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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

地下室のシスター(4)

皆様楽しいクリスマスをお過ごしでしたか?
いい子にして素敵なプレゼントはもらいましたか?

悪サンタの代理人からの四日連続のプレゼントの最終回です。
楽しんでいただければうれしいです。

それではどうぞ。


4、
朝起きて鏡を見る。
濡れたように真っ赤な唇。
目蓋の上に黒く染まったアイシャドウ。
うふふ・・・
ご主人様にしていただいた化粧だわ。
なんて素敵なのかしら。
そして胸と脚を覆う衣装。
黒いブラジャーもガーターストッキングも淫靡この上ない。
なんて素敵な衣装なのかしら。
ああ、もうこれ以外に着ることなんて考えられないわ。

「えっ?」
背後で息を飲む声がする。
うふふ・・・
シスターアネットのお目覚めね。
私があまりにも素敵な衣装を着ているから驚いたのかしら。
うふふふ・・・

「シスターメイリア、ど、どうしちゃったの?」
唖然として私を見ているシスターアネット。
尼僧服を着る前の色気のない白い下着姿。
うふふ・・・
だめねぇ。
あなたも女なんだから色っぽい衣装を身に着けなきゃ。

「うふふ・・・どう? 素敵でしょ。ご主人様にいただいたのよ」
私はくるりと回って淫靡な衣装を見せ付ける。
「す、素敵って・・・ご主人様って・・・な、何があったの?」
「うふふ・・・何も無いわよ。ただ私はわかったの。女は淫らで美しくあるべきだって。そしてご主人様に可愛がってもらうことこそが最高の喜びなんだってことを」
目を丸くしているシスターアネットに、私は信仰なんかよりもすばらしいものを知ったことを教えてあげる。
そう。
信仰などくだらないこと。
女の喜びを捻じ曲げるおぞましいものなのよ。

「な、何を言ってるの? わからないよ。いつものシスターメイリアに戻ってよ」
首を振るシスターアネット。
うふふ・・・
無理も無いわね。
まだ彼女はご主人様のすばらしさを知らないのだから。
でも、いいの。
これからご主人様に会わせてあげる。
ご主人様はあなたもご所望なの。
あなたもご主人様のしもべにしてあげるわ。

私はストッキングを穿いた脚でゆっくりとシスターアネットに近寄っていく。
「ちょ、な、や、やめてよ・・・こ、こないで」
両手で私を押し留めようとするシスターアネット。
私はその手を掴み、グイッと彼女を引き寄せる。
「う、うあっ」
いきなり引き寄せられてバランスを崩す彼女を、私はしっかり受け止める。
「えっ? あ・・・」
間近に迫る彼女の顔。
茶色の目が驚きに見開かれ、ピンク色の唇が小さく薄く開いていた。
可愛い・・・

「さあ、私の目を見て」
私はそう言って彼女の目を私の目に向けさせる。
「えっ?」
彼女の目が私の目を見つめたとき、私は彼女をにらみつけた。
「そんな・・・目が赤・・・く・・・」
突然力が抜けぐったりしてしまうシスターアネット。
うれしい。
うまく行ったわ。
ご主人様に教えていただいたとおりにできた。
なんてうれしいのかしら。
私はご主人様の命令どおりにできたことがとてもうれしく、気を失った彼女を抱えて地下へ向かった。

「アンアンアンアン・・・」
ゆさゆさと揺れる躰。
奥まで深く入り込んでいるご主人様の肉棒。
口からはよだれをたらし、目はうつろに見開いて快楽をむさぼっている。
うふふ・・・
気持ちいいでしょ?
ご主人様とのセックスは最高でしょ?
これ以上のことは考えられないぐらいでしょ?
私はご主人様に貫かれて善がっているシスターアネットに笑みを漏らす。
これで彼女もご主人様のモノ。
これからは二人でご主人様にお仕えするの。
二人でお仕えすれば、ご主人様の復活はたやすいわ。
早くご主人様に復活していただきましょうね。

「ああ・・・いい・・・いいですぅ・・・」
喜びの声を上げて腰を振っているシスターアネット。
もう何度絶頂を迎えたかわからないでしょうね。
ああん・・・見ていたら私も欲しくなっちゃったわぁ。
ご主人様ぁ・・・
次は私もお願いしますぅ・・・

「うふふふ・・・」
シスターアネットが笑みを浮かべながら姿見の前で一回転する。
塗れたように真っ赤な唇をして、目にはアイシャドウを塗っている。
形のよい大きな胸は黒革のベルトで上下を挟んだだけでむき出しにし、腰のガーターベルトからは私と同じように太ももまでのストッキングを吊り下げている。
股間の叢の左上にはご主人様の付けてくれた模様が浮き出ていて、指先でそっとなぞってはうれしそうに笑っていた。

「とても似合っているわ、シスターアネット」
「ありがとうシスターメイリア。最高だわぁ。ご主人様のしもべになるのがこんなにすばらしいことだったなんて・・・」
くるくると回って喜びを表しているシスターアネット。
見ているとなんだか私までがうれしくなる。
「ああ・・・どうして知らなかったのかしら。女は美しく淫らでなくてはいけないわ。男を誘惑し堕落させるのが女の使命。ああ、早く男を襲いたいわぁ」
「うふふ・・・焦らなくても大丈夫よ。男は村にたくさんいるわ。奴らの精気を吸い取ってご主人様に捧げるの。そうすればご主人様もすぐに復活なされるわ」
そう、私たちがご主人様を復活させるのよ。
「うふふ・・・ご主人様の復活。楽しみね」
ピンク色の舌で指先をペロッと舐めるシスターアネット。
私も男どもを襲うことを考えると、あそこがうずいてくるのだった。

                    ******

「本当に取り外しちゃっていいんですか?」
村からやってきた屋根修理の男たち三人が顔を見合わせる。
たかだか女神のホーリーシンボルをはずすのがそんなにいやなのかしら。
「ええ、いずれ新しいシンボルが付けられますからご心配なく。あのような古いシンボルなど邪魔なだけですから」
「そうそう。目障りだから取り払っちゃって欲しいの。ぐちゃぐちゃにしちゃってもいいからさ」
まあ・・・シスターアネットったら。
ぐちゃぐちゃにしちゃいたいのはこの男どものほうなんじゃないかしらね。
「それならいいんですが、ホーリーシンボルを取り外したりして女神様のお怒りに触れたりしませんよね」
「そんなの気にすることは無いですわ。むしろあなたがたにもいいことがありますわ」
「そうそう。あとでたっぷりといいことがね」
尼僧服の下からストッキングに包まれた脚をさりげなく見せ付けているシスターアネット。
うふふ・・・
男たちの目が惹き寄せられているわ。
おろかな男たちね。
あとでたっぷりと楽しませてもらわなくちゃ。
私は欲望に濡れた目で男たちを見つめるシスターアネットに目配せし、二人で笑みを浮かべていた。

「うあ・・・うああ・・・あ・・・う・・・」
私はぐったりとなった男を跳ね除ける。
もうこいつは精気を搾り取ったカスに過ぎない。
うふふ・・・
ごちそうさま。
なかなか美味しい精気だったわよ。
私はたれてきた精液を指ですくって口に入れる。
ん・・・美味し。

「こっちも終わったよ。ごめんね、二人もらっちゃって」
尼僧服をまといながらやってくるシスターアネット。
彼女もたっぷり楽しんだみたいだわ。
男どもを惹き寄せるなどたやすいもの。
作業が終わったあとに誘ったら簡単に食いついてきたわ。
「ううん、いいのよ。前回は私が多くもらったから」
私も脱ぎ捨てた尼僧服を再びまとう。
がらんとしてしまった礼拝堂。
あの胸糞悪いホーリーシンボルも今はない。
ここは私とシスターアネットが男をむさぼるところ。
あの女神もまさかこんなことに使われるようになるとは思わなかったでしょうね。

「さて、こいつらを始末しましょうか」
「あーあ、男を食うのはいいけど、後始末が面倒だよね」
「そうね」
私は苦笑しながら男どもの死体を馬車に放り込む。
そして馬の目を見つめてどこか山の奥へ行くように命令する。
そうすれば狼か熊あたりが始末を付けてくれるだろう。
あとは適当にごまかせばいいし、もし身内が何か言ってきたらそっちも始末すればいい。
「これでいいわ。さあ、ご主人様のところへ行きましょう」
「ええ、ご主人様にたっぷり可愛がってもらわなくちゃね」
私とシスターアネットは、うきうきしながら地下へ向かった。

                     ******

「ああん・・・あはぁん・・・い、いかがですかご主人様ぁ・・・私の内膣気持ちいいですかぁ? たっぷりと精気を溜めてきましたので受け取ってくださいませぇ」
ずんずんと突き入れられる太い肉棒。
まるで頭の先まで貫かれそう。
ああん・・・最高だわぁ。
ご主人様ぁ。
私はしがみつくように両脚を絡め、両手をご主人様の首に回す。
突かれるたびに躰が揺れ、えも言われぬ快楽が全身を走り抜けていく。
「あはぁん・・・ありがとうございますぅ」
ご主人様が満足してくださっている。
なんてうれしいのかしら。
私の躰でご主人様が楽しんでくれているんだわ。
ああ・・・イッちゃいそう・・・
躰が浮いちゃうぅ・・・
意識が飛んじゃうぅ・・・
あああん・・・
私は頭の中が真っ白になるような気がした。

「はあはあ・・・ありがとうございます、ご主人様ぁ」
私はまだふらふらする躰を支えて、ご主人様の肉棒に口づけする。
私を絶頂に導いてくださった愛しいモノ。
舌で舐めて綺麗にしなくちゃね。
「ん・・・んちゅ・・・れろ・・・ん・・・」
ご主人様のはすぐにまたたくましくなる。
衰えを知らないで何度でもできるの。
本当はもっともっと可愛がって欲しいけど、シスターアネットが先ほどから私をうらやましそうに見ているわ。
彼女にも順番を回さないとね。
ああ・・・それにしてもなんてすばらしいのかしら。
最高の気分だわぁ。

「あ、はい。ご主人様」
ご主人様にご奉仕をして立ち上がろうとした私を、ご主人様が呼び止める。
私はすぐにひざまずいてご主人様に礼を尽くす。
ご主人様は私のすべて。
礼を失してはいけないわ。

「えっ?」
私は驚いた。
ご主人様の手が私の顎を持ち上げる。
私の顔が上を向き、ご主人様の偉大なお顔が迫ってくる。
「ああ・・・ありがとうございます」
私の中に流れてくるご主人様のお力。
男どもより吸い取った精気で、ご主人様も力を取り戻されつつあるのだ。
その喜びを私にも分けてくださるんだわ。
なんてうれしいの。

ご主人様の力が私の中を駆け巡る。
背中や頭がミシミシ言う。
お尻もむずがゆくて何か変。
いったい私はどうなっているの?
ああ・・・なんだか怖いわ。
私が私で無くなっちゃいそうな・・・
ああ・・・ご主人様ぁ・・・

                    ******

「うふふふ・・・あなたも素敵な淫魔になったわね。アネット」
私は目の前の美しい淫魔にそう言った。
赤い眼をらんらんと輝かせ、頭の両側からはねじれた角が生えている。
背中には黒いコウモリの羽のような飛膜が伸び、お尻からは先が尖った尻尾が伸びている。
太ももから下はまるで黒革のブーツでも履いているかのように覆われ、両手も二の腕から先が手袋をはめたように黒く指先からは鋭い爪が伸びている。
革ベルトのようなものが股間と乳房の上下を覆い、形よい乳房そのものはむき出しでまるで見せ付けているかのよう。
ニヤッと笑みを浮かべた口からは、鋭い牙が覗いており、濡れたように真っ赤な唇が妖艶だわ。
まさにシスターアネットは生まれ変わったのだ。
今の彼女はご主人様に使える淫魔。
淫魔アネット。
素敵だわ。

「うふふ・・・ありがと。メイリアもずいぶんといやらしい淫魔になったじゃない。ご主人様好みのさ」
アネットがいやらしく微笑む。
ええ、そうよ。
私もご主人様に淫魔にしていただいたんですもの。
今の私は淫魔メイリアなのよ。

私は自分の姿を姿見に映して見る。
赤く輝く猫のような瞳の目。
耳は尖り、額からは一本の角が伸びている。
躰は黒革のボンデージでも着たように覆われ、ご主人様の紋章の浮かぶ胸とおへそあたりから股間までが切れ込みを入れたように晒されている。
太ももから下はアネットと同じように黒革のブーツ状になり、両手もまた手袋を嵌めたように黒く染まっていた。
背中にはカラスの羽根のような翼が広がり、お尻からは先の尖った尻尾も生えている。
薄く笑みを浮かべた口元には牙が光り、黒いアイシャドウが妖しかった。
そう、結局のところ私もアネットもそう変わらない姿なのだ。
だって私たちはご主人様にお仕えする淫魔なのだもの。

「うふふふ・・・今度は女も犯せるね」
アネットが尻尾を持ってその先をぺろりと舐める。
すると先端はまるで男のモノのように変形し、先から毒々しい紫の液がたれてきた。
「ええ、そうね。この尻尾を使って女たちを犯しましょ。楽しみだわ」
私も尻尾の先をぺろりと舐める。
「あん」
ぞくぞくする快感が背中を走り、私は思わず声を上げた。
「うふふふ・・・さあ、中央に手紙を書こうよ。受け入れる用意が整いましたって」
「ええ、そうね。たくさんシスターを送ってもらいましょ。ご主人様が気に入った女はご主人様のしもべにして、それ以外はご主人様の贄にするの。もちろん私たちがたっぷり楽しんでからね」
「うふふふ・・・楽しみだね。ここが淫らな饗宴で包まれる日が待ち遠しいな」
「ええ、なんと言っても、ここは淫魔の修道院ですものね。うふふふふふふふ・・・・」
私とアネットは、いずれやってくる多くのシスターたちのことを思い、淫らな笑みを浮かべるのだった。

END


いかがでしたでしょうか。
最後はちょっと駆け足だったかもしれませんね。
よろしければ感想や拍手などいただけますとうれしいです。

それではまた。
次回作でお目にかかりましょう。
  1. 2009/12/25(金) 19:27:12|
  2. 地下室のシスター
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地下室のシスター(3)

皆様メリークリスマスです。

今晩は「地下室のシスター」の三夜目です。
じわじわと堕ちていく感じが出ていますでしょうか?

それではどうぞ。


3、
「う・・・ん・・・」
カーテンの隙間から朝の日差しが差し込んでくる。
なんだかまぶしい・・・
もう朝かぁ・・・
起きなくちゃ・・・
私はなんとなくだるい躰を起こして立ち上がる。
うえっ・・・
なんだか口の中がねちゃねちゃする感じだわ。
口をゆすいでこなくちゃ・・・

「おはよー、シスターメイリア」
「おはよう、シスターアネット」
私はすでに井戸の脇で顔を洗っているシスターアネットに挨拶する。
起き抜けだけど、彼女はとても元気そう。
私はなんだか太陽がまぶしくて躰がだるい。
どうしちゃったのかな・・・

「ん? 顔色よくないよ。大丈夫?」
シスターアネットが心配そうに私を見る。
やっぱり彼女にもそう見えるのね。
うーん・・・
風邪でもひいちゃったかしら・・・
「うーん、風邪でもひいちゃったかも。なんだか躰がだるくて」
私はとりあえず水で口をゆすぐ。
冷たい水がすっきりさせてくれるわ。
「そっかー、このところ忙しかったし、昨日の今日だからね。体調崩しちゃったのかも」
「うん、でも大丈夫。それほどひどくないから」
「それならいいけど。あ、先に行ってるね」
そう言って着替えへ向かうシスターアネット。
私も顔を洗って朝のお祈りに行かなくちゃ。

尼僧服に着替えて私は礼拝堂にいく。
礼拝堂に入ると、なんだかよけいに気分が悪くなる。
なんだろう・・・
胸がムカムカするわ。
私は気分の悪さをこらえ、シスターアネットの隣にひざまずく。
「大丈夫?」
祈りを捧げていたシスターアネットが心配そうに私を見る。
何でだろう・・・
祈りを捧げている彼女が腹立たしく感じるわ。
「大丈夫。くだらないことだけど、お勤めだから・・・」
「えっ?」
「えっ?」
わ、私は今何を言ったの?
シスターアネットも目を丸くして私を見ているわ。
いったい私は?
「あ、その、お腹は下ってないから・・・」
「あ、ああ、そういうことね。うんうん」
シスターアネットが納得したようにうなずいている。
よかった。
でも、私はなぜあんなことを・・・
朝のお祈りがくだらないなんて・・・
くだらないなんて・・・
くだらない・・・
くだらないことなのに・・・

「今日もあたしが村へ行ってくるよ。シスターメイリアは少し休んでて」
「あ、でも、今日の順番は私・・・」
「いいからいいから。あんまり調子よくないみたいだし、無理して悪化させてもよくないでしょ」
朝のさまざまなお勤めを終え、食事を取っていると、シスターアネットがそう言ってくれた。
「ごめんなさい。ありがとう」
私は素直に頭を下げてお礼を言う。
彼女の心遣いは本当にうれしい。
それに今はここから出たくない。
なぜかわからないけど、ここから外へ出たくないのだ。
「薬草箱から見繕っておくから、煎じて飲んでね。少し寝ていたほうがいいと思う。顔色もよくないし」
「そうするわ。ごめんなさい」
「いいのいいの。早くよくなってね」
シスターアネットはそう言って、運んできた荷物の中から薬草の乾燥させたものを見繕う。
私はありがたく受け取ると、村へ向かうシスターアネットを見送った。

シスターアネットが出かけて私は一人になった。
私はおもむろに立ち上がると事務室から鍵を取る。
そして台所の脇の扉を開け、地下へと下りた。
午前中の日差しもここには差し込まない。
完全な闇ではないけど、暗い地下は心地よかった。

私は壁の裂け目から部屋に入り、尼僧服を脱いでいく。
ウィンプルもはずして下着も脱ぎ、靴も靴下も脱いで生まれたままの姿になる。
重苦しい尼僧服を脱ぐと、心までも軽くなる。
まやかしの世界にはない闇の安らぎが私を包み込む。
ああ・・・
これよ・・・
私はこれを求めていたんだわ・・・
まやかしの世界では与えてもらえない闇の抱擁。
私はこれが欲しかったのよ・・・

私はスッとひざまずき、目の前に差し出された肉棒を咥え込む。
口の中いっぱいになる太い肉棒に、私は幸せを感じてくる。
この肉棒にご奉仕することこそ私の使命。
このお方に身も心も捧げることが私の生きがい。
このお方・・・?
このお方・・・って?

私はふと顔を上げる。
闇の中に浮かぶ真っ赤な目。
ぎざぎざに尖った白い牙。
一瞬恐怖を感じたけど、赤い目を見ていると、すぐに恐怖は収まった。
それどころか、この赤い目で見つめられると、今までの私がとてもおろかに思えてくる。
女神などに心酔し、この身をささげようとしてきたなんて・・・
なんてバカだったのだろう。
この方こそが私の主。
ご主人様なんだわ。
私は再び肉棒をしゃぶり、出された液体を飲み込んでいく。
この身を貫いてもらい、至福の喜びに酔いしれる。
ああ・・・
ご主人様・・・
私はあなた様のものです。
どうか・・・
私をお導きくださいませ・・・

                      ******

「ただいまー」
元気のいい声が響いてくる。
シスターアネットが戻ってきたのだ。
きっと村でいいことでもあったのかしらね。

「お帰りなさい」
私は入り口まで出迎える。
「ただいま、シスターメイリア。調子はどう?」
小脇にバスケットを抱えているシスターアネット。
どうやら何かいただいてきたみたい。
「ええ、もうすっかり。とてもいい気分よ」
「そうなんだ。それはよかった・・・」
私を見るシスターアネットの言葉が止まる。
「どうかした?」
「あ、ううん、なんだかちょっと朝と雰囲気が変わったなって気がしたの」
シスターアネットがバスケットをテーブルに置く。
「雰囲気が? そう?」
そうなのかしら。
別に変わってないと思うけど・・・

「ジェスタさんから美味しそうなかぼちゃのパイをいただいたよ。夕食に食べようよ」
そう言って椅子に座るシスターアネット。
あらあら、ずいぶんお疲れみたいね。
無理も無いわ。
村人なんかのために奉仕するなんてバカらしいものね。
「ええ、そうね。その前にお茶を淹れるわ」
私は台所に行ってお茶を淹れ、シスターアネットに差し出した。
「ふう・・・美味しい。やっぱりシスターメイリアの淹れるお茶は美味しいね」
「うふふ、ありがと」
お茶を飲んで一息入れるシスターアネット。
私はなんとなくその様子に見入っていた。

夜。
シスターアネットが寝静まったのを見て、私は地下へと下りていく。
闇が広がり私を包み込んでくれ、とても気分がいい。
夜のお勤めは最悪だった。
胸がムカムカして食べたものを吐きそうだったのだ。
女神に祈るなんて、考えただけで反吐が出る。
どうして私はそのようなことをしているのだろう・・・

私は部屋に入って裸になる。
そしてひざまずいてご主人様をお迎えする。
偉大なるご主人様。
この世界を闇で覆ってくださる方。
どうしてこの方を皆で崇めないのだろう。
でもそれももうすぐ終わる。
皆がこの方を崇めるようになる。
そのお手伝いができるなら、こんな幸せなことは無いわ。

「はい、ご主人様」
私はご主人様の指示に従う。
ご主人様こそ私のすべて。
私は胸を突き出すようにして、ご主人様の爪を受ける。
チクッとした痛みが右胸に走り、突かれたところから血がにじむ。
その血をご主人様が爪で掬うと、すぐに赤い血が黒く染まる。
ご主人様はその黒く染まった血を再び私の胸にたらしてきた。
傷口に黒い血が入り、そこで複雑な模様を作る。
これはご主人様の洗礼。
私はご主人様のモノになったのだ。
私はとてもうれしかった。

                    ******

「おはよう、シスターメイリア」
「おはよう、シスターアネット」
私はにこやかに挨拶を返す。
なんだかとっても気分がいい。
朝起きたときに右胸に黒い模様を見たとき、言いようのないうれしさがこみ上げた。
私はもうご主人様のもの。
なんてすばらしいんだろう。

「今日は調子よさそうだね」
私の顔を見てうんうんとうなずいているシスターアネット。
「ええ、とっても。いい気分だわ」
シスターアネットも元気そう。
彼女だったらご主人様に紹介してもいいよね。
女神なんかよりすばらしい方だって彼女にもわかってもらいたいし。

「よかった。今日は村のほう頼める?」
「ええ、いいわ。今日は私が行ってくるわ」
「じゃ、お願いするね。あたしは薬草園とか面倒見るから」
朝食の用意をしながらそんな会話をする。
うふふ・・・
礼拝堂に近寄らなくてすむなら好都合だわ。
村人たちへの奉仕なんてどうでもいいし。
くだらない人間たちに煩わされたくもないから、適当なところで遊んでこようかしら。
私は固焼きパンにジャムを塗ってテーブルに出しながら、そんなことを考えていた。

「それじゃいってきます」
「行ってらっしゃい。村のみんなによろしくね」
手を振って送り出してくれるシスターアネット。
うふふ・・・
可愛いわぁ。
今度彼女もいっしょに気持ちよくなりたいな。
ご主人様にいっしょに気持ちよくしてもらうの。
私はポケットの中の鍵に手を伸ばす。
大事な地下室への鍵。
今はまだ彼女を入れるわけには行かない。
いずれご主人様にお伺いを立ててから。
ああ・・・
彼女もいっしょにご主人様にお仕えしてくれたらいいなぁ。

昼下がりのザウフ村。
男の人たちはほとんどが農作業に勤しんでいる。
中には女の人も手伝ったりしているけど、多くは子供を育てたり、家事をしたりして家にいる。
うふふ・・・
本当に家事なんかしているのかしら。
きっと男でも引き込んで楽しんでいるに違いないわ。
気持ちいいことは楽しいですものね。

道行く人が私に笑顔で頭を下げていく。
うふふ・・・
かつてご主人様を地下へと追いやり、その上にあの修道院を建てて封印してきたおろかな人間たち。
今度はお前たちがご主人様の贄。
せいぜい命を大事にして、ご主人様を敬いなさい。
そうしたら少しぐらいは楽しませてもらえるかもね。
あはは・・・

私は適当に村の中を散歩する。
そして川べりで寝そべって日向ぼっこをして時間をつぶすと、そのまま村をあとにした。
村人のことなど知ったことじゃない。
せいぜい適当に生きていればいいのよ。

「ただいま」
私は陰鬱な思いでドアを開けた。
息が詰まるような修道院の空気。
今までご主人様を封じてきたご清潔な女神の気が漂っているのだ。
先日の地震でようやく結界の一部が壊れたものの、まだご主人様の復活にはいたらない。
私はいまいましく礼拝堂の入り口を見る。
女神などくそくらえだわ。
反吐が出そう。

「お帰りー」
事務室からシスターアネットが顔を出す。
「ただいま」
彼女の笑顔を見るとホッとする。
ああ・・・早く彼女もご主人様のものにならないかしら。
二人でご主人様にお仕えするのはきっと楽しいわ。

「躰の調子はどう? 大丈夫だった?」
「ええ、大丈夫よ。何も問題は無いわ。」
リビングの椅子に腰掛け、一息つく。
歩いてきたのでちょっと疲れた。
「そう、よかった。今お茶淹れるね」
「あ、私が・・・」
「いいっていいって、たまにはあたしが淹れるから。味の保証はないけどさ」
私は席を立とうとしたものの、すでに彼女は行ってしまう。
私はありがたく彼女の好意を受けることにした。

「美味しい」
お茶を飲むと躰が温まる。
なんだかとてもホッとするわ。
「よかった。シスターメイリアの淹れるお茶にはかなわないけど、美味しいって言ってもらえてうれしいよ」
向かいの席でいっしょにお茶を飲んでいるシスターアネット。
そのにこやかな笑顔がとても可愛い。
「ところでさ」
「何?」
「ベッドの脇にホーリーシンボルが置いてあったけど、提げていかなかったの?」
ああ・・・
あの反吐の出るような代物のことね。
あんなの首から提げるなんて考えたくもないじゃない。
うかつだったわ。
触るのもいやだったからその場に置いておいたのがまずかったわね。

「あ・・・そうだったかしら。きっと朝いろいろやっているうちに忘れちゃったんだわ」
「忘れた? 女神様のホーリーシンボルを?」
「え、ええ・・・朝はどうかしていたのかも・・・」
我ながら下手な嘘。
あーあ・・・
今度はちゃんと隠しておかなくちゃね。
「ふーん・・・女神様の大事なものなんだから、忘れたりしちゃだめだよ」
「ええ、気をつけるわ」
私は苦笑しながらそう言った。

                     ******

「ああ・・・ご主人様ぁ」
夜、私は闇の中でご主人様にその身を捧げる。
ご主人様の太いモノを舐めしゃぶり、私のあそこをかき混ぜてもらう。
女である喜びに打ち震える至福のとき。
何度となく全身を快楽が走り、闇の中で絶頂を迎える私。
ああ・・・私はなんて幸せなのだろう。
ご主人様ぁ・・・

ご主人様の黒い親指の腹が、私の唇をそっとなぞる。
とてもうれしい。
目元も同じようになぞってくれる。
ご主人様好みの女になるのはとても幸せ。
私のすべてはご主人様のもの。

「はい、ご主人様」
ご命令どおりに立ち上がる。
尼僧服もウィンプルも靴さえも身につけてない裸の状態。
ちょっと恥ずかしいけど、ご主人様に晒すのなら平気。
ふとご主人様の手が動く。
私の周りに魔力が舞い、私の躰にまとわり付く。
すると私の胸には漆黒のブラジャーが形となり、腰回りにはガーターベルトが形作られる。
太ももから下には薄墨色のストッキングが張り付き、ガーターと結び付けられる。
「これは?」
私は新たな衣装に戸惑った。
とてもいやらしく女らしい衣装。
今までこんなのを着るなんて考えたこともなかったわ。

でもすぐに理解した。
これはご主人様よりのプレゼント。
ご主人様にふさわしい淫らな女になるための衣装。
私にピッタリの衣装なのだ。

「はい。かしこまりました」
ご主人様の命が下る。
我がしもべにふさわしい女になれと。
そしてもう一人も我に捧げよと。
はい。
私はご主人様の忠実なるしもべになります。
彼女もご主人様に捧げます。
どうか私たちをお導きくださいませ。
私はスッと片膝をつき、ご主人様に一礼した。
  1. 2009/12/24(木) 21:02:04|
  2. 地下室のシスター
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地下室のシスター(2)

「地下室のシスター」の二回目です。

切る位置の関係で今日はちょっと短めなんですが、楽しんでいただければと思います。

それではどうぞ。


2、
「えっ?」
何かが私に触れた気がした。
私はすぐに目を開けて辺りを見回す。
もちろんそこには誰もいない。
静かな礼拝堂があるだけだ。
気のせい?
でも、確かに私は何かに触れられたような気がしたのだ。

「あ・・・」
なんだろう・・・
いい匂い・・・
私はどこかからか漂ってきた香りに気が付いた。
なんだろう?
何の匂いなんだろう?
不思議に思っていると、なんだか頭がぼんやりしてくる。
あれ・・・?
どうしたのかな?
さっきの地震のショックか何かかしら・・・
私はよくわからないままに立ち上がる。
あれ?
私何をしていたのだろう・・・
何をしようとしていたのだろう・・・
わからない・・・
思い出せないわ・・・

私はふらふらと歩き出す。
匂いが私の躰に染みとおり、私の躰を引いていく。
なんだかわからないけど悪い気分じゃない。
むしろふわふわしていい気持ち。
このままどこかへ飛んでいってしまいそう・・・

私は礼拝堂を出ると、事務室を通って台所へ行く。
そして脇にある扉を開けて階段を下りていく。
あれ?
鍵を掛けたんじゃなかったかしら・・・
わからない・・・
思い出せない・・・

朝だというのに石造りの階段は薄暗い。
こんなに頭がぼうっとしているのに、躰はしっかりと階段を踏みしめている。
変だ・・・
でも、何が変なのかよくわからない。
ただ、いい香りが私を引き寄せるだけ。

階段を下りた先は食料庫。
でも、私の行き先はそこではない。
食料庫の脇にある崩れた壁。
その先には闇が広がっている。
これは何?
壁の向こうには何があったの?

私は引き寄せられるように崩れた壁を通り抜ける。
そこは闇。
何も見えず何も聞こえない。
ただ漆黒の闇があるだけだ。
私はその闇の中を歩いていく。
どこへ行くのかわからない。
どうして歩いているのかもわからない。
ただ、私はこの闇に包まれているのが心地よかった。

躰がふわふわする。
歩いているのか立ち止まっているのかも、もうわからない。
周りは闇。
目を閉じているのか開いているのかもわからない。

「はい・・・私はメイリア。シスターメイリアと申します」
私の口が言葉を発する。
なぜそんなことを言うのだろう?
誰に答えているのだろう?
「はい・・・普段はシスターアネットとともにこの修道院の管理をしております」
「はい・・・ここは修道院です。女神オリアナ様にお仕えする修道女たちが暮らすことになります」
なぜかわからないのに次々と答えていく私。
「はい・・・わかりました」
私はウィンプルをはずし、尼僧服を脱いでいく。
なぜだろう?
なぜ私は服を脱いでいるのかしら?
よくわからない。
でも私は服を脱いでいく。
首から提げていたホーリーシンボルをはずし、下着さえも脱ぎ捨てて、靴と靴下だけの姿になる。
恥ずかしいような誇らしいような気分が沸き、私はその場で立っていた。

「あ・・・」
躰がビクッと震える。
まるで誰かにそっと抱きしめられたかのよう・・・
首筋に何かが触れ、柔らかいものが躰を撫でていく。
「ああ・・・」
両胸がまるで愛撫するかのように柔らかくこねられ、乳首を軽くつままれる。
全身に電流が走ったかのように私の躰がビクンと跳ねる。
「あ・・・ん・・・」
私のあそこからはじんわりと愛液がにじみはじめ、叢の上からもやさしい愛撫がなされていく。
何が・・・何がどうなっているのだろう?
何も見えない暗闇で、私は誰かに優しく愛撫されている。
それはとても恐怖な出来事であるはずなのに、私は気持ちよく感じていた。
私はただ我を忘れて、愛撫される快楽に身を任せていたのだった。

                       ******

「シスターメイリア! シスターメイリアってば! 起きなさい、シスターメイリア!」
「う・・・」
意識がじょじょにはっきりしてくる。
耳元で叫んでいるシスターアネットの声も聞こえてくる。
「あ・・・れ?」
私は目を開けて周りを見た。
「シスターメイリア、よかった、気が付いた?」
心配そうに私を覗き込んでいるシスターアネット。
いつも元気な彼女の表情が曇っていた。
「シスターアネット? ここは?」
気が付くと私は事務室の床で寝ていた。
いったいどうしてこんなところで?

「もう・・・びっくりさせないでよ。あたしが村から戻ってきたら、シスターメイリアが事務室で倒れているんだもん。最初は死んじゃったのかと思ったわ」
胸をなでおろすシスターアネット。
どうやらかなり心配させてしまったらしい。
「ごめんなさい。私もどうしてこんなことになっているのか・・・」
「こっちが聞きたいわ。どうしたのかって駆け寄ったら、すうすうって気持ちよさそうに寝ているんだもん。驚かせないでよね」
私が目を覚ましたことでホッとしたのか、シスターアネットはほっぺたを膨らませて怒っている。
「ご、ごめんなさい」
私は素直に謝ったものの、私自身がどうしてこんなところにいるのかわかってないのだ。
確かシスターアネットが出て行ってから、礼拝堂の片付けをしようと思って・・・
それからどうしたのかしら・・・

「まあ、このところいろいろと働き詰めだったもんね。それにさっきの地震もあったし・・・そのショックもあったのかも。はい、これ飲んで」
そう言ってシスターアネットがマグカップを差し出してくる。
「薬草を煎じたやつ。あったまるよ」
「ありがとう」
私はマグカップを受け取ると、椅子に座りなおして一口飲む。
蜂蜜を加えてあるのか飲みやすい。
躰の芯から温まるわぁ。

「そういえば裏の薬草園も雑草だらけになっちゃっているけど、いくつか使えるのもあるから、きちんと面倒見れば問題ないみたいよ」
「そうなんだ。私は薬草はあまり詳しくないから・・・」
「その代わり、家事一般が得意でしょ。助かるよー」
シスターアネットが微笑んでいる。
茶色の瞳がくりくりとして美しい。

「村は心配ないよ。怪我した人とかもいなかったし、家がつぶれたりとかもなかった。なんかあんまり揺れなかったらしいよ」
すぐにシスターアネットは事務室の片付けを始めていく。
「あ、私が・・・」
「いいっていいって。少し休んでて」
私が立ち上がるのを手で制してくるシスターアネット。
そんなに疲れているわけではない私は、なんだか申し訳ない気持ちになってしまう。
「ありがとう。台所は私がやるからいいわ。・・・入らないでね」
ふと口調が強くなる。
そう・・・
入って欲しくない。
台所はともかくあそこは選ばれた者のみが入れる場所。
今はまだシスターアネットを入れるわけにはいかないの・・・

                      ******

冷んやりした空気。
周りは闇。
何もない空間に私は裸で立っている。
ここはどこ?
何でこんなところにいるのかしら・・・
ふとそう思う。
そうだわ・・・
ここは地下。
台所脇から入った地下室だわ。
でもどうして?
どうして私はここに?
なんだかよくわからない。
夜のお勤めを終えて寝ていたはずなのに・・・
ふかふかのベッドで寝ていたはずなのに・・・

「はい・・・」
何かが私に命令する。
上を向いて口を開けろと命令する。
私は素直に上を向いて口を開けた。
すぐに何かが流し込まれてくる。
「ぷあ・・・ゲフ」
ドロッとした液体。
私はどうしようもなくごくりと飲み込んでしまう。
なんだかよくわからない。
いったい何がどうなっているのだろう。
でも変だ。
躰が熱くなる。
なんだか火照って気持ちがいい。

「はい」
私は命じられるままにひざまずく。
目の前に突き出される黒々とした太いヘビの頭。
ううん・・・
ヘビじゃない。
ヘビの頭のようだけど違う。
とてもグロテスクな肉の棒。
昔見たお父さんのおチンチンみたい。
でも、あれはこんなに大きくはなかったし、下を向いていたわ。
目の前のこれはピンと鎌首をもたげている。
うふ・・・
何か私に語りかけてきているみたい。
じっと私の方を見つめているようだわ。

私は肉棒にそっとやさしくキスをした。
なぜだかとても愛しく感じる。
私の全てを捧げたくなるわ。

「はい」
私は命じられるままに肉棒に舌を這わせる。
えらの張った頭の部分や先っぽ、筋の浮いた太い本体に丁寧に舌を這わせ、その味を味わっていく。
ぴくぴくと小刻みに震える肉棒。
私はおもむろにそれを咥え込み、舌で愛撫するように舐っていく。
気が付くと私は頭を振り、喉の奥まで肉棒を咥えていた。
口いっぱいにその味が広がり、私の胸に幸せな気分が満ちてくる。
今までこんな幸せを感じたことはなかった。
まるでお母さんのおっぱいをしゃぶっているよう。
私は夢中になって肉棒をしゃぶるのだった。

「ング・・・」
喉の奥に放出されるドロッとした液体。
私は少しむせながらも飲み込んでいく。
お腹の中に広がっていく暖かい感じ。
なんだかとっても気持ちがいい。
私は吸い取るようにして肉棒から液体を飲み込むと、口の周りを舌なめずりした。
  1. 2009/12/23(水) 21:03:47|
  2. 地下室のシスター
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地下室のシスター(1)

今日は早めの更新です。

今日から四日連続で一本SSを投下させていただきます。
昨年のような二週間連続とはいきませんが、年末の楽しみとしてお読みいただけるとうれしいです。

タイトルは「地下室のシスター」
それではどうぞ。


1、
「ふう・・・ようやく着いたね」
「ええ、ここが私たちの新しい家になるわけね」
私は隣でいっしょに建物を見上げているシスターアネットにそう言った。

私たちの前には古びた小さな修道院が建っている。
小さいと言ってもそれは都などの大きな修道院を知っているからのこと。
このような辺境の一修道院では、こんなものかもしれない。

「とりあえず村の者たちに言って、入り口を封鎖していた板だけははがしておいたよ。中のほうは埃だらけだけど、そっちも掃除させようか?」
修道院の敷地の入り口に止まっている馬車からおじさんが声をかけてくる。
ザウフ村からこの修道院まで乗せてきてもらったのだ。
見ると私たちが修道院を見上げている間に、荷物を馬車から降ろしてくれている。

「あ、大丈夫です。後は私たちがやりますから」
「ええ、おじさんもどうもありがとうございました」
私とシスターアネットはすぐに馬車のところに戻って荷物を受け取った。
とりあえずまだ日は高いのだし、寝る場所さえ確保できればあとは何とでもなるわ。

「そうかい? それにしても若い娘さんだけ二人よこすとは、修道院ってのは人手不足なのかねぇ?」
トランクを降ろしてくれたおじさんがそう言ったので、思わず私はシスターアネットと顔を見合わせた。
「そんなこと無いんですよ、おじさん」
「私たちはまだ修行中の身ですから、この放置された修道院を再び使えるようにして、皆様のお役に立つようにするのが修行なんです」
そう、私たちはまだ女神様に仕えるには未熟な修行中の身。
シスターアネットと二人でこの修道院を綺麗にしなくては。

「でも、まあ、これで病気や怪我の時にはお世話になることができるな。ありがたいことだ」
おじさんはそう言って修道院のてっぺんに飾られているホーリーシンボルを仰ぎ見る。
女神様の代理物とも言うべきホーリーシンボルは、修道院の象徴でもある。
この修道院がなぜ今まで放置されてきたのかわからないけど、少しでもこのあたりの人々に女神様のすばらしさを広めていけるといいな。
私はそう思い、荷物を持って修道院の入り口に向かった。

                     ******

「ゴホッ・・・ひどい埃・・・」
扉を開けて修道院の中に入ったシスターアネットが思わず咳き込む。
口に布を当てていても咳き込んでしまうほどの埃の群れ。
いったいいつから掃除されていないのかしら・・・

おじさんと別れたあと、私たちは早速修道院の掃除に取り掛かった。
とはいえ、一日で全部ができるはずも無い。
まずは礼拝堂と私たちが暮らすことになる住居部分。
ここを重点に行なって、それからおいおい全体を綺麗にしていくつもり。

女神オリアナ様の像が設えてある祭壇を、まずは丁寧に埃を払って清めていく。
こんなになるまで放って置かれたなんて信じられない。
一度災害があったとかで近くの村が放棄され、それで修道院も閉じられたらしいけど。
いったい何があったのだろう・・・
「ねえ、シスターアネット、ここってどうしてこんなに放置されていたのかしら」
私は隣で祭壇の埃を払っているシスターアネットに訊いてみた。
「ん? 知らないよー」
あまりにもあっさりした返事に私は苦笑する。
彼女はいつもこう。
さばさばしたものにこだわらない性格で、とても気持ちがいい。
だからこそ私には欠かせない友人なのだ。

「はふー・・・つかれたぁ・・・」
尼僧服が汚れるのもかまわずにどっかりと腰を下ろすシスターアネット。
茶色の髪がウィンプルの下で汗に濡れている。
無理もない。
もう日暮れ。
礼拝堂を適当に切り上げ、自分たちの部屋の掃除を終えた時点で、今日はこれまでと決めていた。
それがようやくひと段落着いたのだ。

「お疲れ様、今お茶淹れるわね」
私も疲れていたけど、なんだかシスターアネットのいかにもへたばりましたという顔を見ていたら、お茶ぐらい淹れてあげようという気になってしまう。
「ありがとー。うれしいよぉ、シスターメイリア」
「はいはい」
お茶ぐらいで眼をキラキラと輝かせて私に祈りを捧げるシスターアネットをあとに、私はトランクからお茶の道具を出してキッチンで湯を沸かす。
幸い、裏の井戸は生きているようで、美味しい水が味わえた。

「あら?」
台所の脇に南京錠がかけられた扉がある。
今日はばたばたしていて、まだ修道院の中をしっかり確認していなかったから、こんなところに扉があるとは知らなかった。
多分事務室の机にあった鍵束の中のどれかで開くと思うから、あとで落ち着いた頃に調べてみよう。
私はそう思って、沸いたお湯でお茶を淹れ、シスターアネットの元へと戻って行った。

お茶を飲みながら台所の脇の扉のことを話したところ、またしてもキランと眼を輝かせるシスターアネットに私は苦笑する。
彼女のこういう子供っぽいところが私はなんだか好きなのだ。
放置された修道院の中でさらに鍵のかかった部屋があるとなれば、見に行かないわけにはいかないのがシスターアネットという人の性。
お茶もそこそこに彼女は事務室に飛び込んで行き、鍵束を持ってきた。

「いい、開けるよ?」
鍵束と言っても五本ほどしか付いてないので、南京錠の鍵はすぐに見つかった。
南京錠と掛け金をはずし、ドアノブをグッと握ってシスターアネットは私にそう言う。
「どうぞ」
私もなんだか妙に緊張する。
開けてはいけないものを開けてしまうようなそんな気持ち。
どうせ何があるというわけでも無いとは思うけどね。

ぎぎっと言う音を立てて扉が開く。
しばらく放置されていたせいで開き渋っているのだ。
あとで油を差しておかないとならないかも。

「えっ?」
「あら・・・」
私とシスターアネットが同時に声を出す。
扉を開けた先には小部屋ではなく下に下りる階段があったのだ。
まるで闇の中に吸い込まれていきそうな感じで階段の先は暗くなっている。
このまま下りていくことはできなさそうだわ。

「ちょっと待って」
私は部屋を照らしていた燭台を取り、火が消えないように覆いをつける。
これで簡易カンテラとなり、少々の風なら大丈夫だろう。
「はい」
私は燭台をシスターアネットに手渡した。
どうせ下まで見に行かないことには彼女の気持ちは収まらないでしょうしね。

シスターアネットは私から燭台を受け取ると、ゆっくりと階段を下りはじめる。
石造りのしっかりした階段で、地下室があるのは間違いない。
多分台所の隣にあるのだから、食料か何かの保存庫だと思うけど・・・

階段は途中で折り返していて、ちょうど台所の真下に下りるようになっていた。
突き当りには木で作られた頑丈な扉があり、そこには鍵は付いていない。
シスターアネットが扉を開けて中を照らすと、そこは箍(たが)と木の板にばらされた樽や、もの入れに使われたであろう木箱などが置かれていて、まさに何かを収めておく貯蔵庫のような部屋だったことがわかった。

「なんだ・・・食料庫か」
シスターアネットがちょっと残念そうに肩を落とす。
「うふふ・・・何があると思ったの?」
「こう、なんかさ、放置された修道院の鍵のかかった地下室なんだもん。何か隠された秘密みたいなのがありそうかなって思ったのよ」
「うふふ・・・それは何かの物語の読みすぎよ」
がっかりした表情のシスターアネットに私はそう言った。
「そうだよねー。実際に何かあるわけなんか無いもんね。さ、上に戻ろう。そろそろ夕食の準備しなくちゃ」
そう言って部屋を出たシスターアネットの足が止まる。
「どうしたの?」
「えっ? いや、何かちょっと変だなって思ったの」
「変? 何が?」
私はシスターアネットの視線の先をうかがった。

そこは食料庫の扉と階段との間にある狭い空間。
その脇の壁にシスターアネットは目を向けていた。
「いや、なんとなくなんだけど、もう一つ扉があってもいいような気がしてさ・・・」
「もう一つの扉?」
言われてみれば、階段を下りたところに空間があり、脇にも少し行けるようになっている。
食料庫の扉とは別に、その先にも扉があってもおかしくは無いかも。

「まあ、なんかそんな気がしただけ。石でしっかり組まれているからそんなわけないよね」
「そうね・・・そうだと思うわ」
そう言って階段を上がっていくシスターアネットのあとを私もついていく。
なんだか妙にそこに扉が無いことが気になりながら・・・

                      ******

それから数日。
私とシスターアネットは午前中は修道院の清掃に充て、午後からは交代でザウフ村に出かけ、村人たちとの交流に時間を費やした。
なにせしばらく修道院がなかった村だもの。
村人たちには女神様のすばらしさを早くわかっていただかねば。
私たちはそう思って日々お勤めに勤しんでいた。

「おはようございます女神様。今日も一日皆が無事に過ごせますように・・・」
私は朝のお祈りを女神様に捧げる。
今日もまた忙しい一日が待っている。
ノルさんのお宅はもうすぐお孫さんが生まれるし、チャガさんの家は娘さんが風邪をひいて寝込んでいた。
今日は何か薬草を煎じて持っていってあげよう・・・
私がそんなことを考えているときだった・・・

突然の振動。
遅れて礼拝堂に入ってきたシスターアネットが、思わず床に座り込む。
「地、地震だわ」
私もあまりの揺れに躰が振り回されてしまう。
ゴーッという恐ろしいような音が鳴り、修道院全体が揺さぶられる。
祭壇の上の燭台は倒れ、蝋燭の火が消える。
近くの布に燃え移らなかったのは幸いだけど、私もシスターアネットもただただどうすることもできずに床に這い蹲るだけだった。
ぐらぐらと揺れる修道院。
みしみしとあちこちがきしんでいる。
今にも修道院全体が崩れそうな気がして、私は生きた心地がしない。
女神様、どうか私たちをお守りください。
私は床に伏せながら、目をつぶって女神様に祈るしかできなかった。

やがて揺れが収まってくる。
がたがたと床を踊っていた燭台も動かなくなり、躰も振り回されなくなってくる。
「お、終わった・・・?」
私はゆっくり目を開ける。
まだ躰が揺れている感じがする。
地鳴りは消え、ぱらぱらと落ちてきていた天井の埃も落ちてこなくなった。
「だ、大丈夫? シスターメイリア」
自分も尼僧服姿で四つんばいになっているのに、私のことを心配してくれるシスターアネット。
なんだかうれしい。
「私は大丈夫。シスターアネットは?」
私はようやく立ち上がって尼僧服の埃を払う。
黒に近い紺色の尼僧服が白くなっちゃっているわ。
ひざががくがくして立っているのがやっとだけど、とりあえずは無事みたい。
「あ、あたしも大丈夫。でも、まだ立てないよ」
ぺたんと尻餅をついたような格好で座り込むシスターアネット。
彼女の尼僧服も頭からかぶっているウィンプルも真っ白だわ。

私はシスターアネットの手を取って立たせてあげる。
すると彼女の温かい手を握ったら、不意に恐怖が蘇り、私はぼろぼろと涙が止まらなくなってしまった。
「シスターメイリア?」
最初は驚いた表情のシスターアネットだったが、すぐに彼女は私を抱きしめてくれた。
「大丈夫。もう大丈夫だから。泣かないで」
「うん・・・うん・・・わかってる。大丈夫だから。ただ涙が止まらなくて・・・」
「わかるよ。怖かったもんね。大きな地震だったね」
まるで赤子をあやすように抱いて頭を撫でてくれたシスターアネット。
私は彼女の心遣いに感謝した。

「もう、大丈夫。ありがとうシスターアネット」
私はそう言ってゆっくりと放してもらう。
「ううん、あたしも怖かったもん。気にしなくていいよ。でも、シスターメイリアの泣き顔は可愛かったね」
私は一瞬にして顔から火が出るような気がした。
「ななななな、なんてことを」
私は思わず顔を覆ってしまう。
は、恥ずかしいよぉ。
「あはは、冗談、冗談だよ」
そう言ってひらひらと手を振るシスターアネット。
明るく笑う彼女に私も苦笑する。
彼女の明るさはいつも私を助けてくれているんだなぁと思う。

「ところで、村の人たちは大丈夫だったかな」
不意に表情を引き締めるシスターアネット。
こういうときの彼女はとても凛々しい。
「大きな地震でしたから気がかりですわね」
私も村の様子が気にかかる。
修道院は幸い大きな被害はなかった様子。
礼拝堂も壁にひびなど入ってはいない。
天井から埃が落ちてきたぐらいだけど、これは掃除をすればすむこと。
それよりも村人たちが怪我などしていないといいけど・・・

「村の様子を見に行ってきたほうがいいよね」
「ええ、私が見に行ってきます」
私はすぐに村へ向かうべく支度しようとする。
「ああ、いいからいいから。シスターメイリアはここにいて。村へはあたしが行ってくるから」
出かけようとする私を制して、シスターアネットが支度を始める。
「あ、それなら私も一緒に・・・」
「ううん、シスターメイリアにはここにいて欲しいの。入れ替わりに怪我をした村人たちが来ちゃうかもしれないし、ここを空にするわけにはいかないでしょ?」
「それはそうだけど・・・」
「それにもっと重要なことがあるの」
「もっと重要なこと?」
私はシスターアネットが言う重要なことが気になった。

「ここの後片付けを押し付けたいの」
シスターアネットがにっこりと微笑む。
私は一瞬あっけに取られ、思わず吹き出してしまった。
確かに修道院の後片付けをしなくちゃならない。
せっかく綺麗にしたばかりだというのに、また埃が巻き散らかってしまったのだ。
きっと掃除があまり好きではないシスターアネットはうんざりしちゃったのだろう。
「わかったわ、シスターアネット。気をつけて行ってきてね」
「うん。シスターメイリアも片付けるときに壊れ物とかには気をつけて」
そう言ってシスターアネットは傷薬などの入ったカバンを持って出て行った。

「ふう・・・さて、お片付けしますか」
シスターアネットを見送った私は、散らかってしまった礼拝堂に向き直る。
立てられていた燭台や飾られていた花などが散乱してしまっている。
「やれやれ。でも建物が無事でよかったわ。女神様、ありがとうございます」
私は祭壇に向かってひざまずき、両手を組んで目をつぶりお祈りをした。
  1. 2009/12/22(火) 20:21:08|
  2. 地下室のシスター
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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