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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

その裏では・・・

先週10月10日は1010(せんとお)で(特撮)戦闘員の日というご紹介をいたしまして、「JK女戦闘員06号」というSSも一本投下いたしましたのですが、有志の方がその後の一週間を「戦闘員の日週間」ということで、いろいろな作品をネットで発表なさっていらっしゃいました。

ということで、私も「戦闘員の日週間」の締めくくりとしまして、女戦闘員ネタSSを今日も一本投下したいと思います。
タイトルは「その裏では・・・」です。
実はこの作品は上記の「JK女戦闘員06号」と対になる作品でして、作中に登場した母親が主人公です。
お楽しみいただけましたら幸いです。

それではどうぞ。


その裏では・・・

「ふう・・・」
やっと朝のバタバタが終わったわ。
夫も愛香(あいか)も会社や学校に出かけ、とにかくひと段落。
やれやれだわぁ・・・
私はとりあえずコーヒーを淹れて一息つく。
それにしても今朝は焦ったわぁ。
目を覚ましたら7時近かったんですもの。
いつもの時間に目覚ましをかけていたのに、知らない間に止めてしまっていたみたい。
でも、久しぶりにぐっすり眠った気がするわ。
こんなにぐっすりと眠ったのは何年ぶりかしらっていうぐらいだわ。
最近は歳のせいか眠りが浅くなった気がしていたものねぇ。

さてと・・・
もう少ししたら私も出かけなくちゃ。
今日は久しぶりに遠藤(えんどう)先輩とお昼を食べるの。
卒業以来だから何年ぶりかしら。
先日の電話では全く声が変わらなくって懐かしかったぁ。
あのころは部活でしごかれ、結構怖い先輩だったけど、それ以外では優しいし凛々しくてみんなに好かれていた先輩だったのよね。
最近になって当時の女子体操部員たちと久しぶりに会いたいってことで、一人づつと会っているらしく、今回が私の番なんだって。
晶子(あきこ)も先日先輩と会ってきたって言ってたし、会うのが楽しみだわ。
愛香も最近反抗期で、さっぱり私とは話をしてくれなくなっちゃったけど、女子体操部に入って頑張っているというのは、何か母娘のつながりみたいなのを感じるわ。
やっぱり血なのかしらね・・・

いけない。
もうこんな時間だわ。
早く支度しなくちゃ。
私はコーヒーを飲み終えると、いろいろと身支度を整え、待ち合わせに遅れないように家を出た。

                   ******

「ふふふ・・・」
私は鍵を開けて中に入る。
なんだか数時間しか経っていないはずなのに、世界が全く違って見えるわ。
ここはもう我が家ではなく、かりそめの家。
朝、家を出る時までいた私はもういない。
「ふふふふ・・・」
自然と笑いがこみあげてくる。
こんなところを安らげる場所として暮らしていた自分がバカみたい。

私はそのまま玄関から上がろうとして苦笑する。
いけないいけない。
家の中ではブーツは脱がないと。
私はサイドジッパーを下ろし、黒革のブーツを脱ぐ。
網タイツに包まれた脚が直接床を踏む。
出かけるときに穿いていたストッキングとは違い、穿いているだけで誇らしい気持ちになる網タイツ。
女戦闘員にはふさわしい装いよね。
見た目とは裏腹に防御力もそれなりにあるらしいし、何より男の目を惹いて油断させる効果もあるとか。
私の脚に男たちの目が釘付けになって油断するのが楽しみだわ。
まずはあの男で試してみようかしら。
ふふふふふ・・・

私はいつものようにリビングへと入っていく。
ここも出かける前とは何も変化がないはずなのに違って見える。
ううん、変化したのは私の方。
くだらない主婦だった私はもういない。
今の私は・・・
ふふふふふ・・・

私は自分の部屋に入り、上着とスカートを脱ぐ。
姿見に映る私の姿。
そこには出かけるときに着ていったガードルもショーツもない。
あるのは黒レオタードと網タイツ、そして組織の紋章のバックルの付いたベルト。
これが生まれ変わった私の姿。
ふふふふふ・・・
私はもう以前の私じゃないわ。
私は女戦闘員。
女戦闘員15号よ。
ふふふふふふ・・・

黒いレオタードの胸には赤いバッタの模様。
私がバッタ男様直属の女戦闘員である証。
遠藤先輩・・・ううん、女戦闘員09号の話だと、この地区にはほかにも怪人様が配備されているので、その方に属する戦闘員がいるかもしれないとのこと。
でも、めったにかち合ったりしないそうだし、お互いの直属怪人様の指示に従えばいいだけらしい。
まあ、私たちのように選ばれた存在になれる人間などそういるはずもないわ。

そう、私は選ばれた。
なんていう幸運。
あの時遠藤先輩、いえ、女戦闘員09号からの電話を断っていたりしたら・・・
私が体形維持のために今でも努力を欠かさないようにしていなかったら・・・
私も晶子のように選ばれなかったかもしれない。
ふふふふふ・・・
バカな晶子。
こんな素晴らしい組織の一員になれるチャンスだったのに・・・
所詮は下等な人間の一人にすぎなかったってことだわ。
あんな女を友人と思っていた自分にも苛立ってしまう。
もし次に会ったら・・・
ふふふふふ・・・

それにしても、09号の前では醜態をさらしてしまったわ。
私をこんな素晴らしい躰にしてくれるという申し出だったのに、何も知らずに抵抗したりして・・・
あとでちゃんとお礼の言葉を言ったけど、本当に彼女には心から感謝だわ。
そして何より、私を直属の女戦闘員にしてくださったバッタ男様にも・・・

09号に連れて行ってもらったお店は組織のアジトの一つだったのよね。
こじんまりして雰囲気のいいお店と思ったけど、怪しまれずに拠点を設けるにはかえってオープンなほうが人目を引かないものなのね。
これが町中に怪しい空き家とか廃工場があったりしたら人目を引いてしまうものね。

だから私も何の疑いもせずにそのお店に入り、その時点ではまだ単なる先輩と思っていた09号とおしゃべりをして美味しい食事もいただいたわ。
お互いの近況を話したり、ほかの後輩はどうしているかなど話題は尽きず、時間はあっという間に過ぎていった。
それでそろそろお別れしようと思ったころ、先輩のところにウェイトレスさんが来て、何事か耳打ちしたの。
すると、先輩は笑みを浮かべ、私に向かっておめでとうって言ったのよね。
その時は何のことかわからなかったんだけど、私が組織の女戦闘員として選ばれたからおめでとうって言ってくれたのよね。

先輩は私の目の前でいきなり服を脱ぐと、黒いレオタードを着た姿を現した。
私がいきなりのことで驚いていると、店のウェイトレスさんたちも一斉に服を脱いで黒レオタード姿になる。
あとで教えてもらったけど、私たちのほかに客がいなかったのは、私が女戦闘員に選ばれた場合、その場で処置を行う予定だったかららしい。
でも、そんなことはあの時点では知らなかったから、私は突然のことにどうしていいかわからなかった。

先輩は、黒いレオタード姿を見せつけるようにして、自分が組織の女戦闘員であることを宣言したわ。
そして、あなたも女戦闘員になるのよと私に向かって言ったの。
私はもうなんだか恐ろしくなって、急いで店から出ようとしたの。
でも、入り口には先輩と同じ黒いレオタード姿の女性たちがいて出るに出られなく、さらに奥からは緑色の躰をしたバッタ男様が姿を現したわ。
ええ、今の私には崇拝しお仕えするご主人様であるバッタ男様。
でも、あの時の私にはまだそれがわかっていなかったのよね。
だから私は思わずそのお姿に悲鳴を上げちゃったの。
全く取り乱しちゃってバカみたい。

私は両方の腕を押さえつけられ、バッタ男様の前に連れて行かれたわ。
そして、バッタ男様自らが、私の首筋に戦闘員化の薬液を注射してくださった。
それは私の躰を強化し、組織のすばらしさを教えてくれたの。
私は組織の女戦闘員に生まれ変わったのよ。
最高の気分だったわ。

そのあと私はバッタ男様や09号からいろいろと教えていただき、組織の女戦闘員として活動するよう命じられたの。
その一つとして、一般人のふりをしてこれまでの生活を続けるよう命じられ、こうして今かりそめの家に戻ってきたというわけ。
うふふふふ・・・
早く任務のご命令が来ないかしら・・・
その時はこの睡眠薬で夫である男と娘を眠らせて・・・
うふふふふ・・・

                   ******

深夜、私はそっとベッドを抜け出す。
まあ、薬が効いているから、ちょっとやそっとでは起きないだろうけど・・・
うふふふふ・・・
ぐっすり寝ているわ。
ホント間抜けな顔。
こんな男を以前の私は愛していたなんてバカみたい。
愛などというのはたわごと。
この世界は力がすべて。
偉大なる首領様が力で持って支配する。
そのためにお手伝いをするのが私たち女戦闘員の使命。
さて、早く出かけなければ・・・
バッタ男様をお待たせしてしまうわ。

私はアイマスクを付けるなど身支度を整えて部屋を出る。
娘もぐっすり寝ているはず。
玄関でブーツを履いて・・・
えっ?
玄関に誰かいる?
誰?

私は玄関の明かりを点ける。
いきなり相手は太ももの鞘から短剣を抜いて襲ってくる。
くっ!
私も鞘から短剣を抜いて応戦・・・
えっ?
「えっ?」
私が驚くと同時に、相手も驚いて私を見る。
「女戦闘員?」
「あなたも?」
相手が引き下がって短剣を鞘にしまう。
黒いレオタードを着て、アイマスクをした女。
胸にはバラの紋章が付いている。
毒バラ女様の紋章だわ。

私も短剣をしまい、胸の紋章を見せつける。
「へー、バッタ男様の配下なんだ。ママ・・・なんでしょ?」
毒バラ女様の配下の女戦闘員がマスクを取る。
「愛香・・・あなたも女戦闘員なの?」
「この姿の時はそんな名前で呼ぶのはやめてくれない。私は毒バラ女様直属の女戦闘員06号」
フフッと笑みを浮かべる愛香。
なるほど・・・あなたも選ばれたというわけなの。
あの男の種にしては上出来ね。
てっきり選ばれることなどないって思っていたわ。

「私はバッタ男様直属の女戦闘員15号よ」
私は自己紹介する。
番号はそれぞれの怪人様にお仕えした順番なので、番号が重なることも当然ある。
「ママも選ばれていたなんてね・・・これから任務?」
「ええ、そうよ。バッタ男様と」
「もしかして薬、使った?」
「ええ、まさかあなたも女戦闘員だなんて思わなかったから」
そう、寝る前のホットミルクに睡眠薬を混ぜて飲ませたのだ。
「あーらら、私も飲ませたから、パパは大変ね。二人分の睡眠薬で明日起きられるかしら?」
私たち女戦闘員は怪しまれないために相手と同じものを飲むこともあるので、体内で睡眠薬を分解できるようになっている。
だから私も毒バラ女様の06号も眠らずに済んだというわけ。
「効きすぎて死ぬようならそれもそれよ。どうせあの男は組織の役には立たないわ」
「それもそうね。まあ、私たちは女戦闘員同士。これからはお互いの干渉はしないということでどう?」
「ええ、いいわ」
私は06号の提案にうなずく。
どのみちバッタ男様と毒バラ女様では任務の性質も違うだろう。
このかりそめの家でせいぜい母娘のふりをすればいいわ。

「では、行きましょうか、毒バラ女様配下の06号さん」
「ええ、行きましょうか、バッタ男様配下の15号さん」
私は玄関の電気を消すと、二人で家を出てそれぞれの怪人様の元へと向かう。
私たち女戦闘員の夜はこれからなのだ。

END

  1. 2017/10/18(水) 20:57:16|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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JK女戦闘員06号

今日10月10日は、なんでも一年で最も「○○の日」という記念日が多い日なんだそうですね。
ざっと上げるだけでも、「目の愛護デー」「マグロの日」「缶詰の日」「貯金箱の日」「トマトの日」などなど。

そして「10月10日」の1010を、千十(せんとお)と読むことで「銭湯の日」でもあるとのこと。
ならば、私たち特撮作品の戦闘員好きには、「10月10日は戦闘員の日」で決まりではないですか!! ヽ(´▽`)ノ
実は昨年、ツイッターとかでそんな話をして、「10月10日は戦闘員の日」だよねっていう話から始まったもので、たぶん今年で二回目かと。
なので、一応言い出しっぺとしてもSSを一つ上げないとなりませんよねー。

ということで、超短編SSを一本投下します。
タイトルは「JK女戦闘員06号」です。
楽しんでいただけましたら幸いです。
それではどうぞ。


JK女戦闘員06号

「ただいまぁ」
私は以前と同じようにかりそめの家に帰る。
先日までここは私にとっての我が家であったが、今の私にはもう関係のない場所だ。
任務の一環として以前と同じように過ごすよう命じられているから、そのようにしているに過ぎない。

「お帰りなさい。今日は早かったのね」
私が玄関で靴を脱いでいると、中年女性が奥から出てきて話しかけてくる。
私の母親だった女性だ。
今でも相応の美しさを保っており、以前の私にとっては自慢の母親だったものの、今となっては下等な人間の一人にすぎない。
この女が生きていられるのも、余計なことをして目立つようなことにならないように命じられているからにすぎない。
所詮は組織に不要な人間の一人。
いずれ私たちの社会になれば、よくて奴隷かさもなければ処分されるだけの存在なのだ。

「今日は部活がなかったから」
私は以前と同じようにそっけなく言うと、そのまま母の横を通って自分の部屋に向かう。
以前の私は反抗期だったからか、この母にそっけない態度を取っていたので、その通りにふるまうのだ。
もちろん今の私なら、愛想よくしろと命じられれば、いくらでも愛想をよくすることもできるけどね。

「そう・・・ご飯ができたら呼ぶわね」
「はーい」
なんだか少し寂しそうな声の母を無視するように去る。
感情に支配される下等な生物の証拠だわ。

私は自分の部屋に入るとドアを閉め、ホッと息を吐く。
あの女が私がいるときにこの部屋に入ってくることはほとんどない。
学校へ行っている間に掃除に入っているかもしれないが、床に掃除機をかける程度のようだし、まあ、許容範囲だろう。
もし隠しているものに気付かれたら・・・
その時はその時だわ。

私はベッドのわきにある姿見の前に立ち、そっと制服の胸のあたりを開く。
紺色の制服の下から、真っ黒なレオタードの胸元が見え、それだけで私はゾクゾクとした快感を感じてしまう。
まるで女子高生という皮の下に、女戦闘員という自分を隠しているような感覚。
そしてその秘密をちょっとだけ開放するかのような背徳感。
しかもその胸元には、赤いバラの紋章が付いている。
黒地の上に毒々しい赤いバラ。
見ているだけで誇らしくなるようで、とても気持ちがいい。

私は上着を脱いでスカートも足もとに落とす。
黒いレオタードを着こんだ私の姿が姿見に映る。
腰には組織のドクロの紋章の付いたベルト。
それは本当の私の姿。
組織の女戦闘員の姿に他ならない。
そう・・・
これこそが今の私の本当の姿なの。
私は女戦闘員06号。
なんてすばらしいのかしら・・・

「キキーッ!」
私は右手を上げて組織への服従の声をあげる。
もちろん大きな声だとあの女に気付かれるかもしれないので、小さな声でだ。
それでも、この服従の声と忠誠のポーズは、私に深い快感を与えてくれる。
気持ちいい・・・
いつでも、いつまでもこの声とポーズをおこないたい。
組織が支配する社会になれば・・・
そうなれば私はいつでもこの姿でいることができるのだ。
そのためなら私は何でもするわ。
私の口元に笑みが浮かぶ。
今の私の姿を見れば、台所にいるあの女はなんというかしらね。

あれは先週のことだった。
私たち女子体操部は、次の競技会を目指していつも通り部活で練習していた。
体調不良で二日ほど休んでいた顧問の穎原(のぎはら)先生のことは心配だったけど、その日は姿を見せていたので、私たちは安堵したものだった。

練習が終わった後、外も暗くなってきたあたりで、私たちは先生にロッカールームに集められた。
競技会に向けての訓示でもあるのかと思ったけど、そうではなかった。
私たちをロッカールームに押し込め、入り口に陣取った先生は、以前の先生ではなかったのだ。
先生は組織の手によって生まれ変わり、毒のトゲを全身に生やした毒バラ女様になっていた。
今でこそ毒バラ女様に従う女戦闘員となった私にとっては、毒バラ女様はとても美しいお姿に思えるのだけど、その時の私たちはそのお姿を恐怖に感じていた。
悲鳴を上げるみんなを前に、毒バラ女様はこれよりお前たちに特殊な薬液を注入し、女戦闘員にしてやると宣言された。
恐怖におびえる私たちは逃げ出したかったものの、入り口には毒バラ女様になった先生が立ちはだかっており、ロッカールームということで、窓も明り取り程度のものしかなく、逃げ出すことはできなかった。

毒バラ女様は、まず部長の尾野田(おのだ)先輩をそのトゲの付いた鞭を使って引き寄せた。
尾野田先輩は当然必死で暴れたけど、毒バラ女様に勝てるはずもなく、そのまま抱きかかえられるように捕まってしまう。
そして毒バラ女様が取り出した注射器から、どす黒い液体が首筋に注入されて行った。
今ならあの注射液が私たちを女戦闘員として強化するための強化薬であり、組織のすばらしさを教えてくれる教化薬でもあることをわかっているけど、あの時はまだそのことを知らなかった私たちは、先輩がどうなってしまうのか恐ろしくて震えながら見ているだけだったわ。

注射を受けた先輩はぐったりとその場に崩れ落ち、躰をぴくぴくと痙攣させていた。
その時は苦しそうに見えたけど、実は違ったのよね。
あの薬液を注入されると、自分の躰が強化されていく快感でもうたまらなくなるの。
今の私にはもう必要のない薬液だけど、できればあの快感はもう一度味わいたいぐらい。

やがて尾野田先輩はゆっくりと立ち上がると、黒いアイシャドウを引いたような素敵な目元になっていた。
強化薬の作用の一つらしいけど、おかげで今の私もアイシャドウを引いたような目をしているわ。
黒いレオタードと相まってとても素敵。

尾野田先輩は立ち上がると、すぐに毒バラ女様に忠誠を誓ったわ。
ううん、もうあの時には尾野田先輩ではなく女戦闘員01号になっていたのよね。
でも私たちはまだわかっていなかったから、それがどんなに素晴らしい事なのか知らずにおびえるだけだったの。
私たちはおろかにも必死になって逃げようとしたけど、女戦闘員01号に生まれ変わった尾野田先輩が毒バラ女様の命令で副部長の仁田(にた)先輩を捕らえ、毒バラ女様ご自身も沖野(おきの)先輩を捕らえたの。
そこからはもう私たち全員が生まれ変わるまでにそう時間はかからなかったわ。
女戦闘員となった先輩たちが私や詩乃(しの)ちゃんを捕らえ、毒バラ女様のところへ連れて行かれたの。
女戦闘員02号となった仁田先輩も私を捕らえ、こう言ったわ。
「キキーッ! あなたも毒バラ女様の注射で女戦闘員に生まれ変わるのよ」
今ならその言葉がどれほど喜ばしいものかがわかるけど、あの時はただ恐怖だけしかなく、必死にもがいたわ。
女戦闘員に普通の人間がかなうはずなのにね。
ホント、あの時の私ったらバカみたい。
そして私は注射を受け、全身を包む快感とともに偉大なる組織の一員となったの。
もう、とてつもない喜びを感じたわ。
ああん・・・
その時のことを思い出しただけでとても幸せ・・・

うふふ・・・
それから私たちは全員で偉大なる組織と毒バラ女様に忠誠を誓ったの。
そして毒バラ女様から女戦闘員の証であるこのレオタードとベルト、ブーツに手袋、アイマスクと短剣をいただいたわ。
ブーツや手袋などは怪しまれるといけないから、部活用のバッグに入れてあるけど、ご命令があり次第それらを身に着けて組織のために活動するの。
私たちは女戦闘員。
組織のためなら何でもするわ。
「キキーッ!」
私はもう一度鏡に向かって服従の声と忠誠のポーズをおこなった。

                    ******

「おはよー」
「おはよー」
今日もまやかしの日常が始まるわ。
昨日はあの後いつものように夕食を食べ、怪しまれないために勉強しているふりをしていたら、毒バラ女様からのLINEが入って、任務に出かけることになったの。
だから両親に睡眠薬入りのお茶を飲ませ、ぐっすり眠ったところで家を出たわ。
普段私がお茶なんか淹れないのに、二人とも嬉しそうに飲んじゃってバカみたい。
私がアイマスクやブーツなどを身に着け、身支度を整えて出かけたことも知らずに眠っていたわ。

任務を終えた時にはもう朝が近かったから、家に戻ってもほとんど寝ていないけど、強化された躰にはまったく問題はない。
もともと私たちの活動は夜が多いのだから当然のこと。
まあ、学校でのことなど私たちにとってはどうでもいい事なので、たいして消耗もしないしね。

「おはよう、愛香(あいか)ちゃん」
「おはよう、詩乃ちゃん」
私に朝の挨拶をしてくる詩乃ちゃん。
私の親友と言ってもいい子で、とってもかわいい子だから、クラスでも人気がある。
黒いアイシャドウがとても素敵。
「うふふ・・・」
「うふふ・・・」
私たちは周囲をうかがいつつ、お互いに制服の胸元を開いて中に黒レオタードを着ていることを示し、その胸のバラの紋章を確認し合う。
これは私たちが毒バラ女様直属の女戦闘員である証。
詩乃ちゃんなんて呼んでいるけど、彼女の本当の姿は女戦闘員07号。
本当はお互いにナンバーで呼び合いたいけど、学校では以前の名前を使えという毒バラ女様の命令だから仕方がない。
昨晩は二人で警備員たちを始末したのは楽しかったなぁ・・・
もっともっと殺したいわ。
おそらく07号もそう思っているはず。
私たちは組織の女戦闘員なのだから。

「さあ、行きましょ。次の任務が楽しみね」
「ええ、そうね」
私たちは制服を元通りにすると、何食わぬ顔をして教室の中に入っていった。

END

  1. 2017/10/10(火) 20:52:50|
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ペンライト催眠

ブログ開設12周年記念SS週間も今日が6日目。
昨日に引き続き短編SSを一本投下いたします。

タイトルは「ペンライト催眠」です。
まあ、これでもかってぐらいにありふれたストーリーですけど、お楽しみいただければ幸いです。

それではどうぞ。


ペンライト催眠

「あなたねぇ・・・こんなところに呼び出して何のつもり? そもそもあなただと知っていたら来なかったわよ!」
制服姿で腕組みをしてこちらをにらみつけてくる学級委員長。
メガネの奥の冷たい目がぞくぞくするほどたまらない。
なんとか偽の手紙で校舎裏に来てもらったけど、やはり呼び出したのがボクだと知って猛烈に怒っている。
まあ、クラスで嫌われているボクだからしょうがないね。
でも、今からこいつをボクの言いなりにするんだ。
ボクはポケットからペンライトを取り出した。

「ちょっと、聞いてるの? って、なによそれ?」
ボクが取り出したペンライトに目をやる委員長。
いいよー。
もうすでにボクの術中にはまったね。

「はあ? 催眠をかける? あんたバカじゃないの? 催眠なんてお笑い芸の一つでしょ? あんなのかかったふりしてるに決まってるじゃない!」
彼女はボクのいうことを頭から信じてない。
でもね、もう君はボクの支配下に納まったんだよ。

「はあ? 上着を脱げですって? もしかして催眠にかかったとでも思ってるの? 残念でした。私はもうさっきから上着を脱ぐことに決めていたの。催眠なんかかかってないに決まってるでしょ!」
そう言いながらも上着を脱ぎ捨てる委員長。
いいねぇ。

「ふふん、残念でした。上着を脱いだらスカートも脱ぐのは当たり前じゃない。上着を脱ぐって決めていたんだから、スカートも当然脱ぐわよ。どう? これでも私が催眠術にかかっているとでも?」
委員長はボクが命じたとおりにさっさとスカートも脱いでしまう。
腰に手を当てて怒っているけど、立ち去ろうともしないし、今の格好を変だとも思ってないようだ。
校則通りにタイツを穿く女子が少ない中、さすがに委員長だからなのか彼女は黒タイツを穿いている。
穿いているパンツがうっすら見えるのがエロいなぁ。

「ふふん、何バカなこと言ってるの? 上着もスカートも脱いだらエロいポーズをとるなんて当たり前でしょ? やっぱりあんたおかしいんじゃない?」
そう言いながら脚を前後させ胸を強調するように両手で挟み込む彼女。
うんうん。
完全にかかったね。

「何? あんたまだ私に催眠がかかっているとでも言うわけ? そんなものにはかかってません。見ればわかるでしょ?」
そう言いながら、さらに着ているものを脱いでいく委員長。
タイツを脱ぎ、ブラもパンツも脱いで裸になってしまう。
今が暖かくなってきた時期でよかったね。

「ふっふーん! これでもまだ私が催眠にかかっているとでも? ご主人様」
「えっ? ご主人様をご主人様って呼ぶのは当然じゃない。あなたは私のご主人様なんだから」
「えっ? 新しい制服? 当然着るわ。私は委員長なんだから、率先して新しいことに取り組まなくちゃ」
ボクが差し出した紙袋を受け取り、中身を身に着けていく彼女。
くふふ・・・
バニーガールのコスチュームを新しい制服だなんて。
どこかの風俗店ですかね?

「ふう。着たわ。へぇ・・・網タイツが脚をきれいに見せるし、お尻にはウサギの尻尾が付いてかわいいし、腰を締め付けるコルセットはスタイル維持にいいわね。これっていい制服じゃない?」
思った通りだ。
バニーガールのコスチュームを着た委員長はとても似合っている。
これを見られただけでも、彼女を催眠にかけた甲斐があったというものだ。
頭に付けたうさ耳カチューシャもかわいいよ。

「え? もちろんよ。このまま授業に出るわよ。制服なんだから当然でしょ? おかしなこと言うご主人様ね」
にこやかにほほ笑む委員長。
さっきまでの怒りはどこかへ消えたらしい。
それどころか、ボクのことをご主人様と呼び始める。
うんうん。
こうでなくちゃ。

「さ、行きましょ。ご主人様」
ボクの腕に自分の腕を絡めてくる委員長。
本当にこの格好のまま授業を受けるつもりらしい。
まあ、委員長がこの格好をしててもおかしくないっていう催眠をクラスにかければいいだけなんだけどね・・・
ボクはそのまま委員長とクラスへ向かった。

                   ******

「えっ? 質問? いいわよ。何でも聞いて」
放課後、ボクは数学の先生を呼び止める。
今年から教師になったばかりの先生で、まだ初々しさが残っている。
生徒に話しかけられるのがうれしいのか、目を輝かせてボクに話しに食いついてきた。

「えっ? そのペンライトを? ええ、見たわよ。それが何か?」
「えっ? 人気のないところで? そうね、じゃ、数学準備室に行こうか。たぶん大崎先生は職員室にいるだろうから」
そう言ってすたすたと数学準備室に向かっていく先生。
まあいいか。
もし大崎先生がいても、ペンライトで部屋から出てってもらえばいいし。
それにしても先生スタイルいいよなぁ。
こうしてタイトスカートのスーツ姿だと後姿がとてもいい。
人気も高いんだよな。
まあ、今日からみんなのビッチになってもらうけど。

「うん、大丈夫。大崎先生は職員室みたい。さ、入って入って」
数学準備室は幸い誰もいなかった。
さて、じゃ、始めるとしますか。

「それで? 質問って何? えっ? どうしてスーツを着ているのかって? 女性教師はいやらしい下着姿で授業をするべきじゃないかって? 言われてみればそうよねぇ・・・」
首をかしげながら自分の服装を見下ろす先生。
「そうよねぇ。こんな格好じゃ生徒たちに悪いわよねぇ」
そう言いながらスーツを脱ぎ始める。
くふふふ・・・
いい効き目だ。

「今日は油断してババシャツなのよねぇ。明日はちゃんといやらしい下着姿で来るわね」
確かに今日の先生は色気のない補正下着だ。
でもまあ、これはこれで。
「ええ、もちろん。黒がいいかしらね? 脚はガーターストッキング? OKOK。任せて」
うんうんと言いながらメモを取っていく先生。
明日が楽しみだね。

「えっ? もちろんよ。生徒に数学もセックスも楽しんでもらわないと。思いっきり誘惑しちゃうわよぉ」
「ええ、ガンガンセックスしてもらうわよ。それが教師の務めですもの。私の躰は生徒たちのものなの」
「中出し? もちろんOKよ。妊娠したらみんなに妊娠の勉強をさせられるしね」
「それだけ? OK。それじゃ先生は仕事があるから。バイバイ」
ボクは下着姿のままの先生を残して数学準備室を出る。
あははは・・・
大崎先生が目を回すんじゃないかな。
まあ、そろそろ全校集会でも開いて、全員にペンライトを見てもらうとしようか。
あはははは・・・

                   ******

「おはようございます。ご主人様」
「おはようございます。ご主人様」
バニーガール姿でぼくを出迎える委員長ともう一人。
完全に僕のメス奴隷となった二人は、常にバニーガール姿でぼくに付き従う。
さっそく朝のチンポしゃぶりをやってもらうけど、クラスの誰もそれがおかしいことだとは思わない。
むしろ女子たちは二人をうらやましそうに見て、ごくりと喉を鳴らす子もいる。
もちろんボクが始めると同時に適当な彼のところへ行っておしゃぶりを始める子もいるし、いつかは自分もとばかりに張り型をしゃぶって練習する子もいる。

男子はというと、女子にしゃぶってもらう者もいれば、授業が始まるのを待っているものもいる。
なんといっても今日の一時間目は数学だ。
先生が下着姿でおしゃぶりやセックスをしてくれる楽しい授業が待っている。
ほかにもめぼしい女性教師にはみんな催眠をかけ、下着姿のセックス授業が当たり前になっている。
だから男性教師の授業やおばさん教師の授業は人気がない。
まあ、来年にはもっと若い女性教師を増やすよう校長には言っておいたけどね。

それにしてもこのペンライトはなんてすばらしいものなんだ。
こんなものを拾ってしまうなんてボクは最高にツイていた。
いずれは持ち主が現れるかもしれないが、その時まではたっぷりと楽しませてもらおう。

「ご主人様、今日はどちらのオマンコで?」
バニーガール姿で腰を振る二人。
ボクのかわいいウサギたちだ。
「今日は委員長だな」
「うれしいです、ご主人様ぁ」
「ああん・・・それじゃ私は放課後お願いしますぅ」
二人が対照的な表情をする。
くふふふ・・・
ボクの一日はまだ始まったばかりだった・・・

END


いかがでしたでしょうか?
明日も短編SSを一本投下する予定です。
明日のはある方の作品に非常に影響を受けた作品です。
お楽しみにお待ちいただければと思います。

それではまた。
  1. 2017/07/22(土) 20:35:44|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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俺が首領様のメスになった日

もうあむぁい様のサイト「あむぁいおかし製作所」様でお読みになった方も多いとは思いますが、このたび、「あむぁいおかし製作所」様のイラスト企画に参加させていただき、つっきー様の魅力的なイラストにSSを付けさせていただきました。

そこで、こちらでもそのSSを掲載したいと思います。
タイトルは「俺が首領様のメスになった日」です。
お楽しみいただければと思います。

「あむぁいおかし製作所」様 http://okashi.blog6.fc2.com/
イラスト つっきー様 https://www.pixiv.net/member.php?id=9450522
DCRPziDW0AEwIBx.jpg


俺が首領様のメスになった日

「堀内(ほりうち)君、ちょっと来てくれたまえ」
ん?
博士が俺を呼んでいる?
「あ、はい。何ですか、博士?」
「いいから、ちょっと来てくれたまえ」
待機室の入り口で手招きしている博士。
いいのかな?
俺待機中なんだけど・・・

「行ってこいよ、ひろと」
読んでいた雑誌から顔をあげるあきら。
さっさと行って済ませてこいっていう表情だ。
やれやれ・・・
俺は飲みかけのコーヒーを置いて待機室を後にした。

「で、何の用なんです、博士?」
俺が連れてこられたのは奥にある研究室。
ここは俺たち『セイバーズ』でもめったに来ることはないエリアだ。
日々俺たちの強化のための研究が行われているとは聞いているが・・・
「うむ・・・それなんだが・・・」
なんだか歯切れの悪い博士だな。
いったいどうしたというんだろう・・・
いつも俺たちの指揮を執る博士とはちょっと違う・・・

結局博士はその後を続けぬままに奥に入っていく。
俺は仕方なくそのあとに続いていく。
何だというんだ、いったい?

「な?」
俺は言葉を失った。
研究室の台の上に寝かされていたのは、俺たちが先日苦労して倒したはずのクモ型女怪人アラクネではないか!
ボンデージ風のコスチュームにガータータイプの網タイツを身に着け、顔には額から目のあたりにかけてクモを模したアイマスクを着けている。
見た目的にはコスプレをしただけの女のようだが、腕から自在にクモ糸を出し、それを使って俺たちを攻撃してくる強敵だったのだ。
だが、先日の戦いで俺たちセイバーズはやっとのことで彼女を倒し、その身を捕獲したのだったが、まさかここに彼女がいるとは・・・

「博士・・・これはアラクネでは?」
「そうだ。デスバグーの女怪人アラクネだ」
博士がメガネの位置を直す。
「いったい?」
「うむ・・・私が本部に提案してな。彼女を使って奴らを内部から崩壊させることに決定したのだ」
「内部からの崩壊?」
どういうことだろう?
「彼女を脱走させ、デスバグーのアジトに帰す。おそらく奴らは彼女を迎え入れるだろう。そうなれば奴らの内部情報を得ることができ、うまくいけば内部からやつらを崩壊させることができると私は考えたのだ」
博士の説明の俺は耳を疑った。
この女を脱走させるだって?
俺たちがどんなに苦労して彼女を倒したのか知らないはずはないだろう・・・
「博士! この女を解放したって、俺たちに協力すると思いますか!」
「うむ。そのことなんだが・・・君を呼んだのはそのことなんだ・・・」
「え?」
どういうことだ?

                   ******

「うーん・・・」
なんだ?
妙に甲高い声だ・・・
それになんだか・・・
俺はゆっくり目を開ける。
ここは・・・どこだ?
天井には手術室のような無影灯。
俺は手術を受けたのか?
いったい?

俺はゆっくり体を起こす。
かかっていたシーツが開け・・・
「な、なんだこれは!」
俺は女のような甲高い声をあげていた。
いや、声だけじゃない。
俺の胸には・・・
俺の胸には・・・
豊満な二つのおわん型のおっぱいが付いていたのだ!

「な・・・ななな・・・」
待て、落ち着け・・・
確か俺は・・・
アラクネを・・・
そうだ!
思い出した!
アラクネの体を使って成りすますことに・・・
いや・・・
えっ?
変装してとかじゃ・・・
なかったのか?

「おお、気が付いたかね堀内君? いや、クモ女アラクネ」
部屋に入ってくる博士。
「博士・・・これはいったい?」
俺は自分の体を改めて見る。
二つのおっぱいがたわわに実り・・・
おっぱいってこんなに重さを感じるものなのか?
それに滑らかな肌。
白くて細い腕。
男の体と全然違う・・・
って、おい!
俺は女になってしまったのか?

「博士!」
俺は甲高い声で博士に詰め寄る。
「これはどういうことなんだ!」
「だから、言ったではないか。アラクネの体を使ってアラクネに成りすまし、デスバグーのアジトに潜入しスパイ活動をしてもらうと」
「俺がやるんだったんですか? てっきり誰か女性隊員が変装してとか・・・イエローの千早(ちはや)だっているでしょうに」
「千早君やほかの女性隊員ではどうにも波長が合わなかったのだよ。物は試しと君で検査をしたら、ぴったり一致したのでね。悪いが当面はアラクネとして活動してもらいたい」
「そんな・・・」
何が当面はだ・・・
何がアラクネとしてだ・・・
俺に女として過ごせっていうのか?

「そ、そうだ! 体! 俺の体は?」
「心配はいらん。ほれ、あそこに」
博士が指さす先には、俺の体が透明なカプセルに入っていた。
「生きて・・・いるのか?」
「当然だ。だが、このまま意識が切り離されたままだと、いずれ限界が来るだろう。一週間・・・一週間で任務を果たしてほしい」
「一週間以上かかったら?」
俺は思わず博士の襟首をつかむ。
でも、いつものように力が入らない。
女の体ってこんなにやわなのか?
「その場合は、元の体に戻せなくなる可能性がある。いや、あくまで可能性だ。だが、確実を期すためにも一週間で敵情を探り、できれば内部から崩壊させてほしい。アラクネは女怪人とはいえ、首領に近い存在のはず。首領の暗殺も可能かもしれんぞ」
なんてこった・・・
まさかそんな任務を俺がやる羽目になろうとは・・・

そう言えば・・・
「博士。一つ聞きたいんだが、アラクネの意識はどうなったんだ? 俺の体の中なのか?」
「いいや。それは考えなくていい」
博士が首を振る。
俺はそれだけで理解した。
アラクネは死んだんだ・・・
いや、消えてしまったというべきか・・・
何だろう・・・
俺は妙に悲しくなった。

「ところで・・・いつまでも裸では都合が悪いだろう。服を着たらどうかな?」
博士がそういって横を向く。
裸?
俺は自分の体を見下ろして・・・
「ば、ばかーーーーーー!」
大きな声をあげていた。

                   ******

「こんなもの・・・かな?」
俺は戸惑いながらも、何とかアラクネの衣装を身に着けていた。
こいつ・・・
こんな柔らかな体をしているくせに、出るところは出て、くびれるところはくびれている。
鏡に映してみるだけで、惚れ惚れするようないい体だ。
こんなにいい女がなぜデスバグーの一員なんかに・・・

そして衣装も体つきを強調するようなエロティックなもの。
黒革でできたようなボンデージスーツに皮手袋。
太ももまでの網タイツにロングブーツ。
こんなヒールの高い靴なんて大丈夫なのかと思ったけど、体のほうが覚えているのか、何の問題もなく立っていられる。
柔らかなサラサラの紫色の髪。
きっと手入れをしっかりしていたんだろうなぁ。
お化粧は俺にはさっぱりわからないけど、この顔を貶めるようなことはしたくないから、ちゃんと化粧の勉強もした方がいいのかなぁ。
そう言えば、いつも俺たちの前に現れるときはこのクモの形をしたアイマスクを着けていたけど、アジトでも着けたままなのかなぁ?
まあ、こうなったからにはやるしかないけど・・・

そう言えば、博士が気になることを言っていたな・・・
“オシオキ”がどうとか・・・
アラクネは眠らされていた時にうわごとのようにオシオキが・・・とかオシオキを・・・とか言っていたらしい。
そのたびに脳波が興奮状態になっていたらしいから、結構やばいのではないかと。
まあ、“オシオキ”って言えば“お仕置き”のことだろうけど、拷問でもされていたのだろうか?
この体からはうかがえないけど・・・
まあ、少々の拷問ぐらいで音を上げるような俺じゃないとは思うけどな。

俺はクモを模したアイマスクをつけてみる。
途端に俺の体に力がみなぎってくる。
なるほど。
俺たちのセイバーズスーツと同じように、着用することで肉体を強化してくれるというわけか。
なかなかいい感じだ。
これは結構いけるかも・・・

俺は手袋に付いている突起に意識を集中する。
すると突起からはすぐにクモ糸が飛び出して、壁に張り付いた。
なるほど。
やはり思った通りだ。
セイバーズスーツとこの衣装は根っこのところは同じなのかもしれない。
さてと・・・

                   ******

背後でサイレンの音と怒号が飛び交っている。
とりあえずここまでは順調。
博士に言われたが、本気で逃げなくてはデスバグーの連中にアラクネが脱走してきたとは思ってもらえないだろう。
だから、このことを知っているのはごく少数。
セイバーズチームと博士と本部上層部ぐらいなものだろう。
現場の警備員なんかは全く知らされていないから、本気で俺を追ってくる。
それを何とか逃げ切らなくてはならない。
それにしても体が軽い。
女の体ってこうも軽いものなのか?
いや、一部重たい気もするが・・・
どうにも違和感がぬぐえない。
なんで俺、女の体になっているんだよ。
勘弁してくれよ。

俺はクモ糸を使ってビルからビルへと飛び移る。
どこかの特撮映画に出てきたやつみたいだ。
もっとも、デスバグーにしろセイバーズにしろ、特撮と言われたらそのものだけどな。
さて、脱走したはいいけど・・・
デスバグーのアジトってどこなんだ?
どうやって行けばいいんだ?

『アラクネよ・・・』
ひやぁっ!
一つのビルの屋上に降り立った俺は、突然呼びかけられたことに驚いた。
「誰だ? じゃなかった、えーと・・・誰?」
いけないいけない。
俺は男じゃなく女だった。
女らしい言葉づかいをしなきゃ・・・

『アラクネよ・・・』
また声が聞こえる。
周囲には誰もいない。
夜の闇だ。
ビル街なので下の方は明るいが・・・

『アラクネよ、返事をせよ・・・』
「は、はい」
そうか・・・
このマスクだ。
このマスクから声がするんだ。
だから誰もいないんだ。

『アラクネよ・・・どうやらうまく脱出したようだな・・・』
「え、ええ。あのようなところ、抜け出すのは難しいことではありませんでした・・・わ」
うわぁ・・・
なんだか自分で言っててむず痒い感じだ。
女言葉なんて苦手だよ。

『では、しばしそこにいるがいい・・・今迎えを送った・・・』
「ありがとうございます」
やれやれ。
どうやらアジトに連れて行ってもらえそうだ。
ところで・・・
この話しかけてきているのは何者?
もしかして、デスバグーの首領か?
「あのぉ・・・」
俺は恐る恐る話しかける。
『なんだ・・・』
「もしかして、首領様・・・ですか?」
『我が声を忘れたか? アラクネよ・・・』
「い、いえ、とんでもありません。どうもやつらに捕らえられたときに故障か何かしたようで、いつものお声とは違って聞こえたものですから」
やばいやばい・・・やっぱり首領だ。
俺は必死に弁解する。
ここで怪しまれたら元も子もない。
なんとかアジトに潜り込まなくては。
『そうか・・・では戻ったらマスクのチェックを行うがいい・・・』
「ハッ。かしこまりました」
ふう・・・
何とかうまくいきそうな・・・

このビルの屋上に通じるドアが開き、二人の人影が現れる。
黒覆面に帽子にコート姿。
間違いない。
デスバグーの戦闘員たちだ。
一人一人の戦闘力はそれほどでもないが、集団でかかってくるためになかなか厄介な連中。
もちろん警察程度で対処できる相手じゃない。

「アラクネ様、お迎えに参りました」
「どうぞこちらへ」
恭しく俺に一礼する二人。
ふふん・・・
なんだか気分がいいな。
「ご苦労様」
俺はそういって二人の後に続く。
どうやら怪しまれてはいないらしい。

俺は二人とともにこのビルの地下駐車場に降りてくる。
時間も時間だからか、エレベーターで一般人に会わなかったのはよかった。
もし会っていたら、俺はともかくこの二人がその人を殺してしまっていただろうから・・・
デスバグーというのはそのくらい残虐な組織なのだ。

俺はごく普通の乗用車に乗せられ、駐車場を出る。
二人の戦闘員も無言だし、俺も無言。
下手に何か言って怪しまれたらまずいしな。
ただでさえ女言葉なんてとっさには出てこないのに。

どこに向かっているのだろう?
どうやら尾行を警戒してか、何度も進路を変えている。
乗っている俺にもどこを走っているのかわからなくなってきたぞ。
まあ、とにかく今はアジトに潜り込むことが先決だが・・・

気が付くと、車はどこかの立体駐車場に入っていた。
そしてそのままエレベーターで降りていく。
ここがアジトの入り口なのか?
そこから車はさらに地下通路を走り、どこかの地下空間で止まった。

「アラクネ様、どうぞ」
戦闘員がドアを開けてくれる。
「ありがとう」
俺は礼を言って車を降りる。
目の前には重々しい扉。
すでにもう一人の戦闘員がドアを開けてくれている。
なんだよ・・・
レディファーストって気持ちいいじゃないか・・・

そのまま廊下を進んでいくと、人影が見えた。
「ヒィーッ!」
奇声をあげて敬礼してくれたのは驚いたことに黒覆面のメイドさんじゃないか。
デスバグーの女戦闘員というものなのか?
今まで見かけなかったのは、アジト内だけでしか行動しないのかもしれない。
「ご、ご苦労様」
なんと言っていいのかわからず、俺はとりあえずそう言った。
「アラクネ様。首領様がお呼びです。どうぞこちらへ」
「は、はい」
うわぁ・・・
アジトに来た早々に首領と対面か・・・
大丈夫かな・・・
いや、これは逆にチャンスだ。
場合によれば、首領と一対一で会えるかもしれない。
もし可能なら首領を・・・

                   ******

重々しい扉が開く。
メイドさん女戦闘員がどうぞとばかりに手で中を指し示す。
どうやら俺一人で入れということか。
もしかしてこんなに早くチャンスが?
いや、待て、焦ってはだめだ。
落ち着け。

俺はブーツのヒールをカツカツと鳴らして部屋に入る。
部屋は少し薄暗く、左右に石造りの円柱が立っている。
何か神殿を模したような感じだ。
奥に一段高いところがあり、そこには玉座のようなものが設えられていて、そこに三角頭巾をかぶった人物が座っていた。
どうやらあれがデスバグーの首領ということか・・・
いずれその頭巾をはぎ取って、中の顔を拝んでやる。

俺は玉座の前まで進むと、恭しくひざを折る。
これでいいのかな・・・
いつもアラクネがどんなふうに首領と対面しているのかがわからないから、怪しまれないか不安だ。
ええい、ままよ。

「戻ったようだな、アラクネよ」
重々しい声。
マスクから聞こえてきた声だ。
やはり首領の声というだけに威厳を感じる。
「ハッ。不覚にも敵であるセイバーズに捕らえられてしまいましたが、隙を見て脱出してまいりました。ご心配をおかけして申し訳ございません」
俺は心から詫びるように一礼する。
くそっ、なんで俺が敵の首領に頭を下げなくちゃならないんだ・・・

「よい。無事で戻ってきたことうれしく思うぞ。これからも我が命に従い、忠誠を尽くせ」
「ハッ、もちろんです。どうかこのアラクネに何なりとご命令を」
「クックック・・・では早速お前の忠誠心を見せてもらうとしよう」
「ハッ」
俺が返事をすると、ごとっという音がして、ブーツが落ちてきた。
なんだ?
首領の履いていたものか?
「もってこい」
「は、はい」
俺は恭しく両手でブーツを持ち、恐る恐る石段を上がって首領の下へ行く。
やべぇ・・・
俺、デスバグーの首領とこんな近くにいるよ。

俺がブーツを差し出そうとすると、ローブの中からぬっと足が差し出される。
えっ?
裸足?
裸足でブーツを履いていたのかな?
もしかして俺に履かせろと?

「どうした・・・いつもなら喜んで舐めるものではないのか?」
「はいぃ?」
どうすべきか戸惑っていた俺に、首領がとんでもないことを言ってくる。
舐める?
何を?
もしかしてこの足を?
俺が?
首領の足を?
舐めるぅ?

「あ、首、首領様の足を・・・でしょうか?」
「そうだ。いつもなら首領様の足を舐めさせていただけるなんて光栄ですと言って、喜んで舐めているではないか」
違うという言葉を期待した俺の希望はあっさりと打ち砕かれる。
喜んで舐めている?
アラクネめ・・・
そんなことをしていたのかよ・・・

「どうした? お前まさか奴らに・・・」
「い、いえ、うれしすぎて思わず確認してしまったのです。本当に首領様の足をお舐めしてよろしいのでしょうか? 敵に捕らわれてしまった私が・・・」
「よいと言っている」
やばい・・・
今疑われるわけにはいかない。
やるしかないのか?
ひぃー・・・

俺は首領の足元にひざまずくと、恐る恐る足のつま先に顔を近づける。
蒸れたような臭いが俺の鼻を突いてくる。
うう・・・
なんで俺がこんなことをしなきゃ・・・
なんだかドキドキする。
こんな事初めてだよ。
足を舐めるなんて・・・

俺は目をつぶって覚悟を決め、思い切って首領の足先を口に入れる。
おえー!
強烈な吐き気を感じるが、必死に抑えて、足指に舌を這わせる。
塩味のような苦みのような・・・
なんとも言えないまずさだ・・・
うう・・・
どうしてこんな・・・

ひぎっ!
突然俺の頭に激痛が走る。
首領が俺の髪をつかんで引っ張ったのだ。
「アラクネよ、マスクを着けたままとは何事だ」
「あっ、も、申し訳ありません」
俺は髪をつかまれたまま慌ててマスクを外す。
途端にスーツの力が薄れ、首領の強烈な威圧感を感じてしまう。
うそ・・・
なんだ・・・
怖い・・・
バグスターの首領ってこんなに恐ろしい存在だったのか・・・

「ふん・・・相変わらずお前のおびえる表情はいい」
「あ、ありがとうございます」
素直にそう言えてしまう。
逆らえない。
このお方には逆らえない・・・
どうしたらいいんだ・・・

「足はもういい。次はこっちを頼む」
首領が俺の髪を離し、ローブの前を開ける。
「えっ?」
ズボンの前が開けられ、そこから屹立するモノが覗いている。
あれが・・・首領のおちんちんなのか・・・
大きい・・・
俺もそれなりとは思っていたけど・・・

「どうした? お前の大好きなものだろう? しゃぶれ」
「あ・・・は、はい。ありがとうございます」
俺はもう抵抗する気もうせ、首領の両足の間に体を入れておちんちんに顔を近づける。
「ククク・・・やはりチンポが好きか? 変態マゾメスグモめ」
「そ、そんなことは・・・」
「いいからしゃぶれ!」
「は、はい」
俺は首領のおちんちんを口に含む。
太い肉棒が俺の口いっぱいに広がる。
うぐ・・・
おちんちんを咥えるなんて初めてだよ・・・

「ふん、いつもより動きが悪いな。手伝ってやろう」
首領が俺の頭を両手で鷲づかみにする。
ふごっ
いきなり頭を動かされ、おちんちんがのどの奥まで押し込まれる。
あぐっ・・・ふぐっ・・・
頭をガシガシ動かされ、俺の口の中でおちんちんが暴れてる。
た、助けて・・・
こんなの耐えられないよ・・・

うごっ!
突然口の中にねばつく液体が充満する。
精液?
首領が俺の口の中に射精したのか?
うげっ!
うげぇぇぇぇっ!
おちんちんを抜かれ、思わず俺は吐き出してしまう。
「どうした? いつもなら美味しい美味しいと味わって飲み込むではないか」
アラクネ・・・そんなことまで・・・
「も、申し訳ありません。不覚にも捕らわれていたせいか、まだ体の調子がよくなくて・・・これにて下がってもよろしいでしょうか?」
ダメだ・・・
これ以上は俺が持たないよ・・・

「うごわっ!」
突然俺は玉座から蹴り落とされる。
「な、なにを?」
俺は痛みに耐えながら、床にうずくまる。
「ふん・・・不覚にもだと? 心にもないことをほざきおって!」
ローブを整えつつゆっくりと降りてくる首領。
「そ、それはどういう?」
「四つん這いになって尻をこっちに向けろ」
「は?」
「聞こえなかったのか? 四つん這いになって尻をこっちに向けろと言ったんだ」
「は、はい」
俺はよくわからないままに命令に従う。
ダメだ・・・
逆らえない・・・

「ひぎぃっ!」
パシーンという乾いた音が響き、俺のお尻に強烈な痛みが走る。
「あぐ・・・な、なにを・・・」
どうやらお尻を平手でたたかれたらしい。
「お前が心にもないことを言うからだ」
「そ、そんなことは・・・本当に不覚で・・・申し訳ありません」
ひたすらに謝る俺。
だが二度目の痛みが俺の尻に与えられる。
「ひぐぅぅぅっ!」
「嘘をつけ!」
「う、嘘では・・・」
「いいや! お前はわかっていてセイバーズに捕まったのだ。我の撤収命令を無視してな。その意味が分かるか?」
三度目の乾いた音。
「ひぎゃぁぁぁ! わ、わかりません。私は・・・私は・・・」
確かにアラクネは撤退しようとしていたようだった。
でも、俺たちが逃がさなかったのだ。
だからアラクネは命令を無視したわけでは・・・

「黙れ! お前はこれを期待していたのだ! 我から受けるお仕置きを期待して、わざと命令を無視したのだ! 違うか!」
四度目、五度目と俺のお尻がぶたれる。
「ち、違います・・・違いますぅ・・・」
俺は必死に弁解する。
もう・・・もうやめて・・・
拷問には耐えられるつもりだったけど、まさかこんな・・・

「いいや、違わないぞ。お前はこれを期待していたのだ。そうでなければ・・・」
首領がいきなり俺のボンデージスーツの股間のクロッチを外す。
「ひやぁぁぁ!」
首領の指が俺の股間に突き入れられ、グネグネとこね回してきたのだ。
「見ろ。お前がお仕置きを期待していたのでなければ、どうしてここがこんなに濡れているのだ?」
えっ?
濡れている?
俺の・・・
俺の股間が濡れている?
そんな・・・バカな・・・

「言ってやろう。お前は気持ちがいいのだ。快感を感じているのだ。叩かれて気持ちよくなっているのだよ」
首領の声が脳に響く。
嘘だろ・・・
俺・・・
気持ちよくなってるのか?
叩かれて快感を感じているのか?
何度目かの平手打ちがお尻に当たる。
体がジンジンしびれてくる。
気持ちいい?
気持ちいい・・・
俺・・・感じているのかもしれない・・・

「だからお前は命令を無視してわざとやつらに捕まった。そうであろう?」
「は、はい・・・そうですぅ・・・」
俺は何を言ってるんだろう・・・
もう何が何だかわからない・・・
体が痛みでどうにかなりそうだ・・・
いや、どうにかなるのは頭のほうなのか?
ああ・・・
気持ちいい・・・
叩かれて気持ちいい・・・

「栄養が脳に行かずにこっちにばかり行ってるからそんなことを考えるんだ! 変態マゾメスグモめ!」
「にぎゃーーー!」
突然両胸をぎゅっと鷲づかみにされ、俺は痛みで気が遠くなる。
それと同時に頭の中が真っ白になり・・・

「ふん・・・痛みでイってしまうとは、本当にどうしようもないメスグモだ」
ぐったりと床に伸びた俺の耳に首領の声が聞こえてくる。
イってしまった?
俺はイってしまったのか?
これがイく?
俺はイってしまったんだ・・・
俺はなんだか気持ちよかった・・・

                   ******

「うう・・・ううう・・・」
ちくしょうちくしょう・・・
なんなんだよ・・・
何がどうなっているんだよ・・・
俺はいったいどうしてしまったんだよ・・・
アラクネの自室に戻った俺は、屈辱に一人ベッドの上で泣いていた。
悔しい悔しい悔しい・・・
なんなんだよなんなんだよなんなんだよ・・・
なんで女の体は痛いのが気持ちいいんだよ!
おかしいだろ!
おかしいよ!
こんなんじゃ・・・
こんなんじゃ俺はおかしくなってしまうよ・・・
アラクネは・・・女はこんな体をしているのかよ・・・
くそっくそっくそっ!
ふざけるな―!

首領にされたことが脳裏に浮かぶ。
足の指を舐めさせられ、おちんちんをしゃぶらさせられた・・・
その味と感触がよみがえってくる・・・
吐き気がするほどいやだったはずなのに・・・
喉の奥まで突っ込まれた苦しさを思うとドキドキしてくる・・・

俺はボンデージの上から自分の胸をつかんでみる。
首領に思い切り握りつぶされたように握ってみる。
「うぐっ」
猛烈な痛みが体を走り、じんじんしてくる。
なんなんだよ・・・
どうしてこんなに痛いのに体がほてってくるんだよ・・・

ボンデージの股間部分のクロッチを外し、オマンコをむき出しにする。
これが女の体・・・
首領の指がここをぐちゅぐちゅとかき混ぜて・・・
俺は自分の指を差し入れる。
ねっとりと濡れているのが指先に伝わってくる。
こんなふうにぐちゃぐちゃに・・・
俺の指がまるで首領の指のように動いていく。
「はあぁぁん」
なんだよ・・・
俺、なんて声出しているんだよ・・・
気持ちいいよ・・・
女って気持ちいいよぉ・・・

胸を握り、オマンコをいじり、おチンポをしゃぶっていることを想像し、お尻の痛みを思い出す。
ああん・・・
なんでぇ・・・
なんでこんなのがいいのぉ?
俺・・・
おかしくなっちゃう・・・
私・・・
おかしくなっちゃうよぉ・・・
ああん・・・
体がしなる。
つま先が丸まってくる。
イく・・・
イくぅ・・・
イっちゃうぅぅ・・・
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                   ******

ピピピピと電子音が鳴っている・・・
俺はいったい・・・
「はい・・・」
寝ぼけた頭で返事をする。
『アラクネ様・・・アラクネ様・・・起きてください。アラクネ様』
「な、なに?」
俺は起きて周りを見る。
え・・・と・・・
ここはどこだっけ?
俺はいったい・・・
頭がぼんやりする。
何がどうなったんだっけ?

『アラクネ様・・・アラクネ様』
そうだ・・・
ここはデスバグーのアジト。
俺はアラクネとしてここに潜入したんだったっけ。
「はい、何か用?」
俺は枕元のインターコムに返事する。
「おはようございます、アラクネ様。首領様がお呼びです」
画面に現れる黒マスクのメイドさん・・・ああ、女戦闘員だったっけ・・・
首領様がお呼び?
どきんと心臓が跳ね上がる。
行かなくちゃ・・・
早く支度していかなくちゃ。
「わかりました。すぐ行くとお伝えを」
俺はそういってインターコムを切る。

女の身支度に時間がかかるというのは本当だな。
あれから俺はシャワーを浴びて化粧を整え、ボンデージと網タイツを穿き、髪を整えてからマスクをつける。
体が覚えているせいか、思ったよりはスムーズだった。
とはいえ、この間なんだかんだとおよそ30分。
早くいかなくては。
首領様がお待ちかねだ。

俺はかつかつとブーツのヒールの音を響かせながら廊下を早足で歩いていく。
時々すれ違う戦闘員たちが敬礼してくるのが気持ちいい。
やはり幹部的女怪人なのは伊達ではない。

「お待たせいたしました。首領様」
俺は玉座の間へ入り、玉座の下でひざまずく。
「遅かったな。ま、女とはそういうものだが」
「申し訳ありません」
首領の声を聞くだけでなんだか胸が高鳴ってくる。
落ち着け。
失礼があってはいけない。

「ククク・・・少しは変化したかな?」
「ハッ? 変化ですか?」
「いや、何でもない。気にするな」
「ハッ」
首領様が気にするなと言う以上、気にしてはならない。
「お前を呼んだのはほかでもない。アラクネよ。お前に今一度チャンスをやろう」
「ハッ、ありがたきお言葉」
俺は首領様の言葉になんだかうれしくなる。
汚名を返上する機会を与えられるのだ。
ここでより一層の首領様よりの信頼を得ることができれば・・・
できれば?
できれば・・・今後活動しやすくなるということだわ。

「任務は簡単だが重要だ。我がデスバグーに有用となる機密文書が、今夜首都科学研究所に運び込まれる。お前はそれを途中で奪ってくるのだ。いいな」
「文書を? かしこまりました。命に代えましても」
「うむ。期待しているぞ、アラクネ」
「はい。首領様」
俺は深く一礼して玉座の間を出る。
機密文書を奪って来なくてはならないのか・・・
さて、どうしたらいいのか・・・

俺は配下の三人の戦闘員たちを連れ、襲撃予定地点まで車で出かける。
「それじゃやってちょうだい」
なんだか女言葉も慣れてきたな。
もっとも、今の俺はアラクネなんだから、女言葉を使うのは普通なんだけどね。
自分のことも俺じゃなく、私って言うようにした方がいいかな。
うっかりして俺はなんて言ってしまったら、怪しまれちゃうものね。
気を付けなきゃ・・・

「ごめんなさい。止めてくれる?」
俺は公衆トイレのある公園を見つけ、そのそばに車を止めさせる。
「ちょっと緊張してしまったみたい。すぐ戻るからここで待ってて」
「ヒィーッ! かしこまりました、アラクネ様」
三人の戦闘員を車に残し、俺は公衆トイレに入っていく。
そして、気付かれないようにまた外に出て、夜の公園を散歩しているカップルに狙いをつける。
悪いけど、スマホをちょっと使わせてもらわなきゃ・・・
俺は手袋の甲に付いた突起から糸を発射し、二人の顔をぐるぐる巻きにする。
いきなりのことに二人は声を出す間もなく、顔中を糸に覆われる。
うまくいった。
俺はすぐに飛び出して二人に当て身を食らわせて気絶させ、男が持っていたスマホを借り受ける。
「うふふふ・・・ざっとこんなもの」
クモ女である俺にかかれば人間などたやすいもの。
さてと・・・

「もしもし・・・アラクネだけど、大至急博士につないで・・・アラクネだってば!」
俺はセイバーズ本部に電話し、博士を呼び出してもらう。
オペレーターが何やら慌てていたようだけど、急いでほしいのだから当然だ。
『もしもし、能登川(のとがわ)だが』
「あ、博士、アラクネです。緊急事態です」
『アラクネ? おお、堀内君か。首尾はどうだ?』
あっ・・・
堀内ってそういえば俺の名だったっけ・・・
なんだか昨日からずっとアラクネって呼ばれていたから、一瞬戸惑ってしまった。

「博士、今晩首都科学研究所に機密文書が運ばれるのはご存知ですか?」
『連絡は受けている。こちらとしてもいつでも支援できるように態勢を整えているところだ』
やはり。
さすがは博士だ。
「そのことなんですが、デスバグーがその文書を狙っていて、俺が襲撃する手はずになっているんです」
『なんだって? 本当かね?』
「はい。それで大至急機密文書を取り替えてほしいのです。襲撃そのものは成功させてください」
『ふむ、なるほど。アラクネとして襲撃を成功させ、首領の信頼を得るというわけだな?』
さすがは博士、話が早い。
「はい。そうすれば首領様のそばにより一層近づけ、首領様を暗殺・・・」
俺は心臓が跳ね上がった。
首領様を暗殺?
そうだった・・・
俺は首領様をできれば暗殺しなきゃならないんだった・・・

『うむ。わかった。すぐに手配し、機密文書はクズデータと取り換えるように指示しよう。それでいいね』
「はい。お願いします。博士」
『うむ。くれぐれも気をつけてな、堀内君』
「はい」
俺は電話を切る。
これで大丈夫。
それにしても、なんだか堀内って呼ばれるのはすごい違和感を感じるなぁ。

俺はクモ糸で縛った二人にスマホを返すと、急いで車に戻る。
幸い三人が怪しんだ様子はない。
女性のトイレは長いと相場が決まっているからな。
女というものは便利で気持ちいいものだなぁ。
このままアラクネとして生きるのも悪くないかもなぁ・・・

                   ******

襲撃自体は簡単に終わった。
戦闘員たちに輸送車を妨害させ、俺のクモ糸で乗員たちを捕縛して文書を奪って終わり。
博士と打ち合わせていたとはいえ、おそらくこの短時間ではセイバーズが最速で出動したとしても間に合わなかっただろう。
セイバーズもあれでいろいろとお役所的なところがあって、すぐに出動というわけにもいかなかったりするからな。
まあ、とにかく、俺は無事に襲撃を済ませ、奪い取った文書をアジトに持ち帰ったことを首領様に報告したところだった。

「アラクネ様・・・アラクネ様」
部屋に戻ってくつろいでいると、インターコムで呼び出される。
「アラクネよ。何か用?」
なんだか女言葉も板についてきたかもしれない。
やばいかなぁ・・・
自分の体に戻ったときに大変かも・・・
「首領様がお呼びです」
「えっ? 首領様が?」
そんなことを考えていた俺は何か背筋に冷たいものを感じてしまう。
まさかもう文書が偽物とバレたんじゃ?
そう言えば、博士は“クズデータ”と入れ替えるって言っていたっけ・・・
「アラクネ様?」
「あ、はい。すぐに行きます」
俺はすぐに玉座の間へと向かった。

「お呼びでしょうか? 首領様」
玉座の前にひざまずく俺。
やはりここに来ると緊張してしまうのか、胸がドキドキしてしまう。
偉大なる首領様・・・

「うむ。アラクネよ・・・四つん這いになってこちらに尻を向けよ」
「えっ?」
それってまさか・・・
俺の心臓がより一層激しく鼓動する。
まさか・・・
オシオキ?

俺は言われたとおりに、四つん這いになって首領様に尻を向ける。
ああ・・・
ドキドキする・・・
オシオキされてしまうのかな?
ああん・・・

首領様が玉座を降りてくる気配。
そして俺の背後にやってきたのを感じた次の瞬間・・・
「ひぎぃぃぃぃぃ!」
パシーンという乾いた音がして、尻に激しい痛みを感じた俺は思わず悲鳴を上げていた。
「ひぎゃ、ひぎゃぁぁぁっ! お、お許しを・・・お許しくださいませぇ!」
二度三度とお尻を平手打ちされ、俺は情けなくも許しを請う。
拷問に耐えられるなんて嘘だった。
あれは俺が自分の体だったからだ。
女の体になった今、こんなにも俺はもろくなっていたんだ・・・

「アラクネよ! このクソメスグモめ!」
玉座の間に乾いた音が絶え間なく響く。
「お許しを・・・お許しをぉ・・・」
俺はただただ許しを請うだけ。
尻が熱くなり、体がじんじんしびれてくる。
頭がぼうっとして何も考えられなくなってくる。
俺は今何をされているんだ?
これが・・・オシオキなの?
ああん・・・

「このバカグモめ! これをよく見てみろ!」
尻への平手打ちが止まり、俺の脇に奪ってきた機密文書のファイルが放り出される。
俺は四つん這いのままで、そのファイルを手繰り寄せ、中を見て愕然とした。
「白紙?」
そんな・・・
“クズデータ”ですらない白紙?
博士はいったい何を・・・
こんなものを奪ってきたらこうなるのは目に見えているじゃないか・・・
博士は俺が首領様に処分されてもいいというのか?
あんまりだわ・・・

「バカグモ! 中身も見ずに奪ってきたのか? 偽物をつかまされる可能性は考えなかったのか?」
「ひ、ひぐぅぅぅぅ!」
股間のクロッチを外され、むき出しになったお尻を再度叩かれる。
「そ、それは・・・」
最初から偽物とわかっているから確認なんてするわけがない。
でも、まさか白紙のファイルだなんて考えもしなかった。
ひどすぎる・・・

「ん? なんだぁ? やはりお前は変態マゾのメスグモだな。叩かれて感じているんだろう?」
えっ?
叩かれて感じて?
俺が?
叩かれて感じている?
「そ、そんなはずは・・・ひぐっ」
いきなりオマンコに突っ込まれる指。
そのままぐにゅぐにゅとかき混ぜられる。
「ひあああ・・・」
「見ろ、こんなに濡れているではないか。お仕置きをされているというのに感じているんだろう?」
「ち、ちがいますぅ・・・」
俺は必死に否定する。
オシオキをされて感じているなんて・・・あり得ない・・・
体がほてっているのは痛みのせいで・・・
オマンコが濡れているのも叩かれたせいで・・・
なんだか頭がぼうっとして気持ちよくなっているのもオシオキされたせいで・・・
ああ・・・
もう何が何だかわかんないよ・・・

「はぐっ」
突然髪をつかまれマスクを剥がされる。
「まさか・・・お前はお仕置きをされたくて、わざと失敗しているのではあるまいな?」
「そ、そんなことは・・・」
髪を持ち上げられ、あまりの痛さに思わず体を浮かせていく。
「ならばお前はただの間抜けだ! 考える脳が付いている癖に仕置きでアンアン喘ぎやがって! いいかクモ女、今度しくじりやがったら、刺激で動くだけの人形にして、お前の手下どもと一緒に街に放り出してやるからな!」
「は・・・はひぃ・・・」
髪を持ち上げられ、顎をつかまれた俺は、ただそう返事するしかなかった・・・

                   ******

お尻が痛い。
体が熱い。
頭がぼうっとする。
首領様のお声が脳裏によみがえる。
お前はオシオキをされたいのだ!
お前はオシオキが好きなのだ!
お前はオシオキをされて感じている変態メスグモだ!
全部・・・
全部当たっている・・・
オシオキされたい・・・
オシオキが好き・・・
オシオキされて感じている変態メスグモなの・・・

ちくしょうちくしょうちくしょう・・・
なんなんだよなんなんだよ・・・
なんでこんなに感じちゃうんだよ・・・
アラクネの体だからなのか?
女の体だからなのか?
女の体だから気持ちよくなるのか?
女の体・・・
女の体がいい・・・
女の体でいたい・・・
このまま女でいたい・・・

股間に指を差し入れる。
熱い・・・
濡れている・・・
感じている・・・
私の体が感じている・・・

指を動かす。
「ああん・・・」
思わず声が出てしまう。
全身に走る気持ちよさ。
これが女の体。
これが女の喜び。
気持ちいい・・・
気持ちいいよぉ・・・

指が止まらない。
くちゅくちゅという水音が部屋に響く。
脳裏によみがえる首領様の指の動き。
ぐにゅぐにゅとこね回される感触。
たくましい腕の太さ・・・
重厚で威厳のあるお声・・・
三角頭巾の奥のお顔はどんな顔なのだろう・・・
お尻を叩く力強い手の平・・・
思い出すだけで体が熱くなる・・・
首領様・・・
首領様・・・
首領様・・・

首領様の足を舐めたい。
首領様のおチンポをしゃぶりたい。
首領様に叩かれたい。
首領様にオマンコをいじられたい。
首領様のお言葉に従いたい。
首領様に命令してもらいたい。
首領様のおそばでずっとお仕えしたい。
首領様にオシオキしてもらいたい。
首領様。
首領様。
首領様。
首領様首領様首領様首領様首領様首領様・・・

体がしなる。
つま先が丸くなる。
頭の中がスパークする。
ああ・・・
ああああああああ・・・
イく・・・イく・・・イっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!

                   ******

ん・・・
寝ちゃっていたのか・・・
なんだか頭がぼうっとする。
そう言えば、ここへ来てからずっと頭がぼんやりしているような気もする。
なんだろう・・・
女の体だからかしら・・・

「アラクネ様。アラクネ様」
メイド戦闘員が私を呼ぶ。
「アラクネよ。何?」
私はインターコムに返事する。
「首領様がお呼びです」
「わかったわ。すぐに行きます」
私はそういうとインターコムを切って身支度をする。
首領様の下へ行かなくちゃ・・・

「お呼びでございますか、首領様」
私は玉座の下で一礼する。
「うむ。来たか」
偉大なる首領様の重々しい声。
デスバグーの絶対神たる首領様。
そのお声を聞くだけでも私の胸は高鳴ってしまう。
「ハッ、アラクネが参りました」
私は再度頭を下げた。

「アラクネよ。お前に任務を命じる」
「ハッ、何なりと」
嬉しい。
このところ失敗続きの私だというのに、首領様はまだ私に任務を命じてくださるのだ。
なんて光栄。
今度こそ失敗は・・・
あれ?
何かが変なような・・・

「この男がわかるか?」
私の足元に一枚の写真が放り投げられる。
制服を着こんだいかつい男。
確か見たことがある・・・
確か・・・セイバーズの上層部に・・・

「この男はな、愚かにも我らデスバグーに対抗するセイバーズの上層部の一人、室田(むろた)参謀だ」
やはりそうだ。
セイバーズの直接の上司ではないが、防衛軍の参謀として作戦立案を行っている一人だ。
「アラクネよ」
「ハッ」
「今晩この男は料亭で会合を行うという情報をつかんだ」
「ハッ」
「始末せよ」
「えっ?」
私は驚いた。
この男を暗殺しろというのか?

「聞こえなかったのか? この男を始末してこい」
「ハ、ハハッ」
私は頭を下げる。
でも、何だろう・・・
心のどこかでそんなことをしてはいけないと感じている。
首領様の命令は絶対。
でも・・・
この命令は・・・

そうだ・・・
失敗すればいい・・・
暗殺に失敗すれば、私がオシオキをされるだけで済む。
ぞくっ・・・
背筋が震える。
オシオキという言葉を考えただけで、私は体が熱くなる。
そうよ・・・
失敗すればいい・・・

「アラクネよ」
「ハッ」
「失敗した場合は・・・わかっているな?」
「ハハッ」
オシオキしていただける。
首領様にオシオキしていただける。
「失敗した場合は何もなしだ」
「えっ?」
「失敗したときは何もなしだ。その代わり・・・始末してきたらたっぷりとオシオキをしてやろう」
「あ・・・」
私は体が震えた。
始末してくれば・・・
始末してくればたっぷりとオシオキが・・・
オシオキが・・・
ゾクゾクする・・・
体がオシオキを求めている・・・
首領様の命に従い、オシオキをしてもらう・・・
ああ・・・
なんて幸せなのだろう・・・

「アラクネよ。我が言葉を復唱せよ」
「あ・・・はい。失敗した場合には何もなし・・・成功したら首領様にオシオキをしていただける・・・」
「そうだ。それを忘れるな」
「はい。首領様」
私は首領様に一礼し、玉座の間を後にする。
心はもう決まっていた。

                   ******

「それで? 奴はお前を見て何か言っていたか?」
「は、はい・・・だから逃がすのは反対だったとか、能登川の失態だとか、裏切ったのかとか・・・」
「ふむ、なるほどな。で、簡単だったか?」
「は、はい・・・簡単でした。護衛を戦闘員たちとともに始末し、私のクモ糸で逃げられないよう拘束したうえで、奴の首をへし折ってやりました」
私は玉座の前にひざまずき、首領様にご報告する。
暗殺を無事に行い、任務に成功したことをご報告するのだ。
ああ・・・
首領様はなんと言ってくださるのか・・・

「ふむ。どうやら思考改造に成功したようだな」
「はっ?」
今のお言葉はどういう意味だろう?
「何でもない。それより、ずいぶんと期待しているようではないか?」
「は・・・はい・・・」
思わず体がかあっとなる。
オシオキを望んでいることがもうバレているというの?
「いいだろう。こっちに尻を向けろ」
「はいっ」
私はいそいそと這いつくばって首領様にお尻を向ける。
ああ・・・
首領様ぁ・・・

「はひぃぃぃぃぃぃ!」
パシーンという乾いた音。
お尻が熱くなる。
全身がじんじんと感じる。
痛いのに気持ちいい・・・
気持ちいいのぉ・・・

任務を果たしたことによるオシオキ。
ううん・・・
これはもう私にとってはご褒美。
首領様の手が私のお尻をぶってくださる。
首領様のスパンキング。
それがもうたまらなく痛くて気持ちいい。
頭がぼうっとして何も考えられなくなっちゃう・・・

「ふん! 我に尻を叩かれてアンアンアンアン喘ぎやがって! 本当にどうしようもない変態マゾメスグモになったものだ」
「は、はい・・・私は、首領様にお尻を叩かれて感じる変態マゾメスグモですぅ・・・」
私はある意味自分に言い聞かせるように繰り返す。
構わない。
私は変態マゾメスグモで構わない。
「言ってみろ! 私はお仕置きが大好きな変態メスグモのアラクネですと。言ってみろ!」
「はいぃ・・・私はぁ・・・私はぁ首領様のオシオキが大好きな変態メスグモのアラクネですぅ・・・」
体中に走る痛みと快感を感じながら、私は首領様の言葉を繰り返す。
私は変態メスグモのアラクネなのぉ・・・

「ほう・・・実はお前はアラクネではなく、セイバーレッドの堀内ひろとではないのか?」
「えっ?」
私の背筋に冷たいものが走る。
そうだ・・・
俺は・・・
俺はセイバーレッドの堀内ひろとだったのではなかったか?
「ど、どうしてそれを?」
「ふん! 最初から知っておったわ。セイバーズが我らデスバグーを内部崩壊させるため、お前を我が下に送ってきたことをな」
「そ、そんな・・・」
私は全身に冷水を浴びせられたような気がした。
全て露見していただなんて・・・
「だから利用させてもらったのだ。お前の思考をじょじょに歪めるため、こことお前の部屋に洗脳波を出す装置をセットしてな。多少歪めすぎた感じはあるが、まあよかろう」
洗脳?
私は洗脳されていたというの?

「一つ聞こう。その体に入っていたもともとのアラクネはどうなった?」
私はふるふると首を振る。
正確なところは聞かされていないけど、おそらくは・・・
「そうか・・・奴もいい女だったが・・・まあ、新たな我好みのアラクネが手に入ったということで良しとするか」
どくん・・・
好みの?
首領様は私を好みとおっしゃってくれた?

「ひやぁぁぁぁぁ!」
ボンデージのクロッチが外され、首領様の指が私のオマンコをかき混ぜる。
「クククク・・・気持ちよかろう? 変態マゾのメスグモよ」
くちゅくちゅと音がして、私の体に言葉にならない快感が襲ってくる。
「は、はいぃぃぃ・・・気持ちいいですぅ・・・」
「これからはお前がアラクネとなるのだ。我の忠実なかわいいメスグモ怪人アラクネとなるがいい」
私をアラクネに?
私をアラクネとしてそばにおいてくださると?
嬉しい・・・
なんて嬉しいの・・・
「はいぃ・・・なります! アラクネになりますぅ!」
私は心からそう答えていた。
「ではもう一度聞くぞ! お前はセイバーレッドか? それとも我に忠実なアラクネか?」
「アラクネですぅ! 私は・・・私は首領様の忠実なしもべの女怪人アラクネですぅ!」
そう・・・私はアラクネ・・・
セイバーレッドなんかじゃない・・・
セイバーレッドなんかじゃないわ!
「いい返事だ! では我からのお祝いを受け取るがいい!」
「ひゃぁぁぁぁぁぁ」
強烈な平手打ちをお尻に受け、私は頭が真っ白になり、イってしまったのだった・・・

                   ******

「ぐはっ」
「きゃあっ」
二人同時に私のクモ糸に薙ぎ払われるセイバーブルーとセイバーイエロー。
うふふふ・・・
他愛ない。
お前たちの連携などセイバーレッドがあってこそのもの。
崩すのなど造作もないわ。

「おい、ひろと! いくらデスバグーの首領に信頼されるためと言っても、ちょっとは手加減しろ!」
「そうよ! 先日の室田参謀の殺害もあなたじゃないかって報告が来ているわ。博士が必死にそうじゃないって上層部に訴えたのよ」
くふふ・・・そんなことしなくてもいいのに。
あの参謀を殺したのは間違いなく私なんだから。
ふふふふ・・・

私はさらにクモ糸を鞭のようにふるって二人を痛めつける。
楽しい・・・
先日あの参謀を殺した時も妙に心がうきうきとした。
こうやって人間どもをいたぶるのはなんて楽しいのかしら。
最高だわぁ。

「うわぁっ! やめろって! ひろと!」
愚かな奴。
あきらはまだ私がセイバーレッドのひろとだと思っている。
冗談じゃないわ。
私はアラクネ。
ひろとなどもう私の中にはいないのよ。

「きゃぁぁぁっ」
壁にたたきつけられてぐったりとなるセイバーイエロー。
うまく気絶したようね。
あの程度では死んでないとは思うけど・・・
まあ、死んだら死んだで構わない。

「このぉ! いい加減にしろ!」
あきら、セイバーブルーがソードをかざしてせまってくる。
私はそれをスッとかわし、クモ糸の鞭をお見舞いする。
「うがぁっ!」
イエローと同じく壁にたたきつけられるブルー。
だが、さすがに気絶まではしない。
とはいえ、もう動くのは難しそうね。
私はブルーのそばに歩み寄り、倒れているブルーを足で踏みつける。
「ぐはっ! や、やめろ・・・ひろと・・・」
「あははは・・・まだ私がセイバーレッド、堀内ひろとだとでも思っているの?」
私はおかしくなってしまう。
「な、なに?」
「私はデスバグーの女怪人アラクネ。首領様が私を洗脳して作り変えてくださったのよ」
「ば、バカな・・・そんな・・・」
「もう私は身も心もデスバグーの忠実なしもべ。セイバーズを倒して首領様にご褒美のオシオキをしていただくのを楽しみにしているメスグモなの」
「ひ、ひろと・・・」
「だから・・・さっさと死ね!」
私は足に体重を乗せ、セイバーブルーの首をへし折る。
ああん・・・
人間を殺すのって気持ちいい・・・

                   ******

んちゅ・・・くちゅ・・・
私は首領様の足を舐める。
指の股にも丁寧に舌を這わせ、その味を味わっていく。
足を舐めるという行為が、こんなにもゾクゾクするものだとは以前は知らなかった。
首領様の足・・・美味しいわ・・・

「セイバーブルーを倒し、セイバーイエローは拉致してきたか。よくやったぞ、アラクネ」
「んちゅ・・・おほめに預かり光栄です、首領様」
「ククク・・・もうすっかりアラクネになったようだな?」
「はい。私はもう身も心も首領様の忠実なしもべ、女怪人アラクネですわ」
私は心の底からそう思う。
今の私はアラクネ。
今頃は本部に残してきた以前の体も持たなくなってきているはず。
でも構わない。
あんな体はもうどうでもいい。

「ククク・・・今のお前のその気持ちは我の行った洗脳によるものかもしれんのだぞ」
「何の問題もございません。むしろ、私を完全なるアラクネにしていただき、首領様には感謝いたしております」
私はあらためて感謝の意を込めて足を舐める。
「ククク・・・我が足を舐めながらオマンコを濡らしているとは・・・いやらしいメスグモになったものだ」
「ああん・・・申し訳ありません。首領様の足を舐められると思うと、オマンコが自然に・・・」
「ククク・・・それで捕らえたイエローはどうするつもりだ?」
「はい。彼女にも首領様の偉大さ、すばらしさを感じていただこうと、洗脳装置で教育しております。同時にスタッフに銘じて彼女専用の怪人スーツを作らせておりますので、三日もすればサソリ型女怪人スコーピアとして首領様にご挨拶できるかと」
新たな女怪人ができれば、デスバグーにとってもうれしいこと。
それに・・・オシオキされる気持ちよさを彼女とも分け合いたいわ。
「そうか。それはよくやったぞアラクネ。褒美にお仕置きをしてやろう。尻を向けるがいい」
「はい! 首領様」
私はこれからたっぷりとオシオキされることを楽しみに、いそいそと首領様にお尻を向けるのだった。

End
  1. 2017/07/12(水) 20:19:26|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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もしもベランダに女戦闘員のコスチュームが落ちていたら・・・

今日は久しぶりに超短編SSを一本投下します。

タイトルは「もしもベランダに女戦闘員のコスチュームが落ちていたら・・・」です。
いつものごとく、私の好きなコスチューム堕ちのSSです。
お楽しみいただければ幸いです。

それではどうぞ。


もしもベランダに女戦闘員のコスチュームが落ちていたら・・・

「ギギィッ!」
「ギギィッ!」
奇妙な声をあげて襲い掛かってくる人影。
全身を黒い全身タイツ状のコスチュームに身を包み、腰には大きなバックルの付いたベルトを締めている。
顔は眼だけが覗く全頭マスクに覆われ、表情はまるっきりうかがえない。
だが、すっぽり包まれているからこそくっきりと浮き上がるボディラインが、この連中が女性であることを示していた。

「性懲りもなく現れたな、グシャーの女戦闘員め!」
「気を付けろ! こいつらがいるということは、近くに怪人もいるぞ!」
「わかってるわ」
赤、青、黄色のコスチュームに身を包んだ男女がそれぞれ声を掛け合う。
暗黒組織グシャーに対抗する聖風戦隊ホーリーウインズのメンバーたちだ。
「いたわ! あそこ! 隣のビル!」
紅一点のウインズイエローが指さす先に、巨大なドクガのようなグシャーの怪人が現れる。
グシャーは首領、幹部、怪人、女戦闘員がヒエラルキーをなす悪の組織であり、怪人は常に数名の女戦闘員を引き連れているのだ。

「ようし! まずはこいつらを片付けて、隣のビルに飛び移るぞ!」
「おう!」
「ええ!」
リーダーであるレッドの掛け声に、ブルーとイエローが返事する。
すぐさま襲い掛かってきたグシャーの女戦闘員たちとの戦いが始まった。

「ギギィィィィィィィ・・・」
「ギギィィィィィィィ・・・」
レッドやブルーに投げ飛ばされ、ビルの屋上から落ちていく女戦闘員たち。
いかに強化されているとはいえ、屋上から落とされたのではたまらない。
「レッド、ブルー、放り投げるのは危ないわ。下に人がいたら危険だし、何よりこの女たちのコスチュームを回収しないと」
「そ、そうだったな。つい放り投げてしまった」
「あとで回収すればいいだろう。だが、気を付ける」
イエローの注意にレッドもブルーもうなずく。
「よし、これでこっちのビルにいた連中はすべて倒したな。飛び移るぞ!」
「おう!」
「ええ!」
それなりに距離があるのをものともせず、三人の正義の戦士たちはビルとビルの間を飛び移っていった。

直後、ドサッと音を立ててマンションのベランダに人が落ちてくる。
「ギギ・・・ィ・・・」
叩きつけられたショックか、一度ピクリと躰を動かしたものの、すぐに動かなくなってしまう。
さらにもう一体がそのすぐそばに落ちてくる。
「ギッ・・・ギギィ・・・」
背中から落ちたもう一体も、背中を打ち付けて動かなくなってしまう。
落ちてきたのはレッドとブルーに放り投げられたグシャーの女戦闘員たちだ。
たまたま隣のマンションのベランダの同じ場所に落ちてきたのだ。
黒い全身タイツに身を包んだ二人の女たちは、その場で息絶えた。

やがて女戦闘員の躰に異変が起きる。
白い煙のようなものがコスチュームから噴き出し、それに伴ってどんどんコスチュームが平たくなっていく。
数分で白い煙は出なくなり、あとには抜け殻のような黒の全身タイツとブーツと手袋、それにグシャーの紋章が入ったベルトだけが中身があったときそのままの形で残されていた・・・

                  ******

「ふう、ただいま。由美佳(ゆみか)がいてくれて助かったわぁ」
「通りかかったら、ちょうどお母さんが買い物を終えて出てくるところだったもんね。それにしても今日はいっぱい買ったのね」
部屋に入ってくる母娘。
両手にいっぱい買い物袋を提げている。
どうやらたくさん買い物をしてきたらしい。
「今日は紙類が安かったのよ。トイレットペーパーやティッシュは買いだめしておいても大丈夫だからと思って」
「私が通らなかったらどうするつもりだったの?」
「その時はその時よ。あ、悪いんだけどベランダから洗濯物を取り込んでくれる?」
「はーい」
母親に言われ、持っていた買い物袋を置いてベランダに向かう娘。
高校生なのだろう、紺系の制服に身を包み、ショートカットの髪のかわいい娘だ。

「よいしょ」
トイレットペーパーやボックスティッシュを押し入れにしまうためにリビングを離れる母親。
その間に娘は、洗濯物を取り込むためにベランダに出る。
そして足元にあるものに気が付いた。
「えっ? これって・・・」
きれいに人の形に並べられた黒い衣装。
まるで人が着ていたまま中身だけを抜き取ったみたいだ。
頭の先からつま先までが黒一色の衣装であり、ベルトのバックルだけが銀色に輝いている。
そこにはグシャーの紋章であるピエロの顔が描かれており、その目が不気味に彼女を見つめたような気がした。

しばらく足元の衣装を見ていた娘は、やがておもむろに着ていた制服を脱ぎ始める。
上着もスカートも脱いで下着だけの姿になったかと思うと、さらに下着までも脱ぎ始める。
スポーツブラもショーツも脱ぎ、紺のソックスも脱いで生まれたままの姿になると、今度は足元の黒い衣装に手を伸ばす。
ベルトやブーツ、手袋をいったん外し、全身タイツだけになったところで、彼女は背中の部分に手を当てる。
すると不思議なことに、全身タイツの背中に切れ目ができ、左右に開く。
その穴に娘は足を差し入れ、タイツを穿くようにたくし上げていく。
腰まで穿くと、今度は腕を通し、肩まで着こんでいく。
首まで黒に覆われると、マスク部分を頭にかぶり、目の位置を合わせて調整する。
すっかり全身が覆われると、背中の切れ込みが消え、彼女の躰に密着した。

全身をくねくねと動かして全身タイツをなじませた彼女は、次に足に黒革のブーツを履き、手にも黒革の長手袋をはめていく。
最後にグシャーの紋章の付いたベルトを腰に締めると、グシャーの女戦闘員が完成した。

「由美佳ー、取り込んでくれた?」
紙類をしまい込み、食材を冷蔵庫に入れた母が、ベランダのほうを見る。
「えっ?」
そこには全身を黒い衣装で覆った女が立っていたのだ。
「だ、誰? 誰なの?」
「ギギィッ! 見てぇ、お母さん。とっても気持ちがいいの」
女戦闘員がくるりと躰を回してみせる。
「えっ? 由美佳? 由美佳なの?」
眼以外すべてが黒に覆われているが、確かに身体つきは女性である。
「うーん・・・なんだかよくわからない。由美佳だったかもしれない。どうでもいいわ、そんなの。それよりもお母さんも着ようよ。これ、とっても気持ちがいいの」
足元のもう一着を取り上げて差し出す黒い女。
「由美佳、冗談はやめて! そんなのすぐに脱ぎなさい!」
本能的な恐怖が母親を包む。
このままでは娘が得体のしれないものになってしまうのではないか。

「いやよ。これを脱ぐなんて考えられないわ。だってこんなに気持ちがいいのに・・・ギギィッ!」
首を振る女戦闘員。
「由美佳!」
「お母さんも着ようよ。気持ちよくて力がみなぎって社会を破壊したくなるよぉ。首領様の命令なら何でもしたくなるの。ギギィッ!」
「変な声を出すのはやめて。お願いだからそれを脱いで。元の由美佳に戻って!」
なんとか娘を元に戻そうと訴えかける母。
「いやよ。それに由美佳って呼ばれてもなんだかピンと来ないわ。女戦闘員073号って呼んでほしいな」
「女戦闘員?」
確か最近TVで聞いたことあるような気がするが、まさか自分たちの身の回りで起こることだとは思ってもみなかったのだ。
「そう。私はグシャーの首領様にお仕えする女戦闘員073号。由美佳なんて名前はもう必要ないの。ギギィッ!」
「そんな・・・どうしたらいいの・・・」
愕然とする母。
だが、女戦闘員が衣装を持って近づいてくる。
「お母さんも着ればいいのよ。着ればすぐにこれがどんなに素晴らしい衣装かわかるわ。さあ」
娘に胸に押し付けられるように渡された衣装をつい受け取ってしまう母。

「えっ?」
衣装を持った母の表情が変わる。
ウソ・・・こんなにいい手触りなの?
いつも穿いているパンストやタイツと同じようなものだろうという無意識の思い込みが、一気に崩れ去る。
確かにナイロンぽい布地には違いないのだが、すべすべして手触りがすごくいいのだ。
思わず手に取った衣装をまじまじと見つめてしまう母。
すると腰に巻かれたベルトのバックルに描かれたピエロの紋章と目が合ってしまう。
あ・・・
急速に母の意識にこの衣装を着てみたいという気持ちが湧きあがってくる。
着てみたい・・・
この衣装を着てみたい・・・
着てみたい着てみたい・・・
着たい着たい着たい着たい・・・

「ああ・・・」
母は全身タイツを広げ、背中側に手を当てる。
すぐに切れ目ができあがり、着ることができるようになる。
母は何かに憑かれたかのように着ているものを脱ぎ始め、下着も何もかも脱ぎ捨てる。
そして裸になった彼女は黒い全身タイツに足を通した。

「ああ・・・あああ・・・」
うっとりとした表情で全身タイツを着こんでいく母。
足から腰、そして上半身へとまるで黒い布が侵食していくかのようだ。
袖に腕を通し首までたくし上げ、あとは全頭マスクをかぶるだけ。
彼女は何のためらいもなくマスクをかぶり、目の位置を合わせていく。
背中の切れ目が消え、黒い全身タイツが躰に密着すると、次はブーツを履いていく。
床がどうなろうとお構いなしであるかのように、彼女はハイヒールのブーツを足に履き、手には皮手袋をはめていく。
最後にグシャーの紋章の付いたベルトを腰に締める。
そこにはもう先ほど買い物を終えて帰ってきた主婦の姿はなかった。

「ギギィッ!」
全頭マスクに覆われた口から奇声が漏れる。
両手は全身タイツに覆われた躰を愛撫する。
たわわな双丘に密着した全身タイツ越しの胸。
太ももにぴったりと張り付いた布地がつややかに光っている。
「ギギィッ!」
マスクから覗く目を閉じ、うっとりと全身をまさぐる女戦闘員。

「ギギィッ! どう? 気持ちいいでしょ?」
母の痴態に影響されたのか、娘も奇声をあげながら全身を愛撫する。
「ええ・・・とっても。最高だわぁ。これこそ私にふさわしいコスチュームよぉ・・・ギギィッ!」
「うふふ・・・こうして右手をあげながら叫ぶともっと気持ちいいわよ。ギギィッ!」
「ギギィッ! 本当だわぁ・・・なんて気持ちがいいの・・・ギギィッ! ギギィッ!」
娘の言葉に自分も右手を上げて奇声を出す母。
「ギギィッ! ギギィッ!」
「ギギィッ! ギギィッ!」
二人は並ぶようにして右手を上げ、お互いに奇声をあげ続ける。
「くふふふ・・・これでお母さんもグシャーの女戦闘員ね。ギギィッ!」
「ギギィッ! 何を言ってるの? 私はもうあなたのお母さんなんかじゃないわよ。私たちはお互いにグシャーの女戦闘員同士。仲間じゃない。ギギィッ!」
「ギギィッ! そうだったわね。じゃ、なんて呼べばいい?」
「私は暗黒組織グシャーの女戦闘員059号よ。059号って呼んでちょうだい。ギギィッ!」
誇らしげに自分の番号を言う女戦闘員059号。
「ギギィッ! わかったわ059号。私は073号よ。よろしくね」
「ギギィッ! こちらこそよろしくね。073号」
二人はお互いの番号を呼びあった。

「ねえ、そろそろ行きましょう。首領様の下へ。ギギィッ!」
「ええ。もうここには用はないわ。私たち女戦闘員の巣へ行きましょう。ギギィッ!」
「「偉大なる暗黒組織グシャーのアジトへ。ギギィッ!」」
二人は声をそろえてそう言うと、ハイヒールの音も高らかに歩きはじめる。
せっかくホーリーウインズが倒したはずの女戦闘員二体分は、こうして新たに補充されてしまい、あとには誰もいなくなったマンションの一室だけが残っていた。

END

  1. 2017/07/03(月) 20:53:51|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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お金が足りませんでした

なんかふと思いついたままに一本書いてしまいました。
こういうサービスがあったら、自分ならどれだけ払えるだろうかなぁ。
お金ないからダメだなぁ。(><)

お楽しみいただければ幸いです。


お金が足りませんでした

「うーん・・・」
ビルの入り口でボクは悩んでいた。
財布には今のボクの全財産が入っている。
バイトとかで貯めた20万ちょっとあるはずだけど、果たしてこれで足りるだろうか・・・
いや、それよりも、本当にそういう場所がここにあるのだろうか?

ネットで見かけた「人生変えちゃいました」の言葉。
極彩色に彩られ、エロゲ―のバナーに紛れるようにあったその言葉に、ボクは思わず惹かれていた。
クリックしたボクが見たものは、怪しいサイト。
最初は単なる新作エロゲ―の紹介かと思った。
でもどうも違うぽい。
画像がみんな実在の人のようだったからだ。
そこには「彼女を我が物にできました」とか、「妻をエロエロの娼婦にすることができました」、「隣の奥さんをメス奴隷にすることができました」なんていう「成功例」が載っていた。
よく読むと、そこは特殊な装置を使って人間の思考を改変し、相手を思いのままにすることができるというものらしい。
だとすると・・・
ボクは宮浜(みやはま)さんをボクのものにできるかもしれない・・・
あの宮浜さんを・・・

大人のおもちゃとアダルトビデオが置いてあるいかがわしいお店。
どうやらここがあのサイトの場所らしい。
思い切って入ってみると、店内は閑散としていた。
誰もお客さんがいないみたい。
まあ、夜遅い時間のほうがこういう場所にはお客さんが来るのかもしれないけど。

「あ、あのー」
ボクは店員さんに思い切って声をかける。
「はい、いらっしゃいませ」
やる気なさそうな感じの店員さん。
まあ、手に商品を持っているわけでもないしな。
「実は・・・」
ボクはスマホを見せて、例のサイトのことで来たという。
店員は最初は何のことかわからない感じだったが、一応確認するとのことで奥に引っ込んだ。
しばらくすると、物腰の柔らかそうなスーツ姿の男性がやってきて、ボクを店の奥へと連れてった。

奥の応接室のようなところへ連れて行かれると、男性はボクに椅子を勧めてきた。
「初めまして。私は人格上書きサービス業務主任の垣屋(かきや)と申します。人格上書きをご要望とお聞きしましたので」
あ、あれは人格上書きっていうのか・・・
「は、はい。そうです」
「お差支えなければ、どなたの人格をどのように上書きしたいかお聞かせいただけますか?」
「は、はい。実はクラスメートに宮浜舞香(まいか)という女性がいるんですけど、おしとやかで優しくて美人でクラスのあこがれの的なんです。で、ボクなんか相手にもされなくて・・・でも、彼女のことが諦められなくて・・・」
「なるほど」
うんうんという感じでボクの話を聞いてくれる垣屋さん。
「だから、彼女がボクのことを心から大好きになって・・・できればボクだけを愛する女にできたらなぁと・・・」
「ふむふむ。わかります。まさに人格上書きによくあるパターンです」
「そうなんですか?」
「ええ、当人格上書きサービスには実にいろいろな方がいらっしゃいますが、やはり一番多いのがそういったご依頼でして」
「ほかにもあるんですか?」
あのサイトには女性を意のままにするような話しか出てなかったような気もしたけど。
「ええ、ありますよ。生意気な後輩をおとなしくさせたいとか、威張り散らす上司を優しい上司にしたいとか。中には旦那を仕事しか考えられないようにしてくれなんてのもありましたね」
うわぁ・・・
そりゃひどいや。
「お客様の周りにもいらっしゃいませんか? 突然性格が変わったような方。もしかしたら当サービスを受けられた方かもしれませんよ」
垣屋さんがにやりと笑う。
どうだろう・・・
いるかなぁ?

「では、こちらが基本コース。それとオプションになります」
垣屋さんがパンフレットみたいなものを出してくる。
「えーと・・・」
ラブラブコース、従順コース、フレンドコース、伴侶コース、奴隷コース・・・
「ど、奴隷コース?」
「ああ、結構人気のコースですよ。相手を完全に支配し、服従させるコースでして。相手に何をしてもそれを喜びと感じてしまうぐらいにまで人格改変できますよ」
「う、うわぁ・・・」
宮浜さんが・・・彼女がボクの奴隷に・・・
「ご主人様・・・なんて言ってボクのモノをしゃぶってくれたりとかするようになるのかな?」
「ああ、それはオプションでビッチ化とかエロエロ化、娼婦化あたりを選びますと、そういうのが大好きな女性になってくれますよ」
「え? あ・・・」
どうやら口に出してしまっていたらしい。
うわ、恥ずかしい。
「あはは、お気になさらず。お客様の多くはそういった願望を持って当サービスを訪れてくださいますから、恥ずかしがることはございません」
ボクが赤くなったのを見たのか、垣屋さんがそう助け船を出してくれる。
そうかぁ・・・
宮浜さんをボクのエロエロな性奴隷にすることもできるのかぁ・・・
どうしようかなぁ・・・

ふとボクは疑問に思う。
「あ、あの・・・もしボクが宮浜さんの人格を上書きしてもらったとして、そのあとで誰かが彼女にまた上書きをしようとしたらどうなるんでしょう?」
「ああ、それはご心配なく。上書きは一回きりなんですよ。脳細胞に焼き付けて上書きしちゃうので、それが定着すると二度目の上書きは脳を破壊しちゃうんです。だから二度目の上書きがされないよう、上書きをしたら頭皮にそのことを印字しておきます。なので早い者勝ちなんですよ」
は、早い者勝ち?
だったら宮浜さんのような子は・・・
ボクはごくりと唾をのむ。
もしクラスの誰かがこのことを知ったら・・・
宮浜さんがそいつのチンポをしゃぶるようになっちゃう・・・
そんなの耐えられないよ。

「そ、それじゃ、奴隷コースにエロエロ化を付けたらどれぐらいになりますか?」
ボクは声を振り絞るようにして聞いてみる。
あの宮浜さんがボクの奴隷となってエロエロな姿を見せてくれるなら、全財産をはたいたってかまわない!
「あ、失礼いたしました。こちらが料金表になります」
垣屋さんがカバンから書類を出してくる。
ボクをそれを手に取って・・・
絶望した。

「た、高い・・・」
とにかく目が飛び出るような高さなのだ。
一番安いフレンドコース単体オプション無しでも50万円。
ボクの注文した奴隷コースエロエロ化オプション付きなんて300万円もするのだ。
とてもアルバイトで払える金額じゃない。
「あ、ローンも可能ですよ。未成年ですとご両親の承諾が必要となりますが」
無理だよ。
女の子を我が物にするためのローンなんて認めてくれないに決まっている。
「ご、ごめんなさい。料金がちょっと予想外だったもので・・・」
ボクは席を立とうとする。
はあ・・・
宮浜さんはあきらめるしか・・・

「まあまあ、そう結論を急がずに。どうですか、ちょうど施術が始まる頃です。一度人格上書きの現場をご覧になられては?」
「え?」
ど、どうしよう・・・
見てみたい気もする・・・
「いいんですか?」
「もちろん。お客様に当サービスがどういうものかを知っていただいたうえで判断していただくのも重要ですから」
さぁと垣屋さんがボクをうながす。
ボクは好奇心に負け、垣屋さんの後に続いて部屋を出た。

店の奥、さらに地下に降りたところに薄暗い部屋があった。
「こちらから見学することができます。お客様以外にも施術を見学してから決めるという方も多いものですから」
決めるも何もボクはとても手が出ないんだけど・・・
その部屋にはパソコンのモニターのようなものがあって、どうやらそれで施術の様子が見られるらしい。
「お飲み物は何がいいですか? サービスですからご遠慮なく」
「あ、じゃ、じゃあコーラで」
「かしこまりました」
垣屋さんがインターコムに何事か言うと、すぐに扉が開いて、黒の下着とガーターストッキングしか身に着けていない女性がお盆にコーラを乗せて入ってきた。
「あ・・・ど、どうも・・・」
ボクはおそらく目を丸くしていたに違いない。
ようやくそれだけ言ってコーラを受け取った。
「ごゆっくりどうぞ」
女性はそういってにっこり微笑むと、胸をゆすって見せたあと、振り向いてお尻を揺らして出て行った。
「あははは、驚きましたか? 彼女も人格上書きのサンプルでして、元は警察官だったんですよ。風俗担当の部署ではありませんでしたが」
垣屋さんが笑っている。
「け、警察官?」
「そうです。サンプルとしてお見せするにはちょうどいいということで、当サービスが人格上書きを行いました。今では当サービスの忠実な奴隷として、命じれば何でもやる女になっておりますよ」
「そ、そうなんですか」
驚いた。
まさか婦警さんをあんなエロい格好する女性にしちゃうなんて・・・

「うん、私だ。始めてもらって構わないよ」
再びインターコムに話しかける垣屋さん。
「さあ、始まりますよ」
そう言ってぼくの前のモニターを点けてくれる。
すると、椅子に座った女性の姿が映し出された。
少しおびえた表情で左右を見ているけど、その顔は整っていて、かなり美人の部類に入る人だ。
白いブラウスにスカートという服装だけど、なんというか清楚なのに大人の色気みたいなのを感じさせる気がする。
確かにこういう女の人を意のままにしたいと思う人はいるだろうなとボクは思った。

『こ、ここは? 私をいったいどうするつもりなんですか?』
女の人の声が聞こえてくる。
画面の向こうの彼女の声なんだろう。
『ご心配なく。我々はあなたを傷つけようとしているのではありません』
今度は男の声。
もちろん垣屋さんの声ではない。
モニターに映っていないところに男の人がいるんだろう。
『お願いです。うちに・・・うちに返してください! お金…お金ならなんとかしますから』
『それもご心配なく。すでにいただいておりますので』
『すでに?』
驚いた表情の女の人。
そりゃそうだよね。
『ええ。すでにいただいております。当サービスはあなたに危害を加えるものではありません。ただ、あなたの人格をちょっといじって上書きするだけのことなのです』
『上書きって? な、なにをするの?』
『奥さん、奥さんは村越(むらこし)という男をご存知ですか?』
『村越って・・・夫の部下の?』
あ、この女の人は奥さんだったんだ。
まだ若いから独身の人かと思ってた。
でも、確かに落ち着いた雰囲気があるし、奥さんというのもうなづけるな。
『そう、旦那さんの部下の村越さんです。奥さんは彼をどう思いますか?』
『どうって・・・別に何とも・・・』
『本当に?』
『それは・・・ちょっと陰気で太り気味でオタクっぽいとは・・・』
『女性として、彼に魅力を感じますか?』
『い、いいえ・・・』
ふるふると首を振る彼女。
うーん・・・やっぱりオタクぽいと嫌われるのかぁ・・・
宮浜さんも僕のことはきっと・・・

『そうですか。でもすぐに彼のことを好きになりますよ』
『えっ?』
驚いたように顔を上げる彼女。
『村越様よりご依頼がございましてね、当サービスで奥様に伴侶コース娼婦化オプションでの人格上書きを行わせていただきます』
『伴侶コース? 娼婦化オプション?』
じょじょに顔が青ざめていく彼女。
何をされるかはよくわからないって感じだけど、ろくなことではないというのはわかっているみたいだ。
あの清楚な感じの奥様に伴侶コース娼婦化オプションだとどんな女になってしまうんだろう・・・
「実はですね」
食い入るようにモニターを見ていたボクに垣屋さんが話しかけてくる。
「村越様というお客様も、最初は奴隷コース娼婦化オプション希望だったらしいのですが、やはり高額ということで伴侶コースに変更されましたようです。お客様ですと好きな女性をということですので従順コースなどいかがですか? 従順コースでも充分忠実な彼女になってくれますよ」
ボクは黙って首を振る。
そもそもが最低のフレンドコースでもお金が足りないのだ。
とてもとても・・・
と思いつつも、一応料金は確認する。
従順コースで100万かぁ・・・
やっぱり無理だよぉ・・・

『いやっ! 放して! 家に返して! 助けてぇ! あなたぁ! 美亜(みあ)ぁ!』
必死にもがいて拘束を外そうとする彼女。
でも、革のベルトが手首と足首を固定しているようで、立ち上がることができない。
『大丈夫ですよ。すぐにあなたが助けを求めている家族はどうでもいい存在になりますから』
『いやっ! いやぁっ!』
椅子の上から美容院で見るようなおわん型のドライヤーのようなものが下りてくる。
白衣の男たちが画面に現れ、彼女の頭におわんを固定していく。
『ひいっ! やめてぇ! 助けてぇ!』
『それでは上書きを開始します。新しい人生が始まりますよ』
『いやぁっ!』
男たちが画面から消え、おわん型の装置がピカピカ光を発し始める。
うわぁ、なんか古い特撮でも見ている感じだ。
「上書きが始まりました。彼女の脳に刺激を与え、思考を変化させていきます。これは当サービスだけが行える特殊技術ですので、他ではありませんよ」
垣屋さんが自慢のサービスだというように胸を張る。
確かに好きな人を思いのままにできるとなれば、このサービスに金を払おうって人は多いんじゃないかな。
ボクだってそうだったもの。

『ああ・・・あああ・・・』
モニターの向こうからはおわんをかぶせられた女性のうめき声が流れてくる。
「結構時間がかかるんですか?」
「そうですね・・・コースにもよりますが、今回の伴侶コースにオプションとなりますと、15分から20分ぐらいでしょうか」
「えっ? そんなもので?」
ボクは驚いた。
もっと時間がかかると思ったからだ。
「ええ、やはり時間がかかりますと、家族に不審感を持たれたりする可能性がありますので、極力短い時間で施術が行えるようになっております」
なるほど。
家族や本人が外出している間にここへ連れ込んでって可能性もあるから、時間がかかるとまずいのか。
「伴侶コースっていうと、あの女の人は村越ってお客さんの奥さんになるってことですか?」
「ああ、いえいえ、あくまで精神的に相手の伴侶になるぐらい心酔するまでということです。もちろん伴侶コースで上書きされれば、人生で最愛の人と相手を認識しますから、今の旦那と離婚して俺と結婚しろと命じれば、すぐにそうするでしょう」
うわぁ・・・
あの女の人はもうその村越ってお客のものになっちゃうわけか。
だとしたら宮浜さんだって、この装置で誰かのものに・・・
いやだ!
そんなのはいやだ!
ボクは首を振ってその思いを振り払う。

ボクがコーラを飲みながら、モニターとコース表や料金表を見ていると、女の人はだんだんともがくのをやめ、じょじょに身動きをしなくなっていった。
うめき声も聞こえなくなったので、ボクはちょっと心配になり垣屋さんに尋ねてみたが、順調に施術が進んでいる証拠だとのこと。
上書きが進み思考が書き換えられているので、動きが鈍くなるのだそうだ。
椅子に固定され、顔の上半分までもすっぽりと覆うおわん型の機械にかけられていると、なんだかその姿を見ているだけでエロティックに見えてくる気がする。
やがてチーンという電子レンジの音みたいなのが聞こえ、先ほどの白衣の男性たちが、女性からおわんを外していく。
「終わったんですか?」
「終わりましたね」
垣屋さんがうなずく。
「まあ、ご覧ください。当サービスの素晴らしさがわかっていただけると思います」
改めてモニターを食い入るにように見るボク。

『どこか痛かったりするところはありませんか?』
『ええ、大丈夫です。どこも・・・』
両手と両足の革ベルトが外され、スッと椅子から立ち上がる女性。
『どうぞ。当サービスからのサービスです』
先ほどボクにコーラを持ってきた女性が、彼女に紙コップのコーヒーを渡している。
ということは、あの部屋はこの建物にあるということなのか。
『ありがとうございます。いただきます』
にこやかに紙コップを受け取る女性。
そこには先ほどまでのおびえた表情はない。
「施術を施した対象には、コース内容と同時に当サービスへの完全なる安心感と信頼感も植え付けます。施術後に警察にでも訴えられたらたまりませんからね。もっとも、施術そのものも思い出せないようにロックされますが」
「なるほど」
ボクはうなずいた。
二重三重にもロックをかけてあるのかぁ。
すごいなぁ。

『ところで奥さん、この男性をご存知ですか?』
女性が一枚の写真を見せられる。
モニターからはその写真が何かはよくわからないけど、女性の目が何かうっとりした感じになったのは見ていて分かった。
『ええ。良く存じてますわ。村越さんです。ああ・・・』
女性はまるで恋人でも見ている感じにぽわーっとしている。
うわー・・・
すごいや。
さっきまでとは全く違う。
『この男性をどう思います?』
『え? ええ・・・とても素敵な方だと思います。ああ・・・抱いてほしいぐらいですわ』
両手で自分の躰を抱く彼女。
おそらく村越という人に抱かれることを想像しているのだろう。
『それではこちらは?』
もう一枚の写真を見せられる女性。
途端にその表情が険しいものになる。
なんだ?
何を見せられたんだ?
『ええ、よく知ってますわ。私の夫と娘です』
『どう思います?』
『どうって・・・つまらない人たちとしか・・・私ったらどうしてこんな人と結婚したのか・・・』
うわー・・・
やっぱりすごいよ。
完全に書き換えられちゃったよ。
さっきは旦那さんに助けを求めていたぐらいなのに。

『そうですか。問題ないようですね』
そう言って白衣の男が一個のスマホを受け取る。
『奥さんに電話が入ってますよ』
そのスマホを差し出す白衣の男。
『私に?』
怪訝そうな顔でスマホを受け取り耳に当てる女性。
『はい・・・えっ? 村越さん? えっ? はい・・・はい・・・はい・・・もちろんです。すぐに参ります。ええ・・・もちろんです・・・あの人たちのことなんか言わないで・・・ええ、すぐに』
うきうきとスマホを男に返す女性。
『どうぞお行きください。愛する男性のもとへ』
『あ、はい。ありがとうございました』
自分の人格を上書きした相手に丁寧に頭を下げ、モニターから消えていく女性。
ボクはそれを見てふうと息を吐いた。
すごいや・・・
人格の上書きってこんなにすごいんだ・・・
あーあ・・・
宮浜さんをボクのモノにできたらなぁ・・・

「いかがでしたか? 必ずやご満足いただけるものと思いますが」
にこやかな垣屋さん。
「ごめんなさい。とても素晴らしいし、ぜひともお願いしたいところなんですけど、しがない高校生のアルバイトじゃ・・・とても費用が」
ボクは首を振る。
そりゃ、ボクだってお金さえあれば・・・
「ローンもありますし、学割ということでいくらかお引きすることも可能ですよ」
ボクは再び首を振る。
「すみません。予算が20万ほどしかなくて。こんなにかかるとは思ってませんでした」
「そうですかぁ。残念です」
垣屋さんも残念そうだ。
そりゃ、ここまで見せて逃げられたくはないよね。
でもなぁ。
お金がなぁ。

ボクはしぶしぶ引き上げようと立ち上がる。
「もしお気持ちが変わりましたらぜひ。ところでこれは私の独り言なんですが・・・あなたのクラスメートや学校の女性教師にかわいい娘や美人はいませんか? もしおられるのでしたら、まずその女性を従順コース娼婦化オプションで人格を上書きし、あなたのためなら喜んで躰を売るようにするんです。そしてその売り上げはあなたに捧げるようにしてしまう。そうすれば、あなたの好きな彼女を奴隷コースで人格上書きするぐらいのお金はすぐに・・・」
垣屋さんの言葉にボクの足は止まった。
そんなことが・・・
いや、それはだめだ・・・
そんなことをすれば・・・
すれば・・・
でも、ボクはもうめぼしい娘を脳内で探すのに夢中だった。

                   ******

「ああん・・・ご主人様ぁ・・・ご主人様ぁ・・・おチンポ・・・ご主人様のおチンポ大好きぃ」
黒い下着とガーターストッキング姿でぼくのチンポにむしゃぶりつく宮浜舞香。
奴隷コースで人格を上書きされたうえ、エロエロ化のオプションを付けたから、ボクのチンポなしではもういられないのだ。
それでも普段はけなげに奴隷としての身をわきまえ、学校ではおとなしくしている。
とはいえ、ボクと二人きりにでもなったりしたら、すぐにもひざまずいておチンポをねだるいやらしいメス奴隷だ。
「ご主人様、どうかどうか舞香のおマンコをお使いくださいませ。舞香はご主人様におマンコを使っていただけるのが最高の喜びなんです」
ショーツを下げておマンコを広げて見せる舞香。
ボクを見上げる目にはハートマークが浮かんでいそうだ。
これがあの宮浜さんとはだれも信じられないだろう。
ボク好みのボクだけのものになった舞香だ。
これからもたっぷりと可愛がってあげるよ。

と思ったところで、玄関のチャイムが鳴る。
「はーい」
母さんが返事をする。
やばい。
今日は先生にお金を持って来させる日だったか。
「あー、母さん、ボクのお客さんのはずだからボクが出るよ」
「そう? じゃ出て頂戴」
ボクは急いでズボンを穿き直すと
玄関へ行ってドアを開ける。
「ああ・・・伸之(のぶゆき)様。今週の分をお持ちいたしました」
そこには丈の長い上着を羽織った今永(いまなが)先生がいた。
きっとその下はエロい下着だけなのだろう。
どぎつい化粧をして、男を誘う妖艶さを漂わせている。
昼間の先生とは大違いだ。
「ご苦労さん。これからデートかい?」
ボクは封筒を受け取りながらそういう。
「はい。伸之様のご命令通りに男を誘ってまいります」
「うん。しっかり稼いできてね」
「はい。伸之様」
今永先生は学校でも一二を争う美人女性教師だ。
ボクは彼女を人格上書きサービスに紹介し、従順コースと娼婦化オプションで人格を書き換えた。
今の彼女は、ボクの命令通りに男と売春する娼婦だ。
人格上書きサービスのつてで男をあてがっているので稼ぎもいい。
実際、わずかの間にボクは先生の分と舞香の分二人分を稼がせることに成功した。
これも垣屋さんのあの言葉のおかげだ。
ボクはいま、従順な娼婦と、エロエロなメス奴隷を手に入れることに成功した。
最高の気分だった。

エンド

いかがでしたでしょうか?
コメントなどいただけますとうれしいです。

それではまた。
  1. 2017/05/01(月) 20:42:46|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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彼女に誘われて

今日はシチュのみ短編SSを一本投下します。
楽しんでいただけましたら幸いです。


彼女に誘われて

「ねえ孝弘(たかひろ)君。今日ウチに遊びに来ない?」
昼休み、ぼくの席までやってきた郁美(いくみ)がぼくを誘ってきた。
ふふっと小さく笑う郁美の笑顔がぼくをドキッとさせてくる。
「いいよ。別に何の用事もないし」
ぼくは努めてごく普通のことのように答える。
本当は郁美に誘われてとてもうれしいのだけど、それを表に出すと郁美が調子に乗りかねないからな。
それにどうせ家に帰ったところで、母さんに買い物行ってこいだの勉強しろだの言われるだけだ。
郁美とともに過すほうがはるかにいい。

「よかった。カマキリ・・・じゃなかった、お母さんがぜひ孝弘君を呼んできなさいって命令・・・じゃなくて言っていたから」
「ん?」
なんか今妙なこと言った?
「ああ、いや、気にしないで。お母さん・・・が晩御飯ご馳走するって」
なんかあわてて首を振る郁美。
「ホント? おばさんの料理美味しいから楽しみ」
うん、ウチの母さんはあんまり料理が得意じゃないからね。
郁美のお母さんのご飯をご馳走になったときは美味しくてびっくりだったよ。
「じゃ、放課後一緒に」
「うん」
ぼくはうなずいて了承する。
もちろん郁美が離れた途端、早速隣の席に座る秋月からデートとはうらやましいですなぁと冷やかされたのは言うまでもない・・・
そんなんじゃないんだけどなぁ・・・
と思いながらも、ぼくは自分がにやけているのに気がついていた。

                    ******

「孝弘君がウチに来るのも久しぶりだね」
帰り道、ぼくは郁美と並んで自転車を押しながら歩いて郁美の家に向かう。
二人とも自転車通学ではあるのだけど、やっぱりなんとなくこういうときはゆっくり歩いておしゃべりしながら帰りたい。
「そうだね。中間試験で忙しかったからね」
まあ、家にいても勉強なんかしなかったけど。
「うふふ・・・孝弘君なら問題ないと思うし、楽しみ」
「ん? 何かあるのかい?」
「ううん、別にぃ。うふふ・・・」
何かいたずらっぽく笑っている郁美。
なんだろう?
何かサプライズでもあるのかな?
でも、ぼくの誕生日はとっくに過ぎたしなぁ・・・

「ただいま戻りました。ヒィーッ!」
玄関を通ると、いきなり右手を上げて声を上げる郁美。
え?
今までこんな感じだったっけ?
「キリキリー! お帰り。首尾はどう? キリキリー!」
「はい。上々です」
奥から聞こえてきた声に郁美が返事する。
あれ、郁美のお母さんってあんな声だったっけ?
「そう。ならいいわ。準備をするから部屋で待ってなさい。キリキリー!」
「かしこまりました」
再びスッと右手を上げる郁美。
へえ、かしこまりましただなんて、家族でも敬語を使っているのかぁ。
やっぱり郁美はしつけがいいからなぁ。
ウチなんてあんたとかこれやってとかだもんなぁ。

「さあ、上がって」
「お邪魔します」
ぼくは郁美に促されて二階の郁美の部屋に上がる。
郁美のお母さんに挨拶しなかったけどいいのかな。
まあ、後で顔を会わせたときでいいか。
ぼくは郁美の部屋で音楽を聞いたり、おしゃべりをしたりして時間を過す。
でも、なんだか今日の郁美はどことなく変だ。
どこがどうと言われると、なんとも言葉につまってしまうけど・・・

「ねえ、孝弘君。今の世界をどう思う?」
「えっ?」
漫画を読みかけたぼくに、郁美が突然聞いてきた。
「どうって言われてもなぁ」
世界のことなんて考えたこともなかったなぁ。
テロだとか、どっかの国で政府が交代したとかニュースでは時々やっているけど、じっくり聞いたこともなかったし。
「下等でくだらない人間たちが世界を滅びに向かわせているままにしておいていいと思う? どなたか偉大なお方が世界を支配するほうがいいと思わない?」
「ええ?」
それって独裁者が世界を支配するってこと?
「うーん・・・どうかなぁ・・・」
「偉大な指導者様が世界を支配し、選ばれた獣人や虫人、戦闘員が支配者様の命令に従って一糸乱れずに下等な人間たちを支配するの。理想の世界だと思わない?」
「郁美?」
なんだ?
やっぱり今日の郁美は少し変だよ。
いつもはこんなこと言い出す彼女じゃないのに・・・
「うふふ・・・そうね、孝弘君もすぐにわかるわ・・・」
意味ありげに笑う郁美。
その笑みがいつもと違って冷たく感じて、ぼくはちょっと驚いた。

「キリキリー! 53号、準備ができたわよ。キリキリー!」
階下から郁美のお母さんの声が聞こえる。
なんだか不気味な声だ。
「ヒィーッ! かしこまりました。すぐに参ります」
すっくと立ち上がって右手を斜めに上げて返事をする郁美。
やっぱりなんか変だよ。
ぼくは急に帰りたくなった。
「郁美、今日はぼくもう帰るよ。おばさんによろしく」
「あら、だめよ。孝弘君が今日の主役なんだから」
立ち上がったぼくの腕を、郁美がぎゅっとつかんでくる。
うそ・・・
郁美ってこんなに力が強かったっけ?
ぼくはそっと振り払おうとして郁美の力の強さに驚いた。
「うふふふふ・・・逃げられはしないわ」
急に笑みが消えて厳しい表情になる郁美。
「郁美・・・うあっ」
ぼくの腕をねじり上げるようにして後ろ手に固定する郁美。
だめだ、とても振りほどけない。
一体何がどうなっているんだ?
郁美はこんなに力が強くはなかったはずなのに・・・
「さ、行きましょ。カマキリ女様がお待ちかねよ」
ぼくを背後から押し出すようにして部屋から連れ出す郁美。
ぼくは腕を後ろ手にねじられているので、逆らうことができずに郁美の前を歩くしかない。
「郁美、痛いって、やめてよ」
「だめよ。おとなしくしなさい」
ぼくは郁美に腕をつかまれたまま、押されるように階段を下りていく。
こうなったら郁美のお母さんに郁美に手を離すように言ってもらうしかないか。

「キリキリー! 来たわね。クフフフ・・・」
「わぁっ!」
一階のリビングに連れてこられたぼくは思わず声を上げる。
そこには巨大なカマキリが両手を振り上げて立っていたのだ。
「ば、化け物!」
「失礼ね。カマキリ女様は化け物なんかじゃないわ」
郁美がそう言ってぼくをカマキリの化け物のほうに突き飛ばす。
「うわっ」
ぼくはたまらずにカマキリの化け物の足元に倒れこんだ。
「キリキリー! いらっしゃい孝弘君」
カマキリの化け物がぼくを見下ろして赤い唇に笑みを浮かべる。
「えっ?」
「クフフフ・・・この姿では初めてだから仕方ないわね。いつも53号がお世話になってありがとう」
「ええ?」
もしかして・・・もしかして・・・このカマキリの化け物が郁美のお母さんなのか?
あの郁美を美しく大人にしたようなあの人だっていうの?
「い、郁美・・・えっ?」
ぼくは郁美に確認しようと、郁美のほうを向いてまた驚いた。
そこには郁美じゃなく、躰にぴったりした青い全身タイツを身につけた女が、躰の線もあらわにして立っていたのだ。
「い、郁美?」
「ヒィーッ! それは変装して学校に行っているときの名前よ。今の私は偉大なるジャドークの女戦闘員53号!」
目だけ出したマスクで覆われた顔でその女はそう言って右手を上げる。
なんなんだ?
一体何がどうなっているんだ?
「キリキリー! 恐れることはないわ。私たちは一昨日二人で外出した帰りにジャドークのアジトに連れて行かれたの。そこで私は適性を認められてカマキリ女に、53号は女戦闘員に改造されたのよ。とても幸運で喜ばしいことだったわ」
全身が緑色の外骨格に覆われているものの、口元だけは以前の人間のままの赤い唇をしたカマキリの女が微笑んでいる。
うそだろ・・・
そんなことって・・・
これはなんかのドッキリなんじゃ?

ぼくが戸惑っていると、カマキリの女は両手のカマを振り上げてこう言った。
「心配しなくてもいいのよ。あなたの適正は問題ないはず。53号が見極めているからね。まあ、私のように虫人となることは無理でしょうけど、戦闘員には充分だわ」
なんなんだ?
この人たちは一体何を言っているんだ?
「大丈夫よ。戦闘員になってもちゃんと53号と一緒にいられるようにしてあげる。あなたもそのほうがいいでしょ?」
「いや・・・その・・・戦闘員になることとやらを断りたいんですが・・・」
ぼくはできるだけ穏やかにこの場を立ち去ろうと、そろそろと四つんばいになって這っていく。
「クフフフ・・・だめよ。逃がしはしないわ。キリキリー!」
カマキリ女のカマがぼくの横に振り下ろされ、ぼくの前には青い全身タイツ姿の郁美が邪魔をするように立ちはだかる。
に、逃げ道はないのか?
「53号。その男をカプセルに入れなさい! キリキリー!」
「ヒィーッ! かしこまりました、カマキリ女様」
再び右手を上げて奇声を出し、そのままぼくをつかみ上げる郁美。
なんて力だ。
まったく振りほどけない。
「やだ! やめろ! やだー!」
ぼくは手足をばたつかせて必死に抵抗するが、郁美はまったくお構いなくぼくを引きずっていく。
仏間に置かれたカプセルベッドのようなものが口を開けて待っていて、ぼくは無理やりその中へと押し込められた。

                   ******

「クフフフ・・・ほうら、しっかり勃起させなさい137号。キリキリー!」
「ヒ、ヒィーッ!」
ぼくは思わず右手を上げて敬礼してしまう。
この時間はぼくとカマキリ女様だけの時間だというのに・・・
「もう・・・敬礼など不要よ。それよりほら・・・」
カマキリ女様のカマがぼくの股間を刺激する。
ぼくはたまらず股間から勃起したペニスを生やしていく。
ぼくの着ているというか、皮膚同様になった青い全身タイツは、普段は股間にペニスなど形もないのに、こうして性的刺激を受けると、むくむくと生えてくるのだ。
「キリキリー! それでいいのよ。はむっ」
「ヒ、ヒィーッ!」
カマキリ女様がぼくのペニスを口に含んでくれたのだ。
その口の中の温かさが気持ちよくて、ぼくはついつい声を上げてしまった。
「んむ・・・んちゅ・・・クフフ・・・気持ちいい?」
「ヒィーッ! 気持ちいいです、カマキリ女様」
「出していいのよ。んちゅ・・・くちゅ・・・」
「あ・・・あああ・・・」
ぼくは躰が浮くような感じがして、カマキリ女様の口の中に射精してしまう。
「ん・・・クフフ・・・いっぱい出たわね。でもまだこれからよ」
ぼくの精液を飲み干し、カマキリ女様はぼくを床へ押し倒す。
「クフフフ・・・今度はこっちにね。キリキリー!」
緑色の外骨格から覗く赤い肉襞。
思わずぼくはごくりとつばを飲み込む。
「クフフフ・・・で、53号とは仲良くしてる? ちゃんとセックスしてる?」
「ヒ、ヒィーッ!」
「クフフフ・・・わかっているわ。戦闘員の仲間として仲良くやっているという程度でしょ? 仕方ないのよね。戦闘員は仲間という集団意識が強いから、特定の誰かという意識は少ないの。セックスもお互いに気持ちよくなれるなら誰でもいい」
カマキリ女様の言うとおりだ。
53号とは戦闘員同士仲間として大事な存在だけど、それは戦闘員だからであって、53号だからじゃない。
ぼくも戦闘員同士のセックスなら53号以外の女戦闘員とすることも多いのだ。
「クフフフ・・・でも私は違うわよ。私はあなたとのセックスが好きなの。これからも私専属の戦闘員としてかわいがってあ・げ・る。キリキリキリー!」
「ヒ、ヒィーッ!」
ぼくの上にまたがってぼくのペニスを肉襞でくわえ込むカマキリ女様。
こうしてぼくはカマキリ女様の専属戦闘員として日々を過すことになったのだった。

エンド
  1. 2017/02/21(火) 19:20:35|
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これまた没になったプロット案

以前、当ブログで「GIGA」様の「妄想プロジェクトZ」というコーナーに送ったものの、採用されなかったプロット案を掲載いたしましたが、これも同様に採用されなかったプロット案でございます。
こちらもこのまま陽の目を見ずに終わらせますのも残念ですので、ブログでプロット案を公開いたしたいと思います。
よろしければごらんになってくださいませ。


JKヒロインレズ悪堕ち

登場人物
ピュアルビー:清沢あかね
ピュアサファイア:聖あおい
ミニスカート型のコスを身にまとって闇の軍勢と戦う女子高生ヒロイン。
ルビーは白と赤のコスで、サファイアは白と青のコス。

盛野由香:あかねとあおいが通う学校の女性教師。
めがねと地味なスーツで目立たないが、それなりの美人。

エロスキー:闇の軍勢を率いて世界を闇の快楽に染めようとする幹部。
外見はマントを羽織った紳士風の男。


シーン1
ピュアルビーとピュアサファイアは日夜闇の軍勢と死闘を繰り広げていた。
とはいえ、二人の前には闇の軍勢といえども分が悪く、常に二人に敗北を喫していた。
そんなある日、仕事を終えて帰宅する途中だった由香は、たまたま二人が闇の軍勢を撃退するところを目撃してしまう。

目撃されたことに気が付いた二人は、翌日学校で由香に会い、二人が闇と戦うヒロインであることを打ち明けた。
由香は驚いたものの、二人が打ち明けてくれたことをうれしく思い、絶対に他人には漏らさないことを約束する。
由香にとって二人はかわいい教え子であり、自分にできる限り守ってやりたいと思うのだった。

しかし、何とかルビーとサファイアの二人を倒したいエロスキーは、別の情報源から二人が学校に通う女子高生であることを知った。

シーン2
ある日、帰宅途中の由香は闇の軍勢に襲われ、闇の世界へと連れ去られる。
そこにはエロスキーが待ち構えており、由香はその前に引きずり出される。
恐怖におびえる由香だったが、二人のことは絶対に口を割らないと覚悟をする。
だが、エロスキーはおびえる由香をやさしく抱きしめ、そっとキスをして由香に唾液を流し込む。
実はエロスキーの唾液は媚薬であり、由香を闇の快楽に染めてしまうのだ。
エロスキーの唾液で闇の快楽に侵されてしまった由香は、むさぼるようにエロスキーに抱かれていく。
やがてエロスキーが由香の中に精を出すと、由香の体が闇に包まれ、その中から黒いボンデージ衣装に身を包んだ闇の女が誕生する。

闇の女となった由香はエロスキーに忠誠を誓い、エロスキーの片腕ジャアクレアとしてルビーとサファイアの二人を闇の快楽に染めることを宣言する。
もはや由香にとって二人は守るべき教え子ではなく、エロスキーの邪魔をする憎い存在になっていたのだった。

シーン3
以前の由香の姿に戻って学校に現れる由香。
だが、以前はしていなかったアイシャドウと赤い口紅が彼女を彩っていた。
由香はまずあおいに目をつけ、闇の軍勢についての新たな手がかりがあると放課後あおいを呼び出す。
由香を心から信じているあおいは疑うことなく放課後由香の元を訪れるが、由香はあおいにいきなりキスをして唾液を流し込む。
闇の女となった由香はエロスキー同様に媚薬の唾液を使うことができるのだ。
不意打ちで唾液を流し込まれたあおいは、必死に媚薬の効果に抵抗しようとするも、由香に愛撫されるうちに抵抗できなくなってしまう。
誰もいない教室でジャアクレアとしての姿に戻った由香は、股間からペニスを生やすとあおいを犯していく。
今まで感じたことのない快楽があおいを襲い、あおいはその快楽に飲み込まれていってしまう。

その日から、あおいは放課後の音楽室や理科室、保健室などでジャアクレアに犯され、快楽の虜となって行った。
やがて闇の軍勢が出現したという報告があかねからもたらされるが、ジャアクレアはこのまま犯されて快楽を受け取るか、それともピュアサファイアとして現場に向かうか選ぶようにあおいにささやく。
快楽にすでに負けていたあおいは、現場に行かずにこのまま快楽をとジャアクレアにねだる。
それを聞いたジャアクレアは満足そうに笑みを浮かべ、あおいの中に闇の快楽を注ぎ込む。
あおいの体が闇に包まれると、中からは以前と同じ形だが白い部分が黒くなったミニスカートコスに身を包んだあおいが現れる。
あおいはピュアサファイアから、闇の快楽の戦士ダークサファイアへと変化してしまったのだ。
ダークサファイアは自らジャアクレアに口付けをすると、二人は濃厚なレズプレイを楽しみ、正義がいかにくだらないことかを宣言するのだった。

シーン4
あかねに現場に来なかったことを問われるあおい。
だが、あおいは悪びれた様子もなく、無言で立ち去ってしまう。
その様子に不審を抱いたあかねは、由香に相談するべく放課後職員室に行く。
あかねから相談を受けた由香は、それは気になるから二人きりで話しましょうと場所を変える。
ところがそこにはあおいがいて、あかねは二人に挟まれる形になってしまう。
あおいは笑みを浮かべ、あなたにも闇の快楽を教えてあげるとあかねにキスをする。
すでに彼女の唾液も媚薬に変わっており、あかねはたちまち体がうずき始めてしまう。

背後からは由香、正面からはあおいに愛撫され、次第に体をとろかされていくあかね。
もはや麻薬のように二人の愛撫なしでは過せなくなってしまい、あかねは放課後になると由香とあおいのもとへ出向くようになってしまう。
三人が濃厚なレズプレイに興じていると、町では闇の軍勢が暴れているとニュースが報じる。
由香はあかねにも同じように快楽か現場か選ぶように言うと、あかねはもう快楽を選ぶことしかできなかった。

やがてジャアクレアとダークサファイアの姿になった二人から闇の快楽を注ぎ込まれ、あかねは闇に包まれる。
やがて闇が晴れたとき、そこに立っていたのは以前と同じようなミニスカートコスながら、白い部分が黒く染まったダークルビーだった。

シーン5
ルビーとサファイアの二人が闇に染まったことに満足したジャアクレアは、二人を連れてエロスキーのもとへ向かう。
三人はエロスキーにひざまずくと、世界を闇の快楽で染めることを宣言し、エロスキーに忠誠を誓う。
やがて三人の活躍で世界は闇に閉ざされ、アジトではジャアクレア、ダークルビー、ダークサファイアたち三人のレズプレイがいつ果てることなく続くのだった。

エンド

キャラ名等は変更していただいてかまいません。


以上です。
こちらも採用していただければうれしかったんですけどねぇ。
残念でした。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2017/02/18(土) 20:30:46|
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GIGAさんに送ったプロット案

特撮系のアダルト映像作品を制作してくださいます「GIGA」様では、「妄想プロジェクトZ」というコーナーでファンからの映像化してほしい妄想プロットを募集しております。

それで私もちょっと投稿してみたのですが、残念ながら採用にはならず、掲載期間が終了して削除となってしまいました。
そのため、そのプロット案をブログに掲載いたします。
こんなの送ったんですよーということで。


ヒロイン悪堕ち オペレーターたちも女戦闘員に

登場人物

アースファイターさくら:桃華さくら(ももはな さくら)
地球を守るアースファイターの日本担当。
日本を守る正義のヒロインとして日夜デイビルと戦う美女。
コスチュームカラーはピンク。

アースファイターサポート本部のオペレーター三人
愛華(あいか) 優美(ゆうみ) 早苗(さなえ)
さくらを支えるサポート本部で働く三人の女性たち。
司令部で本部からの指示や周辺状況などを伝える。
婦人自衛官のような制服を着用。

ザヴォール司令
地球を狙う悪の帝国デイビルの司令官。
日本を担当するが、さくらに何度となく煮え湯を飲まされている。
見た目は日本人の青年風。


シーン1
デイビルの魔獣と戦闘員が暴れている情報がオペレーターたちに伝えられる。
三人はてきぱきと魔獣の位置やその推測能力、戦闘員たちの数などを調べ、待機しているさくらに伝達。
さくらはすぐに出動し、オペレーターたちの情報を元に魔獣を退治してしまう。
魔獣をやられたザヴォールは、手にした指揮棒を折るほどに怒りを表すが、どうしようもない。
だが、戦闘員の一人が彼にある報告を行うと、彼の怒りは収まり、逆にニヤッと笑みを浮かべるのだった。

シーン2
魔獣を倒したことを報告し、今回も日本を守りきったことを喜び合うさくらと三人のオペレーターたち。
本部で軽いお祝いをした後、さくらは再び待機に向かい、オペレーターたちは交代して本部を離れる。
彼女たちの住む寮へ向かう途中、彼女たちの前に現れるザヴォールと戦闘員たち。
彼女たちは自分たちが襲撃されるなど想像もしていなかったのか、なすすべもなく捕らえられてしまう。

シーン3
デイビルのアジトの一室、殺風景な部屋に閉じ込められている三人。
お互い励ましあってさくらが助けに来てくれることを信じている。
だが、彼女たちの前に現れたザヴォールは、ここがデイビルのアジトであり、さくらに見つけられはしないことを告げる。
そして、三人に向かい、これからお前たちを犯すことを宣言。
彼の魔力を持つザーメンを注入することで、三人の身も心も汚し、デイビルの女戦闘員にしてしまうつもりだったのだ。

ザヴォールはまず優美を戦闘員に押さえつけさせ、彼女に一物をねじ込んでいく。
必死に抵抗する優美だったが、抵抗むなしくザヴォールにレイプされてしまう。
単なる肉体の防御反応なのに、こんなに濡れているではないかと言葉攻めされ、ザヴォールの魔力のこもったザーメンを注ぎ込まれてしまう優美。
さらに顔面にもザーメンをかけられ、ぐったりと床に横たわってしまう。
すると、彼女の身体が闇に覆われ、闇が晴れると黒い全身タイツに身を包んだ女戦闘員がゆっくりと起き上がった。

「キキーッ! 私は女戦闘員ユウミ。偉大なるデイビルとザヴォール様に忠誠を誓います」
魔力を含んだザーメンによって身も心も闇に染められてしまった優美は、全身タイツを身に纏った女戦闘員に生まれ変わってしまった。
そのことに愕然とする愛華と早苗。
だが、女戦闘員ユウミは、あなた方もザヴォール様にレイプしてもらえば私のように生まれ変われるわと冷たく言い放つ。
必死に逃げようとする二人だったが、戦闘員を振りほどくことは出来ず、次々とザヴォールにレイプされてしまう。
すべてが終わったあと、ザヴォールの前には、新たに生まれた三人の女戦闘員たちが右手を上げて忠誠を誓っていた。

シーン4
本部に戻ってくる三人のオペレーターたち。
だが、いずれも濃いアイシャドウと濡れたような赤い唇の妖艶な化粧が施されており、妖しげな笑みを浮かべている。
いつものように勤務に付く三人のもとに新たなデイビルの魔獣が現れたという報告が入る。
三人の情報に従い出動するさくらだったが、指示された場所には罠が張られており、さくらはあっけなく捕らえられてしまう。

シーン5
デイビルのアジトに連れてこられたさくらの前に三人のオペレーターが姿を見せる。
自分と同じように捕らえられたと思ったさくらは、三人の無事を喜びみんなで脱出しようと持ちかけるが、三人は妖しく微笑むだけ。
やがて部屋にザヴォールが現れ、さくらは三人をかばうように立ちはだかるも、背後から襲われてしまう。
三人が女戦闘員の姿に変化していることに驚くさくら。
だが、全身を痺れが襲い、思うように抵抗できない。
三人の女戦闘員たちはそんなさくらの身体をマッサージでもするかのように愛撫し、ザヴォールのレイプを受け入れられるよう解きほぐしていく。
やがて頃良しと見たザヴォールは、満を持してはちきれんばかりになった一物をさくらにねじ込んだ。

女戦闘員たちの愛撫で身体をほぐされていたさくらは、レイプにまったく抵抗できず、ザヴォールにいいように犯されてしまう。
やがてザヴォールの魔力を含んだザーメンがさくらの中に放出され、顔面にも注がれていく。
「ああっ」
さくらの悲鳴とともに全身が闇に覆われて行き・・・
やがて黒い闇のコスチュームに身を包んだ妖艶な美女がゆっくりと起き上がった。
それはザヴォールの魔力を含んだザーメンで身も心も闇に染められてしまったさくらだった。

「うふふふ・・・なんてすばらしいのかしら。私はもう正義のヒロインなどではないわ。偉大なるデイビルのしもべとして世界を闇に染める魔女、ダークチェリーよ」
生まれ変わったさくら=ダークチェリーは誇らしくそう宣言し、ザヴォールの元にひざまずくと、自分を闇に染めてくれた一物をおいしそうに頬張った。

シーン6
逃げ惑い悲鳴を上げる人々。
デイビルの攻撃が始まったのだ。
その先頭にいるのは、魔獣を引き連れ、三人の女戦闘員アイカ、ユウミ、サナエを従えた闇の魔女ダークチェリーという女だった。

エンド

いかがでしたでしょうか。
採用していただければうれしかったんですけどねー。
残念。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2016/11/29(火) 20:49:22|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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メス犬リサ

衣装系販売サイトに「Milanoo」様というところがございますが、ラバースーツや全身タイツなども取り扱っており、見ているだけで楽しくなるサイト様です。
その「Milanoo」様にとても素敵な犬耳付きラバースーツがありましたので、これをヒロインに着せてメス犬奴隷にするのも悪くないなぁと思い、SSを書いてしまいました。
楽しんでいただけましたら幸いです。

それではどうぞ。


メス犬リサ

「ヌウ・・・またしてもやつらに・・・おのれオーロラファイブめ」
モニターに映し出される部下たちのふがいない最後に歯噛みする一人の青年。
黒を基調とした軍服のような衣装をまとい、端正な顔立ちをしているが、表情は怒りに満ちている。
それも当然か、彼の繰り出す魔獣はことごとくがオーロラファイブという五人の戦士たちによって倒されてきたのだ。
このままでは地球侵略などいつになっても成功しないだろう。
このような事態をもし本国が知れば・・・
おそらく彼の命はないに違いない。
何とかしなければ・・・

「ヴァリドズ様」
青年の背後から現れた一人の老人が声を掛ける。
「ドクターフェズラーか。なんだ? 生み出した魔獣がまったくの役立たずであることを詫びて、死でも申し出ようというのか?」
忌々しそうに一瞥をくれるだけのヴァリドズ。
この老人の作る魔獣は今までは相応の活躍をしてきたが、地球ではまったくオーロラファイブに歯が立たないのだ。
「そうではありませぬ。やつらのバトルスーツの解析がやっと完了いたしましたので」
「ほう?」
ヴァリドズはさして興味もなさそうに返事をする。
今さらバトルスーツの解析など行っているのでは話にならない。
「地球人のやつら、なかなか面白いものを作り出しましたものですじゃ。これならばいつでも何の準備もなくバトルスーツを身につけることが可能」
「それで?」
敵のバトルスーツがどういうものかわかったとして、それに対する対策ができなければ意味がない。
「まあ、一つ面白いことを行なってご覧に入れましょう」
にやりと笑みを浮かべる老博士。
頭に取り付けられた機械がめまぐるしく明滅している。
「ふん・・・いいだろう。やってみろ」
最後の機会だ。
これで失敗すれば、この老人には用はない。
ヴァリドズはそう決めていた。

                   ******

「またしても性懲りもなく・・・」
「よくもまあ、毎度毎度・・・」
「またやられに来たってわけか?」
「そろそろ学習したらどうなの?」
「あなたたちに負けるオーロラファイブじゃないのよ!」
散々な言われようである。
もっとも、これまで十数体もの魔獣を葬られているとあっては言われてしまうのもやむをえない。
だが、それも今日までのこと。
久しぶりに前線に出てきたドクターフェズラーは、前線の雰囲気をしばし楽しんでいた。

「ようし! 行くぞみんな! オーロラチェンジ!」
レッドの掛け声とともに五人の躰には光の粒子のようなものがまとわりつき、五色の色のバトルスーツに変化する。
頭部のヘルメットから足のブーツに至るまで、それぞれが赤・青・黄色・ピンク・白の五色のスーツが彼らを包み込む。
このバトルスーツに身を包んだ彼らは、およそ人間の数十倍ともいうべき力を発揮し、魔獣も戦闘員たちも蹴散らしてしまうのだ。
何度となく繰り返された一方的な戦い。
今日もまたドクターフェズラーの前でそれが繰り返されていく。

「さて・・・」
おもむろに懐から装置を取り出すドクターフェズラー。
何かの発信装置のように見えるそれのダイヤルをきりきりと回し、スイッチを押す。
「うおっ?」
「えっ?」
「な、何?」
オーロラファイブの動きが突然止まる。
みな一様に気をつけのように直立不動の姿勢をとっているのだ。
「ど、どういうこと?」
「な? スーツが突然固まっちまった」
「動けないわ!」
必死に身をよじって躰を動かそうとしているようだが、スーツがまったく動かないのだ。
「ふむ。思ったとおりだ。やはり周囲の元素をフィールドで集めてスーツに構成していたというわけか。ならばこれで・・・」
ドクターフェズラーがダイヤルを回してスイッチを二つ三つ押してみる。
「うぐっ! な、何を?」
「わ、私じゃない! スーツが、スーツが勝手に! きゃあっ!」
「わりぃ! スーツがいきなり・・・」
魔獣や戦闘員たちが見守る中、勝手に殴り合いを始めるオーロラファイブ。
元素をスーツに構成したフィールドのコントロールを着用者からはずしてしまえば、スーツは着用者を無視して動かすことができるのだ。
「クックック・・・これはいい。が、勝手に殴り合わせて見守るというのもつまらんな。ヴァリドズ様への土産を連れて、あとは魔獣や戦闘員どもに憂さ晴らしをさせてやるか」
再びダイヤルをいじってスイッチを押すドクターフェズラー。
すると五人のうちのピンクだけが動きを止められ、ほかの四人はバトルスーツを解除されてしまう。
「こ、これは・・・」
「いやっ、また動けない!」
「くそっ、どうしたら・・・」
困惑する五人をよそに、ドクターフェズラーは動けないピンクを捕獲し、ほかの四人は好きにするよう魔獣たちに命じる。
訓練をつんだ五人ではあったが、バトルスーツを解除されてしまっては魔獣の敵ではない。
四人が魔獣や戦闘員たちに嬲り者になっている間に、身動きの取れないピンクは戦闘員たちに担がれ、アジトへと連れ去られるのであった。

                   ******

「う・・・こ、ここは?」
薄暗がりの中目を覚ますオーロラピンク。
どうやら今まで気を失っていたらしい。
だが、目が覚めてもスーツはまったく動かず、直立不動のままだ。
身動きしようにもどうしようもなかった。

「クックック・・・立ちっぱなしで寝ていた気分はどうかな?」
白衣を着た老人が声を掛けてくる。
頭には機械装置が付いていて、歯車が動きランプが明滅していた。
「あなたは?」
「クックック・・・わしはドクターフェズラー。お前たちが戦っていた魔獣を作り出してきた者じゃ」
その答えに息を呑むオーロラピンク。
倒してきたとはいえ、強敵である魔獣をこの老人が作り出していたというのか。
「私をどうするつもり?」
オーロラピンクは何とか躰を動かそうとするが、スーツはびくともしない。
「クックック・・・お前たちには今まで散々煮え湯を飲まされてきたからのう。ただ殺すのでは面白くない」
「くっ・・・」
「ヴァリドズ様にメス犬を一匹プレゼントしてやってもよいのではないかと思ってな。お前ならふさわしかろう」
「な? メス犬ですって?」
驚愕の声を発するオーロラピンク。
殺されるどころかメス犬として飼うというつもりなのか?

「ドクターフェズラー、こんなところへ呼び出して何の用だ? オーロラファイブはどうなったのだ?」
軍服姿の青年が一人現れる。
おそらく彼がこの老人の言うヴァリドズ様という人物なのだろう。
「ヴァリドズ様、こちらへ」
「そこにいたか。む、これは?」
直立不動のオーロラピンクに驚くヴァリドズ。
なぜオーロラファイブの一人がこんなところにいるというのだ。
「ヴァリドズ様、これはこのフェズラーよりの贈り物でございます」
「贈り物だと?」
「ふざけないで!」
期せずして二人の声が重なる。
「このようにまだしつけができておりませぬが、なに、すぐにヴァリドズ様に尻尾を振るようになりますので。クックック・・・」
「ほう、それは面白い」
「ふざけないで! 私はそんなマネは死んでもしないわ!」
ぶんぶんと首を振るオーロラピンク。
「ひっひっひ・・・はたしてどうかな?」
ポケットから装置を取り出し、ダイヤルを回してスイッチを入れるドクターフェズラー。
とたんに光の粒子がオーロラピンクから拡散し、スーツが解除されて裸の女が床に倒れこむ。
「ずっと立たされていたからのう。無理もない」
「あああ・・・いやぁっ」
必死に両手で躰を抱くようにして見られないようにするオーロラピンク。
いや、スーツが解除されてしまった今は、ただの生身の人間桃野理沙(ももの りさ)に過ぎない。

「裸はいやか? ではこうしてやろう」
再びダイヤルを回してスイッチを入れるドクターフェズラー。
すると今度は黒い粒子が理沙の周囲に集まって彼女の躰を覆っていく。
「え? 何?」
黒い粒子は彼女の躰に張り付くと、まるでラバーのように躰に密着して黒光りする。
理沙は見る間に全身をラバー状のスーツで覆われ、目と口元だけが露出している状態になっていく。
それだけではとどまらず、頭には垂れたような犬の耳と、お尻からは細長い尻尾が形作られ、手と足はディフォルメされたような肉球の付いた犬の手足に変化した。
「な、何なのこれぇ?」
お尻をぺたんと床につけ、両手の肉球で頭の犬耳を触る理沙。
躰のラインが見事にあらわになっていて、とてもなまめかしい姿だ。
「クックック・・・お前はメス犬じゃ。ラバースーツで作られたメス犬じゃから、ラバードッグじゃな」
「うそ・・・いや、いやぁっ!」
頭を抱えていやいやと首を振る理沙。
だが、今まで彼女の身を守ってきたバトルスーツは、ラバースーツとなって彼女に密着して離れない。
「クックックック・・・心配はいらん。ここをちょっとこうすれば・・・」
さらにダイヤルをひねりスイッチを押すドクターフェズラー。
「ひぐっ?」
とたんに理沙の躰がびくんと跳ねる。
「かは・・・かはぁ・・・」
口を半開きにし、目がうつろになって宙を見上げる理沙。
「はひぃ・・・はひぃ・・・」
その躰が震え、開いた口からはよだれが一筋垂れていく。
「何をしたのだ?」
その様子に驚くヴァリドズ。
一体何がどうなっているのか?

「ひっひっひ・・・やつらはこのフィールドの使い方を一部しかわかっておりませぬ。こうしてちょっと加工してやれば、肉体に影響を与えることも可能ですのじゃ」
「肉体に影響を?」
「左様ですじゃ。今彼女には強烈な快楽を与えております。この状態を利用し、この娘に調教を施せば、いずれこの娘はヴァリドズ様の命令に喜んで従うようになるでしょう。ひっひっひ・・・」
いやらしく笑うドクターフェズラー。
つられてヴァリドズもほくそ笑む。
「それは面白い。オーロラファイブの一人をメス犬として飼うのも悪くはない。うまくしつけるのだぞ、ドクターフェズラー」
「はい。それはもう念入りに。クックック・・・」
まるで嘗め回すようにラバースーツ姿の理沙を見るドクターフェズラー。
その視線の先では、ラバーのメス犬となった理沙がひたすら快楽に身をよじっていた。

                   ******

「あひぃ・・・あひぃ・・・気持ちいい・・・気持ちいいよぉ・・・」
ラバースーツ姿でヴァリドズに貫かれている理沙。
その全身を快楽が走り、何も考えられない状態だ。
「クックック・・・その快楽を与えてくれるのはヴァリドズ様だ。ヴァリドズ様に従えばお前は永遠にその快楽を味わうことができる。わかるな」
装置のダイヤルを微調整し、理沙の耳元でささやくドクター。
「はひぃ・・・はひぃ・・・わかり・・・ますぅ・・・」
口元からはよだれをたらし、自ら腰を振ってヴァリドズのモノをむさぼる理沙。
今の彼女にとって、一番大事なものはヴァリドズの肉棒なのだ。
「フフ・・・イキたいか?」
「はひぃ・・・イキたいれすぅ・・・」
ろれつが回らないほどの快楽を感じている理沙。
「ではまた俺のメス犬になると誓うのだ。心から俺のメス犬になると」
「はひぃ・・・誓いまふぅ・・・心からヴァリドズはまのメス犬になると誓いまふぅ・・・」
理沙の心に刻み込まれていく誓い。
繰り返されることにより、さらに深く浸透していく。
「わらしはぁ・・・ヴァリドズはまのぉ・・・メス犬れすぅ」
理沙に取り、その言葉はもはや真実と言って過言ではなかった。

                   ******

『うわーー!』
『ぎゃーー!』
『ひぃーー!』
『いやぁーー!』
さまざまな悲鳴、それも人々が死に瀕しているときの断末魔の悲鳴が大音量で流れている。
室内の中央には、ラバースーツ姿の理沙が転がされ、その悲鳴を延々と聞かされていた。
理沙は人々の悲鳴を聞きながら、うつろな目をし、肉球の付いた手で胸と股間をいじっている。
まるで聞こえてくる悲鳴が心地いい音楽か何かのようだ。
「これは?」
「ひっひっひ・・・娘の心に人間の悲鳴が心地いいものだと刻み込んでいるのです」
ニヤニヤと笑っているドクターフェズラー。
「心地いいもの?」
「左様で。これで彼女は人間の悲鳴を聞きたいがために、人間どもをいたぶるようになるでしょう」
「なるほど。今まで守ろうとしていたものをいたぶることが楽しくなるわけか。面白い」
ヴァリドズも思わず笑みが浮かぶ。
「はあん・・・ああ・・・気持ちいい・・・気持ちいいよぉ・・・もっと・・・もっと聞かせてぇ・・・」
悲鳴を聞くのが楽しくなっている理沙。
着々とドクターの調教が彼女を変えていっていた。

                   ******

「んちゅ・・・ん・・・くちゅ・・・ぷあ・・・はあ・・・ヴァリドズ様のこれ、だーい好き」
マスクから覗く目をうっとりと潤ませ、今自分がしゃぶっていたものを愛しそうに見つめているラバードッグ。
「くくく・・・今日も楽しんできたそうじゃないか? 今日は何人殺したんだ?」
そそり立つモノを好きにしゃぶらせ、にやりと笑みを浮かべるヴァリドズ。
目の前のラバーに包まれたメス犬は、ほぼ彼の思い通りに仕上がったのだ。
「うふふ・・・今日は20人ぐらいです。みんなとても素敵に鳴いてくれましたわぁ」
先ほどまでの光景を思い浮かべ、思わず躰をかき抱く理沙。
いや、今はもうラバードッグリサと呼ばれる存在だ。
「ふふふ・・・人間を殺すのは楽しいか?」
「もちろんです。人間どもの死ぬときの悲鳴を聞くのってすごく気持ちがいいんですよ。ヴァリドズ様とセックスするのと同じぐらいなんです。アオーン!」
まるで犬のように吠え声を上げるリサ。
彼女の中では人間を殺し悲鳴を聞くことが快楽になってしまったのだ。
「それに、人間どもを爪で引き裂き肉を噛み切るときがまたたまらないんです。うふふふ・・・」
ドクターフェズラーによって付けられた牙がリサの唇から覗いている。
ラバーに包まれたボディラインは以前とほとんど変わらないのに、中身はもう以前の桃野理沙とは別人と言ってもいいだろう。
「クククク・・・お前は俺の何だ? 言ってみろ」
「はい。私はヴァリドズ様の忠実なメス犬、ラバードッグリサです。ヴァリドズ様のためなら何でもいたします。どうかこのメス犬をこれからもかわいがってくださいませ。アオーーン!」
まるで犬が主人に対するように這いつくばり、ヴァリドズを見上げている。
その姿は見ていてとても興奮するものだった。

                   ******

「いやぁっ! 何? 何なのこの格好?」
全身をラバースーツに覆われた女性が頭を抱えて首を振る。
その姿は隣に立つラバードッグリサとほとんど同じだ。
頭からつま先まですっぽりとラバースーツに覆われ、頭部には垂れ下がった犬耳が、両手と両足には肉球の付いた犬の手足が、そしてお尻からは犬の尻尾が下がっている。
「あはははは・・・とても似合っているわよ。あなたもヴァリドズ様にお仕えするラバードッグになるのよ」
「理沙・・・どうして? どうしてこんな・・・」
ラバーマスクから覗く目が困惑を浮かべてリサを見上げている。
「残念だったわね。あの時あそこからどうにか逃げ出したらしいのに、バトルスーツの改良が間に合わなかったとはねぇ。でもよかったわ。あなたが生きていてくれて。またこうして二人で一緒にいることができる」
リサの方は愛情とも取れるようなまなざしで床に座るかつての仲間を見下ろしていた。
「そんな・・・」
「怖がることはないわ。あなたもすぐにヴァリドズ様とのセックスや人間をなぶり殺す楽しさを知ることができるわよ。アオーーン」
誇らしげに吠えて見せるラバードッグリサ。
先輩犬としての自覚なのかもしれない。
「いやっ、そんなのいやぁ!」
絶望の悲鳴が部屋中に響き渡った。

                   ******

「あん・・・」
ピンク色の舌が漆黒のラバーの上を這っていく。
「うふふ・・・素敵よサキヤ。ヴァリドズ様のラバードッグにふさわしいわ」
「うれしい・・・このラバースーツがこんなに気持ちいいものだったなんて・・・」
仰向けで股間をリサに舐めてもらっているもう一匹のラバードッグ。
先ほどの興奮とはまた違う快感が躰を走る。
「でしょ・・・このラバースーツは最高」
「ええ・・・最高だわ」
お互いに喜びの表情を浮かべる二匹のラバードッグ。
「それで、何人ぐらい殺してきたの?」
「あふぅ・・・10人ぐらい・・・かな。すごく気持ちよかった」
「うふふ・・・でしょ。人間どもを殺して悲鳴を聴くのはとても気持ちいいことなの」
「リサの言うとおりだわ。人間どもを殺すのがこんなに気持ちいいことだったなんて・・・」
先ほど自分がやってきた虐殺を思い出しうっとりとするサキヤ。
「まるでヴァリドズ様にセックスしてもらっているような気持ちよさだったでしょ」
「ええ、女の喉を噛み切るときなんか、思わず軽くイッちゃったわ」
「それでいいのよ。私たちはラバードッグ。人間どもをいたぶり、ヴァリドズ様にかわいがっていただくのが喜びなの。アオーーン」
リサが喜びの吠え声を上げる。
「その通りだわ。私、ラバードッグにしていただいてとっても幸せ。私はラバードッグサキヤよ。アオーーン」
もう一匹のラバードッグも部屋中に響くように大きな声で吠えた。

                    ******

「ヴァリドズ様。新たなラバードッグを連れてまいりました」
いすに腰掛けているヴァリドズの元に、二人のラバースーツに身を包んだ女がやってくる。
二人ともほぼ同じ格好をしたメス犬たちだ。
「ヴァリドズ様。私はヴァリドズ様に新たにお仕えするメス犬、ラバードッグサキヤです。アオーーン」
両手を前で構え、甘えたような目でヴァリドズを見るラバードックサキヤ。
かつてはオーロラホワイトとして人類を守る戦士だった白川咲希耶(しらかわ さきや)はもうそこにはいない。
「クククク・・・いい子だ。これからはわれに従い、われのために働くのだ。いいな?」
「もちろんですヴァリドズ様。私はヴァリドズ様のためなら何でもいたします。アオーーン」
マスクから覗く唇からは新たに植えつけられた牙が見える。
今の彼女はその牙で人間どもを引き裂くことをためらいはしない。
今まで散々邪魔をしてきた敵の女二人がこうして自分のメス犬となった。
そのことにヴァリドズは思わず笑みがこぼれる。
「二人とも来るがいい。今からたっぷりとかわいがってやろう」
立ち上がって歩き出すヴァリドズ。
二人のラバードッグは一瞬お互いの顔を見つめあうと、はじけんばかりの喜びを満面にたたえ、一緒に彼の後を追うのだった。

エンド
  1. 2016/08/23(火) 20:38:01|
  2. 洗脳・戦闘員化系SS
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Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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