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舞方雅人の趣味の世界

あるSS書きの日々

性処理用女怪人誕生

昨日予告しましたとおり、3500日記念の新作SSを一本投下いたします。

今回の作品は、悪堕ちというよりもエロ堕ちと言っていいかと思います。
短い作品ですが、お楽しみいただければと思います。


性処理用女怪人誕生

「う・・・こ、ここは?」
薄暗い部屋の中で姫原さおり(ひめはら さおり)は目が覚めた。
一瞬自分が、なぜこのような場所で寝ているのかわからなかったものの、どうやら麻痺ガスを嗅がされ、意識を失ってしまったらしい。
しまった・・・油断してしまったわね・・・
さおりは歯噛みする。
彼女は友人たちとの楽しい会合で、つい油断してしまったことを悔いた。

姫原さおりは地球防衛チームサンダーナイトの一員サンダーピンクである。
彼女を含むサンダーナイトは、地球を狙う邪悪な組織スカルダーと日夜戦い続けていたのだ。

「どうやら捕まってしまったみたいだし、とにかく何とか逃げ出さないとね」
さおりは躰を起こそうと試みる。
麻痺ガスの影響は抜け切っているようだったが、残念ながら両手両足が拘束されているようで起き上がることができない。
あちゃー・・・まずったなぁ・・・美紗子司令にまた怒られちゃう・・・
さおりの脳裏に美人だが厳しい司令官の姿が浮かぶ。
きっとまた今回のことも怒られるのだろう。
だが、それもここから逃げ出すことができてからのことだ。

さおりは両手両足の拘束を何とかはずそうともがいてみる。
だが、そう簡単に拘束が解けるはずもない。
おそらく何度試みても難しいだろう。
そうなると・・・
きっとスカルダーの連中は自分をこのままにはしておくことはないだろう。
おそらくどこかへ移送することになるはず。
もしくは牢のような場所に入れられるかも。
そのときにはこの拘束がはずされるだろう。
そのときがチャンスだ。
さおりはそう考える。
それならば、下手にもがいて体力を消耗するのは得策ではない。
今はおとなしくしてスカルダーの連中を油断させたほうがいい。
さおりは一回深呼吸をして、おとなしく横になったまま事態の変化を待つことにした。

「ふむ・・・無駄な足掻きはしないか。さすがはサンダーピンク」
重々しい足音が響き、一人の偉丈夫が近寄ってくる。
「お前は、スカルダーの指揮官ゼネラルヘル」
近寄ってきた相手が怪人クラスではなく大幹部ゼネラルヘルであることに驚くさおり。
どうやら相手を油断させて脱出というのもそう簡単ではなさそうだ。
「ほう、我のことを知っているか。地球人の情報収集力もなかなか侮れんな」
重厚な甲冑を着た男がにやりと笑っている。
黒い全身タイツを着たような躰に銀色の甲冑が重なって鈍くひかっている。
「私をどうするつもり? 人質にするつもりなら無駄なことよ」
さおりはそう言い放つ。
おそらくサンダーナイトチームはさおりを見捨てる決断を下すだろう。
人質を取られたからといって、地球を危険にさらすわけには行かないのだ。
「ふん、お前を人質にするつもりなどない」
「だったら早く殺したらどう? 私を生かしておけば、いろいろと厄介なことになるかもしれないわよ」
さおりは挑発するようにゼネラルヘルをにらみつける。
何とか相手の隙を導いて、ここから脱出するチャンスを作るのだ。

「ふん、お前を殺すつもりはない。殺すつもりならとっくに殺している」
「それじゃ私をどう・・・」
「お前たちサンダーナイトによって、我がスカルダーはずいぶんと煮え湯を飲まされた。この屈辱は晴らさねばならん」
苦々しげにさおりを見下ろすゼネラルヘル。
その目が怒りに満ちている。
「屈辱・・・」
これまでサンダーナイトはスカルダーの地球侵略の野望をことごとく打ち砕いてきた。
それは彼らにとっては相当な屈辱だったと言うことなのか。
「そうだ。だからお前には我等以上の屈辱を与えてやるのだ。もっとも・・・お前自身は屈辱と感じないかもしれないがな」
ゼネラルヘルの口元に笑みが浮かぶ。
その笑みはさおりの背中に冷たいものを感じさせるには充分過ぎる笑みだった。
「いったい何を・・・」
「クククク・・・お前には我がスカルダーの女怪人になってもらおう」
「スカルダーの女怪人に?」
スカルダーはその地球侵略の尖兵として、地球の生き物を模した怪人を投入してくるのが常だった。
主に昆虫などグロテスクな生き物が多かったが、その怪人に自分がされると言うのか?
さおりは恐怖した。
「いやっ! いやよ! 怪人になんかなるのはいやっ!」
先ほどまでの冷静さは消えうせ、必死に拘束をはずそうともがくさおり。
だが、手足を固定した拘束は全くびくともしない。
「クククク・・・改造を始めるとしよう」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!」
薄暗い室内にさおりの悲鳴が木霊した。

                    ******

「う・・・あ・・・」
どうやらまたしても気を失っていたらしい・・・
だが、今度は冷んやりとした床に横たわっていたようだ。
幸い両手両足の枷ははずされているらしい。
「ここは・・・いったい?」
先ほどと同じような問いをつい発してしまう。
もっとも、先ほどとは言ったものの、あれから何時間経っているのかさっぱりわからないが。

ゆっくりと彼女は起き上がる。
薄暗いせいかなんだか目がおかしい。
小さな画像がいくつも見えるような感じがするが、どうしたのだろうか。
思わず目をこすろうとして、彼女は自分の腕がいつもと違うよう感じることに気が付いた。
「えっ? これが私の手?」
彼女の腕は黄色の細かい毛のようなものがびっしりと表面を覆っていた。
それは腕から手の甲にまで広がっていて、節くれだった指には鋭い爪が付いている。
「えっ? な、なんなの・・・これ?」
彼女はあわてて自分の躰を見下ろした。
すると驚いたことに、腕だけじゃなく腹部以外の彼女の躰全体が黄色の細かい毛に覆われていることに気が付いた。
腹部はなにやらうねうねとした蛇腹状の皮膚が覆っており、二つの膨らんだ胸はまるで昆虫の腹のような同心円状の節で形作られていた。
背中には薄い赤と黄色の翅がたたまれており、彼女がちょっと力を入れると、蝶か蛾の翅のように広がっていく。
「い・・・いやぁ・・・な、何なのこれ・・・私はいったい・・・」
思わず恐怖に頭を抱えてしまう。
いったい自分の身に何が起こったと言うのだろう。
以前の自分はこんな姿ではなかったはずではなかったか?

「おっ、目が覚めたようだな。邪魔するぜ」
室内に入ってくる異形の影。
がっしりとした体格に黒い細かい毛が全身にびっしりと生えている。
口元はあごが左右に分かれ、額にも目があり、お尻の部分は巨大なふくらみになっている。
どこからどう見てもクモをベースにした怪人だ。
「あなたはスカルダーの怪人!」
「ああん? お前だってスカルダーの女怪人じゃねーか」
「えっ?」
クモ怪人の言葉に驚く彼女。
「そ・・・そんな・・・違う・・・私は怪人なんかじゃ・・・」
必死に否定しようとするが、なぜか自分が何者なのか思い出せない。
以前の自分は別なはずだった気がするのに、全く思い出せないのだ。
「私は・・・私はいったい?」
「ああ? なんだぁ? まだ脳改造がされていないのか? スカルダーに対する忠誠心はどうした?」
「スカルダーに対する忠誠心・・・?」
クモ怪人に言われそのことを考えた瞬間、彼女の中にスカルダーに対するとても大きな崇拝の気持ちが湧き起こる。
スカルダーの偉大さ、すばらしさ、そして自分がその一員であることの喜び。
これらがいっぺんに彼女の心に染み込んでくる。
「ああ・・・あああ・・・私は・・・私はスカルダーの一員・・・偉大なるスカルダーに忠誠を・・・忠誠を誓います・・・」
「そうだ、それでいい。お前はスカルダーの女怪人だ」
「はい・・・私はスカルダーの女怪人です」
彼女の中から先ほどまでの自らの姿に対する恐れはいつの間にか消えていた。
それどころか、彼女は今の自分の姿こそが正しい自分の姿だと認識するようになっていたのだった。

「よし、それじゃ早速頼むぜ」
「えっ? 頼むって・・・何を?」
クモ怪人の言葉に戸惑う彼女。
いったい何を頼まれているのかわからなかったのだ。
「おいおい、何を言ってるんだ? 性処理だよ性処理。俺を気持ちよくさせ抜いてくれるんだろ? お前はそのための性処理用女怪人だって聞いたぞ」
「性処理? 私が性処理用女怪人?」
彼女は驚いた。
性処理なんて言葉聞いたこともない。
だが、その言葉がとても甘美で魅力的に感じる。
それに、彼女の目はさっきからクモ怪人の股間に注がれていたのだ。
彼の性処理をする・・・
なんて魅惑的なことだろう・・・

「性処理・・・性処理・・・」
うわごとのようにつぶやく彼女。
じんわりと彼女の股間が濡れていく。
頭の中はもうクモ怪人の股間にあるもののことでいっぱいだ。
「そう、性処理だ。まずはしゃぶってもらおうか」
「しゃぶる・・・はい・・・」
クモ怪人の言いなりになって彼の元に行く。
そして彼の前にひざまずくと、彼の股間をそっと触る。
すると、今まで隠れていたクモ怪人のペニスが、むくむくと鎌首をもたげてきた。
「ああ・・・素敵・・・」
彼女は本心からそう思う。
すでに彼女は彼の性処理をすることが当然と感じていた。
なぜなら、それが彼女の存在する意味だからだ。
彼女は性処理用女怪人なのだから。

いつしか彼女は長いストロー状に伸びた口吻を器用にクモ怪人のペニスに巻きつけ、こするようにしごき始める。
「おおっ、フェラチオならぬ口コキか? これはこれでなかなか・・・」
両手で彼女の頭を鷲掴みにしながら、気持ちよさに腰を降り始めるクモ怪人。
太くたくましいペニスを口吻で絡め取ってしごく楽しさ。
それに彼が気持ちよさそうにしていることが、彼女の心を満たしていく。
彼女の口コキで彼が喜んでくれているのがうれしいのだ。
彼女は強弱をつけてクモ怪人のペニスをしごいていく。
なんて楽しいのだろう。
「うっ・・・出るぞ! うっうっ・・・」
クモ怪人のペニスの先端からドロッとした白濁液が飛び出てくる。
「きゃっ」
白濁液を浴びせられ、思わず声を上げてしまう彼女。
だが、かけられたこと自体はいやではなく、むしろなんだかうれしかった。
ねっとりとした白濁液。
彼女はそれを指で掬うと、ストロー状の口吻を伸ばしてジュルジュルと吸い取っていく。
口の奥で広がる精液の味が、なんだかとても美味しく感じられた。
「美味しい・・・」
「クケケケケ、そう感じるように改造されたってことだな」
「そうなのかしら・・・でも、いやじゃないわ・・・」
「それもそう感じるようにされていると言うことだ。さあ、四つんばいになって後ろを向けな」
「えっ? こ、こうですか?」
クモ怪人に言われ、その通りに四つんばいになってお尻をみせる彼女。
丸いお尻が魅惑的だ。
「俺はこっちの方が好きでな」
クモ怪人はそう言うと、彼女のお尻に指を差し入れる。
「ひゃん!」
思わず声を上げ背筋を伸ばす彼女。
「クケケケ、力抜けよ」
クモ怪人の指がクニクニと彼女のお尻の穴をほぐしていく。
「ひゃぁぁ・・・ひゃぁぁ・・・」
最初はいやな感じだったものの、すぐに躰は快感を感じ始め、だんだん腰を振りはじめる。
「そろそろ行くぞ。それっ」
「あひゃぁぁん」
お尻の穴に太い異物を押し込められ、甘い悲鳴を上げる彼女。
だが、彼女のお尻はすでにずっぽりとクモ怪人のペニスをくわえ込み、快感をむさぼっていく。
「いい・・・いいですぅ・・・いい・・・」
クモ怪人のピストンに合わせ、躰を前後させていく。
初めてのことなのに、なぜかすごく気持ちがいい。
「どうだ? ケツでまぐわうのもいいものだろ?」
「はい・・・いい・・・いいですぅ」
腰を振りながら彼女はそう答える。
「そういえばお前、名前はなんていうんだ?」
「名前? 名前・・・わかりません・・・思い出せない・・・ああん・・・いい・・・」
「そうか・・・だったら俺がお前に名前をつけてやるよ。そうだな・・・どうやら蛾をモチーフにした性処理用の女怪人のようだし、マゾッ気もありそうだからな。マゾメスならぬマゾモスというのはどうだ?」
「マゾモス・・・私の名前はマゾモス・・・ああ・・・私はマゾモスですぅ」
彼女の脳裏にマゾモスという名が刻まれる。
この瞬間から彼女はもう自らの名がマゾモス以外には感じられなくなっていた。
「クケケケケ・・・いい名だろう? おぅ・・・行くぞ!」
「はいぃ・・・来て・・・来てくださいぃ・・・」
次の瞬間、彼女の中に熱いものが流れ込んでくる。
そしてそれと同時に、彼女の全身を言いようのない快感が突き抜けていった。
「ふあぁぁぁぁぁぁ」
声を上げながら床に崩れ落ちるマゾモス。
あまりの快感に躰に力が入らなかった。

                     ******

「キュイーッ」
「キュイーッ」
奇声を上げ、全身黒づくめの男たちが現れた。
大きな丸い複眼をしたアリのような頭部を持ち、躰は人間の男が黒い全身タイツを着たような姿をしている。
スカルダーの戦闘員たちだ。
どうやらまたあれから少し時間が経ったらしい。
クモ怪人はいなくなったようだ。
おそらくやることをやって満足したのだろう。
戦闘員たちは三人。
皆なんとなく遠巻きに彼女を見つめているようだ。
以前の彼女ならすぐに戦闘態勢に入っただろうが、今の彼女には全くそんな気持ちは起こらない。
彼らは新たな“お客様”なのだ。
性処理用女怪人となった彼女に取り、性処理をしてあげるべき仲間たちなのだ。

「こんにちは、戦闘員の皆さん」
マゾモスはゆっくりと近づいていく。
「「キュイーッ」」
戦闘員たちは互いに顔を見合わせる。
「うふふ・・・心配しないで。私はあなたたちの性処理をする女怪人マゾモス。これから気持ちいいことたっぷりとしてあげる」
ごくごく自然に彼女はそう口にする。
先ほど以来、彼女はもう自分が何者かを理解していた。
自分は偉大なるスカルダーの一員であり、仲間たちの性処理用女怪人なのだ。
そのことが彼女にとっては誇らしく、またうれしかった。

やがて彼女は一人の戦闘員の前にひざまずく。
「うふふ・・・たまっているんでしょ? いいのよ。遠慮しないで」
彼女は戦闘員の股間をそっとなでる。
すると、全身タイツ状の股間がむくむくと屹立し、太いペニスを形成する。
「ふふふ・・・やっぱりたまっていたのね。太くて素敵・・・いただきます」
勃起したペニスを目にしたマゾモスは、すぐに口吻を伸ばして巻きつける。
そして頭を前後させて口コキをはじめた。
「キュイ・・・キュイーッ!」
彼女の頭に手を置き、腰を振りはじめる戦闘員。
その様子に、他の二人も股間にペニスを形成する。
「うふふ・・・あなたがたには手でしてあげる」
両手でそれぞれのペニスを握り、シコシコとしごき始めるマゾモス。
それだけでもう彼女自身も股間がじんわりと濡れてくる。

「キュイ・・・キュイーーーッ」
やがて次々と白濁液を放出する戦闘員たち。
その液を全身に浴び、マゾモスはとても気持ちがよかった。
すぐにストロー状の口吻で精液を吸い取っていく。
出されたばかりの精液はとても美味しかった。
「うふふふ・・・美味しい・・・今度はこっちにちょうだい」
そう言って股間を広げるマゾモス。
黄色い細かい毛に覆われた中にピンクの肉ひだが覗いている。
すでにそこはとろとろと大量の蜜を流していた。
すぐに三人の戦闘員たちは代わる代わる彼女を犯し始めるのだった。

                   ******

「ん・・・んお・・・」
ペニスをしごかれる感触がたまらない。
手コキともフェラチオとも違う感触だ。
ゼネラルヘルは自分のペニスをしごいている相手を見下ろす。
黄色の細かい毛で覆われた丸い大きな頭部に、額に生えた木の葉の葉脈のような触角がふるふると震えている。
黒くて丸い複眼は彼のペニスを一心に見つめ、口は細長いストロー状の口吻になっていて、それが彼のペニスに巻きついてしごいていた。
「ん・・・ふふふふ・・・すっかり性処理が上手くなったようじゃないか?」
「ああ・・・はい・・・私は性処理用の女怪人です。性処理は得意ですわ」
細長い口吻の先から声がする。
フェラチオではないからこそ声が出せるのだ。
「ふふふ・・・こんなことをして屈辱ではないのか?」
「屈辱? なぜですか? 私は性処理をするのが役目です。屈辱どころかとても楽しくて気持ちいいですわ」
彼の言葉に驚いたように顔を上げるマゾモス。
「それならいい。これからも皆の性処理を行うのだ」
「もちろんです。たっぷりと抜いて差し上げますわぁ」
まるで笑みを浮かべたかのように喜んでいるのがわかる。
もはや彼女は心の底から性処理用女怪人マゾモスへと変化していたのだ。
「出すぞ。うっ・・・」
びゅくびゅくと白濁液が放出され、マゾモスの顔を白く染める。
「ひゃあん」
かけられたことに喜び、すぐに指でぬぐって口吻で吸い取っていくマゾモス。
ジュルジュルと精液を味わい、飲み干していく。
「美味しいです・・・ゼネラルヘル様のザーメン最高ですわ」
満足そうにマゾモスはそう言った。

「次は下の口にもゼネラルヘル様のザーメンを味わわせてください」
床に腰を下ろし、股間を広げてみせるマゾモス。
黄色い毛で覆われた股間にピンクの性器が顔を出す。
「まあ待て。その前にお前に仲間を紹介してやろう」
「仲間・・・ですか?」
「そうだ。お前と同じ性処理用の女怪人だ。元は我らに歯向かうサンダーナイトチームの司令官を務めていたようだがな」
ニヤリと笑うゼネラルヘル。
「そうなのですか? 偉大なるスカルダーに歯向かうなんておろかですわ。でも、仲間になってくれたのならうれしいです」
「ふふふふ・・・仲良くしてやるがいい。おい、連れて来い」
ゼネラルヘルが指を鳴らす。
すると、戦闘員に左右の腕を掴まれるようにして一人の女怪人が入ってきた。
丸い大きな複眼と額から伸びた触角。
左右に割れたあご。
背中からは薄い翅がのびており、躰は黒と黄色の細かな毛に覆われている。
どうやら彼女は蜂の女怪人らしい。

「こ、ここは・・・私はいったい?」
戦闘員たちが下がると、ゼネラルヘルとマゾモスの前に一人取り残されたような形になり、不安そうな感じをみせていた。
その様子に、マゾモスはスッと立ち上がるとゆっくりと彼女に近寄っていく。
「どうやらまだ脳改造が未熟なようね。怖がることはないわ。私たちは仲間。ともに偉大なるスカルダーの一員でしょ?」
そばに寄って耳元で囁くマゾモス。
その言葉に一瞬躰を硬くし、うつろになる蜂怪人。
「仲間? 私はスカルダーの一員? スカルダー・・・スカルダー・・・そうよ・・・私は偉大なるスカルダーの一員・・・スカルダーの一員なんだわ・・・」
じょじょに生気を取り戻していく蜂怪人。
「それでいいの。あなたも私も偉大なるスカルダーの一員。そしてともに性処理用の女怪人なの」
「性処理?」
「そう。仲間たちの性処理を行うのが私たちの使命。あなたもそう思うでしょ?」
「ああ・・・あああ・・・そうです・・・私は性処理用の女怪人。皆さんの性処理を行うのが私の使命・・・」
蜂怪人にも性処理のことが刷り込まれていく。
「うふふふ・・・あなたお名前は?」
「えっ? 名前? 名前・・・わかりません。私はなんという名前なんですか?」
困惑する蜂怪人を見て、マゾモスは振り返った。
「ゼネラルヘル様、彼女に名前を与えてあげてもよろしいですか?」
「かまわん。いい名前をつけてやれ」
「ありがとうございます。うふふふ・・・あなたは蜂の女怪人。今日からはマゾビーと名乗りなさい」
「マゾビー・・・私はマゾビー・・・はい、私はマゾビーです。性処理用の女怪人マゾビーですわ」
蜂怪人の中ですべてが書き換えられていく。
もはや彼女は正義を守るサンダーナイトチームの女司令官ではない。
浅ましく仲間たちのザーメンを求める性処理用女怪人マゾビーに生まれ変わったのだ。

「さあ、早速ゼネラルヘル様にご挨拶なさい」
マゾモスに促され、マゾビーはゼネラルヘルの元へと歩みを進める。
「ゼネラルヘル様、私は性処理用女怪人マゾビーです。どうかゼネラルヘル様のおチンポを味わわせてください」
そう言ってかがみこむマゾビー。
ゼネラルヘルの股間からむくむくとペニスがそそり立ち、マゾビーの目の前に突き出される。
「ああ・・・ありがとうございます。美味しそうなおチンポ・・・いただきます」
二つに割れたあごで起用にペニスをくわえ込むマゾビー。
その様子を見るマゾモスも、次第に股間から蜜が垂れてくる。
「ああ・・・ゼネラルヘル様・・・私、ほかの方の性処理をしてきてもよろしいですか?」
「ああ、いいだろう。楽しんでくるがいい」
「ありがとうございます。うふふふふ・・・たっぷり抜いて差し上げますわぁ・・・」
複眼を潤ませ、これからのことに思いを馳せるマゾモス。
足音も高くゼネラルヘルの元から戦闘員たちのところへと向かっていく。
彼女は今、とても幸せだった。

END
  1. 2015/02/16(月) 21:07:34|
  2. 怪人化・機械化系SS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

3500日突破&SSお疲れ様です~

正統派悪堕ちではなく性奴隷展開のみに特化とは
舞方さんの作品では珍しい?

某二大メーカーの実写作品を狙えそうな感じでいいかもと思いましたです

今後もSS楽しみにしております~
  1. 2015/02/16(月) 22:26:23 |
  2. URL |
  3. g-than #-
  4. [ 編集]

SS執筆お疲れ様です。
上でg-thanさんがおっしゃっているように、
こう言う展開は珍しいかもですね。
怪人化した後の頭部が完全に人間を辞めているパターンも少ないかもしれません。

しかし自分がどうなったのか分からず戸惑っていたのが、
言葉一つで意識が書き換えられてすぐに従順になるのはGoodです。

楽しませて頂きました。
  1. 2015/02/17(火) 03:05:57 |
  2. URL |
  3. MAIZOUR=KUIH #gCIFGOqo
  4. [ 編集]

>>g-than様
コメントありがとうございますー。
おっしゃるとおり、やや二大メーカー作品を意識しましたです。
というより、イメージとして使わせていただいたという感じですね。
次の作品もがんばりますー。

>>MAIZOUR=KUIH様
はい、確かに今までの作品ですとこういう展開は珍しいですね。
私自身が多数に奉仕する性奴隷的なのがそれほど好きじゃないということもありまして、あんまり作品に出してきませんでしたから。
意識変化に関しましてはスイッチが入るような感じで考えました。
おっしゃるとおりキーワードによって書き換えが行なわれる感じです。
お読みいただきましてありがとうございました。
  1. 2015/02/17(火) 20:34:22 |
  2. URL |
  3. 舞方雅人 #fR9d3WYs
  4. [ 編集]

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北海道に住む悪堕ち大好き親父です。
このブログは、私の好きなゲームやマンガなどの趣味や洗脳・改造・悪堕ちなどの自作SSの発表の場となっております。
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