。
もちろん戦争後半になってアメリカの護衛空母が参戦してくると、Uボート側が狩られる方になるわけですが、戦争前半にこんなことがあったそうです。
ちょっと文献がどれに載っていたか失念してしまったので、ソースを示せといわれると心もとないのですが、ある船団を攻撃したUボートが見事魚雷を輸送船に命中させ撃沈したそうです。
で、そのUボートが反転離脱をせずに、護衛艦の裏をかくつもりで船団の中央を潜行しながら突破しようとしたところ、先ほど撃沈した輸送船の積み荷である戦車が船倉からこぼれて急速に沈んできたそうです。
あとは皆様の考えるとおり、その戦車がUボートの船体に命中し大穴を開けて沈めてしまいました。
つまり戦車に沈められたUボートが存在するらしいのですね。
攻撃する方も思わぬ落とし穴があったということでしょうか。
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- 2005/09/02(金) 22:43:12|
- 趣味
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私は「世界の艦船」という雑誌も毎月講読しているのですが、今月号はアメリカ海軍のことがいろいろと取り上げられておりました。
しかし月日の経つのは早いですねぇ。
かつてアニメ「マクロス」のバルキリーのモデルともなったアメリカ海軍空母艦載戦闘機F-14はすでに空母の甲板には影も形もありませんよ。
実力はまだまだ一線級なんでしょうが、ソ連空軍の長距離爆撃機の迎撃という任務に特化してしまったF-14は汎用性が低かったのでしょう。
F-15がいまだ現役で頑張っているにもかかわらず、F-14は空母上から姿を消しました。
可変翼を持ち、そのスタイルからファンも多かったはず。
私も大好きな戦闘機でした。
今、空母の甲板上を占めているのは汎用性の高いF-18です。
それも拡大改良型のスーパーホーネットですね。
一説によるとスーパーホーネットの複座型が割合多く使われているのは、F-14から乗り換えているパイロットと後席士官が多いからとか。
いい機体なんでしょうけど、やはり寂しい限りです。
「世界の傑作機」シリーズにF-14が仲間入りするのも近いかもしれませんね。
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- 2005/09/01(木) 22:20:19|
- 本&マンガなど
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