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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

そして欧州は地獄を見た

先日来ちょっと読書づいております舞方ですが、「神聖ローマ帝国」「三十年戦争」と来まして、先日こちらを読み終えました。

81N0mI5-17L.jpg
飯倉章氏の「第一次世界大戦史」です。

今年はこの第一次世界大戦の休戦からちょうど100年の年。
まだ100年なんですねぇ。

1914年に始まった第一次世界大戦。
この本はその第一次世界大戦を年ごとに追っていく形で何があったのかを解説してくれます。
そしてところどころに挟み込まれる当時の風刺画が非常にいい味を出していると思います。
当時の感覚が少しはわかるような気がします。

第一次大戦は塹壕と機関銃という防御側が圧倒的に有利な状況が作り出されてしまったがために、お互いに相手の前線を突破することがかなわず膠着状態のまま人命だけが失われていく有様だったと言います。
戦車も飛行機も潜水艦も登場しましたが、まだそれらは膠着した戦線を打ち破ったり、敵国を屈服させるには力不足でした。
第一次大戦の特徴の一つは毒ガスの多用だったと思います。
一説では戦争後期では大砲から打ち出される砲弾の約半数が毒ガス弾だったとも言います。
それでも戦線を突破するのは難しかったようです。

結局各国が疲弊し、休戦という形で終わるわけですが、当時もこれは次の戦争の始まりだと感じていた人が多かったのか、風刺画でも休戦協定を結んで平和になったはずなのに、「1940年兵」と示された子供が泣いている絵が描かれていたりしたみたいです。
1918年当時にこの絵が描かれていたのはすごい。

それにしても、第一次大戦はあのNHKの「映像の世紀」でも取り上げられた戦争なので、読んでいると脳裏にあの「パリは燃えているか」のテーマソングが浮かんできちゃいますね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/06/11(月) 19:04:50|
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戦争が戦争を生み出すとは・・・

先日ブログで紹介しました「神聖ローマ帝国」に続き、同じ菊池良生先生の著書であるこちらを先日読み終えました。

41KZBSKSZHL.jpg
「戦うハプスブルグ家 近代の序章としての三十年戦争」です。
いやぁ、歴史の一戦争名として三十年戦争というのは存じておりましたが、こうまで混沌としたものとは・・・

「神聖ローマ帝国」でも書かれておりましたが、中世の欧州にとって「ローマ帝国」というものはいわば魂の根本ともいうべきものであり、「ローマ帝国」の末裔たる「帝国」があまねく世界を支配することこそが夢だったらしいです。
それを追い求めたのが歴代の「神聖ローマ帝国皇帝」だそうで、カトリックを国教とする「帝国」が欧州を支配するということを求めていくわけですが、おひざ元であるドイツ地方ですらプロテスタントの領主がいる有様ですから、当然宗教的対立が起こるわけで、あまつさえそこに「選帝侯」なる「神聖ローマ帝国の皇帝を選挙で選ぶことのできる領主」の中にすらプロテスタントの領主がいるわけですから、争いが激しくならないはずがないという。

で、最初はそうやって始まった「三十年戦争」はプロテスタントとカトリックの宗教戦争の側面が大きかったわけですが、じょじょに戦争というものを効率よく行っていくためのシステムが整備され、さらに自領の権力をいかにして広げるか、または相手の権力を妨げるかといういわば国家間の戦争へとなっていくという流れが起き、最後は各「権力の領地」が「国家」になっていくことで終結するという。
それゆえに「近代の序章」ということなんだそうです。

それにしてもすさまじいのが、戦場となったドイツ地方の荒れ方で、誰もが「三十年戦争」後半には戦争をやめなくてはと模索するものの、荒れてしまった地域の住民が生きるためには兵士となって他地域に攻め込み、そこで食料を得るしかないという状況であるため、勝手に戦争が続いていくというありさま。
まさに「戦争で戦争を養う」どころか、「戦争が戦争を生み出していく」という状況。
ドイツ地方の人口が半分になったというのもうなずける話です。

いやぁ、歴史の本って読んでいるとほんと面白いですわぁ。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/06/05(火) 18:54:05|
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証拠って出たっけ?

先日アニメの「機動戦士ガンダムTHEORIGINⅥ 誕生赤い彗星」を視聴しましたので、改めて安彦センセの漫画のほうを読み返しております。

昨日で9巻のシャア・セイラ編前編を読み返し終わったんですけど、漫画のほうではジオン・ダイクンの死がザビ家によるものっていう明確な証拠らしいものって出てないですよね。
ジンバ・ラルが「ザビ家がやったのに違いないのです」とは言ってますけど、描かれ方的にはむしろ単に睡眠不足等による過労死でしかないような。

でも、キャスバル坊やにはザビ家に殺されたという言葉が強烈にしみ込んだんでしょうかね。
その後のキシリアとの面談でも「父を殺したことはどうなるんだ」って言ってますし、彼にとっては父はザビ家に殺されたということが「事実」になっているということなんでしょうね。

まあ、その後ザビ家もキシリアが二人を消そうとしたりなんだかんだやってきているので、真っ白なわけでもないでしょうから、父亡き後に実権を握ったというだけでも充分憎むべき対象だったのかもしれませんけど。
証拠らしい証拠っていうのはなさそうだなぁと、読んでいてふと思いました。

ということで、今日は10巻を読み返しましょうかね。
それではまた。
  1. 2018/05/21(月) 18:51:02|
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神聖でもローマ的でも帝国ですらもない

講談社現代新書の菊池良生氏著「神聖ローマ帝国」を読み終えました。

神聖ローマ帝国
こちらが表紙。
もう2003年初版発行というやや古い本ではありますが、ずっと積読状態だったのをようやく読んだ次第。

以前からこの中世ヨーロッパにその名を遺す「神聖ローマ帝国」という存在は気になっていたのですが、なかなかそれがどういうものかを知る機会等がなく、どういう国家なのか知らずに来ておりました。
今回、この本を読んで、「神聖ローマ帝国」というものの大雑把な概略を知ることができ良かったです。
とても面白く読むことができました。

結局のところ、「神聖ローマ帝国」とは、あのローマ帝国のような欧州全土から世界に広がる帝国の再興を夢見たものの、それに向かおうとすればするほど国内が分裂してしまうという矛盾した存在だったのかもしれません。
その時々の皇帝も、その矛盾に非常に苦労していたように見えました。

しかし、その矛盾ゆえに実態がなくなっても「神聖ローマ帝国」が簡単に滅ぶことはなく、かえってその名前によってしばし生き延びるという奇妙なことも。
最後はナポレオンによって命脈を断たれるまで、なんだかんだと1000年近くも存在したというのがすごいですね。

次は同じく積読状態の同じ菊池良生氏著の新書「戦うハプスブルク家 近代の序章としての三十年戦争」を読みたいと思います。
楽しみー。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/05/12(土) 18:31:02|
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外れたわたしの頭のネジ

アマゾンに注文してあった洋介犬先生の漫画「外れたみんなの頭のネジ」(通称はずネジ)の五巻が到着しましたー。

はずネジ5巻
こちらが表紙。
主人公のみさきの背後に真っ赤なべへりんという、とても目を惹く表紙ですねぇ。

それにしてももう五巻とは早いものですねぇ。
先日四巻を探してうろつき回ったばかりのような気がします。

この漫画は、ネットで無料公開されている作品ですから、わざわざこうしてコミックスを買わなくてもいいわけなのですが、やはりこうして形となって手元に残るというのはいいものですよね。

ところで、私はこの作品を楽しみにしていて、きちんと毎週の更新時に読んでいるはずなのですが・・・
なぜかこの五巻では83話と84話の前後編が全く読んだ記憶がなく、この五巻を読んではじめて知った話でした。
うーむ・・・
過去四巻ではそんなことひとつもなく、描き下ろし以外は読んだ記憶があるものばかりでしたのに、なぜにこの話が記憶になかったのか?
しかも、この前後編って結構重要でショッキングな話じゃないですか。
二週にわたって読み落としていたとは考えづらいんですけど、読んでなかったんですかねぇ?
何か作品が作品なので、自分の頭のネジも外れてしまったのかもしれませんねぇ。(>_<)

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/03/13(火) 19:01:20|
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イギリス東インド会社の設立年は忘れない

その昔、まだ高校生だった舞方君に、友人は質問してきました。
「西暦1600年と言ったら何があった年だ?」
学生ですからね、よくある歴史の問題ですよ。
で、私は「1600年と言えば関ヶ原の合戦のあった年」だと答えました。
もちろんこれはこれで正解なんですけど、友人はこう言いました。
「イギリス東インド会社が設立された年だろ」と。

イギリスの東インド会社はその後の世界史的にはそれなりに影響のある話ですので、世界史的に言えば1600年はこの答えとなるのでしょう。
おかげで今でもイギリス東インド会社の設立年は覚えています。
友人の答えが印象深かったんですよねー。

このように、同じ年でも当然日本史と世界史では違うことが同時に起こっているわけですが、科目としては日本史と世界史というふうに分けられて、あまり二つを並べてみることは少なかったような気がします。
なので、昨日出かけたときにこれを見つけ、手に入れてきてしまいました。

18022101.jpg
「日本史と世界史 並立年表」です。

自分の中では日本史の出来事と世界史の出来事の同時感というのはあんまりないもので、例えば、聖徳太子が17条憲法を制定したころと、ムハンマドがイスラム教を広め始めたころがほぼ同時期とかって知りませんでしたし、鎌倉幕府の成立したころは第三回十字軍の遠征が行われていたころだなんて思いもしませんでした。

さすがに近世になってくると、日本の幕末とアメリカの南北戦争が同じ頃っていうのはわかってくるんですけどね。
お互いにかかわりが深くなってくるので。

まあ、大まかな年表ではありますけど、あると結構助かるなぁと思いました。
見ているだけでも楽しめますね。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/02/22(木) 20:40:54|
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今年も選手名鑑が出ました

今年も毎年恒例の週刊ベースボール誌の選手名鑑が発売になりました。

名鑑2018
こちらが表紙。
今年の日本ハムはドラフト一位ルーキーの清宮君が堂々登場です。
阪神は鳥谷選手ですね。
藤浪投手あたりが表紙に出てくるぐらいになってほしいのですが・・・

毎年選手名鑑は出ますけど、なんだかんだ見ると楽しいんですよね。
とくにやはり阪神と日本ハムは見てしまうわけで、今年はどうかなーと気になりますよね。
阪神ですとロサリオ選手ですし、藤浪投手ですし、大山選手だったりしますし、日ハムですとやはり清宮選手ですし、中田選手ですし、斎藤投手だったりするわけです。
斉藤投手には今年こそ周囲を黙らせるような投球をしてほしい。

今年ももうすぐオープン戦が始まります。
また、勝敗に一喜一憂する季節になりますねぇ。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/02/16(金) 18:40:29|
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「眼前の敵」というマンガを手に入れました

先日、ふとしたことからTwitterでいしいひさいち先生のマンガ「鏡の国の戦争」の話が出まして、その時フォロワーさんの方から、いしいひさいち先生の戦争ものなら「眼前の敵」もいいですよということを教えていただきましたので、アマゾンギフト券の残り金額もあったのですぐにアマゾンで中古をポチっとしてしまいました。

眼前の敵
こちらが表紙。
なんとも派手に町が燃えているのですが、実はこれは裏表紙につながると作戦地域の模型であり、そこにあーでもないこーでもないと部隊のコマを好き勝手に置いていく参謀連中の姿が。(笑)

中身は、「鏡の国の戦争」でも発揮されておりました、やる気のない軍隊の姿が目白押し。
地雷を埋めたと思えば、帰り路がわからなくなったりするわ、送られてくる食料はと言えば鯖の缶詰ばかりだとか。(笑)
司令官は寝ているところをベッドごと敵の目前に放り出され、目が覚めたら敵の捕虜になっていたとか、補充兵も老兵ばかりで、しまいには砲塔のない戦車も送られてくる始末。(笑)
もうね、これでもかとばかりに勝てる要素がない軍隊。
でもまあ、こんな軍隊相手に敵も五年も膠着状態で戦争やっているぽいので、似たり寄ったりの軍なんでしょうねー。(笑)

まあ、200本ぐらいもこんな四コマばかりですので、ある意味玉石混交で、大笑いできるものもあれば苦笑いという感じのものもあるわけですが、そのあたりは仕方ないですよねー。
それにしてもいしいひさいち先生はなんだかんだ軍を知っておりますわ。
ミリタリーオタクには笑える作品だと思います。
面白かったです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/02/14(水) 18:41:06|
  2. 本&マンガなど
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ちょっと驚き

先日来読んでおります学研の「歴史群像」誌の2017年10月号ですが、読んでいて驚いた記事が。

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古峰文三氏の『幻の「シンガポール沖海戦」』という記事なのですが、その記事によりますと、日露戦争及び第一次世界大戦時、日本は日英同盟で英国とは同盟国でしたが、第一次世界大戦後継続されることなく失効いたしますけど、その理由の一端が、英国海軍の存立にかかわる予算獲得にあったというのです。

第一次世界大戦でドイツ帝国が崩壊したことで、英国海軍は強大な敵を失ってしまいました。
戦後の軍縮を生き残り、英国海軍の維持を図るためには、強大な敵を新たに作る必要があったのですが、大西洋を挟むアメリカ海軍は国力の関係もあり強大すぎ、かといって欧州には適当な大きさの海軍を持つ国はおらず、そこで白羽の矢が立ったのが日本海軍だったということだとか。
日本海軍を仮想敵にすることで、英国海軍は規模の維持を図れるし予算も獲得できるということで、英国海軍は日本を仮想敵にしてシンガポールを要塞化するなどし、対日戦の計画を作っていったとのこと。

読んでいて「へー」と思わせられました。
正直日英同盟が持続しなかったのはどういう理由だったのかなぁと思っておりましたので、組織の維持のために仮想敵が必要だったというのはなるほどと思いました。
もちろんこれは英国海軍の事情であり、そのためだけで日英同盟が持続できなかったわけではないでしょうが、理由の一端にこういうことがあるというのは面白かったです。

近年の各国の軍事事情を見ても、軍備の維持には金がかかりますから、やはりその軍備を維持しなくてはならない理由付けがいるわけでして、強大な仮想敵を作らないとならないというのは今に通じるものがありますね。
第一次大戦後の軍縮を生き残るためには、同盟国を仮想敵にしてでも組織の維持が必要だったんでしょうねぇ。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/01/30(火) 19:18:24|
  2. 本&マンガなど
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10月号読んでます

積んである「歴史群像」誌を読んでしまおうキャンペーン実施中の舞方ですが、2017年10月号を今読んでいるところです。

rekigunn10.jpg
こちらが表紙。

今号では第一特集として「関ヶ原合戦の真実」という記事が。
ちょうどこの号が出たあたりで、映画「関ヶ原」が公開されていたことに合わせてのことかと思いますけど、まさに「通説打破」とあるとおりにこれまでの関ヶ原合戦のイメージを打ち破ってくれる記事でした。

石田三成隊や小西行長隊、大谷吉継隊などはもう合戦開始早々に崩れていたんですねー。
五分の戦いをしていたのじゃなかったのかー。Σ(°ω°)

第二特集は「死闘! サマール沖海戦」
太平洋戦争終盤の捷一号作戦において、戦艦を中核にした栗田艦隊が米軍護衛空母艦隊を主砲で砲撃したわりと知られた海戦ですが、今回の記事でもその詳細が載ってます。
今回は米軍側からの視点が中心でありますので、わりと米軍側にも混乱があったんだなということがわかりますね。
それにしても護衛空母とはいえ何隻も送り込める米軍はやはり強大です。

第三特集は「コンスタンティノープル攻防戦」
いわゆるビザンツ帝国の首都コンスタンティノープルの陥落の戦いです。
今ここを読んでいるところですが、キリスト教同士の教義の違いによる差異は強敵を前にしても乗り越えることができなかったんですねぇ。

ほかには「WWⅡ美術品争奪戦」や、「対艦ミサイル発達史」など今号も面白そうな記事がいっぱいです。
読むのが楽しみです。

今日はこんなところで。
それではまた。
  1. 2018/01/24(水) 18:41:22|
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プロフィール

舞方雅人

Author:舞方雅人
(まいかた まさと)と読みます。
北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
どうぞ楽しんでいって下さいませ。

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