今日の話はギャグです。
終了記念にちょっと血迷ったものです。(笑)
まあ、息抜きにどうぞ。
「ハア、終わっちゃったわねぇ」
ソファーにくつろぎ、心なしか寂しげな表情を浮かべているブラックローズ。
赤いボンデージ状の外骨格がつややかで美しい。
「お疲れ様でした、ブラックローズ様」
その足元にぺたんと座り、外骨格の継ぎ目から筋肉をマッサージしている黒レオタードの少女。
言うまでもなく片場聡美である。
「ふふ・・・あなたもお疲れ様。残念ね。あなたにも更なる強化のチャンスがあったというのに・・・」
足元に座っている聡美の頭を撫でてやる。
「いえ、そんな・・・私はブラックローズ様の奴隷人形になれただけで充分です」
聡美はうっとりとした表情を浮かべてその顔を上げた。
相変わらず可愛いわね・・・
ブラックローズも目を細める。
「それをあの舞方雅人とか言う男は、あれほど聡美の強化案をプッシュしてくれた方がいるにもかかわらず、まるっきり無視したみたいよね」
こぶしを握り締めるブラックローズ。
どうもその舞方雅人という人物には好印象を抱いてはいないようだ。
「あ、ブラックローズ様・・・弁護するわけではありませんが、あの男も考慮はしたようです。しかし・・・」
「そう、所詮あの男の頭脳レベルなど知れたもの。オーバーヒートして収拾がつかなくなったんでしょ」
吐き捨てるように言うブラックローズを前に、聡美は苦笑するしかない。
「それで? 今日は何かあるというのかしらね?」
気を取り直してサイドテーブルに置かれたグラスに手を伸ばす。
冷えたシャンパンが先ほど聡美の手で用意されていたのだ。
「今日は終了記念のお祝いがあるそうです。先ほど連絡がありました」
聡美はすっと立ち上がってシャンパンのボトルを手にする。
ポンという音とともに栓が抜かれ、白いシャンパンがブラックローズの持つグラスに注がれていった。
「終了、おめでとうございます。ブラックローズ様」
「ありがとう聡美。あなたも飲みなさい」
優雅にグラスを傾けるブラックローズ。
グラスに赤い外骨格が映りこんでいる。
「いえ、私は・・・」
すっと膝をつき辞退する聡美。
彼女は奴隷人形であり、ブラックローズに従うメイドの役割に徹するつもりだったのだ。
「あーっ! ブラックローズ様ずるい」
「もう始められていたんですね?」
「もう少し早く来ればよかったか」
三人のにぎやかな声が流れてくる。
無論現れたのは栗原姫菜、澤崎律華、春川しのぶの三人だ。
今はまだ魔力によって女子生徒の姿をとっている。
もちろんこのマンションに来たからにはそんな必要は無い。
「あら、あなたたちも来たのね?」
「来たのね? じゃ無いですよー。先に始めるなんてずるいです」
ぷうっと膨れる姫菜。
相変わらず子供っぽさが抜けていない。
まあ、聡美との出会いが漫画的なぐらいだから、子供っぽくも感じられるというものだろう。
「うふふ・・・ごめんなさい。あなたたちが来るかどうか聞いていなかったから」
ソファでゆったりと彼女たちを見やるブラックローズ。
その姿はまさしく女王と呼ぶに相応しい。
「ご心配ございません。皆様のお席もちゃんと用意してございます」
すっと一礼して皆を迎え入れる聡美。
黒いレオタード姿が相変わらず似合っている。
「むぅ、当然でしょ。私たちはなんて言ったって妖女虫なんですからね。ブラックローズ様のおそばにいるのは当然なんだから」
姫菜はまだ膨れている。
どうも人気面であまり評価されていないのが気に入らないようだ。
同時登場の聡美にばかり人気が集中しているのが面白くないのだろう。
「姫菜。その姿では妖女虫と言っても説得力が無いぞ」
「うふふ、姫菜は落とされ方も一般的でしたものね」
「むぅ、二人ともひどいよ」
しのぶと律華にからかわれて、姫菜はますます膨れてしまう。
「うふふ、まあ、いいじゃない。こちらへいらっしゃい」
ブラックローズが立ち上がってリビングへ向かう。
そこにはとりどりに飾られたテーブルにたくさんの豪華な食事が並べられていた。
「私一人では大変でしたので、少し手伝っていただきましたけど・・・」
聡美はそう言うとキッチンのほうを指し示す。
そこには裸エプロン姿の澤崎佳奈子と澤崎雛美が立っていた。
相変わらず二人ともうっとりとした表情で微笑んでいる。
「お母さん・・・雛美」
律華がその姿をほほえましく見つめる。
妖女虫となった律華にとって、二人はもう手足のように使える奴隷人形だ。
「お口に合いますかどうか・・・」
「地底の材料は使ったことがなかったものですから」
二人がぺこりと頭を下げて一礼する。
「アルコールに関しては地上のものを用意しました。地底のものよりもよろしいとのことでしたので」
見るとグラスとシャンパンもしっかり用意されている。
「さあ、いつまでもそんな姿をしていることはないわ。元の姿になりなさい」
ブラックローズが一番奥の椅子に着くと、他の三人もそれぞれムカデナ、ドクガナ、ホタルナの姿を取り戻す。
そしてそれぞれが席に着いたところで、椅子が余っていることに気がついた。
「ブラックローズ様。他にも誰か来るのですか?」
ドクガナが首をかしげる。
「あ、それはですね・・・」
聡美が何か言おうとした時、慌ただしく駆け込んでくる妖女虫二人の姿があった。
「間に合った・・・」
「ブラックローズ様、ひどいです」
「クモーナ、サソリナ。間に合ってよかったわね」
苦笑するブラックローズ。
「どうやらあのボケ男、舞方雅人があなたたちのことを忘れていたようよ」
「なんてこと」
「赦せないわ、地上人のくせに」
クモーナとサソリナの周囲が凍りつく。
おそらく明日のブログ更新は不可能となるだろう。
クモーナもサソリナも地上人に容赦をするような妖女虫では無い。
「とりあえず、これで全員かな?」
ドクガナがあらためてみんなを見渡す。
「いいえ、あとお二人です」
聡美が首を振った。
「ふん、あの頃のお前たちは恐るべき相手だった。キチク将軍が苦戦したのもうなずける」
「うふふ、それはありがとう。クリスタルポピーも浮かばれますわね」
優雅な足取りで入ってくるスーツ姿の女性といかつい軍服姿の男。
言うまでもなく三崎聖夜とゲドラーである。
「ふん、男は邪魔だろうが、一応顔を出させてもらうぞ」
「お招き預かり光栄ですわ。私もこの仲間に加わるかと思っておりましたけど」
二人は一応の挨拶をしてテーブルに着く。
広いテーブルもこれでいっぱいになった。
「三崎学園長に関してはどうだったんですか、ブラックローズ様?」
ホタルナがそっと訊いてくる。
やはりラストバトルの相手として気になるらしい。
「妖女虫化は予定されていたんですか?」
「さあ、私は聞かされていなかったわ」
首を振るブラックローズ。
「予定にはなかったと聞いております。舞方雅人にそのつもりはなかったということみたいですね」
聡美が佳奈子と雛美と一緒にグラスにシャンパンを注いでいく。
「そうでしたか・・・次作があるとしたらまた敵同士ですわね、ブラックローズ」
「そのようね、クリスタルレモン」
二人の間にふと視線が交錯した。
「さて、それでは僭越ながら最後に妖女虫と化した私、ホタルナが乾杯の音頭を取らせていただきますね」
ホタルナがすっと立ち上がると、テーブルを囲んでいた面々も立ち上がる。
「それでは、『正義の女戦士クリスタルローズ』の終了と『舞方雅人の趣味の世界』の一周年を・・・」
「ホタルナ、後者は無用よ。地上人のくだらないブログのことなど構うことは無いわ」
ブラックローズがぴしゃりと言い放つ。
「はい、ブラックローズ様。それではあらためて。『正義の女戦士クリスタルローズ』の終了を祝して、かんぱーい!!」
「「かんぱーい!!」」
グラス同士の鈴の音のような音が周囲に満ち満ちて、皆が笑顔で乾杯する。
「さあ、あとは無礼講よ。楽しくやってね」
ブラックローズが席に着き、皆も座ってめいめいに食事や会話を始めるのだった。
「ふーん・・・ここが地底帝国とやらの前線基地となったマンション?」
「そのようですわデスルリカ様」
突然現れる三つの人影。
「何者?」
即座に反応して立ち上がる妖女虫たち。
その素早さはさすがである。
「これは失礼。あなたたちに代わってこの世界に闇をもたらすもの・・・といったところかしらね」
漆黒のボンデージに銀色の鋲やチェーンがついたベルトをはめ、黒エナメルのハイヒールブーツと長手袋、それに裏地の赤いマントを羽織った妖艶な女性がそこにいた。
その両脇に控えるように立っているのは、全身を漆黒の全身タイツで包んだ若い女性と黒レオタードに身を包んだ少女。
二人も中央の女性と同じく妖艶さを漂わせている。
「私たちに代わって?」
ブラックローズも立ち上がる。
「ええ、私は大いなる闇のしもべデスルリカ。この二人は私の可愛い闇の女たち。レディアルファとレディベータよ」
「うふふ・・・よろしく。妖女虫の皆さん」
「これからは私たちが闇を広げてあげるわ。あなたたちの出番は終了」
無邪気な笑顔を浮かべながらも、いつでも力を発揮できる体勢であるのは間違い無いだろう。
これはもしかして一触即発か?
「ふふふ・・・そうは参りませんわ・・・」
新たな声が部屋に響く。
「今度は誰?」
ドクガナが声の主を探るが、気配をまったく感じない。
「我が名はゼーラ。この世界は光が支配するわ。さあ、闇を払いなさい。ホーリードール」
『『はい、ゼーラ様』』
抑揚の無い声が続き、部屋の片隅に光が膨れ上がる。
「何事?」
「ブラックローズ様!!」
「騒ぐな!」
うろたえる妖女虫たちを叱咤するブラックローズ。
やがてその光の中から青と赤のミニスカート型のコスチュームに身を包んだ二人の少女が現れる。
「また・・・何なのこの娘たちは?」
三崎聖夜もあきれたようにつぶやいた。
あまりにも幼い少女たちではないか。
先ほどのレディベータといい作者はロリコンに違いない。
「いくよ、ドールアスミ」
「ええ、ドールサキ」
無表情にレイピアとスタッフを構える少女たち。
「デスルリカ様、ここは狭すぎます。いったん外へ」
「私が時間を稼ぎます。ブラディサイズ!」
身長の倍はあろうかという大きな鎌を呼び出すレディベータ。
「その必要は無いわ、レディベータ。一緒に来なさい」
「あ、はい。デスルリカ様」
レディベータとレディアルファはすぐにデスルリカのそばによると、闇が彼女たちを包み込む。
「逃がさない」
「追いましょう。ドールサキ」
すぐに二人の少女も光に包まれて姿を消す。
「ふん、面白い連中だな」
早々にグラスを開けてブランデーを楽しんでいるゲドラー。
雛美がその足元にはべってお世話をしている。
「面白すぎですわ。また収拾がつかなくならなければいいですわね」
「それにしても光も闇も新たな連中が出てきたとは・・・しばらく様子を見なくてはならないわね」
聖夜が消え去った二人の少女のことを思う。
あのような少女に戦わせていると知ったら、クリスタルの聖女はなんと思うだろうか・・・
「うふふ・・・ええ、しばらくは様子見ですわね。ですが、あのような連中をのさばらせてはおきませんわ。いずれ地上は我が地底帝国のもの。その日に備えて力を蓄えておきましょ」
ブラックローズは妖しく笑みを浮かべるのだった。
沙弥香
うーん、なかなか・・・
舞方さんはギャグだとおっしゃいましたが、三崎聖夜が出てくるあたりから萌え萌えしてしまいましたわww
やっぱり聖夜の妖女虫化、見たかったですわねww
クリスタルローズ2ではぜひお願いしますね<(_ _)>
重ね重ねですが、完了、お疲れ様でした。
7月20日 0:00
metchy
まさかのクリスタルローズとホーリードールのコラボレーション!!
といっても、ホーリードールの連中は勝手に出てきて勝手にどこかに行ってしまいましたね。
クリスタルローズの主要メンバーによる座談会?いいですね。ホタルナが講釈をつけて自らのHP1周年を記念しようとして、ブラックローズ様が「くだらないブログ」と落とすところがにくい演出ですごく気に入りました。
ところで、地底の国のアルコールってどうなんでしょうかね・・・。自分は下戸なんですが、なんとなく気になってしまいました。やはり、虫を・・・(以下略)。
余計なことは置いといて、楽しませてもらいました。
7月20日 13:42
漆黒の戦乙女
ぼろくそに言われてますねw
ホーリーローズの面々の乱入に学園長も登場なんてサプライズですね
笑わせていただきました
本日ジャスブレを買ってきました…メッセージ飛ばしまくりで全部エンディング見ちゃいましたが、自分的にはどうなんだろうと思ってしまいましたね
2はどうかなぁ
7月20日 21:52
舞方雅人
>>沙弥香様
モエモエしていただいてよかったですー。
クリスタルローズ2は多分無いと思いますよ。ww
でも、私自身はいつでも彼女たちに会いたいと思っていますけどね。
外伝的なものをいずれは書くかもしれませんね。
>>metchy様
あははは。
確かに勝手に出てきて勝手に去りましたね。
楽しんでいただいたようで何よりでした。
地底帝国のアルコールは木の根や虫などを発酵させたりしたものじゃないでしょうか。
きっと地上侵略の目的は美味しいアルコール飲料を手に入れるためだったりして。(笑)
7月20日 21:55
舞方雅人
>>漆黒の戦乙女様
笑っていただいて嬉しいですー。
こういった文章は自分も楽しんで書けますからね。ww
ジャスティスブレイドですか?
2は・・・微妙ですー。
7月20日 21:57
- 2006/07/19(水) 21:37:14|
- クリスタルローズ
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一周年記念としてSSを投下しますねー。
クリスタルローズの最終話をお届けします。
二年越しの作品でしたが、これで一応のケリといたします。
皆様に本当に愛された作品でした。
完結できることは私にとっても喜びです。
本当にありがとうございました。
いずれクリスタルローズ全話、掲示板のほうに掲載いたしますね。
それでは最終話、お楽しみ下さいませ。
10、
保健室の扉が開く。
律華が入ってきた音だわ。
私はベッドのところのカーテンを閉めて、様子を窺う。
「あら? どうしたのかしら?」
佐藤養護教諭の声がする。
心なしか妖しさを含んでいるように聞こえるのは気のせいかしらね?
「あ、はい、少し保健室で休んできなさいって言われちゃいまして・・・」
自信を喪失したような律華の声。
もう何を信じていいのかわからずに、混乱しているに違いないわね。
うふふ・・・
上手くやりなさい。
「あらあら、風邪でも引いた? 熱はあるの?」
ゴトゴト音がする。
きっと椅子に座って愛子に向き合ったのね。
「いえ、熱はないです。風邪じゃ・・・ないと思います・・・」
「ふーん、それじゃお腹が痛い? あの日かしら?」
「ち、違います。違うんですけど・・・」
いつになく歯切れの悪い律華。
私は戸惑いを浮かべている律華に笑みを浮かべる。
「ああ、ごめんなさい。先生が悪かったわ。そこのベッドを使っていいわよ。オナニーするんでしょ」
「えっ?」
愛子の申し出に息を飲む律華。
きっと驚いた顔をしているに違いないわね。
「違うの? 教室でするのが恥ずかしくてここに来たんでしょ? まだまだ多いのよね、そういう娘」
「あ、そ、それって、ここへオ、オナニーしに来るんですか?」
「もちろんでしょ。女はいつでも淫らにいやらしく。授業中のオナニーは当たり前なのにね」
うふふ・・・いずれそうなるかもしれないわね。
我が地底帝国が地上を支配した暁には、地上人は家畜として管理してやらなくてはならないわ。
そうなれば発情もコントロールしてやらないとね。
「で、でも、縁根先生はオナニーしていたら保健室で休んできなさいって・・・」
「本当? それは困ったものね。縁根先生はオナニーの大切さがわかっていないんだわ。私から教頭先生に言っておきますね」
「あ、はい、お願いします」
異常な会話を当然のように行なっている二人。
私は楽しくて仕方がない。
「それでどうするの? このまま教室へ戻る? せっかくだから気持ちよくなってからにしなさい」
「はい。ベッドを使わせてもらいます」
何のためらいもなく言い切った律華。
あとは最後の仕上げのみ。
ぎしっと音がする。
ベッドのスプリングが軋んだ音。
隣のベッドに律華が躰を横たえたのだろう。
「カーテンはどうする? 先生としては早く慣れるためにも開けたままの方がいいと思うけど」
「あ、はい。開けたままでします」
あらあら・・・律華ちゃんたら本当にいやらしい娘なんだから。
私はそっと魔獣の核を用意して、そのまま気配を殺している。
オナニーをすることに気を取られている律華なら気が付きはしないでしょう。
「ああ、よかったら使う?」
何かをベッドに放り投げたのか、乾いた音が聞こえてくる。
「あ、えっ? これって・・・」
「ローターよ。使ったことない?」
うふふ・・・用意がいいこと。
「な、ないです・・・」
律華はきっと真っ赤になっているでしょうね。
「あそこに当てると気持ちいいわよ。使って御覧なさい。もちろん清潔よ」
「あ・・・はい。ありがとうございます」
律華がローターを手にしたのだろう。
ブーンと言う低い振動音が聞こえてきた。
「ん・・・は・・・あぁ・・・」
艶めかしい声が流れ始める。
私は静かに仕切っているカーテンを開け、隙間から律華の痴態をのぞき見る。
「んん・・・あん・・・ああん・・・」
スカートを捲り上げた律華は静かな振動音を股間付近から奏でていた。
机に向かって何かの作業をしている愛子は、できるだけ無関心を装っているものの、彼女の手も股間に伸びているのを私は見て取った。
「ああ・・・ん・・・きも・・・ち・・・いい・・・」
律華の躰がじょじょにしなり、足がぴんと伸びて行く。
手の動きが小刻みになって、振動音もくぐもったりはっきり聞こえたりと変化する。
「あ・・・あはぁ・・・イ・・・イッちゃう・・・よぉ・・・」
そろそろ頃合いのようね。
私はそっとベッドから抜け出すと、隣のベッドに近づいた。
目を閉じて快感をむさぼっている律華は私にはまだ気付いていない。
私はその柔らかそうな唇にそっとキスをする。
「えっ? ひえっ?」
キスの感触に目を開けた律華は、目の前に私を認めて驚いていた。
「くすっ、気にしなくていいのよ。楽しみましょう」
私はセーラー服の上から可愛らしい胸に両手を添える。
そのまま優しく揉み解して更なる快感を高めてやるのだ。
「あ、はあん・・・はん・・・」
そっと目を閉じてあえぎ声を発し始める律華。
股間に伸びた手は休むことなく小刻みに揺れている。
私は律華の首筋から耳のほうにかけて舌を這わせ、耳たぶを甘噛みしてあげた。
「ひゃん」
律華の躰がビクッと跳ねる。
うふふ・・・可愛いわ。
私はそのままセーラー服の上着を爪で切り裂き、白く可愛らしいブラジャーも真ん中で切り裂いた。
プルンと言う擬音がそのまま当てはまりそうな形の良い律華の胸がはじけ出る。
私はそのまま硬くしこった乳首を親指の腹で刺激する。
「はあぁぁん・・・せ、先生・・・」
「なあに、律華」
私は律華の胸に口を付けて、乳首の先端を舌で転がす。
「は、ひゃん・・・はん・・・か、感じるよぅ」
「気持ちいいでしょ。いいのよ、遠慮なくイッちゃいなさい」
「は・・・はい・・・」
律華の律儀な性格か、きちんと返事をすることに私は苦笑する。
私は舌で舐りながらもう片方の胸を左手で愛撫する。
もちろん右手は律華の股間に伸ばし、ローターを操る手に添えてあげることも忘れない。
「あ・・・ああ・・・イ、イッちゃうよぉ」
「うふふ・・・そう、それじゃいいものを上げるわね」
私は用意していた魔獣の核を取り出して口に含む。
「いい・・・も・・・の?」
「ええ、そうよ。可愛い律華がうんと気持ちよくなれるお薬みたいなもの。さあ、口を開けて」
「あーん・・・」
素直に可愛らしい口を開ける律華。
目を閉じて口を開ける様はまるで雛鳥のよう。
私はそっと律華の口に口付けをして、魔獣の核を押し込んでやる。
そしてそのまま舌を絡めて唾液を流し込む。
「ん・・・んぐ・・・」
律華ののどが上下して魔獣の核が滑り落ちて行く。
「うふふ・・・さあ、イッちゃいなさい」
私は口を離すと、魔力をそっと流し込む。
微弱な快楽をもたらすものだから、シールドは反応しない。
「ふ・・・ふあぁぁぁぁぁぁぁ・・・」
すぐに律華は背中を浮かせてつま先を丸めて行く。
躰がビクビクと震え、絶頂に達したようだった。
ぐったりと力を失う律華。
やがてどす黒いオーラが律華の周囲に巻き起こる。
じわりと黒い染みが律華の胸に現れる。
変化が始まったのだ。
新たな妖女虫の誕生。
私はその様子を高揚した気分で見つめていた。
ベッドに横たわる妖女虫。
額には触角が伸び、メガネの奥の目はアイシャドウが引かれたように黒く縁取られる。
肩から胸にかけては赤いショルダーパットをつけたような形の外骨格が覆い、茶色のレオタードを着たような腹部には股間のところに光る発光器が組み込まれていた。
背中には硬い翅、両手両脚は黒いロンググローブとブーツ。
澤崎律華は新しい妖女虫ホタルナに生まれ変わったのだ。
やがてホタルナはゆっくりと上半身を起こして起き上がる。
彼女は顔にかかっていたメガネを煩わしそうに取ると、おもむろにそれを握りつぶした。
「うふふふ・・・気持ちいい。なんて素晴らしいのかしら。私は妖女虫ホタルナ。地底帝国に栄光あれ」
立ち上がって自分の両手を見下ろすホタルナ。
変化した両手に思わず笑みが浮かぶ。
「うふふ・・・おめでとうホタルナ。これからはあなたも地底帝国の一員よ」
「はい、ブラックローズ様。一刻も早くこの世界を地底帝国のものに」
頭を下げて一礼するホタルナ。
「おめでとうございます、ホタルナ様」
愛子も跪いてホタルナに頭を下げた。
当然のこと奴隷人形は妖女虫などよりも下層の存在。
下僕虫すら奴隷人形に比べれば上位の存在なのだ。
「ありがとう、佐藤先生。今度はあなたを可愛がってあげるわね」
ホタルナが微笑む。
その笑みは妖しく、美しかった。
いつの間にかチャイムが鳴っていたのだろう。
廊下が騒がしくなっている。
「どうやら授業が終わったようね。姿を変えた方がいいわ」
「はい、ブラックローズ様」
律華はすぐに魔力を使い自らの躰を変化させる。
すぐに今までの澤崎律華がそこに立っていた。
「ハア・・・こんな姿になるなんていやですね」
思わずため息をつく律華。
人間の姿などいやなのだ。
「大丈夫よ。もうすぐ世界は地底帝国の物になるわ。あなたたち三人が私とともに地上支配に手を化してくれればね」
「もちろんです、ブラックローズ様。早くくだらない人間どもを支配したいです」
律華は胸に手を当てる。
これで戦力は整ったわ。
あとは・・・
ノックの音がする。
「あ、はい?」
「失礼します」
愛子が返事をすると、一人の女性教師が入ってきた。
「縁根先生」
「君嶋先生? ここで何を?」
私も驚いたが、縁根先生はもっと驚いたようだ。
メガネの奥の目が驚愕に見開かれている。
「私は佐藤先生にちょっと相談を・・・縁根先生は?」
「私は澤崎さんの様子を見に来たんですわ。まったく・・・」
授業中の事を悪夢として振り払おうとしているのか、頭を振る縁根先生。
ふん、くだらない女だわ。
「もう、すっかりよくなりました。縁根先生」
私の影から姿を現す澤崎律子。
もちろんその姿は先ほど変えられている。
「ふう・・・澤崎さん。あなたのような方があのような・・・あ・・・」
私の顔を見る縁根先生。
私は意地悪く黙って微笑んだ。
「あのような・・・何ですか?」
律華もニヤニヤと笑いながら先を促す。
どうせこんな女は生かしておいても意味が無いし・・・構わないか・・・
「それは・・・その・・・あのような・・・淫らな・・・」
言っている本人が赤くなっている。
お堅いオールドミスはセックスもオナニーも嫌いなのかしらね?
「淫らな・・・何ですか?」
愛子に借りていたピンクローターをこれ見よがしにもてあそぶ律華。
残虐な思いが浮かんでいるようね。
「あ、あなた、何を持っているの?」
縁根先生は驚いてふるふると震える指先でローターを指差している。
「クスッ。これですか? 怨恨先生は使わないんですか?」
律華はスイッチを入れてローターを振動させる。
ブーンという低い振動音が保健室に広がった。
「つ、使うわけが・・・」
怨恨などと呼ばれたことすらも気が付かないらしいわね。
バカな女。
「うふふ・・・そんなことだからお堅い怨恨先生はいつまでも結婚できないんですね」
「な・・・」
わなわなと震える縁根先生。
私も笑いを禁じえないわね。
「あなたは何を言っているかわかっているの? 授業中にあんなことをして。恥知らずな!」
「あーあ・・・クスッ、ねえ、ブラックローズ様。この女、殺してもいいですか?」
あきれたように律華が言う。
私は黙ってうなずいた。
いい加減この女ともおさらばしたいものよね。
「構わないわ。存分になさい」
「ありがとうございます。ブラックローズ様」
にっこりと微笑む律華。
もはや妖女虫としての思考に変化している彼女にとって、人間とは無価値な下等生物なのだ。
「あ、あなたたちは一体? 一体何の話をしているの?」
じわっと恐怖がこみ上げてきたのだろう。
いつもなら教師としての権威が彼女を保護し、こんな少女におくれを取るようなことは無いのだろうけど、妖しく微笑む律華は彼女をはっきりと見下しているのだ。
そのことが彼女をして恐怖を感じさせている。
「うるさいわよ」
ゆっくりと両腕を組んだ律華が前に進み出る。
「あ、あなた・・・一体・・・」
じりじりと後ろに下がる縁根百合子。
だが、いつの間にか入り口に立っていた愛子がかちゃりと鍵をかける。
「ヒッ」
その音にすらビクッと躰を飛び上がらせる。
哀れなものね。
でも、くだらない人間らしいわ。
生かしておく価値も無い。
「さ、佐藤先生、き、君嶋先生・・・」
救いを求めるように私と愛子をきょろきょろと目で追う縁根。
もっとも、ここであなたを救うものなど居はしない。
「うふふ・・・逃げられませんわ、縁根先生」
ニコニコしながら入り口の扉にもたれかかる佐藤愛子。
長い白衣が妙に色っぽい。
「ふふ・・・あなたには生まれ変わった私の姿を見せてあげるわ」
「生まれ変わった?」
目の前の少女を恐る恐る見つめる縁根。
その目が見る見るうちに見開かれていく。
魔力が律華の周囲にわだかまる。
それが晴れた時、そこには一体の美しくも妖しい妖女虫が立っていた。
「あ、あああ・・・」
「うふふ・・・これが私。妖女虫ホタルナよ」
「ば、化け物・・・」
ヒュッという風を切る音がして、縁根の言葉を妨げた。
「ひあっ」
頬を張られて床に転げる縁根百合子。
スカートがまくれ上がり、ストッキングに包まれた太ももがあらわになる。
「お黙り。下衆が」
腰に手を当てて立ちはだかるホタルナ。
私はベッドに腰を下ろして成り行きを見守ることにした。
どうせ殺すなら楽しみたいものだわね。
「あ、あああ・・・た、助けて・・・」
張られた頬を押さえつつ、哀れっぽくホタルナを見上げている縁根。
その股間から恐怖のあまり湯気が立つ。
「うふっ、あはははは・・・ぶざまなものねぇ。あなたそれでも教師なの?」
ホタルナの右足が縁根の脇腹を蹴りつける。
「ゴホッ」
体をくの字に折り曲げ苦しむ縁根。
「あはははは・・・」
口元に手を当ててホタルナは高笑いした。
「佐藤先生? 開けてくれませんか?」
ノックの音と同時に声がする。
あの声は・・・
「あ、た、助けてー!」
死に物狂いの縁根が大声を出し、ドアに向かう。
結界を張ったのが逆効果になったみたいね。
私はすっと立ち上がる。
「佐藤先生? 佐藤先生?」
どんどんとドアがノックされる。
「助けて、助けてー」
這いずりながら大声を上げる縁根。
だが、ホタルナがつかつかと近寄り、その足を踏みつける。
「おとなしくしなさい」
「グギャッ」
ゴキッと言う音がして縁根の左足が折れる。
「どうしますか? ブラックローズ様」
愛子が困惑した表情で私を見る。
だが、私は何も言う必要はなかった。
保健室の扉が打ち破られ、一人の人影が入ってきたのだ。
「三崎・・・聖夜」
私は現れた人影を凝視する。
予想通りと言って差し支えない。
「ああ・・・が、学園長・・・」
顔を涙でくしゃくしゃにしながら、すがるような目で三崎聖夜を見上げている縁根。
まったくぶざまなもの。
「縁根先生・・・これは・・・」
保健室に入り込む三崎聖夜。
その身ごなしに隙は無い。
「新たな地底帝国の魔獣ですか・・・」
「魔獣? 違いますわ、学園長。彼女は魔獣をはるかに超えた存在。妖女虫ホタルナですわ」
私はまっすぐ三崎聖夜を見据える。
いまさら君嶋麻里子で通すつもりも無いし、クリスタルレモンは排除すべき存在だ。
私は思念を送り、すでにドクガナもムカデナもこちらに向かっている。
クモーナには遊撃の位置にいてもらおう。
万が一の時には退路を確保しておかなければならないのだ。
もっとも、その心配は必要無いでしょうけど。
「妖女虫ホタルナ・・・なるほどね。あなたが悪に魂を売り渡したのは仲間を増やすためだったというわけ?」
すっと身構える三崎学園長。
さすがにクリスタルレモンとしての躰の記憶は確かというわけか。
「うふふ・・・仲間を増やしたのは目的達成のためですわ。地上支配という目的のためのね」
「正義のクリスタルローズも地に落ちたものね。あなたをクリスタルの戦士に選んだのは失敗だったということか・・・」
じりじりとホタルナと私を牽制しつつ縁根のカバーに入る学園長。
「早く逃げなさい、縁根先生」
「は、はい・・・」
ひいひいと這いずりながら保健室を出て行く縁根。
まあいいでしょう。
どうせ長いことは無いわ。
「ブラックローズ様・・・」
足元の獲物に逃げられたホタルナが指示を請う。
私は黙って手で制した。
あんな女はいつでも始末できるのだ。
「ブラックローズ? それが地に落ちたあなたの名前というわけね?」
「ええ、私はブラックローズ。地底帝国の女戦士」
私は魔力を解放する。
黒と赤のボンデージ状の外骨格が私の躰を覆って行く。
素晴らしい私の躰。
いつもこの姿で居ることができるようになるのも、そう遠くは無いだろう。
「クリスタルパワー!」
三崎聖夜がペンダントを取り出し、高く掲げる。
ペンダントの魔力が解放され、それが巻きつくように聖夜の躰を覆って行く。
やがて魔力の渦の中から、パープルのミニスカート型のコスチュームとヘルメットに身を包んだクリスタルレモンが姿を現した。
******
「ふん、それでどうしたというのだ?」
ソファーにもたれてグラスを傾けているゲドラー様。
私は床に腰を下ろし、うっとりとゲドラー様の股間の屹立を眺めている。
天を突き刺すようなその姿は、私の心をわしづかみにして離さない。
「うふふ・・・クリスタルレモンなど、私たちの敵ではありませんわ」
私はそっとゲドラー様の肉棒に指を這わせる。
じわっと熱が伝わって、指先が熱いわ。
「私が手を下さずとも、ホタルナ、ムカデナ、ドクガナの三人で充分楽しませていただきました」
「ふん、そうだろうな・・・お前たちは魔獣とは比べ物にならない力を持っているからな」
からんとグラスの氷が音を立てる。
ゲドラー様も私に触れられてお喜びのよう。
私はそっと顔を近づけ、硬くなっている先端にそっと口付けをする。
「ええ、散々いたぶらせていただいたのですが・・・」
「最後の最後で逃げられた・・・そういうことだな」
私は黙ってうなずいた。
ゲドラー様のおっしゃる通りなのだ。
クリスタルレモンは確かに戦士としての力は侮れない。
しかし、私たち妖女虫の三体が力を合わせれば、クリスタルレモンには勝ち目など無かった。
それを私たちは過信しすぎたのだ。
「傷だらけになり、ぼろぼろのクリスタルレモンは最後にクリスタルの力を全て解放するつもりだったようです」
「キチク将軍と相討ちしたあのパワーの解放か・・・」
「はい・・・」
私はゲドラー様と皇帝陛下に対する申し訳なさでいっぱいになる。
それと同時に、ゲドラー様のこの肉棒を味わいたくてたまらない。
「ゲドラー様・・・その・・・味わっても・・・よろしいですか?」
私は多分おびえたような目をしているのだろう。
事実私は恐れていた。
不手際を責められ、この素敵な肉棒を味わうことができないのではないかということを・・・
「ふん、いいだろう」
「ああ・・・ありがとうございます」
私はすぐに一礼して感謝の意を表わした。
嬉しい・・・
とても嬉しいわ。
私はゲドラー様の肉棒をすぐにその口でくわえ込む。
舌を絡めて唾液をまぶし、その熱い肉棒を味わうのだ。
「おうっ、むう・・・だが、クリスタルレモンがパワーを解放する前に、離脱したというのか?」
「んちゅ・・・ちゅるっ・・・は、はい。ぼろぼろになったクリスタルレモンの躰を光が包み込み・・・んちゅ」
私は舌を這わせ、サオを舐めまわしつつ答える。
その不自由さが従属を感じさせ、私の官能に火をつけて行く。
「ふん、クリスタルの光か・・・」
「ちゅるっ・・・ぴちゅ・・・はい・・・彼女は自ら意図してではないようでしたが・・・彼女はクリスタルの聖女の代理だったのです・・・ああん・・・」
私は右手でゲドラー様の肉棒を持ちながら、左手が股間をいじり始めるのを止められなかった。
すでにじっとりと濡れたそこは、外骨格のカバーの隙間からも愛液が滴り落ちており、床にはしたない染みが広がっている。
「クリスタルの聖女の・・・おおうっ・・・代理だと?」
「はいぃ・・・先の戦いでクリスタルの戦士たちは・・・クリスタルポピーにその力を集約し、パワーを解放することでキチク将軍と相打ちになったあと・・・はあん・・・どうやらクリスタルポピーは消滅しアップル、ストロベリー、レモンの三人は力を失いました」
これは多分に推測が含まれている。
でも、戦闘の最中に彼女が言っていたことからも、この推測はほぼ正しいはず。
「クリスタルの聖女は・・・比較的力を残していたクリスタルレモンを通じ、新たな戦士を探し出したのですわ・・・ひゃあん」
私の躰がびくんと跳ねる。
ゲドラー様のつま先が、私の股間に入り込んできたのだ。
私のあそこはもうグチョグチョで、指を出し入れするごとに水音すら立てている。
「ふん、それがお前たちということか・・・」
ゲドラー様がニヤニヤしながら私を見下ろしている。
それだけで私はもうたまらない。
ゲドラー様ぁ。
私はゲドラー様の肉棒を思いっきり頬張った。
「ふぁい・・・ほうれふぅ・・・」
ジュプジュプと頭を上下させ、のどの奥まで突き通す。
にじみ出た先走りが、唾液と絡まり口中に広がって行く。
美味しい・・・
私は夢中で頭を上下させた。
「おおうっ・・・いいぞ、でるっ! ううっ」
私の口の中でゲドラー様がはじけ飛ぶ。
のどの奥を貫くようなほとばしりに私の躰は震え、めくるめく快感が私の躰を走り抜けて行く。
「ふぁあ・・・あ・・・イ・・・っくぅ」
私の指が敏感なところを擦りあげ、私は頭が真っ白になるほどの絶頂にその身を任せていた。
「ふん、奴らは再度新たな戦士を結集するつもりか・・・」
「はい、そう思われます」
ゲドラー様の隣に座らせられ、肩を抱いてもらっている。
この瞬間の幸福は何物にも代えがたい。
「全てを失うわけには行かないクリスタルの聖女が、最後にクリスタルレモンを連れ去った・・・そういうことだな」
氷の解けてしまったグラスを空にするゲドラー様。
私は寄り添うようにゲドラー様の肩に身を任せる。
「はい・・・奴らは再び新たな戦士を投入してくるはずです。私がさっさととどめを刺さなかったばかりに・・・申し訳ありません」
「ふん、気にするな。そう簡単には行かないことは皇帝陛下もご承知だ」
ゲドラー様の手が私の髪の毛を梳いていく。
「これでクリスタルが一揃い手に入ったのだ。このやり方が効果を持つこともはっきりした。クリスタルなど恐れることは無い」
「はい・・・」
「これからも我が片腕として働いてもらうぞ、ブラックローズ。我と皇帝陛下のためにな」
ゲドラー様が私を抱く腕に力を込めた。
「はい。ブラックローズは未来永劫皇帝陛下とゲドラー様に忠誠を誓い、地底帝国のために尽くしますわ」
私は笑みを浮かべると全てを捧げそう誓った。
END
沙弥香
きゃあ!
きゃあきゃあきゃあ!
まさかこちらでクリスタルローズが読めるとは思ってもみませんでしたわ!
うーん、今日はこの一年で一番素敵な日かも!
じーっくり読んでこれから萌え萌えしますぅ~ww
これからも頑張ってくださいね!
7月16日 20:45
metchy
クリスタルローズついに完結しましたね。
正義の戦士総悪堕ちというシナリオもいいですけど、正義の戦士が一人or二人逃げ帰って、新しい戦士を補充して体制を整えようとするエンディングというのもいいですね。
新たに選ばれた戦士が同じように地底帝国によって妖女中にされ手駒にされる。そういう妄想が浮かんできますね。
いくつものSSを同時進行するのは大変だと思いますが、これからもめげずに頑張ってください。期待しています。
7月16日 22:05
漆黒の戦乙女
こっちで読めるなんて私も驚きですw
クリスタルの聖女側は戦いはこれからだ…な感じですね
あの後学校はどうなったのか…とは言ってもきっと支配されたんでしょうね…何人生き残ったんでしょうね
これからもがんばってください
7月16日 22:06
空風鈴ハイパー
おおー来ましたねー。
舞方さんの作家としての代名詞とも言えるクリスタルローズですねー。
先日1周年記念になにかするって仰ってたんで、もしや?と期待してたんですが、とうとう完結ですか・・・。
待った分(笑)喜びもひとしおです。
やっぱり、どんなSS見ても、私にとってベストキャラは
「ブラックローズ様」
ですねー。私的に、今までこの御方を超える存在には巡り合えてないです。
野郎の私ですから、アウトですが、下僕虫でもいいから御仕えしたい!ってぐらいですね(笑)。
こういう終わり方もいいですね。霊姫やった後だけに、続編への引きかと勘繰ってしまいます(笑)。
でもやっぱ
「敵・すなわち堕とす相手あっての悪の存在」
ですもんね。「全てを黒に染めて、でそこから・・・」っのは「宇宙の果てはどうなってるか?」考えるみたいで、想像が及ばなくなってしまいますけど、こういう形で
「とりあえず悪の勝利、しかし生き延びた光の戦士は・・・」
みたいな「妄想・脳内補完の余地が残る結末」ってのはいいですねー。
今後のローズ様の御活躍を妄想しつつ、改めて御疲れ様でした。
素晴らしい作品をありがとうございました。ファンであり読者として感謝感謝です。
今後も楽しみにさせていただきます。
7月16日 23:12
舞方雅人
>>沙弥香様
ずいぶんとお待たせしちゃいましたからね。
最後となりましたが、楽しんでいただければ幸いです。
モエモエできるかどうかわかりませんが、よろしくお願いしますねー。
>>metchy様
E=MC2でも打ち切りっぽいといわれたエンドですが、私自身は決まっていたエンドでしたので満足です。
またいつかブラックローズ様たちに会いたいですね。
>>漆黒の戦乙女様
学校は支配下に置かれるでしょうね。
地上人は適度に間引くというのが地底帝国の方針ですから、多数の生徒が殺されたかもしれません。
そこらへんは非情なものでしょうね。
>>空風鈴ハイパー様
はい。
私の代名詞ともいえる代表作でしたね。
終えることができて感無量です。
今まで応援ありがとうございました。
「うふふ・・・造物主よりの命令だから仕方ないけど、本当ならお前ごときは私にふれることなどできないのよ」
私はそう言って目の前で歓喜に打ち震えている地上の男を見下ろしていた。
「ほら、私の脚よ。舐めなさい」
椅子に座った私は脚を組んで目の前の男、確か空風鈴とか名乗っていた男の前に差し出した。
ブーツ状の私の外骨格が男の目を釘付けにする。
うふふ・・・可愛いわね。
いかがですか~ww
7月18日 22:16
空風鈴ハイパー
うおお!!!スペシャルシチュSSありごとうございます!!!
読んだ瞬間から背筋がぞくぞくしてたまんないっす、思わず感謝のコメントさせていただきました。
今夜は妄想夢に「ブラックローズ様」出演決定です(笑)。
「ああ、ローズ様・・・素晴らしい御姿です・・・」
なんて感じで歓喜に打ち震えつつ御奉仕するなんて・・・わー!妄想暴走中!
失礼しましたー。でもあらためてありがとうございましたー。
7月18日 23:52
- 2006/07/16(日) 20:20:18|
- クリスタルローズ
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