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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

美人母妻エロメス化洗脳 (3)

当ブログの開設6000日記念SS「美人母妻エロメス化洗脳」も今回で最終回となります。

尾黒の目論見通りにエロくさせられてしまった鞠絵と香織はどうなったのでしょうか?
結末を楽しんでいただけましたら幸いです。


                   ******
                   ******

 「えっ? リフォーム?」
 思わず悠太は訊き返す。
 妻の香織から電話が来たと思ったら、突然母の家をリフォームすると言い出したのだ。
 『ええ、そうなの。ほら、お義母様も今はもうお一人でしょ? だから気兼ねなくお客様を呼べるようにしたいんですって。うふふふ……』
 電話の向こうで何やら楽しそうにしている妻。
 その笑い声がなんだか色っぽい。
 最近は夜も母のところに泊まり込んでいるという。
 今もどうやら母の家のようだ。

 「それは別にいいけど、お金とかどうするんだ?」
 風呂上がりの髪をタオルで拭きながらスマホを耳にあてている悠太。
 仕事が終わってウィークリーマンションに戻りホッとしていたところだったのだ。
 『そんな大掛かりなものでもないのよ。お金はお義母様がお義父様の遺産を少し崩すって言ってたわ。私も少し出そうかと思うの』
 「うちもかい?」
 悠太は驚いた。
 子供ができれば金はこれからいくらあっても足りなくなるんだから、そう簡単に出すなんて言ってほしくないんだが……
 『別にいいでしょ? お義母様のためなんだし。それに私のためでもあるのよ』
 なんだか少しむっとしたような妻の声。
 「香織のため? よくわからんな。できれば詳しく話を聞きたいんだが、週末にでもこっちに来られないか?」
 『ああ、ごめんなさい。週末はお義母様と一緒に過ごすことになっているの。どうせあとひと月ぐらいなんだし、私がいないほうが羽を伸ばせるんじゃないの?』
 「バカ言うなよ。やっぱり香織がいないと寂しいよ」
 『うふふ……浮気なんかしちゃダメよ。もっとも……』
 「もっとも?」
 『ううん、なんでもないわ。あ、そろそろ切るわね。じゃあね』
 「あ、おい、香織……」
 悠太が呼ぶ間もなく電話が切れる。
 なんなんだあいつは……
 週末は母さんと?
 いや、そりゃ母さんのことを頼んだのは俺だが、なにも週末に来るぐらいは母さんを一人にしたっていいじゃないか。
 まあ、母さんと仲良くしてくれているみたいだからありがたいけど……
 はあ……
 香織ぃ……


 「それで、クズ太はなんだって?」
 ソファに座りタバコをふかしている鞠絵。
 テーブルにはお酒やおつまみが並んでいる。
 「お待たせしました。ええ、詳しく話を聞きたいとかなんとか。何をうだうだと言っているのかしら。お義母様には申し訳ないですけど、やっぱり彼はクズ太さんですわ。しまいには私に来いとか言ってきたので、お義母様と約束があるのでダメって言っちゃいました。ふふっ」
 電話を終えて戻ってきた香織もソファに座り、タバコを取り出して火をつける。
 そしてゆっくりと煙を吸い込んだ。
 「ふう……美味し」
 「うひひひ……すっかりタバコの味にもなじんだようだな」
 煙を吐く香織の肩に手を回す尾黒。
 ソファの真ん中に座って、両側に鞠絵と香織を侍らせているのだ。
 「ええ、すっかり気に入りましたわ。タバコがこんなに美味しいなんて。ふう……」
 フィルターを口紅で真っ赤に染め、その口から煙を吐く鞠絵。
 黒いストッキングに包まれたすらっとした脚を組み、その身を尾黒に預けている。
 「私もタバコがこんなに美味しいなんて知りませんでした。今まで吸わなかったのがバカみたいですわ。ふう……」
 香織も尾黒にしなだれかかるようにしてタバコを吸う。
 すっかり尾黒に魅入られた二人は、尾黒の求めるままにタバコもたしなむようになっていたのだ。
 「ひひひ……すっかりヤニ臭くなりおって……たまらんのう」
 尾黒は自分もタバコを吸い、その煙を鞠絵に口移しで吸わせていく。
 「ふう……はぁぁん……健造様からいただいた煙、美味しい……」
 うっとりと口移しで尾黒から受け取った煙を吐き出す鞠絵。
 ヘビースモーカーの尾黒は女がタバコを吸う姿を見るのも好みであり、一緒にタバコを吸うように鞠絵も香織もタバコ好きへと変えたのだ。

 「ウヒヒヒ……今やお前たちは完全にワシのもの。そうじゃな?」
 タバコまで吸うようになった二人の肩に尾黒は手をかける。
 「はい。私たちは健造様のメスですわ」
 「身も心も健造様に捧げるメスです。いつでもこの躰は健造様の好きになさってくださいませ」
 二人はうっとりと尾黒に顔を向ける。
 とろけたような表情はまさにメスの顔だ。
 完全に“処置”が終わった二人にとって、尾黒はすべてを捧げる存在であり、崇拝の対象とすら言っていい相手だった。

 「ウヒヒヒ……それはぁ……ここが欲しがっているということかな?」
 尾黒はいやらしく笑い、二人の肩から手を外してそれぞれの短いスカートの中に差し入れる。
 そしてショーツの上から二人のおマンコをいじってやる。
 「ひゃぁあん……は、はいぃ」
 「はぁぁん……そ、そうですぅ」
 二人がおマンコをいじられて喜んでいる。
 彼女たちのおマンコは尾黒のためにある。
 早く尾黒のつよつよチンポをハメてほしかった。

 「ウヒヒヒ……まずは鞠絵じゃ」
 尾黒が鞠絵を指名する。
 この順番は変わらない。
 あくまでも尾黒の目的は鞠絵を我が物にすることだったのであり、香織はついでにすぎないのだ。
 一番は鞠絵で香織は二番。
 それをしっかりわからせておかないといけない。
 「ああ……はい、健造様」
 鞠絵は嬉しそうに健造のズボンのベルトを緩め、ファスナーを開けてパンツから肉棒を取り出していく。
 屹立した尾黒の肉棒が現れ、鞠絵も香織も見ただけでよだれが出るほどの欲望を感じていく。
 このつよつよチンポを愛せるのだ。
 他のクズのよわよわチンポとは違う。
 健造様のつよつよチンポをおマンコにハメハメしていただくのだ。

 鞠絵は尾黒の肉棒に舌を這わせていく。
 その間、香織は尾黒に酒をふるまい、その肉棒を見て自らのおマンコを濡らしていく。
 まさに支配者のオスに媚びる二匹のメス犬の姿だ。
 この夜も二人は尾黒にその身を預け、快楽によがり声をあげるのだった。

                   ******
                   ******

 「はあ……やれやれ、やっと戻ってきたかぁ……」
 空港のロビーに姿を現す悠太。
 二ヶ月の出張がやっと終わって戻ってきたのだ。
 国内出張とはいえ、久しぶりに吸う地元の空気はやはり味が違う感じがするくらいだ。
 これで当分出張はないだろうし、しばらくは地元にいられるだろう。
 やれやれだな……

 「さてと……」
 悠太はロビー内を見渡してみる。
 今日は香織が母と一緒に迎えに来てくれることになっているのだ。
 空港から電車で帰らなくて済むのはありがたい。
 結局仕事だったとはいえ、お土産だのなんだの手荷物は多いからな。
 でも……
 まだ来ていないのかな?

 悠太は妻と母の姿を探してみるが、それらしい姿は見当たらない。
 もっとも、夕方の空港は人で混雑しているので、探すのも大変だ。
 待ち合わせ場所をもっと細かく決めておけばよかったか……
 とはいえ、最近はメッセージを送ってもそっけない感じですぐに切り上げられてしまうので、なんだか上手に会話できなかった気がする。
 まあ、毎日のようにメッセージを送り合えば、内容が薄くなるのも仕方が無いし、お互い無事を確認できればいいのだからそんなものかもしれない。
 ちょっと気にはなるものの、おそらく杞憂だろうし、香織と母の顔を見れば不安も消えるだろう。
 なんといっても香織は自分にぞっこんだったから、まさか浮気をするようなこともないだろうし……


 「はあ……最近はどこもかしこも禁煙で嫌になるわねぇ。タバコぐらい好きに吸わせてくれればいいのに……」
 真っ赤な唇を口寂しそうに舐める鞠絵。
 早くタバコが吸いたくてうずうずしているのだ。
 「鞠絵お姉さまの言う通りですわ。アタシも早く車に戻ってタバコ吸いたいです」
 同じく毒々しいほどの真っ赤な唇をした香織がため息をつく。
 家でも車内でも存分にタバコを吸ってきただけに、禁煙の場所はつらいのだ。

 尾黒の“処置”によって、二人はヘビースモーカーにされていた。
 尾黒がタバコを吸う女を見るのが好きという、ただそれだけの理由で。
 それに二人の関係性にも手を入れられている。
 鞠絵は香織にとって義母という存在ではなくなり、年の離れた姉的存在に変えられたのだ。
 今では二人は自分たちのことをアタシと呼ぶようになり、香織は義母を鞠絵お姉さまと呼ぶようにされていた。
 これも尾黒の好みだからである。

 「うふふふ……見てごらんなさい香織さん。男たちがあなたをちらちらと見ていくわ。あなたのことが気になるみたいね」
 確かにロビーの片隅にいる派手な女性二人は男たちの目を引き付ける。
 すらっとした脚を網タイツに包み、ミニスカートは今にも下着が見えそうなくらいに短い。
 トップスも胸を強調して谷間を見せつけており、真っ赤な唇とアイシャドウを引いた目が妖艶さを引き立てている。
 「違いますわ鞠絵お姉さま。男たちはみんな鞠絵お姉さまを見ているんですわ。アタシなんてまだまだです」
 そう言いつつもまんざらでもない表情を浮かべる香織。
 「そんなことないわよ。香織さんだって健造様のお目に留まったんだから充分素敵よ。うふふふ……あの中の何人がアタシたちを見ておチンポ扱いてくれるのかしらねぇ」
 鞠絵もわざとらしく腕組みをして胸を持ち上げる。
 二人が何かのしぐさをするたびに、男たちはその目を二人に向け、慌ててそらすのだった。

 「うふふ……それにしても鞠絵お姉さま、あの人ったらアタシたちにちっとも気が付かないみたいですわ」
 香織の目に先ほどから周囲をきょろきょろと見渡している悠太の姿が映っている。
 「んふふ……言ったでしょ。あの子はクズ太だって。クズ男の血を引いているんですもの、女の良さなどわかりっこないわ」
 我が子であるにもかかわらず鞠絵はそう言ってののしる。
 クズ男の子供など自分の子などとは思いたくもないのだ。
 「鞠絵お姉さまには申し訳ないですけど、アタシもそう思いますわ。あの人はクズ太。健造様とは比べ物にならないゴミのような男ですわ」
 香織も吐き捨てるように言う。
 健造様のご指示でなければ、迎えになど来なかっただろう。
 なぜかはわからないが、離婚は赦さないという健造様の命令で、仕方なく妻でいることにしているだけなのだ。
 「それでいいのよ。アタシたちは健造様の女なの。夫も子供も戸籍上だけのことなのよ」
 「ええ、その通りですわ。うふふ……」
 二人が顔を見合わせて笑う。
 「さて、これじゃいつまでたってもクズ太にはアタシたちを見つけられないわね。行きましょうか」
 「はい、鞠絵お姉さま」
 二人はそう言って悠太の方へと向かっていった。


 「お帰りなさい、あ・な・た」
 「えっ?」
 甘い声に振り向く悠太。
 「えっ? ええっ?」
 悠太は驚いた。
 目の前に現れた二人の女性が、まさか妻の香織と母とは思わなかったのだ。
 「なぁに? あなたまさか母親と奥さんの顔を見忘れていたんじゃないでしょうね?」
 意地悪そうにニヤッと笑う鞠絵。
 「い、いや、そんなことは……」
 確かに一瞬悠太はわからなかったのだ。
 妻と母がこんなにも若く派手な格好をしてくるとは……
 母にいたってはもう信じられないくらいに若々しい。
 胸が強調されて今にも谷間が見えそうな服に、ものすごく短いミニスカート。
 それに網タイツまで穿いている。
 なんだか水商売系の女性じゃないかと思ったぐらいなのだ。

 「うふふふ……もしかしてアタシたちの恰好に驚いた?」
 「あ……うん。まさかそんな恰好で来るとは……」
 いったい何を考えているんだと言いたいぐらいだったが、空港のロビーで言い合うわけにもいかないだろう。
 「頭が固いわねぇ。これぐらい常識よ。女は少しぐらい派手でいやらしい格好をするのがいいのよ。そして殿方の目を楽しませてあげるの。うふふふ……」
 「母さんまで……いったい……」
 五十代とはいえ、こんな派手な格好をしてどうしたんだと思う悠太。
 母さんはもっと慎ましい人だったじゃないか……

 「さあ、行きましょ。いつまでもこんなところにいたくないわ」
 悠太の腕を引く香織。
 一刻も早く車に戻ってタバコを吸いたいのだ。
 それに……早く家にも戻りたい。
 「そうね、行きましょう。待たせては悪いわ」
 鞠絵もすたすたと歩きだす。
 悠太は何がなんだかわからないうちに、二人について駐車場へと向かうのだった。

 駐車場に止まっている一台のファミリーカー。
 見たことのない車だ。
 悠太の車は家に置いてあり出張には持って行かなかったから、いつもは香織が便利に使っており、時々母と出かけているという話だった。
 だからてっきり今日も迎えには悠太の車で来ているものと思っていたのだ。
 この車はいったい?

 肩にかけたバッグから車のキーを取り出す鞠絵。
 そのまま運転席のドアを開けて乗り込んでいく。
 「えっ?」
 悠太はまた驚いた。
 確かに母は車の免許は持っているが、父の運転に任せることが多く、自分ではめったに運転しなかったのだ。
 「これは……母さんの?」
 思わず隣にいる香織にそう尋ねる悠太。
 「ええそうよ。まり……お義母様が自分で使うために買ったんですって。お買い物とかにはこういう車の方が便利だし、中古だそうだけどいい車よ。アタシも時々乗せてもらうわ」
 「そ、そうなのか……」
 よくわからないが適当に返事をする悠太。
 なんだかたった二ヶ月の間に別の世界に来てしまったような気がする悠太。
 二人はまるで見知らぬ女性たちのようではないか。
 いったいどういうことなのか……

 荷物をラゲッジスペースに放り込み、後部座席に香織と一緒に座る悠太。
 すぐに鞠絵が車を走らせ、自宅のある方角へと向かう。
 そして驚いたことに、走り出してすぐに母と香織がポケットからタバコを取り出して火を点けたのだ。
 「ふう……やっと一服できたわぁ」
 「ふう……ええ、どこもかしこも禁煙禁煙で嫌になっちゃう」
 二人が吐き出す煙が車内に充満する。
 嘘だろ……
 母も香織もタバコは吸わなかったはずじゃないか……
 どうしてこんな……

 「か、香織……」
 「なに? どうかした?」
 「お、お前も母さんもタバコなんていつから……」
 「えっ?」
 香織は吸っていたタバコを指に挟んでかざす。
 「ああこれ? もうひと月以上になるかしら。ねえ、ま……お義母様」
 「そうねぇ……そのぐらいかしら。なぁに? タバコはいや?」
 運転席でタバコをくわえつつ運転している鞠絵がちらっとミラーで悠太を見る。
 「い、いやというか……こんな狭い車内で吸われたら煙がきついよ。それに、母さんも香織もタバコは嫌いだって言ってなかったかい?」
 「ええ? いつの話をしているの? そんなのずっと昔のことでしょ。タバコは女のたしなみよ」
 ややイラっとした感じで鞠絵は窓を少し開ける。
 この煙の充満した感じが好きなのに……

 「そうよ、ク……悠太さん。タバコは女のたしなみ。それにとっても美味しいの」
 わざと吹きかけるように煙を悠太に吐く香織。
 このクズ太は本当に女の喜ぶことをなんにもわかっていないんだわ。
 タバコくらい好きに吸わせなさいよね。
 「いや、しかし……」
 「香織さんの言うとおりよ。タバコはとても美味しいの。今まで吸わなかったのがバカみたいよ。ふう……」
 「母さんまで……いったい二人ともどうしてしまったんだ? なにがあったんだ、いったい?」
 悠太はもう何がなんだかわからない。
 もしかしたら自分は夢でも見ているのではないだろうか……

 「わっ!」
 悠太が思わず声をあげる。
 香織がいきなり股間を触ってきたのだ。
 それも間違って触れたというのではなく、ねっとりと竿の感触を確かめるように触ってきたのだ。
 「な、なにを?」
 「ふう……んもう、うるさい人ね。それに久しぶりに妻の顔を見たんだから、少しはおチンポをおっ勃てるかと思ったら……」
 香織はむっとする。
 悠太のチンポがまったく勃起していないのだ。
 それどころか縮こまっているのではないかとすら思えてしまう。
 こんなにいい女が二人もいるというのに、この男は何も感じないのだろうか?
 アタシはこんな男を愛していたというのだろうか?
 「いや、おチンポって、お前……」
 「ああ……やっぱりなのね。香織さん、ごめんなさいね。アタシがあのクズ男の血を引いた子なんか産んでしまったから……」
 「は?」
 今のは母さんの言葉か?
 俺は今何を聞いたんだ?
 悠太は愕然とする。
 「ああん、何度も言わないでください鞠絵お姉さま。お姉さまのせいではありませんわぁ。お姉さまは騙されていただけなんですから」
 「ありがとう香織さん。ほんとその言葉に救われるわ。アタシがあんなクズ男の妻になったばかりに……」
 二人は何を話しているんだ?
 お姉さま?
 いったい何がどうなっているんだ?

 「香織、いい加減にしてくれ! いったいお前たちは何をやっているんだ! 母さんもいったいどうしてしまったんだよ!」
 悠太は思わず声を荒げてしまう。
 まったく意味不明なやり取りを聞くために帰ってきたんじゃない。
 俺は出張から帰ってきて疲れているんだ。
 少しは考えろ。
 悠太はそう怒鳴り付けたかった。

 「あーあ……しょうもないクズ太さんねぇ」
 「ホント……我が息子ながらつまらない男。もうすぐ家に着くわ。それまでおとなしくしてなさい」
 プイとそっぽを向いてしまう香織と、それ以上何も言わなくなってしまう鞠絵。
 二人にとってはもう悠太はどうでもいい存在なのだ。
 わざわざ機嫌を取る必要すらない。

 「母さん……香織……」
 わけわからぬまま沈黙に包まれる車内。
 悠太はただひたすら混乱するだけだった。
 だが、その沈黙も、母の家が近づくにつれて変化する。
 隣で妻がミニスカートの中に手を差し入れ、頬を紅潮させ始めたのだ。
 「な?」
 悠太は信じられないという顔をする。
 こんなところで何をしているんだ?

 「はぁぁん……」
 「あらあら、香織さんったら……うふふ」
 ミラーで香織の表情をうかがう鞠絵。
 「ああん……だってぇ」
 家が近づいただけでもう我慢できなくなっているようだ。
 「わかるわぁ。アタシもなのよぉ。さっきからもうおマンコがぐちょぬれなの。早く帰ってハメハメしていただきたいわぁ」
 「アタシもぉ。つよつよチンポでぐちょぐちょにハメハメしてもらうのぉ……よわよわチンポなんかじゃないつよつよチンポを」
 隣に悠太がいるにもかかわらずにスカートの中で手を動かしている香織。
 逆に悠太がいることで、余計に尾黒のつよつよチンポが欲しくてたまらないのだ。
 「か、母さん……香織……本当に二人ともどうしてしまったんだ?」
 今すぐにでもこの場から逃げ出したくなるくらいの悠太。
 こんなことは悪夢以外の何者でもない。
 「うるさいわねぇ。よわよわチンポのクズ太は黙っててよ」
 「そうよ。それにもうすぐわかるわ。ほら、着いたわよ」
 悠太が何も言えないでいるうちに、車は鞠絵の家に着いていた。

 玄関脇の駐車スペースは二台分ある。
 父の和男がいずれは二台必要になるだろうということで確保しておいたのだ。
 今、そのうちの一台分に鞠絵のファミリーカーが止まり、三人が車を降りる。
 そしてその隣には、黒塗りの大型セダンが止まっていた。
 それは悠太が見たことのない車だった。

 「さ、入って入って。荷物はそのままでいいわ。あとで出しましょ」
 そう言って鞠絵はさっさと玄関に向かう。
 「香織、あの車は誰のだい?」
 「えっ? うふふ……アタシの大事なお方のよ」
 そう言って香織は妖しく笑う。
 「大事な? おい、どういうことだ?」
 「うるさいわね。すぐわかるわ」
 肩に置こうとした悠太の手を払いのけ、香織はすたすたと玄関へと行ってしまう。
 「待てよ、おい!」
 悠太は仕方なく追いかけるしかなかった。

 玄関ドアは悠太の記憶にあったものとは違い、重たい感じでノッカーの付いた洒落たドアに変わっていた。
 そのドアを母は鍵も開けずに開いて中へと入っていく。
 まさか施錠をせずに外出したのかとも思ったが、あの黒塗りの車の持ち主がいるのかもしれない。
 どんな相手か知らないが、もしかしたら母と妻の変化はその相手に関係があるのかもしれない。
 悠太はそう思う。

 母に続いて妻も家の中に入っていくので、悠太も続いて玄関に入っていく。
 「は?」
 悠太は目を丸くした。
 ここは……どこだ?
 俺はどこに来たんだ?

 悠太が驚くのも無理はなかった。
 そこは彼が以前まで住んでいた家の中とは全く違い、まるでお酒を提供するスナックのような室内になっていたのだ。
 玄関から入った奥にはバーカウンターのようなものがあり、ボックス席が二つほど用意され、そのうちの一つでは腹の出た頭髪の薄い初老の男が酒を飲んでいる。
 室内にはおとなしめのBGMが流れ、まさにホステスがお客をもてなすお店のような雰囲気になっていたのだ。
 「こ、これは?」
 「ああん、健造様ぁ」
 「健造様ぁ、只今戻りましたぁ」
 悠太が戸惑っているのをよそに、鞠絵と香織はすぐに男の元へと言ってしまう。
 そして男の左右に座ると、交互に熱いキスを交わすのだった。

 「か、母さん……香織……」
 悠太は愕然と立ち尽くす。
 母と妻が見たこともない男と濃厚なキスを交わしているのだ。
 いや……見たこともない男ではない。
 あのいやらしそうな男には見覚えがある。
 あいつは確か……母に付きまとっていた男だ。
 どうしてあいつが?

 「ウヒヒヒ……二人ともお帰り。勝手にやらせてもらっておるよ。どうやらちゃんと迎えに行ってあげたようだね」
 「あん……ええ、もちろんです。健造様のご命令ですもの」
 「本当はあんなクズ太なんか迎えに行きたくなかったんですけど、健造様がおっしゃるからぁ」
 甘えるように男に躰を預ける母と妻。
 「ウヒヒヒ……言っただろう? 表向きはちゃんと旦那を大事にしないと」
 「はいぃ……でもぉ……」
 男の手が妻の太ももをいやらしくなでている。
 それを拒むことなく妻は甘い声を出している。
 その姿に悠太は大きなショックを受けていた。

 「お、お前か! お前が母と妻をこんなふうにしたんだな! え!」
 思わず声を荒げる悠太。
 「ウヒヒヒ……久しぶりですなぁ。以前父君の葬儀でお会いしましたかね。尾黒です」
 やはりそうだ。
 父の葬儀だというのに母に言い寄っていた男だ。
 それ以外にも母に付きまとい、母が迷惑していた話を聞いている。
 「母と妻に何をしたんだ!」
 「クズ太! 健造様に失礼よ! 健造様はアタシたちにとってはとても大事なお方なの」
 「そうよ! 健造様のおかげでアタシと鞠絵お姉さまは女の喜びと幸せを知ったの! あんたなんかじゃ幸せになんかなれないわ!」
 「か、母さん……香織……」
 思いもよらない言葉を返され呆然となる悠太。
 「アタシも香織さんも健造様のつよつよチンポのおかげで満たされているのよ。お前の父さんのようなよわよわクズチンポとは大違いなの」
 「あなたのよわよわチンポともね。あはははは」
 あざけるようにそう言い笑う母と妻。
 悠太は言葉も出なくなる。

 「ウヒヒ……ワシが以前からこの鞠絵のことを狙っておったのは知っておるんでしょう? じゃが鞠絵はなかなかかたくなでなぁ。ワシの申し出にうんと言って下さらんかったんじゃ」
 「あん……そ、それは……」
 言い訳しようとする鞠絵を手で制する尾黒。
 今は息子の方と話しているのだ。
 「そこでちいとばかし言うことを素直に聞いてくれるよう“処置”をしてもらったんじゃよ」
 「“処置”?」
 悠太が聞き返す。
 “処置”とはいったい……

 「そうじゃ。おかげで今はもう鞠絵はおろか、あんたの奥さんである香織も、素直にワシの言うことをなんでも聞くメスになったんじゃ。そうじゃな?」
 「ああん……はい……アタシはもう健造様のためならなんでもするメスですぅ」
 「あん……アタシもです。アタシも健造様のためならなんでもしますぅ」
 健造に肩から手を回され、胸を揉まれながらうっとりと答える鞠絵と香織。
 もう二人には息子の前とか夫の前という意識は消えている。

 「ふざけるな! 二人を今すぐ元に戻せ! さもないと訴えるぞ!」
 「ウヒヒヒ……それは無理でしょう。もう二人の思考はワシが最優先になっていますからなぁ。まあ、ワシが飽きたらあんたのチンポをしゃぶるのが好きとでも上書きするぐらいはできますぞ」
 にやにやと笑っている尾黒。
 悠太の剣幕にも全く動じた様子はない。
 「き、貴様ぁ!」
 尾黒の態度に悠太はこぶしを握り締め、彼のところに近寄っていく。
 そしてその胸ぐらをつかみ上げようとして、首筋に強い衝撃を受けてその場に倒れ込んでしまった。

 「ウヒヒヒ……いいタイミングですな先生」
 「やれやれ……待たされるこちらの身にもなってほしい」
 スタンガンを右手に持っている白衣の男。
 「いやいや、ちょうどよかったですよ。あとはこいつにも“処置”をお願いしますよ。ウヒヒヒ……」
 「ふう……その分のお代はいただきますからね」
 「もちろんですよ。毎回ちゃんと払っているじゃありませんか、先生」
 「やれやれ」
 白衣の男はぐったりとなった悠太を抱きかかえると、引きずるようにして連れていく。
 「ウヒヒヒヒ……香織の旦那さんよ、あんたもちゃんと楽しめるようにしてやるさ。ウヒヒヒヒ……」
 尾黒はそうつぶやいて笑い、連れ去られる悠太をあざけるような目で見ている二人の女たちを抱き寄せた。

                   ******
                   ******

 「ふう……疲れたぁ……」
 仕事を終えて家までの夜道を歩く悠太。
 だが、今日もしっかりと稼いだという実感が心地よい。
 今日も帰るのは母のいる実家の方だ。
 そういえばもうずっと自分の家には帰っていないような気がする。
 妻の香織も母と一緒に暮らしているし、もう処分してしまった方がいいかもしれない。
 どうせもうあちらで住むことなどないだろうから……

 道から逸れて家の玄関に向かおうとすると、駐車スペースにいつもの黒塗りの高級セダンが止まっている。
 尾黒様の車だ。
 今日もいらしているんだ。
 そう思っただけで、悠太の足は急ぎ足になる。
 尾黒様がいらしているとなれば、妻と母も……
 股間が硬くたぎってくる。
 うひひひひ……
 母さん……
 香織……

 玄関をそっと開けて家に入る悠太。
 お客様の邪魔をしてはいけない。
 静かなBGMが流れる室内。
 男の声と女の声が入り混じっている。
 この家がこんなスナックのようになっているなんて、傍目からはわからないだろう。
 ここは尾黒と彼に招待された人だけが入ることを許される遊び場なのだ。
 尾黒の指示でリフォームされたこの家は、鞠絵と香織を使って尾黒が楽しむ遊び場。
 時々そこに尾黒は取引先などを招待してもてなしているのだ。
 悠太はただそこの住人として存在を許されているに過ぎない。

 「あはぁ……とても素敵なつよつよチンポですわぁ。さすがは健造様のお友達です。アタシのおマンコがキュンキュンしてしまいますわ」
 ギラギラした目をしていやらしく鼻の下を伸ばした痩せた男のチンポに頬ずりをし、愛しそうに先端にキスをする鞠絵。
 雄々しくそそり立つモノは確かにつよつよチンポの名にふさわしい。
 「いひひひ……そう言ってもらえると嬉しいねぇ。鞠絵さんも素敵なお尻をしているじゃないか」
 「ああん、ありがとうございます。アタシのお尻でよろしければ、いくらでもご覧くださいませ。うふふ……」
 そう言いながら白く丸いシッポの付いたお尻を振る。
 今日の鞠絵はバニーガールのコスチュームを着ているのだ。
 その姿はとても若々しい。
 和男の遺産を使ってこの家をリフォームしたばかりか、美容整形にも使っているのだ。
 今の鞠絵はそれこそ香織の姉と言ってもいい見た目に変わっており、悠太はその姿を見るだけでチンポが硬くなってくる。

 「お客様もですわぁ。アタシもこのつよつよチンポを見ているだけでおマンコが濡れ濡れになっちゃいます。とっても素敵」
 もう一人の男の肉棒に舌を這わせている香織。
 彼女もおそろいのバニーガールの衣装を着て、お尻を振っている。
 ウサミミがフェラをするたびに揺れてなまめかしい。
 「ウェヒヒヒ……今日はおじさんここに泊まっちゃおうかなぁ」
 腹の突き出た太った男が香織のフェラを楽しんでいる。
 「ああん……ぜひぜひぃ。部屋はありますから泊まっていってくださいませ。アタシと鞠絵お姉さまがたっぷりとサービスいたしますわぁ」
 甘く媚びるような表情で見上げる香織。
 自分の姿を見て勃起している男のチンポをしゃぶるのはとても気持ちがいいのだ。

 「やあ、お帰りなさい。お仕事ご苦労さんでしたな。ウヒヒ……」
 男たちの様子を眺めつつ、ソファでくつろいで一杯飲んでいる尾黒が声をかけてくる。
 「あ、どうも……いらっしゃいませ」
 母と妻を見るのに夢中になっていた悠太は、尾黒の声にハッとしてペコッと頭を下げるものの、その目はすぐにまた二人の姿を追いかける。
 なんていやらしいんだろう……
 あれが俺の母さんと妻だなんて……
 たまんねぇ……
 ああ……
 なんてエロいんだ……
 チンポ扱きてぇ……

 「ウヒヒヒ……」
 にやにやと笑いながらウイスキーのグラスを傾ける尾黒。
 こいつの“処置”もうまくいった。
 今ではこいつは母親と妻が他の男に媚びる姿を見てチンポを扱く変態だ。
 もう自分で妻を抱くことよりも、他人に抱かれる妻を見ている方が興奮するのだ。
 なんと哀れな男だろうか。

 「あらぁ? 帰っていたのクズ太? 失礼よ、そんなところでじろじろとお客様を見て」
 顔を上げて髪をかき上げる鞠絵。
 そのしぐさだけで悠太のチンポははちきれそうになる。
 ああ……母さん……違うよ……俺は母さんを……
 「もう、クズ太ったら! あんたがそんなところで突っ立っていると、お客様の気が散っておチンポが萎えちゃうでしょ! さっさと部屋に行って自分のよわよわチンポでも扱いてなさいよ!」
 いらだちを見せて香織も悠太を怒鳴りつける。
 だが、それがまたしても悠太を興奮させるのだ。
 ああ……香織ぃ……他の男のチンポをしゃぶるキミはなんて美しいんだ……
 ぐふふふふ……
 たまんねぇ……

 「も、もう少し……」
 見ていてもいいよねと言いたいのをこらえる悠太。
 妻や母のバニーガール姿は見ているだけでよだれが出そうなくらいたまらないのだ。
 今すぐにでもここでチンポを扱きたくなってしまう。
 「ダメよ! さっさと行きなさい! 気が向いたら後で行ってあげるから」
 その言葉に悠太の顔がパアッと明るくなる。
 妻が……香織が部屋に来てくれるというのだ。
 もしかしたら妻に見られながらチンポを扱けるかもしれない。
 いや、妻が……香織がダメなら母さんでもいい。
 母さんに見られながらチンポ扱けるならそれでもいい。
 ああ……なんてすばらしいんだろう……
 「お、お願いですから、必ず来てね……」
 哀れな声で懇願する悠太。
 もう彼は鞠絵と香織のおもちゃにすぎないのだ。
 「わかったから早く行きなさい!」
 「あ、ああ……わかった」
 すごすごと奥の方へ消えていく悠太。
 その後ろ姿を尾黒はにやにやしながら眺めていた。
 ウヒヒヒ……
 哀れじゃのう……

 「ホントにぶしつけな男ですみません」
 「ごめんなさいお客様」
 鞠絵も香織も一所懸命に奉仕を再開する。
 「ああ、いやいや、ちょっと驚いたよ。他には誰もいないと思ったので」
 「あん……すみません。ほんとにどうしようもないクズ太で」
 男のやや萎えてしまった肉棒を申し訳なさそうにしゃぶって、再度勃ってもらおうとする鞠絵。
 「あれはもしかして旦那さんかな?」
 太った男も再び香織にチンポをしゃぶらせる。
 「んん……はい。でももうアタシにとってはどうでもいい人ですわ。アタシが愛するのはたくましいつよつよチンポの持ち主なの。お客様みたいな」
 うっとりとチンポをしゃぶる香織。
 彼女は心からそう思っている。
 クズ太のよわよわチンポなど論外なのだ。

 「それにしても、良く仕込んだものですなぁ尾黒さん。本当に本番もいいんですか?」
 痩せた男の方が、再びたぎってきたチンポをそそり勃たせながら尾黒の方に顔を向ける。
 「ウヒヒヒ……かまいませんとも。なあ、鞠絵?」
 「はい。もちろんですわ。アタシのおマンコをたっぷりと味わってくださいませ」
 チンポをしゃぶりながらみだらに腰を振って見せる鞠絵。
 そこには以前の清楚な面影は微塵もない。
 ただのいやらしいメスがいるだけだ。

 「ただし、その代わりちゃんとゴムは使ってくださいよ。それと、例の件はよろしくお願いしますな。ウヒヒヒ……」
 その鞠絵の痴態を見ながらグラスを傾ける尾黒。
 そうでなければわざわざ自分のかわいいメスたちを抱かせるはずもない。
 「も、もちろんですとも……うっ……」
 「んん……んぷ……ぷあぁ……美味しい……」
 鞠絵が口の中に出されたザーメンを味わっていく。
 その隣では香織も同じように男のザーメンを搾りだしているようだ。
 ウヒヒヒヒ……
 これでまた、いくらか儲けられるだろう。
 せっかく手に入れたメスたちだ。
 手駒としても有効活用しなくては……

 もちろんワシ自身もしっかりと楽しませてもらうて。
 二人は最高のメスたちだ。
 しかも、完全にもはやワシのものだ。
 いずれ飽きればほかの男にくれてやってもいいかもしれんが、その日は当分先じゃろう。
 それまでは……ウヒヒヒヒ……
 たっぷりと二匹のメスを堪能しますかのう……
 ウヒヒヒヒ……

 尾黒はそう思い、いやらしい笑みを口元に浮かべるのだった。

 END


いかがでしたでしょうか?
よろしければ感想コメントなどいただけましたらうれしいです。

お正月も近いですので、今回はこの一本だけで終了です。
お正月にもいくつか投下できると思いますので、そちらもお楽しみに。

今回はこんなところで。
それではまた。
  1. 2021/12/21(火) 21:00:00|
  2. 寝取り寝取られ系SS
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美人母妻エロメス化洗脳 (2)

ブログ開設から6000日記念SSの二回目です。
楽しんでいただければ幸いです。


                   ******

 においを嗅ぎ、頬擦りをし、先端にキスをする。
 なんだか自分でも信じられない。
 おチンポがこんなにも愛しく感じてしまうなんて。
 今までおチンポをしゃぶるなんてこと、したいとは思わなかった。
 でも、それは間違いだった。
 おチンポをこんなにもしゃぶりたいと感じるなんて……
 これもこのおチンポが素敵なつよつよチンポだからなのかもしれない。
 ああ……
 しっかり味わわないと……

 んちゅ……くちゅ……んん……
 目の前であの身持ちの堅かった美人未亡人がチンポをしゃぶっている。
 それもほかならぬワシのチンポをだ。
 なんとも信じられないような光景だと尾黒は思う。
 あまり慣れていないのかしゃぶり方はぎこちないものの、それがかえって興奮する。
 尾黒のチンポが久しぶりにパンパンに張ってくる。
 うひひひひ……

 「いやぁ、すごいですな。これも先生の“処置”のおかげですな」
 鞠絵にチンポをしゃぶらせ、尾黒は満足そうに笑みを浮かべている。
 その横では先生と呼ばれた白衣の男が鞠絵の様子を観察していた。
 「今日で三度目の“処置”を終えましたから、おそらく八割ほどの思考改変はできたかと思います。あれほど強かった尾黒さんへの拒絶と嫌悪も、ほぼ消え去ったとみていいでしょう。それどころか今の彼女は、尾黒さんへの愛情めいたものすら感じてきていると思いますよ」
 メガネをクイッと直し、白衣の男がそう口にする。
 これまで何人かに“処置”を施してきたが、ほとんど結果は同じだ。
 どんなに抵抗しようと、数回の“処置”を受ければ、ほぼ思考は書き換えられてしまう。
 彼女もやがて、以前の自分が尾黒を嫌悪していたことなど思い出せもしなくなるだろう。

 「うほほほ……そいつはたまりませんなぁ。あの誠実そうな旦那がくたばったと知った時には、これはチャンスが来たと思いなんとか鞠絵をものにしようとはしたものの、けんもほろろに突っぱねられましたのでなぁ」
 せっかく優しくしてやろうと思ったのに全く耳を貸そうともしない鞠絵に、尾黒はなんとも言えない屈辱を感じたのだ。
 このままで済ますわけにはいかなかった。
 「先生、なんとかもっともっと鞠絵をワシに依存するように仕向けてくださいよ。ワシ無しではいられなくしてください。旦那のことなど思い出しもしないくらいに。いや、むしろ憎むような感じにすら。うひひひ……」
 奪ってやるのだ。
 この女が夫を愛していた事実さえも無くしてやるのだ。
 最初からあの男への愛などなかったことにしてくれる。
 豊満な腹をゆすって尾黒が笑う。
 「ええ、承知しておりますよ。さあ鞠絵さん、よく味わうのです。そのチンポこそがあなたの大好きな最強のつよつよチンポなのですよ」
 「ああ……はい……つよつよチンポ好きぃ……大好きぃ……」
 先生の言葉に鞠絵はうなずきながら、尾黒のチンポに舌を這わせていた。

 「はあん……はあぁぁん……」
 なまめかしい声を上げながら腰を振る鞠絵。
 対面座位の形で尾黒と向かい合い、その首に手を回している。
 「うひひひひ……ついに念願がかなったわい。あとはワシのチンポから離れられなくしてやるのだ」
 思ったとおり鞠絵のマンコは上物だ。
 ハメるまでに散々苦労させられた甲斐があったというもの。
 当分飽きずに楽しめるだろう。
 そのためにも鞠絵をワシのチンポ中毒にしてやるのだ。
 うひひひひ……
 尾黒がほくそ笑む。

 「鞠絵さん、気持ちいいでしょう? 感じるでしょう? これこそが最強のつよつよチンポの快楽です。あなたのおマンコがずっと求めていたものです」
 「は、はい……気持ちいいです……つよつよチンポ……これが私のおマンコが求めていたもの……」
 耳元でささやかれる男の言葉を繰り返す鞠絵。
 その口元はだらしなく開き、少しよだれが垂れている。
 薬と暗示で最高の快感を味わわせられ、そのことを脳に焼き付けていくのだ。
 “処置”によって刷り込まれた暗示を強化していく。
 それによって自分自身でそう考えているように思わせるのだ。

 「鞠絵さん、あなたが愛しているのは誰ですか?」
 「あ……わ、私……私が愛しているのは……はぁぁん」
 腰を上下させながら、鞠絵は快楽にあらがって思考をまとめようとする。
 「私が……愛しているのは……和男……さん?」
 よく思い出せない。
 思考がまとまらない。
 おチンポが気持ち良すぎて何も考えられない。
 私が愛しているのは……誰?

 「いいえ、違いますよ。あなたは和男さんを愛してなどいなかった」
 「わ、私は……和男さんを……愛してなかった……」
 刷り込まれていく暗示。
 「そう。あなたは和男さんを愛してなどいなかった。それどころかむしろ憎んでいた」
 やれやれ……
 白衣の男が苦笑する。
 雇い主の意向とはいえ、愛していた人間を憎ませるというのはなかなかに難しいというのに……
 まあ、何度か繰り返せばそうなるだろう。
 ここまで思考改変も順調のようだし。

 「私は和男さんを……憎んでいた……」
 そうだっただろうか?
 よく思い出せない。
 おマンコが気持ちいい……
 つよつよチンポをハメハメしてもらうのは最高に気持ちいい……
 とっても気持ち良くて、まるで全身がおマンコになったみたい……
 ああん……
 つよつよチンポ大好きぃ……

 「そうです。今あなたはつよつよチンポのすばらしさを知っている。だが、夫の和男はそうではなかった。彼のチンポはクズでよわよわチンポだったから」
 白衣の男は言ってて思わず吹き出してしまいそうになる。
 つよつよだのよわよわだの、まるで何かのエロマンガのようだ。
 まあ、依頼主の希望だから仕方がない。
 それに、こうして女の口からつよつよチンポだのよわよわチンポだのという言葉が出てくるのも悪くはない。

 「はぁあん……そうでした……和男さんのチンポは……よわよわチンポ……」
 鞠絵の脳にその“事実”がさらに深く刻み込まれていく。
 実際にはそんなことはなく、むしろ初老の尾黒のチンポなどよりもたくましいくらいで、鞠絵は彼とのセックスに不満を感じたことなど一度もなかった。
 それどころか、和男との愛あるセックスにいつも満たされていたくらいなのだ。
 だが、鞠絵の脳には薬物と“処置”による刷り込みの結果として、尾黒のチンポこそが最高の快感を与えてくれるつよつよチンポと認識させられている。
 思い出の中の和男とのセックスは上書きされてしまっていた。
 今の鞠絵には和男のチンポはまったく物足りなかったよわよわチンポと認識させられてしまったのだ。

 快楽にとろけた顔。
 よがり声を上げながら腰を振っている。
 うひひひひ……
 なんともたまらん。
 尾黒は興奮を抑えきれない。
 彼のチンポもギンギンに勃起し、鞠絵の中で暴れている。
 まったく最高の気分だ。

 「さあ、鞠絵さん。あなたが愛しているのは誰です? 言いなさい」
 白衣の男が鞠絵の耳元で囁く。
 「はぁぁん……私が……私が愛するのは……」
 思わず尾黒は唾を飲む。
 「あなたが愛するのは、目の前にいる彼。つよつよチンポで最高の快楽を与えてくれる尾黒さんです」
 「私が……私が愛するのは……尾黒さん……つよつよチンポで気持ちよくしてくれる……尾黒さん……はぁぁん」
 尾黒の背筋がゾクゾクする。
 ついに言わせた。
 この女に愛しているのは尾黒と言わせたのだ。
 だが、さん付けではちょっと寂しい。
 「先生、そこは健造様と呼ばせてくださいな」
 尾黒の注文に白衣の男がうなずく。
 「わかりました。鞠絵さん、彼のことは健造様と呼ぶのです。いいですか? 健造様です。健造様こそが最高の快楽を与えてくれるあなたが心から愛する方です」
 「ああ……はい……健造様……健造様……健造様ぁ……」
 自分の言葉が自分で脳に刻まれていく。
 鞠絵にとって尾黒はいやらしく付きまとう嫌悪すべき男から、快楽をもたらすつよつよチンポを持った愛する人へと変わっていくのだ。
 尾黒にとってはこんな痛快なことはない。

 だが、まだだ。
 まだ物足りない。
 もっとだ。
 もっと鞠絵を征服し、完全に奪い取ってやるのだ。
 あの誠実を絵にかいたようないけ好かない男から。

 “処置”後の焼き付けということもあり、少し動いては動きをやめて焦らしていく。
 鞠絵はイキたいのにイケない状態で、ますます尾黒のチンポを求めてくるのだ。
 「はぁぁん……はぁん……」
 虚ろな目で腰を振る鞠絵。
 だが、尾黒はそれに応じない。
 「いやぁ……つよつよチンポ……つよつよチンポください……」
 「んん? そんなにワシのチンポがいいのかのう? あんたはずいぶんと旦那さんを愛していると言っていたようじゃが?」
 「ああぁん……いいのぉ……健造様のおチンポが……健造様のつよつよチンポがいいのぉ」
 イカせてもらいたくてさらに腰を振っていく鞠絵。
 だが、健造はそんな鞠絵を見てにやにやと笑っている。
 「そうかのう? ワシのチンポなんかよりも旦那さんのチンポが良かったんじゃないのかのう?」
 「ああぁん……違いますぅ……健造様の……健造様のがいいのぉ……夫のはいやぁ……夫のクズでよわよわなチンポはいやぁ……」
 鞠絵の中ですり替えられた“事実”が形を成していく。
 夫の和男のチンポはクズのよわよわチンポであり、尾黒のチンポこそが最高のつよつよチンポなのだ。
 「本当かのう? 本当に旦那よりワシの方がいいのかのう?」
 ニタァッと笑う尾黒。
 「本当……本当ですぅ……健造様の方がいい……」
 「信じられんのう。だったら、旦那のことを憎んでバカにできるはずじゃがのう」
 ほう……
 尾黒のやり方に白衣の男も感心する。
 夫を憎ませるのにそう来たか。

 「夫を憎んで……バカに?」
 「そうじゃ。あんたの旦那はよわよわチンポで物足りなく、ワシのつよつよチンポがいいんじゃろう? だったらそう口にするんじゃ。旦那の名は和男なんかじゃなくクズ男。満足させてくれなかったクズのクズ男。憎らしいよわよわチンポのクズ男とバカにしてやるんじゃ」
 「ああ……あああああ……私の……私の夫……和男さんは……クズ男です」
 ついに鞠絵の口から夫をバカにする言葉が出てしまう。
 尾黒は思わずこぶしを握り締めてしまう。
 あれほど愛していた男を鞠絵はバカにするようになったのだ。

 「私の夫は……クズでよわよわチンポのクズ男……物足りなくて……ちっともセックスで満足させてくれなかったクズ男……和男じゃなくてクズ男です……はぁぁぁん」
 快楽と自分の言葉が鞠絵の脳に刻まれていく。
 「うひひひひ……そうじゃろう? あいつはクズで愛するどころか憎いぐらいじゃったろう? あんたが愛しているのはワシと旦那とどっちかな?」
 「あああん……健造様です。クズ男なんていや。クズ男なんて愛したことなかった。私が愛しているのは健造様のみです」
 鞠絵の中で刷り込まれた思考が固まってしまう。
 もはや以前夫に抱いていた愛情は消されてしまった。
 鞠絵は尾黒の女にされたのだ。

 「はぁぁぁぁん……」
 のけぞるようにして絶頂を迎える鞠絵。
 さんざん焦らされた末に、尾黒のつよつよチンポでご褒美のようにイカされる。
 さらに深く鞠絵の脳に尾黒のチンポのすばらしさが刻まれる。
 まあ、あと二日三日は必要だろうが、これでほぼ鞠絵は尾黒のものだろう。
 なかなかにいい傾向だ。

 「うひひひひ……イッたようじゃのう」
 尾黒も充分に満足している。
 旦那をクズ呼ばわりもさせてやったし、あとはこの思考を定着させるだけだろう。
 高い金をつぎ込んだ甲斐があったというものだ。
 ただ、ちょっと気になることが尾黒にはあった。

 「鞠絵」
 絶頂の余韻に浸っている鞠絵に尾黒が声をかける。
 呼び捨てにするのもなかなかに心地がいい。
 「は、はい……」
 全身を包む気だるさに包まれながらも返事をする鞠絵。
 「今日来ていたのは息子の嫁だと言ったのう?」
 「は、はい。香織さんのことでしょうか?」
 この家に尾黒が来た時に入れ替わるように出て行った若い女。
 こちらには気付かなかったようだが、もう少しタイミングがずれていればかち合っていた可能性はある。
 あの女が鞠絵の息子の嫁であるというのは、“処置”の時に聞きだしてはいたが……さて、どうするか……
 下手に鞠絵の変化を息子に告げ口されてはまずいことにもなりかねん。
 ここはひとつ……

 「香織というんじゃな? いい女かね?」
 「は、はい。息子にはもったいないようないいお嬢さんで、私のこともとても気を使ってくれます……」
 ややぼうっとしながらも正直に答える鞠絵。
 「なるほど……」
 尾黒の口に笑みが浮かぶ。
 「先生。もう一人お願いできませんかのう?」
 「それは構いませんが……追加料金はいただきますよ」
 先生と呼ばれた白衣の男が肩をすくめる。
 やれやれ、この依頼人は一人では飽き足らないらしい。
 まあ、金が入るのはこちらにしてもありがたいが。

 「香織さんに……なにか?」
 鞠絵が不安そうな顔をする。
 香織は鞠絵にとっては本当の娘にも思える嫁。
 変なことをされては困る。
 「なに、心配はいらん。その香織さんとやらにも、つよつよチンポのすばらしさを教えてやろうと思ってな。うひひひひ……」
 下卑た笑いを漏らす尾黒。
 なぜかそれが鞠絵には素敵な笑みに感じてしまう。
 健造様の言うことなら間違いはない。
 香織さんもきっとつよつよチンポの良さを知ることができるだろう。
 最高に気持ちのいいつよつよチンポを。
 今の鞠絵は心からそう思っていた。

                   ******

 「ん……」
 鞠絵は今朝も裸で目が覚める。
 シャワーを浴びてそのまま寝たのだったかもしれない。
 ネグリジェあたりを手に入れてもいいかもしれない。
 男の人の目を楽しませるためにも……

 黒の下着を身に着け、太ももまでの網タイツに足を通してガーターベルトで固定する。
 妖艶さが増したような気がしてちょっとうれしい。
 姿見に映る自分の躰。
 たぶんそう悪くない。
 夫のためにも美しい妻でありたいと思い、それなりに体形維持には気を使ってきた。
 もちろん年齢による影響は隠せないが、それでも若いころに近い体形を保っているはず。
 少しでも美しくいて、夫の目を楽しませようと思っていたのだ。
 夫の和男の目を……

 ふふ……
 鞠絵の口元に自嘲の笑みが出る。
 なんて馬鹿だったのだろう。
 和男さんは……ううん……クズ男はそんなことにも気付かないようなつまらない男だった。
 金を稼ぐくらいしかできず、女を喜ばせることすらできないクズ男。
 彼のよわよわチンポでは一度も満足できなかった。
 一方的に性欲を発散するだけのつまらないクズ男。
 あんな男と結婚してしまったなんて、いったい何を考えていたのだろう。
 なんだか騙されていたような気分。
 そう鞠絵は思う。

 今日は黒革のタイトスカートに紫のブラウスを組み合わせる。
 谷間が少し見えるぐらいで、男の目を引きそうなデザインだ。
 化粧も男が喜びそうな派手な化粧でまとめていく。
 以前とは見違えるようなみだらでいやらしい雰囲気の鞠絵がそこにいた。

 なんだかゾクゾクする。
 男を意識するというのはこういうことかもしれない。
 自分が女であることを感じる。
 性の快感が湧いてくる。
 これが女としての喜び。
 いい気持ちだわ。

 いつものように軽い朝食を済ませ、掃除をする。
 お部屋はいつもきれいにしないとね。
 いつ健造様が来てもいいように……
 あら?
 私いつの間に尾黒さんのことを健造様だなんて……
 鞠絵は一瞬不思議に思う。
 でも、違和感はすぐに消え、気にならなくなっていく。
 大事な方を様付けで呼ぶのは当然ではないか……

 なんとなく気分が乗り、鼻歌交じりで掃除機をかけていく鞠絵。
 居間と台所を終え、仏間へとやってくる。
 いつもは掃除機をかける前に仏壇に飾ってある和男に手を合わせるのだが、今日は仏壇に近づいた鞠絵の足が止まってしまう。

 いつもにこやかな写真の中の和男の顔が、すごく味気ない笑みに感じてしまったのだ。
 まるでせっかく着飾った鞠絵の姿にまったく興味がないという感じの笑み。
 男なら今の鞠絵を見れば欲望に目をぎらつかせそうなはずなのに、相変わらず淡泊な笑顔なのだ。
 ああ……そうよね……
 鞠絵の口元に笑みが浮かぶ。
 和男さんのチンポって……役立たずのよわよわチンポでしたものね……

 鞠絵は“理解”してしまう。
 夫と……和男とのセックスは常に物足りなかったということを。
 もっともっと女として乱れたかったのにもかかわらず、クズのよわよわチンポのせいでいつもイケなかったことを。
 そのために早々に女としての喜びをあきらめ、子供も一人だけで作るのをやめてしまったことを。
 セックスが大好きな鞠絵がセックス抜きで暮らさなくてはならなくなったことを。
 すべてはこのクズのよわよわチンポが鞠絵を満足させてくれなかったからなのだと、鞠絵は“理解”させられてしまった。
 実際にはそんなことはまったくなかったのだが、鞠絵はそう刷り込まれてしまい、それが“事実”だと思い込んでしまったのだ。

 鞠絵はつかつかと仏壇に近寄ると、飾ってあった和男の写真を伏せてしまう。
 「いいわ。妻に興味がないなら見なくていいの。私だってあなたみたいなクズのよわよわチンポはごめんですもの」
 そう……
 女は素敵で強いつよつよチンポをおマンコにハメハメしてもらうことこそが幸せ。
 健造様の欲望に満ちたギラつく目で見つめられ、つよつよチンポでよがらせてもらう。
 それこそが女の幸せ。
 私の幸せなんだわ……

 和室には不似合いな椅子。
 それも普通じゃない奇妙な椅子。
 畳の上に置かれているけど、気にならない。
 なぜならそれがあるのは当たり前だから。
 つい先日までなかったはずなのに、今ではそれがあるのが当たり前。
 鞠絵はその椅子に腰かける。
 「はぁ……ん」
 座っただけでみだらな気持ちになってくる椅子。
 スカートをめくり、ショーツの中に指を差し入れる。
 そのまま指を動かし、快感を感じていく。
 「健造様……」
 ここにはいない男の名を呼ぶ。
 仏壇の前であることなど気にもならない。
 この椅子の向かい側に健造様が胡坐をかいて座っているのが思い浮かび、それだけでおマンコが感じてしまうくらいだ。
 「健造様……健造様……」
 その名を口にするだけで余計に快感を感じてしまう。
 今までは間違っていたのだ。
 健造様こそ愛するべき男性だったのに、どうしてそのことに気付かなかったのか……
 どうしてクズ男などと結婚してしまったのか……
 でも今からでも遅くはない。
 幸いクズ男は死んだ。
 もう鞠絵を縛るものは無いのだ。
 これからは鞠絵の思うままに健造様を愛すればいい。
 ああ……
 なんて素敵なの……
 はぁぁん……
 鞠絵は尾黒のことを思いながら、絶頂に達していった。

                   ******

 「んん! んんんんんー!」
 ハンカチで猿轡をされ、口をふさがれた香織が必死で声を出そうとする。
 気が付くと口に猿轡をされ、椅子に両手両足を固定されてしまっていたのだ。
 しかも裸で。
 いったいなぜこんなことになったのか……

 それ以上に香織が驚いたのが、向かいに胡坐をかいて座っている太った男の股間からおちんちんを取り出して舐めている義母の姿だ。
 どうして?
 お義母様はいったい何を?
 いったい何がどうなっているの?

 香織は意識を失うまでのことを思い出す。
 今日も自宅での様々な家事を終え、午後にはこの家に来たのだ。
 そしてここ二日三日のように義母と楽しくおしゃべりをしながら……
 確かにこの二日三日の義母の言動は首をかしげることも多かった。
 突然過去の男の経験とか聞いてきたり、悠太さんとのセックスはどうなのとか聞いてきたりと、いくら義母でもどうなのかと思うことはあった。
 とはいえ、それもいろいろとこちらを知りたいがためかもとは思っていたのだ。

 そして夕食を終えて後片付けをしようと思った時に玄関が開き、この男ともう一人の男がどかどかと入ってきたのだ。
 鍵はかけてあったはずなのに、どうして入ってくることができたのか?
 もしかしたら合い鍵を作ってあったのかもしれないと香織は思う。
 まさか義母の鞠絵自身が彼らが入ってきやすいように鍵を開けておいたとは気付くはずもないのだ。
 もし合い鍵まで用意しているのだとしたら、この胡坐をかいて座っている男は、以前悠太さんが言っていた義母にしつこく付きまとっていた男なのかもしれない。
 ともかく男たちが入ってきたことに驚いて、とっさに義母に逃げるように言おうとしたとき、香織は強いショックを感じて気を失ってしまったのだ。
 おそらくスタンガンのようなものを使われたのだろう。
 かなり用意周到な相手に違いない。

 「うひひひ……どうやら目が覚めたようじゃな」
 下卑た笑いを浮かべる太った中年男。
 いや、もう初老と言っていいだろう。
 髪も薄く腹も突き出ている。
 「むぅー! んんー!」
 香織はなんとか言葉を言おうとするが、猿轡のせいでしゃべることができない。

 「ああ……私は……私はいったい……でも……でもこれは、香織さんのためなの……」
 うっとりと尾黒のチンポを舐めながら、鞠絵がぼんやりとつぶやいている。
 えっ?
 私のため?
 義母の言葉に驚く香織。
 この状況が私のためだというの?

 「うひひひ……騒がないと約束するなら、その猿轡を外してやってもいいぞ。もっとも、この家は防音もしっかりしているようだから、騒いでもたいして外には漏れんようじゃがな」
 尾黒がにやにやと笑う。
 ここでこの女と鞠絵を会話させ、絶望させてやるのも面白い。

 両手両足に腰まで固定されている以上抜け出すのは難しいし、確かにあの男の言う通りだろう。
 騒いでも助けを呼べるとは限らないし、もしかしたら殺されてしまうかもしれない。
 だとしたら、騒がないと約束して猿轡を外してもらった方が、逃げ出すチャンスは増えるかもしれないわ。
 香織はそう考え、コクンと了承の意味でうなずく。
 「よしよし。素直な女はかわいいわい。先生、猿轡を外してやってくだされ」
 すぐに香織の猿轡が外される。
 彼女の背後にはもう一人の男がいたのだ。

 「お、お義母様、これはいったい?」
 香織は一番の疑問を投げかける。
 この状況はいったいどういうことなのか?
 なぜお義母様はそんな男にいやらしいことをしているのか?
 わからないことだらけだ。

 「ああ……香織さん。これはあなたのため。あなたに本当のつよつよチンポを味わってもらうためなの」
 顔を上げてややうつむきがちに言う鞠絵。
 「つ、つよつよチンポ?」
 香織の目が驚愕に丸くなる。
 お義母様はいったい何を言い出すのか?
 「そう……私は香織さんに健造様のおチンポを……最強で素敵なつよつよチンポを味わってもらいたいの。女はこのつよつよチンポをおマンコにハメハメしてもらうのが一番の幸せなのよ」
 再び尾黒の屹立したチンポに舌を這わせる鞠絵。
 その表情はどこか虚ろだが、なんともなまめかしい。

 「ど、どうして? どうしてしまったんですかお義母様? お義母様は以前あんなに旦那さんを愛しているとおっしゃっていたはずでは……」
 「旦那さん? 私の旦那は……クズ男のこと?」
 「ク、クズ男?」
 香織は愕然とする。
 つい先日まであんなに、まだしばらくは和男さんとの思い出に浸りたいようなことを言っていたはずなのに……

 「あの人はクズ男……和男ではなくクズ男。私はあの人とのセックスで満足できたことがないの……あの人のチンポはクズでよわよわチンポ……」
 どこか自分に言い聞かせるような感じで口にする鞠絵。
 「でも、私は知ったの。あの人のクズでよわよわチンポなんかよりも素晴らしい最高のつよつよチンポを。私は知ったの」
 「そんな……そ、それが……その人の……その……お、おちんちんだと?」
 つい赤面しそうになる香織。
 おちんちんだのチンポだのなど口にするのは恥ずかしい。
 「そう……そうよ……クズ男のチンポなんか比べ物にならない。私が愛するのは健造様。健造様のつよつよチンポこそ私のおマンコが求めるチンポ。健造様のつよつよチンポのためならなんでもする」
 繰り返すように口にしながらチンポを舐める鞠絵。
 確実に刷り込まれた思考が鞠絵を変えていることに、尾黒はゾクゾクするものを感じていた。
 これでいい。
 まだぎこちなさは残っているが、鞠絵はもうあと少しというところだろう。
 香織もこのまま“処置”してもらえばええ。
 このまま二人ともワシのものじゃ。

 「あなたたちはいったいお義母様に何をしたの? お義母様! その男はお義母様が嫌がっていた付きまとい男じゃなかったんですか? お義母様はその男が嫌いだったんじゃないんですか?」
 香織はなんとか拘束から抜け出そうともがいていく。
 絶対にお義母様はこの男たちに何かされたに違いない。
 そうじゃなければ、あんなことは言わないはず。
 なんとかしなきゃ……

 「うひひひ……なぁに、ちょっとした“処置”をさせてもらったまでじゃよ。ワシのことを毛嫌いしていたのは間違いだったと思うようにな。そうじゃろ鞠絵?」
 「はい……私が健造様を毛嫌いしていたのは間違いでした……健造様は私に本物のつよつよチンポのすばらしさを教えてくださろうとしていたお方。なのに私はそれを理解しなかったの……」
 うっとりと健造を見つめる鞠絵。
 「お義母様!」
 「香織さん……ごめんなさい……」
 「えっ?」
 「香織さんにも悪いことをしてしまったと思うの。私が……私がクズ男の子なんか産んだばかりに……」
 「ええ?」
 香織は思わず声を上げる。
 いったいお義母様は何を言っているのか?
 「私が……私がクズ男の血を引いた子どもなんか産むから……香織さんにも迷惑を……」
 「迷惑って……どうして?」
 「クズ男の血を引いた悠太は、あの子もきっとクズでよわよわなチンポのはず……そうに決まっているわ。香織さんもクズのよわよわチンポに騙されているの。だから……健造様のつよつよチンポを知ってほしいの」
 そんな……
 確かにしっかりと比べたわけじゃないけど、夫の悠太のチンポは他の男と同じくらいの大きさはあるし、その胡坐をかいている男のモノにも決して負けてはいないはず。
 全然よわよわチンポだなんてことはないと香織は思う。

 「そんなことありません! 悠太さんは」
 「いいえ。私はあの子の母だからわかるの。悠太もクズでよわよわチンポに決まっているわ。悠太じゃなくてクズ太なのよ」
 「お義母様!」
 香織が何を言っても鞠絵は首を振る。
 鞠絵にとってはそれが刷り込まれた“事実”なのだ。
 香織はそのことを感じ、恐ろしくなっていた。

 「さあ、そろそろおしゃべりはここまでじゃ。香織さん、あんたにも“処置”をしてやろう。先生お願いします」
 「い、いやっ! いやぁっ!」
 香織は必死に拘束を抜け出そうともがいていく。
 何をされるのか知らないが、絶対に嫌だ。
 「たすけ……んむっ」
 背後から再び猿轡をされてしまう香織。
 「暴れないでください。なに、心配はいりません。ちょっとだけあなたの思考を変えさせていただくだけですよ」
 注射器を持った白衣の男が香織の前に現れる。
 「むぅーっ! むぅーっ!」
 香織が悲鳴を上げる中、その腕に注射器が突き立てられた。

                   ******

 「ん……」
 香織はゆっくりと目を開ける。
 ここは?
 私はいったい?

 気が付くと香織は裸で布団に包まっていた。
 えっ?
 私……裸?
 どうして?
 何がどうなって?
 よくわからない。
 昨晩はどうしていたのか?
 どうしてここで寝ているのか?
 そもそもここは?

 「あら、起きていたのね。おはよう、香織さん」
 引き戸が開いて鞠絵が顔を出す。
 そろそろ香織を起こそうと思ってやってきたのだ。
 「お、お義母様? お、おはようございます。わ、私……」
 慌てて躰を起こす香織。
 もちろんかけ布団で躰を隠すのは忘れない。

 「ああ、客用のお布団でごめんなさいね。夕べはうちに泊まってもらったのよ。いちいち帰るのは面倒でしょ? しばらくはこの家にいたら?」
 「えっ? で、でも……」
 どうして昨晩ここに泊まることになったのかよく覚えていないが、確かに行き来するのは面倒という気持ちは香織にもある。
 「うちは構わないのよ。私も香織さんがいてくれた方がうれしいし、香織さんにももっと女の喜びを知ってもらいたいしね」
 ふふっと鞠絵は妖しく笑みを浮かべる。
 「女の喜び?」
 なんだかゾクッとするような快感を感じる香織。
 そういえばそんな言葉を昨日も聞いたような……
 「そうよぉ。女はみだらでいやらしく装い殿方の目を楽しませてあげるの。そして殿方におチンポを勃てていただいて、おマンコにハメハメしてもらうのが喜びでしょ?」
 「な……」
 義母の言葉に香織は驚く。
 でも、良く考えるとなんだかそれが当たり前のような気もしてくる。
 義母の言うとおり、女はみだらでいやらしくふるまい、男のチンポをハメハメしてもらうのが喜びではないだろうか……

 「香織さんはとっても綺麗な躰をしているわ。エッチな下着とか身に着けたらすぐに殿方はおチンポをギンギンにおっ勃ててくれるわよぉ」
 勃起したチンポを思い出し、自分でもいやらしい気分になっていく鞠絵。
 ああん……
 すぐにでもつよつよチンポが欲しいわぁ……

 「そ、そうでしょうか?」
 香織は顔を赤くしながらも、なんだか褒められたことがうれしくなる。
 私の躰でおチンポを勃起してもらえるのはうれしい。
 そう思うのだ。

 「そうよぉ。あとで一緒に服を買いに行きましょうね。二人でエッチな服を着て健造様にアピールするの。きっとお喜びいただけるわぁ」
 健造様?
 香織の脳裏に夕べの太った髪の薄い初老の男が浮かんでくる。
 だが、それと同時にその男に対する崇拝のようなものも感じてくる。
 彼こそが香織の主人であり、香織は彼のメスなのだ。
 彼のつよつよチンポこそが香織の求めるチンポである。
 そんな言葉がどこかから彼女にささやきかけてくる。
 なにかがおかしい。
 どこかが違う。
 香織はそう思うものの、その言葉を受け入れ始めている自分にも気が付いていた。

 「さあ、朝食にしましょ。今日はお出かけね」
 「は、はい。お義母様」
 香織はどこか変な気持ちを抱えながら布団から抜け出し、身支度を始めるのだった。

                   ******

 「はあぁぁん……はぁん……」
 自分の声がどこか遠くのように聞こえる香織。
 まるで何か夢を見ているかのよう。
 気持ちいい……
 全身がとろけてしまいそう。
 言葉が浸み込んでくる。
 私が愛するのはつよつよおチンポ。
 その持ち主である健造様のみ。
 みだらでいやらしく装い、そのつよつよチンポをおマンコにハメハメしていただく。
 それこそが私の喜び。
 それこそが私の幸せ。
 夫など愛していなかった。
 私が愛するのは健造様。
 私は健造様につよつよチンポが大好きなメス。
 夫のよわよわチンポなどいらない。
 夫は……悠太さんはクズのよわよわチンポの持ち主。
 よわよわチンポのクズはいらない。

 「うひひひひ……」
 目の前で“処置”を施されていく香織を眺める尾黒。
 その足元には鞠絵がかがみこみ、屹立した尾黒のチンポをしゃぶっている。
 尾黒は胡坐をかいたまま、今日もそのチンポを鞠絵にしゃぶらせていたのだ。

 「いひひひ……たまりませんなぁ先生。これでこの女もワシのものというわけですなぁ」
 「ええ、まあ、まだ二回目ですからもう少し必要でしょうけど、あなたを拒絶するようなことはもう無いでしょう」
 白衣の男が、目の前でうつろな表情を浮かべる香織を見下ろしている。
 あとはより強化していくだけでいい。
 結果は尾黒の足元の女が示している。
 彼女もこの女の後でもう少し“処置”が必要だが、もはや仕上げ段階と言っていい。
 もう以前のような女には戻らないだろう。

 「うひひひ……どうかな鞠絵? 息子の嫁がワシのものになっていくのは?」
 「あはぁん……とても喜ばしいことですわぁ。香織さんも健造様のつよつよチンポのすばらしさを知ることができて幸せだと思います」
 鞠絵は心からそう思う。
 自分も夫のよわよわチンポから解放され、女の幸せを知ったのだ。
 きっと香織さんもそうだろうと鞠絵は思うのだ。

 「うひひひ……これからこの家はワシの憩いの場にさせてもらうよ」
 「ああ……はい。どうぞこの家は健造様のお好きなようになさってくださいませ」
 鞠絵は健造のチンポを愛しそうにしゃぶりながらそう答えた。

                   ******

 「うふふ……」
 真っ赤な下着を身に着けていく香織。
 昨日義母と買ってきた下着だ。
 あの時は少し派手ではないかとも思ったが、全然そんなことはない。
 むしろみだらさがもっと欲しいぐらいだ。
 もっともっといやらしくなり、殿方の目を楽しませなくてはならない。
 健造様のつよつよおチンポを勃たせて差し上げ、おマンコにハメハメしてもらうのだ。
 そのことを考えただけで胸が高鳴ってしまう。
 まるで恋した乙女のよう。
 健造様のつよつよチンポをハメハメしてもらわなきゃ。

 「おはようございます」
 身支度を整えてキッチンに顔を出す香織。
 何か手伝えることは手伝わなくては。
 「おはよう。あら、とても素敵ね。それなら男性がおチンポ勃てちゃうわよ」
 朝食の用意をしていた鞠絵が真っ赤な唇に笑みを浮かべる。
 「あん、お義母様こそですわ。とっても素敵です。男が放っておきませんわ」
 香織も微笑む。
 今日の鞠絵もくっきりとしたアイシャドウや真っ赤な口紅に胸の開いた衣装と網タイツという恰好だったのだ。
 「うふふふ……女はこのくらいじゃないとね」
 「はい。お義母様の言う通りですわ。女はみだらでいやらしくありませんと」
 いつの間にそう思うようになってしまったのか不思議だったが、香織は女はそうあるべきだと思うのだ。
 もっともっとみだらにならなくちゃ……

 「あ、何か手伝いましょうか」
 「ありがと。それじゃパンを焼いてくれるかしら」
 「はい」
 いそいそと食パンを取り出してトースターに放り込む香織。
 なんということはない、仲のいい義母と嫁の姿がそこにあった。

                   ******

 「あはぁ……あはぁん」
 尾黒の上で腰を振る香織。
 尾黒のチンポに酔いしれているのだ。
 刷り込まれた思考が、このチンポこそが最高と香織に思い込ませている。
 実際は悠太のチンポとそれほど変わりはないはずなのに、香織の脳はまったくの別ものと認識してしまっているのだ。
 「はぁぁん……最高……最高ですぅ……」
 今まで味わったことのないような快感。
 香織はもう尾黒のつよつよチンポなしでは生きられない。
 そう思い込まされている。
 夫のことなどもうどうでもよかった。
 健造様のつよつよチンポのために生きるメスになるのだ。
 香織はそう考えるようにされていた。

 「うひひひ……」
 ついに鞠絵の寝室のベッドに横たわる尾黒。
 隣には先ほどまで腰を振っていた香織がぐったりとしている。
 この家の女たちはもう自分のもの。
 もっともっと自分好みのエロ女に仕立て上げてやる。
 そして……
 ワシだけじゃなく世話になっている連中にも少しおすそ分けしなくてはな……
 「うひひひ……」
 灰皿から火のついたタバコを取り一服する。
 さて……
 そろそろ鞠絵の最終“処置”も終わるころだろう。
 「鞠絵も楽しませてやらねばな。こりゃ体力勝負じゃわい」
 尾黒はにやにやとほくそ笑むのだった。

続く
  1. 2021/12/20(月) 21:00:00|
  2. 寝取り寝取られ系SS
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美人母妻エロメス化洗脳 (1)

今日から三日間で当ブログ開設6000日記念SSを一本投下したいと思います。

タイトルは「美人母妻エロメス化洗脳」です。
悪堕ちじゃない記念SSとはなりますが、楽しんでいただければと思います。
今日はその一回目です。

それではどうぞ。


美人母妻エロメス化洗脳

 「それじゃ行ってくるね。母さんのことは香織(かおり)にも様子を見るように言ってあるからさ。時々顔を出させるよ」
 玄関先で母親に挨拶をするスーツ姿の青年。
 彼の隣には美しい女性がにこやかに立ち、一緒に挨拶をかわしている。
 「そんな……香織さんに悪いわ。私のことなら大丈夫よ」
 息子の申し出に母は恐縮してしまう。
 せっかく結婚したばかりだというのに、二ヶ月ばかりも地方出張とは。
 一緒に行っても良かったのではないかとも思うのだが、どうやら香織さんは残るとのこと。
 新居の片付けだのなんだのを済ませるらしい。
 で、あるならば、そちらに専念してもらった方がいいのではないかと思うのだ。

 「いえ、私の方からお願いしたんです。私は母がいませんのでいろいろと至らぬことも多いと思うんです。ですからこの機会にお義母様にはいろいろと教えていただければと思いまして。ご迷惑でしょうか?」
 これは香織の本心だ。
 幼くして母を亡くした香織は、母というものの存在にある種の憧れを持っている。
 夫である悠太(ゆうた)と結婚したことで、義理とはいえ母ができたのはうれしかったのだ。
 「ううん、とんでもないわ。むしろ大歓迎だけど……本当にいいの?」
 母は息子夫婦の顔を見る。
 こう言ってくれるのは本当にありがたいが、無理をしていたりしないだろうか?
 「ああ、香織もこう言っているし、母さんも父さんを亡くしてまだ一年ほどで寂しいかなと思ってさ」
 悠太が結婚して家を出たことで、この家に母は一人となったのだ。
 最初は同居しようかとも思ったのだが、お嫁さんと暮らしなさいと言う母の言葉に家を出ることにしたのだった。
 もちろん将来母がもっと年老いたときには同居も必要だろう。
 その時のためにも妻と母が仲良くなってくれるのはありがたい。

 「おっと、飛行機に乗り遅れちゃう。香織、行くよ」
 そう言って車に戻っていく悠太。
 「はい。それじゃお義母様、明日にでもまた顔を出させていただきますね」
 香織もぺこりと頭を下げると、すぐに夫の車へと向かっていく。
 「ええ、気を付けて行ってくるのよ。香織さん、いつでも来てね」
 「はーい」
 助手席の窓から手を振る香織。
 やがて車は空港へ向けて走り出していった。

 「ふう……」
 やれやれあの子も大変ねぇ。
 母はそう思う。
 香織さんと結婚してまだ半年くらいだというのに、長期出張だなんて。
 会社ももう少し考えてあげればいいのに……
 とはいえ、そういう会社だからこそ給料もいいし、香織さんを専業主婦にもできるということなのだろう。

 確かに息子の言う通りこの家は寂しくなってしまったのは本当のこと。
 二人以上作ろうと思っていた子供も結局悠太一人のみで、将来大家族になってもいいようにと思って造ったこの家もただ広いだけになってしまった。
 とはいえ、いつかは悠太夫婦が孫を連れてこの家に戻ってくることもあるだろう。
 その時には、またこの家もにぎやかになるかもしれないわね。
 母はそう思い、仏間に行って仏壇に手を合わせる。
 和男(かずお)さん……
 写真の中で笑っている夫。
 息子の結婚を楽しみにしていた夫は、その日を迎えることなく事故で逝ってしまった。
 一時は結婚式を延期しようかとも言ってくれたが、夫が楽しみにしていた結婚式を延期するのはむしろ夫自身も望んではいないだろうということで、そのまま行なってもらった。
 いい式だったし、それでよかったと思う。
 悠太が無事に戻ってきますように……
 母は夫の写真に向かってそう願った。

                   ******

 夜、ピンポンと玄関のチャイムが鳴る。
 手をかけてない一人の夕食を済ませ、その片付けをしていた悠太の母鞠絵(まりえ)はちょっと驚きながら手を止めて玄関に向かう。
 「こんな時間に誰かしら? はーい」
 『お届け物です。すみませーん』
 若い男性の配達人の声がインターホンから響いてくる。
 「お届け物?」
 誰からかしら……
 あまり警戒心を持たない鞠絵はドアを開けてしまう。
 玄関先には大きな段ボールの箱が置かれ、二人の作業員風の男性が立っていた。
 「えっ? これは……ひぎっ!」
 箱の大きさに戸惑っていた鞠絵は、いきなり脇腹に強い電気ショックを受け、意識が遠くなっていった……

 「ん……」
 ゆっくりと目を開ける。
 いったい何が起こったのだろう?
 確か玄関で……

 「はっ」
 目の前に男が二人いることに気が付く。
 一人はメガネをかけて白衣を着ている中年男性。
 まるでどこかの医師のようだ。
 そしてもう一人は……
 「お、尾黒(おぐろ)さん?」
 見覚えのある髪の薄い腹の突き出た初老の男。
 その男が畳敷きの床に座って酒を飲んでいるのだ。
 ど、どうしてこの男が?

 「イヒヒ……お目覚めかな、鞠絵さん」
 下卑た笑みを浮かべて彼女を見る尾黒。
 そのいやらしさに鞠絵はゾッとする。
 「えっ?」
 男たちに出て行ってもらおうと思い立ち上がろうとした鞠絵は、自分が椅子から立ち上がれないことに気付く。
 それと同時に自分が服どころか下着さえも身に着けていないことにも気付かされてしまった。
 「きゃあっ! こ、これは?」
 思わず手で隠そうとするものの、両手も両足もがっちり固定されており、動かすことができない。
 つまり、鞠絵の躰は椅子に座ったままで固定されてしまっているのだ。
 「い、いったい……なにがどうなって?」
 なにがなんだかわからない。
 いったいどうなっているというの?
 よく見ると、両手両足の固定だけではなく、腰もベルトで固定されており、頭には何かが被せられているようだ。
 これはいったいなんなの?
 そもそもどうしてこんな椅子があるの?

 「ふひひ……すまんのう、ちっとばかり不自由な思いをさせてしまって。じゃが、これも鞠絵さんが良くないからじゃぞ。ふひひひ…」
 「な、なにを言っているの? どうして私が悪いの? こんなことをして……け、警察を呼びますよ」
 尾黒に裸を見られているという強烈な羞恥心と怒りが鞠絵に湧いてくる。
 「イヒヒヒ……その恰好では無理じゃろうて。そもそもワシがこんなことをするのも、あんたがワシの申し出を拒絶するからいかんのじゃ」
 「申し出?」
 鞠絵はハッとした。
 この尾黒健造(けんぞう)という男は、以前たまたまショッピングに出かけた鞠絵に声をかけてきたことがあるのだ。
 それは尾黒の愛人になれというもので、最初は冗談にしか思えなかったが、その後この家を突き止めたようで、何度か押しかけてきたことがあったのだ。
 鞠絵の夫である和男が事故死した時も、尾黒はしれっと葬儀に参列し、困ったことがあったらワシを頼りなさいとすら言ってきたのだ。
 もちろん鞠絵はきっぱりと断り、それ以後は姿を見かけなくなっていたのだったが……

 「旦那が亡くなって心細かろうというのに、あんたはまったくワシになびこうとせん。そこでワシもいろいろと考えてみたんじゃが……どうやらまだ旦那を好いているあんたの気持ちを変えるのは普通のやり方ではちと難しそうということでな、先生にお願いしたんじゃよ」
 尾黒はコップを傾けつつ白衣の男の方を見る。
 「この先生はな。精神操作にはちっとばかし詳しくてな。鞠絵さんをワシ好みのエロいことが大好きなメスにしてくれるそうじゃ。なんともたまらんではないか。そうですな、先生? イヒヒヒヒ……」
 尾黒のいやらしそうな笑いに背筋が凍り付く鞠絵。
 なんてことを……
 こんな男の好みの……メ、メスにですって?
 そんなことができるというの?

 「まあ、少々の薬物とちょっとした電気信号を脳に与え、暗示を焼き付けていくのです。人間の感情なんてものは脳の動作にすぎません。外部刺激でその動作に変化を与え、暗示を脳自体の動作に組みこんでいくのですよ」
 メガネをクイと指で持ち上げ、まるで簡単なことだとでも言うように白衣の男が説明する。
 「そ……そんな……そんなことが……」
 鞠絵は青ざめる。
 この男たちの言っていることが、ただの出まかせではなさそうなのだ。

 「それではさっそく始めましょう。なあに、ちょっとしたショックを脳に与えるだけです。少々痛みを感じますが、すぐに気にならなくなりますよ」
 そう言って男はカバンから注射器を取り出し、薬剤を充填する。
 「いや、やめて、いやぁぁぁぁぁっ!」
 必死に身をよじり叫ぶ鞠絵。
 「ふひひひ……この家はいい家ですなぁ。防音がしっかりしている」
 笑いながら酒を飲む尾黒。
 その見ている前で、鞠絵の腕に注射の針が突き立てられた。

                   ******

 「う……ん……」
 ゆっくりと目を覚ます鞠絵。
 周囲はすでに朝の気配だ。
 どうやら眠り込んでしまったらしい。

 「きゃっ!」
 布団から出ようとして鞠絵はつい声を上げてしまう。
 なぜか裸で布団に入っていたのだ。
 「えっ? どうして?」
 いつもならパジャマを着て寝ているのに、どうして裸で寝ていたりしたのだろう?
 お酒を飲んで酔った記憶もないし……
 そもそも夕べは何が……
 そこまで考えて、スッと考えることをやめてしまう。
 思い出す必要はない……
 そうだわ……
 夕べは何もなかったわ……
 さあ、朝の支度をしなくちゃ……

 鞠絵は起き上がると、タンスから下着を取り出していく。
 だが、なんとなくどの下着も地味でつまらなく見えてくる。
 白やベージュの下着などいやらしさが足りない気がするのだ。
 女はみだらでいやらしくなくては……
 そう……
 みだらでいやらしく……

 結局今は我慢して白の下着を身に着ける。
 あとで買いに行けばいい。
 __様好みのいやらしい下着を……

 えっ?
 私は今何を?
 私は……
 何か変な気がするけど……
 そうだわ……
 私は疑問に思いません……
 何もおかしなことはありません……
 そうね……
 さて……いろいろとやらなくちゃ……

 軽く朝食を終えて片付けをし、各部屋の掃除を始めていく。
 鞠絵はいまだに専業主婦のままだ。
 夫の和男が亡くなった後、何らかの仕事に就かなきゃとは思ってはいるが、息子の悠太から、父さんも亡くなったばかりだし気持ちの整理を兼ねてまだまだのんびりしていなよと言われたのに甘え、まだ何もしてはいない。
 もちろん夫が万一に備えて掛けていた多額の保険金が入ったので暮らしの心配はさほどない。
 とはいえ、遊んでばかりもいられないので、そのうちパートにでも出なくてはとは思っているのだが……何をしたらいいのやら……ふう……
 掃除機をかけながら思わずため息をついてしまう鞠絵だった。

 「あら?」
 仏壇のある仏間を掃除しようとしたら、見慣れない物があることに気付く。
 それは椅子のようだったが、まるで物語に出てくる電気椅子のような代物だった。
 足元には革のベルトがあって、座った者の足首を固定するようになっているようだ。
 腰の部分やひじ掛けにも同じく革ベルトがあり、腰や両手首を固定するのだろう。
 背もたれ部分からはアームが伸びており、まるで美容院のヘアードライヤーのような金属質のお椀が付いている。
 おそらく座った者を動けなくして、このお椀を被せるのだろうけど、どうしてこんなものが仏間にあるというのか?
 そもそもこれはいったい……

 だが、すぐに鞠絵は何事もなかったかのように掃除機をかけていく。
 一瞬浮かんだ疑念も消えていく。
 何もおかしなことはない。
 この椅子はここにあって問題ないのだ。
 考えることはない。
 何もおかしなことは……ない……

 何かがおかしい気がする……
 鞠絵はそう思う。
 だが、何がおかしいのかよくわからない。
 先ほどショッピングに出かけたときも、普段なら買わないような黒や赤の派手な下着類を買ってきてしまった。
 服だって、まるで水商売の人が着るような胸の強調された服や、ガーターストッキングなんかも買ってきてしまった。
 今までならこんないやらしさを感じる服は買わないと思っていたのに、なぜか見ていると、こういう服を着て男の目を楽しませたいと思ってしまったのだ。
 化粧品だっておとなしめな色を好んでいたはずなのに、原色のどぎつい色のルージュや目元を引き立てるアイシャドウなんかも買ってしまった。
 こうして服や化粧で男の目を楽しませ、素敵なつよつよチンポをおマンコにハメハメしてもらいたいと思ったのだ。
 それは女として当然のこと……
 当然のこと……
 でも……
 本当にそうだっただろうか……

 夕方になり、息子の悠太の妻である香織が顔を出してくれる。
 鞠絵はこの義理の娘が気に入っていたし、遊びに来てもらえるのはとてもうれしい。
 これから二ヶ月もおマンコに悠太のチンポをハメハメしてもらえないなんてかわいそう……
 彼女も素敵なつよつよチンポをハメハメしてもらえば、きっと最高に気持ちよく……

 「お義母様? どうかなさいました?」
 香織の言葉に鞠絵はハッとする。
 私は今いったい何を考えていたというの?
 おマンコハメハメだなんて……
 私……いったい?

 「お義母様?」
 心配そうに鞠絵を見る香織。
 なんだか今日はどこかいつもと違うような雰囲気だ。
 どこか上の空のような感じがする。
 悠太さんが出張に行ってしまったからだろうか?

 「な、なんでもないわ。そうそう。悠太はから揚げとかハンバーグが相変わらず好きなのよ。お子様で困ってしまうわね」
 話題を変えて笑ってごまかす鞠絵。
 おマンコのことを考えていたなんて言えるはずもない。
 いったいどうしたのかしら……
 セックスなんてこのところご無沙汰だし、したいとも思っていなかったのに……
 欲求不満になっているとでもいうのかしら……
 鞠絵は困惑する。
 夫の和男とも、もうそう言うことをしなくなって何年も経つというのに……

 鞠絵は何となくモヤモヤしたものを感じながら、香織と一緒に夕食を作り二人で食べる。
 お互いに本が好きという話をして楽しみ、今度香織が来るときは数冊お薦めのを持ってきてくれるらしい。
 片付けを手伝ってから帰るという香織に、あとはいいからと家に帰らせる。
 きっと悠太から連絡があるだろうし、義理の母親といっしょでは話もしづらいだろう。
 毎日じゃなくても来られるときに来てくれればいいからねと言う鞠絵に、香織はお義母様さえおいやでなければ毎日来ますからと嬉しいことを言ってくれるのだった。

                   ******

 「ああ……あああああ……あああ……」
 何がどうなっているのだろう?
 私はいったいどうなっているのだろう?
 なぜこんなに頭がぼうっとしておかしくなりそうなのだろう?
 私は……
 私は……

 「フヒヒヒ……二日目は少し素直になりましたかな?」
 畳の上で胡坐をかき、椅子に拘束されている鞠絵を見て酒の入ったコップを傾ける尾黒。
 50代の熟れた女が、裸でおマンコからとろとろと淫汁を垂らしている姿をつまみに飲む酒はたまらなく美味い。

 「そうですね……とりあえず私たちを警戒しないくらいにはできましたね」
 鞠絵の頭にかぶさった金属のお椀にはいくつもの電球が明滅し、脳に刺激を与えているのがわかる。
 そのいくつかを調整しながら、白衣の男は尾黒の方へと振り向いた。
 「まだ二日目ですからね。少しずつ意識を変化させていきます。実際に行為ができるようになるにはあと一日二日は下さい」
 「ああ、かまいませんとも。さんざん夫が夫がとワシを焦らしてきた女だ。数日待つくらいはなんでもない。イヒヒヒ……」
 尾黒がいやらしく笑う。
 あと数日でこの女が手に入るのだ。
 笑みも浮かぼうというものだ。

 「さあ、昨日の言葉を思い出しなさい」
 「ああ……き、昨日の言葉?」
 「そうです。私が教えた“あなたの真実”です」
 「う……わ……私の真実……」
 白衣の男が鞠絵の耳元でささやいている。
 仏間に置かれた椅子に鞠絵は今日も裸で拘束され、頭にお椀型の機器を被せられていたのだ。

 あのあと台所で後片付けを終え、居間に戻って一息をついたころに玄関のチャイムが鳴った。
 夜の九時近くになっていたので不審に思った鞠絵だったが、気が付くとなぜか玄関のドアを開けていた。
 そこには白衣を着た男と尾黒が立っており、鞠絵は恐怖を感じたものの、男が何かつぶやくと、何も考えられなくなっていた。
 気が付くといつの間にか鞠絵は裸になり、椅子に座って男のなすがままに拘束されていたのだ。

 「ああ……私の……真実……」
 「そうです。昨日教えましたね? 思い出して言いなさい」
 基本は繰り返しによる焼き付けである。
 自分で言わせることで脳に刻み込ませて定着させる。
 繰り返すことによって、あたかも最初から自分でそう考えていたように認識するようになる。
 これが狙いだ。

 「私……私は……」
 ぼうっとする頭の中で鞠絵は必死に思い出そうとする。
 なぜ思い出さなくてはいけないのか?
 なぜこの男の言うとおりにしなくてはならないのか?
 そんなことすら思い浮かばないのだ。
 鞠絵はただ言われた言葉を思い出すだけ。
 それが仕組まれたものであることは鞠絵にはわからない。

 「私は……」
 「私は?」
 「私は……いやらしい……メスです……」
 鞠絵の口から男に仕込まれた言葉が出てくる。
 「私は……セックスが大好き……強い男性のつよつよチンポが大好きな女……おマンコにつよつよチンポをハメてもらうことをいつも考えている……」
 鞠絵がしゃべっていくのをうんうんとうなずいていく白衣の男。
 今のところは予想通りの効果が出ている。

 「尾黒健造さんは強い男性……私の大好きなつよつよチンポを持つ素敵な人……私は尾黒健造さんが大好き……」
 「うひひひ……虚ろな目をした裸の女にそう言われるのはたまりませんなぁ」
 尾黒がにやにやと笑う。
 しかも、ここはこの家の仏間。
 仏壇にはこの女の死んだ夫の写真が置かれている。
 さんざん夫を愛していると言っていたこの女が、今夫の写真の前で別の男が好きと言っているのだ。
 酒が美味くないはずがない。

 「あああ……お、女は……」
 「続けなさい」
 「お、女は……」
 「続けるんです。女はどういう生き物ですか?」
 白衣の男が機器を調節し、鞠絵の頭に被せられたお椀の明滅が激しくなる。
 「あ……あああ……女は……みだらでいやらしい格好をするのが当たり前……」
 「続けて」
 「女は……みだらでいやらしい格好で……殿方の目を楽しませ……おチンポを勃てていただくのが喜び……おチンポを勃ててもらって……おマンコにハメハメしてもらう」
 鞠絵の脳に自分で言った言葉が刻み込まれていく。
 「女は……つよつよチンポをおマンコにハメハメしてもらうのが最高の幸せ……おマンコにハメハメしてもらうためならなんでもする……あああああ……・」
 鞠絵の乳首がピンと勃ち、股間からは愛液がたらたらと流れていく。
 「おマンコ……つよつよチンポ……おマンコ……つよつよチンポ……」
 「あなたの夫はどうです? あなたの死んだ夫は?」
 男が鞠絵に問いかける言葉に、尾黒はいやらしい笑みを浮かべる。
 これこそが言わせたかったこと。
 昨日は先生に刷り込んでもらっただけだった。
 だが、今日は鞠絵自身がそれを言うのだ。
 うひひひひ……

 「あああ……わ、私の……私の夫は……」
 「あなたの夫は?」
 「ク……クズ……クズのよわよわチンポ……」
 「あなたの夫はクズでよわよわチンポ。そうだね?」
 「はい……夫はクズでよわよわチンポ……私の嫌いな……よわよわチンポ……です」
 うひひひひ……
 尾黒はズボンがはちきれそうだった。
 先生がいなければこの場でチンポを取り出して扱いていただろう。
 まさに言わせたい言葉を鞠絵に言わせてやったのだ。
 興奮でたまらない。

                   ******

 「う……ん……」
 今朝も裸で目が覚める。
 どうやら昨晩も裸のままで眠ってしまったらしい。
 どうしてそんなことになったのか……
 頭がぼうっとしてよくわからない。
 誰かが来て、何かをされたような気もするが、何だったのか思い出せない。
 ううん……
 思い出してはいけない……
 いつもと何も変わりはない……

 鞠絵はベッドから抜け出すと、タンスの中から昨日買ってきた新しい下着を出す。
 普段なら身に着けないような、派手なレースの赤いブラジャーとショーツ、それにガーターベルトと黒のストッキング。
 それらは実用よりも男の目を楽しませるための下着。
 男のおチンポを勃たせるための下着だ。

 鞠絵はそれらを無言で着けていく。
 どうしてこんなものを買ってきたのか、どうしてこれを身に着けるのか、鞠絵はよくわからない。
 ただ、これらを身に着けて男の目を、__様の目を楽しませたいと思う。
 みだらでいやらしい下着姿を見せて、そのおチンポを勃たせてもらいたい。

 姿見に映る自分の姿。
 真っ赤なブラジャーとショーツに彩られ、脚の黒ストッキングとともにみだらさを演出している。
 これなら少しは楽しんでいただけるかもしれない。
 私の躰で楽しんでいただきたい。
 私は……__様のメス……

 あとは服……
 鞠絵はクロゼットからこちらも昨日購入した新しい服を出す。
 シックなワインレッドのワンピースだが、腰の括れを強調するような細いベルトがアクセントになっており、胸元も胸を強調するように開いている。
 スカート部分もスリットが入ってて、太ももが横からちらちらと見える形だ。
 いわば夜の接待系のお仕事の女性が着るような服で、普段鞠絵が着るような服ではない。
 だが、こういう服を着た私を男の人に見てもらいたい。
 こういう服で男の目を楽しませたい。
 鞠絵はそう思う。
 今まで着ていたような地味な服では男の人は喜ばない。
 女はみだらでいやらしい姿で男の目を楽しませるもの。
 そうして素敵なつよつよチンポをおマンコにハメハメしてもらうのだ。
 それが女の喜び……

 鞠絵は顔を洗ってワンピースを身に着ける。
 なんだかいつもの自分とは全く違う自分になったみたい。
 あらためて姿見で見てもそう思う。
 なんだか少し若返ったみたいでいい気分だ。
 これなら男の目にも楽しんでもらえそうな気がする。

 最後は化粧。
 いつもの落ち着いた色ではなく、どぎつい真っ赤なルージュを乗せていく。
 濡れたような赤い唇がなまめかしい。
 いつもは引かないアイシャドウも引いてみる。
 少しでも男の目を楽しませなくてはいけない。
 少しでも……

 こんな感じでいいのだろうか?
 よくわからない。
 でも……なんとなくドキドキする。
 なんだか楽しいような……
 やはり女はみだらでいやらしい姿を見られたいのかもしれない。
 男の目を楽しませ、おチンポを勃たせてもらう。
 それこそが女の喜び。
 鞠絵はそう思うようにさせられていた。

 いつものように掃除機をかけていく。
 なんとなく鼻歌も出てしまう。
 なんだかダンスでもしているみたい。
 いつもはしないような恰好でいつものことをしているのが新鮮なせいかもしれない。
 はあ……ん……
 私の姿……
 男の人に見せたいわ……

 居間や台所を終わらせて仏間に来る鞠絵。
 そこには先日までなかった椅子がある。
 両手両足と腰を拘束する革ベルトが付き、背もたれから延びたアームには電球の付いた銀色のお椀のような頭に被せるものが付いている。
 あからさまに見ただけで普通じゃない椅子。
 どうしてこんなものがあるのか、鞠絵にはわからない。
 でも、椅子があることはもう気にならない。
 いや、気にならなくされている。
 それどころか、鞠絵は掃除機を置き、その椅子へと近寄っていく。
 そしてその椅子に腰かけた。

 はあん……
 なんだか気持ちが高ぶってくる。
 座っているだけでいやらしい気分になってくる。
 仏壇の夫の写真がにこやかに鞠絵を見ているが、そんなことはもうどうでもいい。
 つよつよチンポが欲しい。
 __様のつよつよチンポが欲しい。
 夫の……和男さんのよわよわちんぽじゃダメ。
 __様のつよつよチンポがいいの……

 スカートをめくりあげ、ショーツの中へと指を入れる。
 すでに鞠絵のあそこからは愛液があふれている。
 はあ……ん……
 「おチンポ欲しいです……つよつよチンポ欲しいの……」
 うわごとのように口にする鞠絵。
 指がおマンコをかきまぜ、快楽を感じさせていく。
 はあん……
 「私はぁ……私はつよつよチンポが好きぃ……つよつよチンポをおマンコにハメハメしてほしいですぅ……」
 自分でも何を言っているのかわからない。
 ただ、気持ち良くてたまらない。
 強くて素敵なおチンポを味わいたい。
 よわよわちんぽじゃないつよつよチンポがいい……
 は……はあぁぁぁん……
 鞠絵は大きくあえいで絶頂を味わっていった。

                   ******

 「こんにちは。お邪魔します。えっ?」
 玄関に入るなり驚きの表情を浮かべる香織。
 「いらっしゃい……香織さん」
 出迎えてくれた義母の恰好がちょっと想定外だったのだ。
 今までは落ち着いた雰囲気の大人の女性という感じだったのに、今日はまるで色気を強調するかのような服を着ている。
 スリットの入ったスカートのワンピースは、胸のところも広く開き、まるで谷間を見せつけるかのよう。
 化粧もいつもよりも濃く、男受けをしそうな化粧という気がする。
 いったいどうしたというのだろう……

 「あ……ああ……これ? ど、どうかしら? ちょっと派手?」
 香織の表情に気付いたのか、少し頬を赤らめる義母。
 「あ……い、いえ。その……どこかお出かけでしたか?」
 「う、ううん。今日はどこにも。あ、入って入って」
 義母は首を振り、香織を招き入れる。
 香織もとりあえず家の中に入り、義母のあとに従った。

 「ほんとにごめんなさいね。悠太が私のことを頼むなんてお願いしちゃったから……」
 「あ、いえ、私の方からお願いしたんです。少しでもお義母様にいろいろと教わりたくて。あ、これ、昨日言ってた小説です」
 居間のソファに腰かけ、バッグから本を取り出す香織。
 その言葉に嘘はない。
 香織は義母が好きだったし、悠太に言われなかったとしても顔を出していただろう。
 お互いに本好きというのもうれしいところだ。

 「まあ、ありがとう。さあどうぞ」
 鞠絵はテーブルにコーヒーを置く。
 テーブルの上には差し出された本。
 昨日言っていた歴史小説だ。
 香織さんも本を読むと知って鞠絵もうれしい。

 それにしても、やはりこの服は刺激が強かっただろうか?
 男の人は喜んでくれそうだけど、香織さんは驚いていたみたいだった。
 確かにいつもの私なら着ない服かもしれない。
 でも……
 女はみだらでいやらしい格好をして男の目を楽しませるものだわ……
 むしろ香織さんの方こそ、地味でおとなしすぎる格好じゃないかしら……
 悠太だって、香織さんがもっともっとみだらでいやらしい格好をしていた方がおチンポが勃つと思うけど……

 でも、そんなことを言ったら香織さんが気を悪くするかもしれないわね。
 ただでさえ私は姑の立場なのだから……
 もう少し近しい間柄になって、自然に教えてあげられるようにしなきゃ……
 女は男にいやらしい姿を見てもらい、つよつよチンポをおマンコにハメハメしてもらうことが幸せなのよって……

 また……
 まただわ……
 私はいったい何を?
 つよつよチンポとかおマンコハメハメとか……
 何を考えているの?
 私……
 私は……
 どうして?

 「お義母様?」
 「えっ?」
 「どうかしました?」
 香織は少し心配になる。
 昨日も義母は少し雰囲気が違っていたし、今日もどこか普段と違う気がする。
 何かあったのだろうか?

 「えっ? べ、別にどうもしないわ」
 「何かありました?」
 「何も……別に何もないわ」
 慌てて首を振る鞠絵。
 そう、何もない。
 何も無いはず……

 「そ、そうだわ。香織さんは何か得意な料理はある?」
 「わ、私ですか?」
 予期せぬ質問に香織は驚く。
 「ええ、悠太の胃袋を掴んだんでしょ? あの子、香織さんの作るご飯は美味いって褒めていたわよ」
 「えっ? えええ?」
 まさかそんなことを彼が言っていたとは。
 「た、大したものは……お義母様にはとてもとても……」
 こちらも慌てて首を振る。
 だいたいそういったことを習いに来ているはずなのだ。
 「冷蔵庫にあるもので何か作ってみてくれない? お願い」
 「は……はあ……わかりました」
 断るわけにもいかないだろう。
 香織はそう答えるしかなかった。

続く

  1. 2021/12/19(日) 21:00:00|
  2. 寝取り寝取られ系SS
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寝取られ

えーと・・・

ちょっと読む方によっては不快感を与えるSSですので、初めてこの機能を使いますね。

個人的には「物語として」は寝取られ好きなもので、こんな話を書いて見ました。

寝取られに抵抗の無い方のみお読み下さいませ。

[寝取られ]の続きを読む
  1. 2007/01/12(金) 21:38:57|
  2. 寝取り寝取られ系SS
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(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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